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2013年3月28日11:45
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泣きたいわけ
泣きたい、 と、 思ってた。 とても感動するという映画に行ってみた。 タオルハンカチを2枚も持って行った。 1粒の涙もこぼさず、 帰ってきた。 ずっと、 心がもやもやして、 なぜかすっきりと晴れない日が続く。 何をしていても、 あまり笑顔が出ない、 元気が出ない。 泣いてみたらすっきりするかもと思ったのに、 泣くことも叶わない。
先日、 久しぶりに真っ青な空が広がった日、 本当にしばらくぶりに気持ち良く走り、 いつもあいさつするお地蔵さまにも元気にあいさつをすませ、 家の玄関に入った。 ふと目を上げると、 娘が目の前に立っていて、 喜びにはちきれそうな笑顔で、 「ママ、 合格したっ!!」 と叫んだ。
靴も脱がないまま家に飛びあがり、 抱き合いながら、 「おめでとう!」 「ありがとう!」 「良く頑張ったね!」 「うんうん、 ありがとう!」 と何度も言いあい、 お互いの顔を見合っては笑いながら、 そして、 おいおいと声に出して泣いた。
大学受験は前期と後期に分かれていて、 前期ですでに第一志望は失敗していて、 まだ、 私立においても合格の声を聞けないまま3月を迎えていた。 親の私たちよりも、 きっとずっと不安定な心で、 時には折れそうになるだろう心を抱えながら、 それでも毎日笑顔で勉強していた。 第一志望に受かったわけじゃない。 それでも、 娘の頑張りを認めてくれた大学があることが心の底から嬉しかった。 泣きたかったわけは、 これだったんだと、 今さらながら気がついた。
「合格、 おめでとう」
(土性里花・グループPEN代表)
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2013年3月28日11:44
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ミツマタひっそり 青垣の自生地で満開
丹波市内の林で、 ミツマタの花が満開になっている。 ピンポン球ほどのサイズの黄色の花が、 ひっそりと春の訪れを告げている。
ジンチョウゲ科の植物で、 中国渡来。 ラッパ状の花びらに見える部分は、 がく。
青垣町大名草の国道429号沿いでは、 斜面を覆い尽くすように生えており、 写真愛好家が撮影に訪れている。
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2013年3月28日11:43
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グーグルが取材に IT活用事例を紹介 ...
柏原赤十字病院 (丹波市柏原町柏原、 片山覚院長) がこのほど、 インターネット検索の大手、 グーグル社の取材を受けた。 ITを使った同病院の業務効率化、 情報共有の取り組みが先進的だとして、 同社のウェブサイトで、 同社の製品 「グーグルアップス」 の活用事業所として紹介される。
同病院では、 片山院長と泉恒光企画情報課長らが応対。 メールやカレンダー、 掲示板など、 「アップス」 導入に関して職員にとったアンケート結果を示し、 80%以上が導入して良かったと回答していることをあげた。
また、 「アップス」 の 「ドライブ」 機能を使って情報共有し、 ▽メールごとにファイルを添付しなくて済むようになった▽カレンダー機能で会議室や公共車の予約、 院長との面談の設定を行っている▽会議の際に資料の印刷が不要になった▽看護部では専用のサイトを設け、 「看護部長の部屋」 「自由席」 などジャンル分けして使っている―ことなどを具体的に説明した。
泉課長は、 「仲間意識、 つながりが強まった。 多職種協働のチーム医療と言われるが、 特殊技術を持つ人と人をつなぐツールが必要だった。 導入により、 業務の流れがうまくつながるようになった」 と話していた。
同病院では、 2010年6月の片山院長就任以後、電子カルテ、 クラウドの導入など、 低コストでIT化を進めている。
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2013年3月28日11:43
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店舗改装から会員で楽しむ そば専門店「...
そば専門店 「そばんち」 (丹波市市島町梶原、 佐藤勉さん経営) が、 同市市島町北奥神池の古民家を借り、 店舗改装から有志 「会員」 で手掛けるユニークな取り組みを始める。 来年春ごろのオープンをめざし、 月1回のペースで楽しみながら作業を進める。 オープン後も店舗としてだけでなく、 そば打ち体験、 農作業体験、 ハイキングや山登りなどを楽しむ拠点とする構想。 佐藤さん (69) は、 「自身でやってしまえば簡単だが、 会員たちと田舎暮らしの楽しさを共有したい」 と話している。
以前、 ふるさと丹波市定住促進会議などが 「古民家劇場」 と題した移住希望者向けのイベントなどを開いた物件。
佐藤さんは、 知人などで 「そばんち北奥古民家劇場を楽しむ会」 を結成。 すでに店舗用に部屋の間取りを一部変えたり、 土間に床板をはり、 いろりを作る作業を楽しんでいる。 「いろりができれば、 杯を交わしながら、 仲間たちとこれからの作戦会議を開きたい。 きっと、 あそこの板間はオレがやったんだと自慢する人が出てくる」 と笑顔。
お風呂やトイレを新設したり、 障子の張替え、 簡単な補修、 庭の手入れなどの仕事も残っているほか、 屋外に露天風呂を造ったり、 山水を利用してワサビかクレソン畑を耕す構想も描いている。 その都度、 参加できる会員を募り、 半日は作業、 もう半日は好きなことをして遊ぶ。 宿泊もできるようにする。 4月にも 「楽しむ会」 の第1回目を開く予定。
同店で修業し、 この 「そばんち隠れ家北奥店」 (仮称) の担当者となる日野智人さん (52) =同町中竹田=は、 「都市部の人はもちろんのこと、 心待ちにしてくれている、 地元の北奥の人たちも集える場にしたい」 と話す。
店舗改装のアドバイス役で、 自身も会員の津根工務店、 津根金作さん (62) =同町喜多=は、 「地元が元気に、 賑やかになるのは何よりうれしい。 いろんな知識や技術、 経験を持った人が集まるだろうから、 それぞれが地域に風を入れてほしい」 と期待している。
入会金は50円、 年会費100円。 実費はその都度、 集める。 おおまかな取り決めはあるが、 会員と相談しながら実情に合わせて変更していくという。 参加するには事前申し込みが必要。 そばんち (0795・78・9505)。
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2013年3月28日11:40
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「東海道五十三次」模写 篠山市の田中さ...
篠山市味間南の田中幸子さん (68) と平野絹子さん (69) が4月3―8日、 ホロンピアホテル1階の喫茶 「花ぶどう」 (篠山市中野) で江戸時代の浮世絵師、 歌川広重の代表作 「東海道五十三次」 を模写した作品展を開く。 2人は制作を振り返り、 「宿場町だったり、 山の景色だったり、 現在の篠山市内の風景と五十三次の中に出てくる風景とが、 だぶって見えるところがたくさんあり、 改めて地元篠山の素晴らしさを見直すきっかけにもなりました」 と話し、 来場を呼び掛けている。 開場時間は、 午前10時―午後8時。
作品は、 絵手紙や書画などを描く際に用いることの多い、 半固形の水彩絵の具 「顔彩」 を使用して、 約33センチ×約24センチ (F4号) の画仙紙に描いている。 田中さんが24枚、 平野さんが15枚程度仕上げており、 「五十三次には少し足りませんが」 と2人。 展覧会には、 その中からお気に入りの約30枚を展示する。
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2013年3月28日11:38
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温水プール無料開放 3月31日、西紀運動...
新たな指定管理者のもとで4月1日から西紀運動公園 (篠山市西谷) が再開館するのを前に、 篠山市教育委員会 (社会教育・文化財課079・552・5769) は3月31日午前10時から、 同公園で 「リニューアルイベント」 を行う。 温水プールや芝グラウンドを無料開放する。
午前10時からオープニング式典を開き、 指定管理者のエヌ・エス・アイ (大阪市北区) の近藤雅彦社長らがあいさつ。 午前10時半―午後1時、 温水プールを無料開放し、 自由に遊泳できる。 芝グラウンドでは、 午前10時半―正午、 北側半面でサッカー、 南側反面でグラウンドゴルフを行う。
温水プールでは、 スイミングキャップ着用。 10歳以下は保護者の同伴が必要。 芝グラウンド利用での用具は無料で貸し出すが、 数に限りがある。
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2013年3月28日11:34
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岡野よさこい「輝楽」10周年記念公演 3...
岡野小学校区のよさこいソーランチーム 「輝楽 (きらく)」 が3月31日午後2時から、 篠山市民センター (篠山市黒岡) で 「10周年記念自主公演」 を開く。 これまで市内のよさこいチームと一緒に踊ったり、 教わった踊り7曲を披露する。 篠山小学校区のチーム 「篠恋」 が友情出演する。
オープニングは、 「丹波篠山楽空間」 と踊った同チームオリジナル曲 「翔雅の舞―デカンショ」 を披露する。 また、 輝楽が結成して初めて覚えた 「南中ソーラン」 を独自の振付で披露するほか、 「ケヤキの神」 (弥華美との思い出の曲)、 「エンヤドット」 (丹波篠山満天星との思い出の曲)、 「はな」 (篠恋との思い出の曲)、 「三味ソーラン」 (北翔との思い出の曲) を演舞する。 篠恋は 「女盛りの夢模様」 を踊る。
輝楽は、 2002年7月、 岡野小学校の保護者が卒業生の謝恩会のアトラクションでよさこいを披露したのをきっかけに結成。 現在、 岡野小学校区を中心に城北や城南などから小学1年生から50歳代までの20人が、 毎週日曜日と、 第2、 4金曜日に岡野小学校で活動している。
いずれも結成時から活動している、 松井由希乃さん (17) =篠山鳳鳴高=は、 「楽しく一人ひとりが輝け、 年齢、 男女を超えて仲がいい。 公演ではお客さんが見て、 ワクワク楽しくなる踊りを見せたい」、 瀧山峻輔君 (17) =篠山産高=は 「みんなで教え合ったりして仲が良い。 公演では楽しく明るく元気のある踊りを見せたい」 と話している。
瀧山玲子代表は 「10年間続けられたのは、 地域や家族、 市内のチームのみなさんのおかげ。 感謝の気持ちを込め、 元気の良さを表現したい」 と来場を呼び掛けている。
入場無料。 問い合わせは、 瀧山代表 (090・7557・2278)。
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2013年3月28日11:33
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俳優の南条さん、近松の作品語る 3月31...
篠山市西新町の 「岩茶房丹波ことり」 で3月31日午後2時から、「ことりで近松」 と題した催しが行われる。 篠山市出身の俳優、 南条好輝さんが、 近松門左衛門の 「丹波与作待夜のこむろぶし」 を語る。
岩茶と菓子を楽しんだあと、 ひとり語りがある。 南条さんは、 2004年から 「近松二十四番勝負」 と題し、 南条さん自らが脚色した近松の作品を語っている。
料金4000円。 定員40人で先着順。 丹波ことり (079・556・5630)。
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2013年3月28日11:32
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今年度10組成婚 丹波出会いサポートセ...
開設2年目の県 「丹波出会いサポートセンター」 (丹波の森公苑内) で今年度、 10組のカップルが誕生した。 県内10センターのうち、 登録者に占める成婚率が最も高くなっている。 年度ごとに登録が必要になることから、 同センターは4月からの新登録、 登録継続手続きを呼びかけている。
センターは県民局単位で設置されており、 今年度、 県内で99組が結婚 (3月4日時点)。 丹波の10組は、 本部 (神戸市) 18組、 中播磨17組、 東播磨16組、 西播磨11組に次いで5番目。 会員数に占める成婚率は、 5・6% (2番目は西播磨の4・9%) と最も高くなっている。 結婚にいたった男女は30歳代が多い。
前年度比で丹波センターの 「お見合い開催数」 は2・6倍、 「お見合い成功数」 (交際開始数) と 「交際解除数」 はともに1・7倍と伸びている。
今年度の丹波センターの会員数は、 178人。 人口比の会員数も丹波センターが県内最多。 会員のうち、 64%が丹波市、 18%が篠山市。 その他地域が18%。 丹波センターのみが、 日曜も開所している。
丹波センターのパソコン端末から、 県内全センターの登録者のプロフィールが閲覧でき、 気に入った相手を選び、 センターを通じ 「お見合い」 を申し込む。 相手が応じた場合は、 センター職員立会いの元で 「お見合い」 をし、 センターを通じ、 双方意思確認をした上で交際するか否かを判断する。 「お見合い」 の席では、 互いの連絡先を教えない。
2010年の開設以来、 通算成婚数は12組。 8組が男性から、 4組が女性から 「お見合い」 を申し込んだ。
丹波センターは職員3人体制で婚活をサポートする。 職員の足立志洋子さんは、 「交際に入ると成婚につながる確率が高いのが丹波地域の特長。 会員登録だけして待っている人も多いが、 自分から相手を選んでお見合いを申し込む積極さも必要。 まずは会員登録に足を運んでほしい」 と呼びかけている。
登録は、 丹波センター (0795・78・9130) で行う。 本人申請で、 代理は不可。 独身証明書が必要。 登録料は年3000円。 水―日曜の午前9時―午後5時15分開所。 土日曜の来所の際は予約が必要。
写真・会員登録、 相手プロフィールの閲覧、 お見合いの申し込み受け付けなどを担う丹波出会いサポートセンター=丹波の森公苑で
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2013年3月28日11:31
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「18歳」「20歳」以上を併記 住民投票資...
篠山市住民投票条例 (仮称) 検討委員会 (新家龍委員長、 10人) が、 市の重要施策などについて直接市民の意思を問う 「住民投票」 の具体的な投票内容を報告書にまとめ、 このほど、 酒井隆明市長に提出した。 投票資格者として、 「永住外国人を含む満18歳以上」 と、 「満20歳以上の日本国籍を有する者」 を併記した。
委員会では、 投票資格を満18歳以上の日本国籍を有する者と永住外国人とする意見が多かった。 また、 「満20歳以上の日本国籍を有する者に限る」 は少数意見だった。
請求や発議については、 ▽住民請求の場合、 投票資格者数の 「3分の1以上」 の署名▽議会発議の場合、 議員定数の 「3分の1以上」 の賛成で提案され、 出席議員の 「過半数」 の賛成▽市長発議の場合、 議会などの関与なしに単独で発議できる―とした。
投票成立の要件は、 全投票資格者数の50%以上の投票があれば成立とし、 50%未満の場合は不成立とし、 開票しない―とした。 また、 同一事案の投票請求の制限期間を2年間とした。
個別の案件ごとに議決を得て条例制定し、 住民投票を実施する 「個別設置型」 ではなく、 あらかじめ要件を決め、 いつでも住民投票ができる 「常設型」 の制定を目指しており、 導入されれば県内初となる。
市は4月以降、 報告書をもとに条例案を検討し、 9月議会以降に提案する方針。
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2013年3月28日11:29
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丹波地域初の児童養護施設「睦の家」4月...
丹波市青垣町文室の旧神楽保育園跡地に建設された、 丹波地域初の児童養護施設 「睦の家」 が4月1日に開所するのを前に、 3月23、 24の両日、 内覧会が開かれ、 住民が真新しい施設内部を見学した。 定員30人で、 19人からスタートする。
朝来市の社会福祉法人 「南但愛育会」 が運営する。 1956年に同市に開設された児童養護施設 「若草寮」 (定員60人) が老朽化したことから、 より家庭に近い住環境をと、 青垣に新たに土地を求めた。 若草寮 (定員30人) も移転新築し、 2施設体制とする。
敷地面積7280平方メートル、 鉄骨造2階建ての施設は、 延床面積1367平方メートル。 幼児、 中高生女子、 男子小学生、 男子中高生の4ユニットからなり、 幼児以外は個室。 ユニットごとに、 居間に当たる共有スペースがある。 これまでは4―8人部屋だった。
1階には、 保護者が急病などで 「短期間預かってほしい」 といった市町からの要請に応えるショートステイに使う部屋があるほか、 2階には、 親と子が一緒に過ごせる、 風呂、 トイレ、 台所付きの多目的ルームもある。
4月1日当初の入所者は、 2―18歳。 こども園に通う園児が1人、 それより年少が3人、 児童7人、 中学生3人、 高校生5人。 1人以外は、 「若草寮」 からの引越し。 職員は、 児童相談員、 保育士らが常駐。 嘱託込みで23人が勤務する。
風呂も大風呂から家庭用サイズに変わり、 全員がそろう食堂とは別に、 少人数で調理ができる台所を各ユニットに備えた。 総工費約2・4億円。
太田浩之施設長 (51) は、 「温かく迎えて頂いて、 大変感謝している。 施設だけで健全育成はできず、 地域、 学校のご支援をお願いしたい。 自然と人情にあふれた土地で、 のびのび自立に向け成長してもらえれば」 と話していた。
写真・4月1日に開所する児童養護施設 「睦の家」
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2013年3月24日08:49
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囲碁大会参加者募集
4月13日午前9時半から、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で行う、篠山市春季囲碁大会の参加者を募集している。 3階級別に行う。 会費2000円 (昼食代含む)。
申し込みは、 主催の市囲碁連盟の石井久光会長 (079・552・3948)。
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2013年3月24日08:48
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「上月みのりバレエスクール」...
「上月みのりバレエスクール」 が新入会員を募集している。月・火・木・土曜日に本部 (篠山市草野) で開催しているほか、 木・土曜日に柏原病院近くの柏原教室 (マキ・スタジオ) で、 月曜日にゆめタウンポップアップホールで開いている。3―5月に入会した人には、 入学金 (1万円) が半額になる特典がある。
9月29日に郷の音ホール (三田市) で42周年発表会を計画している。 同スクール (079・590・5710)。
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2013年3月24日08:47
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赤レンガの里歩こう 4月に鐘ヶ坂旧トン...
丹波地域ビジョン委員会の里山のお宝探検隊グループ (リーダー・橋元正己) が、 4月28日に行う 「赤レンガのトンネルがある里山をぶらりハイク」 の参加者を募っている。
鬼の架け橋のある金山や、国指定天然記念物 「千年モミ」 のある追手神社、 鐘ヶ坂トンネル (昭和・明治) などを歩く。 昼食はハイキングの途中で採った山菜などを天ぷらにし、 篠山市大山地区の郷土料理 「とふめし」 と一緒に味わう。 柏原の住民らが鬼の架け橋周辺の木を伐採しており、 山の下からも展望がきくようになっている。
集合場所はJR篠山口駅西口 (午前9時20分) と篠山市追入公民館 (午前9時40分)。 篠山口駅からは送迎あり。 定員30人。 参加費1000円。 申し込み締め切りは4月12日。 丹波地域ビジョン委員会事務局 (丹波県民局県民室、 0795・73・3724)。
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2013年3月24日08:45
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氷上のカフェ、篠山のそば店でジャズライ...
関西を中心に活動する丹波市ゆかりのジャズ・ピアニスト、 長井美恵子さんがリーダーを務めるトリオの 「CAGIOLO」 (カッジオーロ) のライブが3月30日、「カフェ待夢」 (丹波市氷上町市辺、 0795・78・9278) と、 そば店の 「夛左ヱ門」 (篠山市西岡屋、 079・552・3989) で開かれる。 両店で予約を受け付けている。
長井さんの夫の一昌さんが、 春日町出身という縁で実現。 長井さんと、 ギター、 フルートの3人編成。 昨年1枚目のアルバムを発表した。 ラテン、 ボサノバ、 タンゴなどの名曲をアレンジしたカバー曲とオリジナル曲を演奏する。
長井さんは、 元音楽教室の講師でクラシックを教えていた。 次第にジャズにひかれるようになり、 講師を辞めた後もひとりピアノに向かった。 時間をやり繰りして、 主婦&ママピアニストとして活動、 子育てが一段落したことから、 自身がバンドマスターを務めるバンドを作るなど、 精力的に演奏活動を展開している。
「待夢」 が正午と午後2時半、 入れ替え制で各回3000円 (軽食またはケーキ、 飲み物付き)。 「夛左ヱ門」 が午後7時から。 3000円 (十割そばとつきだし付き)。
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2013年3月24日08:45
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津波被害農地の米届く 仙台の農家から復...
丹波市青垣町稲土の主婦、 足立誠子さん (37) 宅に、 津波に襲われた仙台市宮城野区の農地で収穫されたコメが届いた。 農地復旧ボランティアに対する農家からのお礼で、 「絆」 と名付けられたオリジナル品種。 足立さんは、 「わざわざ送って頂いてうれしい。 ボランティアの助けが肥料になり、 実ったのかな」 と感激している。
送り主は、 専業農家の鈴木英俊さん。 「絆」 は、 鈴木さんの独自品種。 震災から2年がたち、 精神的に余裕が出てきたことから、 感謝の念が風化しないうちに、 復興が進んでいることを伝えようと、 送っている。
コメに同封されていた説明書きには、 「消費者の声によって栽培を続けるかどうか考えており、 食べ比べて意見を頂きたいのでよろしくお願いします」 と書かれていた。
足立さんは、 震災発生2カ月後に、 香川県小豆町に本部があるNPO法人が主催した復興支援バスツアーに参加。 鈴木さんの田んぼで、 瓦礫撤去と石拾いをした。 その際、 鈴木さんから、 津波で排水設備が壊れ、 地区としてはコメの作付けをあきらめたが、 自費で井戸を堀ったことや、 田を覆うヘドロを微生物の餌と考え、 EM農法で栽培し、 塩害に強い品種を探して 「後世に希望を残したい」 との思いを聞いたという。
足立さんは、 「大変な状況のなか、 構想通りにコメを実らせた鈴木さんの努力はすごいし、 その支援をみんなでできたこともすごいこと。 家族で味見して、 感想を伝える」 と喜んでいる。
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2013年3月24日08:43
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権威ある存在
ある中学校で、 学校教育に意見を述べる学校評議員を仰せつかっている。 過日、 その会合で学校側から示された資料に生徒に対する意識調査があり、 「気軽に話せる先生がいますか」 という項目があった。 余計なお世話と承知しつつ、 「気軽に話せる先生とは、 生徒と友達のような同等の関係になることではない」 と言わせていただいた。 ▼心理学者の河合隼雄さんは、 生徒と同等の立場で生きていると言う先生がいれば、 「同等だったら、 あなたも授業料を払ってください」 と応じたらしい。 「生徒が授業料を払い、 自分は月給をもらっていながら、 『まったく同等』 などと言うのはごまかしである」 ( 『こころの処方箋』) ▼先生は本来、 権威ある存在だ。 しかし、 進んで生徒と友達関係になるのは、 みずから権威を脱ぎ捨てるようなものだ。 子どもと友達のような親が増え、 親の権威も揺らいでいる現代。 先生も権威のない存在となれば、 子どもたちはいつどこで権威に出合うのだろうか。 ▼河合さんは、 権威とは 「努力によって磨かれるもの」 とする。 地位から与えられた権威にあぐらをかくことなく、 不断の努力で権威を磨く者に、 周囲は肯定的な評価を抱く。 ▼評議員会ではこんな注文もつけさせていただいた。 「質問項目に 『尊敬できる先生はいますか』 を加えてください」。 (Y)
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2013年3月24日08:39
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二年が過ぎて①
三月十一日のテレビは、 どの局も 「東日本大震災特集」 を放映していた。 その五日前、 三月六日から二泊三日で初めて被災地を訪ねた。 旅行社の企画した 「浄土ヶ浜・北山崎・三陸鉄道・陸前高田 『絆』 でつなぐ三陸海岸縦断の旅」 というもの。 被災地の現状を実感することが第一で、 旅行代金に僅かだが、 復興プロジェクトへの寄付金が含まれている。 さらに地元で少しでもお金を使うことで支援をするというコンセプトだ。
震災以降、 同じ時代に生きる者として、 一度は被災地を見ておかなくてはと思い続けていた。 去年の夏に同じ東北でも山形に旅したとき、 この 「絆ツアー」 なるものがあることを知った。 この年になるとボランティアには役立てないし、 かといって、 遠くから募金するだけでは申し訳ない。 毎月の旅のカタログを見ては、 都合のつく日程を探していた。
震災後二年、 ようやくツアーに参加することができた。 空港に集まった顔ぶれは、 ほとんど同じ世代の三組の夫婦と、 個人参加のやはり同じ世代らしき女性四人。 一人だけ、 五十歳代らしき男性もいて総勢十一人というこじんまりとしたツアー。 みな似たような気持ちでの参加らしく、 観光バス内でのマナーもよく快適に過ごせた。
案内して下さる被災地ガイドの話に、 何度も涙ぐみながらの旅でもあった。 花巻空港からバスで北へ向かい、 復旧した三陸鉄道リアス線の久慈駅から普代 (ふだい) 駅までを電車に乗る。 車窓から見える美しい海。 しかし、 いたるところの堤防がほとんど破損しているのに息を呑む。
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2013年3月24日08:39
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山内ことみさん訃報
山内ことみさん (やまうち・ことみ=丹波市最高齢者) 3月21日午後1時、 老衰のため丹波市内の介護施設で死去、 107歳。 自宅は丹波市春日町上三井庄。 葬儀は23日、 おこなわれた。 喪主は長男、 忠雄 (ただお) 氏。
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2013年3月24日08:37
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全国俳句コンテスト 38万点の中から入選...
畑小学校6年生の井上栄樹君 (篠山市瀬利) が詠んだ俳句作品が、 「第7回いのちと献血俳句コンテスト」 (日本赤十字社主催) で小学校高学年の部の入選作品に選ばれた。 最優秀は逃したものの、 小学校から中学校までの総応募数38万点の中から見事入選。 井上君は、 「小学校生活最後の年に、 こんなにも立派な賞がもらえて、 とてもうれしい」 と笑顔で話している。
井上君の作品は、 「父さんに雪だま当てたら倍がえし」。 父親との今冬の楽しい一場面を句に詠んだ。 「雪がたくさん降った日に家の前で一人で遊んでいると、 お父さんが一緒に遊んでくれた。 久しぶりに2人で遊んだので、 とても思い出に残っていた」 と振り返る井上君。 「実際は倍以上だったけれど」 と笑う。
同コンテストは日本赤十字社が命の大切さや命を救う献血、 助け合いの精神を広めようと開催。 献血のほかに家族や生き物など、 幅広い題材の作品を募っている。
同校では3年ほど前から同コンテストに応募。 昨年も入選者を出し、 2年連続の受賞となった。
井上君は、 「どちらかというと俳句は苦手だったけれど、 自分で考えておもしろいと思ったことを詠むことができる俳句の楽しさを知った」 とにっこり。 「中学校に行ったら特に勉強をがんばり、 また俳句を詠むことがあればがんばってみたい」 と話していた。