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2013年1月31日11:13
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もてなしの心広げる 観光客にあいさつを...
観光客をまちぐるみで温かく迎えようと、 丹波市観光協会柏原支部などが、 あいさつ運動を展開している。 ポスターやチラシをつくり、 住民に啓発している。 観光客に対する声かけ運動はユニークで、 ボランティアガイドや観光協会などの関係者だけでなく、 地域住民にももてなしの心を持ってほしいと呼び掛けている。
呼び掛けているのは、 市観光協会柏原支部のほか、 市商工会柏原支部、 観光を活かしたまちづくりをすすめる会の3つの団体。 柏原地域の27自治会にポスターを配布し、 住民にチラシを配ってもらうように依頼した。 ポスターは200枚、 チラシは1万枚を印刷した。
チラシやポスターには、 観光名所がイラスト風に描かれ、 「ようこそ柏原へ」 「ごゆっくり散策下さい」 「遠いところをようこそ」 などという言葉が会話調に紹介され、 親しみやすい内容。
丹波市を訪れる観光客は、 2011年度に約200万人あり、 このうち柏原には約50万人が訪れている。 織田家ゆかりの城下町でもある柏原は八幡神社、 木の根橋、 柏原藩陣屋跡、 新井神社などの名所も多く、 観光客の散策コースになっている。 街歩きの観光客が増える中で、 観光客から 「高校生などからあいさつを受ける機会が多い」 といった声を聞くことがあることから、 一度訪れた人が再訪したいと思える、 好印象を持たれる地域になるよう運動を広げる。
足立陽司・丹波市観光協会柏原支部長は、 「観光旅行に出かけた時、 地元の人からあいさつを受け、 気分が良くなったことがある。 柏原に来られた観光客を気持ち良く迎え、 楽しみながら名所旧跡を回ってもらえるような雰囲気づくりをしたい」 と話している。
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2013年1月30日15:21
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グラウンドゴルフ交流大会2013
第7回 丹波市・篠山市 グラウンドゴルフ交流大会
日時: 平成25年3月20日(水、祝)
受付 9:00~9:25 開会式 9:30~9:55
会場: 丹波市 丹波の森公苑総合グラウンド
主催: 丹波新聞社
主管: 丹波市GG協会・篠山市GG協会・柏原GG協会
後援: 兵庫県GG協会
参加費: 一人 300円
詳細はこちら(PDF)
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2013年1月28日09:06
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「源流の里環境保全の集い2013」
2月6日午後1時半から、柏原自治会館で「源流の里環境保全の集い2013」が開かれる。 丹波県民局の主催。
妙高山のクリンソウを守る会が保護活動を報告する。 「水生生物と洪水の微妙な関係―川に洪水が必要な理由」 をテーマに、 三橋弘宗県立人と自然の博物館主任研究員が基調講演。 足立洌さん (丹波地域の恐竜・ほ乳類化石発見者)、 高見豊さん (日本野外生活推進協会会長)、 篠山市地球温暖化防止活動推進連絡会の事例発表も。 無料。 定員50人 (先着順)。
2月4日までに丹波県民局県民室環境課 (0795・73・3774)。
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2013年1月28日09:05
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丹波焼新進作家作陶展
2月6―10日午前10時―午後5時、 兵庫県民会館 (神戸市中央区下山手通4―16―3、 078・321・2131) で丹波焼新進作家作陶展が開かれる。 最終日は午後4時まで。 丹波焼陶芸家の市野正大さん、 仲岡信人さん、 野村豪人さん、 清水義久さん、 大西雅文さん、 清水剛さん、 市野健太さん、 市野和俊さんの8人が作品を出展する。
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2013年1月27日09:24
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児童が篠山市長に質問 篠山市民センター...
篠山市 (福祉総務課079・552・7101) は1月30日午前9時40分―午後2時、 篠山市民センターで 「篠山市こども会議」 を開く。 市内10小学校の6年生計約200人が参加。 各校2人が 「議員」 になり、 市執行部に質問する。 酒井隆明市長ほか、 平野斉副市長、 前川修哉教育長、 各部長らが出席、 答弁する。
2011年に制定された 「子育ていちばん条例」 に基づくもので、 児童たちの市政への関心を高め、 子ども目線の地域づくりを考える機会にする。 酒井市長は 「早速、 市政に反映したい提案もある」 としている。
質問テーマは 「ふるさと篠山をさらに良くするためには」。 各校の質問スケジュールと内容は次の通り。そのほかの小学校は、 来年度に質問する。 ライブ中継する。 丹波篠山インターネットTV (http://edu.city.sasayama.hyogo.jp/video/) か、 動画配信サイト 「USTREAM」 の 「篠山市子ども会議」。
▽午前9時55分―11時40分=福住 (福住の町並みを生かした人口増加へ向けて)、 村雲 (ふるさとを大切にするまちづくり)、 篠山養護 (車椅子で過ごしやすい町)、 篠山 (お堀にハスの花を復活させよう)、 城北 (篠山特有の菊 「お苗菊」 について)、 西紀 (いじめ防止条例の制定を)
▽午後零時半―1時半=城南(子どもおすすめ観光スポットマップ作りと宝探しイベント)、畑(畑小の閉校後の利用について)、大山(まるいのにガールフレンドを)、今田(外来生物に関する被害の防止について)
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2013年1月27日09:24
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県立柏原病院研修医と懇談 1月29日、上...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が、 1月29日午後7時半から上久下地域づくりセンター (丹波市山南町下滝) で行われる。
研修医の窪田光さんが研修講話を行う。 足立確郎院長、 川森裕之内科医長も出席する。 同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2013年1月27日09:23
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「気軽に心の相談を」 柏原にカウンセリ...
丹波市柏原町南多田にカウンセリングルーム 「KAZU」 を開設している上野かず子さんは、 長年看護師として病院に勤務した経験を生かし、 地域住民の相談に乗っている。 開設して1年が経過。 これまで外部講師として病院などに出かけることが多かったが、 同ルームで本格的にカウンセリングを行っている。 「心身に不安や悩みのある人の相談に乗りたい。 体の変調や心が辛くなった時、 落ち込んだ時には、 気軽に声をかけてほしい。 健康に導くためにお手伝いをしたい」 と話している。
上野さんは、 NPO法人ヘルスカウンセリング学会 (本部・千葉県、 学会長=宗像恒次筑波大名誉教授) の会員で、 同学会認定のカウンセラー。 東京や兵庫県内で看護師として約25年勤務。 西脇市内の病院では看護部長をつとめた。
病院を退職後、 2011年10月から自宅でカウンセリングルームを開設した。 職場や親子関係の問題など、 心の悩みがある人の相談を受けている。 個人の相談に加え、 部外カウンセラーとして自衛隊員に対するメンタルケアをする一方、 毎月1回、 第2金曜の午後 (1―5時) に柏原住民センターで勉強会を行い、 カウンセリング学会の会員らがスキルアップにつとめている。 会員以外の参加も自由。
「悩みのある人は心を閉ざし、 周囲に打ち明けられない人が多い。 本人なりに解決策を持っていながら、 心の中が整理できず、 気づいていないことも多い。 悩み、 不安、 怒りなどの具体的な話を聞き出すことによって、 自身の持っている 『答え』 に気づいてもらえるように支援したい」 と言う。
カウンセリングだけでなく、 企業での社員の自己啓発、 自己改善などの研修会の講師として出向き、 コミュニケーション法のほか、 ストレスをコントロールする方法などについてもアドバイス。 全国各地の病院で看護師のメンタルヘルス研修会の講師として、 自己トレーニングの手法も伝えている。 「自殺やうつ病が社会問題化している。 今後は、 定期的に相談会やグループカウンセリング講座を開き、 カウンセラーをめざす人とともに勉強して、 輪を広げたい」 と意欲を燃やす。
相談料は、 1時間3000円、 2時間5000円。 要予約 (090・7759・5092)。
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2013年1月27日09:22
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道具箱作り教室の参加者を募集 全5回、...
丹波年輪の里 (丹波市柏原町田路、 0795・73・0725) は、 「オープンツールトート (携帯道具箱) 創作教室」 の参加者を募集している。
日程はいずれも土曜日で、2月2、 9、 16、 23日、 3月2日の全5回。 成人で多少木工経験がある人が対象。 定員10組。 参加費8710円 (材料費込み)。
トリマーなどを使い、 引き出しのついたオープンタイプの道具入れを作る。 600ミリの金尺や8寸 (240ミリ) の柄付きノコギリなどが入る。
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2013年1月27日09:22
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山の芋スクール受講生を募集 1月28日から
篠山市、 JA丹波ささやま、 県丹波農業改良普及センターは1月28日から、 「丹波篠山山の芋スクール」 の受講生を募集する。 2年目の取り組み。 ほ場を使いながら、 実践的に山の芋作りを学ぶ。
4―12月上旬までの全9回を予定。 JAや同センターの職員、 JA山の芋部会員らが指導する。 1回目は、 種芋の消毒や切断実習。 その後、 植え付けや、 元肥、 追肥のやり方、 支柱、 つる直し、 病害虫の防除、 収穫、 選別、 種芋の保管方法などを学ぶ。 郡家のほ場で実際に栽培を体験する。
受講の申し込みは2月15日まで。 先着30人。 定員になり次第、 申し込みを締め切る。 受講料は2000円 (種芋代含む)。 所定の申込書を市農都創造課 (079・552・6580) か、 各支所、 JA営農販売課 (079・556・2288)、 JA各営農経済支店に提出する。
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2013年1月27日09:21
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篠山市清掃センター公害調査委員会の公募...
篠山市清掃センター (同市大山下) の運営状況を審査する。 そのほかの委員は味間奥、 味間北、 大山下の各自治会長、 大山振興会理事長、 県民局環境課、 周辺山林所有者の計6人。
任期は3月1日から2年間。 応募は2月15日までに小論文 (清掃センターと環境テーマに800字程度) を添えて同センター (079・596・0844) に郵送か持参する。
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2013年1月27日09:20
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自作の丹波焼でボタン鍋を食べよう
2月3日午後1時半から、立杭陶の郷 (篠山市今田町上立杭、 079・597・2034) で、取り鉢や茶わんなどを作陶。 同月24日正午から、 「丹波篠山囲炉裏料理いわや」 (同市火打岩) で自作の器を使ってボタン鍋を食べる。
対象は高校生以上で、 両日ともに参加できる人。 参加費は6000円。 定員20人 (先着順)。 2月2日までに主催の立杭陶の郷に申し込む。
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2013年1月27日09:20
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芸術家
柏原出身の画家、 川端謹次の逸話が面白かった (本紙1月20日付)。 東京美術学校在学中、 教えを受けた画家、 藤島武二から 「絵描きになりたいなら、 飯より絵を好きになれ」 と言われた川端。 晩年、 家族で温泉旅行に出かけたとき、 その言葉通りの川端の姿を家族は目の当たりにした。 ▼夕食で、 吸い物の椀のふたを取った川端は、 ふたの裏をじっと見つめている。 水滴の美しさに見とれていたのだ。 川端は、 やおらスケッチブックを取り出し、 描き始めた。 夕食の箸を取ろうともしなかったという。 ▼旅館のぜいたくな食事よりも創作に夢中になる。 似たような逸話が柏原出身の彫刻家、 初代磯尾柏里にもある。 がんに侵され、 病床にあったとき、 妹たちが 「元気になったら、 兄妹で温泉に行こうね」 と話しかけても返事をしない。 しかし、 「元気になったら彫り物をせんならんな」 と問いかけると、 柏里はうれしそうに顔を崩し、 「そうや」 とうなずいた。 ▼温泉旅行という俗世の楽しみには興を覚えない。 創作しか眼中にない。 それほどの一徹な思いがなければ、 仕事を成しえないのが芸術の世界なのだろう。 ▼ 「四角な世界から常識と名のつく、 一画を磨滅して、 三角のうちに住むのを芸術家と呼んでもよかろう」 (夏目漱石 『草枕』)。 川端も柏里もその通りの芸術家だった。(Y)
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2013年1月27日09:19
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ならぬことはならぬ
昨年の大河ドラマは、 前評判のわりには、 最後まで苦戦していた。 清盛の最後の姿は、 視聴率との戦いにも敗れたようで気の毒だった。
さて、 今年はがらりと変わって主役は女性。 会津生まれの新島八重の激動の人生を描く 「八重の桜」 は、 以前、 大ヒットした 「篤姫」 の視聴率を超える勢いのようだ。
一八四五年、 会津藩で代々砲術師範を務める 「山本家」 の三女として生まれた八重。 兄妹は年の離れた兄、 弟の三人、 姉二人は夭折している。 おてんばで、 今なら体育会系女子といえるような性格で、 六十キロの米俵もやすやすと運ぶ力持ちだったとか。 父や兄の使う鉄砲に憧れ、 反対されつつ独学で習おうとする。 やがて根負けした父に、 やるからには覚悟をして学べと言われ、 兄覚馬に教えてもらうことに。 やがて戊辰戦争が勃発。 会津では、 松平容保 (かたもり) が鶴ヶ城に籠城、 八重も銃で戦う。 「幕末のジャンヌ・ダルク」 と言われるゆえんである。 維新後は、 奇跡的に再会した兄とともに、 時代を切り開いてゆく。 京都で初めての公立女学校で教鞭をとり、 やがて、 新島襄との出会いへと、 数奇な運命を生きる八重の生涯はドラマよりドラマティックだ。
主演の綾瀬はるかさんは一見華奢に見えるけれど、 凛としたたたずまいが好ましい。 出演者が折々に発する 「ならぬことはならぬ」 の言葉も、 現代の混沌として、 何でも許されてしまうような風潮に一石を投じるようで快い。 美しい会津磐梯山を見ると、 福島へ行きたくなる。 被災地に元気をくれる大河ドラマになりそうだ。
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2013年1月27日09:13
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3中学生が県中学新 溝畑君が17年ぶりに...
このほど開かれた水泳の競泳大会で、 中学生3人が県中学新記録をマークした。西紀中学校2年生の溝畑樹蘭君 (コナミスポーツ三田所属) は200メートル個人メドレーで2年生ながら、 17年ぶりに県中学新記録を塗り替え、 2月1―5日、 県選抜選手 (5人) として韓国へ初めての海外合宿に参加する。
尼崎スポーツの森 (尼崎市) で行われた 「県短水路選手権水泳競技大会」 の200メートル個人メドレー決勝で、溝畑君は2分3秒87をマーク。 1996年の県中学新2分4秒62を更新した。 溝畑君は、 昨年8月栃木県で行われた 「全国中学校水泳競技大会 (全中)」 200メートル個人メドレーで2年生としてはトップの6位入賞を果たした。 また、 昨年10月、 全国の強豪が出場した神奈川県で開催の 「JSCAブロック対抗大会」 13・14歳区分で、 全中より1秒近くタイムを縮め、 2分8秒57 (長水路) で優勝した。
韓国遠征は、 全中のタイムが、 「ナショナル選手標準記録」 を突破したことにより、 県連盟が推薦。 近畿水泳連盟の強化合宿として参加する。 溝畑君は 「県中学新記録を2年生で更新できてうれしかった。 遠征では、 年上の人にも負けないようがんばりたい」 と話す。
また、 降矢信君 (篠山中3年、 コナミスポーツ三田所属) は、 県短水路選手権50メートル平泳ぎで、 4年前に出た新記録を0・07秒更新する29秒69で県中学新を出した。 「受験勉強中であまり練習できず、 違う選手のタイムだと思うくらい驚いた」 と話した。
友武涼君 (丹南中1年、 同所属) は県短水路選手権100メートル個人メドレーで、 県中学新の参考記録1分5秒59を上回る、 1分1秒41の自己ベストで県中学新を叩き出した。 「とてもうれしいが、 大きな大会で本種目となる200メートル、 400メートルできちっとしたタイムを狙いたい」 と話していた。
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2013年1月27日09:12
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患者不足の懸念
医師に看護師、 次に足りなくなるのは患者、 と言うと怪訝に思われるかもしれない。 県立柏原病院と柏原赤十字病院の統合協議が水面下で行われているが、 規模を見誤ると、 患者不足が現実のものとなる。
切った張ったの急性期医療を提供する 「一般病床」 の両病院。 丹波市内では大塚病院にある、 高齢者を中心に長く患う人が入院する 「療養病床」 ではない。 県立と赤十字を足して現状、 250床程度だ。
市の人口は7万人を割っている。 市島、 山南地域を中心に患者の市外流出もあり、 市の医療圏人口は5万人程度だろう。 この人数で何床のベッドを動かせるのか、 患者を、 症例を集め、 病院を 「養う」 ことが可能なのか、 現実的に考えなければならない。
仮に今以上に 「一般病床」 を増やすなら、 患者不足の回避策が必要だ。 患者を市外に求める。 篠山、 北播磨と南但馬の一部も含め、 最低でも10万人以上の医療圏とする。 広域から患者が集まりやすい位置に病院を建設する。 相応の医師、 医療職の増員が必要なことは言うまでもない。
大箱を作ったが、 患者が足りない、 では、 赤字で医療継続がおぼつかない。(足立智和)
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2013年1月27日09:09
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丹波市消防本部・ポンプ車配置は1台 訓...
昨年、 丹波市内で発生した火災件数は13件で、 丹波市消防本部 (当時・氷上郡) が発足した1980年以来、 最少だった。 しかし、 同本部が配置する消防ポンプ自動車は1台だけ。 全国的に見ても、 離島や人口3万人程度の小さな自治体レベルの台数にとどまり、 初期消火のほとんどを消防団がカバーしているのが現状だ。 過疎化が進み、 消防団員の確保が難しくなりつつある中で、 同本部の充実と消防団活動とのバランスをどうとっていくか、 議論を深める必要が出てきそうだ。
◆離島なみの台数
同本部が配置している車両は、 消防ポンプ自動車1台、 化学消防自動車1台、 救助工作車1台、 指揮車1台、 救急車6台。
本部発足時は2台でスタートしたが、 1998年度に、 うち1台を廃車し、 工場火災などに対応できる化学消防車を導入。 普通火災時に出動するポンプ車は補充せず、 99年度から1台だけとなった。
全国消防長会がまとめた 「平成24年版消防現勢」 によると、 全国791消防本部中、 ポンプ車が1台なのは11本部。 離島を含め、 小さなまちが多く、 面積が丹波市より少し広い広島・安芸高田市でも、 人口は約3万2000人程度だ。
◆救急メーンの歴史
市消防本部は、 発足当初から救急に重点を置き、 消防団と役割分担してきた歴史的経緯がある。 同本部は救急車6台を配置。 ポンプ車とは対照的に、 類似団体の中でも充実した消防本部と言える。 駐在所の運用などで救急車の現場到着平均時間は7・6分。 全国平均の8・2分を上回る。 一方で、 ポンプ車が柏原町母坪の本部から出動すると、 放水開始までに平均で15―16分かかる。 消防と救急では、 装備に極端な隔たりがあるのが実態だ。
国が示す消防力の整備指針にあてはめると、 丹波市内には32台のポンプ車が必要となる。 同本部が1台を保有し、 残る31台を消防団がカバーしている。 火消しの“プロ”が現場到着するころには、 「消防団のおかげで火が消えていることがほとんど」 (同本部) という。
木造火災において火に最も勢いが出る 「最盛期」 は10分以内。 最も危険な時間帯を“アマチュア”が担っていることになり、 消防本部からすれば、 「消防団にお世話になるばかりで、 日ごろの訓練と、 装備が発揮できていない」 のが本音だ。
少しでも早く現場に駆け付けようと、 現場近くに消火栓があることを期待し、 山南救急駐在所や山東出張所から救急車にホースと筒先を積み、 火災現場へ急行することもある。 だが、 現場近くに消火栓がなく、 「火事場に救急車が何をしに来たのか」 と付近住民から非難されたこともあったという。
◆吏員人件費ネック
仮に救急車と同様、 山南救急駐在所と山東出張所にポンプ車を配置すると想定すると、 ネックとなるのは1台3000万円近くする高額な車両代よりも、 人員にかかる人件費といわれている。 通常、 火災出動時には5人が乗り込むことになっており、 仮の想定でいけば、 10人以上の増員となる。
現在、 同本部の消防吏員数は74人。 人口、 面積でみる類似団体と比較すると、 20人近く少ない。 仮にポンプ車2台、 10人増員したとしても、 数字の上ではごく平均的な本部のレベルだ。
一方で、 市は第2次定員適正化計画 (2011―15年度) に基づき、 職員総数 「600人」 に向けて削減を進めている最中。 市総務部は、 「消防車を増やすという話があれば、 その必要性、 財政状況、 全体の職員の状況などを見ながら、 その都度協議する」 と話す。 消防職の人員は 「維持」 の方針だ。
◆消防団は不可欠
火災現場の最前線に立つ消防団。 県内でも4番目に多い、 約2100人の団員と31台のポンプ車、 さらに58台の積載車が火災に備える。 合併後、 サラリーマン団員の増加などに対応するため、 「丹波市消防団活性化の基本方針」 を策定。 2696人だった団員定数を、 2011年4月から2161人に、 15年4月からは1706人まで減らす。
市消防本部は、 「大規模災害や山火事などの際には、 消防団は不可欠。 ただ、 日常の火災においては本部にもう少し車両と人員があれば、 団員のみなさんの負担を減らすことができる」 と話す。
長い歴史の中で、 地域に根付いた消防団だが、 近年、 自宅から遠い所に勤務するサラリーマン団員の増加、 若者の地域貢献に対する意識の希薄化、 親が息子の入団を拒むケースまであり、 定員確保がやっとの時代。 「事前に日が決まっている訓練でも“幽霊団員”が目立つ。 急な火事の際にはどれくらいの団員が集まるか不安」 と漏らす団員もいる。
市は、 5人乗りの普通積載車への更新や、 水槽付車両の導入など消防団の資機材充実を進めている。 担当の生活部は、 「改革の途中であり、 団員が1700人まで減った時に、 どんな影響がでるかを見る必要がある。 大規模災害に備える意味では、 身近な人たちが助けに来てくれるという安心感、 情報収集力は不可欠。 ただ、 どうしても団員が集まらないという時期が来れば、 本部機能を充実せざるをえない状況になることは十分考えられる。 バランスが大事だろう」 としている。
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2013年1月27日09:08
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「大きな瓢箪作ろう」 青垣のサークル...
青垣地域の有志でつくる 「青びょうたん会」 (足立勲代表) が、 青垣住民センターで初めての作品展を開き、 ヒョウタンづくりの仲間を募っている。 胴まわりが1メートル以上ある大瓢や、 長さが1㍍以上ある長瓢、 無着色の素瓢や絵付けしたものなどさまざまな作品を展示している。 「春から半年は栽培、 秋から冬にかけて加工と、 年間を通して楽しめる」 と魅力を訴えている。
氷上西高校が学校の特色づくりに取り組んでいたことがきっかけで、 足立代表 (70) =丹波市青垣町岩本=が栽培を始めた。 キャリアは8年ほどで、 1年目に同校でもらった苗で栽培した瓢が170センチ程度に成長し、 おもしろさにはまった。 同じ栽培するなら大きなものをと、 サイズにこだわり、 全国の愛好家組織 「ジャンボひょうたん会」 にも入会。 3年前には胴まわりが136センチのジャンボサイズをものにした。
展示は、 足立代表のものを中心に19点。 うるしを塗り金箔をはった 「金箔押瓢」、 胴に尾形光琳の 「蹴鞠布袋図」 を模写したもの、 焼きゴテで、 釈迦像と法華経の 「妙法蓮華經如來壽量品第十六」 を胴一面に描いたもの、 螺鈿 (らでん) を施したものなど、 労作が並んでいる。
ほかの農作物同様、 気温、 天候によって出来が大きく左右する。 大きく形の良い完熟したものができるのが楽しく、 「成長を見る喜びがある」 という。 また、 交配によって形が変わり、 同じものが作れない点もおもしろさという。
「青びょうたん会」 は、 会員の田んぼを見学しての研修と、 相互交流を目的としている。 「2月から3月が種をまく時期。 種や苗は提供する。 関心がある人は連絡を」 と呼びかけている。
足立代表 (0795・87・1684)。
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2013年1月27日09:08
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丹波勢初の県選手権V 全国出場決める ...
ミニバスケットボールチーム 「氷上籠球倶楽部」 (臼井和良監督、 16人) が、 1月19、 20日に県立総合体育館で開かれた 「県ミニバスケットボール選手権大会」 で丹波地域勢として初優勝した。 3月28―30日にかけて東京・代々木体育館で開かれる 「全国ミニバスケットボール大会」 に、 県代表として出場する。 丹波地域の女子チームの全国大会出場は、 2004年の柏原ミニバスケットボール以来2度目。
丹有2位の氷上籠球は、 阪神、 東播の1位と同じブロック。 初戦の香櫨園 (阪神4位) を53―26、 2回戦の松陽 (東播1位) を48―15と圧倒。 準決勝で山場の西宮浜 (阪神1位) も終始リードを保ち、 51―43で退けた。
決勝の相手は、 ビーミーズ (三田市)。 立ち上がりからレイアップシュートを次々と決め、 第1ピリオドで17―4と大差をつけた。 第2ピリオドは12―12の同点とし、 ベストメンバーがそろった第3ピリオドで17―8と試合を決め、 59―39の大差で、 丹有予選で1点差で敗れた借りを返した。
細谷葵主将 (東小6年) は、「西宮浜の気合がすごく、 プレッシャーもありきつかった。 最後まで全員よく走れ、 優勝できてうれしい」 と話し、 「いつも通りで、 まず1勝を目標に、 一つずつ勝ちを積み上げていきたい」 と全国大会の抱負を語った。
南原秀樹コーチは、 「どのチームより速いスピードでプレーでき、 守備もしぶとくできた。 会心の大会だった」 と選手を讃え、 「ミスが即失点につながるので、 ミスを今以上に減らすのが課題」 と、 全国を見据えていた。
試合に出た10人の平均身長は149・5センチと小柄で、 攻守の切り替えの早さが身上。 ドリブルより早くボールを運べるパスを磨いてきた。 6年生が7人と層が厚く、 後半に6年生をそろえる 「後半重視型」 の編成。 第1ピリオドで6年生3人と5年生、 4年生を1人ずつ、 第2ピリオドで6年生4人と5年生1人をプレーさせ、 規定の 「10人出場」 をクリアする。 今大会では前半でリードを許した試合が一つもなく、 ベンチを含め全員一丸となって戦った。
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2013年1月27日09:07
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第317問
84歳と75歳の最高齢コンビも出場する篠山のお笑いコンテストの名前は?
1.S―1グランプリ
2.T―1グランプリ
3.S―2グランプリ
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2013年1月27日09:03
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2案への支持多く 山南地域・統合中学校...
山南地域市立中学校統合準備員会 (柳川瀬義輝委員長) が1月23日、 山南庁舎であり、 統合中学校の設置個所を分科会で検討した。 山南中央公園 (丹波市山南町谷川)、 山南町井原周辺のどちらかにするとの意見が多かったが、 意見を出し合うにとどめ、 絞り込みは行わなかった。 2月2日に、 候補地の現地視察を行う。
一方、 位置決定以前の問題として、 通学路の交通安全対策やバス運行など通学手段の確保を求める意見が出された。 これらが具体的にならなければ、 位置を決めるのは難しい、 山南地域のまちの顔をどこにするのかという観点から考えるべき、 とする意見など、 決定方法に関する意見も出た。
大人数の全体会 (36人) では意見を出しづらいことに配慮し、 学識経験者、 自治会代表、 PTAの3つの分科会を設け、 10人程度で話し合い、 活発に意見交換した。 校舎位置は、 ▽既存の山南、 和田どちらか▽山南中央公園▽山南町井原周辺▽その他―の4案について協議した。
自治会の分科会は、 「中央公園にしても、 井原周辺にしても、 場所を絞って検討しないと前に進まない」 「農地転用の許可などの手続きで高いハードルがあり、 高いハードルを超える努力がいる」 「位置をどこに決めても通学援助やバス運行など具体的なことがなければ、 住民に納得できる説明ができない」 などとし、 「そういったことが明らかになる中で場所も決まっていく」 と報告した。
PTA分科会は、 「通学手段の確保と歩道や街灯などの安全対策が必要」 とした。 通学方法について、 市内他地域で10㌔を超えて自転車通学している生徒がいることを例に、 山南の生徒も長距離になっても自転車通学を求められる可能性があることを不安視。 「路線バスやJRなど公共交通を使うことも考えられる」 と通学手段への配慮を求めた。
学識経験者分科会は、 「山南地域の顔を将来的にどこに持って行くのかという観点から考えては。 山南中央公園にするのか井原周辺にするのか、 都市計画マスタープランなどを考慮して決めては」 と提案した。