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2013年3月17日08:57
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生命をいただく
詩人・石垣りんに 「儀式」 という詩がある。 食べることは、 生あるものを殺 (あや) めることだと教えてくれる詩だ。 魚を丸ごと1匹、 まな板に載せ、 よく研いだ包丁を握る。 そして 「頭をブスリと落すことから 教えなければならない。 その骨の手応えを 血のぬめりを 成長した女に伝えるのが母の役目だ」 ▼母から娘に伝えるのは、 魚の調理法ではない。 伝えるべきは、 「長い間 私たちがどうやって生きてきたか。 どうやってこれから生きてゆくか」。 人は食によって命を保つ。 その食の背後には、 命を殺める行為がある。 そのことを人は真正面から受け入れるべきだと、 この詩は説く。 ▼日本の伝統的な考えでは、 食事をとるとは 「ミ」 をとることだ。 「ミ」 とは魂であり、 霊。 だからこそ食事の前には 「いただきます」 と言い、 いただく生命の魂に感謝の心を表わす。 ▼過日、 我が家の庭に萌え出たフキノトウを摘んで味わった。 その苦味は格別で、 早春の香りと共に舌鼓を打った。 ▼フキノトウをはじめ、 春の山菜が持つ苦味は、 冬の間、 あまり動いていない人の内臓に刺激を与え、 動きを活発にさせるという。 フキノトウも生あるものの一つ。 フキノトウに感謝しつつ、 その若々しい 「ミ」 をいただくことで自らを活性化させるとは、 人はよくよく因業な存在だと思った。(Y)
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2013年3月17日08:56
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石龕寺(せきがんじ)
先回、 山南町の石龕寺で吟行をした。 石龕寺の 「龕」 の字はとても難しい。
意味を調べたら、 「①岸壁や仏塔の下に彫りこんだむろ。 中に仏像や宝物を納める」 「②中に仏像を入れる厨子」 とある。 解字には 「龍+合 (ふたをしてとじる) で、 とじて中に大切なものを入れ込む所」 とも。 本堂から約八百メートルに奥の院があり、 その石窟が寺号の由来であるという。 残念ながら今回、 奥の院へは行けなかったけれど、 またの機会にぜひ登ってみたい。
丹波の名刹や名所を訪ねて思うのは、 丹波出身と言いつつ、 あまりに丹波を知らない自分の恥ずかしさだ。 名所旧跡や歴史に興味を強く持つようになったのは、 本欄を担当してからで、 さらに俳句を始めたことも、 その傾向に拍車をかけたようだ。 それはさておき、 石龕寺の立派なこと。 まずは仁王門に立つ。 鎌倉前期の仏師 「定慶」 作で重要文化財に指定されている。 山門に掲げられた 「扁額」 は、 村上天皇 (九二六~九六七年) の命により、 小野道風に書かせたものであるという。 かつて、 仁王像には、 もっと鮮やかな彩色がほどこされていたのであろう。 春雪の降りしきる中で、 全身に力を籠めて立ち続ける仁王像に、 強さと同時に、 長い時の流れに剥落してゆくものの哀れも感じた。 南北朝時代、 足利尊氏が戦いに敗れ、 その子義詮に仁木兄弟をつけ、 二千騎を寺領に留めた話は有名。 そのときの 「ててうち栗」 の逸話は、 今聞いてもおもしろい。 その後、 信長の丹波攻めにより、 兵火に焼き尽くされたが、 仁王門は残った。 さすが仁王さんだ。
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2013年3月17日08:54
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家紋
気の抜けたような顔の鳥、 くるっと丸まった胴体。 これがわが家のシンボルだ。
用があって森田家の家紋を調べることがあった。 昔から仏間に飾ってあるこのマークを見て育ったが、 「変な鳥」 くらいにしか思っていなかった。 調べてみるとちゃんと名前がある。 「丸に結び雁金 (かりがね)」。 雁は古来、 「幸せを運ぶ鳥」 として知られていたようで、 雁紋を使用した武家も多い。 有名どころで言えば、 織田信長の重臣、 柴田勝家か。
といっても、 わが家がそんな由緒正しい武家というわけではない。 いわゆる田舎の農家だが、 なぜ雁紋を用いるようになったのかはわからない。
個人的な感想としては、 「ちょっとかわいかったからじゃないの?」 と思う。 おどけた表情も、 丸い体もなかなかどうして憎めない。
そう思ってよくよくこの鳥ちゃんを見れば、 どことなく私に似ているような。 ほうけた顔。 くるっとしているのは悩みのくせ毛か。 かくいう私は決してかわいくないのですけどね。
奥が深くて面白い。 みなさんもご自身のシンボルを調べてみられては? (森田靖久)
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2013年3月17日08:53
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生ですき込む「緑肥」を研究 丹波農業改...
丹波農業改良普及センターが、 水稲や黒大豆栽培において、 生のまま肥料として土の中にすき込む 「緑肥」 の研究を今年度から始めている。 3年間、 丹波地域のほ場で実証実験し、 緑肥を使った場合の水稲や黒大豆の栽培暦を作成し、 丹波地域への普及を進める。
この緑肥は、 マメ科の 「ヘアリーベッチ」 と言われるもので、 ほふく性があり、 葉はカラスノエンドウに似ている。 マメ科の植物は根に根粒菌が寄生しており、 土壌中の窒素量を増やす働きがあり、 ヘアリーベッチは、 緑肥作物としてよく使われているレンゲよりも連作障害が少ないのが特徴。
実験では、 ヘアリーベッチの種をまく時期や、 すき込む時期を変えながら、 それらの適期を探り、 栽培暦に反映させる。
昨年10月下旬に、 みたけの里舎 (篠山市和田) の黒大豆ほ場と、 昨年11月上旬にアグリヘルシーファーム (同市味間奥) の水稲のほ場にそれぞれ種をまいた。 5月にすき込む予定。
堆肥は、 大規模農家では牛ふん堆肥を使用しているところもあるが、 篠山市内には畜産農家が少なく、 市内の3分の1の面積しかまかなえない。 また、 種をまいてすき込むだけなので、 一般農家にとっては省力化になる。 ヘアリーベッチを使用する場合、 10㌃当たり4―5㌔の種が必要で、 1㌔当たり1000円。
同普及センターは19日、 主に丹波地域の認定農業者や有機農業栽培者、 行政、 JAらを対象に 「現地検討会」 を開く。 篠山市の両ほ場で栽培現状を視察し、 県農林水産技術総合センター (加西市) の専門技術員がヘアリーベッチの利用方法について講義する。
同普及センターの石部さやか・普及主査は 「先進地の富山県や秋田県では排水性が良くなったり、 収量が増えたという報告がある。 一般農家が気軽に使える緑肥として普及を目指したい」 と話している。
写真・普及センターの石部普及主査が視察した時のヘアリーベッチ=静岡県三島市で (丹波農業改良普及センター提供)
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2013年3月17日08:53
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広報紙が県最高賞に 全国大会出展へ 篠...
篠山小学校のPTA 「育正会」 (中村貴子会長) の広報紙が今年度の 「第27回兵庫県内小・中学校PTA広報紙コンクール」 の小学校の部で最高賞に輝き、 全国コンクールへの出展を決めた。 創立から140周年となる節目の年に、 初応募で栄誉の受賞。 役員らは、 「小学校を愛し、 地域の人々との活動を通して頂けた賞。 お城の中にあるすばらしい小学校を全国に発信したい」 と意気込んでいる。
同コンクール小学校の部には県内の小学校から211点の応募があった。 1次審査で69点まで絞り込まれ、 本審査で入賞に8点、 努力賞に4点、 奨励賞に3点が選ばれた。
入賞した広報紙 「育正」 はA4判6ページ。 表紙は創立140周年記念事業でのバルーンリリースの様子や校舎への感謝を込め、 まちづくり協議会や老人クラブなどとともに取り組んだ清掃活動などを紹介した。
2、 3ページでは全学年の親子活動の様子を、 4、 5ページでは育正会内の委員会の活動を、 それぞれ写真入りで掲載。 背表紙では、 「未来の私へ、 未来の篠山小学校へ」 をテーマに、 全校児童と校舎の空撮写真とともに各学年代表者や保護者、 細見紀子校長らが思いを寄稿した。
3月13日には役員らが酒井隆明市長を表敬訪問。 酒井市長は、 「デザイン、 内容ともに充実している。 全国での審査に期待したい」 と役員らを激励した。
中村会長は、 「役員みんなが忙しい中、 よく集まってくれて全員の力でこの1年を乗り越えられたので受賞は大きな励み。 全国に篠山小学校をPRできるチャンス」 と笑顔。 「自分たちの活動が、 次世代にも 『PTAをがんばってみよう』 と思ってもらえるようなものになれば」 と話していた。
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2013年3月17日08:52
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新店舗20日オープン 菓子店のやながわ...
丹波の素材を活かした菓子を提供する 「夢の里やながわ」 (柳川拓三社長、 丹波市春日町野上野) の新店舗が3月20日、 オープンする。 旧店舗のすぐ隣り。 「丹波素材で奏でるライブステージ」 をコンセプトに、 売り場からガラス越しに厨房が見える構造で、 柳川社長は、 「造り手 (プレーヤー) と消費者 (観客) の距離を縮めることで、 地域の活性化を願う思いを伝え、 喜びややりがいを共有したい」 と話している。
外観は、 ブランド名 「丹波風土」 にちなみ、 自然環境や人の営みの積み重ねによる年輪をイメージ。 売り場面積は約150平方メートルあり、 旧店舗の2倍以上に広げた。
オープンと同時に 「丹心」 のブランド名で売り出すバウムクーヘン専用の焼成窯、 厨房を整備。 周囲の景観も楽しめる芝生のある庭やテラス席も設けており、 店舗でしか味わえないスイーツなどを提供する計画があるという。
新店舗の営業時間は午前10時―午後6時。 フリーダイヤル0120・928・522。 木曜定休。 3月17日までプレオープンフェアを実施中。 18、 19日はオープン準備のため休店。
写真・20日にオープンする 「夢の里やながわ」 の新店舗=丹波市春日町野上野で
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2013年3月17日08:51
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野鳥観察講話と流域生態の講演 3月24日...
川代ダム野鳥愛護協会 (松本正義会長) が3月24日午後1時半―3時半、 丹南健康福祉センター (篠山市網掛) で設立20周年を記念した講演会を開く。 また、 川代ダムの風景写真や生息調査日誌などを展示する。 入場無料。
丹波野鳥の会の梅津節雄さん (丹波市氷上町) が 「野鳥の観察入門」 と題して講話した後、 人と自然の博物館 (三田市) の田中哲夫・主任研究員が 「自然・環境と流域生態 (仮称)」 と題して講演する。
同会は、 ダムの完成を機に宮田川と篠山川沿岸の10自治会で設立。 堤防の木のせん定や草刈り、 ごみの回収などの環境整備のほか、 毎年11月から3月まで毎日、 渡り鳥にえさをやったり、 飛来数の調査を行っている。
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2013年3月17日08:50
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図書館開館10年を記念 篠山市立中央図書...
篠山市立中央図書館と市民センター内図書コーナーが開館10年を迎えるのを記念し、 篠山市立中央図書館 (篠山市西吹、 079・590・1301) で 「図書館回顧展」 が開かれている。 前身の本郷図書館の足跡をたどりつつ、 現在の図書館の取り組みや利用者数の推移などを紹介している。 3月28日まで。 月曜休館。
「本郷図書館時代を振り返って」 と 「中央図書館10年のあゆみ」 の2つに分けてパネルを展示。
本郷図書館時代の展示では、 同図書館が1928年 (昭和3)、 「多紀郡教育会図書館」 として郡役所内に1700冊の蔵書で誕生して以後、 「本郷大将記念図書館」 「多紀図書館」 「篠山町立図書館」 「本郷図書館」 と改名し、 場所も移しながら歴史を刻んできたことなどを解説。 図書館の名前は、 郷土の発展と後進の教育に尽くした本郷房太郎元陸軍大将に由来していることも紹介している。
中央図書館10年のコーナーでは、 2011年度のデータに基づき、 現在の蔵書数13万5045冊を、 23年度には23万冊とする目標を掲げていることや、 篠山市民の図書館登録者率が57% (4万4415人中2万5143人) であること、 利用者一人当たりの年間貸し出し数が44冊であることなどを、 イラストを多用したパネルで紹介している。
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2013年3月17日08:49
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不動産無料相談会
3月22日午後2―5時、 柏原住民センターで、不動産無料相談会を開く。 問い合わせは県宅地建物取引協会三田・丹波支部 (079・563・2169)。
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2013年3月17日08:49
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ノルディックウォーキング体験会
3月23日に2本のポールを持って歩く、ノルディックウォーキング体験会を開く。
午前10時に丹波年輪の里 (丹波市柏原町田路) 駐車場に集合する。 参加費1000円、 ポールレンタル500円 (要事前申し込み)。 飲み物、 タオル持参で、 帽子、 動きやすい服装、 シューズで参加すること。 初心者も歓迎。
申し込みは、 たんばN―Walker倶楽部 (余田幸美さん090・2106・3988)。
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2013年3月17日08:48
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みんなで春を歌おう!歌声カフェ
3月23日午後2―4時、 古民家カフェ恐竜樂樂舎 (丹波市山南町草部、 0795・76・1535) で歌声カフェを開く。 丹波地域でライブ活動などをしている西田夫佐さん (篠山市) の伴奏で童謡、 唱歌、 フォークソングなどを歌う。 入場料1500円 (軽食付)。 事前申し込みが必要。
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2013年3月17日08:46
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なかしん理事長杯争奪囲碁大会参加者募る
3月23日午前9時半から中兵庫信用金庫本店 (氷上町成松) で開く、囲碁大会の参加者を募集している。
棋力によりA級 (4段以上) ―E級 (5級以下) に分かれて対局。 各自4局し、 勝ち点で順位を決める。 初心者歓迎。 参加費1500円 (女性と5級以下は1000円、 小中学生500円)。
当日受付可。 囲碁友の会事務局 (0795・82・6036)。
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2013年3月17日08:46
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補助金1.4億円過払い こども園建設費 丹...
丹波市教育委員会の小田繁雄教育長は3月15日、 市役所で会見し、 市内の認定こども園3施設の建設費について、 法定分以上の補助金1億4039万1641円を、 同園設置主体の社会福祉法人に支出していたと発表した。 法改正を見落としていたことが原因。
2005年に改正された児童福祉法で、 補助対象となる建設費の4分の3 (国2分の1、 市4分の1) までしか補助できなくなったことを、 当時、 こども園を担当していた福祉部が見落としたまま要綱を作成。 法人が本来負担すべき4分の1について、 市が単独補助金として一般財源で負担していた。 09年度から担当部署が市教委に移ったが、 確認は行われなかった。
市の過払い補助額は、 「みつみ」 (山南町谷川) が4470万5960円、 「さちよ」 (氷上町桟敷) が4480万7565円、 「あおがき」 (青垣町沢野) が5087万8116円。
市教委は、 法人の経費負担の軽減をはかるため、 「こども園経営基盤安定化補助金」 を創設し、 これまでと同程度の支援をする方針。 これまで法人でやりくりしていた備品購入や修繕費、 人件費などを補助対象とする。
この問題を受け、 市は18日開会の本会議で、 新年度予算案を訂正することに承認を求める。
すでに交付済みの分について 「いったん返還してもらい、 同額を補助する会計処理ができないか法人と相談する」 とした。
小田教育長は、 「思い込みによるミスで、 公務員として恥ずべき原因。 関係のみなさんに謝罪する」 と頭を下げた。
今月、 豊岡市で同様のミスが発覚したことを受け、 内部点検したところ、 不適切支出が分かった。
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2013年3月17日08:45
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泉橋...
耐震性が低いことが分かり、 2010年6月から車を通行止めにして、 架け替え工事をしていた、 市城東支所近くの泉橋の架け替え工事がほぼ完成し、 30日午前10時―正午、 渡り初め式 (城東校区自治会長会主催) が行われる。 同日午後から供用が開始され、 日置―雲部、 村雲、 大芋、 畑地区を結ぶ動脈が2年9カ月ぶりに復活する。
旧泉橋はコンクリート製で1968年に完成。 2008年から、 老朽化による補修工事をしていたが、 細部調査の中で、 川底に接した基礎と橋脚の接合部分が不十分で、 「震度4程度の揺れで崩落の恐れがある」 として、 補修工事から架け替え工事に変更し、 10年2月から工事を進めた。 同6月から全面通行止めに。 同7月からは、 仮歩道橋を設置し、 自転車や歩行者は通行できるようにした。
11年5月までに旧橋の撤去を完了。 同10月に新橋の橋台や橋脚などの 「下部工」 を実施。 昨年5月に下部工を完了した後、 8月から橋本体の 「上部工」 に着手した。 現在、 道路舗装や高欄などの仕上げ工事を残すだけとなった。
旧橋は長さ約80メートル、 中央線がない車道幅約5・5メートルで、 歩道はなかった。 新橋は長さ約73メートル、 片道1車線で車道幅は約6メートル。 そのほか、 上流側に幅2・5メートルの歩道を設けた。 総工費は約3・9億円。
渡り初め式は、 市城東支所内で式典後、 泉橋に移動し、 関係者らによるテープカット。 地元の3世代の夫婦がいる家族2世帯、 計12人が渡り初めするセレモニーがある。
3月30日に供用を開始する泉橋=篠山市泉で
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2013年3月16日15:58
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無料多重債務者相談会
3月17日午後1時から柏原住民センター (丹波市柏原町柏原) で、無料多重債務者相談会を開く。
県司法書士会たんば支部が、 多重債務問題、 クレジット・サラ金などの債務整理などについて相談に乗る。 予約不要。
松尾さん (0795・82・7174)。
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2013年3月16日15:57
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生物多様性を学ぶ講座・参加親子募集
3月20日午前11時―午後3時、 ささやまな家 (篠山市河原町125) で生物多様性を学ぶ講座 「丹波篠山アドベンチャーいきもののめざめ」 を開く。小学生親子の参加者を募集している。
人と自然の博物館研究員と春の生きものを探したり、 キャラクターの飛び出す絵本を作ったりする。 参加費1組1000円 (材料費含む)。 先着20組。
申し込みは3月18日までに、 主催の 「フェリシモしあわせの学校」 事務局に電話 (0120・055・820、 平日のみ) か、 ホームページ (http://shiawase.felissimo.co.jp/) から。
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2013年3月16日15:45
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「五つ星ひょうご」丹波地域で2品選定 ...
兵庫県や県物産協会は、 地域性や創意工夫が生かされた県内各地の産品を 「五つ星ひょうご」 として選定することにし、 丹波地域では、 茶寮 「ひさご」 (山南町和田) の 「天然すっぽん鍋籠盛りセット」 と、 JA丹波ささやまの 「丹波篠山黒豆煮」 を選んだ。 審査の末、 県内では計56社の商品を選定。 今後、 「五つ星ひょうご」 の統一ブランドで、 ホームページやカタログでのPRなどを通じ全国発信していく。
天然すっぽん鍋籠盛りセットは、 同店が5年前から販売。 丹波産のすっぽんの切り身、 特製スープ、 豆腐、 餅などをセットにし、 クール便で届けている。 開業約50年の専門店の技術を生かし、 天然すっぽんのうま味をそこなわないよう調理。 地元の天然水と兵庫の地酒、 龍野の最高級しょう油でつくった特製のスープがつき、 趣のある手編みの竹かごに盛る。 関東、 九州など全国から注文があるという。
同店の眞鍋馨店主は、 「丹波は、 地形や気候の点ですっぽんの生息に適した地。 すっぽんは、 当店の看板商品でもあるだけに、 丹波の代表として認知してもらえるのは光栄なこと」 と喜んでいる。
「丹波篠山黒豆煮」 は、 同JAのロングセラー商品。 同JAが販売し、 特許庁の地域団体商標に登録されている 「丹波篠山黒豆」 を使っている。 黒豆の大きさは2L以上で、 食感が良く、 豆の味がしっかりしているのが特長。 黒豆のほか、 使う材料は砂糖、 食塩、 重曹のみで、 黒豆の持ち味を生かしている。
同商品は、 全国的に販売。 おせち料理用として特に12月の販売量は多い。 同JA営農販売課の上山裕之副課長は、 「五つ星ひょうごに選定されたのを機に、 若い世代や、 正月以外の販売が強化できれば」 と話している。 篠山市内では、 特産館ささやま (黒岡)、 味土里館 (東吹)、 おみやげ店などで販売している。
五つ星ひょうごの選定を受け、 18日、 神戸市で、 マスコミ関係者や百貨店のバイヤーらに選定商品を紹介する内覧会が開かれる。
写真・ 「五つ星ひょうご」 に選定された 「天然すっぽん鍋籠盛セット」 (左) と 「丹波篠山黒豆煮」
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2013年3月14日09:12
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寺内勝治氏訃報
寺内勝治氏 (てらうち・かつじ=元県果樹研究会栗部会長、 元氷上郡くり振興会長) 3月11日午後7時52分、 心不全のため西脇市内の病院で死去、 92歳。 自宅は、 丹波市山南町岩屋79。 葬儀は14日午後1時から、 同市山南町井原304のルミーナホール山南で。 喪主は長男、 久人 (ひさと) 氏。 60年にわたって丹波栗栽培、 振興に尽力した。
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2013年3月14日09:12
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中井延氏訃報
中井延氏 (なかい・すすむ=元柏原町議会副議長) 3月11日午後1時9分、 肺炎のため丹波市内の病院で死去、 79歳。 自宅は、 同市柏原町柏原116。 葬儀は15日午後1時から、 同市氷上町市辺220ノ2のJA会館こもれびで。 喪主は長男、 久平 (きゅうへい) 氏。
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2013年3月14日09:11
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県立柏原病院研修医と懇談 3月26日、柏...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が、 3月26日午後7時半から新井ふれあいセンターで行われる。
研修医の倉田啓史さんが研修講話を行う。 足立確郎院長、 藤井康和内科部長も出席する。
同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。