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2013年2月17日08:36
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天国に一番近い島②
さて翌朝は、 ヤシの木々をわたる風音と聞いたことのない小鳥の声で目覚める。 ホテルの前にはエメラルド色の海が広がっている。 夫の友人M氏との約束はお昼なので、 朝食後、 海辺を散策。 日本の真夏では考えられないような乾いた風が吹きぬける。 椰子やゴムの木の下だと肌寒いくらい。 浜辺に寝そべっているのは大体メラネシア系の人たち、 泳いだり走ったりと、 熱心にスポーツをするのは白人系が多い。
ニューカレドニアはフランス領で、 言葉はフランス語、 ホテルやレストランでは英語も少しだけ通じる。 フランス語も英語も堪能なM氏のおかげで何不自由なく過ごせた。 首都ヌメアのある一番大きなグランドテール島と大小の島をあわせて四国くらいの面積。 人口は二十四万人、 そのうち約三十パーセントがフランス人を中心としたヨーロッパ系。 あとはメラネシア系とアジア系。
ヌメア市立博物館には、 明治時代に移民として入国した日本人についての展示もあり、 改めてこの地と日本との関係について学んだ。 ニッケル鉱山の労働者として、 まず一八九二年から一九一九年の間に、 約五千六百人が入国、 五年ほどの契約が終ると、 それぞれの能力を生かして自由に暮らしていた。 しかし、 真珠湾攻撃の後、 オーストラリアに強制収容されるという悲しい時代もあった。 森村桂の著書にも、 日本人と混血の現地の人たちにとても親切にされたことが書かれている。 日本人会もあり、 昨秋、 移民百二十年の記念碑が日本人墓地に建てられた。 翌日はそこへ案内してもらうことに。
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2013年2月17日08:35
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閉校を前に
友だちと田んぼに向かって、 「帰りましたー」 と大声で叫び、 地域のおじいちゃんやおばあちゃんが、 「おかえりー」 と優しい声。 小学校の下校風景を思い出すと、 必ずこのやり取りがよみがえる。
今、 私の地元にその光景はほとんどなくなった。
少子化によって母校は閉校し、 子どもたちはまちの中心部の統合校へ通っている。 児童数が減ったことはもちろんだが、 バス通学のため、 地域を歩く姿が見られなくなった。
自分の背丈ほどのリュックサックを背負って歩く子どもたちは、 地域の宝であったし、 優しさやつながりを運ぶ風でもあった。 致し方ないこととはいえ、 さびしいかぎりだ。
篠山市では今春から2校が統合し、 丹波市でも統廃合の議論が続く。 閉校となる校区の人たちも同じさびしさを感じることになるだろう。
しかし、 黙っているだけでは、 さびしさが募るばかり。 地域のみなさんには閉校後も子どもたちと交流できるような企画や姿勢を持ってほしい。
子どもたちは純粋で素直。 良い関係づくりさえできれば、 下校時でなくても元気な声を聞かせに来てくれるはずだから。(森田靖久)
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2013年2月17日08:35
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地元の茶園とコラボ 粉末煎茶で和菓子 ...
和菓子店 「明正堂」 (丹波市柏原町柏原、 0795・72・0217) が、 自園茶製造業 「徳寿園」 (同市春日町中山) とコラボした、 茶葉入りまんじゅう 「丹茶時雨 (まろちゃしぐれ)」 を発売した。 1個150円。 無農薬栽培の煎茶葉をひいた粉末茶を使っており、 風味豊かで体にもいいという。
同店の吉竹仁人 (きみひと) さん (30) が、 「地元のお茶を使ったお菓子をつくりたい」 と、 取引先の徳寿園の細見徳彦社長 (52) に相談し、 専用の粉末茶をつくってもらった。 お茶の味が生きるシンプルな和菓子にしようと、 白あんともち粉、 卵黄で生地を作る 「しぐれまんじゅう」 に粉末茶を使うことにし、 試行錯誤の末に完成させた。
煎茶は、 熱をかけずに加工しているため、 お茶の風味が鮮やか。 中にこしあんを包み、 やさしい甘さが口に広がる。
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2013年2月17日08:34
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第320問
2月17、 18日、 恒例の柏原厄除大祭が行われます。 期間中、 霧芋のとろろそばを提供する施設の名前は?
1.柏原うまいもん亭
2.柏原庵
3.柏原観光亭
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2013年2月17日08:30
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市長の減給条例案否決 水道部職員不祥事で
丹波市水道部職員の虚偽有印公文書作成、 同行使事案を受け、 市は2月15日開会の市議会臨時会で、 辻重五郎市長の給料月額 (3月分) を30%相当、 永井隆夫副市長の給与月額 (同) を10%相当減額する条例制定案を提案したが、 賛成8、 反対11で否決された。 議員からは、 提案するタイミングを疑問視する声や、 事件の総括に第三者の目が入っていないことなどを指摘する声があがった。
辻市長は、 「関係した職員3人を告訴しており、 捜査の状況を見てから自身の処分を判断すべきと考えていたが、 告訴から5カ月が経ち、 今年度を総括する年度末を迎え、 自身の監督責任を明らかにする時期だと判断した」 と提案理由を説明した。
これに対し、 議員からは 「市長の任期が終わる前でさえ、 『司法の判断が出るまでは』 と自らの処分を先延ばしにしてきた。 年度末だからというのは理由にならない」 「第三者委員会による答申に基づいた処分であれば納得できるが、 そうではない。 提案に対して判断する材料が乏しい」 などの指摘があった。
辻市長は取材に対し、 「自身としては、 提案の中身、 タイミングともに適正だと考えている」 と話した。 議員の判断は次のとおり (敬称略)。
▽賛成=足立克己、 太田一誠、 太田喜一郎、 山本忠利、 土田信憲、 木戸節美、 坂谷高義、 垣内廣明▽反対=西本嘉宏、 西脇秀隆、 荻野拓司、 平井孝彦、 前川豊市、 横田親、 林時彦、 藤原悟、 田坂幸恵、 岸田昇、 臼井八洲郎
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2013年2月17日08:28
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想い伝える絵手紙展 柏原・「るり」で
絵手紙講師、 田中重雄さん (63) =丹波市氷上町井中=が、 町家ギャラリー 「るり」 (同市柏原町柏原、 0795・72・1608) で作品展を開いている。 「てがみは心の贈り物」 と題し、 想いを伝える絵手紙や一閑張など100点以上が展示されている。 2月19日まで。
絵手紙は、 春夏秋冬それぞれの題材を集めたシリーズや、 好きな酒の肴の魚たちを描いたものなどを出品。 メッセージ性のある言葉を添えており、 趣味の剣道の絵には 「自分の弱点を素直に認め 日々の稽古で改めてゆく」、 清らかなセツブンソウの絵には、 ノートルダム清心学園理事長・渡辺和子さんの言葉 「どんなところにおかれても 花を咲かせる心を持ち続けよう」 と書いている。
また、 竹かごに和紙を張り重ね、 柿渋を塗った一閑張の絵手紙作品もお披露目している。
田中さんは 「絵手紙は心を伝えるものなので、 絵心がなくても誰にでも書けます。 日常の中で絵筆を持つ時間がつくれれば心が潤うのでは」 と話している。
自宅や丹波新聞カルチャーセンターなど4カ所で教室を開いている。 問い合わせは田中さん (090・5013・5382)。
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2013年2月17日08:26
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世界的太鼓グループ「あすか組」公演 2...
世界的に活躍する和太鼓グループ、 舞太鼓あすか組の公演 「天地鳴動」 が2月24日、 ライフピアいちじま (丹波市市島町上田) で行われる。 午後6時開場、 6時半開演。
和太鼓の力強さと、 日本舞踊の優雅さを融合させたスタイルで、 日本の美を再認識させる公演を国内外で行っている。 フランス五大陸国際音楽祭、 イスタンブール国際音楽祭などに出演。 松本潤、 長澤まさみ主演映画 「隠し砦の三悪人」 に出演し、 火祭りのシーンの振り付けと演奏を行うなど、 幅広く活動している。 93年にはCDアルバム 「飛」 を発表した。
全席指定で、 前売り3000円 (当日は500円増)。 市内市支所、 住民センターなどでチケットを販売中。
問い合わせは春日文化ホール (0795・74・1050)。
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2013年2月17日08:25
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地元の木...
NPO法人・土佐の森救援隊 (高知県) が作りあげた、 地域や所有者自らが地域の山を整備し、 木材を出荷する仕組み 「土佐の森方式」 をモデル事例とし、 丹波市で自治体やチップ業者、 製紙会社が連携した仕組みづくりをめざす検討会が2月14日、 氷上住民センターで行われた。 同法人の呼びかけで、 すでに同方式を参考にした取り組みを始めている京丹後市、 篠山市のほか、 地域を巻き込んだ森づくりを検討している丹波市の担当者、 兵庫パルプ工業 (丹波市山南町谷川)、 岡山県のチップ製造業者、 森林整備活動団体の代表ら14人が意見交換した。
同方式は2005年にスタート。 地域の山の木を森林所有者や地域自らで伐採し、 収集土場 「木の駅」 に出荷する。 高く買い取ってほしい地域と、 安く買いたい製紙会社との差額を、 行政の補助金を活用し、 地域通貨というかたちで上乗せして地域に還元する仕組み。
例えば、 軽トラック1杯の木材を地域は6000円で売りたい、 製紙会社は3000円でないと採算が合わないとなれば、 差額の3000円を行政の補助金などで売り手 (地域) に上乗せするもの。 地域通貨 (地域商品券) のかたちをとり、 地域経済活性化にも一役買う。
同法人事務局長の中嶋健造さんが、 「土佐の森方式」 について説明した後、 意見交換した。 兵庫パルプ工業の足立勇資材部長は、 「国内チップの不足分を海外から輸入しているが、 非常に割高になるため、 全て国内チップにシフトする方向だ。 安定量を供給できる体制があれば、 地域材を供給していただけるのはありがたい話だ」 と話した。
中嶋さんは、 「現場である地域は、 どうすればたくさんの木が出せるかを考え、 また、 チップ業者や製紙会社は、 地域に動きがあることを知ってもらいたい。 これからはバイオマス発電の需要も増えていくと予想されるから、 より集荷体制を構築していく必要がある」 と述べた。
写真・地元材の収集システムについて話し合う検討会=氷上住民センターで
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2013年2月17日08:25
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大賞にカンナンファーム 三心五観に「夢...
全国に誇れる農業の取り組みを顕彰する 「第2回丹波農業グランプリ」 (同実行委員会主催、 丹波新聞社など協力) の審査と表彰式が2月13日、 ハートフルかすがであり、 鶏卵生産の 「カンナンファーム」 (丹波市春日町栢野、 河南義則社長) が大賞のグランプリに輝いた。 また、 初めて賞が設けられた、 氷上高校農業クラブの生徒が選ぶ 「夢の農業賞」 に、 自然農法の農体験と農家レストラン 「三心五観」 (同市春日町下三井庄、 藤本傑士さん経営) が輝いた。 (3月3日号で詳報)
39件の応募の中から、 実行委員会 (婦木克則委員長) が、 地域との連携、 貢献、 環境への配慮、 将来性などの観点から、 書類選考とヒアリングで最終6社 (団体) に絞り、 6候補が自社の取り組みや製品をプレゼンテーション。 神戸大農学部准教授の中塚雅也さんを委員長とする審査員6人が、 選考した。
河南社長は、 子どもに安心でおいしい卵を提供しようと、 人間の食用トウモロコシと魚粉、 地元で取れたニンニクなどを自家配合し、 飼料にして与えるという品質への強いこだわりのほか、 鶏舎を衛生的に保ちハエの発生を抑えていること、 コスト削減のため、 工事関係を極力自力で行っていることなどを紹介した。
婦木実行委員長は、 「経営として完成されている」 と評した。 河南社長は、 「他候補のレベルが高く、 優勝できるとは思わなかった。 優勝を励みに次に進みたい。 円安で飼料の値が上がっているが、 踏みとどまって品質を落とさないようがんばりたい」 と喜びを語った。
このほかの受賞者は次のみなさん。
▽審査員特別賞=徳寿園 (丹波市春日町中山、 茶の生産、 販売、 菊炭生産)
▽準グランプリ=こやま園 (同市春日町黒井、 なた豆茶製造、 販売)、 氷上パスミルク生産会 (7戸、 低温殺菌牛乳用の生乳を生産)、 三井フローラ (同市春日町多利、 花苗、 野菜苗生産)、 宮垣農産 (同市氷上町鴨内、 有機米と野菜農家)、 徳寿園
▽新人賞=しのたろう農園 (同市氷上町三原、 有機・無農薬野菜の生産、 みそ、 野菜パウダー製造)
▽パートナー賞=氷上つたの会 (同市氷上町石生、 野菜の委託加工)
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2013年2月17日08:24
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配達事業者が見守り 孤独死、虐待を早期...
篠山市は、 協力事業者が高齢者や障がい者宅を訪問し、 異変を感じた場合に市の相談窓口に連絡する 「高齢者・障がい者等見守りネットワーク事業 (愛称=ささやまマメに見守り隊)」 を3月から開始することにし、 同1日午後2時から、 市役所で23事業者と協定締結式を行う。
協力事業者は、 食材などの配達業者、 飲料販売店、 配食業者、 新聞販売店、 郵便局、 金融機関、 電気・ガス・水道事業者、 旅客運送事業者など。
協力事業者が、 高齢者や障がい者宅を配達などで訪問した際に、 異変を感じたら、 市地域福祉課の 「ふくし総合相談窓口」 (079・554・2511、 24時間対応) に連絡する。
市は、 「異変」 について、 ▽郵便物や新聞が郵便受けにたまっている▽家を訪問しても、 顔を出してくれない▽夜になっても家の明かりがつかない▽最近、 外出している姿を見かけなくなった―などを想定している。
市は、 2011年度から市権利擁護委員会を中心に、 地域や福祉団体、 警察、 社会福祉協議会など各種団体と連携して、 見守り活動に取り組んできたが、 さらに、 幅広く見守ることで、 孤独死や虐待などの早期発見、 早期対応につなげるのが狙い。
市は協力事業者を広げていく方針。 協力を希望する事業者の問い合わせは、 同窓口へ。
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2013年2月17日08:23
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不思議な氷の芸術 ...
丹波市春日町多利の蓮華寺 (速水亘雄住職) で2月10日朝、 境内に置いている水鉢 (直径約40センチ) の水面に、 逆三角形をしたカクテルグラスが突き刺さっているかのような、 不思議な氷の芸術が見られた。
氷は2―3センチほどで、 中はグラスのように水が溜まっている状態だったという。 「つららが落ちて突き刺さったのかとも思ったが、 水鉢の上に屋根もないし」 と、 速水住職は不思議がっている。
市内の小学校教諭の調べによると、 気温がゆっくり下がり、 最初に水鉢表面が結氷、 さらに気温が下がると、 容器内部の水が凍る。 凍って体積が増えた水が膨らもうとして、 氷でフタをされている表面の弱い部分を中から持ち上げ、 それがまた凍る―を繰り返してできたのではないかという。 つららが天に向かって伸びたような先細り形、 今回のような先太り形、 柱形などが見られるという。
神戸海洋気象台によると、 9日午後9時からマイナス1度と冷え込み始め、 10日午前1時にはマイナス2・5度、 さらに5時にはマイナス3・5度、 7時にはマイナス4・2度まで下がった。
写真・水鉢の凍った水面の上に出来た不思議な 『氷の芸術』=丹波市春日町多利の蓮華寺で
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2013年2月16日16:41
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非常勤嘱託員を募集 図書館司書と給食配...
篠山市は、 非常勤嘱託職員として図書館司書6人と学校給食センター運転補助員1人を募集している。 任用期間は、 4月1日―翌年3月31日までの1年間。 市職員課に備え付けの所定の申込用紙に必要事項を記入し、 2月18日までに同課へ直接提出する。 申し込み用紙は、 市ホームページからダウンロードもできる。
採用試験日は2月25日。 図書館司書の試験は、 市民センター (篠山市黒岡) で午前9時から受付。 筆記と面接がある。 学校給食センター運転補助員の試験は、 篠山東部学校給食センター (同市日置) で午後4時から受付。 運転実技と面接がある。
応募資格は、 1948年4月2日以降生まれの人で、 詳細は次の通り。
【図書館司書】図書館司書の資格を有する人、 または図書館司書業務経験者。 ワードやエクセルなど、 基本的なパソコン操作ができる人。 普通自動車運転免許を有する人。 祝日勤務可能な人。
【学校給食センター運転補助員】普通自動車運転免許を有する人 (AT限定不可)。 3トン車が運転できる人。 軽作業ができる人。
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2013年2月16日16:37
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白亜紀の恐竜化石テーマに 国内外の研究...
国内外の恐竜研究者らをゲストに招いた 「ひょうご恐竜化石国際シンポジウム」 (実行委員会主催) が、 3月16日午前10時から三田市の県立人と自然の博物館 (079・559・2003) で開かれる。 「白亜紀前期の恐竜研究最前線」 と題し、 恐竜化石が発見された篠山層群 (1億1000万年前) の地層の特徴を踏まえた、 専門家らの熱い講演が聞ける。 また、 翌17日には丹波市山南町に会場を移し、 サイエンスカフェや地域づくりフォーラムが開かれる。 いずれも参加無料だが、 同博物館に事前申し込みが必要。 2月22日締め切り。
恐竜化石をテーマにした国際シンポジウムが兵庫県で開かれるのは初。 人と自然の博物館主任研究員、 三枝春生さんの基調講演に続き、 ▽ジェームズ・カークランドさん (アメリカユタ州地質調査所研究員) ▽徐星さん (中国科学院古脊椎動物古人類学研究所教授) ▽對比地孝亘さん (東京大学大学院理学系研究科講師) ▽柴田正輝さん (福井県立恐竜博物館研究員) ▽ロマン・アミョさん (フランス国立科学研究センター研究員) ▽山田敏弘さん (金沢大学理工研究域自然システム学系准教授) ▽楠橋直さん (愛媛大学大学院理工学研究科助教) ―の7人が講演する。
アメリカ、 中国、 フランス、 モンゴルなど、 研究のフィールドは異なるが、 篠山層群と同じ 「白亜紀」 の恐竜化石研究者という点は同じ。 世界の恐竜化石の状況と、 地元篠山層群の話を絡ませて知ることができ、 白亜紀の丹波の気候や、 生えていた植物についての推察なども聞けるという。
海外研究者の講演には同時通訳がつく。 三枝研究員は、 「少し難しい内容かもしれないが、 篠山層群の地層の特徴と結びついた、 世界的な話が聞けるまたとない機会。 地元の人、 特に中高生に聞いてほしい」 と呼びかけている。
◆地域づくりのフォーラムも
3月17日には、 丹波市山南町谷川で、 篠山層群の恐竜化石をテーマにしたサイエンスカフェ、 地域づくりフォーラム、 ワークショップの3イベントが開かれる。
サイエンスカフェは、 午前10時半から丹波竜化石工房 「ちーたんの館」 で。 丹波竜恐竜復元画プロジェクトに携わっている画家の小田隆さん、 恐竜復元作家の徳川広和さんが、 制作中の丹波竜の復元画 (模型) を紹介し、 前日のシンポジウムに参加した研究者らがコメントを述べる。 研究者らに質問などもできる。
地域づくりフォーラムは、 午後1時から山南住民センターで。 進士五十八・元東京農業大学学長の基調講演 「地域資源を活かし環境への感性を育むまちづくり」 に続き、 市民らによるパネルディスカッションがある。 パネリストは、 上久下恐竜の里づくり協議会の村上茂さん (山南)、 一般社団法人ノオト (篠山市) の金野幸雄代表、 おさん茂兵衛DEたんば実行委員会事務局長の浅倉陽子さん (山南) ら5人。
ワークショップは山南住民センターで午後1時から。 漫画家の所十三さんを講師に迎え、 恐竜復元画に挑戦する。
参加無料。 申し込みは同博物館 (079・559・2003)。
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2013年2月16日16:33
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喫茶&グリル「フライパン」
地元野菜で手作りの味
JR黒井駅近くに今年1月、 オープンした。 代表の神野純子さん (58) が手作りした洋食を中心にしたメニューが楽しめる。 地元で採れた野菜を使った安心な食事を、 500―850円のお手頃価格で提供している。
グリルチキン丼、 豚生姜焼丼はワンコインの500円。 日替わり定食 (750―850円) もある。 オムライス (750円)、 食べやすい味にアレンジしたチヂミ (500円) が人気メニュー。 シフォンケーキ (400円) などの手作りデザートもおすすめ。 夜にはアルコール類に合うおつまみメニューも登場する。
「食品アレルギーのある人は申し出てください」 と、 元看護師らしい心遣いも。 カントリーレトロな小物や飾りで雰囲気を統一。 子ども連れにうれしい座敷席もある。 神野さんは、 「お茶一杯だけでも、 ゆっくりとしてもらえれば」 と話している。
【メモ】営業時間は午前11時―午後3時、 午後5時―9時。 水曜定休。 電0795・74・3144。 丹波市春日町黒井1538-12
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2013年2月16日16:27
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丹波新聞社で3つの展覧会 磯尾さん彫刻...
柏原厄除大祭の展覧会が、 丹波新聞社本社で2月16日から始まっている。 展覧会は、 3代目磯尾柏里彫刻展 (16―18日、 3階ホール)、 野花流絵手紙展 (同、 3階会議室)、 いけばな池坊丹波支部花展 (17―18日、 1階ロビー) の3つ。
磯尾さん (53) =柏原町柏原・本名隆司=は、 「現代の祈りとカタルシス」 をテーマに掲げ、 彫塑と木彫りを50点近く出品。 大規模な個展は初めてといい、 20歳代のころの作品から近作まで、 これまでの創作のあゆみを一堂に紹介している。 初代と2代目の作品も数点ある。
大作は、 2007年に2度目の日展特選に輝いた 「明日へ」 と、 昨年の日展委嘱出品作 「二十歳~揺れる思い~」、 昨年の日彫展出品作 「想」 ―の3点。 娘や息子をモデルに、 若さの輝きや憂いを表現している。 彫塑はこのほか、 いろいろな作品展出品作の試作を中心に小品を並べた。
木彫は、 恵比須、 大黒天、 弁財天、 寿老人などの縁起物や、 えとなどを出品。 創作作品とは違ったかわいらしさや彩りがあり、 彫塑との対比も楽しめる。
「自然に対する畏敬の念や命の尊さを感じ、 それを自分の中で昇華し、 自分なりの形で生み出していく作業が創作」 と磯尾さん。 「今回は、 これまでの仕事を振り返る回顧展のようないい機会になった。 これをひと区切りとしてまた新しい作品づくりに向かいたい」 と話していた。
絵手紙の野花敏郎さん (84) =同市春日町野上野=は、 色紙を中心にあたたかみあふれる絵手紙約80点を出品。 池坊丹波支部 (伊賀尚子支部長) は、 「はな・未来へ」 のテーマで、 教授者10人とその社中34人が1人1点ずつ出品する。
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2013年2月14日09:06
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栗山壽鶴子さん訃報
栗山壽鶴子さん (くりやま・すづこ=栗山茂・栗山米穀相談役会長の妻。 栗山泰三・篠山市議会議員、 同米穀代表取締役の母) 2月8日死去、 84歳。 自宅は篠山市東岡屋39ノ3。 葬儀は11日おこなわれた。
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2013年2月14日09:05
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離島の地域再生学ぶ 2月22日、講演会 ...
人口約2400人の過疎の島、 島根県海士町 (あまちょう) に学ぶ地域づくり講演会 「離島発!地域再生への挑戦―教育のブランド化による地域の魅力化」 が、 2月22日午後7時からポップアップホール (丹波市氷上町本郷) で開かれる。 丹波市 (地域協働課0795・82・2272) の主催。 入場無料。
講師は、 同町の隠岐國学習センター長の豊田庄吾さん。 豊田さんは、 元人材育成会社社員で、 新人や若手社員の育成を専門とし、 学校教育事業にもかかわる。 2009年に同町に移住し、 隠岐島前高校の魅力化プロジェクト、 社会人のキャリア教育などの取り組みに参画。 過疎の島に300人が移住し、 都市部の20―40歳代の若者が島で起業したり、 同校の生徒が島外からも集まるようになるなどの成果をあげている。
海士町の取り組みを講演で聞いた後、 丹波市の地域づくり指導員が、 豊田さんと対談しながら、 丹波市で生かせるところはないかを探る。
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2013年2月14日09:04
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農業者税金申告相談会
丹波氷上農民組合が2月19日午前9時―午後2時、 喫茶とんぼり (丹波市市島町酒梨) で、農業者税金申告相談会を開く。 昨年の申告書など、 関係資料を持参すること。 参加無料。
問い合わせは、 荻野一三さん (0795・85・2141)、 芦田浅巳さん (0795・87・0207)。
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2013年2月14日09:02
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視覚障害に理解深める交流会 落語や音楽...
日本網膜色素変性症協会 (JRPS) 兵庫県支部は、 3月17日に丹波の森公苑で開く丹波地区交流会の参加者を募集している。 「音楽会と視覚障害の理解を深める人権講演」 と題し、 全盲の落語家、 桂福点さんの公演と講演などがある。
午前10時開会。 10時半からリサイクル楽器を手づくりしている足立晃一郎さんによる音楽会。 正午からの昼食交流会を挟み、 午後1時から 「大笑いでノーマライゼーション」 と題した桂さんとお気楽一座の講演。
昼食は予約が必要。 3月10日締め切り。 申し込みはJRPS県支部幹事の下井さん (090・8825・9099)。
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2013年2月14日09:01
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フットサル大和杯参加チーム募集
3月17日、丹波年輪の里 (丹波市柏原町田路) で開くフットサル大和杯の参加チームを募集している。
午前7時40分受付開始、 8時開会式、 8時20分キックオフ。 1チーム5―12人 (12歳以上)。 参加費6000円。 2月16日締め切り。
料亭大和 (0795・82・6010)。