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2013年1月10日09:11
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癸巳
安岡正篤の干支 (えと) 学を研究する関西師友協会の 「癸巳 (きし=みずのと・み)」 の解説書を会員から頂いた。 ▼ 「癸」 は器を立てる台座。 その間隔によって上下、 軽重、 長短、 大小などをはかる意味を持つ。 「巳」 は蛇。 「四月陽気巳 (すで) に出で」 の如く、 「冬眠していた蛇が地上に這い出て新たな生活に入る」。 つまり 「基準や原則に則って筋道を立てて思考・行動し、 改革に取り組む年」 なのだそうだ。 ▼60年前の1953 (昭和28) 年は、 前年に占領体制から独立。 日本航空の創立、 NHKテレビ放送開始など戦後復興への道を進み始めた。 さらに60年前の1893 (明治26) 年も近代国家に向けて文官任用令の制定、 法典調査会の設置などがあった。 ▼ 「政治の基礎となる法則・基準は憲法や教育にある。 今年こそは占領下で作られた古着を脱ぐ時」 というのが、 師友協会の強調するところらしい。 ▼安倍政権が始動する今年、 改憲案を発議できる国会の憲法審査会の活動が本格化する。 論点は多々あるが、 すべてを一度に変えようとしても、 エネルギーのみ多く効は少なかろう。「占領下」云々よりも、 まずは決められない政治をどう解決するかに絞って、 憲法を触らずに出来ることも含め多角的に議論を深めるべきではないか。 とまれ、 審査会の動向に十分眼を向けたい。(E)
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2013年1月10日09:11
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脱皮して味を出す年に
正月の空気は新鮮で、 いつもと違うように感じる。 今年は前厄で、 還暦が近づく。 1年のスピードが年を重ねるごとに早くなる気もする。
さて、 年明けから病気の話を書くのは、 縁起が悪いかもしれないが、 年末から顎 (あご) の調子が悪く、 口を大きくあけると痛む。 歯科医院に行くと顎 (がく) 関節症とのこと。 初めて聞く名前だったので、 インターネットで調べると、 「原因ははっきりしないが、 異常な開閉口運動、 あくび、 笑い、 歌唱といった何気ない動作に起因することもある」 という。 心当たりといえば、 くしゃみが何回も続いたあと、 痛み出したこと。
口を大きくあけなければ、 今のところ、 食事もできるし、 しゃべれるので、 安心している。 家族には、 「しゃべりすぎ、 笑い過ぎ、 これを機会に人の話をじっくり聞くようにしたら」 と言われるなど散々。 年明けに再び、 歯科医院に行くと、 歯科衛生士さんが、 「何か強く噛 (か) んだことがありますか」 と言われたので、 「妻に噛まれっ放しです」 と答えたら、 笑われた。 笑いをかみ殺していると、 歯科衛生士さんからは、 「早く治して、 噛み返さないと」 という言葉が返り、 また大笑い。 口を大きくあけられないので、 困った。
年頭なので、 少し調子に乗りすぎたが、 巳の年は、 昨年よりも何か違った味の出せる、 脱皮する年にしたい。 「厳しい時代を力強く生き抜くのは、 自立心の強い 『低依存で低姿勢』 の人。 『高依存、 高姿勢』 の人は要注意」。 こんな言葉も心に響く。 「正月や幸せ感じてたどる道」。健康に気を配り、 心も磨いて歩む1年にしたい。 まずは、口を大きくあけて笑えるように。(臼井 学)
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2013年1月10日09:09
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昆虫標本数百点を寄贈 元高校教師・仲井...
青垣いきものふれあいの里(丹波市青垣町山垣、 0795・88・0888) で1月14日まで開かれている 「標本で見る丹波の自然展!!」 で、 元高校生物教師、 仲井啓郎さん(79)=同市春日町多利=のハチを中心とした昆虫標本が展示されている。 1960年ごろから集めた数百点のコレクションの寄贈を受けた同施設が整理、 展示した。 仲井さんは、 「手元に置いたままでは、 将来散逸する。 若い時に一生懸命採取したものが、 こうして日の目をみてうれしい」 と話している。
本格的な昆虫標本づくりは、 県立柏原高校赴任がきっかけ。 同校の元教師で丹波地域の昆虫の研究に大きな足跡を残した山本義丸さんの膨大な標本や資料を維持管理する人がなかったことから、 生物班顧問として生徒に指導する一方、 自身も標本づくりに励んだ。
篠山市にあった兵庫農科大教授で日本のファーブルの1人と称えられる、 岩田久二雄さんの知遇を得て、 トンボやチョウ、 ガなどの主流でなく、 「亜流」 (仲井さん) のハチの研究をライフワークにした。
展示されている標本は、 名の通り、 馬の尾のような10㌢以上の長い尾を持つ 「ウマノオバチ」 や、 玉虫のような美しい緑がかった青色をした 「イラガイツツバセイボウ」 など、 日頃目にする機会の少ないものから、 ミツバチの仲間など馴染みの深いものまで、 幅広い。
ガのマユやチョウの幼虫に寄生する 「寄生バチ」 は、 自宅で容器に入れて飼育し、 かえったものを捕まえた。 「かえってみないと何が出てくるか分からず、 セイボウ (青蜂) が出てきた時は、 また一つ宝石が出てきたと、 わくわくしたもの」 となつかしむ。
虫の減少を痛感しており、 環境の変化を心配している。 「環境の指標となるような希少な虫も大事だが、 虫がいることそのものに意味がある。 共存を考えるべきだ」 と警鐘を鳴らす。
「ハチに限らず、 昆虫には人工的に作れない美しさがある。 この時代に、 こういった昆虫がいた、 という1つの資料として、 虫に親しむのに役立ててもらえれば」 と話している。
ハチのほか、 トンボや冬虫夏草も展示されている。 今後も寄贈を続ける予定で、 同施設で整理し、 おりに触れ展示する。
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2013年1月10日09:09
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ピアノ全国大会で入賞 丹南中・吉田君 ...
丹南中学校1年の吉田大介君 (篠山市野中) が、 このほど吹田市で開かれた全日本クラシック音楽コンクールの中学生男子ピアノ部門で入賞した。 兵庫県内の予選、 関西圏内の本選を通過して全国大会に出場し、 ブラームスの曲を演奏。 目標としていた5位以内にあと一歩及ばず、 「さらに練習を積みたい」 と話している。
全国大会は、 4人の審査員が90点満点で採点。 その平均点に応じて順位が決まるシステムで、 90点はグランプリ、 89点は2位になり、 86点が5位になる。 吉田君の得点は85点で、 5位にあと1点足りず、 入賞にとどまった。 「練習量の不足が、 1点になったと思う」 と自己分析している。
吉田君は3歳からピアノを始めた。 柏原町出身のピアニスト、 多川響子さんらの指導を受けているほか、 アメリカ建国200年祭でアメリカを代表する10人の若手ピアニストに選ばれた田崎悦子さんにも習っている。 今回のコンクールには、 多川さんの勧めもあって参加した。
「どれだけ練習しても、 なかなか上達せず、 嫌気がさしたこともあったけど、 最近は練習も苦でなくなり、 むしろ楽しいと思えるようになった」 と吉田君。 春休みには、 田崎さんが山梨県で行うピアノ合宿に参加する予定で、 「いっそう技術を磨きたい」 と話している。
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2013年1月10日09:08
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篠山から名人誕生
篠山市乾新町出身の岸田諭さんが、 滋賀県大津市の近江神宮で開かれた競技かるたの日本一を決める 「名人位決定戦」 で勝利し、 名人位の称号を手にした。 表彰式や閉会式で、 岸田さんや篠山の名が飛び交うたびに、 「篠山から本当に名人が誕生したんだ」 と実感。 うれしさがこみ上げてきて、 頭の芯がビリリッとしびれた。
取材は、 実況解説付きのモニタールームでゆったりと観戦しながらでもできたが、 「せめて1回戦だけでも試合の臨場感を味わおう」 と緊迫した競技会場に入った。 静かに試合の幕が上がり、 90分に及ぶ真剣勝負が始まった。 すごい緊張感で、 観戦しているこちらが参ってしまいそうになる。 読手が上の句の1、 2音を発したその瞬間、 目にも留まらぬ速さで畳の上に並べられた取札を勢いよく手で払い飛ばす両者。 そのあまりの迫力に“畳の上の格闘技”と例えられる意味が理解できた。
延べ4時間半にもおよんだ戦いの全幕を固唾を呑んで見守っていたため、 精神的にくたくたになってしまったが、 岸田さんの勝利のおかげで、 その疲労感がやたらと心地よかった。(太治庄三)
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2013年1月10日09:07
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繋げていきたい食のあれこれ
今年もドタバタ賑やかによろしくです♪
さて、 すっかりお餅が飽きてきた頃でしょうか?母ちゃんは飽きるどころか相当餅好きでして、 この時期はあの白味噌仕立てのトロトロ丸餅のお雑煮がたまらなく好きで、 1週間続いても平気なくらい。 先日は、 息子の両手を娘と一緒につないで畑に行って七草を摘み、 七日には餅入り七草粥を堪能した。
毎朝霜が降り、 銀世界になる丹波の田園風景。 草花も冬眠中と思いきや花芽を膨らませ淡い緑色の若葉はこの上もなく可愛く、 お喋りしながら娘と摘む手は冷たくても心が温かくなってくる。 お粥を食べつつ、 どうして七草粥を食べるのかをお喋りしながら、 ふと日常の食卓に受け継がれている食文化ってとても大切だなと感じる。
旬のお野菜を口にするのも大切で、 日々の食を改めて考えてみる。 1日、 15日に食べる赤飯の小豆は、 内臓を活性化させるため月末や月半ばに体をいたわってくれる。 合わせ味噌の味噌汁は、 発酵食品で体に良いのはもちろん、 お味噌を合わせるように家族の意見を合わせることは大切だから。
8のつく日はアラメ、 21日はヒジキ。 カルシウム豊富な海藻類を定期的に体に入れ、 新しい血を作り出す。 月末には別名 「きらず」 のおから。 おからは切らないで調理でき、 お客さんを切らない。 値切らない。 値切られない。 お金が 「入る」 にも通ずるとか。 今日は十日戎で商売繁盛を願うばかり。 幼い頃、 七草を摘んでくれた祖母の食に対する想いが蘇った。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年1月10日09:07
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自作ラジコングライダーで“空撮” 丹波...
丹波市市島町こかべ台の会社員、 木下武さん(46)が、 手づくりのラジコングライダーに取り付けたカメラで空撮を楽しんでいる。 今の季節は、 丹波霧に沈む風景を撮っている。 「地上から見られない景色を見られるのがおもしろい」 と話している。
子どもの頃からパイロットにあこがれるなど 「空を飛ぶこと」 に興味があり、 インターネットで見つけたグライダーの作り方に従って自作するように。 発泡ポリプロピレンのブロックから翼やボディーを切り出し、 モーターやプロペラと接続。 「1機目があっけ無く飛んだことから、 深みにはまり」 (木下さん)、 操縦技術も上達したことから空撮を楽しむようになったという。
機体前方の上部に車用の携帯電話フォルダーを取り付け、 携帯電話の動画機能を使って撮影。 300―500メートル上空から滑空させながら撮影し、 気に入った部分を切り取って写真にする。
機体重量は、 カメラ込みで800グラムくらいと軽いが、 万が一の墜落時に迷惑をかけてはいけないと住宅密集地は避け、 田園風景を中心に撮影している。
機体を1度遭難させたことがあり、 「まだ高いカメラを載せるのは不安」 と微笑む。 「氷上町清住のコスモス畑など、 丹波市内の名所を空から撮ってみたい。 普段見られない景色が見れ、 思わぬいい構図で撮影できていたりしておもしろい」 と話している。
木下さんは、 ラジコン飛行機を楽しむ仲間を募っている。 自作の場合、 機体とプロポなど一式が1万円程度でそろうという。 詳細は木下さん (kino_ttm@yahoo.co.jp)。
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2013年1月10日09:07
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脱原発、田中優氏招く 篠山で1月24日講...
「憲法たんばとひょうご丹波・憲法を生かす会」は1月24日午後6時半から、 篠山市民センター (同市黒岡) で環境活動家、 田中優さんの講演会 「原発に頼らない社会へ」 を開く。
田中さんは、 1957年東京都生まれ。 地域での脱原発やリサイクル運動を出発点に、 環境、 経済、 平和などのNGO活動に携わっている。 「未来バンク事業組合」 「天然住宅バンク」 理事長、 「日本国際ボランティアセンター」 「足湯ネット」 理事などを務める。 「地宝論」 「原発に頼らない社会へ」 など著書多数。
入場料は、 前売り500円 (当日800円)。 前売り券は、 小山書店、 コミュニティカフェみーつけた、 みんなの家 (以上、 篠山市)、 かいばら観光案内所、 ゆめタウンサービスカウンター (以上、 丹波市) で扱っている。 問い合わせは憲法たんば事務局 (0795・73・3869)。
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2013年1月10日09:05
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山の芋のグリーンカーテン広めよう 2月...
篠山ロータリークラブ (畑一弥会長) が2月24日午後1時半―4時、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で、 山の芋のグリーンカーテンに関する研究発表会を開く。 また、 来場者全員にカーテン作りの栽培セットを配布し、 節電による環境保全や特産振興について考える場にする。
篠山東雲高校の生徒が 「特産でECO―地域の特産・山の芋でグリーンカーテン」 と題して研究発表する。 また、 プランター、 種芋、 肥料、 栽培レシピを来場者全員に無料配布する。
また、 同クラブ創立50周年記念事業として、 5月12日にたんば田園交響ホールで宇宙飛行士、 毛利衛さんの講演会を計画していることにちなみ、 篠山市で司会や音楽活動をしている西田夫佐さん (池上) が研究発表会のオープニング演奏で 「瑠璃色の地球」 を演奏する。
入場無料。 定員400人。 入場整理券が必要で、 篠山市商工会各振興部のほか、 市内33カ所の協力事業所で配布している。
問い合わせは、 同クラブ (079・552・5656) か、 同クラブ社会奉仕委員長の田中義治さん (090・1488・6075)。
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2013年1月10日09:04
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まちづくりで知事賞 「集落円山」関係者...
兵庫県がまちづくりに貢献した建築や活動団体を表彰する 「人間サイズのまちづくり賞」 で、 篠山市丸山地区で古民家を活用した民泊を営む 「集落丸山」 が最高賞の県知事賞に選ばれた。 築150年の古民家を旅館として生まれ変わらせた住民たちと設計士、 工務店らが共同で受賞した。 「再生」 をテーマにしながらも、 新たなまちづくりを 「誕生」 させ、 栄誉の賞を受けたことに関係者らは、 「いろんな人の支援でここまで来ることができた。 丸山のPRにもなるし、 他地域にとっても何かのヒントになれば」 と話している。
受賞したのは、 住民らでつくる事業主の有限責任事業組合・丸山プロジェクト、 設計者の才本建築事務所 (才本謙二社長)、 施工者の大西工務店 (大西義美社長)、 岡田工務店 (岡田常彦社長)、 森田建築 (森田新治代表)。
同賞には県内各地から118件が表彰対象になり、 知事賞は12件が受賞。 丸山は古民家を民泊にしたハード面と、 住民らが民泊として運営するソフト面が両輪となり、 魅力のあるまちづくりを行っているとして評価された。 また改修にかかわった若い大工たちがグループ 「若匠」 を結成し、 後継者育成につながったことも大きい。
居住者は5世帯19人で、 12戸の民家のうち、 7戸が空き家だった丸山。 茅葺き (トタン) 屋根の民家が立ち並び、 昔ながらの農村風景がそのままの形で残っていた。 そんな中、 2009年、 村の存続と活性化に向け、 住民らが勉強会を重ね、 空き家を民泊にして人を呼ぼうという 「丸山プロジェクト」 が始動。 国、 県、 市民有志などの支援を活用し、 空き家3棟を借り受けて新たな施設として生まれ変わらせた。
蔵部分のフランス料理店 「ひわの蔵」 や、 手打ちそば店 「ろあん松田」 と連携したオーベルジュスタイルを取り入れた民宿は都市部の住民らに好評を博している。
同プロジェクト代表の佐古田直實さんは、 「受賞は建築関係のみなさんのおかげで、 私たち住民は輪の中に入れてもらっているようなもの」 とにっこり。 「プロジェクトを始めてからたくさんの人に出会い、 私も本当に勉強になっている。 受賞を機に、 またがんばっていこうという気持ちになれた」 と話す。
才本さんは、 「丸山を発信できたことが何よりの喜び。 次への励みになった」。 岡田さんは、 「受賞事例を見ていると、 建てて終わりではなく、 建築物を通していろんな人がつながっているものばかり。 そういう仕事の大切さを改めて実感できた」 と話していた。
写真・再生した古民家の中で県知事賞の受賞を喜ぶ関係者ら=篠山市丸山で
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2013年1月10日09:03
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国も自社も「悪い」大勢 新年度景気見通...
中兵庫信用金庫が実施した2013年度の経営見通し調査の結果がまとまった。 日本の景気見通しも、 自社の見通しも厳しい見方が大勢を占めた。
日本の景気見通しは、 「やや悪い」 が45・7%、 「悪い」 が28・9%、 「非常に悪い」 が3・3%と、 77・9%に達した。 「普通」 が15・8%、 「やや良い」 が5・5%、 「良い」 は0・5%、 「非常に良い」 は0・3%だった。
自社の景気見通しは、 「やや悪い」 が38・8%、 「普通」 が30・6%、 「悪い」 が19・3%。 「やや悪い」 「悪い」 「非常に悪い」 で60・9%を占めた。 一方、 「やや良い」 は7%、 「良い」 は1・5%。 「非常に良い」 との回答はなかった。
自社の売上の伸び率は、 昨年と比べ 「変わらない」 が42・2%。 「10%未満の減」 が28・4%、 増加するとした回答の合計は16・6%あり、 うち、 「10%未満の増加」 が9・5%だった。
自社の業況が上向く転換時期の予想は、 「業況改善の見通しが立たない」 が39・9%。 「3年超」 と 「1年後」 が共に14・2%。 以下、 「2年後」 が9%、 「すでに上向いている」 が8・5%、 「6か月以内」 が8・3%、 「3年後」 の5・9%―の順。
13年度以降を見通した場合、 どんな経済的、 社会的事象が自社の経営に影響を及ぼすかは、 「消費税の引き上げ」 が33・1%、 「国内政局の混乱」 が18・7%、 「原材料価格・資源価格の高騰」 が13・3%―の順。
同金庫が取引先企業に実施する景況調査 (12月) に合わせて実施した。
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2013年1月10日09:02
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小倉百人一首競技かるた 岸田諭さん日本...
小倉百人一首競技かるたの日本一を決める 「第59期名人位決定戦」 (全日本かるた協会主催) が1月5日、 近江神宮 (滋賀県大津市) で開かれ、 篠山市乾新町出身で篠山かるた協会所属の岸田諭・6段 (25) =京都市、 会社員=が兵庫県出身者として初の名人位に輝いた。 4年ぶり2度目の挑戦で日本一の栄冠を手にした岸田さんは、 「うれしい気持ちとほっとした気持ちで、 今は頭の中が真っ白。 幸せです」 と喜びをかみしめた。
岸田さんは2009年にも名人戦に出場したが、 当時、 10期連続で名人の座を守り続けていた西郷直樹・永世名人 (当時30歳)に敗れ、準名人の座に甘んじた。 名人戦は本来、 東西の代表が挑戦者決定戦を行い、 その勝者が名人と対戦するが、 今期の名人戦は、 14連覇中の西郷・永世名人が 「後進に道を譲る」 として出場を辞退したため、 東西の日本代表が名人位をかけて対戦することになった。
西の代表、 岸田さんと頂上決戦を交えたのは、 東の代表で、 西郷・永世名人と同門 「早稲田大学かるた会」 所属の千代間大和 (ひろかず) ・5段 (25) =横浜市、 会社員。
試合は、 5本勝負の3本先取。 1回戦、 岸田さんは2度のお手つきがあったが、 冷静さを失わずに試合を運び、 4枚差で制した。
2回戦は、 1音目からの反応の鋭さや札を払う正確さなどの持ち味を発揮。 札を囲って、 相手に出札を取らせないようにする 「囲い手」 など、 状況に応じた技を繰り広げ、 千代間さんを心理的に圧迫。 固唾をのんで見守る大勢のかるたファンから感嘆の声が漏れるほどの鮮やかさで、 終始、 試合の主導権を握り、 7枚差で危なげなく勝利した。
岸田さんにとっては最終戦となる3回戦で、 追い込まれた千代間さんが猛撃を開始。 時折、 札を払うと同時に大きな声を上げるなど、 気迫に満ちた戦いを見せた。 序盤は両者、 一進一退の攻防で、 中盤は1、 2枚差で千代間さんが優勢に進めた。
しかし終盤に差し掛かった千代間さん残り12枚、 岸田さん残り13枚の時点で、 千代間さんが相手から2枚札を送られる痛恨のお手つき 「ダブル」 をしてしまい、 試合の流れは岸田さんに傾いた。 岸田さんも勝ち急いだのか、 残り2枚の時点でお手つきをしたが、 最後まで集中力を切らさず落ち着いた態度で攻め抜いて千代間さんを3枚差で退け、 3勝無敗で名人位のタイトルを獲得した。
【競技かるた】「五七五七七」 の和歌を 「五七五」 の 「上の句」、 「七七」 の 「下の句」 に分け、 読手が詠む 「上の句」 から該当する札を判断し、 「下の句」 だけが書かれた札をいかに早く取るかを競う。 競技は1対1で行い、 100首ある札の内、 50枚を使う。 取札を自陣、 敵陣、 互いに25枚ずつ上、 中、 下段の3段に分けて並べ、 15分間の暗記時間の後、 競技開始。 敵陣から札を取ると、 自陣の札を1枚相手に送る。 相手がお手つきした場合も、 自陣の札を相手に1枚送る。 自陣の札が先に無くなると勝ち。
写真・小倉百人一首競技かるたの 「第59期名人位決定戦」 で、千代間大和・5段と対戦する岸田諭・6段 (右) =滋賀県大津市の近江神宮で
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2013年1月6日09:05
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絵てがみ講座の受講生募集 吉住工務店
吉住工務店は、 1月26日午後1時半から同社こだま館 (丹波市春日町七日市、 0795・74・2785) で開く 「絵てがみ講座」 の参加者を募集している。 自宅で工房 「たらば庵」 を開く田中重雄さん (同市氷上町井中) を講師に招く。
定員は20人 (先着順)。 参加費は1人500円 (ケーキセット付)。 持ち物不要。
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2013年1月6日09:04
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みんなで禁煙・教室生を募集 1月15日か...
篠山市 (健康課079・594・1117) は1月15日から開講する禁煙教室 「スモークバスターズ」 の受講生を募集している。 開講場所はいずれも丹南健康福祉センター (篠山市網掛)。
教室内容とスケジュールは、 開講式や講演会 (1月15日)、 禁煙の準備や離脱症状の対策 (同22日)、 禁煙7日目の思いを語ったり、 禁煙効果の確認 (同29日)、 禁煙開始後の肥満の防止について栄養士の講話など (2月26日)、 卒煙式 (3月26日)。
受講料は1000円。 申し込みは、 8日までに同課。
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2013年1月6日09:04
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柚子(ゆず)
皆様、 明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
玄関の鏡餅の上に、 橙 (だいだい) ならぬ、 葉付きの柚子が載っている。 先月、 丹波へ帰ったときに採ってきたものだ。 何の手入れもしないのに、 毎年百個以上の実を付けてくれる。 柚子の黄色は、 橙ほど濃くはなく明るい。 丹波の句会の人にも少し分けたりして、 持ち帰ったもので 「柚子ジャム」 と柚子味噌を作った。 どちらも刻むのが手間だけれど、 煮ているとき、 家中に香りが拡がるのが嬉しい。
細見綾子の俳句に、 「柚子煮詰む透明は喜びに似て」 「能登の柚子一枚の葉が強くつく」 がある。 どちらも柚子ならではの香りや形が見えてくる。 「柚子の実」 は秋の季語なのだが、 しっかり実るのは初冬なので、 感覚的には冬の季感が強い。 「柚子湯」 はもちろん冬至に入るので冬の季語である。
柚子湯の歴史は意外と新しく、 江戸時代の後期頃。 なんでも 「冬至」 と 「湯治」 を掛けたとか。 湯を沸かして入る風呂の習慣が庶民に普及したのも同じ頃だという。 江戸時代以前の風呂は、 今でいうサウナのような蒸し風呂だったらしい。 寺院などで、 中国からの伝来で、 身を清めるために、 今の湯殿の形が始まったともいわれている。 柚子には血行を促進する成分や鎮痛作用のある成分、 さらにビタミンCもたっぷり、 美容効果もありそうだ。
奥美濃の柚子の産地にある日帰り温泉では冬中、 柚子湯に入ることができる。 湯上りに 「ゆじゅ」 と名付けられた柚子ジュースもおいしい。 正月疲れを癒しに行って来なくては。
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2013年1月6日09:03
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第314問
今年は巳年ですが、 30年前に篠山市で目撃されたヘビのような未確認生物は?
1.ヤマタノオロチ
2.ツチノコ
3.ドラゴン
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2013年1月6日09:02
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創業40周年を記念 多彩にイベント 「キ...
ギフトショップや葬祭業などを展開する 「キクヤ」 (本部=篠山市網掛、 遠山満・代表取締役) が今年、 創業40周年を迎えた。 節目を記念して、 1月12日―12月8日までの約11カ月間を 「40周年大イベント」 と銘打って、 現金や賞品などが当たる総額100万円分の大抽選会や、 さまざまな記念イベントを企画している。 問い合わせは、 キクヤ本部 (079・594・2535)。
記念企画は次の通り。
【大抽選会】1等現金5万円 (3本) をはじめとする現金50万円、 賞品50万円分を用意。 抽選券は、 キクヤのショップでの商品購入や葬儀などの買物額や利用額2500円ごとに1枚進呈。 抽選日は12月12日
【上高地・奥飛騨・乗鞍の旅】6月9―11日 (2泊3日)。 旅費は4万9800円。 募集定員は120人 (40人を下回れば中止)。 4月20日までに申し込む。 申込者には、 抽選券10枚と記念品進呈
【グラウンドゴルフ大会】4月に篠山市で、 10月に丹波市で開催。 日時、 場所は未定。 大会の2カ月前までに、 キクヤ各店舗やホームページで掲載
【ゴルフ大会】10月8日、 開催場所は未定 (丹波地域内のゴルフ場を予定)。 元・阪神タイガースの掛布雅之さんも参加。 プレー終了後、 講演会もある。 定員は55組220人
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2013年1月6日09:02
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通い徳利46点を展示 兵庫陶芸美術館で...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) でテーマ展 「丹波の通い徳利」 (丹波新聞社など主催) が開かれている。 江戸時代後期、 上方で生活の必需品となった丹波焼の 「通い徳利」 に焦点を当て、 丹波徳利の誕生から通い徳利の成立までの過程と、 その多様性を46点の作品を通じて紹介している。 3月17日まで。
通い徳利は、 酒屋などが客に貸し出した、 酒を持ち帰るための運搬用の徳利。 当時、 酒やしょう油、 酢などは、 現代のように小売り用の容器に入れて販売されておらず、 店に容器を持参し、 その容器に注いでもらい持ち帰ることが主流だった。
同展では、 ▽通い徳利の誕生まで▽通い徳利の誕生▽酒宴用の徳利たち―の3つの章に分けて紹介している。
誕生までの章では、 徳利の表面にネコが引っかいたような細かな線を描く 「猫掻き」 の技法で仕上げた室町時代後期作の 「自然釉大徳利」 や、 波の揺れでも倒れないよう底部が広くつくられた 「赤土部船徳利」 (江戸時代前期) などを展示。
誕生の章では、 器面に 「野々口酒店」 「日置」 「丹波福住」 などと容器回収のための屋号や町名が記された栗皮色の 「筒描徳利」 (江戸時代後期) などを展示。 江戸時代の京や大阪城下の遺跡調査で、 器面に文字が記された丹波焼の徳利が数多く発掘されていることから、 当時、 これらの地域の市場を独占していたのではないか、 などと紹介している。
酒宴用の徳利の章では、 運搬用とは違い、 場を華やかにすることを目的に、 器面装飾や形状に趣向が凝らされた徳利を展示。 運搬の際の耐衝撃性を高める必要がないため、 極めて薄く成形された徳利に篠山藩のお抱え絵師で、 円山応挙の孫弟子の渡辺寛柔 (1781―1858年) が、 器面にタンチョウ (ツルの仲間) を精細に描いた 「立鶴文徳利」 などが飾られている。
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2013年1月6日09:01
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谷氏、復興副大臣に「復興加速し成果出す」
兵庫5区選出の自民党・谷公一衆議院議員が、 復興副大臣に就任した。 復興庁の専任副大臣は2人。 根本匠大臣を補佐し、 東日本大震災からの復興推進にあたる。
谷氏は、 東日本大震災以後、 党災害対策特別委員長や衆議院震災復興特別委員会理事などを務めてきた。 被災地には10数回訪れている。
「復興のスピードを上げなければ住民が戻らなくなり、 地域が立ち直れない恐れがある。 復興を加速して成果を出すことに尽きる」 と谷氏。 「これまでは野党の立場だったので、 法律は作ったが執行の権限はなかった。 今度は、 地元の要望をどういう手段で実現できるのか、 手腕が問われる。 住まい、 産業、 医療、 雇用、 教育と、 総合的に取り組まなければならない。 地元の信頼を得てがんばりたい」 と抱負を語る。
谷氏は主に宮城県を担当。 週明けからさっそく現地に入り、 週2日ほど同県復興局などで勤務することになるという。
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2013年1月6日09:00
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青垣・佐治でえびす祭り 1月9・10日
丹波市青垣町佐治の八柱神社で1月9、 10の両日、 「えびす祭り」 が開かれる。 佐治の町内会が持ち回りで当番をしており、 今年は東町が当番。 吉兆の販売は9日午後から。 10日午後3時から、 もちまきがある。