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2013年4月7日08:59
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体幹ランニング体験イベント参加者を募集...
「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」 と 「HONEYFM」 の共催イベント 「体幹ランニングでランニングを楽しく!里山ラン at ぬくもりの郷」 が4月20日午前10時―正午、 同温泉 (篠山市今田町今田新田) で開かれる。 「ランニングを始めてみたい」 「体幹トレーニングを体験したい」 といった初心者から、 故障に悩むランナーやタイムを上げたいランナーを募集している。
「加圧トレーニングジムATHLETE・アスリート塾」 代表の橋本和人さんを講師に迎え、 体幹トレーニングとランニングの指導を受ける。 講座終了後は、 温泉での入浴や食事などフリータイムを楽しむ。
参加費は2500円 (保険料、 指導料のほか、 温泉無料券やお食事優待券、 アシックスのリストバンドなどが付く)。 定員は50人 (先着順)。 雨天時は、 同温泉そばの町民体育館で体幹トレーニングを実施する。
申し込みはHONEYFM (電079・553・8220、 FAX・553・8180、 Eメール honey@fm822.com)。
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2013年4月7日08:58
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子どもの力
関東大震災後、 憲兵隊に連行、 殺害されたアナキスト (無政府主義者) の大杉栄。 当時の社会秩序を揺るがす思想の持ち主だったが、 無類の子ども好きという側面を持っていた。 道端で子どもが遊んでいると、 うれしそうにちょっかいを出した。 汽車に乗っていても、 近くに子どもがいると相手をした。 ▼大杉が子ども好きだったのは、 彼の思想とも結びつく。 自我とは力であり、 圧力をかけてくるものに反抗する力を持っているなどと説いた大杉。 子どもはまさに、 そんな力の象徴だった。 子どもが好きだったのは、 子どもの生の力、 生の躍動を愛したからに他ならない。 ▼4日付本紙の 「時の人」 で、 篠山チルドレンズミュージアム館長の垣内敬造さんが 「(この施設は) 子どもと触れ合うことで幸せを感じる大人の場所でもある」 と語っていた。 的を射た言葉だと思う。 ▼ 「シクラメンのかほり」 という歌に 「疲れを知らない子供」 という一節があるように、 エネルギーの塊である子ども。 疲れを知る年齢になると、 子どもの持っている生の力に刺激を受け、 清新な気分にさせられるときがある。 チルドレンズで、 子どもはますます元気になり、 子どもと触れ合った大人は元気を取り戻す。 そんな施設であってほしい。 ▼再開館するチルドレンズ。 地域にも元気を与える施設であり続けてほしい。 (Y)
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2013年4月7日08:57
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二年が過ぎて③
その夜は、 田野畑村羅賀にある 「羅賀荘」 に宿泊。 海際にあり九階建ての四階まで浸水し、 昨年の十一月にようやく再開したばかりだ。 翌朝、 リアス式海岸を南下、 風光明媚な 「浄土ヶ浜」 へ。
津波警報の出たとき、 船長のとっさの判断で沖へ出て、 たった一台残った遊覧船に乗る。 昔、 霊鏡和尚という僧が 「極楽浄土もこのような景色であろう」 と言ったことから 「浄土ヶ浜」 と付けられた。 白い岩の島々とみどりの松、 白砂の浜の美しさ、 船についてくるウミネコなど、 少し観光気分に。 しかし、 津波をかぶり、 塩害で松枯れが進んでいる。
さらに大槌町を越えて釜石へ。 ここの震災ガイドは、 私と同年配で、 とても元気な女性。 最初の津波が来たときに皆が避難した高台へ案内される。 釜石製鉄で栄えた釜石港に押し寄せた津波は、 一瞬にして巨大な堤防を崩し街になだれ込んだ。 あの堤防があるから大丈夫と室内で地震の後片付けをしていた人たちのほとんどが亡くなった。 最終日に訪ねた陸前高田はもっと悲惨で、 避難場所と指定されていた建物に避難した人たちが亡くなった。 案内して下さった方も、 まだ叔母が行方不明のままだとか。 奇跡の一本松の見えるところまで行ったが、 「この松一本の保存に一億円以上使われた。 地元の者は大して喜んでいない」 という言葉に実感がこもっていた。
瓦礫は粉砕され、 土台だけが残る街のあちこちに小山を築いている。 資材不足で様々な工事も進んでいないことも実感。 被災者の辛さを想像すること、 忘れないことを心に刻む旅だった。
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2013年4月7日08:57
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ようこそ県立柏原へ
県立柏原病院の院長が交代し、 空席だった副院長ポスト (1枠)も充足した。2人とも内科で、 懸案の内科充実に弾みがつくと期待を寄せている。
新院長の秋田穂束氏が就任あいさつで語った 「夢」 は明確だった。 教育を充実させ、 県の特別枠(地域枠)で医学部に進んだ人ら、 若い医師にとって学びの場として魅力的な病院を作る―だ。 実現可能性がある。 氏が教授を務めていた神戸大総合内科は、 幅広い診療能力だけでなく、 「医学生・医師教育のプロを育成する機能」 を有する。 教育に造詣が深く、 願ってもない人材だ。
副院長の西崎朗氏も、 県立がんセンターの消化器内科の第一線で活躍されてきた。 「よくぞ柏原に」 の思いを強くする。 多くの資格を有し、 教育的にも得難い人材だ。
もう1人の副院長、 外科の大野伯和氏も前任地は同センター。 知人の同センター勤務医が、「丹波から結構患者さんが来られているけれど、 県立柏原で十分診れるんだけどなぁ」 と言っていた。 そう。 明石のセンターまで行かなくても、 かなりの治療が可能なのだ。
教育環境を整える方針が示され、 上向く芽が出てきたことを喜びたい。 (足立智和)
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2013年4月7日08:56
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学校現場をサポート 教育支援センター開...
篠山市教育委員会は新年度から、 市内の各教育現場や児童生徒らの支援を行う専門部署 「篠山市教育支援センター」 を開設し、 市役所西紀支所 (同市宮田) で運営をスタートさせた。 児童生徒支援関連の組織は以前からあったが、 それらを統合、 発展させ、 人員5人増の体制で教育にかかわるさまざまな支援に臨む。 市教委は、 「センターを、 学校や地域、 保護者が一緒になって子どもたちの成長を見守る中核組織としていく」 と話している。
同センターは、 教職員OBが務める学校経営支援担当、 児童生徒支援担当、 特別支援担当の3人と、 カウンセラー4人、 スクールソーシャルワーカー1人、 不登校児支援担当1人の計9人で構成。 ▽学校経営支援▽児童生徒支援▽特別支援教育▽青少年の健全育成―の4つを柱に活動していく。
課題を集約し、 学校現場と関係各所との橋渡し役となるスクールソーシャルワーカーは、 これまで県教委から丹波教育事務所に派遣されていた人材を篠山対応の専門家として組み入れている。
学校支援では、 担当者やソーシャルワーカーが生徒指導体制の強化や地域、 保護者との連携などにアドバイスを行ったり、 学校だけで解決できない課題などについて相談に乗る。
児童生徒支援では、 不登校児支援に取り組んでいた市教委内の組織 「ゆめハウス」 をセンター内に統合。 引き続き支援に当たるほか、 学校と連携していじめ対応チームを構成し、 いじめの未然防止、 早期解決などに取り組む。
特別支援教育は学校からの教育相談や、 児童生徒の就学相談などに対応。 青少年健全育成は、 市教委内の組織だった 「青少年育成センター」 の機能を継承し、 子どもたちの悩み相談や関係団体との連携に取り組む。
西紀支所2階の1室は不登校児支援、 4階に事務室、 相談室、 研修室などに割り当てた。
また青少年育成センターで取り組んでいた電話相談 (0120・711・338) も職員増に伴い、 日数を増加。 これまで週3日の午後だったところを、 週5日の午後とし、 相談体制を整えている。
市教委は、 「新年度から運営を始めているが、 状況に応じて対応していけるように発展させていきたい。 相談内容などを集積し、 子どもたちの教育と継続的なかかわりを持っていければ」 と話している。
同センター (079・593・1445)。
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2013年4月7日08:55
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巧みな「囲炉裏」最高賞 福井県のヒョウ...
丹波市春日町棚原の團野義信さん (64) が、 このほど福井県の福井新聞社風の森ギャラリーで開かれた 「瓢箪展」 で、 最高の県知事賞を受賞した。 複数の品種のヒョウタンを加工、 細工して 「囲炉裏」 を巧みに表現した大作が、 高い評価を受けた。 初出品での受賞に 「自分のイメージ通りにうまくできた。 表彰されてうれしかった」 と喜んでいる。
受賞作品は、 囲炉裏の木枠や、 火にかかった鉄瓶、 天井から吊るされた先端が鉤(かぎ)状の 「自在鉤」 に至るまでを、 すべてヒョウタンを加工して制作。 鉄瓶にはゴツゴツしたイボヒョウ、 自在鉤には長さが1・2メートルほどある長ヒョウを用いた。
ヒョウタンを横にして、 目やウロコが分かるように丁寧に彫り込み、 コイの飾りに見立てたほか、 電球を仕掛けて囲炉裏の火が燃えているように見せた。 コイの飾りを作るところからアイデアを膨らませ、 2カ月がかりで完成させた。
30年ほど前に、 母親がもらってきたヒョウタンの苗を何気なく植えたのが始まり。 栽培、 加工の面白さにひかれ、 地元の愛好家サークル 「春瓢 (しゅんぴょう) 会」 に入会。 また、 8年ほど前からは、 良質の苗を仕入れるために福井県の 「愛瓢会」 にも入会しており、 その縁で今回の展示会に出品した。
毎年、毬ヒョウ、イボヒョウ、 長ヒョウ、 一寸豆ヒョウなど10種類近くのヒョウタンを栽培し、 表面に絵を描いたり、 彫刻を施すほか、 小さいヒョウタンはストラップやお守りに、 大きなヒョウタンは置き飾りに加工して楽しんでいる。 秋篠宮が名誉総裁を務めるNPO法人・全日本愛瓢会が認定する 「教士四段」 の腕前だ。
まったく同じヒョウタンはないため、 加工の仕方もそれぞれ微妙に変わるという。 また、 栽培は自然相手。 台風でヒョウタン棚が潰されたり、 まともなのが一つもとれないこともあったという。
「栽培、 加工とも難しいところも面白さ。 棚になったヒョウタンを見ながら、 どう加工しようかと考えている時や、 自分のイメージ通りに加工できた時がうれしい」 と話している。
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2013年4月7日08:55
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春日中に下水直結トイレ 学校施設整備 ...
丹波市 (施設建築課) は、 2013―15年度に実施する 「第3次学校施設整備計画」 をまとめた。 昨年度に実施した現状調査をもとに優先度を判断し、 老朽化対策、 防災機能強化、 バリアフリー化―を3本柱とした。 防災機能強化事業では今年度、 広域避難所でもある春日中学校に市内で初めてとなるマンホールトイレ (下水道管直結トイレ) を設置。 氷上中学校校庭で行う豪雨対策 (校庭貯留施設の設置) の設計に入る。
マンホールトイレは、 屋外に下水道直結のマンホールを整備し、 災害時にはマンホール上に仮設トイレを置いて対応するもの。 広域的な交通網があり、 給食センターのある立地条件から適所と判断した。
減水対策は、 校庭の周りを高さ30センチの壁で囲み、 排水路を整備。 豪雨時には校庭に雨水を一時貯留して排水量を調整し、 下流域の増水を防ぐ。
計画では3本柱の事業以外に、 環境に配慮した取り組みとして、 照明器具のLED化などによる省エネ化、 使用水量が半分程度に抑えられる節水型トイレへの更新などもあげている。 市は今年度、 学校施設整備関係に約9億円を予算化している。
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2013年4月7日08:55
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第327問
「全国JOCジュニアオリンピック」 の水泳競技で大活躍した篠山市の溝畑樹蘭君。 何冠を達成したでしょう?
1.3冠
2.2冠
3.4冠
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2013年4月7日08:48
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40回目の「篠山春日能」 4月13日
国指定重要文化財の春日神社能舞台 (篠山市黒岡) で4月13日午後1時 (開場午前10時) から、 「篠山春日能」 (実行委員会、 市主催) が開かれる。
今年で40回目を迎える春日能。 大槻文藏さん、 浅見真州さんらが能 「蝉丸 (せみまる)」、 茂山あきらさんらが狂言 「延命袋」、 観世銕之丞さん、 観世淳夫さんらが半能 「石橋 (しゃっきょう)」 を演じる。
前売り券は一般4000円、 中高生2000円。 当日券は一般4500円、 中高生は同額。 チケットは篠山観光案内所 (079・552・3380)、 能楽資料館 (079・552・3513)、 丹波の森公苑 (0795・72・5170)、 ローソンチケット (0570・084・005) で販売中。
問い合わせは市教育委員会社会教育文化財課 (079・552・5792)。
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2013年4月7日08:44
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丹波市が不妊治療費助成 県助成受給者が...
丹波市は、 4月1日から、 不妊治療を行う夫婦に対し、 特定不妊治療 (体外受精か顕微授精) にかかる費用の助成を始める。 県の助成 (1回15万円が上限) に、 10万円を独自に上乗せする。 自由診療で保険がきかないことから、 1回の治療で50万円以上かかることもあり、 経済負担を軽減する。
県の特定不妊治療費助成事業を受けることが条件。 県内に住所を有し、 法律上婚姻している夫婦で、 特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか、 または極めて少ないと医師に診断されている人が対象。
県の助成額は、 治療1回あたり上限15万円 (治療内容によっては一部7万5000円が上限)。 助成回数は、 初年度が3回まで、 翌年度からは2回まで、 通算5カ年度、 10回を上限とする。
これに加え、 ▽不妊治療した期間、 助成の申請日に夫婦の両方または一方が市内に住所を有すこと▽医療保険に加入していること▽市税の滞納がない―など、 市の条件を満たす必要がある。
1回の治療にかかった総額から、 県の上限の15万円を差し引いた残額を、 市が10万円を上限に補助する (5年間)。
県の申請窓口の丹波健康福祉事務所によると、 昨年度で丹波市内在住者の同制度利用は延べ59件。 今年度も2月末で59件ある。
治療が終わった後、 領収書などの書類を添付して同事務所に申請すると、 3―4カ月後に県から決定通知書が届く。 市には県の決定通知書を持って申請する。
市は新年度、 60回分 (600万円) を予算化。 県の助成は、 丹波健康福祉事務所 (0795・73・3767)、 市の助成は、 健康課 (0795・82・4567)。
県健康増進課によると、 県内の市町の上乗せ助成は10万円が最も多く、 20万円を助成しているところもある。
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2013年4月7日08:43
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樹勢復活へ4年計画 県指定郷土記念物の...
篠山市の黒田にある県指定郷土記念物の巨木、 「寸原 (ずんばら) の大ケヤキ」 の樹勢を復活させようと、 同集落の住民有志が、 根の酸素不足を解消するため、 手作業による土掘りを始めた。 4年かけてケヤキの周囲約100平方メートルの土を掘る。 今年は、 芽吹く今月中旬まで作業を続ける。 呼びかけ人の松本正義さん、 北山範夫さん、 北山勲さんは 「手をかけなかったら枯死してしまう。 ケヤキに対する思いやりと愛着を持って地元の名木を大切にしたい」 と話している。
寸原の大ケヤキは、 樹齢は定かでないが、 樹高約15メートル、 幹周りが約10メートル。 一般的にケヤキはほうき状に枝を伸ばすが、 根元付近から枝分かれする 「雲竜型」 で珍しいとされている。
25年ほど前から樹勢が衰え始めた。 周辺の田畑の造成時に出た土を根元にかぶせたため、 「酸欠状態」 になり、 10年ほど前から土壌改良を繰り返していた。 しかし、 さほど樹勢が戻らないため、 樹木医の小西朋裕さんに相談。 直接、 土を掘って、 根を出す方法をとることにした。
細根の一部が地上部付近まで出ているので、 手作業で土を掘ることにし、 太い根の上にかぶさった30―50センチの土を除いている。 3月28日には12人、 4月3日には6人が参加し、 つるはしとスコップを使って作業。 枯死したり、 空洞化している太い根が多数見つかり、 改めて 「酸欠状態」 であることが分かった。
呼びかけ人たちは、 一緒に作業するボランティアを募集している。 松本さん (090・8821・0126)。
写真・地元の名木の復活を願って、 土を掘り出す作業を行う住民ら
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2013年4月7日08:41
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三宅剣龍氏の書50点展示 戦争や昔の生活...
篠山市向井 (村雲地区) の農業、 高橋勝さん (86) が自宅横に建設を進めていた記念館が完成した。 陸軍将校や農協職員だったゆかりの展示物を並べる 「高橋勝記念館」 と、 高橋さんの義兄で、 篠山市出身の書家、 三宅剣龍 (本名・榮一) さん (95) =東京都練馬区=の作品を展示する 「三宅剣龍美術館」 とを一体化したもので、 8日午前9時から竣工式を行う。
シベリア抑留の経験から、 「二度と悲しい歴史を繰り返してはならない。 次世代に思いを伝えたい」 と記念館建設を企画した。
鉄筋コンクリート造の2階建て。 1階には、 高橋さんが着用していた将校マントや帽子、 リュック、 地図を入れて腰に下げるかばん 「図嚢 (ずのう)」、 教材などのほか、 23歳から55歳まで農協に勤めながら、 兼業農家として働いた経験から、 古い農機具や生活用品などを展示。 2階の三宅剣龍美術館には、 産経国際書家名誉顧問で、 国際的に活躍する書家である三宅さんの受賞作品など約50点を展示する。
竣工式には酒井隆明市長や稲山建男・JA丹波ささやま組合長ら約50人の来賓を迎え、 式典を行う。
9日から一般公開。 開館時間は、 4―11月は午前9時―午後5時、 12―3月は午前10時―午後4時。 入館料は大人500円、 小中学生300円。 月曜休館 (祝日は開館、 火曜休館)。 15人以上は100円引きで、 要予約。
2階の公開スペースに展示を希望するグループを募集している。 雲部車塚古墳やハートピアセンターの近く。 同館 (079・557・0202)。
写真・三宅剣龍さんの作品が並ぶ2階の 「三宅剣龍美術館」。1階には俵編機などの古い農機具や生活用品が並ぶ
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2013年4月6日16:57
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丹波地域は報告ゼロ 3月末時点風疹患者...
近畿地方や首都圏で流行している風疹(ふうしん)。 県感染症情報センターによると、 丹波地域では、 これまで (3月31日時点) のところ、 患者は確認されていない。
同センターによると、 県内患者数は184人。 13週 (3月25―31日) は48人の報告があった。 20歳代が14人、 30歳代が10人、 40歳代11人、 10歳代8人、 50歳代3人、 10歳未満2人。
184人の内訳は、 尼崎市75人、 神戸市53人、 伊丹市23人、 西宮市12人などで、 阪神間で流行中。
昨年の患者数は、 県全体で282人。 丹波地域では8人だった。 一昨年は丹波地域は0だった。
抗体を持たない、 または低い抗体価の妊娠中の女性が風しんにかかると、 赤ちゃんに難聴や心疾患、 白内障や緑内障などの障害が起こる可能性があることから、 丹波健康福祉事務所では、 「妊娠する可能性がある女性の周辺にいる男性のみならず、 女性も注意を」 と言い、 「予防接種を受けたかどうか分からない人は、 かかりつけの医療機関に相談の上、 もう1度接種するか、 抗体の検査を」 と呼びかけている。
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2013年4月6日16:54
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お食事処「おときや」
薬膳料理と旬の味覚
丹波市立薬草薬樹公園リフレッシュ館の2階にあるレストラン。 地域の特産である薬膳料理と地場の野菜、 米、 豚肉の季節料理がメイン。
薬膳弁当は1500円、 2000円、 2500円の3種類 (要予約)。 旬の食材を活用した 「季節のさんなん弁当」 (980円) や 「春のいぶき天重」 (850円) が人気。 「春のいぶき天重」 は、 4月の限定メニュー。 月替わりの料理がお楽しみ。 丹波ロースカツ定食や丹波地鶏の親子丼もおすすめ。 よもぎ入りのそばや薬膳うどんもある。
テーブル席が50席あり、 ゆったりとしたスペース。 薬草風呂につかってから、 ゆっくり食事を楽しみながらくつろげる。 料理長の廣瀬久也さん (27) は、 「地元の食材を使うことで、 地域が少しでも潤えばうれしい。 アットホームな雰囲気に心がけており、 気軽に来て下さい」 と話している。
【メモ】午前11時―午後8時 (午後7時半オーダーストップ) 水曜定休。 0795・76・2121。 丹波市山南町和田338-1(丹波市立薬草薬樹公園リフレッシュ館)
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2013年4月6日16:43
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菜の花とサクラ楽しんで 青垣で誘客キャ...
菜の花とサクラを楽しんでもらう誘客キャンペーン 「丹波菜の花青垣の春」 (青垣観光連絡協議会、 丹波市観光協会共催) が4月6日、 丹波市青垣地域で始まった。 4月21日まで、 青垣地域の8店で買い物や食事をすると特典が付く。
あおがき観光案内所 (0795・87・2222、 火曜休み) にあるチラシを提示し、 特典を得る。
菜の花は、 青垣町内の21人が、 各地で計5・5ヘクタールを栽培。 倉町野に代表されるサクラと共に、 チラシの裏面に開花場所を示す町内地図を掲載している。
サクラの開花が、 菜の花に先行している。 市観光協会では、 「黄色とピンク、 2つの花見を楽しんで」 と呼びかけている。
写真・誘客に植えられた菜の花とサクラ=丹波市青垣町西芦田で
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2013年4月5日09:14
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戦後復興期の丹波焼 兵庫陶芸美術館でテ...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) でテーマ展 「戦後復興期の丹波の作家たち―市野弘之・生田和孝・大上昇・市野信水」 (同美術館、 丹波新聞社主催) が開かれている。 戦後の低迷期を乗り越えて、 丹波焼の復興に尽力し、 現代の丹波焼の礎を築いた4人の陶芸家を紹介している。 6月23日まで。 月曜休館 (4月29日、 5月6日は開館。 翌7日休館)。 開館時間は午前10時―午後7時。
大正時代、 ガラス瓶の台頭で丹波焼の生産は減少。 昭和時代に入ると、 石膏型成形などによる生産の効率化が図られ、 戦時中には硫酸瓶のような規格化した製品を多く手掛けた。 戦後は物資の不足で、 硫酸瓶、 すり鉢、 甕 (かめ) などが飛ぶように売れたが、 次第に人々の生活が落ち着き、 暮らしの中にやきものが浸透すると、 丹波焼の需要は次第に減少し、 低迷期を迎えた。
丹波焼の窯元に生まれた市野弘之氏 (89) =同町上立杭、 延年窯窯元=、 大上昇氏 (1929―2002年) =同町下立杭=、 初代市野信水氏 (1932―1997年) =同町上立杭=は、 この低迷期に作陶を始め、 丹波焼の伝統を生かしつつ、 斬新で新たな息吹にあふれた作品を生み出した。
同時期、 民藝運動を提唱した柳宗悦らが丹波焼を高く評価。 鳥取県出身の生田和孝氏 (1927―1982年) は、 丹波に興味を抱き、 56年に立杭に移住、 日用雑器の制作に励んだ。
同展では4人の代表作を展示。 市野弘之氏は、 2種類の灰釉を掛け分けて文様を表した直径1メートル近くの 「大皿青」 や、 市野氏が成形した素地にイギリス人陶芸家バーナード・リーチが飛ぶ鳥を描いた 「鉄絵飛鳥文皿」 などを出展。 大上昇氏は、 白い化粧土で文様を描く得意の技法 「イッチン描き」 で、 躍動感あふれるエビを描いた 「海老文大皿」 や、 透明な暗灰色の鉄釉を全体に施し、 焼き締めを思わせる風合いに仕上げた 「蒼灰釉瓶」 などを出品している。
初代市野信水氏は、 作陶を始めて間もないころに制作していた、 用途よりも鑑賞性を追求した高さ55センチ、 直径27センチの円筒形の造形作品 「截 (さい)」 や、 68年以降、 制作に専念した茶器などを展示。 60年に同町釜屋で開窯した生田和孝氏の作品には、 鎬 (しのぎ) や面取、 糠釉、 鉄釉、 飴釉などの限られた装飾技法を駆使した大鉢や鶴首瓶などがある。
会期中、 学芸員による展示解説 「ギャラリートーク」 を開く。 日程は4月7、 21日、 5月5、 19日、 6月2、 16日で、 いずれも午前11時15分から約30分間。
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2013年4月4日09:29
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県民陶芸大学 初心者対象に陶芸教室を開...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) は、 陶芸初心者を対象に 「県民陶芸大学 基礎コース」 を開講する。 丹波焼窯元から、 電動ロクロの使い方などの指導を受けながら作品を作る。 受講生を募集している。
平日コースと週末コースがある。 両コースとも講座は8日間で、 時間はいずれも午前10時―午後4時半。 受講料は2万4000円 (材料、 資料、 焼成、 指導代を含む)。 定員は各コース20人 (募集人数を越えた場合は抽選)。 4月16日までに同美術館へ申し込む。
講座の日程は次の通り。
▽平日コース=5月15、 16、 22、 23、 29、 30日、 6月6、 12日
▽週末コース=6月22、 23、 29、 30日、 7月6、 7、 14、 21日
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2013年4月4日09:28
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「ありがとう」の言葉
3月28日号の特集紙面は 「母校よありがとう」 や 「ありがとう大賞」 など、 「ありがとう」 の言葉があふれた良い紙面だった。 ところで、 ある会社から送られた販促紙のコラムに 「『ありがとうございました』 という日本語はおかしいのではないか」 と書いてあった。 ▼「『その節はお世話になりました。 ありがとうございます』 が縮まって 『ありがとうございました』 となったようだが、 過去形で話すと、 『その時は感謝していたが、 今はそれほどではない』 という意味になる」 という。 ▼ 「戦後、 あるデパートで使い始めてから、 間違った使い方が広がった」 ともあった。 一見、 理屈が通っているようだが、 でもちょっと違うのではないか。 ▼ご馳走になって帰る時は、 やはり 「今日はありがとうございました」、 翌日になれば 「昨日はありがとうございました」 である。 この場合は過去形ではなく、 現在完了形。つまり「感謝して、 その状態が今も続いている」という意味なのだ。日本語は英語と違って現在完了形が過去形と同じ言い方であるため、 かのコラム筆者のような誤解を生むのではないか。 ▼それよりも春秋子が気になっているのは、「先日はありがとうございました」 と言う人が近頃めっきり少なくなったということだ。 外国では滅多に聞けない日本人特有の美しい表現なのに。(E)
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2013年4月4日09:24
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子ども体験施設復活目指す館長 垣内敬造...
4月7日、 1年3カ月ぶりに再開館 (プレオープン) する 「篠山チルドレンズミュージアム」 の館長。 2001年の開館準備から、 同館の支援市民団体 「ミュージアムクラブ」 に入会し、 休館前には代表を務めた。 本業はデザイナーで、 営業日のみ勤務する。
「指定管理者のドリームアウェイ (姫路市)、 ミュージアムクラブ、 地域住民のつなぎ役としてがんばっていきたいです。 チルドレンズミュージアムは、 子どものための施設であると同時に、 子どもと触れ合うことで幸せを感じる大人の場所でもあります。 『地域でつくるちるみゅー』 をキャッチフレーズに地域のみなさんとともに企画運営していきたい」
「ミュージアムクラブでは、 広報やワークショップの企画運営に携わってきました。 チルドレンズミュージアムに来場した皆さんがいきいきとして帰られるのを見て、 残すべき施設だなと感じました。 経営難も目の当たりにしましたが、 地域と行政との連携が必要。 少子化が進む地域で子どもの声を響かせ、 地域の活性化にもつながればと考えています」
「再開館はうれしいですが、 不安なこともあります。 たくさんの展示品や設備にはお金がかかります。 節約しながら、 幼稚園や子ども会の遠足でもにぎわうよう、 市内外に積極的に広報や営業をしていきたい」
「例えば、 歌声喫茶、 グラウンドゴルフ、 楽器教室、 青空市場など地域に根ざした企画を考えていきたいです。 人気の人形劇団 『クラルテ』 は、 月に6日間ほどの公演を計画しています。 昆虫に触れるコーナーも新設しますのでお楽しみに」
本職では、 キャラクターデザインや企業のロゴマークなどをデザインしている。 NHK教育テレビの 「おーい!はに丸君」 や篠山市のコミバス、 篠山東雲高校の校章などもデザイン。 ちるみゅー大好き“少年”だ。 篠山市小立。 51歳。
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2013年4月4日09:23
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自分らしさで挑戦を
桜の開花が早い。 桜もスピード化時代なのだろうか。 4月は、 フレッシュマンが職場に配属される時期。 30年以上前の自分の姿と重ね合わせ、 職場環境の変化をひしひしと感じる。 心身の疲れを感じる人が多くなっていると聞くと、 進歩とは何かと思う。
新入社員にまつわる言葉を拾った。 ある大手企業の社長が 「言いたいことは、 先輩や上司の言うことを聞くなということだ」 とテレビ番組で語っていた。 「言うことを聞くなという裏には、 独創的な発想を持て」 という意味が隠されている。 厳しい企業環境を反映し、 変革、 改革という言葉が今年の入社式の社長訓示に多く使われるのもうなずける。
コミュニケーションも大切な要素。 いくらしゃべりがうまくても、 自分の言葉に酔ってしまわないように。 逆に口べたの人も悲感しないで。 自分なりの素朴な気持ちを持ち続けることが信用になる。 演説のうまさで、 定評のある若手代議士は、 落語を聞いて、 間の取り方を勉強しているらしい。相手と対話して、話を引き出すキャッチボールが必要。
「横のしわは、 いくら出ても構わないが、 縦じわは、 良くない。 頭がいっぱいになったら、 少し上を向けばすっきりする」 という言葉もいい。 色々な波が襲ってくるかもしれないが、 乗り越えようと力まないで、 波にうまく乗れればしめたもの。 良いイメージを描いて仕事に臨みたい。 退職した人の話を聞くと、 「現役時代に目標とする人に2、 3人は出会った」 という。 「目標にしたい人との出会い」 もキーワード。
自分らしさを失わないで、 仕事を楽しもう。 「花のみち世間の道も広がりて」。(臼井 学)