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2012年12月20日09:05
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谷氏圧勝で4選 三木氏、比例で復活 衆...
衆議院議員選挙が12月16日投開票され、 自民党が294議席と大勝し、 政権復帰を決めた。 丹波地域を含む兵庫5区では、 前回選挙 (2009年9月) で比例復活の谷公一氏 (60) =自民党、 美方郡香美町=が2位の得票の2倍以上を集め、 4選を果たした。 衆院選初挑戦の三木圭恵氏 (46) =日本維新の会、 三田市弥生が丘=は、 小選挙区で敗れたものの比例で復活当選。 民主党前職の梶原康弘氏 (56) =篠山市西岡屋=は逆風を受け落選。 日本共産党新人の平山和志氏 (59) =丹波市青垣町佐治=は票を伸ばせなかった。
■投票率
兵庫5区の投票率は、 63・48%と、 前回選挙より9・77ポイント減と大幅に下降。 丹波市は、 11・95ポイントと、 5区内で最も落ち込みが大きかった。 篠山市は8・67ポイント下降した。 前回選挙より、 有権者数は3733人減 (1%減) の35万8266人。 投票者数は3万7737人減 (14・2%減) の22万7424人。
■谷氏
投票率が大きく落ち込むなか、 強固な支持基盤に支えられ、 前回選挙から約5100票の減にとどめた。 自身の地盤の但馬の60%の票を集めただけでなく、 梶原氏と平山氏の地盤の丹波、 三木氏の地盤の三田でも37%を占め、 3地域で最多得票の勝利。 前回の政権選択選挙では自民に逆風が吹くなか、 10万9497票で小選挙区で敗れたが、 今回はそれより票を減らしての小選挙区勝利。 民主を嫌った票が維新へ流れ、 維新に票を奪われた民主と維新が並び、 大差での勝利につながった。
自民党は比例区の得票数も最多。 有効得票に占める割合は29・85%と前回選挙を1・92ポイント上回った。
■三木氏
民主批判の受け皿になった日本維新の会人気で比例区復活当選。 小選挙区での惜敗率は、 49・175と、 近畿比例区で復活当選した同党候補7人の中で最低だったが、 名簿順位が3位と上位に処遇されたことで議席を得た。 小選挙区では、 地盤の三田市で谷氏の後塵 (こうじん) を拝し、 丹波と但馬では梶原氏にも及ばなかった。
比例区では、 日本維新の会が、 三田市と猪名川町で自民党を抑えた。 また、 5区全ての市町の比例区で、 同党が民主を上回った。 有効得票の25・79%を占めた。
■梶原氏
民主批判の逆風をもろに受けた。 政権選択の追い風に乗り小選挙区で勝利した前回得票から約9万2000票減らし、 3分の1程度にまで落ち込んだ。 前回、 谷氏の倍の得票を得た地盤の丹波で55%減らし、 同じく谷氏の2倍近い得票を得た三田で73%減、 但馬で65%減った。
同党は比例区の得票も、 前回選挙より64%減らした。 前回は有効投票の44・37%を占めていたが、 17・46%まで落ち込んだ。
■平山氏
05年の郵政選挙以来、 2度目の衆院選挑戦。 獲得票数は7年前より減っているが、 小選挙区の得票率は7%と、 05年選挙の6・8%をわずかに上回った。 三田、 但馬より地盤の丹波で票が落ち込んだ。
比例区の得票は、 前回選挙より0・7ポイント減の5・6%だった。
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2012年12月20日09:05
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「耕す」社と農地契約 市島で有機農業参入
人気音楽プロデューサーの小林武史さんが代表取締役を務める農業生産法人 「株式会社耕す」 (本社・千葉県木更津市) が、 丹波市市島町下竹田で有機農業に参入するのを前に12月17日、 地元中村区と農地賃貸契約を交わした。
調印式は氷上保健センターで行われ、 小林さんと中村区の大久保純太郎自治会長が契約を交わした。 辻重五郎市長、 梅谷順子丹波県民局長も立会人として出席した。
調印式で小林さんは 「命をいただくという根幹の仕事が農業。 生き物として、 市民、 国民として、 未来の礎をつくるお手伝いができればという気持ちで参入した。 企画、 想像力という得意な分野を活かして農業活性化ができれば」 と思いを伝え、 「みなさんのお力があってこそ発展していけると思っている」 と話した。
契約は、 来年4月1日から2022年12月末までの約10年間。 自治会財産管理会所有の農地約1・4ヘクタールを借り受けた。 高知県で 「有機のがっこう 『土佐自然塾』」 塾長を務める山下一穂さんが技術指導にあたる。
農場では通年で多品目栽培をし、 一般的な野菜60―70品目を栽培する計画。 4月から半年間は土作りをする。
「耕す」 社は2010年設立。 小林さんと、 ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、 音楽家の坂本龍一さんが立ち上げた環境活動への融資団体 「ap bank」 が設立した。 木更津市内に約30ヘクタールの農場を持つ。 関西への進出は丹波市が初。
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2012年12月17日09:02
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めざせ嘱託警察犬 競技大会で好成績 山...
丹波市山南町北和田の会社社長、 中野一成さん (54) が、 県警指定の 「嘱託警察犬」 を育てようと、 1歳のシェパードのオス2頭を訓練している。 9月に福井県で開かれた警察犬種の競技大会では、 初級部門ながら優勝と3位入賞の好成績を収め、 警察犬合格をめざして練習に励んでいる。
シェパードの 「陸」 君と 「空」 君。 生後1カ月半で中野さん宅にやってきた。 両親が優秀な警察犬で、 知人から 「警察犬を育ててみないか」 とすすめられて飼うことに。
警察犬には、 県警が直接育てる 「直轄警察犬」 と、 民間で訓練を受け、 県警の審査会をパスして指定される 「嘱託警察犬」 がある。 中野さんは丹波地域には嘱託警察犬がいないと聞き、 「育ててみたい」 と考えたという。
生後3カ月ごろから小野市のラピスドッグスクールの訓練士、 西山いづみさんの指導を受けている。 訓練は週3回、 氷上町の山林地や篠山川の河川敷で行っている。 指示に従わせる 「服従訓練」 に取り組んでおり、 今後、 匂いを手がかりに捜索者を探すための 「追及訓練」 に入っていく。
警察犬を育てる場合、 訓練所に預けてしまうケースも多いが、 中野さんは 「犬と一緒に暮らしたい」 と通いの訓練を希望した。 運動やエサの管理は中野さんに任されており、 田んぼでボール投げダッシュをよくしているという。
中野さんは 「いろいろな犬を飼ってきたが、 この2頭はびっくりするくらい賢い。 空き巣予防にもなると思うので、 地域に警察犬を飼う仲間が増えれば」 と話している。
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2012年12月17日08:59
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「丹波市民美術展」作品募る 絵画・書な...
丹波市展実行委員会 (野花敏郎委員長) などが、 「丹波市民美術展」 の出品作品を募集している。 市内在住、 在勤、 在学の高校生以上が対象で、 絵画、 彫刻・工芸、 書、 写真の4部門。 応募締切は来年2月8日。 展示は2月26―3月3日、 春日文化ホールで。
応募は1部門につき1人1点で、 未発表の作品に限る。 出品料は一般1000円、 高校生500円。 作品の搬入は、 2月15―16日。 同19日午後1時から同ホールで公開審査が行われる。 絵画は高橋重幸さん、 彫刻・工芸は磯尾柏里さんと佐伯幸胤さん、 書は足立栗峰さんと中井春翠さん、 写真は前田章次さんが審査する。
市民美術展賞 (各部門1点) には5万円が、 奨励賞 (各部門若干点) には1万円が副賞として贈られる。 3月3日には表彰式と審査員による講評が行われる。
詳細は、 生涯学習センター芸術文化係 (春日文化ホール内0795・74・1050)。
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2012年12月16日09:57
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ハートフルコンサート
12月23日、 カフェ待夢 (丹波市氷上町市辺、 0795・78・9278) でコンサートが行われる。
大槻朱里さん (ソプラノ) と義積美由紀さん (ピアノ) が出演。 午後3時から (2000円、 飲み物とケーキ付き) と午後6時半から (3000円、 飲み物とオードブル付き) の2回。 各回20人限定。
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2012年12月16日09:05
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犬の記憶
いつも通る国道沿いに、 一匹の犬がいる。 小屋に三メートルほどの針金がつないであり、 その間は動けるようにしてある。 飼い主の家は事務所で、 あまり人気はないが、 餌だけは与えているようす。 スピッツの雑種らしいのだが、 あまりに汚れていて、 元が何色だかわからない。 十五年以上、 もしかしたらそれ以上見ているので、 かなり高齢かもしれない。
十年ほど前のある夕方、 学校帰りの男子中学生が、 この犬に何かを与えているのを見た。 飛びついて喜ぶ様子に 「良かった、 可愛がってくれる人がいて」 と嬉しくなった。 こちらも毎日同じ時間に通るわけではないので、 どのくらいの間、 犬と中学生との交流があったかは定かではない。 でも何度か、 犬の嬉しそうにしている姿を見た。 しかし、 ここ数年、 それも見なくなった。 その中学生も高校生になり、 もしかしたら、 この地を離れたかもしれない。
今も、 昼間はたいてい小屋に潜んでいるのだが、 夕方になると、 三メートルほどの針金の間を行きつ戻りつしている。 私にはあの中学生を待っているように見えて、 そのたびに胸が痛む。 かといって、 代わりに可愛がってやることはできない。 かなり無責任な傍観者なのだが、 犬という生きものの、 一度でも可愛がってもらった人への、 深い想いを感じて切なくなる。
元々、 私はどちらかと言うと猫派で、 猫の自由気ままな性格と行動が好きだ。 犬の飼い主に対する従順な姿は、 嬉しいけれど、 少しもの哀しい。 この犬にとって、 中学生との交流は、 生涯の最も幸福な記憶なのに違いない。
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2012年12月16日09:03
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地元勤務促して
県立柏原病院の稼働病床が12月から16床増え、 4年半ぶりに146床まで戻った。 外科系診療科で、 昨年から今年にかけて入院・手術ができる体制がとれ、 ベッドが足りなくなりつつあった。
同病院の許可病床は303床あり、 半数以上が休床。 これ以上ベッドを再開させられるか否かは、 医師もさることながら、 看護師をどれだけ集められるかにかかってくる。
大学の医局組織に所属している医師にとって病院が任期を過ごす 「派遣先」 なのに対し、 看護師にとっては、 「就職先」 だ。 選ぶ目は厳しく、 田舎の病院は敬遠されがちだ。
地元出身の看護師に地元勤務を促す、 は現時点で取り得る数少ない手立てだ。 民間病院や福祉施設、 丹波地域は、 どこも看護師が足りていない。 10年、 20年先を見通しても、 充足はないだろう。
年末年始に帰省や同窓会で、 医療関係職種の知人に出会ったら、 ぜひ地元勤務をと声をかけてほしい。 推薦入試で、 看護大学、 看護専門学校合格を決めた受験生にも、 今のうちに、 地元勤務を考えるよう話をしてほしい。今、人材を地元に集めることが、 将来の安心の礎になる。(足立智和)
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2012年12月16日09:02
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読書感想文で受賞 城南小・上坂君、八上...
「青少年読書感想文コンクール」県知事賞を受賞 城南小の上坂壮太君(5年)
城南小学校5年生の上坂壮太君が、 「第58回青少年読書感想文県コンクール」 (県教委など主催) で県知事賞を受賞した。 小学校高学年の部の代表として、 全国コンクールに出品される。 読書が好きという上坂君は、 「苦労して書いた感想文を評価してもらえてうれしい」 と喜びをかみしめている。
上坂君が題材に選んだ本は、 著名な動物学者で篠山市乾新町在住の河合雅雄さんの著書 「少年動物誌」。 ふるさと篠山を舞台にした短編集で、 河合さんが少年時代、 豊かな自然の中で織り成した動物たちとの交流を描いている。
生き物が大好きという上坂君は3年生のときにこの本と出合い、「篠山に動物学者がいるなんてすごい。 どんな少年時代を過ごせば、 動物学者になれるのかな」 と興味を持って一気に読んだという。 今年、 もう一度その本を読み直し、 3、 4日かけて感想文を書き上げた。
感想文の中で、「河合さんは少年時代からしっかりと生きものと向き合い、 その個性を見抜いている」 と驚き、 河合さんにならって、 夏休みの自由研究に 「ぼくんちのうら山生き物記録」 を作成したエピソードを披露。 「すっかりマト (河合さんの幼少期の愛称) になりきっている自分に出会った」 と書き、「僕たちに生きる力を教え、 成長を支えてくれる魅力的な自然を大切に、 学者をめざしたい」 と締めくくっている。
上坂君は、 市の読書感想文コンクールで、 1年生のときから毎年入選を果たしている常連さん。 毎日欠かさず本を読み、 毎月2、 3冊は読破するという。
県内の小中高校1267校から36万4069編の応募があった。 知事賞9人、 県教育委員会賞5人、 毎日新聞社賞9人、 県学校図書館協議会会長賞9人、 県学校図書館協議会賞40人が入賞し、 46人が佳作に選ばれた。 知事賞など15編が全国コンクールに出品される。
毎日新聞社賞を受賞 八上小の尾形美月さん(5年)
八上小学校5年生の尾形美月さんは、 高学年の部で毎日新聞社賞を受賞した。
尾形さんが題材にした 「五体不満足」 は、 スポーツライターで障がい者の乙武洋匡さんの作品。 障がいがありながらも自信を持って、 前向きに生きる自身の姿を描き、 大ベストセラーとなった。
「賞をもらえてうれしかった」 と話す尾形さんの妹も障がいがある。 乙武さんを通してあらためて妹のことを思い、 「障がいがあっても、 みんなと変わらないと思っている妹はすごいと思った」。
そんな乙武さんと妹を見ることで、 自分自身にも自信が持てるようにな
ったと言い、 「前は授業中にあまり手を挙げることができなかったけれど、 少しずつできるようにな
った。 この本に出合えてよかった」 とほほ笑む。
たくさんの人に感想文を読んでもらえるのなら、 「障がい者だからといってマイナスイメージを持つのではなく、 自分たちと同じように自信を持って暮らしているということを知ってほしい」 と呼びかけていた。
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2012年12月16日09:01
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政治不信
衆院選の投開票日を迎え、 ある言葉を思い起こす。 「最悪の政治家を決めるのは実に難しい。 これこそ最悪の奴と思ったとたん、 もっと悪い奴が必ず出てくる」。 1929年に没したフランスの政治家、 クレマンソーの言葉だ。 昨今のわが国の国政を見ていると、 悲しいかな、 この言葉の真実味が増す。 ▼孔子も、 似たような言葉を述べている。 弟子から 「今の政治家についてどう思うか」 と聞かれた際、 孔子は 「どれもこれも小物ばかりだ。 話にならん」 と切り捨てた。 はるか昔、 孔子の時代から、 政治家に対する失望感があった。 ▼そう思うと慨嘆のかぎりではあるが、 それにしても小泉元首相後、 6年間で首相が6人もかわったわが国の政治は貧弱極まりない。 多党化も政治の混迷や停滞が現われたものであり、 巷には政治に対する不信、 幻滅が渦巻いている。 ▼投票に当たって、 消去法で候補者や政党を選ばざるを得ない人も多くいよう。 消去法は後ろ向きの選択だが致し方ない。 ▼わが国では 「否定の政治」 が続いている。 国民の支持もやがて失望に変わり、 否定される。 その繰り返しだ。 否定をすることで、 発展が望めるのならば幸いだが、 発展への期待が持てない中での否定。「否定の政治」 の行きつく先はどこなのか。 そんな思いを持ちながら、 投開票日を迎えた。(Y)
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2012年12月16日09:01
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塩見需氏訃報
塩見需氏 (しおみ・もとむ=元青垣町助役、 同収入役) 12月12日午後2時、 敗血症のため福知山市内の病院で死去、 85歳。 自宅は丹波市青垣町東芦田343。 葬儀は16日正午から同市氷上町市辺220ノ2のJA会館こもれびで。 喪主は長男、 彰三 (しょうぞう) 氏。
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2012年12月16日09:01
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念願の全国初制覇 社会人男女混合バレー...
丹波市の社会人男女混合バレーボールチーム 「ブラピ」 (21人、 津田真一監督) が、 このほど徳島県鳴門市で行われた 「全国ミックスバレーボール大会」 (6人制、 新日本スポーツ連盟全国連盟主催) で念願の初優勝を果たした。 同大会には6年連続で出場しているが、 準優勝と3位を繰り返し、 あと一歩、 頂点に届かなかっただけに、 部員たちは 「今年にかけていたので、 うれしい」 と喜びをかみしめている。 また、 レシーブに活躍した同チームの前田清美さん (34) =同市氷上町横田=が、 最優秀選手賞を受賞した。
いずれも丹有1位の、 男子の 「BLACKS」 (8人)、 女子の 「PINKEYS」 (13人) の混合チーム。 19―40歳が所属し、 黒井小学校などで週2回、 練習している。
8月の県予選を2位で通過。 全国には29チームが出場し、 リーグ戦の後、 決勝トーナメントが行われた。 決勝の相手は徳島代表 「ANOC A」。 1点を取り合う接戦の末、 女子のレシーブ力と男子の攻撃力が勝ったブラピが、 セットカウント2―1で勝利を引き寄せた。
男子は3人まで出場できるルール。 全国に向け、 誰がコートに立っても戦力が落ちないように底上げをはかり、 ミスの少ないバレーをめざした。 津田監督 (38) =春日町国領=は、 「両チームとも年齢もあがってきたので、 今年が勝負と気合いを入れていた。 女子のレシーブに安定感があり、 攻撃につなげられたのが勝因。 雰囲気よくバレーが楽しめた」 と話す。
中西一也主将 (29) =篠山市畑市=は、 「大会1カ月前から練習を増やし、 『今年こそ優勝を』 という決意があり、 チームが1つの目標に向かって戦えた。 来年は連覇をめざす」 と意気込む。
最優秀選手賞を受けた前田さんは、 「とにかく、 ボールを上げようとがんばった。 試合中、 サーブカットは乱れなかったと思う。 優勝した瞬間は、 スローモーションみたいに感じて、 うれし泣きした」 と笑顔だった。
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2012年12月16日09:01
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ボーイ隊最高位の「菊章」受章 ボーイス...
ボーイスカウト篠山第1団 (平野進・団委員長) に所属する川上拳君 (篠山市乾新町、 篠山中3年) が、 日本ボーイスカウト兵庫連盟からボーイ隊 (小学5年―中学3年) での最高位、 「菊スカウト章」 を受章した。 ボーイスカウトにおける進級制度で、 幅広い知識と技能が求められる難関の章。 同団では3年ぶりの受章で、 1953年結団以来3人目。 川上君は 「目標としていた先輩を目指し、 今までがんばってきた甲斐があった」 と受章を喜んだ。
リーダーシップやメンバーシップなどの 「スカウト精神」 や、 ハイキング、 キャンピングなどの 「スカウト技能」 などの所定の項目をクリア。 十分なスカウト技能があるほか、 奉仕活動や地域社会での活動を積極的に行い、 団委員長から推薦を受けた。 その後、 阪神北地区委員長らによる面接を通過した。
川上君は小学3年生で入団。 「違う学校の人と友だちになり、 ハイキングやキャンプなどの自然での体験が楽しい」 のがボーイスカウトの魅力という。 また、 「みんなで協力することや、 一人ひとりが役割を意識して行動することの大切さを学んだ」 という。
高校生になっても続けるという川上君。 将来は 「人の目標になれる人になりたい」 と話す。
ボーイ隊隊長の畑直行さん (44) は 「積極的にしんどい仕事も先頭に立
って行い、 みんなから慕われている。 来年の日本ジャンボリー (ボーイスカウト最大の行事) や3年後の世界ジャンボリーに参加し、 さらに社会性を磨いてほしい」 と期待する。
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2012年12月16日09:00
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「キッズハウス」間伐材で制作 丹波並木...
丹波並木道中央公園 (篠山市西古佐、 079・594・0990) のボランティアグループ 「木工サポーター」 がこのほど、 子どもの遊び小屋 「キッズハウス」 を制作し、 自由に遊んでもらおうと、 公園管理事務所前に設置した。 同グループの代表、 足立輝文さん (71) =同市住吉台=は、 「つくったメンバーはみんな素人ばかりだけれど、 知恵を出し合い、 こだわりを持って作り上げた逸品。 子どもたちがこの小屋で元気に遊び回ってくれることを楽しみにしています」 と笑顔で話している。
キッズハウスの大きさは、 高さ約2メートル、 幅約1・6メートル、 奥行き約1・3メートルで総ヒノキ造り。 公園内の森林整備で切られた間伐材を活用し、 延べ1週間かけて制作した。
同公園事務局から制作依頼を受けて、 取り組んだもので、 「子どもたちはお店屋さんごっこが好き」 ということを聞き、 正面には大きなカウンターをこしらえた。 けがをしないようにと、 使用した材料のすべての角を面取りし、 丸みを持たせている。 また、 雨や日光が降り注ぐ屋根には、 耐久性を上げるため、 焼いた板を用いた。
同グループは同公園の開園と同時期の2007年に組織。 現在、 同市内を中心に神戸や大阪などから63―81歳までの14人が在籍し、 毎週月曜日に集まって活動している。 同公園内の森林活動センターに備え付けられた木工道具や工作機械を巧みに操り、 公園事務局から依頼を受けたテーブルやいす、 物置小屋、 滑り台などの遊具を制作している。 結成当初からこれまでに制作した木工作品は、 いす100脚以上、 テーブル10台以上にのぼるほか、 小屋も5棟建てている。
同公園管理事務所の松井省三課長は、 「ここは親子連れの多い公園。 利用者さんから 『木の遊具の充実を』 との声が多く聞かれることもあり、 木工サポーターに制作を依頼している。 特技を生かして、 こちらの提案を見事に具現化していただき、 本当に頼もしい存在です」 と感謝している。
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2012年12月16日09:00
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和田の認定こども園 小中学校近くに建設
丹波市山南町和田地区で、 2014年4月開設に向けて話し合いが進められている認定こども園の場所が決まった。 和田小、 中学校近く、 和田字西野々のJA丹波ひかみ旧花木センター跡地を中心に、 一部私有地を買収する。 広さ約5000平方メートル。
運営にあたるのは、 11月1日に発足した 「社会福祉法人和田福祉会」 (廣内博次理事長)。 社会福祉法人やわらぎ保育園を母体とし、 自治会長、 有識者、 民生委員ら15人の評議員 (うち理事7人) で構成している。
園の名称は 「認定こども園わだ」 に決まった。 公募したが応募がなかったため、 評議員で検討し、 他のこども園でも地名を付けていることなどから 「わだ」 とした。
和田地区の私立やわらぎ保育園と、 市立わかくさ保育園、 和田幼稚園は、 14年3月末で閉園となる。 こども園の規模は、 定員150人。
今後、 設計業者を選び、 来年7月ごろから園舎の建築にかかる予定。 建設費は、 市から法人への補助金のかたちで、 予算3億7500万円。
和田福祉会は、 地域づくりセンター内にこども園開設準備室を開設した。 こども園開設準備室 (電0795・70・8010、 Eメール ninteikodomoenwada@iaa.itkeeper.ne.jp)。
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2012年12月16日08:59
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薬草薬樹公園クリスマス会
12月22日午後5―7時、 薬草薬樹公園 (丹波市山南町和田、0795・76・2121) 内の食事処 「おときや」 で、クリスマス会が行われる。
バルーンアートショー、 マジックショー、 ミニゲーム、 クリスマスコンサートなど。 食事付きで、 参加費は中学生以上1000円、 子ども500円。 幼稚園児以下は無料。 先着50人。 ちーたんからのクリスマスプレゼントも。 参加者は入浴料無料。
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2012年12月16日08:59
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10年ぶり第3歌集出版 短歌結社「水甕」...
短歌結社 「水甕」 同人の足立瑞穂さん (70) =丹波市柏原町柏原=が、 第3歌集 「獏のホテル」 を角川書店から自費出版した。 10年ぶりの歌集で、 年輪を重ねた人生の味わいが表れている。 表紙のデザインは、 高校教諭時代の教え子、 足立尚美さん (51) =同市春日町=が初めて版画で手がけた。
足立さんは、 歌暦約40年。 30歳代の時、 当時同じ高校に勤めていた由良琢郎さん (市島) に誘われて始めた。 現在は、 みずほ会を主宰し、 氷上町寿学級講師を務める。 歌集は 「花曜日」 「白いものばかり」 に次ぎ3冊目。 268首を収めた。
今年5月、 代々受け継いできた家を、 田や山とともに人に譲って柏原のマンションに引っ越した。 最終章 「七十歳革命」 で、 「断捨離の革命終えて吾が城にビタミンカラーのクッションを置く」 「ミニ仏壇の扉三センチだけ開け弱気な暮し先祖に知らす」 など、 転居にまつわる歌を収め、 明るい気持ちの一方で、 ふるさとを離れた複雑な心境も表している。
表紙デザインの足立さんとは、 「ツイッター」 で数年前に再会。 足立さんが作っている版画カレンダーを見て作品を気に入り、 表紙を依頼した。 花や虫などをかわいらしいタッチで彫り、 歌集に華を添えている。
「1、 2作目が跳ねたような歌集と言われ続けていたので、 今回はしっくりいこうと思って作った」 と足立さん。 冒頭の 「命の弦の」 シリーズでは、 亡き父母、 妹のことなどを詠んだ歌をまとめた。 歌集を渡した人からは 「自分の経験と重なり涙が出た」 という声も届いているという。
足立さんは 「ホップ、 ステップ、 ジャンプのような感じで3冊を出したので、 次は着地ができればうれしい」 と話している。
「獏のホテル」 は定価2571円 (税別)。
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2012年12月16日08:58
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献血併行型骨髄等ドナー登録会
12月19日午前11時半―午後3時、 山南住民センターで、献血併行型骨髄等ドナー登録会を行う。
年齢が18―54歳で健康な人、 体重が男性45キロ以上、 女性40キロ以上の人を対象とする。 HLA型 (ヒト白血球抗原の型) 検査のため、 約2ミリリットルの採血をする。 丹波県民局丹波健康福祉事務所 (0795・73・3770)。
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2012年12月16日08:57
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第35回船城の里元旦マラソン大会の参加募る
来年1月1日、 船城小学校 (丹波市春日町朝日) 周辺で行う「第35回船城の里元旦マラソン大会」の参加者を募っている。 午前10時受付、 11時スタート。 12月20日申し込み締め切り。 当日参加も可能。 船城地区自治協議会 (0795・74・0601)。
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2012年12月15日16:38
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1月3日に神事 祈祷希望者募る 柏原八...
柏原八幡神社 (丹波市柏原町柏原) で1月3日午前10時半から 「かけもち神事」 が行われる。 同神事保存会 (本庄柏声代表) の主催。 1年間の幸運を願い、 祈とうを希望する人を募っている。 同日午前9時半から受付。
お守り、 破魔矢、 神饌菓子付きで3000円。 希望者は年末までにはがきで、 〒669―3316丹波市柏原町鴨野341、 柏原八幡神宮懸け餅神事保存会。 問い合わせは本庄代表 (090・3275・4685)。
同神事は1446年から40年間、 毎年1月3日に行われていたもので、 1985年に500年ぶりに復活。 今回で28回目。
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2012年12月15日16:32
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パティスリーカフェ「カタシマ」
丹波食材に魅せられて
今年6月、 養父本店、 豊岡店、 福知山店に継いで丹波地域に初出店した。 「栗、 黒豆といった特産があり、 食材の宝庫として全国的なネームバリューをもつ丹波にぜひ出店したかった」 と、 廣氏隆之営業部長。
ショーケースには、 常時約30種類の生ケーキが並ぶ。 ティールームは40席。 ランチメニュー (午前11時半―午後2時) は、 そば粉のガレット、 こだわりハムのオープンサンド、 ミックスピザの3種類。 系列店のフランス料理店シェフが考案した。
丹波店オープンに合わせて開発した 「丹波栗のトポッシュ」 (直径12㌢、 1570円) は、 自宅で解凍して食べる冷凍ケーキ。 丹波栗ペーストをはじめ、 生クリーム、 プリンなど5層仕立て。 地方発送、 ネット通販で全国発信をめざす。
クリスマスケーキの注文は19日まで受付。
【メモ】営業時間は午前10時―午後8時 (ティールームのオーダーストップは午後6時)。 年中無休。 電0795・73・0851。丹波市柏原町柏原3083