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2013年4月18日11:07
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94歳池上隆一さん庭公開 20年以上かけ整...
4月21、 22日と6月2、 3日に、 丹波地域の園芸愛好家ら45人が庭を公開する 「たんばオープンガーデン」 (丹波の森花くらぶ主催) に、 94歳の池上隆一さん=丹波市氷上町石生=が参加する。 20年以上かけコツコツ整備したミニ公園を公開する。 「日も浅く、 風格はないが、 老人の憩いの場を見てやろうという人があれば、 来てもらえれば」 と話している。
郵便局を退職後しばらくして自宅裏の田んぼを潰し、 約6アールに好きな花や果樹を植えた。 拾ってきた石で花壇をこしらえた。 ツバキ、 ツツジと言った一般的なものから、 アーモンド、 梨、 アケビなど実がなるもの、 白樺などの珍しい木も植えている。 今はシバザクラやチューリップツリーが満開。 これからモクレンも咲く。
脳梗塞で右半身に麻痺 (ひ) が残った妻の千代子さん (89) が手押し車を押して歩いて行くようにと、 東屋も整備。 電気も引き、 晴れた日には、 好きな音楽を聞きながら、 色とりどりの花に囲まれ、 ひなたぼっこをして過ごす。 「青空を見上げながら歌を友にぼーっとしているのもリハビリ。 老いの2人の幸せのひととき」 と隆一さんは話す。
「何かしら、 花や木をちょこちょこちょこちょこいじっている。 (隆一さんは) 凝り性」 と千代子さん。 苗木の新植を続けている隆一さんの今の楽しみは、 イチョウの成長。 「私はこの世にいないだろうけど、 10年先にはきれいになる」 と、 微笑んだ。
場所は、 水分れ公園駐車場からすぐ。 高谷川沿いの遊歩道から入れる。
ガイドマップを丹波の森公苑で配布している。 丹波土木事務所まちづくり建築課 (0795・72・0500)。
写真・自宅裏のミニ公園に設けた東屋に腰かけ談笑する池上隆一さんと千代子さん夫妻。 東屋は開放しており、 オープンガーデン開催日以外でも、 自由に利用をと呼びかけている=氷上町石生で
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2013年4月18日11:06
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国蝶オオムラサキの飼育スタート 校庭に...
大芋小学校 (畑善継校長、 児童数20人) が4月15日、 国蝶のオオムラサキを育てようと、 同校グラウンドに設置された飼育ケージに幼虫を放した。 同地区で最後に発見されたのは15年前。 葉が幼虫のえさになるエノキが同校の周辺に育っているため、 「オオムラサキの里」 の復活を願って1匹1匹丁寧に児童たちが幼虫を枝に止まらせていた。
オオムラサキの飼育は、 丹波の森公苑内に事務所を置く、 「兵庫丹波オオムラキの会」 (樋口清一会長) が普及を進めており、 同市では2009年から、 篠山小学校が始め、 昨年度からは八上小学校でも飼育を始めている。
この日、 同会のアドバイザー、 足立隆昭さんが児童たちにオオムラサキの生態について講義。 オスとメスの違いや、 幼虫はエノキの葉しか食べず、 成虫は樹液をえさにすること、 「準絶滅危惧種」 であることなどを話した。
同校グラウンドそばの花壇に、 同公苑で育てた樹高約1・5メートルのエノキを同会のメンバーが植栽し、 網で覆った。 児童たちは、 同公苑で育てた約3センチの幼虫7匹を落とさないよう慎重に枝に移した。 グラウンド周辺にはエノキが点在しているので、 羽化した成虫は野外に放していく計画。
いずれも4年生の、 武部愛 (まな) さんは 「幼虫は見た目が硬そうでちくちくするかなあと思っていたけれど、 触ってみると、 柔らかかった」 と笑顔。 山下幸星君は 「モンシロチョウの幼虫は育てたことがあるので、 しっかり観察したい。 立派に成長してほしい」 と話していた。
1998年に桑形飛鳥さん (小原) が小学5年生の時に小原の国道沿いで死んでいるオオムササキを見つけ、 その標本が同校玄関に展示されている。 それをきっかけに、 2001年の校舎建て替え時に、 校舎壁面に地域の名木とともにオオムラサキがレリーフとしてデザインされている。
写真・エノキに放たれたオオムラサキの幼虫
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2013年4月18日11:05
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篠山市職員40人が休暇 インフルエンザか
篠山市は4月16日、 インフルエンザが原因とみられる症状で職員40人 (うち正職員は37人、 全正職員数446人) が病気休暇を届け出たことを発表した。 同日午後、 臨時部長会を開き、 21日まで本庁舎 (北新町) の内勤者全員がマスクを着用することを決めた。
市によると、 15日は26人の病気休暇届けが出ていた。 16日は本庁舎内の職員のほか、 支所や公民館、 保育園などの職員も病気休暇を届け出た。 市が病欠者に連絡をとったところ、 インフルエンザの兆候がみられる職員が多かったという。
病欠者で半数になった課もある。 植村富明・総務部長は 「部署間で連携をとって、 業務に支障がないようにしている」 と話している。
出勤者には予防対策を、 病欠者には解熱後2日間あけて出勤するよう呼び掛けたほか、 本庁舎入り口に感染予防のお知らせを張ったり、 消毒液を設置するなどして、 市民への感染予防の対策をとっている。
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2013年4月16日19:37
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篠山市 市職員40人が休暇 インフルエン...
篠山市は16日、インフルエンザが原因とみられる症状で職員40人(うち正職員は37人、全職員数446人)が病気休暇を届け出たことを発表した。同日午後、臨時部長会を開き、21日まで本庁舎(北新町)の内勤者全員がマスクを着用することを決めた。
市によると、15日は26人の病気休暇届けが出ていた。16日は本庁舎内の職員のほか、支所や公民館、保育園などの職員も病気休暇を届けた。市が病欠者に連絡をとったところ、インフルエンザの兆候がみられる職員が多かったという。
病欠者で半数になった課もある。植村富明・総務部長は「部署間で連携をとって、業務に支障がないようにしている」と話している。
出勤者には予防対策を、病欠者には解熱後2日間あけて出勤するよう呼び掛けたほか、本庁舎入り口に感染予防のお知らせを張ったり、消毒液を設置するなどして、市民への感染予防の対策をとっている。
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2013年4月15日09:02
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ファミサポ交流会...
5月1日午前10―11時半、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で、平均台や跳び箱、 トンネルなど、 さまざまな遊具が設置された周回コースで遊ぶ。
講師は、 Ace Playground School代表で、 篠山チルドレンズミュージアムのプロジェクトコーディネーターの西條喜博さん。 参加無料。 定員20組。 動きやすい服装で。 4月24日までにファミサポ (079・590・1388) へ申し込む。
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2013年4月14日09:11
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畑田萌香さん(青垣町)全日本7位 ジュ...
全日本スキー連盟フリースタイル・モーグルの強化選手で5年後の韓国五輪出場をめざす、 畑田萌香さん (16) =丹波市青垣町口塩久、 福知山成美高校2年=が3月31日に富山県南砺市で開かれた 「全日本スキー選手権大会」 で、 デュアルモーグルで五輪4大会連続入賞の上村愛子選手 (北野建設) に敗れたものの、 自身最高位の7位に入った。 また、 4月3日に長野県白馬村で開かれたJOCジュニアオリンピックカップ兼全日本ジュニアスキー選手権の総合の部でも初優勝した。 畑田さんは、 「トップ選手とはまだ力の差がある。 国内の誰よりも厳しくオフシーズンにトレーニングを積み、 世界ジュニア選手権優勝をめざす」 と、 来季に照準を合わせている。
五輪、 W杯日本代表選手が集う国内最高峰大会の全日本選手権デュアルモーグルには、 19人が出場。 畑田さんは予選で6位に入り、 8人が進む決勝へ。 予選上位5人は、 1位の伊藤みき選手 (北野建設) をはじめ、 ナショナルチームのメンバーと前W杯代表が占めた。
2人同時に滑り、 直接対決で勝敗を決める決勝トーナメントでは、 予選6位の畑田さんと予選3位の上村選手が激突。 先にゴールした方が有利になることから、 エアー技の難易度を下げ、 先行逃げ切りをはかったが、 中盤で上村選手に追い抜かれた。 後半盛り返し、 ほぼ同時にフィニッシュ。 「自分の方が、 一瞬早くゴールしたと思った」 (畑田さん) という僅差だった。 世界最高の技術を持つ上村選手にターン点で5―15と大きく水を開けられたものの、 エアー点とスピード点では6―9と競り、 11―24で敗れ、 金星を逃した。
ゴール後に抱き合った上村選手からは 「昔 (6年ほど前)、 キャンプに来てたよね」 「バックフリップがうまいね」 と声をかけられたという。
14人が出場したジュニア五輪では、 昨年中学生の部で優勝したものの、 高校生2人の後塵を拝し、 総合3位と惜しくも優勝を逃した。 今大会では、 当日、 霧が濃く、 決勝は中止になると見て予選の滑りに集中。 第1エアーでヘリコプター、 第2エアーで伸身のバックフリップを決め、得意のエアー点のみならず、 ターン点、 スピード点も高得点を出し、 2位に0・84点の差をつける19・39の自己新記録でトップに。 悪天候で決勝は中止になり、 予選順位が決勝成績になった。
2位の長野の選手は、 高校生。 畑田さんが今季出場を逃した世界ジュニアに選抜された1学年上のライバルを抑えた。
今季は、 結果を求める焦りから前半は調子が出ず、 世界ジュニアへの出場権を逃した。 2―3月にかけてカナダとアメリカで初めての海外遠征を経験。 シーズン最後の2大会で結果を残し、 暫定ながら、 来季も引き続き、 連盟の強化指定選手 (女子6人) にとどまった。
「海外選手もレベルが段違いという訳でなく、 がんばれば抜けると思った。 今季前半は苦しかったが、 最後の最後でやっと結果が出た。 トップ選手と比べ、 基礎体力がないので、 走り込んで鍛えたい」 と課題を見据えた。
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2013年4月14日09:11
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つつましく振る舞う
日本では、 赤ん坊と老人とに最大の自由とわがままが許されており、 幼児期を過ぎると共に拘束が増してゆく。 そんな指摘をした本 『菊と刀』 が出たのは、 約70年前。 さて現代。 老人はさておき、 赤ん坊や幼児期の自由やわがままは今も許容されているか。 されているなら、 どこまでか。 ▼柏原高校の入学式で、 来賓あいさつをした谷水同窓会長が、 新入生の保護者に 「今日から高校生。 もう小学生や中学生ではない。 雨の日に校門まで車で子どもを送るのは甘やかしだ」 と呼びかけた。 雨の日、 高校生のわが子を車で送る。 自由とわがままの許容が、 幼児期を通り越して、 引き延ばされている一端と言えなくもない。 ▼谷水会長は 「送るにしても、 柏原駅か南多田の交差点にまでしましょうよ」 とも付け加えた。 学校近くで車から降りて歩く高校生。 それなら、 まだしも、 つつましい。 ▼ 『菊と刀』 を著した米国の文化人類学者、 ベネディクトは、 日本を 「恥の文化」 の国と見た。 世間に対して恥ずかしくない行動をとる。 それが日本人の規準になっているとした。 恥の文化から生まれた行動の美学の一つが、 つつましく振る舞うこと。 無遠慮には、 はしたなさがつきまとう。 ▼谷水会長と同様、 車で送るのは、 せめて学校の近くにしたいものだと思う。 校門までは、 つつましさに欠ける。(Y)
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2013年4月14日09:10
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花の旅①
所属している俳句結社 「栴檀 (せんだん)」 の、 辻恵美子主宰と同人十四名で二日間、 丹波を吟行した。 「栴檀」 は十二年前、 沢木欣一と細見綾子の結社 「風」 終刊後、 岐阜県各務原市で辻先生が立ち上げられた。 「栴檀」 にとって、 丹波は 「綾子のふるさと」 として聖地のような場所でもある。
欣一と綾子の一人息子、 沢木太郎氏は、 残念ながら昨年、 急逝された。 綾子の従兄弟のさらに次の代の方たちで、 これまで生家を守って来られたが、 この先、 なかなか大変のようだ。 青垣町だけでなく、 丹波市を代表する偉大な俳人の生家として、 何とかならないのかと思う。 「ふだん着でふだんの心桃の花」 「つばめつばめ泥が好きなる燕かな」 「チューリップ喜びだけを持ってゐる」 などの代表句は、 どれだけ時代を経ても色あせず、 今も教科書に取り上げられている。
さて、 一行を乗せたバスは、 散り初めの美濃を出て、 昼過ぎに芦田小学校に到着。 途中、 山々に白く見える辛夷 (こぶし) の花に感激。 綾子の 「雑木山にこぶし点々子の初旅」 の句をみんなで口ずさむ。 丹波の私の句会に、 校長を務められた方がおられ、 あらかじめお願いしておいたので、 細見綾子作詞の芦田小学校の校歌直筆と、 高座 (くら) 神社の綾子の句碑の直筆を、 校長室で見せていただく。 新学期前の忙しい時期なのに、 快くあたたかく迎えて下さる。
「土の恵みの香の中に すこやかにこそ生いたちて 学びの道の第一歩 あゝわが芦田小学校」 で始まる校歌については、 綾子の随筆集 「花の色」 に 「土の恵み」 と題した名文がある。
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2013年4月14日09:07
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被災地支援活動に助成 篠山市、年4回募...
篠山市は、 東日本大震災の被災地支援活動を行う市内の団体や事業者などに助成金 (最大30万円) を交付する事業をスタートさせた。
現在、 今年度内に計4回の募集を予定しており、 5月以降の活動については19日までに、 7月以降は6月1日―21日、 10月以降は9月1日―20日、 来年1月以降は12月1日―20日の間に申し込みを受け付ける。 審査会を経て補助内容を決定する。
助成対象は被災地の復旧や被災者の心身ケア、 交流などを目的とした支援。 被災地で支援活動を行ったり、 被災者を篠山に招く事業に1人上限2万円の交通費と、 1人1日につき同3000円を助成する。 今年度の総交付額は180万円を予定。
震災以降、 市民や団体がさまざまな支援活動を行う中、 議会や、 市が組織した 「東日本大震災復旧復興支援ネットワーク会議」 から、 市民や団体への支援を行う要望を受けて創設した。
希望者は市役所やホームページにある用紙に必要事項を記入して提出する。 問い合わせは市市民安全課防災係 (079・552・1116)。
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2013年4月14日09:06
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新商品開発に補助 地域資源活用で 丹波...
丹波市 (新産業創造課0795・74・1464) は、 市内の特産品を使い、 新商品や新サービスを開発する事業者を募集している。 採択された事業者には、 最大で50万円を支援する。 農商工連携の促進と、 地域資源の活用による地域経済の活性化が狙い。
対象は、 市内外の▽中小企業者▽農林漁業者▽中小企業者と農林漁業者が連携して事業を行う者―。 開発費、 調査費、 展示会出展費などの経費を、 1事業者あたり50万円を限度に支援する。
6月の市地域資源活用促進事業審査会による書類審査と、 事業者によるプレゼンテーションを経た上で決定する。 採択された事業者は、 10月20日に丹波の森公苑で開催される 「丹波市産業交流市」 で、 試作品の展示販売を行う。 一昨年は10件、 昨年度は7件が採択された。
募集期間は5月31日まで。 新産業創造課 (FAX0795・74・1055、shinsangyou@city.tamba.hyogo.jp)。
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2013年4月14日09:05
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全身がん検査、脳ドック 大山病院が始める
大山病院 (西脇市黒田庄町) は、 4月から 「3・0テスラMRIによる全身がん検査付ドック」 「脳ドックスペシャル」 を始めた。 同病院によると、 「近辺にはないドック」 という。
全身がん検査付ドックは、 一昨年の病院拡張に伴って導入した同MRIを使用。 放射線被ばくがなく、 造影剤も使わないため、 人体への影響はほとんどないという。 同MRIは、 鮮鋭度の高い画像を撮影できるのが特長。 1日と半日をかけて検査する。 西脇市内のホテルで宿泊もできる。 費用は14万8250円 (ホテル代5000円込み)。
脳ドックは、 MRIやMRAによる検査などのほかに脳の血流検査、 甲状腺機能検査、 動脈硬化測定などを行う。 昼食付きの1日ドック。 費用は11万1500円。
希望者は同病院 (0120・300・503)。
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2013年4月14日09:04
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高城山登ろう 篠山市の谷コース 5月5...
「高城山へ登ろう会」 が5月5日、 7つある高城山登山道の一つ、 「市の谷コース」 を登る登山参加者を募集している。
午前10時に野々垣公民館に集合。 市の谷池、 三滝、 蔵屋敷跡、 朝路池、 本丸跡を通る渓流沿いのルートで、 比較的ゆるやかなコース。 昼食後、 下山し、 午後2時頃に同公民館に到着する予定。
参加無料。 弁当や飲み物、 レジャーシートなどは各自で持参すること。
申し込みは、 5月4日までに幹事の山口喜昭さん (090・2787・0780)。
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2013年4月14日09:03
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囲碁「石見守杯」大会参加者募る 5月19...
丹波の森公苑で5月19日に開かれる 「石見守杯囲碁かいばら大会」 の参加者を、 同大会実行委員会が募集している。 領地争いを囲碁で解決した領主、 谷垣石見守の故事にちなんだ大会で、 26回を迎える。 これまでに延べ4730人の囲碁ファンが柏原を訪れている。
クラスは▽石見守杯争奪戦 (誰でも参加可能) ▽A級戦(2段格以上、5段免状所持者は石見守争奪戦へ)▽B級戦(初段―2段) ▽C級戦 (級位戦・上級クラス、 3―8級) ▽D級戦 (同・初級クラス9級以下) ―。 各クラス4局打ち、 持ち時間45分。 参加費は2000円 (弁当、 お茶付き)。 午前9時受付、 10時から対局。
プロ棋士などによる指導碁もあり、 関西棋院の滝口政季9段、 西村修兵庫県囲碁連盟代表幹事が指導する。 指導料は1000円。
申し込みは、 14日までに同実行委の本庄柏声さん (〒669―3303丹波市柏原町見長360―1、 0795・72・1247)。
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2013年4月14日08:57
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心にしみた入学式
わが母校、 今田中学校の入学式を取材した。 中学時代の担任であり、 21年ぶりに同校の校長として凱旋された山下誠先生。 仕事柄、 以前からちょくちょく顔を合わせていたので、 懐かしさはないものの、 母校で顔を合わせると感慨深いものがあった。
学生時代は、 真剣に聞いたことがなかった (ごめんなさい) 校長の式辞にじっくり耳を傾けた。 「自分の持っている個性や能力が最大限に生かされた進路を選んだとき、 その人は心から生きる喜びを感じるでしょう」 「自分の長所を早く見つけるよう、 努力してほしい。 そのためには、 勉強や部活動、 学校行事など、 いろんなことに積極的に参加し、 かつ、 大胆にチャレンジしていきましょう。 その中できっと自分の良いところが発見できるはず」 ―というくだりに特に共感。 大きくうなずきながらメモをとった。
夢の実現は、 いかに早く自分のやりたいことを見つけ、 実行に移すかがカギ。 失敗しても年齢が若いほど、 ダメージは小さく、 やり直しも容易だ。 恩師の式辞の中の一文が、 40歳の今になってこれまでの実体験とともに心に響き、 また深くしみた。 (太治庄三)
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2013年4月14日08:55
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篠山市郡家でピザ屋開店 左官技術生かし...
篠山市郡家の伊熊司朗さん (54) が郡家交差点近くにピザ店 「郡家ピザ」 を開店した。 ピザ窯は、 篠山左官技術研究会が伝統技術を生かして土でつくった窯。 200グラム (直径約25センチ) 500円からという値段設定で 「地元の人が気軽に食べられる店を目指したい」 と話している。
伊熊さんは自宅で長年、 趣味でピザ作りをしていた。 本場イタリアのように地元の人が気軽に食べられる店を作りたいと開店への夢を温めてきた。 新聞で同研究会が土窯をつくっていることを知り、 「早くおいしく焼ける」 よう、 自ら設計し、 同研究会に製作を依頼した。
同研究会は土窯を篠山市内に普及させており、 現在約30基を製作。 ピザ店で使われたのは初めて。 同店の土窯は奥行き1・8メートルと最も大きく、 4枚同時に焼けるという。
メニューは、 「トマトソース」 (500円)、 「トマトソース+ナチュラルチーズ」 (650円)、 「トマトソース+モッツァレラチーズ」 (800円) の3品。
伊熊さんは 「地産地消で、 これから篠山の食材をトッピングしていきたい」 と話している。
営業は午前11時半―午後2時半。 4月は日曜定休 (5月からは定休日を変更する)。 伊熊さん (090・8529・1550)。 ブログは (http://blogs.yahoo.co.jp/greendolphin3311)。
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2013年4月14日08:54
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最高賞「かおリーフ」 ウッドプロダクト...
身近な森の資源を暮らしに活かす 「たんばウッドプロダクトデザインコンペ」 の入選作品の試作品や企画パネルが、 丹波年輪の里 (丹波市柏原町田路) で展示されている。 丹波市内の木工業者4社でつくる実行委員会 (能口秀一委員長) の主催で、 昨年に続き2回目。 全国から146点の応募があった。 4月21日午後2時から同施設で表彰式が行われる。 グランプリ1点、 準グランプリ2点は、 商品化をめざす。
グランプリを受賞したのは、 横山友美さん (東京) の 「かおリーフ」。 クリ、 スギ、 ケヤキ、 ヒノキを使い、 それぞれの葉の形状を忠実にかたどった入浴グッズ。 長さ14―21・5センチ、 厚さ5ミリの実物の原寸に近い大きさで、 お風呂に浮かべて香りを楽しむ。
大田尚作・審査委員長 (神戸芸術工科大学デザイン学部長) は、 「心を落ち着かせ、 香り漂う木の文化の普及という、 このコンペのコンセプトをそのまま具現化したような作品」 と講評した。 準グランプリは、 吉田真也さん (千葉県) の木の枝に似せた照明器具 「nukumori」、 小林達也さん (東京都) の多機能本箱 「本の家」。
能口委員長は、 「応募作品はどれも質が高く、 丹波地域の多様な木材が組み込める作品が賞に選ばれた。 試作品を作りながら商品化への道を探りたい」 とし、 販売サイトの立ち上げやイベントでの販売も検討していく。
同コンペは、 木材の有効活用の一つとして商品化できるアイデアを募集。 有識者、 市、 県関係者ら7人が審査員を務め、 オリジナリティ、 量産化、 市場性、 デザインをポイントに投票制で選んだ。
写真・グランプリを受賞した 「かおリーフ」=丹波年輪の里で
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2013年4月14日08:54
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第328問
休館していた篠山チルドレンズミュージアムが27日から本格オープンします。 開館は何カ月ぶり?
1.1年5カ月ぶり
2.1年9カ月ぶり
3・1年3カ月ぶり
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2013年4月14日08:53
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八重山の民謡歌う 山南の陶工・永江東風...
明顕寺 (丹波市柏原町柏原、 広崎秀行住職、 0795・72・0631) で4月21日午後6時45分から開かれる東日本大震災チャリティーコンサート 「沖縄三線と津軽三味線」 に、 同市山南町谷川に陶芸工房を構える永江東風坊 (本名・俊昭) さん (52) が出演する。 永江さんは、 八重山民謡を披露する。 「人の情 (なさけ) を聞いてもらえれば」 と話している。
生まれも育ちも神戸で、 市内で制作を続けていた。 たまたま目にした看板で売りに出ていた土地が気に入り、 2000年に山南に越した。 「東風坊窯」 を主宰している。
八重山民謡には15年ほど前に出会い、 我流で三線を弾いていた。 沖縄本島の南450キロ、 日本最南端の波照間島に魅かれ、 たびたび島を訪れるようになり、 島の唄者、 後冨底周二さんと知りあった。
41歳で同島で結婚式を挙げた際、 後冨底さんの世話になり、 恩返しをどうしようかと考えていた時に、 友人に 「唄を返しては」 と言われ、 弟子入り。 以来10年来、 島に師匠をたずね、 師匠の内地ツアーに随行して稽古をつけてもらい、 腕を磨いてきた。
また、 後冨底さんの親せきから、 同島にある、 かつて琉球赤瓦を焼くのに使われていた土を譲り受けるように。 土を山南に送って登り窯で焼成し、 「波照間焼」 と名づけて展開している。 5年前からは三線の稽古にあわせて土の採取という商用も兼ね、 師匠の元に通い続けている。
音楽活動は、 主に阪神間。 居酒屋で自身の演奏会を開いている。 地元ではこれまでほとんど演奏したことがないという。 「八重山民謡は、 土着の音楽。 労働歌から始まり、 土のにおい、 波のにおいがする。 唄があっての三線で、 唄三味線を楽しんでもらえれば」 と来場を呼びかけている。 八重山民謡のほか、 耳に馴染みのある沖縄民謡も演奏する。 6月には福島での演奏も予定している。
津軽三味線は、 村富満世さん (全日本女性A級優勝) が演奏する。 参加費500円。 全額、 義援金にあてる。
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2013年4月14日08:51
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1周年の手作り市 地元作家ら16組 4...
カフェ&雑貨 「hanahana cafe (ハナハナカフェ)」 (篠山市黒岡304―5)が4月17日午前10時―午後4時、 同店駐車場で1周年記念の手づくり市 「ハンドメイドマーケット」 を開く。 普段、 同店で受託販売している篠山市の作家ら16組が雑貨を販売する。
布バッグ、 プリザーブドフラワー、 フェイクスイーツ、 サンキャッチャー、 革製品、 子ども服、 多肉植物のポット植え、 ポーチ、 羊毛フェルト、 リースなど多彩な店が並ぶ。
場所は、 スーパーフレッシュさとう篠山店の東側。
店内でのランチや商品購入の先着30人に記念品をプレゼント。
同店 (079・552・1187)。
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2013年4月14日08:49
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自由な表現に存在感 さをり織り展示 山...
古民家カフェ恐竜樂樂舎 (山南町草部、 0795・76・1535) で、 さをり織りの創始者、 城みさをさん(大阪)の100歳を祝う 「おめでとう展」 が開かれている。 同町山本の画家、 灰掛博さん(59)が、 大阪で城さん主宰の教室 「手織適塾SAORI」 でさをり織りを指導しているのが縁で生まれた企画。 4月28日まで。
灰掛さんが指導している教室 「SAORI大阪」 の生徒たちが創作した約60点を展示、 販売している。 キーホルダー、 ポーチなどの小物から、 アート作品にも見える反物までが並び、 そのカラフルな色合いと不規則な柄、 独特の質感が存在感を放っている。
さをり織りは、 手本がなく、 自由な発想で創作する手織り。 城さんが57歳の時に始め、 現在では小学生から年配者、 障がいのある人、 海外へと広がっている。
灰掛さんは、 さをり織りのギャラリー開設にかかわったのをきっかけに自身も創作を始めた。 「決まりごと、 ルールがなく、 自由に織れる。 仕立ても自由、 着方も自由。 自由さと作る喜びが、 今なお愛好者を増やしている理由では」 と話す。 21日には大阪で城さんの100歳を祝うパーティーが開かれるという。
同店を営む太田誠さんは、 「丹波にもさをり織りの愛好者が多くおられる。 織物を通じた人と人とのつながりが生まれれば」 と話している。 水・木曜休み。 午前9時―午後5時。