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2013年2月24日09:25
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谷口進氏訃報
谷口進氏 (たにぐち・すすむ=元柏原町総代協議会長、 元篠山署警部。 谷口進一株式会社夢舞台・ウェスティンホテル淡路社長、 西小学校長谷口耕平氏の父) 2月19日午前1時35分、 肝細胞がんのため、 丹波市内の病院で死去、 84歳。 自宅は柏原町挙田484。 葬儀は21日、 おこなわれた。 喪主は、 長男進一 (しんいち) 氏。
長年の警察、 地域活動功労で2005年に瑞宝単光章を受章した。
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2013年2月24日09:24
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三ッ塚マラソン 参加ランナー募集 5月...
「丹波市三ッ塚マラソン大会」 (同実行委員会など主催) が5月12日、 三ッ塚史跡公園 (丹波市市島町上田) 周辺コースで行われる。 男女とも10キロ、 5キロ、 3キロ、 ジョギング―の4部。 午前7時半から受付が始まり、 9時に開会式が行われる。 ゲストランナーとして宮城県出身で、 シドニー五輪1万メートル代表の高橋千恵美さんを招く。
9時半に5キロ、 10時15分に10キロ、 10時25分に3キロ、 11時半にジョギングの部がそれぞれスタート。 各部門 (ジョギングの部除く) 上位3位までに賞状と盾を、 6位までに賞状が贈られる。 家族 (4人以上) でのエントリーにファミリー賞を、 15人以上でエントリーした団体に団体賞を用意している。
参加料は、 一般3000円、 中学生以下1000円、 ジョギング500円。 申込方法は、 郵便振替、 コンビニ払込み、 クレジットカード払いなど。 いずれも3月15日締め切り。 詳細は、 同実行委員会 (市生涯学習センター内0795・82・0409)。
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2013年2月24日09:23
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もちつきで男女の出会い 3月10日、りんぐ
篠山市結婚相談室 「輪 (りんぐ)」 (篠山市黒岡、 篠山市民センター内) は3月10日正午から、 同センターで婚活イベント 「ひな祭りモチつきパーティー」 を開く。 20歳以上の独身男女を募集している。
もちをついた後、 つきたてを食べながら交流する。 参加費500円。 先着10人ずつ。
申し込みは、 名前、 性別、 年齢、 住所、 連絡先を書いて、 7日までに同相談室にファクス (079・552・3455) か、 Eメール (sakai-masami@gw.city.sasayama.hyogo.jp)。
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2013年2月24日09:22
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まるいのやトトロ キャラ弁作り 3月26...
まるいのとトトロのキャラクター弁当を作る 「かぞくdeおいしんぼクッキング」 が3月26日午前10時から、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で開かれる。 申し込み期間は、 3月5―12日。
講師はフードデザイナーの石野愛さん。 対象は4―12歳までの子どもとその保護者。 参加費は1人500円。 定員は先着70人。
問い合わせや申し込みは、 主催の篠山市中央公民館 (079・594・1180)。
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2013年2月24日09:18
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思い出
柏原町にあるボウリング場が近く閉店するという情報に接し、 寂しさを覚えた。 オープンしたのは1970年。 テレビではボウリングの放送があり、 中山律子さんら女性プロボウラーのプレイに釘付けになった。 当時、 私は小学6年生。 柏原のボウリング場に連れて行ってもらうと、 人でごった返していた。 ▼高校生になり、 定期考査が終わると、 友達とボウリング場に繰り出した。 平日の午後、 人の姿のあまりないボウリング場で大声を出し、 試験勉強でたまっていたストレスを発散した。 ▼高校時代の思い出が残る場所だったが、 振り返ってみると、 そんな思い出の地が柏原の町なかから姿を消した。 高校生向きに値段の安いめん類を提供してくれた食堂は、 放課後になると、 高校生のたまり場となったが、 すでにない。 帰りの汽車の待ち時間によく立ち寄った本屋も、 駄菓子屋も喫茶店も店を閉じた。 ▼高校に通っていた頃、 校舎の中にだけ学生生活があるのではなく、 周囲の環境と共に学生生活があったと思う。 高校を卒業し、 初めて開いたクラス会の会場は、 高校時代なじみの食堂だった。 その食堂も母校の一つだったからに他ならない。 ▼町の風景が変わるほど、 高校を卒業してから長い歳月が流れた。 そんな思いを呼び起こされた今、 高校は卒業の季節を迎えた。(Y)
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2013年2月24日09:17
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強い気持ち、やり切る事
丹波市立東小学校5年生の高橋杏実さんが、 「I want to be a pharmacist in the future」 と、 薬剤師になりたい夢を流暢な英語でしゃべる英会話教室 「ECCジュニア」 のテレビコマーシャル。 繰り返し見ては感心している。
用意していたスピーチができないまま、 帰途につきかけ、 駅から面接会場に引き返し、 スピーチを聞いてもらったというエピソードに舌を巻いた。 「どうしても聞いてほしい」 との強い思い。 裏返せば、 それだけ一生懸命練習していたということだろう。 強い思いを持てるということは、 本当に素晴らしい。 「もし不合格でも練習通りできたので、 納得していた」 の言葉に嘘はない。 やり切った、 達成感があったのだと思う。
CM出演という、 なかなか出来ない体験をしたことも収穫だが、 出演を勝ち取るためにがんばった事と、 そうやってがんばれば、 達成感が得られる事を体験したことが、 もっと大きな収穫だったのでは。
強い気持ちを持つこと。 努力すること。 そして、 やり切ること。 勉強になりました。(足立智和)
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2013年2月24日09:16
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11坪の小さなカフェ「M-CAFE」 丹...
柏原町下町に、 11坪の小さなカフェ 「M―CAFE」 (丹波市柏原町柏原3595―1、 0795・72・2209) がオープンした。 長年、 店を開く夢を温めていた土田みつえさん (60) が開業した。 土田さんは 「気軽に立ち寄って楽しんでもらえたら」 と話している。 場所は柏原郵便局近く。
パンにハムとトマトソースを挟み、 ポテトとチーズを載せて焼いた 「クロックムッシュ」 (550円) のほか、 オムライス、 スパゲティ、 ピザなど、 フードメニューが13種類。 デザートは、 クレープ、 シフォンケーキなど4種類。 ドリンクとのセットは650円。
木造平屋の11坪ながら、 店内は狭さを感じずゆったりとした雰囲気。 薪ストーブが置かれ、 こだわりの家具や雑貨でほっこりした空間になっている。 オープンして10日、 すでにリピーターもいるそう。
開業前の1年半、 福知山市内のカフェで、 コーヒーの入れ方やメニューなどを勉強した。 土田さんは 「人と話すのが楽しい。 慣れないこともたくさんあるが、 がんばりたい」 といきいきと話している。
午前9時―午後6時。 日曜、 月曜定休。
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2013年2月24日09:15
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第321問
3月3日に行われる篠山ABCマラソン大会。 今年は第何回大会?
1.31
2.33
3.32
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2013年2月24日09:13
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丹波市民美術展 春日ホールで展示 2月...
「第6回丹波市民美術展」 の審査会が2月19日、 春日文化ホール (丹波市春日町黒井) で行われ、 各部門入賞者が決まった。 26日から3月3日まで、 同ホールで入賞・入選109点と委嘱作品5点が展示される。
▽絵画▽彫刻・工芸▽書▽写真―の4部門があり、 絵画52点、 彫刻・工芸15点、 書40点、 写真38点の計145点の応募があった。
部門大賞の市民美術展賞には、 絵画で田辺公子さん (氷上) の 「無限大∞ (Ⅱ)」、 彫刻・工芸で亀田百合子さん (春日) の 「ステンドグラス四季の富士山」、 書で芦田弘子さん (春日) の 「王之渙の詩」、 写真で足立功さん (氷上) の 「翁舞」 がそれぞれ選ばれた。
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2013年2月24日09:12
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「小中隣接」へ山削る? 丹波市青垣地域...
青垣地域4小学校の位置を選定する丹波市青垣地域市立小学校統合準備委員会 (足立仁委員長) の第3回専門部会 (足立英俊委員長、 15人) がこのほど、 青垣住民センターで開かれた。 用地の第一候補に考えている青垣中に隣接する、 同校東側の農地と、 南側の山を削って土地を確保するとの結論を出そうとしたところ、 事務局の市教委が、 文化財調査が必要になる可能性があると指摘。 文化財調査にかかる期間などを見極めた上で、 同地を候補地にするか判断する。
同部会は、 同中東側の農地と、 南側の山を削ることで、 青垣地域で敷地面積が最も広い佐治小と同規模 (約2万平方メートル) を確保したい考え。 山を削ることで、 青垣中と統合小の行き来をしやすくし、 青垣地域の教育を考える会の提言 「同一敷地での小中一貫教育」 に近づけたい意向。
市教委は、 当該用地について、 農業振興地域で、 農振除外の手続きや、 保安林解除の手続きが必要なほか、 山を削るのには多額の費用がいると説明。 さらに、 農地の一部に、 須恵器などが出土している古代から中世の 「梅ノ木遺跡」 が含まれていること、 山には、 古墳時代の円墳 「段ケ端古墳」、 近世の寺院跡 「光明寺跡」 を含んでおり、 「掘ってみなければ分からない。 仮に文化財が出ても、 調査を終えるまで待てば学校を建てられるが、 調査期間が長期に及び、 費用もかなりかかる可能性がある」 と提起。 候補地とするのは難しいのではないかとの考えを示し、 既存校舎の活用を含め、 適地を選定するよう促した。
これに対し、 委員は、 「ベストは山を削り、 隣接地に建設すること」 「隣接地にすることで、 小学6年間、 中学3年間の区切りを、 小学1―4年、 小学5、 6年と中学1年、 中学2、 3年と区切りを変えることが可能になる。 青垣がモデルとなった教育の実現ができる」 などと反発。 市教委に文化財調査にかかる時間と費用のおおまかな見積もりを次回会議で提示するよう求め、 議論を収めた。
足立委員長は、 「山を削るのを含め、 隣接地に建設したい。 時間との勝負になるのかもしれないが、 現時点でアウトにしたくない」 と発言。 足立委員長は、 「何年もかけてもいい、 という話にはならない。 どこで線引きをするか、 その辺が難しい」 と述べた。
これまでの検討の中で、 青垣中の敷地内に小学校校舎を建てる 「同一敷地」 化は、 面積が確保できない、 死角が生じ、 安全面で問題がある―などの理由で実現不能の共通認識がはかられている。
写真・上空からの青垣中周辺。 緑色の部分が掘削可否が検討されている山
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2013年2月24日09:10
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初の節分草祭りへ準備 自生地の丹波市青...
丹波市青垣町森地区の有志らが、 同地区の山すそのセツブンソウ自生地で、 3月10日に初めての 「せつぶん草まつり」 を開く準備を進めている。 青垣の観光地のセツブンソウも、 もとは森地区の自生地から種を採って植えており、 いわば青垣の観光地のルーツ。 有志らは 「すばらしい自生地を見てもらい、 地域の活性化に」 と張り切っている。
自生地は、 山すそに開けた場所で、 100平方メートルの墓地管理地をはじめ、 個人の畑地など3カ所計140―150平方メートルに広がっている。
住民によると、 昔はこの山すそのあちこちに群生地があったが、 昭和30年代の後半から里山へのスギ、 ヒノキの植林が始まり、 木の成長とともにセツブンソウや他の山野草も姿を消した。 しかし17―18年ほど前に、 山の所有者が、 うまく育たなかったスギ、 ヒノキを伐採。 山すそに再び日の当たる場所ができ、 山野草が生え始めたという。 見物客が訪れる同町東芦田の江古花園や、 青垣いきものふれあいの里のセツブンソウも、 森地区の自生地から採った種をまいたもの。
まつりは、 昨年末、 足立頼昌さん (75)、 足立一男さん (同)、 足立篤夫さん (64) が呼びかけ人となり、 「せっかくすばらしい自生地があるので、 多くの人に見てもらおう」 と提案したのがきっかけ。 有志ら約25人が賛同し、 「森地区せつぶん草まつりの会」 が発足し、 開催が決まった。
今月17日には、 雪の中、 日役を実施。 足元をならして草を刈り、 通路横にロープを張るなどの作業に力を合わせた。
セツブンソウは、 早春の山野草として知られる。 森地区のセツブンソウはやや遅咲きで、 2月20日ごろから咲き始め、 3月10―15日ごろにピークを迎えるという。
まつりの会会長で、 佐治地域自治協議会長の足立篤夫さんは 「佐治は地域全体に山野草がたくさんあるので、 校区の活性化にもつながれば」 と話していた。
まつりは午前10時―午後3時。 コーヒーとお茶で来場者をもてなす。 駐車場は森公民館。
問い合わせは足立頼昌さん (0795・87・0895)。
写真・初めてのまつりに向け力を合わせて環境を整備する住民ら=丹波市青垣町森で
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2013年2月23日16:50
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講座の企画など陶芸指導員募集 兵庫陶芸...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) は、 陶芸指導員1人を募集している。
任用期間は、 4月1日から来年3月31日までの1年間 (5年以内で再任用あり)。 今月28日までに履歴書を同美術館総務課に提出する。
陶芸に関する専門知識や技能を持ち、 現代陶芸に造詣が深く、 絵付けなどのワークショップの企画や立案ができる人。 同美術館へは公共交通機関がないため、 車などで通勤できる人。
職務内容は▽陶芸講座などの企画運営に関する事務▽作陶指導および陶芸に関する専門相談に対応する事務―など。
給与は月額15万1435円 (今年度実績)。 通勤手当、 雇用保険、 健康保険、 厚生年金、 有給休暇有り。 午前9時―午後5時15分の週4日勤務。
採用試験は、 3月中に同美術館で面接を行う。
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2013年2月21日09:08
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丹波野鳥の会2月23日に観察会 丹波市市...
丹波野鳥の会は、2月23日に丹波市市島町友政で開く、野鳥観察会 「鳥と歴史を訪ねる会」 の参加者を募集している。 午前8時に市役所市島支所に集合。 友政城に登った後、 竹田川の堤防沿いを歩いて冬の野鳥を観察する。 参加費100円。 事前申し込み不要。
問い合わせは同会の梅津さん (090・2288・8500)。
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2013年2月21日09:07
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「未来へのまなざし」
東北大震災の被災地で感動したことのひとつは、 倒壊した家の瓦礫の隙間から頭をもたげていたアヤメ。 何事もなかったかのようにつんと開いた紫の花が 「私、 咲いたよ」 と、 話しかけてきた。 ▼大石芳野さんの写真集 「福島 土と生きる」 (藤原書店) にも、 主を失いがらんとした牛舎の前庭に凛と咲く花々が写る。 三春の滝桜も、 福島市民の憩いの場、 花見山の桜も繚乱と咲き乱れている。 ▼春秋子が25年前に住んだ同市の郊外、 吾妻山麓は春先から初夏にかけ桃、 桜、 リンゴ、 梨と、 次々に色を変えていくのが実に美しかった。 大石さんも 「福島の人たちはなんと花が好きなのだろう。 庭先はむろん、 畦道にも広場にも、 どこへ行っても花がある。 春はまさに桜源郷」 と書いている。 ▼そのような福島が、 原発事故による汚染に脅かされている。 つながれたまま残骸となった牛たちの写真は何を訴えているのだろう。 そんな中で 「殺処分には反対。牛飼いの意地だ。 牛にも誇りがある」と、頼まれた分も預かって牧場を続ける人が少なからずいる。 その父を見て高校生になった息子が後継を宣言した。「だから俺も放射能と戦う気になった」。▼この父子も含め、 老夫婦も幼児も少女も、 不安をのぞかせながらも、 皆大変良い顔をしている。 「未来へのまなざし」。 人間もアヤメに負けまい。 (E)
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2013年2月21日09:06
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昔話で生きる知恵を育もう
「厄神さんが終わったら春が来る」 と言われるが、 まだ肌寒い。 春の足音はかすかだが、 心だけは温かくしたい。
心が温かくなる話といえば、 丹波の森公苑で開かれた、 「 『丹波のむかしばなし』 を生かした人づくりとまちおこしフォーラム」 は、 窓辺の雪を溶かすかのように、 熱気にあふれた。 コーディネーターの大本晋也さん (兵庫県教育委員会) が、 「昔話には、 独特の間がある」 と話したのが印象に残った。 「昔あるところに…」 で始まるゆっくりとしたテンポのなかに、 昔の人々の息遣いを感じさせる。
先日、 阪神間に住む高校の同級生から、 「1月6日号に載った篠山のツチノコの記事を送ってほしい」 という依頼があった。 同級生は、 大阪市の学童保育の指導員をしており、 子どもに、 ツチノコの記事と掲載した想像図のことを話すと、 「記事を見たい」 と言ったそうだ。 新聞を送った後、 「ツチノコは、 子どもの心にどのように映ったのだろうか」 とふと思った。 昔話には、 ワクワク、 ドキドキさせるような物語が詰まっている。 『丹波のむかしばなし』 にも登場する大蛇伝説とツチノコの話は、 背景にある丹波地域ののどかな自然や人情の豊かさという点で、 重なり合う。 ツチノコ探しをする人々の様子を 「ツチノコ出てこい」 といふうな物語にすれば面白い。
インターネットで、 何でも素早くわかる時代だが、 昔話には、 自然の恩恵、 厳しさに立ち向かう強さ、 人が人として生きる知恵など、 現代人の忘れかけたエキスが詰まっている。 丹波に伝わる昔話を授業に使えば、 特色ある教育にもつながるのではないか。 「とっとつと語る話が人つなぐ」。(臼井 学)
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2013年2月21日09:05
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殺人ダニにご注意を!
「フタトゲチマダニ」 というダニの一種が媒介する新種の感染症 「SFTS (重症熱性血小板減少症候群) ウイルス」 が国内で初確認され、 巷を騒がせている。 この感染症により、 昨年の秋に山口、 愛媛、 宮崎の3県で3人が死亡した。 現在のところ有効なワクチンはなく、 致死率は10%を超える。 中国では2009年からSFTSの症例が報告されており、 11年に初めて原因ウイルスが特定された。 中国ではすでに約200人が感染したという。
このダニは日本全国に分布し、 森や草むらなどに普通に生息している。 成虫の大きさは3―4ミリ、 血を吸うと10ミリ程度にまで膨れ上がる。 死に至るダニ媒介性疾患は、 国内ではこれが初めてのことではない。 「ツツガムシ病」 などもその一つで、 一昨年には37都府県で459人の患者が報告され、 毎年数人亡くなっている。
感染の初期は、 発熱やおう吐、 下痢など風邪の症状に似るという。 専門家は、「かまれて無理に取ろうとすると、 ダニの体内の血液が逆流し、 感染のリスクが高まるので、 ダニを付けたまま病院へ」 と注意喚起している。 (太治庄三)
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2013年2月21日09:04
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子どもたちの笑顔で春がやってきた♪
「やっぱり厄神さんの時分は寒いね~」 なんて何気なく口にして、 少し丹波人に近づいたかもと思わず笑みがこぼれる。 連なる山々は銀色に染まり、 晴れたかと思ったら北の方から雪のカーテンがあっと言う間に近づいて吹雪に包まれる。
そんな寒空の下、 娘の保育園で生活発表会が行われ、 元気な子どもたちの歌と演技を見学させてもらった。 外は寒くても会場内はまるで春。 たくさんの笑顔が花開き、 体も心も健やかに成長していく素晴らしさを目の当たりにし、 一足早く春の息吹を感じた。
すると、 週明けは雨となり、 冷たい雨音がまるで春の足音のように感じられ、 見れば庭先には蕗の薹が可愛く顔を出し、 水仙の芽が凛と尖っている。 ブルーベリーや梅の蕾も膨らみだしたし、 秋に播種したビオラがもう咲き出した。 子どもたちが春を連れてきたのかな?なんて思うほど。
ストーブの上のヤカンからふわふわと湯気が立ち、 まったりとした空気の中、 雨音を聞きながら、 土間で今日も父ちゃんと野菜の出荷作業。 「これから三寒四温で丹波は春に包まれていくね~」 と喋りながら何故かソワソワ。 確かにこの冬野菜の出荷が一段落すればブルーベリーの剪定作業は更に急ピッチで進め、 春夏野菜の準備も始まる。
が、 今まで眠っていたお出かけ虫が啓蟄で活動しそう♪チョイと気が早いが、 暖かい日にはお散歩デビューした息子と、 おてんば娘を連れて春を満喫できる。 そんな春を待つソワソワした日が暫く続きそうだわ♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年2月21日09:03
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労災事故ゼロ4300日 15年続け銀賞受...
精密金属製品製造業、 細見鉄工所 (丹波市氷上町横田、 谷口浩平社長) が、 中央労働災害防止協会から 「無災害記録証銀賞」 を贈られた。 15年、 4300日に渡って労災事故ゼロを続けた。 同社では、 来年に到達予定の最高賞の金賞を目指し、 安全への意識を高めている。
2006年に社内に安全衛生委員会を設置した際、 無災害記録の表彰制度があることを知った。 さかのぼって申請ができたことから、 谷口社長が就任した1997年1月7日を起点にした。
ヒヤリ・ハット事例を投函する箱の設置のほか、 毎朝の朝礼後、 気づいたことを指摘し合ったり、 週の始まりには班ごとに、 作業上危険が伴う注意点を確認するなど、 地道な取り組みを続けている。
すり傷、 切り傷が生じた際には、 周囲が声をかけ合い、 大きなけがにつなげないようにしているという。
業種と社員数によって、 表彰に必要な日数が異なる。 銀賞は、 「10―29人」 の区分で受賞したが、 社員が34人にまで増えており、 金賞は 「30―49人」 の区分で申請する予定。 金賞には、 「4750日」 で到達する。
田中秀明工場長 (30) は、 「日々の整理整頓と、 声かけが基本。 作業している人間の指摘を共有できているので、 大きなケガの防止につながっている」 と言い、 谷口社長 (74) は、 「これまでの日数を思えば、 金賞はすぐそこだか、 金賞で終わりでない。 全員で続けてきた無災害を続けていきたい」 と話している。
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2013年2月21日09:03
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9会場で完成見学会 ブランド「丹波篠山...
篠山市内の工務店でつくる 「丹波篠山に優良住宅を創る会」 が2月23日から5月上旬までの期間、 市内11会場で 「春の見学会」 を開く。 同会は 「これを機会に 『丹波篠山の家』 の品質に触れてほしい」 と来場を呼び掛けている。
同会は昨年4月に、 工務店5社でつくる 「ささやま百年家」 と、 若手工務店経営者、 後継者8社でつくる 「住倶楽部 (スクラム)」 らがタッグを組んで結成。 耐震性や劣化対策、 県産材使用、 丹波焼の照明や手水鉢などの共通のルールを作り、 地域型住宅のブランド化を進めている。
完成見学会9カ所、 構造見学会3カ所。 5回の見学者に 「素敵なプレゼント」 を贈る。 スケジュールと開催場所は、 次の通り。 問い合わせは、 事務局の中井工務店 (079・592・0266) か、 大市住宅産業 (079・590・1233)。
▽2月23・24日 (完成見学会) =篠山市今田町市原
▽2月下旬 (同) =篠山市黒岡
▽3月1・2日 (同) =篠山市川北
▽3月上旬 (構造見学会)、 4月下旬 (完成見学会) =篠山市東岡屋
▽3月23・24日 (同) =篠山市野間
▽3月下旬 (同) =篠山市住吉台
▽3月下旬 (同) =丹波市春日町国領
▽4月中旬 (同) =篠山市住山
▽4月中旬 (構造見学会) =篠山市奥原山
▽4月下旬 (同) =篠山市町ノ田
▽5月上旬 (完成見学会) =篠山市細工所
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2013年2月21日09:02
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江戸末期の紀行文解説 江戸から丹波へ...
立命館大学文学部教授、 中西健治さん (65) =篠山市小野新=が、 同市大山下生まれで江戸時代末期の僧侶、 称瑞 (しょうずい) 上人 (1804―71年) の紀行文 「杜陀 (ずだ) 日記」 の解説本 「杜陀日記の研究―近世僧侶の旅日記」 を出版した。 中西さんは 「日記を読むことで、 当時の人々の姿が立ち上がってくるはず。 それを楽しんでほしい」 と話している。
称瑞上人は、 浄土宗の僧侶で、 28歳で東京浅草の寺の住職となった。 41歳の時に、 ふと帰郷の心が湧き、 何人かの門弟とともに東海道を通り、 途中、 伊勢神宮に寄り、 京都、 大阪、 伊丹、 名塩、 三田を経て大山に帰郷した。 杜陀日記には、 道中での説教の様子や風景、 道歌 (どうか) と言われる、 仏の教えを分かりやすく説いた御詠歌200首以上など、 51日間の記録が記されている。
源氏物語を中心に平安文学が専門の中西さん。 古本の目録に 「江戸から丹波までの紀行文」 と書かれていた紹介文に目がとまったのがきっかけで、 2011年に杜陀日記を購入した。 読み進めているうちに、 「地元が生んだ人物のことが忘れられてしまうのは忍びない」 と解説書の出版を決意した。
解説本は、 全191ページ。 紀行文、 道歌の原文を載せるとともに、 句読点や見出し、 語句の注釈を付けたり、 称瑞上人が持って旅したと中西さんが推測する当時の道中記 「五海道中細見記」 の地図や、 同大の歴史地理学の院生がつくった詳細な地図を加え、 より分かりやすくした。
中西さんは 「専門は平安文学だが、 これまでになく、 楽しく勉強できた。 地元の地名など親しみのある事柄が載っていたからだろう」 と完成を喜んでいる。
400部出版。 篠山市立中央図書館 (同市西吹) でも閲覧できる。 6825円。 風間書房 (03・3291・5729)。