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2013年2月28日09:18
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責任の取り方で見えたもの
丹波市水道部職員の不祥事を受け、 辻市長は15日開会の市議会臨時会で、 「今年度を総括する年度末を迎え、 自身の監督責任を明らかにする時期だと判断した」 と、 自身の3月の月給を3割、 永井隆夫副市長のそれを1割減額する条例制定案を提案したが、 賛成8、 反対11で否決された。
反対した議員が主張したのは、 提案のタイミングだった。 議員の指摘は、 昨年11月に行われた辻市長自身の選挙前でさえ、 自らの処分については 「司法の判断が出るまでは」 と先送りしていたのに、 「年度末だから」 というのは理由にならない。 それなら、 市長の任期は4年あるのだから捜査結果をとことん待つべきではないのか。 もしくは事件が明らかになった直後でも自らを処分できた―というものだ。
市はこの事件を受けて、 再発防止策を当局内部でまとめたが、 臨時会前にあった3つの常任委員会ではいずれも 「第三者の目を入れるべきだった」 と指摘されていた。 これに対し、 市が 「入札監視委員会に見てもらい、 一定の評価を得た」 と答弁したことから、 「本来の委員会の目的外の内容だ」 と余計に不信感をあおる結果となった。
誰でもミスはする。 その時に上司が自らのことのように頭を下げて責任を取ってくれた時、 「もっとがんばらなくては」 と自身を鼓舞した経験を持つ人は多いだろう。 その反対は、 組織への不安、 不満がくずぶるだけ。 市のトップの“男気”が問われた議案だったような気がしてならない。
ぶれる市の方針と、 何だかすっきりしない答弁。 これに強く反対する議員と何も発言しない議員。 3期目の本会議場は今のところ、 これまでと何も変わらない。 (芦田安生)
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2013年2月28日09:17
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何をして生きるのか
最近、 心の中によく浮かんでくる歌、 それは 「アンパンマンのマーチ」。 今まで一部しか知らなかったが、 子どもに歌ってやろうとネットで歌詞を検索すると、 心をつかまれてしまった。
「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ胸の傷が痛んでも
何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱い心燃える だから君は行くんだ ほほ笑んで
ああアンパンマン 優しい君は 行け!みんなの夢守るため」
…何と哲学的な。 2番も同じような感じで、 迷いの多い今の心境に合っているからなのか、 とても心に響く。
ちなみに、 原作者で、 作詞も手がけたやなせたかしさんは94歳。 従軍時や戦中、 戦後の食糧不足を体験し、 「正義の味方なら、 まず餓えている人を助ける」 と考え、 自分の顔であるアンパンを差し出して困っている人を助ける一風変わったヒーロー、 「アンマンパン」 が誕生したらしい。
何をして生きるか、 今ははっきり答えられないが、 探していきたい。(古西 純)
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2013年2月28日09:17
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普通に生きる
時々、 空っぽになる時期がある。 自分の中をのぞいてみると、 何もない空間がひっそりと白く片隅にうずくまっているだけ。 私、 生きてたっけ?って感じるぐらい、 そこには、 な~んにもない。 そんな空っぽの空間を思いつく限りの温かい言葉で埋めようと、 血の通わない部分を、 暖かい橙色でほんのり満たしたいと、 自分の中にある言葉たちを思い出してみる。
1月の成人式の時、 長女が言ってくれた言葉。 「振袖を着させてくれてありがとう」。 今でも胸がキュンとする。 新聞で読んだ言葉。 「普通のお嫁さん、 普通のお母さん、 普通のおばあさんになって、 普通に死にたい」。 白血病で亡くなった少女の言葉だ。
今でも世界中で 「普通に生きる」 ことを、 夢に見ながら多くの子どもたちが生活している。 ただただ 「普通に生きて死ぬこと」 が、 夢となる現実。 そんな状況の中でしか生きられない子どもたちが、 今私たちが暮らしている同じ時間に存在しているという現実。
ヒマラヤの高地、 チベットとの国境いに、 マントラが書いてあるマニ車 (転経器)がある。そこを通る旅人や村の人が、 平和への祈りが風にのって世界中に散らばるように、 通るたびにそれを回す。 人が変わっても、 国が変わっても、 人々が求めていることはひとつだ。 未来の宝である子どもたちが毎日笑顔で暮らせること。 大人のエゴに振り回されない生活をすること。
そうね。 心が空っぽなんて甘いこと、 言ってられない。 甘えんじゃないよ、 アタシ!
(土性里花・グループPEN代表)
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2013年2月28日09:15
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ヘリ2台も救助訓練 大規模地震を想定 ...
大規模地震を想定した丹波市合同訓練 「2013安全・安心のまちづくりinTAMBA絆」 が2月23日、 県立柏原病院で行われた。 県消防防災航空隊と県警本部航空レンジャー隊の2台のヘリが参加する大掛かりなもので、 見学者を含め約500人が参加。 災害への備えに対する認識を新たにした。
診療時間内に県東部を震源とするマグニチュード7・2、 市内最大震度6強の地震が発生、 病棟の一部が倒壊し、 火災が起きた―との想定。 市消防本部、 消防団柏原支団の団員が消火活動と、 建物内に取り残された患者を救出。 同病院の災害派遣チームDMATは、 運ばれてきた患者の状態を観察し、 治療の優先順位によって4段階に振り分けた。
県防災ヘリと県警ヘリは、 柏原看護専門学校の屋上の要救助者を吊り上げ救出。 防災ヘリはその後、 医師と看護師、 患者を乗せて他病院へ離陸した。
一般参加者を対象にしたヘリコプターや消防、 警察車両の展示もあり、 子ども連れらでにぎわった。 命綱をつけ、 ヘルメット姿の子どもが、 4メートルのロープを渡るキッズ救助訓練が人気を集めていた。
写真・屋上から要救助者を吊り上げる県消防防災ヘリ=県立柏原看護専門学校で
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2013年2月28日09:14
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特別委もライブ中継 丹波市議会
丹波市議会は、 “開かれた議会”をめざし、 市役所議場第2委員会室にカメラ3台を設置し、 2月25日に開会した定例会から特別委員会もライブ中継する。 今議会では、 新年度当初予算案を審議する予算特別委員会の設置が予定されており、 3月14日に予定されている同特別委 (総務分科会) が最初の運用となる。
すでに本会議は、 2011年の9月定例会からライブ中継、 録画配信を行っている。 特別委員会については、 ライブ中継のみ。 固定カメラ3台による3方向からの3分割画面。 視聴方法は本会議と同じで、 市のホームページからアクセスする。
奥村正行議長は、 「予算、 決算の特別委員会だけでなく、 常任委員会についてもできるだけ早くライブ中継ができるよう話し合っていきたい。 できるだけ情報を公開し、 市民が見ている状況をつくることで議員に緊張感も生まれる」 と話している。
さらに情報発信の手法の一つとして、 市議会の情報を 「フェイスブック」 (インターネット上で人と人とが交流するサービスの一つ) に載せる準備も始めている。
なお、 本会議のライブ中継のアクセス数は、 昨年6月定例会で1635、 9月定例会で2628、 12月定例会で1858だった。
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2013年2月28日09:14
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暮らしに息づく書画展 4月14日まで、植...
植野記念美術館 (丹波市氷上町西中、 0795・82・5945) で、 企画展 「再発見 日本の書画の楽しみ―ある銀行家の日本画コレクション」 が、 2月23日から始まった。 近世、 近代の著名な画家や文化人による書画を中心に、 掛け軸、 屏風、 扁額など約75点を展示している。 4月14日まで。
山形県の長谷川家に伝わるコレクションを紹介している。 暮らしを彩り、 豊かなものにするために集められ、 楽しまれてきたコレクション。 春日町出身の母を持つ富岡鉄斎の作品もある。
文豪として名高い夏目漱石による 「菊図自画賛」 は、 「白菊と黄菊と咲いて日本哉」 の書とともに、 菊の花が3つ描かれている。 「二本」 と 「日本」 を掛け、 天皇家の紋でもある菊に日本のイメージを重ねているという。 神戸市出身の橋本関雪の 「煉丹 (れんたん)」 は、 関雪が漢学の教養を活かして描いた画で、 仙人、 桃、 鹿などが吉祥的に描かれた印象的な大作。
同展を企画した村田隆志・大阪国際大講師が23日、 開会記念講演をし、 「百年ほど前には、 花嫁修業の教科書に、 新年用、 平日、 慶弔などに応じた書画の掛け方や配置の仕方がくわしく書かれ、 それが主婦の必要な知識となっていた。 客をもてなすために選ばれた“暮らしに息づく”コレクションの魅力を味わってほしい」 と話した。
3月23日午後1時半から同展覧会監修者の茨木恵美さんの講演会が予定されている。
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2013年2月28日09:13
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「新クリーンセンター」市民が意見交換 ...
「循環型まちづくりをめざす丹波フォーラム」 (循環型まちづくりネット主催) が、 3月4日午後1時半からライフピアいちじま (丹波市市島町上田) で開かれる。
同市春日町野上野に新設される丹波市クリーンセンター (仮称) の設備の概要、 活用方法などについて、 丹波市環境整備課から説明がある。 このあと、 研修、 リサイクル、 環境学習など、 循環型モデルに位置付けられ、 市民が有効に活用できる施設にするために、 参加者が利活用のアイデアを出し合い、 意見交換する。
参加費と事前予約は不要。 主催者は、 「多くの市民に参加してほしい」 と呼びかけている。
問い合わせは、 事務局の前川さん (0795・80・2158、 メールeco@tamba.tv)。
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2013年2月28日09:11
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「NHKのど自慢大会」9月、青垣で開催...
丹波市の青垣住民センター体育館(青垣町佐治)で9月15日、「NHKのど自慢大会」 が開かれることが決まった。 市が、 市内の観光地や魅力を全国発信しようと誘致に成功した。 新年度当初予算案に関連費用600万円を計上、 開会中の市議会定例会に提案している。
出場者、 来場者の募集に関する詳細は未定だが、 出場者の募集は6月下旬という。
大会誘致には1000人以上の客席数確保が条件だったことから、 同体育館の2階客席を含め1000席を用意する計画で、 条件をクリアした。
市生涯学習センター (0795・82・0409) は、 「予算が承認され、 新年度に入れば、 関係課で集まり、 大会を機に丹波市を全国に発信するための有益な事業ができるよう検討したい」 と話している。
丹波市では1979年6月3日に氷上郡民会館で同大会が開催され、 ゲストは森昌子さん、 新沼謙治さんだった。
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2013年2月28日09:11
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春の胎動に感動 早春の生き物探し 篠山...
篠山自然の会 (樋口清一会長) が2月23日、 「早春の両生類の観察会」 を開いた。 同会のメンバー6人が、 篠山産業高校丹南校 (篠山市南矢代) 周辺を巡り、 カスミサンショウウオやアカガエルの卵などを観察。 時折小雪が舞う日和だったが、 早くも始まった生きものたちの胎動に参加者たちは感動していた。
同会のメンバーで、 日本爬虫両棲類学会会員でもある田井彰人さん (44) =同市野中=が案内。 ヤマアカガエルやニホンヒキガエルなどの卵塊やカスミサンショウウオの卵のうなどを多数確認した。
田井さんは 「ヒキガエルの卵塊は長さが約7・5メートルもあるが、 1匹のメスが産んだもの」 などと解説し、 参加者たちを驚かせていた。
写真・山際の水路に産み付けられていたカスミサンショウウオの卵のう=篠山市内で
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2013年2月28日09:10
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候補地を絞り込みへ 通学策検討に向け ...
丹波市立山南地域中学校統合準備委員会 (柳川瀬義輝委員長、 36人) の第5回会議が2月25日、 山南住民センターで開かれた。
委員から強く意見が出されているバス運行などの通学対策案について具体的に市と市教委が検討する材料を提供するため、 候補地をある程度の数まで絞り込むことで合意。 絞り込みに使う 「評価シート」 への意見を述べ合った。 また和田西部地区が推薦した候補地3カ所 (井原2カ所、 奥1カ所) のほかに委員からこの日 「村森」の提案があり、候補地に加えることにした。
現時点で候補地は、 ▽山南中の活用▽和田中の活用▽山南中央公園▽井原の 「フレッシュさとう山南店」 西から南東側の農地▽井原の 「であい橋」 北東の農地▽奥の岩屋谷川より東側の井原寄りの農地▽村森の 「ミニストップ山南町村森店」 南西側の農地―の7案が出ている。
市教委は、 「7案すべてを残したまま、 通学方法を考えるのは難しい。 2つ程度に絞ってもらえれば、 市長部局と検討に入れる」 と絞り込むよう要請。 これを受け、 ▽教育環境や安全性▽通学環境▽土地の状況▽手続きの容易さ▽市財政への影響▽地域の将来ビジョン―の7つの観点、 計16項目を、 0点、 10点、 20点の3段階で評価するシート案が示された。
分科会に分かれシートの中身を検討したところ、 「具体的な情報がないと評価がしづらい」 (PTA、識者)、「全項目を一律最高20点で評価するのでなく、土地や財政面は、傾斜して配点しては」 (自治会代表)などと問題点が浮き彫りになり、 修正した上で、 評価作業に入ることで会議を閉じた。
PTA代表からは、 「場所は二の次。 安全をどう確保してくれるかだ」 との注文が出された。 また、 自治会代表からは、 「候補地をこれだけに絞っていいのか、 再確認を」 との意見も出た。
また、 和田西部地区から推薦があった井原と奥の計3カ所の公簿面積について市教委は、 約2万2600―約2万7400平方メートルと報告。 いずれも、 農振地域であること、 縄文時代から中世にかけての井原遺跡群に含まれていることを報告し、 農振除外の手続きや、 場合によっては埋蔵文化財調査が必要になると述べた。
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2013年2月28日09:10
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外国人支援団体「SOS丹波」発足 篠山...
丹波地域に住む外国人の支援を行う任意団体 「SOS丹波」 が発足し、 篠山市魚屋町に開設した事務所兼カフェを拠点に活動をスタートさせた。 就労や結婚などで慣れない土地にやってきた外国人。 彼らの憩いの場所づくりや行政との円滑な橋渡し、 生活相談などに取り組んでいく。 メンバーらは、 「悩みを持っている人たちが集い、 解決していけるような場所になれば。 最大の目的は、 外国人も日本人も仲良くなり、 地域自体が良くなっていくことです」 と意気込んでいる。 近くNPO法人化する予定。
近年、 国際化の進展に伴い、 外国人やその子どもなど、 外国にルーツを持つ住民が増え、 県内でも外国人登録人口が10万人を超えている。 丹波地域も例に漏れず、 フィリピン人の場合、 丹波、 篠山、 三田市で172人 (2011年度) となった。
フィリピン人女性は、 多くが国際結婚のため、 居住地が点在。 そのため、 勤務先や同郷人による支援やつながりも手薄になっているという。
そんな中、 ともにフィリピン人の妻から状況を聞いた篠山市糯ヶ坪の笹倉嘉人さん (52) と同市味間新の曺昌勲さん (52) が、 「自分たちのできる範囲で外国人住民を助けることができれば」 と一念発起。 空き店舗を事務所兼カフェに改装し、 活動を始めた。
団体名には、 「誰かがSOSを発信していたらどこにでも駆けつける」 という意味を込めている。
3月4日から本格オープンするカフェでは、 ボランティアスタッフとして市内在住のフィリピン人女性らが母国の料理やドリンクなどを提供。 現地の雑貨なども販売し、 フィリピンのことを紹介する掲示スペースもある。
また衣類や文房具などの支援物資も集め、 フィリピンに送る活動も行っていくほか、 カフェ終了後の夕方からはレンタルスペースとして地域住民らに貸し出す予定。
これまでにも外国人から個人的に相談を受け、 解決に導いてきた曺さんは、 「みんなで力を合わせて問題を解決していきたい。 最終目標は、 子どもたちの支援のためにフィリピンに学校をつくることです」 と笑顔。 妻のジュビーさん (46) は、 「篠山に来ているフィリピンの友達が友達を呼び、 またその友達が来てというふうに、 楽しい場所にしていきたい」 とほほ笑む。
笹倉さんは、 「外国人も日本人もどんどん人が集まってほしい。 自分たちで解決できない問題でも、 解決できるところにつないでいけたら」。 妻のベリンザさん (29) は、 「私も困っている時に助けてもらった。 その恩返しにたくさんの人を助けていきたい」 と話している。
同団体では協力者や支援物資などを募っている。 同団体 (079・558・8580)。
写真・ 「SOS丹波」 の事務所兼カフェの外観
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2013年2月24日09:49
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臭覚で里山体感・特製ランチも 3月17日...
NPO法人集落丸山が3月17日午前10時半―午後5時、 集落丸山の公民館で、 臭覚で里山を体感するワークショップ 「ニオイノハツケン」 を開く。 「香り」 をテーマに、 里山を散策したり、 香り袋 「サシェ」 をつくる。
京都で植物をテーマに活動する鞍田愛希子さんの指導で、 落ち葉や木の実、 フキノトウなどの野草を集め、 刻んでサシェにしたり、 水蒸気蒸留して 「早春の里山の香り」 をつくる。
集落内にある、 古民家フランス料理店 「ひわの蔵」 特製の 「春の里山ランチ」 付きで、 5000円。 先着15人。 申し込みは、 3月10日までに同法人事務局に電話 (079・506・0243) か、 Eメール (yoyaku@maruyama-v.jp)。
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2013年2月24日09:48
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昼食囲みながら田舎暮らし語る 3月10日
NPO法人 「風和」 (篠山市宮ノ前) が3月10日正午―午後3時、 ハートピアセンター (同市細工所) で 「ささやま里ぐらしランチミーティング」 を開く。 参加費500円。 4日までに申し込む。
同法人では2011年から、 都市部の住民や放射能被害に苦しむ福島の親子らを招いて、 市内で田舎暮らし体験を開いてきた。
今回は参加者や地域住民、 田舎暮らしに関心のある人を招き、 昼食をともにしながら里暮らしについて語る。
同法人でご飯とスープを用意。 参加者はおかず一品を持ち寄る。
同法人 (079・556・2258)。
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2013年2月24日09:38
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ECCジュニアテレビCM出演 高橋杏実...
子ども英会話教室 「ECCジュニア」 が、 学習歴5年以上で、 英語力が卓越している教室生を対象に全国公募したオーディションに合格し、 「春の入学キャンペーン」 のテレビコマーシャルに出演している。 200人以上の中から、 4人に選ばれた。
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「ビデオレターの1次試験を通り、 大阪に2次試験の面接に行きました。 面接の中で、 あるはずの自己アピールの時間が私にはなく、 用意していたA4の紙1枚分の英語スピーチができませんでした。 家に帰ろうと駅まで行ったものの、 練習してきたことを言えなかったのが残念で、 引き返して事情を説明すると、 OKが出て、 『薬剤師になり、 たくさんの人を救いたい。 そのために勉強をしている』 と、 スピーチをさせてもらえました。 不合格でも、 練習通りできたので、 納得していました。 合格の発表を聞いた時は、 頭が真っ白になったけど、 『やったー』 と思いました」
「横浜のスタジオで2日間、 撮影がありました。衣装合わせや、発音のチェックを受けて撮影。 これが撮影現場か、 こんな風に撮るのかと、 ドキドキしました。 私以外の3人は堂々としていて、 私は後ろ姿しか映らないかもしれないなと思っていました。カット、カットの連続で、 15秒のCMを作るのに、 すごい数のスタッフと時間がかかることが分かりました」
「放映まで、 どんな風に映っているのか分かりませんでした。 いい感じで、 満足しています。 石生教室で8年勉強を続けて来て良かった。 いい経験ができた。 もっと英語を極めようと思います」
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英語力に加え、 表情が良かったことが選考理由。 「ジャンプ! (マンション前) 篇」 と 「みんなの夢篇」 に出演。 後者ではメーンで起用され、 笑顔を見せている。 英検準2級合格を目指している。 CMは、 同社のウェブサイトでも公開中。 丹波市氷上町石生。 11歳。
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2013年2月24日09:36
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天国に一番近い島③
ニューカレドニアには、 ニッケルを求めてフランスを始めとしてカナダ、 スイス、 日本が参入。 日本で使うニッケルの半分がここで採られている。 夫の友人M氏も関わってきた。
ニッケルはステンレスの材料として、 また最先端の通信機器の材料としても欠かせない。 ティオ鉱山は首都ヌメアから車で一時間半ほどの山裾にあり、 そこの日本人墓地へ案内してもらう。 最も古い墓は明治時代なので字も薄れている。 日本から南南東に七千キロも離れたこの地で生涯を終えた人々を思うと、 少し感傷的になる。 日本人移民百二十年記念碑は、 この鉱山でとれたニッケルを使ったステンレスで製作され、 名前と出身地が刻まれていた。
翌日は、 世界遺産にも指定されているラグーン(環礁)の観光に。 「アメデ灯台島」 の日帰りツアーに参加。 高速船で四十分、 本島よりもさらに透き通った海辺に着く。 グラスボートでの魚の観察、 グレートバリアリーフの見学、 そして現地の料理のバイキング、 ポリネシアンダンスなど盛りだくさん。 自由時間には、 素もぐりで魚を観察しながら泳いだ。 旅の三日目は私の誕生日だったので、 ホテルの近くの海に張り出したレストランで祝ってもらう。
満月が波に光をちりばめていたので、 「誕生日ヤシの木の間の寒満月」 と詠んでみたが、 日本なら寒満月でも、 ここでは夏の月だ。 季節が反対の国にきて俳句は難しいと実感、 すぐにあきらめてしまう。
夫の友人のおかげで普通の観光では行けない所にも案内してもらい、 「天国に一番近い島」 を堪能することができた。
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2013年2月24日09:35
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丹波市の広報紙が県コンクール入選 野菜...
丹波市の広報 「たんば」 (昨年11月号) が、 「県広報コンクール (広報紙部門・市の部)」 (県主催) で、 特選に次ぐ入選に選ばれた。 「野菜のある暮らし」 と題した10ページの特集記事を掲載。 生産者、 消費者両方の視点から丹波市の野菜の魅力を伝えた。 昨年は特選に選ばれており、 入賞は3年連続6回目。
安心な野菜が身近にある暮らしに改めて誇りを感じてもらい、 農業を支える 「志ある消費者」 を増やそうと企画。 生産者の思いをはじめ、 丹波市産の野菜を使用している都市部のレストラン、 消費者の声などを取材。 市内の直売所も紹介した。
市秘書広報係の池上大樹さん (33)、 松本有崇佳 (あすか) さん (26) が担当。 池上さんは、 「受賞を機にもっとたくさんの市民に読んでもらえるようにがんばりたい。 若い世代に読んでもらえる企画も考えていきたい」 と話している。
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2013年2月24日09:33
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くすのきドッジボールクラブ(少年少女ド...
現在、 17人の児童が所属。 馴染みの深いドッジなので、 誰でも気軽に始められる。 楽しみながらも、 受ける、投げるの球技の基本、公式ドッジの技術、チームワーク、礼儀作法などを学べ、 中学生からの部活動にも役立つ。 県新人戦 (5月)、全国大会につながる県大会 (7月、 2月)、篠山市内の大会に参加。 夏休みの合宿もある。
副監督の竹田雅裕さん (54) =篠山市東岡屋=は 「楽しく上達できるメニューで指導している。 みんな声を出して元気にプレーしている」。下山鈴さん (城南4年) は 「パスをカットできたときはうれしい」、原田結菜さん (篠山4年) は 「球を早く投げられるようになった」、徳原美沙さん (八上6年) は 「試合に勝ち、 喜び合えるのがいい」 とクラブの魅力を話す。
【入会などの問い合わせ先】
事務局 杉原春美さん 090・5245・9638
◆活動日=毎週土曜日の午後1時―5時、 日曜日の午前9時―午後零時半◆活動場所=城南小学校体育館◆対象=篠山市内の小学生。 男女問わず
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2013年2月24日09:31
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童謡唱歌一緒に歌おう 氷上童謡唱歌の会...
氷上童謡唱歌の会 (田中洋子代表、 50人) が、 3月2日午後1時半からポップアップホールで 「みんなで楽しく歌いましょう」 と題した初めての催しを開く。 同会の発表会ではなく、 客席の来場者と同じ方向を向いて一緒に歌う。 田中代表 (氷上町犬岡) は、 「思い出を懐かしみながら、 地域の人にただ楽しんで歌ってもらえたらうれしい。 男性や子どもたちもぜひ歌いに来て」 と来場を呼びかけている。 無料。
「茶つみ」 「せいくらべ」 「赤い靴」 「肩たたき」 など、 お馴染みの約30曲を歌う予定。 最初に歌う 「とんがり帽子」 と、 最後に歌う震災応援歌 「花は咲く」 は客席の方を向いて歌うが、 それ以外は来場者と一緒に舞台に向かって歌う。 丹波市のマンドリンクラブ 「クローバ」 の演奏もある。
同会は、 童謡唱歌の歌詞と美しいメロディーにひかれた田中代表が、 コーラス仲間や友人を誘って2006年に立ち上げた。 20人ほどだった会員も現在は50人近い大所帯に。 「日本の童謡・唱歌をひろめる会」 に入会し、 年1回の 「丹波の森 童謡唱歌の祭典」 に出演するなどの活動を続けてきたが、 もっと地域に根付いた活動をしようと、 今回の催しを企画した。
同会は、 関西音楽専門学院の佐野頼子さんの指導で、 月に1度、 氷上勤労青少年ホームで歌を楽しんでいる。 田中代表は、 「子どもと一緒に歌った思い出がある人も多いはず。 昔の生活や情景が浮かぶ歌詞が魅力。 孫の世代にももっと伝えていきたい」 と話している。
田中代表 (0795・82・1135)。
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2013年2月24日09:29
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日本音楽の原点 「仏教音楽・聲明」 公演
3月3日午後2時半―3時半、 妙見宗総本山 「本瀧寺」 (大阪府豊能郡能勢町野間中718、 072・737・0028) で「仏教音楽・聲明」 公演が開かれる。 入場無料。 定員100人前後。
兵庫天台仏教青年会と同寺の僧侶30人が出演。 聲明は、 仏典や真言などに旋律抑揚をつけた声楽曲で、 日本の讃美歌ともいわれている。 兵庫仏青のメンバーとして、 丹波地域から篠山市今田町木津の 「真蔵寺」、 丹波市市島町上田の 「済納寺」 の僧侶も参加する。
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2013年2月24日09:29
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ヨウ素剤備蓄を検討へ 原子力規制委の方...
原発事故の被ばく対策として篠山市が 「安定ヨウ素剤」 の備蓄を検討していることがわかった。 ヨウ素剤は放射性物質による甲状腺がんを避ける効果があるとされるもの。 ただ配布方法や服用指示の基準などについて国が明確な方針を出していないため、 新年度当初予算には計上しておらず、 方針を待って補正予算などで対応する。 市では新年度から放射能測定器を設置することも決まっており、 県の動きに先駆けて独自の原子力災害対策を進める。 2月21日に篠山市役所で開かれた 「市原子力災害対策検討委員会」 で明らかにした。
安定ヨウ素剤は、 原子力災害の際、 予防的に服用することで甲状腺がんを引き起こす放射性ヨウ素が体に蓄積するのを阻害することができる。 東日本大震災による福島原発事故の際、 唯一、 福島県三春町で使用された。
一方、 安定ヨウ素剤は劇薬にも指定されており、 副作用も考えられることから現行の薬事法では一般的に配布は想定されていない。 しかし、 国の原子力規制委員会が今年3月末までに打ち出す改訂版の 「原子力災害対策指針」 に事前配布も含めた具体的な方針を盛り込む予定になっている。
現在の規制委の方針では原発から半径5キロ圏内の家庭に安定ヨウ素剤を配り、 住民は服用してから避難を始めることとしている。
市原子力災害委ではこれまでに複数の委員から安定ヨウ素剤の備蓄の検討を進めるべきとの意見が出されており、 市は、 「補正予算などで財源措置を行い、 対応したい」 とした。
また備蓄を決定するまでの期間は、 「市の診療所や市医師会、 市薬剤師会などの協力を得ながら対応したい」 とした。
委員からは 「市が新年度から始める地域巡回の原子力防災勉強会などで既往症を持つ人など、 ヨウ素剤配布の是非を考えるための状況調査もすべき」 などと提案が出された。