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2013年3月21日10:24
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「緑十字金章」を受章 安全運転で最高の...
竹内薬品 (丹波市山南町北太田) の代表取締役で、 丹波安全運転管理者部会会長も務める竹内新二さん (58) =同=が、 交通安全の功労者や管理者らに贈られる最高の賞である 「緑十字金章」 を受けた。 「車に乗る者は事故を起こすもの。 そんな意識を持ってハンドルを握るよう、 社員にも家族にも言い、 自分にも言い聞かせています」 と話している。
医薬品配置販売業の同社は、 県内や京都府北部、 福井県嶺南が営業エリア。 29台の営業車を保有している。 従業員数は32人。
朝礼では、 事故の多い地点や、 見通しがいい所なのになぜ事故が起きたか、 などを話し、 安全運転の意識を共有。 新入社員にはベテラン社員が車に同乗し、 安全運転を指導している。
市内の300社近い事業所でつくる安全運転管理者部会では、 独自の取り組みとして毎年、 「無事故・無違反100日運動」 を展開。 事業所ごとに5人で1グループをつくって無事故・無違反をめざしており、 同社も2―3グループが参加している。
同部会は毎年秋、 自動車教習所を会場に実技や学科試験を行い、 成績を競う安全運転競技会を開催。 同社社員も参加しており、 最優秀賞を取ったこともある。
緑十字金賞は、 管理者としてだけでなく、 竹内さん自身の安全運転も評価された。 年間走行距離は2万キロを超え、 30年間、 無事故無違反を続けている。
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2013年3月21日10:24
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県作曲コンクール特選 1140人の上位7人...
神楽小学校6年生の下野聖奈さん (12) =丹波市青垣町小稗=が、 今年度の県小学校児童作曲コンクール (県小学校教育研究会音楽部会など主催、 県など後援) で、 1140人の中から、 最高の特選 (7人) に輝いた。
2部門あり、 下野さんは、 A部門に出場。 予選を突破した431人が本選にのぞんだ。 本選は、 会場で配られる詩に、 その場で作曲し、 記譜する。 「ポタポタとおちるしずくのおとにそっとみみをすましていたらそとはあめしずくとしずくがデュエットしていた」 との詩に曲をつけた。 「ポタポタ」 の部分をはねるようなリズムにするなど、 全体的に軽やかな曲調に仕上げた。
頭の中でリズムを組み立て、 次に音程を決めた。 鍵盤ハーモニカとリコーダーを持参していたが、 確認のために使った程度で、 作曲自体は、 頭の中で仕上げたという。
3歳からピアノを習っており、 琴も演奏する。 作曲は初めてで、 予選通過後も、 特段練習はしなかったという。
「発表までに時間がたっていて、 どんな曲を作ったのかも忘れていて、 ビックリした」 と笑顔。 「音楽は好きで得意。 音楽関係の大学に進みたい」 と、 目標を語った。
同コンクールでは、 吉見小が学校賞を受賞している。
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2013年3月21日10:21
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虫の目レンズ
最近、 「虫の目レンズ」 での写真撮影にハマっている。 直径約1・5センチ、 長さ約4センチの筒状で、 小さな物体を大きく写せ、 しかも、 その背景をも鮮明に写し出すという、 おもしろレンズ。 10年近く前から商品化されていて、 昆虫写真愛好家から重宝がられている隠れた逸品だ。
普通、 小さな虫を大きく写そうとするとき、 マクロレンズを使うが、 このレンズだとピントが合って見える範囲 「被写界深度」 が非常に浅いため、 背景どころか、 虫の体全体にピントをこさせること自体、 不可能。 被写界深度が深い広角レンズだと、 虫は大きく写せない。 「小さな昆虫を大きく写せ、 その昆虫がくらす環境までを一緒に写し込みたい」 ―。 昆虫写真愛好家なら誰もが思い願っていることが、 このレンズで実現する。 しかし、 光学設計上、 かなり無理をしているので、 画質が一般レンズと比べて悪いことや、 その他、 諸々の制約はあるが、 ファインダー越しに見えるアリ目線の世界はしばらく眺めていても飽きない。
間もなく迎える春本番。 花や虫など、 このレンズで覗いた世界の感動を紙面でお届けできたら。(太治庄三)
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2013年3月21日10:21
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チビ怪獣ヒロゴン、制御不能
おや?!また母ちゃんがボクを呼んでましゅね。 ふふ♪そんなの関係ないでしゅ。 やっと何とかクックを履かせてもらって自由の身になったのに、 ジッとなんかしてられましぇん。 おや?これは何だ?あっちは何だ?おっ、 父ちゃんが畑にいるぞ、 オーイ!。 そら今の内にタッタ、 タッタ―。
そんな逃げ足が聞こえてきそうな毎日に、 そろそろ母ちゃんも限界が見え出した。 元気が一番。 そりゃそうでしょう。 でもチョッとあなた、 力が強すぎ。 覗く姿は可愛いが、 障子には穴ぽこが増え、 玩具は破壊され、 片付けた横から散らかり、 いつも何か探し物をさせられ、 ブロックを踏んでは叫び、 パンを焼こうとしたらトースターから黒い煙が。 驚いて見れば、 小さな消防車が融けて無残な姿に。 何とかご機嫌をとってブルーベリーの剪定に行っても逃げ出し、 出来る量はたかが知れている。 お姉ちゃんも保育園がお休みの時は本当によく面倒を見てくれるけど、 「おかーさーん、 ひろきが溝っこに落ちて泣いとってや」 「ひろきが土食べとってや~」 と。 本当にお姉ちゃんゴメンねって思ってしまう。 可愛い姿に癒される笑顔と、 仕事が進まずイライラ、 溜息のやじろべえ。 そんなこんなで…。
「今日も乗せられた~。 何にって。 保育園バスにでしゅよ!ふんぎゃ~」 と、 バスの中から雄叫びが聞こえてきます。 そう半日保育を時々お願いすることに。 これはお互いのため、 保育園には頼りになるお姉ちゃんもいてるしねと、 正直ホッとする母ちゃんでした。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年3月21日10:20
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「茶の湯」展で優秀賞 丹波焼陶芸家・仲...
篠山市今田町下立杭の丹波焼陶芸家、 仲岡信人さん (35) =信凛窯=が制作した大鉢が、 第30回記念田部 (たなべ) 美術館大賞 「茶の湯の造形展」 で、 次点となる優秀賞を受賞した。 仲岡さんは 「続けてきたことが認められ、 うれしい限り。 この賞を糧に、 今後より一層、 優れた作品を作っていきたい」 と話している。 同展に、 同受賞作品と併せて出品した花器も入選した。
同展には、 昨年を上回る281人454点の応募があり、 大賞1点、 優秀賞2点、 奨励賞5点、 入選73点を選んだ。
仲岡さんの作品 「宙~そら~」 の大きさは、 直径約50センチ、 高さ約20センチ。 高台 (器の底部) から直線的に広がった大鉢で、 白色のマット地に縁から呉須の青色が流れて模様を描いている。 底部には濃い呉須を施して、 限りなく黒に近い青色に仕上げ、 宇宙を連想させる景色を表現している。
丹波伝統の白釉と黒釉に淡い紫色に発色した灰釉の色彩が美しく、 審査員からも 「器体に映える釉景色の表現が成功した作品」 と評価された。
仲岡さんは、 大阪生まれ。 中学2年の時、 三田市に移住。 幼少のころから“ものづくり”に興味があり、 北摂三田高校を卒業後、 同町上立杭の丹波焼陶芸家、 西端正さん (末晴窯) に師事。 4年後、 京都市工業試験場陶磁器科で釉薬について1年間学んだ。 2003年、 青年海外協力隊の陶磁器隊員として、 東カリブ海に浮かぶ島国 「セントビンセント・グレナディーン」 に2年間赴任。 06年、 29歳で独立し、 現在の場所に信凛窯を構えた。
これまでにも同展や 「神戸ビエンナーレ」 「現在形の陶芸 萩大賞展」 「伊丹国際クラフト展」 などの大規模公募展で入選を果たしている。 入賞は今回が初めて。
同美術館 (島根県松江市北堀町) は4月27日―5月31日の会期で、 同展の入賞、 入選作品81点と、 過去の大賞、 優秀賞作品91点の作品展を開く。
また今回、 仲岡さんのほかに、 篠山市内の陶芸家5人が入選に選ばれた。
写真・優秀賞を受賞した大鉢「宙~そら~」
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2013年3月21日10:18
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技術者協会初の自主企画「丹波布」作品展...
丹波布伝承館 (丹波市青垣町西芦田) の長期伝習教室を修了した技術認定者らでつくる丹波布技術保存会の技術者協会 (河津年子会長、 38人) が3月22―24の3日間、 同位柏原町柏原の西垣和子邸で、 「丹波布展」 を開く。 同協会が初めて自主開催する展示即売会。 織り子たちは、 来場を呼びかけている。
同協会は、 2010年設立。 技術認定者の修了後の受け皿がなかったことから、 情報交換、 技術研鑽、 丹波布のPRを担う場にしようと、 後に丹波布伝承館の講師陣となった07年の養成講座の修了生と、 技術認定者による会を組織した。 08年の開館以来、 7期 (2年1期)、 50人弱の修了生のうち、 7割が参加。 うち、 地元青垣が13人、 青垣以外の丹波市内が7人。 修了後、 青垣を離れ、 横浜、 広島、 高知などで暮らしつつ織物を続けている会員もいる。
作品展には、 18人が出展。 1人は、 作品を茨城県から送って来た。 作品を持ち寄り、 反物約40本、 バッグ、 サイフ、 名刺入れなど、 小物類300点程度を集める。 小物は、 1000円前後から2万円程度の価格帯。
保存会名誉会長で第一人者の足立康子さんも、 技術者協会の 「名誉会員」 として出品し、 初めての催しに花を添える。
昭和初期に、 民芸家の柳宗悦が京都、 東寺の朝市で見出し、 工芸研究家の上村六郎氏が佐治で織られていた佐治木綿と特定。 地元の有識者が途絶えつつあった技術を残そうと、 丹波布保存会の前身の丹波布復興協会を設立したのが1955年。 2年後に 「復興60周年」 を迎える。
会員の1人、 井下陽子さん (同町大名草) は、 「協会という形はできたが、 行動を起こすのは大変で、 やっと作品展までこぎつけた」 と喜び、 河津会長 (同町佐治) は、 「目標を持って取り組むことで上達につながる。 遠方から作品を送ってくれる会員に刺激も受けた。 丹波布復興60周年の節目も近い。 協会もがんばり、 将来、 作品展を定期開催できる力がついていけば」 と話している。
会場は、 柏原自治会館の近く。 午前10時―午後5時。 同事務局 (090・6435・9625)。
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2013年3月21日10:17
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移住体験交流施設「福住・わだ家」オープ...
福住地区まちづくり協議会(山取武会長)が、 篠山市福住377にある古民家を改修した 「篠山暮らしお試し住宅」 が完成。 3月16日、 お披露目会があり、 支援してきた行政関係者や地元住民ら約60人が交流拠点の完成を祝った。
住民らから募集していた同住宅の愛称を、 森田明子さん (同市安口) が応募した 「福住・わだ家」 に決定。 松田太輔・丹波県民局副局長、 平野斉・篠山市副市長、 家主の和田周平さん (奈良県)、 山取会長の4人が玄関に飾られた看板の除幕式を行い、 愛称が披露された。
開所式典では、 運営主体の 「福住地区田舎暮らし体験住宅運営委員会」 の関口惠士事務局長が開会宣言。 山取会長が 「少しでも多くの方に来ていただき、 福住の良さを感じていただきたい」 などとあいさつ。 同運営委員会の麻田馨委員長が経過説明した。 また、 古民家を提供し、 山取会長から感謝状を受け取った和田さんは 「一昨年に母が亡くなり、 空き家になっていた。 広くて古いので維持管理で悩んでいたところに、 話があった。 両親は福住を愛していた。 このような形でご協力でき、 喜んでいると思う」 とあいさつした。
篠山左官技術研究会が普及を図っている土のピザ窯で作ったピザや、 福住地区の郷土料理研究グループ 「福楽里 (ふらり)」 が作ったぼたもち、 黒豆ご飯、 猪汁などが振舞われた。
同住宅は、 国重要伝統的建造物群保存地区内にある。 移住体験希望者が原則1カ月以上で借りることができ、 利用料は1カ月3万5000円。 木造2階建てで、 和室が3室。 キッチン、 浴室、 トイレを完備。 地域交流スペースも設け、 さまざまな田舎暮らし体験プログラムを用意している。
関口事務局長 (090・8213・9923)。
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2013年3月21日10:16
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めざせ国体...
部活動の活性化に、 新年度から競技射撃 「ライフル射撃同好会」 の設立を予定している氷上西高校 (小西重正校長) で3月16日、 光線銃の一つ、 「デジタルピストル」 の講習会があり、 生徒たちが射撃姿勢や照準の合わせ方などを学んだ。
1月の 「ビームライフル」 に続く2回目の講習会。 社会人や大学生がライバルとなるビームライフルと異なり、 デジタルピストルは、 高校生限定の国体種目。 より、 「全国の舞台」 に近いことから、 ピストルに取り組んだ。
講師の県ライフル射撃協会の西田公也理事 (国体ジュニア監督) が、 呼吸、 姿勢、 照準、 撃発、 フォロースルー、 集中と6つのポイントを紹介。 生徒は1キロの銃を構え、 10メートル先の的をねらった。
上山奈央さん (1年) は、 「照準を合わすのが難しく、 だんだん腕がだるくなる」 と感想を話していた。
同校は、 同好会として立ち上げ、 様子を見て部に昇格させることを検討している。 光線銃を含む用具は、 同協会がしばらく貸与し、 立ち上げを支援する。
同校に部ができれば、 明石西高、 千種高と合わせ県内3校になる。 西田さんによると、 3校になれば、 県の高体連、 近畿の高体連に加盟できるようになるという。
西田さんは、 「装備が軽装で、 ピストルの方が手軽。 競技を好きになり練習したら、 十分上位に入れる」 と激励。 小西校長は、 「国体選手が出れば素晴らしい」 と、 期待を寄せている。
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2013年3月21日10:16
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ユキワリイチゲ 開花がピーク
春本番の陽気となった3月17日、 城東地区に群落地がある早春の花 「ユキワリイチゲ」 (キンポウゲ科) が開花のピークを迎えた。 薄紫色の花びらを南に向け、 暖かい春の風に吹かれて小刻みに揺れていた。
近畿地方以西から九州にかけて分布する多年草。 篠山市内でも数カ所に群落地が見られる。
名前の 「ユキワリ (雪割り)」 は、 雪が残る早春に咲くことから来ているが、 実際には雪がない春先に咲く。 「イチゲ (一華)」 は、 1本の茎に1輪咲くことが由来。
篠山市消防本部によると、 この日の午前9時の気温は2・9度だったが、 正午には15・7度、 午後1時50分ごろには16・9度と4月並みの暖かさとなった。
写真・春の日差しを浴びてにぎやかに咲き誇るユキワリイチゲ=篠山市の城東地区で
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2013年3月21日10:14
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花と陶芸がコラボ「いけばなアート展」 ...
兵庫陶芸美術館、 篠山市茶花道協会、 丹波立杭陶磁器協同組合が主催する 「いけばなアート展」 が、 3月23、 24の両日午前10時から同美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で開かれる。 入場無料。
生け花と丹波焼のコラボレーションを通して、 伝統文化への関心を高めてもらおうと企画した。 丹波焼の花器に生花をいけた作品が並ぶ。 出瓶数は26点。 両日ともに茶席を設ける (500円)。
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2013年3月21日10:13
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引退の183系 応募の写真展示 JR福...
3月16日のJRのダイヤ改正で引退した 「183系」 の写真展が、 福知山駅構内で開かれている。
特急 「北近畿」 「はしだて」 「文珠」 「たんば」 「こうのとり」 などとして、 親しまれてきた雄姿を沿線住民から寄せられた写真で振り返ることができる。 31日まで。
同線や山陰線などで26年間走り続け、 15日で定期列車としての運行を終了し、 同型車両の381系に入れ替わった。 特急は、 新型車両と381系が約半分ずつになった。
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2013年3月21日10:11
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篠山伝建地区修理現場と篠山城跡内堀復元...
篠山伝建地区修理現場と篠山城跡内堀復元整備の見学会が3月23日、行われる。午後1時までに鳳凰会館 (篠山市河原町) に集合。 立命館大学理工学部の大窪健之教授が 「町並みを火災から守る」 と題して講演後、 両現場を見学する。 篠山まちなみ保存会と市教育委員会 (社会教育・文化財課079・552・5792) の主催。 参加無料。
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2013年3月21日10:10
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グルメとステージで交流 3月24日、篠山...
都市農村交流イベント 「春一番!食のふるさと交流フェア」 が3月24日午前10時―午後3時、 鳳鳴酒造味間蔵広場 (大沢交差点近く) で行われる。 篠山、 丹波両市のご当地グルメや有名なB級グルメ、 ステージ発表など多彩なイベントが行われる。
「篠山まるごと丼」、 大山の郷土料理 「とふめし」、 篠山東雲高校の 「山の芋のカレーライス」、 「きれいな野菜色蒸しパン」、 氷上つたの会による巻き寿司のほか、 横手やきそば、 明石焼き、 ホルモンうどん、 京都伏見塩麹唐揚げ、 高砂にくてん、 中国人研修生による水餃子などを販売する。
ステージでは、 よさこい踊りや 「彩華」 のジャズダンス、 フラダンス、 たんなん樽太鼓、 コール・トア、 丹波流酒造り唄などが披露される。
新酒の利き酒会、 丹波焼、 丹波篠山産のコメ、 きなこの販売も。
今田・立杭地区健医・食・農連携推進協議会、 大沢駅前活性実行委員会の主催。 駐車場はJA丹波ささやまなどに。
問い合わせは、 古杉企画 (079・594・5245)。
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2013年3月21日10:08
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中京大学情報理工学部教授 青木公也さん
画像処理技術を応用
(あおき きみや)愛知県在住
1973年 (昭和48) 丹波市柏原町生まれ。 柏原高校、 慶應義塾大学理工学部機械工学科卒。 同大学院理工学研究科を修了し、 博士号取得。 中京大学情報理工学部准教授などを経て現職。
中京大学情報理工学部 (愛知県豊田市) に勤務。 精密工学会 (画像応用技術専門委員会) で、 他の研究者や共同研究のトヨタ自動車の研究員とともに研究論文が最優秀賞の小田原賞を受賞した。
製造現場で、 組み立てる部品の状態(汚れや不良)を認識し、 人間のように融通を利かして作業することのできるロボットづくりを研究する。 今回の受賞論文は、 人の持つ画像処理機能に着目した新しい画像処理技術。 検査員が製品の傷・不良を目で見て判断する目視検査を画像処理技術によって自動化する。 「デジタルカメラで撮影される画像などから目的とする人物や物体を自動的に検出し、 認識させる。 ロボットに賢い目 (ロボットビジョン) を与える」 という。
「製品のわずかなシミや汚れ、 髪の毛の細さほどの傷など不良個所を探すことが、 現在の技術・システムでは困難な面も多い。 研究は、 様々な製品の検査に汎用的に適用できる可能性があり、 実証研究・実験を重ねたい」。
今、 コンピュータを駆使してロボットや画像処理システムを開発している原点は、 高校まで自然豊かな丹波で過ごしたことにあるという。 「様々な自然現象に触れて、 そのメカニズムを解き明かしたいという気持ちがわいてきた。 高校時代に当時は高価なパソコンを買ってくれ、 ずっと応援してくれている父 (元小学校長の功さん) と母に感謝している」。
中京大学は、 著名選手を有する体育学部を含め、 10学部を擁する総合大学。 「東海地方は自動車産業を核とする 『ものづくり』 の拠点。 産業界の要請に応え、 研究者・技術者を輩出する教育をしている」 と大学をアピール。
研究成果は研究室サイト (http://www.cvslab.jp)、 研究動画サイト (http://www.youtube.com/user/CVSLab) で見られる。
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2013年3月21日10:08
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副市長に鬼頭氏提案へ...
丹波市は、 3月22日開会の市議会定例会に追加議案として、 副市長に新たに前県立陶芸美術館副館長で、 東播磨県民局副局長の鬼頭哲也氏 (57) =神戸市西区=を選任することに同意を求める議案を提案する。 任期は4月1日から4年間。 今月末で任期満了を迎える現職の永井隆夫氏 (62) は退任する。 19日の議会運営委員会で明らかにした。
鬼頭氏は、 1979年に兵庫県に入庁。 同副館長を2年務めた後、 現職。
また、 認定こども園の園舎建設について、 補助金の法定上限を超える支出をしたことに対する責任をとり、 辻重五郎市長と小田繁雄教育長の4月分の給与を10%減額する条例制定案も提案する。
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2013年3月21日10:07
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青垣中隣接地は断念 整備に長時間要すと...
丹波市青垣地域市立小学校統合準備委員会 (足立仁委員長、 35人) の全体会が3月18日、 青垣住民センターで開かれ、 用地選定にあたっていた専門部会 (足立英俊部会長、 15人) が、 施設整備に時間がかかり、 開校時期が遅れることを理由に、 青垣中の隣接地とすることは困難と報告、 隣接地以外に用地を求める考えを伝え、 承認された。 再度専門部会で用地選定に入る。
今月4日に開かれた第4回専門部会で、 同中に隣接する農地と山を削って用地を確保する案について、 事務局の市教育委員会が 「文化財調査などで、 統合小の完成は早くても平成33年度ごろになる」 「山を削らない場合でも、 平成30年度ごろになる」 との見通しを示したことを受け、 全体会にはかった上で方向転換を決めた。 開校年度をいつに設定するかの議論は行われなかった。
全体会では、 同様に新校舎建設に向けたスケジュール表が配布され意見を募った。 同準備会が発足した当初、 平成27年度に開校できるとのスケジュールが示されていたとの委員の指摘に、 市教委は、 「 (既存施設を活用した) 最短スケジュールを示した。 今年度の用地決定が難しくなったので、 現状で最短は、 平成28年度になる。 新たに用地を求めた場合は、 様々な規制をクリアする問題が生じる」 と説明した。 足立英俊部会長は、 「既存施設を利用した場合 (との前提があったことが) 今になって分かった」 と述べた。
足立仁委員長は、 「用地売買契約がまとまれば、 話は早いと思っていた。 甘かったかもしれないが、 (隣接地にすることの) マイナス要因が専門部会で提示されたことには納得していない」 と苦渋の判断との考えを示した。
同専門部会で1月から4回、 部会を開催。 同中隣接地を第一候補地にと考えてきた。 裏山の掘削と、 隣接農地の買収で必要面積を確保しようとしたが、 文化財調査を3カ所で行わなければならないこと (2年かかる見通し)、 保安林解除 (同1年) や農振除外 (同1年)、 造成工事 (同1年) など、 時間がかかることが示された。
同準備会、 専門部会とも、 「同一敷地で小中一貫型を理想とする」 という、 「青垣地域の教育を考える会」 の提言の主旨の実現をはかるべく、 隣接地への統合小学校建設を考えていたが、 方向転換を余儀なくされた。
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2013年3月21日10:07
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篠山支えた鉱山 硅石トロッコのレール発見
篠山市火打岩の県道301号線にかかる打見橋の架け替え工事中、 アスファルトの下から、 1926年 (大正15) に開山した 「畑鉱山」 から硅石 (けいせき) を搬出していたトロッコのレールが見つかった。 篠山市で初めて硅石が発見されてから、 今年でちょうど100年。 畑鉱山や鉱山労働者の足跡調査を行っている関係者らは、 「篠山の鉱山史を考える上で貴重な史料。 実際に物が出てきたことで、 鉱山やそこで働いていた人のことを身近に感じることができるのでは」 と話している。 レールは地元住民らによって保存される予定。
写真・打見橋のアスファルトの下から発見されたトロッコのレール=篠山市火打岩で
発見されたレールは、 全長約11・5メートル、 幅5メートルの打見橋に沿い、 橋の中央から東側寄りに敷設されていた。 鉱山から掘り出された硅石を選別した選鉱場から約4キロ下った同市瀬利までを結んでいたトロッコのレールの一部とみられる。
関係者によると、 時期は定かではないが、 運搬がトロッコからトラックに変わったころに埋められた可能性が高いという。
レール発見後、 関係者らの間で保存に向けた機運が高まっており、 地元の 「みたけの里づくり協議会」 が、 地域の歴史を伝える遺産として保存する計画を立てている。
鉱山とそこで従事していた在日コリアンの足跡を調査し、 まとめた 「デカンショのまちのアリラン」 (編=篠山市人権・同和教育研究協議会) によると、 市内では、 1913年 (大正2) ごろに大芋地区で硅石鉱山が見つかったのを皮切りに、 畑地区でも20年に鉱脈を確認。 26年から官営八幡製鉄所 (福岡県北九州市)の直営鉱山として本格的な採掘がスタートした。
第二次世界大戦以降、 硅石の需要が増大。 20年代からの60年間、 市内23カ所で300人を超える日本人や、 朝鮮から移住や強制連行でやってきた人々が働き、 活況を誇った。 しかし、 需要の減少などに伴い、 71年ごろから閉山が相次ぎ、 日鉄鉱業畑鉱山、 丹波鉱産株式会社として存続していた畑鉱山も79年 (昭和54) に閉山した。
一方、 畑鉱山の開山後、 山からふもとまで珪石を搬出するためのトロッコ整備に伴い、 33年に架けられたとされる打見橋。 木橋が当たり前の当時にあって鉄が使用されていることに畑鉱山への期待の高さがうかがい知れる。
また橋の構造は鉄道橋に使用されることが多い 「トラス式」 を採用していることから、 現在は道路として使用されている橋にかつて鉄道が敷かれていたことを伝えている。
トラス橋自体も歴史を物語るものであり、 篠山産業高校土木科の原田裕史教諭らが10分の1の模型を製作。 原田教諭は、 「下りはトロッコに乗り、 上りは手で押していた。 右利きの人が多かったため、 トロッコが持ちやすいように東側に寄っていたのでは」 と推測する。
工事を行った石井造園緑化株式会社 (東吹) の石井祥平社長は、 「レールが出てきたことで鉱山などの歴史に興味がわいた」 と話していた。
【硅石】ケイ酸質の鉱物や岩石を資源として扱う時の鉱石名。 ガラス、 耐火レンガ、 セメントなどの原料になる。 篠山産のものは質が高く、 製鉄所の炉材用レンガとして使用された。
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2013年3月19日19:00
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丹波市副市長に鬼頭哲也氏提案へ
丹波市の辻重五郎市長は19日の市議会議会運営委員会で、新しい副市長に、東播磨県民局副局長の鬼頭哲也氏(57)を起用する考えを明らかにした。22日の市議会定例会最終日に人事同意案件を提案する。月末に任期満了を迎える永井隆夫氏(62)は退任する。鬼頭氏は、元兵庫陶芸美術館副館長。
永井氏は、2009年4月1日から1期4年間副市長を務めた。2人続けて県職員からの副市長起用になる。
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2013年3月18日08:51
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「箕浦竹甫の世界」展 竹工芸作家、功績...
3年前に75歳で亡くなった篠山市無形文化財の竹工芸作家、 箕浦竹甫さん (篠山市南新町) の功績に思いを馳せようと、 県内の建築士らでつくるグループ 「ひょうごヘリテージ機構たんば」 (酒井吉一世話人) が、 篠山市立歴史美術館 (同市呉服町) で 「篠山竹工芸展 箕浦竹甫の世界」 を開催している。 日本のみならず欧米でも高い評価を受け、 地域住民にも竹工芸を伝え続けてきた箕浦さん。 関係者らは、 「邪魔者扱いされてしまう竹も、 篠山の景観を形成する環境の一つ。 それを美術工芸として発信し続けた箕浦さんのことをたくさんの人に知ってもらいたい」 と話している。 4月21日まで。
1934年に東京で生まれた箕浦さん。 終戦後、 実家のある篠山に帰郷し、 53年からは篠山産業高校に通いながら竹工芸に携わるようになり、 日展評議員の田辺一さんに師事し、 技術の習得に励んだ。
65年ごろに独立し、 篠山特産の雲紋竹を活用した竹工芸作家に。 79年に日展入選を果たし、 以降9回、 入選しているほか、 全関西美術展、 新工芸展、 京都美術工芸展など、 数々の展覧会で受賞を重ねた。 85年には旧篠山町無形文化財に認定されたほか、 2005年には県功労者表彰も受けた。 また、 02年にはアメリカ・コロラド州の美術館に作品が収蔵されるなど、 国外でも高い評価を受けた。
07年から城下町地区で竹林整備を始めた 「ひょうごヘリテージ機構たんば」 の活動にも協力し、 伐採した竹を使った竹民具講座の講師として、 亡くなる直前まで地域住民らに竹工芸を伝え続けてきた。
同グループでは、 お世話になった箕浦さんの活動を顕彰しようと特別展を企画。 箕浦さんが製作した竹工芸の花かごや花器など14点のほか、 箕浦さんの作品ノート、 道具なども展示した。 また箕浦さんの逝去後も続く、 竹文化の発信事業を紹介しながら、 篠山に根付いた竹と竹工芸のすばらしさを伝えている。
同グループの才本謙二さんは、 「箕浦さんは竹を知り尽くし、 いつくしむ、 しなやかな人だった。 その偉業は竹の根のように人々の心に広がっている。 遺作展で人が竹と付き合った歴史と思いを感じ取ってもらえれば」 と話している。
同施設の開館時間は、 午前9時―午後5時。 月曜休館。 入館料は大人300円、 高校・大学生200円、 小・中学生100円。 同施設 (079・552・0601)。
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2013年3月17日08:58
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第324問
篠山市で開かれた 「S―1グランプリ決勝大会」 に出場した丹波市の足立晃一郎さんが受賞した賞は?
1.審査員特別賞
2.オーディエンス賞
3.グランプリ