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2017年7月8日15:54
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BAR「山カフェ」
フード持ち込み自由
柏原町商店街に7月6日オープン。電気店、リサイクルショップ「サンコードー」の竹内孝志社長が経営。趣味のアウトドアをコンセプトに、木をふんだんに使った内装やオープンテラス、キャンプ用のテーブルやチェアの客席が山の中のカフェを演出している。
フードの持ち込みは自由。アルコール類はビールやハイボール、カクテル、チューハイ、焼酎、日本酒などが揃う。静岡や石川、熊本など、全国の地サイダーも10種類ほど取り揃えている。
昼間は貸しスペース「山スタ」に変身。教室や会議、催しなどに利用できる。1時間1000円から。
丹波市柏原町柏原16(アンティーク&セレクトショップ「三光堂」の1階)
tel.080・9990・0439
営業/18:00~23:00
定休日/未定(問い合わせを)
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2017年7月8日15:40
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夏祭り30回記念盛大に 7月22日、下町沖...
写真・夏祭り参加を呼び掛ける沖和会のメンバーたち=柏原町下町沖田コミュニティセンターで
丹波市柏原町の下町沖田の奉仕活動グループ「沖和会」(足立幾久会長)が7月22日午後5時から、下町沖田コミュニティセンター(柏原町柏原4580―1)で30回記念の夏祭りを開催する。ラジオDJのターザン山下さんが司会を務め、抽選会の景品を奮発するなど、節目の祭りを盛大にするべく計画しており、「地域外からも多くの人に来場していただきたい」と呼び掛けている。
ステージでは、午後5時からバンドとアカペラ。6時20分から子ども用のビンゴ(無料)。7時5分から3B体操、フラダンス、女子高生によるギター、バンドと続く。8時50分からターザン山下さんのオンステージを行う。9時半から豪華景品が当たる「大抽選会」を催す。
屋台は焼きそばやたこ焼き、焼き鳥、生ビール、射的、くじ引き、ゲームなど。食券(1綴り500円)を販売する。
沖和会は1985年に結成され、現在、27―68歳の31人が所属。清掃活動やロードミラー磨き、廃品回収、草刈り、災害ボランティアなどの奉仕活動をしている。「子どもたちに良い夏の思い出を」と88年から夏祭りを開催。市内の事業所、企業、個人などから協賛を得て毎年盛大に催している。今年は100件の協賛を得た。
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2017年7月8日15:37
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地域のシンボル...
写真・樹木医の治療を受けている春日江のカヤの巨木=篠山市春日江で
よみがえれ、地域のシンボル―。樹勢の衰退が著しい篠山市春日江(65戸)のカヤ(イチイ科の常緑針葉樹)の巨木が現在、樹木医による治療を受けている。樹木医は、環境悪化による水不足で根が衰弱していることが主な原因と診断。治療4日目となる7月6日の作業では、根を活性させる土壌改良を中心に汗を流した。依頼主の春日江自治会の中野光司会長(65)は、「長きにわたり春日江の歴史を見てきた私たちの宝。代々、住民たちはこの木を眺めて暮らし、愛着もひとしお。元気になってこれからも末永く村を見守ってほしい」と願っている。
樹高約20㍍、幹周り約4・3㍍で、主幹は地上から約4㍍のところで折れている。樹齢は不明だが、地域住民からは「600年」の声も聞かれる。公民館の敷地内に生えており、すぐ脇を県道が走っている。南東約100㍍の山裾に移された熊按神社があった所で、カヤの巨木は御神木としてまつられていた。
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2017年7月8日15:35
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林の中に天の川 丹波市内でヒメボタル乱舞
写真・林の中を飛び交うヒメボタル=丹波市内で
丹波市内の山中で7月6日、ヒメボタルの求愛の乱舞が見られた。イルミネーションのような数百の明滅が、暗い斜面一面に広がり、天の川のよう。
森に住む。メスが飛べないため、生息範囲が広がらない。オスはカメラのフラッシュのような光を放ちながら、林の中を自由に飛び交っている。
市内各地で行われたヒメボタルの観察会は7月2日を最後に終了。今年は全体的に発生が遅く、週末のイベント日と最盛期が重ならなかった。
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2017年7月6日09:31
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行政書士による無料相談 7月8日、柏原で
7月8日午後1時半から柏原住民センターで行政書士による無料相談を開く。相続・遺言、契約、届出、許認可などその他困りごとに行政書士会摂丹支部丹波地区の会員が相談にのる。予約不要。荒木さん(0795・72・4696)。
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2017年7月6日09:29
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無料登記法律相談会 7月15、20日
無料登記法律相談会が、7月15日は篠山市民センターで(県司法書士会たんば支部主催)。20日は柏原住民センターで(同支部、県土地家屋調査士会但馬支部共催)開かれる。いずれも午後1時半―同4時。予約不要。問い合わせは、篠山が正呂地事務所(079・552・2035)、柏原が常石事務所(0795・86・0772)。
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2017年7月6日09:28
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7月31日から保養キャンプ 支援金や食材...
「どろんこキャラバン☆たんば」(高橋典子代表)が7月31日―8月6日、丹波市内を会場に、福島県などから子どもたちを招いて保養キャンプを開く。キャンプで使う食材や活動支援金などを募っている。
米や野菜などを募集。支援金は、子どもたちの宿泊費や移動費、食材費などに充てる。市内の飲食店などには募金箱を設置する。
今年で7回目になる今回は小学1―6年生20人ほどが参加する。円応教(丹波市山南町村森)や丹波少年自然の家(同市青垣町西芦田)に泊まり、化石発掘体験や自然遊び、バーベキューなどを楽しむ。8月3日午後6時半から、同自然の家で、丹波篠山ふるさと大使の兄弟デュオ「ちめいど」がチャリティーライブを開く。
同団体は今年から「サポート制度」を設けており、活動に賛同し、支援してくれる個人や団体を募っている。福島関連の情報を共有したり、講演会の紹介なども行う。
高橋代表は「福島の現状が全国に伝わっているか不安に思っている現地の人もいる。被災者の間ではキャンプへのニーズが高く、開催の必要性はある」と話している。
支援金は、ゆうちょ銀行口座(記号00900―9、番号332826、口座名・どろんこキャラバン☆たんば)へ。サポーターは、個人1000円、団体5000円から受け付けている。食材提供は事務局の吉田さん(090・5362・1883)に連絡を。
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2017年7月6日09:27
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7月7日
福岡市の林俊雄さんから「7月7日は七夕だけの日ではありませんよ」というメールを頂いた。以前、アジア各国の日本語学生を支援するNPO「アジアの新しい風」が北京の清華大で開いた交流会で一緒だった人だ。▼満80年前のこの日、北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突した。その6年前の満州事変で始まった日本の侵略戦争は、これを契機に一気に拡大した。日本の教科書には簡単な記述しかないが、歴史的な転換点だったことは間違いない。▼マルコ・ポーロが讃えた瀟洒なデザインの橋の傍に、「中国人民抗日戦争記念館」が建っている。10年ほど前に春秋子が訪ねた際の記憶では、日本軍の残虐性を強調した展示の印象が強かったが、今はリニューアルされ、粘り強い抗日の実態を描く一方、安倍首相と習近平主席が握手する写真も掲げられているそうだ。▼01年にここを訪れた小泉首相は犠牲になった中国の人々へのお詫びと哀悼の意を率直に述べ、日中友好に全力を尽くす決意を表明している。▼林氏は「満州事変の9月18日と共に7月7日は、マスコミが事実を事実として回顧すると共に、同じ過ちを繰り返さないために両国が平和・友好・協力に役立つプラス面のニュースを流すようにすれば」と提案している。安倍さんにも同館を訪れてほしい。(E)
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2017年7月6日09:26
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10.「もの」を大切にした昔
雨傘の出番が多くなってくると、思い出す人があります。「こうもり傘修繕ありませんか」と自転車の荷台に大きな道具箱を積んだおじさんです。昭和の30年代の頃でしょうか。おじさんが来てくださって、骨の折れや布のほつれなどをちゃんと直してくださるのはとても嬉しいことでした。傘だけでなくお鍋の取っ手とか小さな修理は器用にこなしておられました。当時、家にあるのはこうもり傘といわれる黒い大きな傘が主だったように思います。時とともに、おしゃれな傘や安い傘、お金を出せば何でも手に入るようになってきて修繕して使うということもなくなり、おじさんも見かけなくなりました。
昔はものが少なかったといえばそれまでですが、傘だけでなく、ものを大切に大事に使っておりました。ものは使っているというより、使わせていただいているという感覚、仲間や友人であったような気がします。子供の頃、「ただいま」と言うなりランドセルを放り出したりしたら「ランドセルは何も言わへんけど、あんたがこんなに放り出されたらどないやろ。ものは何にも言わへんけど大事にしたら喜んどるよ」と言われたものです。雑に扱われた鍋やお釜が化けて出てくるという昔話も何回も聞かされました。
最近でも、イチロー選手が小学生に「どうしたら野球が上手になれるのですか」と聞かれ「バットやグローブなどの道具を大切に扱うこと」と言われたということです。尊敬している大工さんも「職人は道具をいつもきっちりと手入れしとかんと、ええ仕事できへん」と仰っていたのを思い出しました。
ものが溢れたこの時代に、使い捨てが当たり前のこの時代に、お節介なおばさんが何言うとるねんと言われそうですが、ものを大事に扱うようになると「ありがとう」と言いたくなるし愛着も出てきて自分の気持ちも落ち着くような気がします。小さなものたち、少ないものたちを慈しんで愛おしんで使わせてもらう。小さなことですが何か大切な気がしています。
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〈最近体験した“ほっこり話”〉
最近、買い物の途中で突然ショルダーバッグの紐が切れました。もう10年以上もどこへ行くのもお供してくれたバックです。幸いテナントに手作り工房のお店があり、お願いしてみました。「大丈夫ですよ。直りますよ。長年使われているので糸が切れたようです」と快く預かってくださいました。買い物を済ませて伺うと、ちゃんと直っておりました。「ほかの紐も弱っていると思いましたので縫い直しておきましたよ」。その心遣いがとても有り難くほっこりとしました。今も形は違えこうもり傘修繕のおじさんが生きていると思ったことでした。
(野口歩 17.6.18掲載)
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2017年7月6日09:23
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市総体を終えて
篠山市の中学総体を取材。体育会の生徒たちが丹有大会への出場権をめぐって熱戦を繰り広げた。私が担当したなかでは、特に1点差で勝負を分けた男子バスケットボールの試合が印象的だった。
市内のバスケ人口は少なく、男子は6年前から、西紀と篠山の2校のみで試合を行っている。出だしこそ、西紀優勢だったが、篠山が速攻カウンターを展開し逆転に成功。さらに篠山のエースの動きが本格化して得点差も開き始め、第3ピリオドを篠山優勢の10点差で終えた。
最終第4ピリオド、残り約4分のところで今度は西紀が逆転。追加点を狙う西紀と巻き返そうと躍起の篠山。ゴール下での体を張った位置取りやリバウンドの奪い合いはなかなかの迫力で、息をつかせぬ攻防戦に観ているこちらも熱くなった。気迫に満ちた真剣勝負を繰り広げる選手たちが中学生だとわかっていても、ずいぶんと大人びて見えた。
試合を終え、勝者の西紀の選手にインタビュー。あどけなさが残る表情と、はにかみながら受け応えをする中学生らしい姿に、なんだかほっとした。(太治庄三)
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2017年7月6日09:23
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座右の書
篠山自然の会」が例会200回を記念して、会報100号記念特別号「みどりの多紀」を発行された。200回を数える自然観察活動の中で、篠山市内の草本類、樹木類、昆虫類、鳥類、魚類、両生類・爬虫類、地層・地質・化石、オオムラサキ・ヒメボタル・カスミサンショウウオ生息確認場所、オグラコウホネ生育確認場所が写真付きで掲載され、何度見ても楽しく興味深い。そして、会員さんの寄稿文がとても良く、この会を愛しておられるのが文脈から伝わってくる。拝読していると、誰もが歩む人生と重なり、大変感動する。
野鳥では、表情がとても愛くるしいエナガ、名前も美しいルリビタキ、オレンジのお腹に触れてみたいジョウビタキ、尾が長いサンコウチョウ、ウソも紅い喉元が可愛い、翡翠色のカワセミ、とぼけた目を持つ赤翡翠色のアカショウビン、山で時々颯爽と走る(!)のを見かけるヤマドリ、タゲリもくるんとした頭の羽がお洒落、ハッとする鮮やかなマスクをかぶるトモエガモ。
昆虫類では、卵を背負う姿が強烈な印象のコオイムシ、小柄で羽に入ったスジが上品なネブトクワガタ、か細いグンバイトンボ、なぜか夏山の頂上でよく群れ飛んでいる揚羽蝶、昔懐かしい童謡にも出てくるクツワムシ、小さいけれど鮮やかな赤色のハッチョウトンボ、堂々としたギフチョウ。そして山深くひっそりと時を刻んできたイヌザクラの大樹。
人は自然と共に在る。「みどりの多紀」はそう、教えてくれてる。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年7月6日09:21
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篠山市味間新の源さん夫妻 夫婦そろって...
篠山市味間新の源昌さん(88)と光恵さん(88)夫婦がともに高齢者叙勲で瑞宝双光章を受けた。昌さんは元池田市立北豊島小学校長で、光恵さんは元大山小学校長。教育に尽くした功績に叙勲を受けた。2人は「家族や周りの人たちに支えられたおかげであり、夫婦そろって健康に過ごせたおかげ」と感謝している。
昌さんは県立鳳鳴中学、大阪第二師範学校卒業。池田市立北豊島中学校で体育、数学の教諭として20年間勤務。同市の教育委員会を経て、同小学校長を最後に退職した。同校長時代、1200人ほどの全校児童数に対して、運動場にはプールもあって狭かったことから、体育館を新築した際、体育館屋上に25㍍×6コースのプールを新設、運動場を広げた。池田市内では初めてで大阪府下でも珍しかったという。
北豊島中学校時代は陸上部の顧問を務め、大阪府中学校陸上競技大会の総合優勝や、府の中学校駅伝で入賞7回などの好成績を残した。
光恵さんは丹波市春日町の出身で、柏原高等女学校、明石女子師範学校卒業。篠山市の城南小学校教頭を経て1985年、大山小学校で、丹有地区で初めての女性校長に就任した。「校長になった年の春のPTA総会で、会長が『丹有で初めての女性校長を迎えられたことを光栄に思う』とあいさつされたことがうれしく、忘れられない」と話す。学校の教育環境の整備に地元の人たちが献身的に協力してくれたことも思い出深いという。
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2017年7月6日09:20
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元プロ格闘家の山内延浩さん 丹波の旬野...
写真・丹波の旬野菜を都市部の百貨店などで販売する山内さん=京都市の大丸京都店で
元プロ格闘家の山内延浩さん(35)=丹波市春日町黒井=が、丹波市産の新鮮野菜などを都市部に運んで販売する八百屋を「パンチィーファーム」の屋号で経営している。現役時代に培った体力とフットワークで週3―4回、神戸や西宮、京都の百貨店などで精力的に販売。多いときで40種類ほどを車に積み込み、丹波の“旬”を届けている。山内さんは「丹波は小規模農家が多く、その分、ひとつの野菜に対する栽培技術が高い。おいしく仕上がった野菜をお客さんに喜んでもらえるのが何より」と話している。
仕入れた旬野菜のほか、卵や鹿肉、丹波大納言小豆などを扱い、ほとんどが丹波市産。大丸京都店や神戸市東灘区役所前などにブースを設けて販売しているほか、各地で開かれるイベントにも出店している。
丹波市産の新鮮野菜に興味ををひかれる来店客は多く、食材やおいしい食べ方などを説明しながら販売。大丸京都店では当初、店外スペースで販売していたが、売り上げが好調なため、店内での販売も許可された。
柏原町南多田出身。幼いころは内向的な性格で、「強さ」に憧れを抱いていたという。柏原高校卒業後、専門学校に通いながら総合格闘技のジムに通った。アマチュアのリングで実績を積み、24歳で総合格闘技団体「パンクラス」のバンタム級でプロデビューを果たした。
リングネームは「パンチィー山内」。10勝以上の戦績を収め、メインイベンターを務めたこともあったが、伸び悩んだことで30歳で引退した。
「食物を生産する能力がある人は、強い人間だと思った」と言い、農家に転身するべく帰郷。農業に関する知識はなかったが、知人農家を手伝いながら栽培技術を学んだ。そんなとき、知人農家から都市部での野菜販売スペースを紹介されたこともあり、販売を通じて丹波の魅力を伝える八百屋の運営を始めた。
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2017年7月2日09:00
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10代
将棋の藤井少年、卓球の張本少年と最近、10代の活躍がめざましい。少年の風貌を宿しながら、けた外れの力を発揮している。初々しくも力強く、見るからにすがすがしい。▼「栴檀は双葉より芳し」で、10代の頃から大器ぶりを見せた人物がいる。我が丹波地方もしかりだ。たとえば、1876年に篠山鳳鳴高校の前身である私立篠山中年学舎を創設した青山忠誠。1859年の生まれなので、創設時は17歳。このとき福沢諭吉に相談し、諭吉の紹介で篠山に教師を招いた。▼織田信敬は12歳にして柏原藩主になった。学業を重んじ、綱紀を正すなど藩の再建に奮励した。わずか18歳で死去しながら、名君と称えられたのだから恐れ入る。▼伏見人形に感銘を受けた赤井若太郎忠常は、氷上の里でも同じような人形を作りたいと思い、稲畑人形を創始した。伏見人形との出合いは14歳のときだった。阪鶴鉄道開通などに尽くした田艇吉は、19歳で村総代になり、村に降りかかった難問の調停のため江戸へ下るなど奮闘し、解決に導いた。▼与謝野晶子はこう書いた。「若さの前に不可能も無ければ、陰影も無い。それは一切を突破する力であり、一切を明るくする太陽である」(与謝野晶子)。たくましい力を持った若き10代の活躍は、希望を与えてくれる太陽である。(Y)
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2017年7月2日09:00
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外の人の目
都会で暮らす友人からメール。「今年は蛍どない?」。以前、私が実家、京丹波町で撮影した蛍の写真を見てから、「いつか行きたい」と言っていたのを思い出した。
両親に伝えたところ、都会からの御一行様の受け入れ態勢の整備にてんやわんや。「まずはジャガイモ掘りしたらどうや」「夕食はオードブル取ったさかい、あとはおにぎりと野菜くらいでええやろか」「土産は米と野菜でどや」
田舎人には、「おもてなし」精神が根付いている。幸い、両親が用意したメニューに友人家族は満足してくれた。
夕食後、街灯が数本しかない闇の中を歩く。神社の横を流れる川に着くと、淡い光が乱舞していた。子どもたちがキャッキャとはしゃぐ。小学校が閉校してから、ほとんど聞くことのなかった声色だ。
蛍は確かにきれいなのだが、それ以外は何もない村。それでも友人は、「あんないいところはない」と絶賛してくれる。「子どもたちが生き生きしているのが最高」なのだそう。
見慣れた景色の良さは、外の人が発見してくれるものなのかもしれない。次回から観覧料を頂こうか。(森田靖久)
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2017年7月2日09:00
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篠山市名変更問題「住民投票で決着を」 ...
各種団体が篠山市を「丹波篠山市」とするよう要望したことをきっかけに議論が始まった「市名変更問題」を受け、市民有志らが、「市名変更の是非を問う住民投票を実施する会」を設立した。メンバーは、「賛成、反対、どちらになっても構わないが、現状では市と議会だけで決めてしまいそう。市名変更は市民一人ひとりにかかわる重要な問題。住民が意思を表明する機会が必要」と言い、今後、市名変更に向けて具体的な動きが出た段階で住民投票を実施するための署名活動などを展開する予定という。
会を設立した市民有志は10人。設立趣意書では、市名変更の議論がスタートしたことを受けて、「市名は市民にとって大切なもの。市名を変更するならば、市長や議員だけで決めるのではなく、住民による投票で」としている。
市名変更問題については、今年に入って市内8団体から市長や議長に対して、市名変更を求める要望が出されており、市や議会は現状を調査したり、各地で市民の声を聞いている段階。要望を受けた酒井隆明市長は、「市名に関する混乱・誤解について私も危機感を抱いており、『今回、やるしかない』と思っている」と発言するなど前向きな姿勢を示しているが、現状では、市名を変える条例案を市議会に提出していない。
ただ、要望団体は、「変更は元号変更が予定されている2019年に」としていることや、市が、「変更するなら周知期間が1年以上は必要」という見解を示していることから、今年度中にも具体的な動きが出るとみられている。
同会は、市名変更が市と議会のみで決着されようとした場合、住民投票実施請求書の提出を予定。篠山市住民投票条例によると、有権者の5分の1(約7000人)の署名を集めることができれば、市長に対して住民投票を求めることができる。2013年の条例制定以降、住民投票が行われたことはない。
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2017年7月2日09:00
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地域おこし隊・中川さんが講演 7月9日...
NPO法人・篠山国際理解センターは、7月9日午後1時半から丹南健康福祉センター(篠山市網掛)で国際理解フォーラム2017「GLOBAL FIELD」を開く。丹波市地域おこし協力隊の中川ミミさんが、「世界に飛び込んで見えたこと」と題して講演する。入場無料。
中川さんの母親はエチオピア出身。生後まもなく青垣で暮らし始め、佐治小、青垣中を卒業。大阪のインターナショナルスクールを経て、カリフォルニア州立大学を卒業後、国際協力のNGOに所属。タイ、フィリピン、キルギスタンなど自然災害に遭った地域や貧困地域で、住宅の建築や修繕を通して現地の人たちの自立を促す活動に関わった。
フォーラムには丹波地域で国際交流や国際協力活動に取り組んでいる12団体が参加予定。活動発表や展示なども行う。
同法人(宮田、079・590・8125)。
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2017年7月2日09:00
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系列店全国NO.1店長 園田浩之さん(丹波...
「当たり前」に感謝心掛け
ファミリーレストラン「トマト&オニオン柏原店」(丹波市柏原町母坪)の店長。昨年度の対前年度売上比と衛生管理の総合点で、全国の同チェーン店117店舗中、最優秀を受賞した。さらに、全国の幹部候補生が参加の昨年度の研修会で14人中1位を獲得した。現在、「丹波の森ショッピングセンター」の理事や、同チェーン店共栄会の最年少役員を務めている。
氷上西高卒業後、兄の高司さんが同店で働いていた縁で、アルバイトをするように。丹波市内の製材工場や家具工場で働きながら、平日の夜間や週末に働いた。22歳の時に全国約3000人のアルバイトが参加した「アソシエイト甲子園」で2位を獲得した。
飲食業か工場従業員かを悩み、32歳で一旦すべてを退職。1年間、芸能人も通う京都のイタリア料理店で働いた。「料理の世界や接客業の厳しさと楽しさ」を味わい、本気で飲食業と向き合うことに決めた。
「どんなに店が忙しくても、ぶれずに余裕を持って接することを意識し、お客様が帰られる際に来て良かったと思って頂けるサービスを心掛けている。作業スキルはマニュアルで向上するが、接客は難しい。『ありがとう』の反対語は『当たり前』。従業員やお客様が『当たり前』にやっていただいたことにも感謝することを心掛けている」。
趣味は約8年続けているサーフィンと、最近始めたゴルフ。「サーフィンは自然が相手で難しいけれど、思った通りに波に乗れた達成感がたまらない。目標はどなたが来店されても、地域で一番の店と言われるようになること」。結婚して丸2年。6カ月の男の子と3人家族。38歳。
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2017年7月2日09:00
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将棋フィーバー
将棋のことは、かいもく分からない。子どもの頃に唯一したのは、盤の真中に将棋を集めて、崩れないように一個ずつ取ってゆくゲーム。デビュー以来二十九連勝という快挙を成し遂げたのは、愛知県瀬戸市に住む中学三年生、十四歳の藤井聡太四段。朝食を食べながら夫が「十四年前というと、どういう時代かなぁ?」と聞く。「孫の碧君の生まれた頃と同じだけど、どういうこと?」「いや、卓球やバドミントンなんかでも十四歳くらいの子たちが大活躍しているのは、何か時代的に意味があるのかと、ふと思ったわけだよ」「なるほど、彼らは第二次ベビーブーム、つまり団塊の世代の子が親で、ある程度競争世界の中で育てられたからね。だから強いのかも」と何となく納得した。
さて今回の将棋フィーバー、朝刊の一面を飾るほど。まあ、最近は国際ニュースも政界も今一つパッとしない話ばかりだったから、よけいこうした明るいニュースにわくわくさせられるのかも。将棋のルールなど何一つわからなくても、試合中の昼ご飯のメニューとか、おやつに何を食べたかなどのニュースが結構楽しい。将棋グッズや聡太君のクリアファイルが完売、彼が食べたお昼のメニューはすぐに完売とか、経済効果もなかなかのもの。
将棋の戦いにつきものの賞金は、スポンサーである大手新聞社から出るらしい。ちなみに一番高額の竜王戦は読売新聞がスポンサー。将棋のルーツは紀元前のインドだとか、日本で本格的に広まったのは奈良時代だとか、そんな雑学に興味が湧くのもまた楽しい。
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2017年7月2日09:00
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第527問
篠山、丹波両市で中学総体が行われ、生徒たちが熱戦を展開しました。実際にはない競技はどれ?
1.ソフトボール
2.硬式野球
3.バスケットボール