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2013年3月31日08:55
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点字教室の参加者募集
古市ふれあい館 (篠山市牛ヶ瀬、 079・594・1001) で開く点字教室の参加者を募集している。
4月16日―9月24日の第2、 4火曜日午後1時半―3時半 (8月は休み)。 点訳の基本 (10日間) を学び、 パソコンで点訳ソフトを使っての実技に励む。
講師は、 点字技能師で点字指導員の尾形れいなさんと、 丹南点訳アイ・愛サークル代表の酒造忠夫さん。 定員5人 (先着順)。 参加費は、 資料代として1050円、 会費 (保険代) として500円が必要。
申し込みは、 4月9日までに同館もしくは市社協 (079・590・1112) へ。
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2013年3月31日08:47
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市街地の川に絶滅危惧種 清流好む淡水藻...
県版レッドデータブックBランクに指定されている絶滅危惧種の淡水藻類 「チャイロカワモズク」 が、 JR篠山口駅 (篠山市大沢) 西側の市街地を流れる小川で見つかった。 篠山自然の会副代表で、 植物に詳しい谷口次男さん (74) =同市西新町=は、 「カワモズクの仲間は、 湧き水がゆるやかに流れる水温の低い清流を好む。 そんなまれな環境下で発生する敏感な藻類が、 市街地の川で見られるのは珍しいこと」 としながらも、 近くに造り酒屋があることから 「酒造りには、 地下水が欠かせない。 その地下水が小川に流れ込み、 カワモズクが好む環境を提供しているのでは」 と推測している。
大沢で確認されたチャイロカワモズクが生息する小川の幅は約2メートル、 水深は約10センチで、 両岸にコンクリートが張られている。 川底は自然に配慮した工法でつくられており、 自然のままの砂岩が堆積した状態で、 5メートルほどの区間に10株程度が確認できる。
カワモズクの生息場所から約100メートル上流に鳳鳴酒造・味間蔵 (大沢) があり、 酒造り期の11月―3月中旬をピークとして年中、 地下水をくみ上げ、 その余り水を小川につながる用水路に流しているという。 酒造り時期は、 カワモズクの生育時期とも重なっている。
谷口さんがこれまでに、 市内でチャイロカワモズクを確認している場所は、 川原、 西古佐、 南矢代、 波賀野の4カ所。 波賀野を除く3カ所は、 いずれも山中の渓流で、 波賀野は平野部の小川。 地元住民によると、 この小川にも大量の湧き水が注ぎ込んでいるという。
【チャイロカワモズク】カワモズク科の淡水藻。 茶褐色で、 ぬるぬるしていて柔らかい。 細かく枝分かれし、 体長は2―12センチ。 雌雄異株。 晩秋から春にかけて繁茂する一年生藻。 湧き水が流れる川床の石や農業用水路のコンクリート壁などに着生する。
写真・駅前の小川で見つかったチャイロカワモズク。 水流によって髪の毛のように揺らめいている=篠山市大沢で
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2013年3月31日08:38
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県道篠山山南線、一部で通行止め 4月8...
県丹波土木事務所は4月8日から30日まで道路修繕工事のため、 県道篠山山南線の山南町阿草―篠山市大山下間を終日、 通行止めにする。
う回路は、 県道多可柏原線で同町岡本から柏原町見長の国道176号に出るか、 県道下立杭柏原線・西脇篠山線経由で山南町阿草から篠山市味間奥を経て国道176号へのルート。
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2013年3月31日08:38
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多彩な講師陣で開講 受講生募集 4月12...
5月から開講する 「篠山市高齢者大学」 の受講生を4月12日まで募集している。
地域ごとの10学園で開講。 午前の一般教養講座と午後からの趣味講座が各8回あるほか、 研修旅行や11月にグラウンドゴルフ大会などを行う。 来年3月7日には、 1年間の学びを披露する合同学習発表会がある。
5月17日の合同開講式では、 篠山市出身で丹波篠山ふるさと大使の俳優、 南条好輝さんの特別記念講演がある。 一般教養講座の講師には、 丹州観音寺住職の小藪実英さんやガーデンデザイナーの月江潮さんらを迎える。
受講料は1700円。 申し込みは、 篠山市中央公民館 (篠山市網掛、 079・594・1180) や城東公民館 (同市日置、 079・556・3171) などへ。
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2013年3月31日08:37
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ノルディックウォーキング 春の丹波で3...
2本のポールを使って歩く 「ノルディックウォーキング」 の愛好者でつくる 「たんばN―Walker倶楽部」 が4月13―15日、 「丹波の春、 桜ウォーク3days」 と題したイベントを行う。 1日のみの参加も可能。 日本協会上級インストラクターで、 同倶楽部の余田幸美さん (丹波市春日町黒井) は、 「それぞれ都合の良い日を選んで参加してもらえれば」 と話している。
13日は大杉ダム (同市市島町徳尾) で桜を見下ろしながら歩き、 ランチにはサラダバイキングを楽しむ。 黒井川の桜並木を見ながら歩く14日は、 ランチに野菜たっぷりのダッチオーブンを楽しみ、 黒豆きな粉作り体験や餅つきも。 15日は氷上さくら公園と河川沿いを歩く。 各日とも約4キロの道のり。
申し込みは余田さん (090・2106・3988)。 締め切りは4月11日。 各会場ともに、 ポールの必要な人は500円でレンタルする。
イベントの内容は次の通り。
【13日】
▽「大杉ダムとほっこりサラダランチ」 =午前9時45分に 「ひなたぼっこカフェ」 (市島町上鴨阪) 集合、 参加費2500円 (コーヒー付サラダバイキングあり)
▽ 「夕暮れノルディック大杉ダム」 =午後2時50分に大杉ダム集合、 参加費1000円。
【14日】
▽「黒井川桜並木とダッチオーブンランチ」 =午前9時45分にアルティ2階 「ビーハウススポーツ」 (春日町黒井) に集合、 参加費3800円 (春日町山田の宇津江さん宅でダッチオーブンランチ、 黒豆きな粉作り体験と餅つきあり)。
【15日】
▽「桜ウォーク氷上」 =午前の部は10時に、 午後の部は2時に 「ひかみ四季菜館」 (氷上町犬岡) 集合。 参加費1000円。
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2013年3月31日08:36
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ふるさと
大路村生まれの詩人、 深尾須磨子についての講演を聞きに行き、 「山帰来」 という詩を知った (本紙6面)。 「別れて久しい私の村は 過疎地帯みたいにひっそりしていた」 で始まる。 そんなふるさとで、 須磨子は小学校時代の同級生に出会う。 ▼ 「仙ちゃん」 といい、 「すっきりしたカッコいい男の子だった」。 ほかの男の子たちが須磨子をからかうと、 仙ちゃんはいつも須磨子に味方した。 そんな仙ちゃんが須磨子は大好きだった。 しかし、 半世紀以上の歳月を経て再会した仙ちゃんは、 須磨子のことを覚えている様子がなかった。 ▼それどころか、 その腰は大きく曲がり、 人間離れしたような 「くの字型」。 声も言葉つきも年寄りじみていた。 仙ちゃんと別れるとき、 夕日が二人を照らした。 「山の夕日が 仙ちゃんと私の影を くっきり二つに分けた」 ▼仙ちゃんと須磨子。 それぞれの道を歩んできた二人の間には溝ができ、 再び交差することはなかった。 影がくっきりと分かれたように、 仲の良かった二人は 「孤」 として分離した。 ▼ふるさとには、 「後家に人気のあった和尚さん」 も 「流れ者のおいわさん」 もすでになかったが、「くすの大木が昔のとおり風をうけ流していた」。歳月の流れに人は逆らえない。しかし、「山あれば川がある」 ふるさとの自然は泰然として揺るがない。 (Y)
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2013年3月31日08:35
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二年が過ぎて②
三陸鉄道リアス線のほとんどが津波でえぐり取られ、 壊滅的な被害をうけた。 復興工事中の 「島越 (しまのこし)」 までバスで行く。 地元で被災された七十三歳の女性の被災地ボランティアガイドさんが待っていて下さる。 会うなり 「震災以降、 たくさんの支援をして下さり、 この度は来ていただき、 心からお礼申し上げます」 と深々とお辞儀をされる。
宮沢賢治にちなんで付けられた 「カルボナードしまのこし駅」 も海辺の集落もすべて流され、 家の跡らしき土台のみになっている。 不思議なことに賢治の詩碑だけが遺っていた。 「その日、 私は福祉のお弁当作りを終えて、 帰宅したら大きな地震。 近所の八十歳代のおばあさんに声をかけて逃げようとしたところ、 海から津波が来るのが見えた。 裏山へおばあさんの手を引いて行きかけたところで津波に巻き込まれ、 何度も水の中をぐるぐると回転、 これで終わりと思ったら、 頭が水から出た。 知り合いの声が聞こえたので助けを求めて、 何とか引きあげてもらった。 しかし一緒に逃げようとしたおばあさんは亡くなった。 最後のときのおばあさんの手の感触が忘れられない」 と終始静かに語られた。 「この地区では 『つなみ、 てんでんこ (津波が来たら、 自分の命は自分で守る、 何をおいても高台に逃げる)』 の教育が行き渡っていたので、 子どもの犠牲者はなかった。 生かされたからには、 この体験を後世に伝えるのが使命です」 と言い切られる姿に、 みな感動。 「来年の四月、 鉄道も駅も復興します。 そのときぜひまた来て下さい」と言われ、固い握手を交わして別れた。
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2013年3月31日08:28
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習い事ですっきり
春休みに突入した我が子たち。 家の中でごろごろと、 少々時間を持て余している様子。 そんな姿を見るにつけ、 「何か習い事をさせてやりたい」 と、 毎年この時期になると考える。
かくいう私は、 1年前、 シェイプアップと根性を鍛えるため、 極真空手の門を叩いた。 が、 仕事の都合上、 ほとんど道場に通えていない状況だ。 「あー、 今日も道場に行けない」。 仕事をしながら時計に目をやり、 ため息をつく。 そんな状態が続いており、 今年こそ 「脱・白帯」 と誓ってみる今日この頃。 そんな中、 最近、 妻がママさんバレーの仲間入りをし、 週に一度の練習に励んでいる。 楽しくて仕方がないようで、 練習日の土曜の夜が近づいて来るにつれ、 徐々にハイテンションに。 練習から帰って来ても、 チームメートとのおしゃべりで口を、 そして練習で体を動かしてきたお陰で、 ストレスをすっきりと発散して、 これまた機嫌がいい。 家の中で妻の機嫌が良いということは、 なんと幸せなことか。 私のストレス解消法はなかなか見つからないが、 「妻の機嫌 さえ良ければ すべてよし」 ―、 といったところか。(太治庄三)
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2013年3月30日16:36
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院長に秋田・神戸大教授 医師7年ぶり30...
県立柏原病院の新しい院長に、 神戸大学総合内科教授の秋田穂束氏 (62) が4月1日付で就任する。 2人のうち1人が空席になっていた副院長には、 県立がんセンター消化器内科部長の西崎朗氏 (54) が就任する。 院長、 副院長とは別に若手医師も着任し、 一時は3人まで減少した内科医は10人にまで回復する。 初期研修医を除いた常勤医師数は30人で、 30人台に回復するのは7年ぶり。 稼働ベッド数も18床増え、 164床となる。
秋田氏は、 1976年に神戸大学医学部を卒業。 ワシントン大学への留学、 六甲アイランド病院勤務の数年間以外は、 同大付属病院で勤務。 1995年に同大医学部第一内科 (循環器内科) 助教授。 2000年に同大医学部附属病院総合診療部教授、 09年に同総合内科教授、 10年からは、 同大大学院医学研究科地域社会医学・健康学講座教授も兼任している。
西崎氏は、 1983年に神戸大学医学部卒。 同大、 須磨赤十字、 公立御津病院を経て、 1990年から県立成人病センター (現・がんセンター) で勤務した。 内視鏡のエキスパートで、 日本内科学会学術評議員・指導医・総合内科専門医、 日本消化器病学会学術評議員・指導医・専門医、 日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医など、 多くの資格を持つ。
内科は、 2人に加え、 県立がんセンターから数カ月交代で1人と、 県知事が人事権を持っている県養成医師1人の計2人も加わる。 後期研修医1人が転出することから、 計3人の増員となる。
足立確郎院長 (62) の退職に伴う外科医の補充はなく、 同科は1人減。 小児科も後期研修医1人が転出する。 4月1日の各科の医師数は、 ▽内科10▽外科4▽小児科5▽産婦人科5▽整形外科2▽泌尿器科2▽眼科1▽放射線科1▽初期研修医2―となる。
3年ぶりに1年目の初期研修希望者がなく、 初期研修医は2年目の2人のみとなる。
ベッド数の増加に伴い、 看護師を増員。 昨年4月1日と比べ18人増えた。 新卒採用者8人のうち5人は、 今月、 県立柏原看護専門学校を卒業した。
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2013年3月30日16:34
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スポーツ用品店「タグチスポーツ篠山店」
ランニングの普及を
今年1月下旬オープン。 丹波市氷上町に本店があり、 篠山の顧客の利便性を、 と篠山にも出店。 野球用品に力を入れている本店に対し、 ABCマラソンが開催される篠山で、 ランニングやウォーキングを普及させたい、 と篠山店ではそれらの用品を重点的に置いているのが特徴。 3月からランニングチームを発足し、 一緒に走るメンバーを募集している。
学校の部活用品や野球、 サッカー、 グラウンドゴルフなどの商品を幅広く取り揃えている。また、足型測定器を用意し、 足やひざ、 腰などの悩みに応じたインソール製作やサポーター販売なども行う。
田口穣社長(34)は、「スポーツ全般でお客様のご要望や悩みを聞き、 ピッタリと合う商品をご提供します」 と話している。
【メモ】ランニングチームは毎週火曜午後7時に同店に集合後、 約5キロ (約1時間) 走る。 営業時間は、 平日、 土曜日は午前11時―午後8時。日、祝日は午前9時―午後6時。 水曜定休。 電079・552・3311。 篠山市魚屋町22
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2013年3月30日16:11
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青山家伝来の書籍展示 大書院で初の一般...
旧篠山藩主、 青山家に伝わり、 現在は篠山鳳鳴高校 (明山修校長) が 「青山記念文庫」 として所蔵している江戸時代から明治時代までの貴重な書籍を展示する企画展が3月28日、 篠山城大書院 (篠山市北新町) でスタートした。 研究者らにも知られている貴重な文庫の書籍が、 校外で一般に広く公開されるのは今回が初めて。 展示品からは江戸幕府の要職に就きながら、 書物に親しみ文人としても歌学や軍楽に励んだ青山家の気風がうかがい知れる。 関係者らは、 「篠山城に里帰りした書物をぜひたくさんの人に見てもらいたい」 と話している。
青山記念文庫は1951年 (昭和26)、 青山家やその財産を管理している青山会からの意向で、 旧藩校の流れをくむ鳳鳴高に寄贈された約1万点の書籍のこと。 多くは江戸―明治期にかけての書籍で、 和書約6100冊、 漢籍約4000冊などからなる。
2002年には当時の上田洋行校長が青山文庫の保存に取り組み、 収蔵庫も出来上がっていた。
今回は、 同校が耐震補強工事を行う中で、 書庫部分も改修することになり、 「貴重な書物を広く県民のみなさんに知ってもらいたい」 という明山校長の思いと、 大西孝・県教育長などからの提案もあって、 同校と市教育委員会が初の企画展を行うことになった。
展示は4期に分かれており、 1期 (6月9日まで) は源氏物語や紫式部家集などの 「王朝文学」 を、 2期 (6月12日―8月18日) は江戸のまちを描いた 「江戸切絵図」。 3期 (8月21日―10月20日) と4期 (10月23日―12月15日) は、 仮名手本忠臣蔵などの洒落本、 人情本などを集めた 「戯作」 にスポットを当てる。
28日には江戸期に書かれた約160冊の本が並ぶ中、 オープニングセレモニーが開かれ、 明山校長は、 「収蔵庫をつくって大切に保管してきた。 青山家や篠山市を広くアピールし、 地域と一緒になって活動する高校の先駆けになれれば」 とあいさつ。 テープカットを行った来賓らは、 さっそく貴重な資料を観覧し、 青山家と篠山藩の歴史に思いを馳せていた。
問い合わせは同施設 (079・552・4500)。
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2013年3月30日16:09
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篠山城跡でサクラ開花始まる 4月21日ま...
4月13日から始まる 「丹波篠山さくらまつり」 を前に、 篠山城跡入り口西側にある開花基準木のサクラが開花し始めた。 基準木は樹齢50―60年のソメイヨシノ。 赤く膨らんだたくさんのつぼみの中に、 ちらほらと淡いピンクの花が目立つ。
城跡周辺には、 約300個のぼんぼりを設置。 雰囲気を盛り上げている。 ぼんぼりの点灯やライトアップは4月21日まで行う予定。
また、 市 (秘書課079・552・5109) は4月1日から、 篠山城跡の眺望が良い市長室をサクラの開花時期としては初めて一般に開放する。 12日までの平日、 午前8時半―午後5時15分。 1団体10人程度まで。 入室時間は、 1団体につき約20分まで。
写真・開花し始めた篠山城跡周辺の桜
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2013年3月30日15:55
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柔術家 滝川直央さん
ブラジルに渡り学ぶ
(たきがわ なお)神戸市在住
1977年 (昭和52) 丹波市柏原町生まれ。 柏原高校卒、 二松学舎大中退。 98年、 全日本選手権2位。 2000年、 全ブラジル選手権2位。
ここ10年の間に日本国内でもすそ野が広がり、 3万人ほどの愛好家がいると言われるブラジリアン柔術。 15年ほど前、 ブラジルに渡り、 日本人としては初めて、 現地に住んで同柔術を学んだ。 2005年に帰国。 その年、 神戸で同柔術を教える道場 「グレイシーバッハJAPAN」 を開設した。 現在、 日本国内には 「グレイシーバッハ」 の看板を掲げる教室が計10カ所あるが、 そのまとめ役も務めている。
5歳のころから少林寺拳法に親しんだ。 大学2年の時、 同柔術の当時の世界チャンピオンに出会った。 2カ月間、 指導を受け、 意気投合。 「本当のブラジリアン柔術を学びたければ、 ブラジルに来い。 俺が世話をしてやる」 と誘われた。 「僕が高校2年のとき、 ルールも種別も関係ない国際的な格闘技の大会があり、 ブラジリアン柔術家が優勝した。 日本の格闘技界では衝撃的な出来事でした」 と滝川さん。
大学を中退。 1998年から日本とブラジルを往復する生活を始め、 2年後、 ブラジルに腰を据え、 滝川さんを誘ったチャンピオンや、 世界ブラジリアン柔術連盟の代表でもあるカーロス・グレイシーJrから指導を受けた。 04年に黒帯を取り、 グレイシーバッハの道場名を掲げた教室を日本で開設することを認められた。
現在、 教室には4歳から50歳代までの150人が通う。 「ブラジリアン柔術は、 見た目の派手さはないが、 やってみると奥が深い。 相手も自分も傷つきにくく、 健康づくりにもいいので、 教室生には30、 40歳代の人が多くいます」。
ブラジル人の妻との間に7歳、 4歳の息子がいる。 「子どもが生まれてから、 田舎があるのはいいことだと思った。 子どもに田舎を体験させてやれるので」 とほほえんだ。
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2013年3月28日11:53
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防災無線デジタル化へ 丹波市が新年度 ...
丹波市は、 防災行政無線のデジタル化整備を本格化させる。 新年度は青垣、 山南地域の戸別受信機の取り換えに着手する。 当初予算に約4億4300万円 (設計委託管理料含む) を計上。 そのうち、 青垣地域の大名草、 惣持、 大稗、 小稗、 日向、 明号、 遠阪、 西山の各地区の整備には辺地債計約2800万円を活用するため、 必要な財政上の計画を立てるための関連議案も3月定例会で可決された。
国の電波法関係審査基準の改正に基づき、 設備更新の際にはデジタル化が義務付けられている。 これを受け、 市は2011年度に整備基本計画、 今年度に実施設計を策定した。
各戸、 自治会公民館、 校区の拠点施設 (コミセンなど) の戸別受信機を取り換え、 「地域振興波」 を送受信するシステムに移行する。 青垣地域は1200戸、 47自治会、 4校区。 山南地域は4000戸、 55自治会、 4校区。 秋ごろにも受信機の取り換えが始まる予定。 地域における戸別受信機の使い方は現行とほぼ変わらない。
戸別受信機の取り換えは、 現行の防災無線の開局年が古い順に、 2015年度に市島、 16年度に氷上、 17年度に春日、 18年度に柏原の予定。 19年度に中継局などのデジタル化整備を行い、 20年度から市役所、 消防本部などを含めた全市デジタル化に移行する。 全体事業費に約22億円を見込んでいる。
辺地債の活用額は次のとおり。
▽大名草、 惣持=1271万円▽大稗=287万2000円▽小稗=255万3000円▽日向、 明号=159万5000円▽遠阪=696万6000円▽西山=127万6000円
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2013年3月28日11:53
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35社参加...
丹波地域での就職者を確保しようと、 丹波地域人材確保協議会は、 4月6日午後1時半から柏原住民センター (丹波市柏原町柏原) で 「就職フェア in たんば」 を開催する。
篠山、 丹波市内の35社 (製造業、 金融・保険業、 医療・福祉業、 建設・建築業、 販売サービス業など) が参加、 就職面接や企業PRを行う。 対象は2014年3月大学等卒業予定者、 13年3月大学等卒業者のうち未就職者、 既卒者、 U・Iターン就職希望者及び仕事を求めている人。
兵庫県福祉人材センターによる福祉の就職相談コーナー、 ハローワークによる職業相談コーナー、 若者しごと倶楽部が履歴書の書き方や面接の受け方をアドバイスする求職活動支援コーナーがある。
申し込みは不要。 ハローワーク柏原ふるさと就労相談コーナー (0795・72・1070)。
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2013年3月28日11:51
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春が来た!恋活、婚活を 4月21日氷上の...
結婚相談センターの「ラ・ヴィ NAITO」 (内藤行博代表) は4月21日に、 ハウスウェディング 「ラ・カーサミーオ」 (丹波市氷上町大崎) で開く 「恋活&婚活スプリングハズカムパーティー」 (丹波新聞社など後援) の参加者を募っている。 会食とゲームを通じ、 交際のきっかけを提供する。
アフタヌーンパーティー (午後1時から。 25―35歳くらい。 男性4000円、 女性3500円、 お茶、 ケーキ付き) と、 イブニングパーティー (午後5時半から。 25―40歳くらい。 男性6500円、 女性4500円、 軽食、 飲み物付き) がある。 定員は男女20人ずつ、 計80人。
男性は、 丹波市内在勤か在住。 女性は、 居住地など不問。 グループ参加は500円引き。 申し込み、 問い合わせは、 同センターの田中さん (kanata0923@docomo.ne.jp、 090・1964・0923)。
昨年12月に開いたクリスマス・パーティーでは、 80人の定員に105人の参加があり、 16組のカップルが誕生した。
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2013年3月28日11:50
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災害支援専門部署...
篠山市社会福祉協議会 (丹南健康福祉センター内、 羽田登喜雄会長) が運営する市ボランティアセンター内に新年度から、 東日本大震災の支援情報の収集や市民の防災意識を高める活動を行う専門部署 「災害支援センター」 が設置される。 東北の被災地支援などにこれまで計12回にわたって市民ボランティアバスを派遣してきた同社協。 被災地で学んできた災害時の対応を防災に生かすことや、 今後発生する可能性が高いとされる南海、 東南海地震などに備え、 市内のみならず周辺地域への支援体制を考えることを狙う。
同センターでは、 ▽東日本大震災の被災地支援情報の収集▽収集したタイムリーな情報を市民に提供▽情報収集を通し、 社協職員のスキルアップ▽被災地支援を行っている団体や個人間のネットワーク形成―を行う。
そのほかの具体的な活動内容を協議し、 4月下旬以降、 正式に活動をスタートさせるという。
時々刻々に変化する支援情報の収集については、 被災地の社協などと連携し、 今求められている支援を探るほか、 現在も継続して支援を行っている個人や団体からも情報を収集。 今後、 支援活動を行う団体や個人が相談に訪れた場合、 情報を提供するほか、 新年度も予定されているボランティアバスの派遣に役立てる。
また南海、 東南海地震などが発生した場合、 篠山市内でも震度5―6強を観測し、 被災者が出るとされていることから、 市外から訪れるボランティアの采配を行うボランティアセンターを立ち上げる社協として、 東日本の被災地の状況を教訓にしたセンター立ち上げやボランティア派遣のノウハウなどを集約していく。
また現在、 市内で活動しているボランティアグループが、 被災時にどのような形で協力してもらえるかといった役割付けについても検討する。
活動内容を公開することで、 篠山が被災地になった場合の心構えや、 篠山の被災が軽微でも、 被害が甚大と予想される阪神間などへの後方支援拠点としての役割も市民に周知していくという。
社協の向井祥隆事務局長は、 「阪神淡路大震災の時も、 篠山の被害は少なかったが、 阪神間の福祉施設利用者などが篠山へ来られたので、 他地域への支援といったことも考えていく必要がある」 とし、 「阪神、 東日本の教訓を生かし、 いつ起こるとも知れない南海、 東南海地震などに対して早急に対応を考えておくことで、 少しでも支援や防災に役立てることができれば」 と話している。
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2013年3月28日11:47
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日本の若者
アジアの日本語学生を支援するNPOの会合で、 留学生と 「日本の若者像」 について話し合った。 東工大大学院の中国人女子学生が 「勉強熱心で優秀な友達の日本人女子学生が、 アメリカの名門大への留学を許可されたのに、 『早く就職して結婚を』 という両親から反対され、 あきらめかけた」。 ▼結局は留学を決断するのだが、 「日本の学生は内向的で夢を持たない傾向があるのでは」。 これに対して他の中国人やタイ、 ベトナムからの留学生から 「私の周囲では、 大体意欲的で夢を持った日本人学生が多い」 との意見。 ▼大阪大の中国人女子学生は 「私の印象では、 日本人学生の3分の1は夢を持っている。 予想より多かった。 来日前に日本のドラマを見ていると、 持っていない若者ばかりみたいだったから」。 ▼海外に出たがらない草食系男子の問題について、 中年の日本人会社員から 「経済が世界最高レベルになった成熟社会ではやむを得ないことかも知れない。でも最近は、やはり日本は外に出ていかないとやっていけないということが、 若者にも少しずつわかりかけてきた。 これからは大分変っていくのでは」との見方も。▼草食系をあまり過大視する必要はないと、 筆者も思う。ことに大震災後、今後の日本の経済社会のあり方について真面目に考える若者が増えつつあるのでは。(E)
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2013年3月28日11:46
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県内初の常設型住民投票へ
重要施策などについて直接市民の意思を問う 「住民投票制度」。 篠山市では、 学識者や住民代表で構成する 「住民投票条例 (仮称) 検討委員会」 が1年かけて 「住民投票」 の具体的な内容をまとめ、 酒井隆明市長に報告書として提出した。 市は2013年度の条例化を目指している。
「住民投票」 には、 「個別設置型」 と 「常設型」 がある。 篠山市が条例化しようとしているのは 「常設型」 で、 条例化されれば県内初となる。 「個別設置型」 は、 個別の案件が発生するごとに、 市長や議員の提案か直接請求により、 議会の議決を経て条例を制定し、 住民投票するもの。 これに対し、 「常設型」 は案件ごとではなく、 あらかじめ住民投票の事項や要件などを定めた条例を制定し、 その要件を満たせば、 いつでも住民投票が実施されるというもの。 例えば、 今回の報告書では、 投票資格者数の3分の1以上の署名が集まれば、 議会の議決を経なくても住民投票が実施できる。 この 「3分の1」 は、 他市町に比べるとハードルが比較的高い。
「個別設置型」 は、 議決が必要なため、 住民投票実施のハードルが高く、 個別に条例化するので実施までの時間がかかる。 市民の市政参加推進を掲げてきた酒井市長には、 「常設化」 の条例化を成就させたい思いがある。 「常設型」 は3分の1以上の署名が必要だから、 市民にとってそれ相当の関心ごとがないと実施は難しい。 住民投票に至るまでには、 市民の関心の高さと十分な議論が必要。 市民の政治参加の意識が高まる効果がある一方、地縁、血縁が濃い農村地域にとって、 市民の間に賛成派、 反対派の溝ができないか懸念する。(坂井謙介)
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2013年3月28日11:45
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桜と甘い自分
立春をとうに過ぎたのに、 暖かくなったり、 寒くなったりの日々が続く。 三寒四温とはいうものの、 その差がかなり激しい。 それは暖かい日よりも寒い日に強く思う。
どちらかというと寒さに弱い私の寝床には、 いまだ電気毛布が敷かれている。 そこでさなぎのように包まっていると、 いつまでも冬が終わらないような気がしていた。
まだ少し暖かい日、 ふと思い出してベランダに出る。 そこは昨年から始めた盆栽の棚が占拠している。 始めたといっても冬場はかなりさぼった。 水をやることも適当だったし、 草むしりもおそろかにした。
なぜその日、 ベランダに出たかと言うと、 棚の中に一本、 桜があることを思い出したからだ。 春を告げる桜。 それを放って置いた私。
スローモーションで恐る恐る横目で桜を盗み見て、 小さく声が出た。 少しだけ膨らんだ芽からピンク色がのぞいている。 もうすぐ花が出そうだ。
手を入れずとも確かに生きる桜の力に感動した。 同時に、 放って置いても咲くやんと思った甘い甘い自分を戒めた。 その甘さは人生にも危険なもの。 そんなことを思った春の日だった。(森田靖久)