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2013年2月7日10:25
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創作オペラ「おさん茂兵衛」
創作オペラなど 「おさん茂兵衛」 関連のイベントを展開する 「おさん茂兵衛DEたんば実行委員会」 の会員らと、 浄瑠璃作者近松門左衛門のふる里、 福井県鯖江市へ。 ▼近松は吉江藩という同市内にあった小さな藩の藩士の次男、杉森信盛。父が浪人し、 上方に出てきたと言われる。資料が少なく、生誕地については他説もあるが、 近年は鯖江に固まってきたようだ。 ▼町じゅうに近松の銅像や資料を展示する所があり、 近松倶楽部という市民団体が発足、 浄瑠璃劇団 「近松座」 も旗揚げして毎秋、 彼の作品を演じる。 今年は生誕360年ということで、「恋にまつわる短編小説」を募集中だ。▼倶楽部の人に案内され、 まず 「まなべの館」を見学。鯖江藩主の間部家と 「学べ」 をかけて命名されたとか。 間部7代目の詮勝 (あきかつ) が 「安政の大獄」 の時の老中として有名だが、 後に井伊直弼と対立し辞職、 4万石に1万石減封された。 ▼車で5分程行った吉江。 吉江藩はやがて福井藩に合併され、 藩邸跡も大正期に洪水対策で通した新しい川の水底に沈んだが、 元豪商の屋敷が建ち並ぶ 「七曲り」 の古い街並みは今も残っている。 次郎吉 (近松の幼名) もこの辺りを跳ね回っていたかも。 ▼近松座では 「おさん茂兵衛」 は未上演だが、 「丹波の森公苑で是非上演してもらいたい」 と話しながら帰路に。 (E)
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2013年2月7日10:25
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想像し決断する訓練を
高浜原発から50キロ圏内のPPA (屋内退避及び安定ヨウ素剤服用対策の準備エリア) にあり、 原子力災害の危険性とその対策が求められている丹波市でこのほど、 原子力防災に関する市民向けの講演会と、 市職員向けの研修会があった。 市民向けの講演会は東日本大震災の被災地を取材した新聞社デスクが、 研修会は大学院教授が講師を務めたが、 いずれも末端自治体の市や市民に 「想定外への対応」 を求めるものだった。
新聞社デスクは、 「大事なのは基礎自治体の力。 (東日本大震災時に) 国、 県の指示を待った自治体は何もできず、 住民に不安を与えるだけだった。 もはや事故は起きるものとして議論し、 訓練しなければならない。 キーワードは 『柔軟性』 だ」 と指摘した。
大学院教授は、 「大事なのは、 『発電所は大事、 でも国民はもっとも大切』 という視点だ。 もう 『ありえないなんてありえない』 社会。 想定外に備えるのが原子力防災だ。 シナリオに沿った訓練をしていても意味がない」 と警鐘を鳴らした。
まさに自治体が、 市民が、 自らで考え、 行動する力が求められているのを感じた。 体を動かし、 技術を高める訓練は、 繰り返しで習得できる。 だが、 万が一の時に、 最善の策を短時間で判断する訓練は、 そうできるものではない。
求められるのは、 想像力と準備。 想定内を越えた、 現実にあってほしくない状況を想像し、 最善と思われる策を出す訓練が必要だ。 「原因不明の火災が発生。 異臭はないが、 数人が倒れている」 といったよく分からない想定で、 現場に対応しながら詳細を徐々に明らかにしていくような訓練が必要ではないか。(芦田安生)
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2013年2月7日10:23
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わが村の「堂の講」
先月、 私の暮らす集落、 篠山市今田町下小野原で五穀豊穣や無病息災、 家内安全などを願う年始の行事 「堂の講」 ( 「ドノコ」 と発音) が行われた。 公民館に集まった約40人の住民それぞれが、 ヌルデ (ウルシ科) の木にシキミや御幣、 御札などを飾り付けた 「ゴズエ」 と呼ばれる長さ50㌢ほどの杭を手にスタンバイ。 祭壇で読経を唱える住職の合図で、 一斉にゴズエを机上に振り下ろして打ち鳴らし、 けたたましい音を立てながら祈願するという世にも奇妙な行事だ。
この行事がいつから始まったのか、 それを記したものはないが、 少なくとも江戸初期には行われていたとされている。 しかし、 ゴズエに飾る御札 「牛玉宝印 (ごずほういん)」 を刷っていた版木が現存しており、 その制作年が1426年 (室町時代) であることから、 「ひょっとしたら、 580年ほど前から行われていたかもしれない」 と同住職。
ご先祖様が絶やすことなく脈々と受け継いできた行事が、 今なお同じように行われていることを思うと、 壮大な命のつながりを感じ、 思わず身震いした。(太治庄三)
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2013年2月7日10:23
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ブルーベリーも可愛い子供たちです♪
パチン♪パチン♪―。 寒く、 葉も落ちて寂しいブルーベリー畑に剪定ハサミの音が響く。 冬野菜の出荷等の合間に500本のブルーベリーを暖かくなるまでに剪定する予定。 が、 思うように進まない。 背丈以上になって勢いが良い木は、 株元周りにひこばえがたくさん出てくるので、 まず綺麗に片付け、 次に中の込み入った大小の枝を切る。 マッチ棒のような細枝に成る実は美味しくないのでそれも切る。
葉芽は三角、 花芽はコロンと丸く一目瞭然。 一つの花芽は春に膨らんで、 鈴蘭のような白く可憐な花を10個ほど房状につけ、 実になるので、 枝先に8個も残すと、 通常80個も成ってしまう。 すると枝がしなり、 他の枝とぶつかるし、 勢いの無い枝にたくさんつけると、 これまた実は小さく食味も悪くなるのである程度抑制する。
葉芽は付いている方向に伸びて、 今年1年かけて来夏の実の準備に入る。 それを見越し、 樹形を想像して延ばしたい方向の葉芽の上で切り返す。 去年、 この木はどんな方向に伸ばしてやろうと思って切ったのかも、 ある程度やっていると思い出すのだが、 やっぱり自然相手。 期待していた方向に伸びていない枝もある。
つまり子どもと一緒だなと笑ってしまう。 いくら手を掛けても親が思うように子どもは育たないことも。 それぞれの個性や環境で千差万別。 ただ思いっきり愛情を注いだら、 ある程度その木に任せるしかないのかも。 そう思いながら今日も父ちゃんとパッチン♪パッチン♪の日々を過ごすのだ。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年2月7日10:21
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伝統工芸に触れる 神戸の4年生460人 丹...
丹波立杭陶磁器協同組合 (大上巧理事長) と兵庫陶芸美術館 (三木哲夫館長) が、 1月18日―2月1日までの延べ6日間、 神戸市立の6小学校の4年生合わせて約460人を篠山市今田町立杭地区に招き、 「やきものの里窯元修行」 と題した体験学習イベントを行った。 6校はグループごとに丹波焼窯元の工房を訪ね、 窯元の指導で器を作陶したほか、 同美術館で展覧会を鑑賞するなど、 地域の伝統工芸への知識を深めた。
最終回の1日は、 灘小学校の63人が9窯元で窯元修行を行った。 三田市西相野に店を構える 「丹文窯」 には10人の児童が訪問。 窯元の大西文博さん (61) =同町下立杭=は、 児童らに 「まずは粘土をヘビのような棒状に延ばし、 それを積み上げて器の形を作る。 太さを均一にしないと、 形が悪くなるので注意して」 などと、 手びねりで作陶するこつを丁寧に指導していた。
また、 陶芸用の粘土がどのように作られているかを知ってもらおうと、 同町上立杭にある坏土工場へ児童らを連れ出し、 見学させた。
大西さんは 「土に触れることで丹波焼を肌で感じてくれたのでは。 作陶していて 『楽しい』 とか 『今度は家族と一緒に来たい』 などの声が聞かれたのは、 うれしい限り」 と話していた。
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2013年2月7日10:21
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日系ブラジル人の生活調査 レポートが県...
柏原高校インターアクト部の1・2年生 (計20人) がまとめた 「日系ブラジル人の生活実態―丹波市在住者への聞き取り調査から」 が、 「県小・中・高校地域研究コンクール (高校・レポート部門)」 (同実行委員会主催) で最優秀賞を受賞した。 昨年度は、 「南京町の過去・現在・未来」 と題した調査レポートが、 同コンクールで優秀賞を受けており、 2年連続の受賞。
同部は、 丹波青少年本部が主催する 「丹波若者塾」 に参加しており、 この中で丹波市在住のニューカマー外国人の生活実態調査に取り組んでいる。 関西学院大学の学生が指導・助言している。
日本語教室でのボランティア活動などを通じて、 ブラジル人が増えていることを実感していた部員らは、 なぜ日本に来たのか、 日本での生活に支障はないか、 丹波で快適に暮らすための改善点はないか―などを調査テーマにした。
レポートでは日本語教室に通う人やその知人ら6人に聞き取った内容を掲載。 それによると、 仕事 (製造業) のために家族で来日した人がほとんど。 来日当初は言葉の違いに困り、 困った時には会社の人や友人など身近な人に助けてもらっていた。 現在は、 困っていることはほとんどなく、 日本に来て 「生活が安定した」 などと答える人が多かった。
部員らは 「外国人がもっと不自由な思いをしているのではないかと思っていたが、 誰もが日本に対するイメージがよかった」 と振り返る。 レポートのまとめでは、 「まだまだ日本語のコミュニケーションには不安を持っておられる。 特に市役所での手続きや病院での診察の場面では、 私たち日本人が積極的にサポートする必要性を感じた」 と締めくくった。
八尾明梨部長 (2年) は、 「1年かけてまとめたことが評価されたことがうれしかった。 ブラジル人の方が困っている点もあるので、 このレポートを、 外国人の暮らしを便利にすることに活用してもらえれば」 と話している。
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2013年2月7日10:20
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「命の大切さ感じて」捨て猫の悲話を絵本...
篠山市宇土のデザイナー、 桐村史さん (27) が、 捨て猫の死をもとに動物の命の大切さを呼びかけるムービー絵本を製作した。 題材となったエピソードは、 市内で実際に起きた出来事で、 桐村さんは、 「捨て猫の話を聞き、 自分も何か力になれないかと考えた。 少しでも啓発になれば」。 段ボールに描かれた、 今はもうこの世にいない子猫が、 命の大切さを訴える。
ムービー絵本は、 絵を写真に収め、 ナレーションと共にパソコンを使って上映するもの。 クレヨンとアクリル絵の具を使って段ボール紙19枚にエピソードを描いた。
題材となったエピソードは、 2011年の出来事。 雨の日に捨てられた子猫が死を迎えた。 近隣の住民は子猫の鳴き声を聞いたものの通報することはなく、 翌日になって、「篠山動物小さな命の会」 の堀家光洋さん (西本荘) に連絡があったが、 堀家さんが駆けつけたときにはすでに息を引き取っていた。
堀家さんから話を聞いた桐村さんは、「動物を捨ててはならない、 責任を持って育てられないのにえさを与えてはならないということを、シンプルに情感に訴えたい」 と、 特技を生かしてムービー絵本を製作し、 今年1月に行われた篠山市民センター (黒岡) で開かれたイベントで初上映した。
「動物が捨てられているのを見ても、 『きりがない』 『どうしようもない』 と言って、 かかわろうとしない人が多い」 と桐村さん。 「もし捨てられているのが人間だったら絶対に助けるはず。 でも、 人間も動物も同じ命。 ムービー絵本を見て、 そのことをわかってもらえれば」 と呼びかけている。
ムービー絵本は、 今後インターネットの動画投稿サイト 「ユーチューブ」 にも掲載する予定。 映像に関する問い合わせは桐村さん (kirimurafumi@gmail.com)。
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2013年2月7日10:20
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“チョコの塔”プレゼント 2月10日、ゆ...
2月14日のバレンタインデーにちなみ、 「ゆめタウン」 のゆめ広場に、 チョコレートのオブジェが展示されている。 縦に積み重ねた球状のチョコレートの塔 (約80センチ) に、 製菓材料のマジパンで作った干支の 「巳」 が巻き付いている。 10日午後2時から 「バレンタインビンゴ大会」 を開き、 優勝者にプレゼントする。
同ショッピングセンターを運営する 「タンバンベルグ」 の辻康信社長の手作り。 蛇は、 幸福を呼ぶ 「白蛇」 とした。 辻さんが営む 「ときわ堂」 でも展示している。
10日午後1時半から、 ビンゴ券を販売 (1枚100円、 1人2枚まで) 。 最初にビンゴになった人に同オブジェをプレゼントするほか、 70人程度にチョコレートなどが当たる。 同店 (0795・82・8600)。
写真・バレンタインデーにちなんで展示されているチョコレートのオブジェ=ゆめタウン、ゆめ広場で
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2013年2月7日10:17
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“高校生カレー甲子園”4強の味を販売 ...
氷上高校生活科3年の女子生徒7人らが2月9日、 柏原八幡神社近くで開かれる 「丹波ハピネスマーケット」 (午前10時―午後3時) でカレーライスを販売する。 昨夏、 毎日放送 「ちちんぷいぷい」 が主催する 「高校生カレー甲子園2012」 に出場し、 4位に入った 「氷上高ポークホワイトカレー」 を提供する。 生徒たちは、 「多くの人に食べてもらいたい」 と、 当日を楽しみにしている。 一杯500円で、 限定200食。
考案したのは、 魚住佳菜子さん、 旭佐和子さん、 細見遥香さんの3人。 同校産の豚肉や野菜、 卵や牛乳をふんだんに使い、 「甲子園」 では、 4組による決勝に残り、 4位と健闘した。
「氷上高ポーク」 を厚めに切って、 蜂蜜とカレー粉で下味を付け、 ひかみ牛乳や 「のんじゃえ丹波」 で煮込み、 インゲン豆やコーン、 小豆を混ぜたバターライスを合わせる。 「甲子園」 に出品したカレーよりも氷上高ポークを増量する。
3人のクラスメート、 塩見明子さん、 大江佳苗さん、 細見優衣さん、 仲山麻衣さんの有志4人が販売を手伝う。 また、 氷上高ポークの生産者である営農科の生徒も参加し、 氷上高ポークのおいしさを伝える。 イラストが得意な塩見さんがデザインしたTシャツを着る。 店先に飾るポスターも制作。 「甲子園」 の賞状も掲示し、 アピールする。
昨年11月の文化祭でも150食を販売したところ、 午前中に完売。 魚住さんは、 「テレビを見たり、 文化祭で食べられなかった人から 『食べたい』 という声をいただいていたので、 たくさんの人に食べてもらいたい」 と話している。
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2013年2月7日10:10
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おとなのためのお話会
2月10日午後2時から、 篠山市立中央図書館 (篠山市西吹) で「おとなのためのお話会」を開く。
プログラムは、 ▽ハイチの昔話 「テイザン」 ▽斎藤隆介創作童話 「三コ」 ▽岩手の昔話 「二度咲く野菊」 「犬とねことうろこだま」 ▽イランの昔話 「マメ子と魔物」 ▽近畿の昔話 「ケンケンバッタバタひっつきたい」 ―。
篠山ストーリーテリングの会主催。 参加無料。 同会の小山さん (079・552・5871)。
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2013年2月7日10:08
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水道部職員不祥事受け 市長給与を「30%...
丹波市水道部職員の虚偽有印公文書作成、 同行使事案を受け、 辻重五郎市長は、 2月15日開会の市議会臨時会に自身の給料月額 (3月分) を30%相当、 永井隆夫副市長の給与月額 (同) を10%相当減額する条例制定案を提案する。 5日の市会運営委員会で明らかにした。
また、 関係した職員3人と水道部長を4日付で懲戒処分したことも明らかにした。 職員3人はいずれも、 市懲戒処分の基準における 「虚偽報告」 に該当すると判断。 虚偽文書作成の直接の行為者で、 管理職でもある元工務課長を 「給料の10分の1を3カ月減給」、 元工務係長、 元同課主査を 「給料の10分の1を1カ月減給」 とした。 水道部長については、 同基準における 「指揮監督不適正」 に該当するとして 「給料の10分の1を1カ月減給」 とした。
辻市長は、 「職員を告訴しており、 捜査の状況を見てから自身の処分を判断すべきと考えていたが、 告訴から5カ月が経ち、 今年度を総括する年度末を迎え、 自身の監督責任を明らかにする時期だと判断した」 と説明。 他市の事例を参考にするなかでは重い処分という。
自身の処分の根拠について、 辻市長は取材に対し、 「今回の職員の処分で最も重い 『給料の10分の1を3カ月減給』 と同等の処分を、 年度内にきちっとするという考え方だ」 と説明。 「市民、 議会の理解を得られるかは分からないが、 自分では適正な処分内容だと思っている」 と話した。 また、 捜査の状況については 「情報はない」 とした。
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2013年2月7日10:08
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携帯電話・小学生の所持率15% 丹波市教...
丹波市教育委員会は、 市内の小学校高学年児童 (4―6年) と中学生全員を対象に行った、 携帯電話とインターネットの利用に関する今年度の実態調査の結果をまとめた。 全体の所持率は昨年の調査より上がり、 中学3年生の男子を除く全学年で所持率がアップ。 小学生全体で14・7%と、 昨年より5ポイント近い大きな伸びとなり、 小学生では学年による所持率の差が見られなくなり、 低年齢化が進んだ。 また、 中学生の所持率は27・2%と、 2・3ポイント増加した。
所持率のうち、 小学4年生は男子で13・3% (前年比6・5ポイント増)、 女子が18・5% (同8・8ポイント増) と小学校の他学年より伸び幅が大きい。
携帯電話を所持していると回答した児童生徒に聞いた 「携帯電話の使用状況」 では、 小中学生とも親や家族との通話が最も多かった。 2番目に多いのが中学生では 「友達とのメール」、 小学生では 「親や家族とのメール」 と違いが出た。
また、 これまでの調査で、 「インターネットや携帯サイトを見る」 の中に含んでいた、 「SNSサイトで仲間と楽しむ」 を独立の項目として取り上げたところ、 小学生の3・6%、 中学生では17・3%と6人に1人が利用していることが分かった。
1日のうち携帯電話を使う時間は、 小学生では 「30分まで」 が72・8% (同5ポイント増)、 中学生では 「2時間以上」 が33・1%と、 前年より3・6ポイント減ったが、 依然3人に1人が2時間以上の時間を割いている。 中学生では 「1時間半以上」 が男子で43%、 女子では52%と、 半数以上を占めた。
1日に携帯電話でメールする回数は、 小学生では40・2% (同4・8ポイント増) が 「ほとんど使わない」。 「1―10回」 が45・3%と最多。 中学校では、 「1―10回」 (29・9%) と、 「10―30回」 (29・2%) が拮抗。 「50回以上」 の割合は、 前年より7・1ポイント減の12・1%。
「携帯電話の使い方のルール」 は、 小学生では昨年より4ポイント多い59・6%が 「決めている」 とした一方、 中学生では41・8%と6ポイント減り、 家庭での約束なしに自由に使っている割合が増えた。
ルールの中身の最多は、 小学生は 「通話やメールをする相手」、 中学生は 「インターネットの使い方」。 昨年度は 「1か月に使う料金」 が多かった。 市教委は、 「共有動画サイトを用いたネットいじめがメディアで取り上げられ、 学校の指導や啓発活動で保護者の意識が情報モラルにも向き始めていると考えられる」 と分析している。
一方、 「子の安全のためにと親が購入した携帯電話を、 子は、 (不特定多数の) 外部とのコミュニケーションツールとして使っており、 ズレが生じている」 と、 利用のルール化などを改めて考えるよう警鐘を鳴らす。
また、 低年齢化は、 「割引料金など、 コストが下がったことが一因では」 と見ており、 新年度はこれまで調査未実施の小学3年生も調査対象に加えられないか検討する。
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2013年2月7日10:08
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小さな春の便り届く アカガエルが産卵 ...
篠山市内の田んぼの水たまりなどでニホンアカガエルの産卵が始まった。 今田町下小野原では2日、 空き地の水たまりで卵塊が確認された。 直径50センチほどのゼリー状の卵塊が冬の日差しに照らされ、 きらきらと輝いている。 近所の住民たちは、 寒風吹きすさぶ中で見つけた小さな春の便りに目を細めていた。
日本爬虫両棲類学会会員の田井彰人さん(44)=野中=は、「産卵の始まりは例年通り。 しかし、 一昔前までは身近だったこのカエルも、 近年、 冬の田んぼに水が張られることが無くなったため、 産卵場を失い個体数を減らしている」 といい、「これから産卵がピークを迎えるので、 あちこちの水場で卵塊を目にすることがあると思うが、 やさしく見守って」 と話している。
卵塊の中には直径1・5ミリほどの黒褐色の卵が無数に見られる。 卵は約1カ月後にオタマジャクシとなり、 5月ごろカエルに変態して上陸する。 繁殖が早春のため、 産卵後は再び休眠(春眠)するという。天敵のヘビや、生活環境が競合するほかのカエルを避けて、 早春に産卵するといわれている。
ニホンアカガエル (アカガエル科) は体長35―75ミリで、 メスの方が大きい。 体色は黄土色から赤褐色で、 地域によって異なる。 日本固有種。 県内では、 レッドデータCランクに指定されている絶滅危惧種。
写真・水たまりに産み付けられたニホンアカガエルの卵。卵塊が冬の日差しに照らされ輝いている=篠山市今田町下小野原で
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2013年2月4日09:14
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音大卒業生が出演「新人演奏会」 3月17...
今年度卒業の音大生が出演する 「第38回丹波ささやま新人演奏会」 (篠山音楽協会主催) が3月17日午後2時から、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町、 079・552・3600) で開催される。 入場料は800円 (小学生以下無料)。
問い合わせは、 田園ホールもしくは、 同実行委員会の前田さん (079・594・3908)。
出演者は次の皆さん。
小倉和花子 (三田市、 フルート)、 角真純 (篠山市、 ピアノ)、 北出英里 (三田市、 ピアノ)、 白藤彩 (豊岡市、 ソプラノ)、 杉原珠美 (篠山市、 ソプラノ)、 遠山未佳 (三田市、 アルトサックス)、 西恵里夏 (三田市、 ピアノ)、 畑崎好香 (西宮市、 ピアノ)、 藤井望 (篠山市、 ソプラノ)、 湊奈々代 (奈良市、 ピアノ)、 三原萌 (篠山市、 フルート)、 山田優花 (三田市、 クラリネット)
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2013年2月4日09:09
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みどりの森コンサート 高校生以下を無料...
第3回みどりの森のコンサート 「春休みPAC子どものためのオーケストラコンサート」 が3月22日午後6時半から、 たんば田園交響ホールで開かれる。 兵庫芸術文化センター管弦楽団 (PACオーケストラ) が、 ロッシーニの 「セヴィリャの理髪師」 序曲や、 リムスキー・コルサコフの交響組曲 「シェエラザード」 より第4楽章などを演奏する。
同コンサートの主催団体の一つ、 「みどりの森・こどものための音楽会実行委員会」 (丸山眞委員長) は、 「子どもたちに上質の音楽を生で聞かせてあげたい。 感動を味わってほしい」 を活動趣旨にしていることから、 高校生以下先着400人を無料で招待する (3歳以上から。 申し込みが必要)。 大人は2500円 (ペアチケットは4000円)。
オーケストラの演奏のほかにも、 観客参加型コーナーを企画。 バイオリンの演奏体験や、 リコーダーやハーモニカ、 ピアニカなど、 家にある楽器を使ってオーケストラと一緒に 「大きな古時計」 を合奏できるコーナーも設けている (参加希望者は、 楽器を持参)。 同コンサートの公演時間は、 約70分間 (休憩なし)。
また、 実行委員会ではコンサートの協賛企業を募っている。 協賛企業は、 A4サイズの広告用チラシに掲載する。 金額は、 1区画 (A4サイズの10等分) 5000円。 A4サイズ2つ折りのプログラムに挟み込む。
問い合わせは、 同実行委員会副委員長の前田繁実さん (079・594・3908)。
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2013年2月3日09:21
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出でよ!ツチノコ
ヘビの一種とされる未確認生物ツチノコ。 「巳年」 に関する話題を探していた時に、 篠山市後川で目撃されていたという情報をキャッチした。 その響きに懐かしい思い出がよみがえった。
わが故郷の村でも、 約20年前に目撃された。 しかも、 私の家の2軒隣りで。
通称 「いーちゃん」 の家に現れたツチノコは、 犬と戦った末、 山へ逃げていったらしい。 そして、 わが村にツチノコ旋風が巻き起こった。
私も含め、 そろいのツチノコTシャツを着た老若男女は山へ繰り出した。 テレビ局もやってきた。 懸賞金もかけられた。
しかし、 追えども追えども、 奴は姿を見せなかった。 時は過ぎ、 「ツチノコの里」 看板も朽ち果てた。
でも私の中には、 あの出来事が鮮明に焼き付けられている。 みんなで騒ぎ、 笑い、 とても楽しかった。
奴がどこかでひょっこり顔を出した時には、 きっとまた旋風が起こる。 そして、 たくさんの笑顔が生まれるはずだ。
騒ぎと笑顔を運ぶツチノコ。 馬鹿と言われてもいい。 今でも奴が山を転げまわっていると信じたい。(森田靖久)
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2013年2月3日09:21
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「第1種」試験に7人合格 篠山産業高校...
篠山産業高校電気科2、 3年生の7人が、 国家資格 「第1種電気工事士」 試験に合格した。 第1種は、 一般家庭用をはじめ、 工場やビルなど (最大電力500キロワット未満の電気設備) の電気工事が行える、 電気工事に関する最高位ランクの資格。 5年間の実務経験を重ねれば免許証が交付される。 同科の2年生16人と、 3年生6人が受験した。
試験は筆記と実技があり、 筆記では電気工事に関する基礎や計算問題、 高圧工事に必要な機器の識別、 法令などが出題された。 実技は6600ボルトの高圧線を100ボルトや200ボルトに変圧する回路を配線図と施工条件に沿って1時間以内に配線するというもの。
生徒たちは筆記試験合格を目指して、 夏休みから2学期にかけて計30回の補習を受講。 昨年10月に実施された筆記試験に合格した8人が、 12月の実技試験に向けて、 県の 「ひょうご匠の技探究事業」 を活用し、 特別非常勤講師として堀五郎さん (63) =西吹=を迎え、 13回にも及ぶ補習を行ってきた。
合格者の1人、 岡本祥幸君 (2年、 丹南中出身) は、 「卒業後の進路は就職。 この資格は就職に有利と聞いているので、 合格できてよかった」 と言い、 この高校に入学した目的は 『第1種』 の資格を取ることだったので、 念願がかなってうれしい」 と喜びをかみしめている。
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2013年2月3日09:20
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預かり保育施設移転 診断で「耐震性低い...
篠山市教育委員会は、 城南、 八上、 古市幼稚園児を対象にした預かり保育施設 「くすのきクラブ」 (旧城南保育園) の耐震性が 「極めて低い」 という診断結果のもと、 4月1日から、 同施設を城南小学校内に移転する方針を示した。 1月30日に開かれた議員全員協議会で明らかにした。
同施設は1969年に建てられた鉄骨造の平屋建て。 昨年末の委託業者の耐震診断結果では 「建物全体に補強が必要。 基礎周りのコンクリートブロックを利用した補強は基礎部分が無筋状態」 などとして、 耐震性が低いと診断された。 今後、 建て直すかどうかは未定。
移転先は、 城南小学校南校舎1階の多目的スペースと多目的教室。 現在、 城南幼稚園5歳児が保育室として使用しているが、 4月から1クラス減るために空き室になる。
市議会3月定例会 (2月18日開会) に提案する補正予算にトイレ改修や棚の設置など約259万円を計上。 新年度当初予算に、 保育室防音扉改修、 エアコン設置、 遊具置き場など約533万円を計上する方針。
対象園児は、 1月23日現在で65人。
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2013年2月3日09:19
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4次報告書を提出 校歌校章盛り込む 城...
畑、 城北両小学校を統合し、 新年度から開校する 「城北畑小学校」 の統合準備委員会 (石橋康夫委員長) は1月29日、 市教育委員会に統合校の校歌や校章などを盛り込んだ第4次報告書を提出した。
報告書に盛り込まれた校歌、 校章ともに公募作品を元に決定した。
校歌は山梨県甲府市の穐山 (あきやま) 定文さん (62) が応募したものに、 篠山出身の声楽家、 畑儀文さん (58) =西宮市=が曲をつけた。
校章は、 篠山市知足の小谷彩さん (21) の作品に一部修正を加えたものを採用している。
校歌は市ホームページ (http://www.city.sasayama.lg.jp/) 内の教育総務課のページで聞くことができる。
同委員会では、 今後学校施設や設備、 教育課程などについて議論を進めていく。
写真・準備委が決定した城北畑小の校章
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2013年2月3日09:19
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篠山市・阪下さんノミネート ビデオ大賞...
全国規模のアマチュアビデオコンテスト 「第24回丹波篠山ビデオ大賞決勝大会」 (同実行委員会など主催) が2月3日午後1時から、 たんば田園交響ホールで開かれ、 ノミネート作品の公開上映と審査が行われる。 篠山市からは、 8分以内の 「グランプリ部門」 (全8点) に阪下千代美さん (西谷)、 3分以内の 「デビュー部門」 に村雲小学校放送委員会、 城東小学校PTA、 藤本豊記さん (乗竹) がノミネートされた。
阪下さんの作品は、 「お茶の香りに誘われて」。 「大国寺と丹波茶まつり」 で出会った在宅支援ボランティア 「ほほえみ」 を取り上げた。 村雲小は 「自然がいっぱい村雲」 と題し、 総合学習で学んだふるさと学習を映像に収めた。 城東小PTAは 「城東小学校PTAひまわりプロジェクト」。 昨夏、 地域と一緒に学校や周辺をヒマワリいっぱいにした取り組みを映像にした。 藤本さんは 「『和』 を学びに」 と題して、 西紀小学校6年生が歴史体験学習で学んだ 「お茶体験」 を取り上げた。
大会テーマは 「生きる」。 全国からグランプリ部門に54点、 デビュー部門に9点、 ショート部門に12点の応募があった。 グランプリ部門の審査は映画監督で、 丹波篠山ふるさと大使の西垣吉春さんら5人が行う。 デビュー部門はこれまで会場の拍手で決めていたが、 今回は実行委員会の基礎点に来場者の投票数を加える。 ショート部門 (1分位内) は、 タレント・リポーターで丹波篠山ふるさと大使の熊谷奈美さんが大使賞数点を選んでおり、 大会で放映する。
グランプリ部門のビデオ大賞に賞金20万円と丹波焼オブジェ、 デビュー部門の優秀賞3点には賞金1万円などが贈られる。
入場無料だが、 同ホールや市役所などで配布している招待券持参で抽選会に参加できる。
篠山市立中央図書館内の市視聴覚ライブラリー (079・590・1301)。