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2013年1月6日08:59
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再検査の通知漏れ がん検診受診者に 柏...
県立柏原病院産婦人科で、 子宮がん検診を受けた丹波市内の40歳代女性に対し、 再検査が必要だったにも関わらず、 4カ月あまり連絡が遅れるミスがあった。 検査結果の確認・通知漏れによるもので、 同病院は女性に謝罪し、 再発防止のため、 受診者全員に面談で結果を伝えるよう改めた。
女性は基礎疾患があり、 年に1度全てのがん検診を受けるよう他病院の主治医から指示されていた。 昨年6月1日に産婦人科で子宮がん検診を受け、 「異常があれば2週間後に連絡する」 と言われたが、 10月25日になって 「再検査が必要」 と電話が入り、 翌26日に再検査を受けた。 結果は陰性だったが、 女性は 「再検査の結果が出るまでの約2週間は耐えがたいほどの心労があった」 とし、 病院側も改めて謝罪した。 ミスは1件だけだった。
同病院他科では、 がん検診の結果は面談で伝えているが、 産婦人科では医師の数に対し検査件数が多かったため、 次回来院予定のない人については、 異常があった場合のみ連絡していた。 今後は原則として、 結果が出次第呼び出して伝える。
同病院の竹田安広総務部長は 「決められたことができていなかったチェックミス。 チェック体制も見直し、 再発防止に努める」 と話している。
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2013年1月6日08:58
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巳
各家庭の玄関には今も、 しめ縄が飾られているだろうが、 しめ縄は雌雄2匹の蛇が交合している姿を表わしたものだとする説がある。 稲荷神社の神使いがキツネであるように、 大神 (おおみわ) 神社は蛇を神使いにしている。 このように太古、 蛇は神としてあがめられた。 ▼梅原猛氏によると、 諏訪湖周辺の中期縄文土器は、 マムシを図形化した紋様をしているという。 体は小さくても、 人を殺す毒を持ったマムシ。 人間より力が強いものを神とした古代人にとって、 マムシは神だった。 ▼マムシに限らず、 蛇そのものも古代人には神としての特性があった。 脱皮をし、 新しく生まれ変わる蛇は、 死んだ後も復活する生命の象徴であった。 それは、 死によって滅びた肉体から分離した魂が、 別の肉体を得て再生するという古代人の死生観に即していた。 抜きん出た生命力を、 人は蛇に見た。 ▼詩人の坂村真民氏に 「鳥は飛ばねばならぬ」 という詩がある。 飛ばねばならない鳥のように、 人は生きねばならない。 たとえ混沌とした世であっても、 人は生きねばならない。 そのことを真民氏は、 「新しい年を迎えた日の朝 わたしに与えられた命題」 とした。 ▼年が明けた。 混沌ぶりは変わらず続くだろうが、 今年は巳年。 蛇の旺盛な生命力にあやかり、 力強く生きることを命題としたい。(Y)
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2013年1月6日08:58
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市島えびすでもちまき・甘酒 1月9・10日
商売繁盛、 家内安全を祈願する 「市島えびす」 (市島自治会振興会主催) が1月9、 10の両日、 恵比須神社 (丹波市市島町市島) で開かれる。
神社境内で行われる空くじなしの福引付きもちまきは、 9日午後7時半―、 10日午前11時―の2回。 参道広場では9日午後1時からと10日午前10時から、 小学生以下対象の宝引きがある。 甘酒無料サービスや福うどんの販売もある。
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2013年1月6日08:55
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堀池祖道氏訃報
堀池祖道氏 (ほりいけ・そどう=浄泉寺前住職、 堀池法俊・明願寺住職の父) 1月2日午後3時55分、 老衰のため丹波市氷上町柿柴198の自宅で死去、 97歳。 檀家葬は7日正午から浄泉寺で。 喪主は長男、 法俊 (ほうしゅん) 氏。
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2013年1月6日08:54
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荻野一美氏訃報
荻野一美氏 (おぎの・かずみ=元市島中校長、 荻野益美・柏原中校長の父) 12月28日、 病気のため丹波市内の病院で死去、 89歳。 自宅は丹波市市島町市島386。 葬儀は30日、 おこなわれた。 喪主は長男、 益美 (ますみ) 氏。
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2013年1月5日19:33
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かるた 岸田さん名人に
篠山市乾新町出身で篠山かるた協会所属の岸田諭さん (25) =京都市=が5日、 近江神宮 (大津市) で開かれた 「小倉百人一首競技かるた第59期名人位決定戦」 (全日本かるた協会主催) に西日本代表として出場し、東日本代表の千代間大和さん (早稲田大学かるた会所属)を破り、名人位を獲得した。
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2013年1月5日14:46
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リサイクルショップ「COMP(コンプ)...
こだわりを集めて
国道176号沿い、 電気店サンコードー (2階) の1階にあるリサイクルショップ。 家電からスタートし、 家具、 贈答品と取り扱いを拡大。 昨年から、 アンティークとセレクト雑貨のコーナーを作り、 ガーデニング雑貨の販売も始めた。
時代箪笥や足踏みミシンなど、 物語を感じさせる年代物が並ぶ。 ガーデニング雑貨の収穫用ボックスは、 1950―60年代にオランダやベルギーで使われていたもので、 ディスプレイにもおすすめ。 暮らしのスパイスになるものを選んで仕入れるそうだ。
中古家電は電気のプロが故障をチェックし、 独自の保証書を発行。 家具などは徹底して清掃してから店内に出す。 家や倉庫などの 「お片づけサービス」 と 「不用品の買取」 は見積無料。
同店の正呂地洋典さんは 「全てが1点ものなので、 見つけた時が買い時。 宝探しに来てもらえれば」 と話している。
【メモ】営業時間は午前9時―午後7時。 無休。 電0795・73・2166。丹波市柏原町柏原1434
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2013年1月5日14:35
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アンパンマン・シネマシアター
1月6日、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) で「それいけ!アンパンマン・よみがえれバナナ島」 を上映する。 午前10時、 午後1時、 同3時―の3回上映。 上映時間は各65分。 入場料は、 大人1000円 (前売り800円)、 2歳以上中学生以下700円 (前売り500円)。 篠山市主催。
チケットは、 同ホール (079・552・3600) か、 プレイガイド。
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2012年12月27日09:07
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おむつ選びと介護食学ぶ講座 青葉荘が参...
養護老人ホーム青葉荘 (丹波市氷上町新郷、 細谷琢郎施設長) が、 1月19日に開く 「おむつの勉強会」 と、 1月24日に開く 「介護食講習会」 の参加者を募っている。
おむつの勉強会は、 午後3時から同施設で。 介護者が購入に訪れた際にアドバイスをしてもらおうと、 薬局やドラッグストアで勤務する薬剤師やスタッフが対象。
むつき庵丹波の中岡惠美さんから、 紙おむつの選び方とおむつの機能をを学び、 実習する。
家庭で作れる介護食講習会は、 午後1―3時、 氷上保健センター (同市氷上町常楽) で。 介護者や、 将来への備えとして学びたい人らが対象。
特別養護老人ホーム松寿園の梅垣佳津枝さんと、 青葉荘の吉良伸子さん (共に管理栄養士、 介護支援専門員) から、 ゼリー食やとろみ食、 かゆ食、 家庭料理の介護食への応用方法などを学ぶ。
両講座とも参加費無料で、 定員40人。 要事前申し込み。 同施設 (0795・80・0040)。
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2012年12月27日09:06
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望郷
蓮池薫さんの手記 「拉致と決断」(新潮社刊)が強く心に残った。 北朝鮮に拉致後数年の頃から、 彼は 「故郷に帰りたいという思いを断ち切って生きよう」としていた。「可能性が全くないのに、 それを切望したところで目の前の現実が暗くなるだけ」 との思いからだった。 ▼にもかかわらず、 小泉首相の平壌訪問の際、 日本の外務省による本人確認の質問に対し、 生家周辺の地図どころか、 隣家の物置小屋の位置、 同級生のフルネームなどをよどみなく答え、 却っていぶかしがられるほどだったという。「事前に予習したわけでも、 その場で必死に思い出そうとしたわけでもないのに、 おのずと浮かんできた」。 ▼帰郷の望みを断ち切ったとて、 故郷は忘れられるものではない。 その気持ちを24年間、 人前では絶対さらけ出さないよう心掛けていたが、 同級生らはよく夢に出て来たし、 「生家や学校などが一枚の鳥瞰図となって頭の中に刻み込まれ、 長い間それをことあるごとに見おろしながら暮らしてきた」 のだった。 ▼帰国した2002年10月、 飛行機のタラップを降りてきた蓮池さん夫妻が非常に固い表情をしていたのを、 鮮明に思い出す。 他の人も同様に、 それぞれ重い記憶を背負っていたことだろう。 「望郷」なる言葉を、 簡単に移動できる者は軽々に使うべきでない、と知らされた。(E)
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2012年12月27日09:06
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キックボクシング日本ランク9位 市島の...
丹波市市島町上垣の大勝寺内で空手道場を開き、 現役のキックボクサーでもある高橋直弘さん (29) が、 バンタム級 (52・16―53・52キロ) で日本9位にランキングされた。 空手に打ち込む子どもたちの姿に刺激され、 今年から本格的に試合に参戦するようになった。 「自身も選手として学び、 レベルを上げることで、 指導の幅を広げたい」 と話している。
「SIDEN (契明)」 のリングネームで、 キックボクシングの老舗、 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟に所属。 空手道場での指導や運営のかたわら尼崎のジムに通い、 トレーニングに励んでいる。
これまでもプロの試合に20戦以上出場しているが、 キックボクシングの選手として本格的に活動するにあたり、 連盟に所属。 これまでの戦績と、 今年の成績 (1勝1敗) が総合的に評価され、 9位にランク付けされた。
高橋さんは、 「キックボクシングも空手もすばらしい競技で、 それぞれに生かせる部分が多い。 “二足のわらじ”はしんどい面もあるが、 試合にもどんどん参戦し、 子どもたちと同じ目線でしんどさや喜びを共感できれば」 と話している。
高橋道場の丹波市島道場は、 月・木曜の午後6―7時半 (子ども)、 8―9時半 (大人)、 ゆめタウン道場は月曜で、 時間帯、 対象は同じ。 問い合わせは西宮本部 (0798・49・7150)。
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2012年12月27日09:05
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かるた日本一へ挑戦 1月に名人位戦 篠...
篠山市乾新町出身で篠山かるた協会所属の会社員、 岸田諭さん (25) =京都市=が1月5日午前10時から、 近江神宮勧学館 (滋賀県大津市) で開かれる 「小倉百人一首競技かるた第59期名人位決定戦」 (全日本かるた協会主催) に出場する。
6段の岸田さんは4年前にも名人位決定戦に出場。 西郷直樹・永世名人 (当時30) =東京都・早稲田大学かるた会所属=と対戦したが惜敗し、 準名人の座に甘んじた。
名人位決定戦は本来、 東西の代表が挑戦者決定戦を行い、 その勝者が名人と対戦するが、 今回は、 14連覇中の西郷・永世名人が名人位決定戦の出場を辞退したため、 東西の挑戦者が名人位をかけて対戦することになった。
名人位決定戦の対戦相手は、 東日本代表の千代間大和さん (早稲田大学かるた会所属)。 先に3勝した方が勝者となり、 日本一に輝く。
岸田さんは 「もともと名人位の称号にはこだわっていなかったが、 4年前の敗北が負けず嫌いの私の心に火をつけた。 あれから今日まで、 自分が積み重ねてきたことを試合で出し切れたら、 今度こそタイトルを取れると確信している」 と力強く話している。
試合の模様は、 インターネットサイト 「ニコニコ生放送」 で中継される。
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2012年12月27日09:04
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書き損じはがきの募集と1円玉募金
篠山ユネスコ協会 (大前衛会長) が、書き損じはがきの募集と1円玉募金を呼び掛けている。 1月下旬まで、 篠山市内の小、 中学生や高校生に渡すか、 最寄りの学校、 公民館、 支所に持参する。 問い合わせは、 同協会事務局 (市教育委員会社会教育・文化財課079・552・5769)。
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2012年12月27日09:03
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家路
娘のお迎えで毎晩、 駅に行く。 時にはうたた寝をしながら、 ぼっ~と家路に急ぐ人たちを眺めている。 夜、 一日のするべきことを終え、 皆が足早に駅の階段を降りてくる。 その足取りをみていると、 「みんな、 帰るところがあるのだな~」 と、 一種の感動を覚える。
社会や学校やいろいろな場所で、 一日頑張ってきた家族のだれかを家族が迎えに来ている。 冬だったら 「寒いだろう」、 夏だったら 「暑いだろう」 と、 できるだけ待たせないように、 電車が到着する前から車の中で待っている。 急いで駆けつけてくる車もある。 階段から降りてきた人たちは、 見慣れた車を見つけるとホッとしたように、 より足早になり、 車へと乗り込む。 そして、 今日も無事に帰って来た家族を乗せて、 これまた、 ほっとしたように出発していく。
今はもっぱら、 家族の帰宅時間を気にしながら自分の生活を調整する側だが、 いつか娘たちが家族を持ち、 誰かを待つようになったら、 仕事でどうしても遅れてしまった時のすまない気持ちや、 呑みたいお酒を我慢して、 お迎えに出る気持ちがわかるだろう。 誰かが誰かのことを想って生きる。 なんて、 幸せなことなのだろう。 そんな幸せな光景を毎晩眺められることにも感謝している。
今年一年、 私がお出会いさせていただいたみなさまに、 そして、 このコラムを読んでくださったみなさまに、 心より感謝申し上げます。 あなたのおかげで、 今年も私は幸せでした。 どうぞみなさまが、 良いお年を迎えられますように。
(土性里花・グループPEN代表)
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2012年12月27日09:03
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「高蔵寺」で除夜の鐘・元旦法要
12月31日、 高蔵寺 (福井邦準住職、 篠山市高倉276、079・596・0636) で除夜の鐘・元旦法要が行われる。 午後11時半から、 鐘をつき始める。 午前零時、 法要を営む。 同寺檀家らがつくった約200本の竹灯籠が、 本堂に続く参道や石段の両脇に置かれ、 闇夜を彩る。 灯籠の点灯は午後10時半ごろ。 檀家による手打ちの年越しそばが振る舞われるほか、 破魔矢の授与もある。
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2012年12月27日09:02
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西山酒造場で歳末感謝酒祭
12月29、 30の両日、 西山酒造場 (丹波市市島町中竹田、 0795・86・0331) で「歳末感謝酒祭」が開かれる。 純米大吟醸生酒を格安販売する。 4合瓶が1890円、 1升瓶が3150円。 両日とも午前10時から。 29日は午後2時、 30日は午後零時半まで。 割引福引、 吟醸酒粕のプレゼントも。
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2012年12月27日09:02
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倶利伽羅不動尊例祭
1月3日午前10時頃から、 篠山市栗柄の倶利伽羅不動尊で例祭が行われる。 丹波大峯会による護摩の厳修が行われるほか、 午前11時頃から、 護摩の灰の上を歩く 「火渡り」 もある。 甘酒の振る舞いも行う。
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2012年12月27日09:01
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私財投じ「戦争記念館」 三宅剣龍美術館...
篠山市向井 (村雲地区) の農業、 高橋勝さん (86) が自宅横に、 陸軍将校や農協職員だった当時のゆかりの展示物を並べる 「高橋勝記念館」 と、 高橋さんの義兄で、 篠山市出身の書家、 三宅剣龍さん (95) =東京都練馬区=の作品を展示する 「三宅剣龍美術館」 とを一体化した記念館の建設を進めている。 来年4月のオープンを目指す。 高橋さんは「篠山市東部活性化の一助になる記念館になれば」と話している。
高橋さんは、 鳳鳴中学を卒業後、 軍隊の将校を養成する教育機関 「陸軍予科士官学校」 (埼玉県朝霞市) に入学。 その後、 陸軍航空士官学校で飛行機の操縦などを習った。 日本での戦況が厳しくなり、 若い将校を温存する理由で旧満州へ送られた。 戦後、 シベリアで抑留され、 劣悪な環境の中、 炭坑作業をし、 空腹や厳しい労働に耐えた。 そんな経験から、 「二度と悲しい歴史を繰り返してはならない。 次世代に思いを伝えたい」 と記念館の建設を企画した。
また、 三宅剣龍さんは、 産経国際書家名誉顧問で、 国際的に活躍する書家。 篠山市教育委員会が市内の文化向上に貢献した市民に贈る 「三宅剣龍賞」 を設けている。 三宅さんは、 高橋さんの妻、 高橋幸子さん (12月1日死去) の兄。 毎年2月の同賞の授与式の時に、 高橋さん宅を訪れている。 高橋さんは、 義兄の功績を故郷に残したいという思いもあった。
鉄筋コンクリート造の2階建て。間口12メートル、奥行き25メートル。 バリアフリー構造で、 1階に男性、 女性、 車いす用のトイレを設置。 駐車場も完備。 1階の高橋勝記念館は、 軍服や陸軍航空士官学校時代の教材などのほか、 23歳から55歳まで農協に勤めながら、 兼業農家として働いた経験から、 火鉢や行灯、 鍬、 臼などの昭和初期から使われた生活や農具、 コンバインや脱穀機などの農機具などを展示。 農業の変遷を紹介する。 2階は、 三宅さんの作品を展示するほか、 残りの展示スペースを市民グループなどに開放する。
記念館は白を基調に、 なまこ壁風に外壁をデザインし、 周りの田園風景に合うように建てられている。 高橋さんは 「市内の子どもたちが戦争や農業、 文化を学ぶ施設にしたい」 と言い、 4月から再開館する篠山チルドレンズミュージアムや、 ハートピアセンターでJAが運営する 「東部特産館」、 国重要伝統的建造物群保存地区に選定が決まっている福住地区などとの連携を模索している。
記念館は月曜日以外の開館を予定。 入場者を受け付けるボランティアの事務員、 2階の公開スペースに展示を希望するグループを募集している。 高橋さん (079・557・0202)。
写真・建設が進められている 「高橋勝記念館」 と 「三宅剣龍美術館」 が入る施設=篠山市向井で
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2012年12月27日09:00
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統合中学校の設置位置「山南町井原」を提...
山南地域市立中学校統合準備委員会 (柳川瀬義輝委員長) が12月21日、 丹波市山南庁舎で開かれ、 山南、 和田両中学校の統合中の設置位置について、 和田地区西部8自治会が新たに 「山南町井原周辺」 を提案した。 統合中学校の位置は、 同案が4案目となる。 同案を含め、 位置は、 継続協議とした。
和田西部の若林、 富田、 小野尻、 小畑、 西谷、 山本、 五ケ野、 坂尻の自治会が連名で要望書を提出した。 強制力はないものの、 文部科学省が中学校の適正通学距離を 「6キロ以内」 としていることを踏まえ、 和田西部から 「7キロ程度」 の山南町井原周辺 (小川地区) とした。 この時、 久下、 小川地区は7キロ圏内に入るが、 上久下地区の一部は12キロ以上になることから、 「市の補助 (交通機関利用やスクールバス運用) を」 と求めた。
同案に対し、 上久下の委員は、 「そうかという訳にはいかない」 と反対意見を述べた。 和田の委員も 「(上久下の気持ちは) もっともだと思う」 と理解を示す一幕もあった。
井原案への考えをたずねられた丹波市教育委員会は、 「無理と全否定するものではないが、 優良な農業用地があり、 県の農業振興協議会まであがる案件。 ハードルはかなり高いだろう」 と回答した。
統合中の位置は、 市有地の山南中央公園一帯 (同町谷川) 案▽山南、 和田のいずれかの既存校舎の活用と増改築▽新たな土地に新校舎を建設―の3案が提示されていた。
3案の中で、 市教委が 「議論の叩き台に」 と前回会合で提案した 「山南中央公園一帯に統合中を建設」 した場合の通学距離 (各集落公民館の位置で計測) は、 坂尻10・8キロ、 五ケ野10・5キロ、 西谷10・2キロ、 小野尻9・9キロ、 山本9・7キロ、 小畑9・3キロ、 富田8・7キロ、 若林8・0キロ㌔、 草部7・0キロ、 阿草8・4キロ、 上滝7・4キロ―。
仮に 「山南中央公園」 や 「井原」 となった場合に、 市はスクールバスなどを運行する考えがあるのかとの質問に対し、 市教委は 「位置が決まるなかで通学手段の話も出てくる。 通学手段ありきで場所を考えるのは順序が違うのでは」 と答えた。
柳川瀬委員長は、 「拙速にならないよう、 地域コンセンサスを得ながら考えたい」 とし、 次回の検討会で 「第5案を提案したい」 と述べた。
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2012年12月27日08:59
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「やながわ」最優秀 丹波栗スイーツコン...
丹波県民局 (丹波農林振興事務所0795・73・3793) が公募していた 「丹波栗を利用したスイーツコンテスト」 で、 菓子製造販売業、 やながわ (柳川拓三社長、 丹波市春日町野上野) の 「丹波のイガ栗」 が最優秀賞を受賞した。 丹波栗の利用拡大を図るのがねらいで、 プロ、 アマを問わずに公募。 11点の応募があった。
「丹波のイガ栗」 は、 栗きんとんにチョコをコーティングした 「栗」 と、 シュー皮の表面にチョコを塗り、 炒ったそうめんをまぶした 「イガ」 を組み合わせ、 本物の 「イガ栗」 に似せた。
コンテストは、 篠山市菓子工業組合、 丹波、 篠山両市飲食業組合、 同両市観光協会、 両JAの代表者ら計10人が、 創造性、 創意工夫、 市場性などを審査。 書類審査で6点にしぼり、 試食のうえ採点した。
写真・最優秀賞を受賞した、やながわの「丹波のイガ栗」=丹波市春日町野上野で