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2013年5月19日08:59
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「農」と「能」...
「農」 と 「能」 を一度に楽しんでもらおうと、 丹波市春日町の大路未来会議 (藤本傑士代表) が6月8日午前10時から同町下三井庄の田んぼで、 田植えと能楽の体験イベントを催す。 藤本さんが経営する農家レストラン 「三心五観」 (同町下三井庄) 近くの田んぼで行う。
大阪を中心に活動する若手能楽師ユニット 「鼓舞志座」 を招き、 田んぼ近くに作る舞台で太鼓、 小鼓、 能管、 大鼓の囃子方が、 能楽のもととなった 「田楽」 の要素を持つ 「三番三 (さんばそう)」 と 「神楽」 を披露する。 参加者で 「イセヒカリ」 の田植え、 昼食のあと、 能における聴きどころを組曲で演奏する。
今年4月、 鼓舞志座で小鼓を担当する上田敦史さん (39) が三心五観に来店し、 藤本さんと食や能楽の歴史について語り合った。 もともと能楽は五穀豊穣を祈る神聖な儀式が発展したもので、 神と農をつなぐツールが 「能」 だったと聞いた藤本さんは、 「農」 と 「能」 の結びつきが深かったことに感銘。 上田さんと意気投合し、 イベントを開くことにした。
藤本さんは 「農と能、 それぞれをもう一度つなぎ合わせて原点に戻ることで、 何かの気付きになるかもしれない。 2つの結びつきを体感してもらえれば」 と話し、 上田さんは 「素晴らしいロケーションの中で、 囃子を体で感じてほしい」 と呼びかけている。
午前9時半―9時45分に大路小学校駐車場 (同町下三井庄) に集合。 参加費は大人3500円、 子ども1000円。 着替え、 タオル、 帽子、 サンダル、 田植え時に履く軍足が必要。 雨天の場合は老人福祉センター三尾荘で、 鼓舞志座によるトークショーや能楽鑑賞などを予定している。 5月31日までに藤本さん (090・6676・6283)。
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2013年5月19日08:58
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出演バンド募集7月にフェスタ 春日で
丹波市などは、 7月21日午後1時から春日文化ホール (0795・74・1050) で開く 「バンドフェスタ」 の出演者を募集している。
一般部門とティーンエイジ部門があり計15組を募集。 一般は16歳以上が対象で参加料は3000円とメンバー1人につき1000円。 ティーンエイジ部門はメンバー全員が10歳代で参加料3000円。 専用の申し込み用紙にデモテープなどを添え5月26日までに同ホールへ。
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2013年5月19日08:56
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ノルディックウォーキング参加募る 棚田...
2本のポールを使って歩く 「ノルディックウォーキング」 の愛好者でつくる 「たんばN―Walker倶楽部」 が、 5月26日午前10時から山南町谷川の笛路地区で 「爽やかノルディックウォーキングin笛路村」 と題したイベントを行う。
棚田沿いを約3・5キロ歩いたあと、 さらに約2キロをウォーキングするコースか、 地元竹岡農園の無農薬にこだわった野菜の収穫体験コースのいずれか好きな方を選ぶ。 昼食は、 笛路地区の有志による山菜のおこわや、 旬野菜のサラダなどを食べる。
参加費3000円、 ポールレンタル料は500円。 飲み物、 タオル、 帽子、 薄手の手袋、 野菜を入れる袋などが必要。 午前9時50分にJR谷川駅に集合。 24日までに同倶楽部の余田さん (090・2106・3988)。
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2013年5月19日08:55
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二つの人生
大手銀行を辞め、 篠山市の今田デイサービスセンターで今春から働き始めた51歳男性の記事が、 12日付の弊紙 「あんな話こんな話」 に載っていた。 早期退職制度の対象年齢になったため、 以前から関心のあった福祉の道に飛び込んだそうだ。 ▼やりがいを持って仕事に励まれている様子が、 記事から伝わってきた。 取材をした記者に聞くと、 「生き生きとされ、 笑顔のすてきな人でした」 とのこと。 さわやかな転身に、 萩本欽一氏と江川卓氏のやりとりを思い出した。 ▼江川氏が巨人のエースとして活躍していた当時、 欽ちゃんに悩みを打ち明けた。 遅かれ早かれ大好きな野球をやめ、 違う仕事をしなければならない時が必ず来る。 それが何よりも辛く、 好きなお笑いの世界で死ぬまで頑張れる欽ちゃんがうらやましいと言う。 ▼そう打ち明けた江川氏に、 欽ちゃんは 「一つの仕事をきっちりやり遂げて、 また違う世界に向かうってかっこいいじゃない。 人生が二つあるようなものだから、 僕は江川君がうらやましい」。 江川氏は 「あっ、 そうか」 とうなずき、 「人生を二つ体験できるって思えばいいんだ」。 悩みが消え、 欽ちゃんに 「ありがとう」 と感謝した (萩本氏 『ダメなときほど運はたまる』)。 ▼人生そのものは二度ない。 しかし、 人生を味わうのは一度だけとはかぎらない。(Y)
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2013年5月19日08:48
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「黒井おどり」
春日文化ホールで開かれた、 春日郷土民踊保存会の 「春日民踊のつどい」 を取材した。 プログラムの最後は 「黒井おどり」。 春日町を中心に、 今も踊り継がれている民踊だ。 地元の盆踊りや、 小学校の運動会などでも踊られている。
同保存会の竹村重雄会長によると、 確かな資料はないが、 黒井おどりは戦国時代が起源だという。 黒井城主の赤井悪右衛門が、 明智光秀の丹波攻めをはじめとする戦で勝利を重ね、 勝つたびに領民が輪になって手拍子を打って踊り、 祝ったのが始まりとか。 踊りや音頭の歌詞には、 兵主神社に寓居し、 棒術使いだった 「笹部某」 が深くかかわっているらしい。 現在も黒井おどりの中には、 棒術で使う足さばきが取り入れられている。
13歳の悪右衛門が、 金色の貂 (てん) を退治したという武勇伝が歌詞の内容。 歌詞の中には 「のほははんか えへへんよ」 と出てくるが、 これは民衆の笑い声を表していると考えられ、 なんともかわいらしい。
最近では運動会で踊る小学校も少なくなり、 少し寂しいが、 400年以上たった今でも地域に深く根付いていることに感動した。(田畑知也)
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2013年5月19日08:47
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赤茶の羽ひらり「ニホンカワトンボ」
赤茶色の羽が美しい 「ニホンカワトンボ」 (カワトンボ科) が、 水辺のある山際をひらひらと涼しげに飛んでいる。 時折、 葉の上にとまり、 近くを蚊のような小さな生き物が通りかかると、 ひらりと舞い上がってフライングキャッチ。 見事な捕食シーンを披露していた。
日本固有種で、 北海道から本州、 四国、 九州に分布。 羽の色は赤茶色のほかに、 淡い赤茶色や無色透明があり、 地域によって変異が大きい。
全長はオスが50―68ミリ、 メスが47―61ミリ。 未成熟な個体は、 体の色が金属のような光沢のある青緑色をしているが、 成熟すると青白い粉で覆われる。
写真・休息していた葉の上から飛び立つ 「ニホンカワトンボ」 =篠山市今田町で
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2013年5月19日08:46
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サッカーコーチC級資格者養成 成美大で...
12歳以下の子どもにサッカーの基本的な指導ができる人材を養成しようと、 成美大学 (0773・24・7100) で 「日本サッカー協会公認C級コーチ養成講習会」 が開かれる。 同協会と日本体育協会らの主催。
同大学助教の足立昌義さんらを講師に、 練習などを体験するほか、 指導実践や筆記試験を行う。
日程は、 前期3回 (6月22日、 7月6日、 27日)、 後期3回 (10月19日、 11月30日、 12月7日)。 いずれも午前9時から。
受講資格は、 18歳以上 (高校生不可)。 3万2000円の受講料のほか、 指導者登録料5000円が必要。 先着20人。 6月7日までに、 メールかファクスで申し込む。
同大学地域活性化センター (FAX0773・24・7170、 メール regional@uv.seibi-gakuen.ac.jp)。
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2013年5月19日08:45
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第332問
篠山ロータリークラブが毛利衛さんを招いて開いた講演会は、 同クラブの創立何周年記念?
1.40周年
2.60周年
3.50周年
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2013年5月19日08:45
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青山家伝来の資料18点「篠山の明治維新」...
篠山市立歴史美術館 (呉服町) で明治維新時代の篠山の様子にスポットを当てた企画展 「篠山の明治維新」 が始まった。 NHK大河ドラマ 「八重の桜」 で、 明治に関心が高まっている昨今。 篠山城主、 青山家に伝来する貴重な資料を中心に、 「その時、 私たちが住む篠山は?」 という疑問に応えられる内容となっている。 6月2日まで。
企画展では、 版籍奉還の際に明治新政府と篠山藩の間で交わされた文書 「藩制始末略」 や、 青山左京大夫忠敏に宛てた 「笹山藩知事任命書」、 明治維新後、 子爵となった青山忠誠が着用した 「爵服」 などの資料18点が展示されている。
江戸時代の青山家は、 老中など江戸幕府の要職を務めていた。 1868年に勃発した鳥羽・伏見の戦いにも600人を出発させたが、 途中で王政復古に傾いているという情報を得たため、 篠山へ帰った。
その後、 「幕府への忠勤か、 新政府への恭順か」 という決断を迫られたが、 激論の末に恭順を決定。 福住に本陣を構えた西園寺公望らに京都出兵の許しを請うている。 企画展でも、 西園寺が福住の山田家に掲げた 「本陣表札」 が展示されており、 往時を思い起こさせる内容となっている。
幕府への恩顧と新政府の大義名分の板ばさみとなった篠山。 同施設は、 「明治と言っても、 少しだけ昔の話。 ドラマなどで明治が取り上げられることが多いが、 その時の篠山にも思いを馳せてもらえれば」 と話している。
同施設の開館時間は、 午前9時―午後5時。 月曜休館。 入館料は大人300円、 高校・大学生200円、 小・中学生100円。 同施設 (079・552・0601)。
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2013年5月19日08:39
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ことば遊び・筆あそび展 「蛙も虹も」
前中和子さんが自宅のギャラリー「ぶんあん」(篠山市今田町下小野原56―1)で開催中。 開場日時は、 土日、 祝日の午前11時―午後4時。
元コピーライターの前中さんが、 田畑をまたぐ虹、 水田ににぎやかなカエルなどと、 山里の初夏の風物を短い文にまとめ、 毛筆でしたためた作品約20点を展示している。 6月末まで。 前中さん (079・597・3731)。
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2013年5月19日08:38
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デカンショ節の歌詞を募集
篠山のPRになるものや特徴を表すもの、 テーマは自由。 昨年の大賞は 「デカンショデカンショと声張り上げて唄う櫓 (やぐら) は日本一」、 一昨年の大賞は 「孫が喜ぶその顔見たさ作る楽しさ丹波黒」。
応募は5月13日―6月12日、 所定の応募表をデカンショ祭振興会事務局 (篠山市商工観光課079・552・6907) に提出する。
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2013年5月19日08:37
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大手会館を改修へ レストラン・カフェに...
丹波市は近く着手する、 県指定文化財の大手会館 (旧氷上高等小学校舎) =柏原町柏原=改修工事の実施設計をまとめた。 改修と同時に文化財調査や耐震化工事も行う。 工事を終えた建物は、 柏原中心市街地のまちづくり会社 「まちづくり柏原」 が管理運営主体となり、 レストランやカフェを経営する民間事業者を誘致し、 市街地の活性化につなげる。 市は、 「文化財としての価値を、 市民に広く周知することにつながれば」 と期待している。 改修工事の完成は来年11月末の予定で、 2015年4月のオープンをめざす。
改修工事は、 同会館 (木造2階建て、延べ床面積約705平方メートル) をいったん解体し、 必要な個所を補強し、 耐震化を図りながら再び組み立てる。 解体する過程では、 床板、 壁板などを1枚1枚丁寧にはがし、 どこの部材かを記録に残しながら作業。 特に建物内部は近年施工の内装材によって覆われており、 建物に刻まれた年輪をたどる。
また、 同会館東側 (柏原総合庁舎側) の附属棟を解体。 鉄骨2階建て (延べ床面積約244平方メートル) の建物を新設し、 1階には厨房やトイレを整備、 エレベーターを付け、 2階にもトイレ、 収納スペースなどを設ける。 今年度、 1億3320万円を予算化している。
1階はレストランホールや、 丹波の食材や加工品を販売するコーナーとして利用。 2階はカフェスペースとして利用することを想定している。 改修工事完了後は、 周辺の庭園整備も行う。
同会館の改修は、 2009年3月に国の認定を受けた 「市中心市街地活性化基本計画」 の事業の一つに盛り込んだ。 計画の推進団体である市中心市街地活性化協議会の下部組織として10年、 まちづくり柏原、 報道関係者、 有識者、 市関係部署などで構成する同会館の 「活用プロジェクト会議」 が発足。 気運を高めるためのフォーラムを開催するなどした。
さらに11年には、 市が行う改修工事に利活用計画を反映させるため、 詳細を検討する 「活用プロデュース会議」 を設置。 建物内各室の用途やテナント選定基準の検討などを進めている。 12年には、 まちづくり柏原が、 同会館の管理運営主体となることを市に申し出、 市はこれを受理した。
プロデュース会議の黒田好信代表は、 「1階は結婚式もできるような本格的なレストランに、 2階はゆっくりとくつろいでいただけるようなカフェになるよう、 検討していきたい」 と話している。
【大手会館】旧氷上高等小学校校舎として明治18年に建設。 近代初等教育施設の建築物としては県内最古の部類に属する校舎で、 外観における擬洋風建築の手法が保存されているのが特徴。 一時期、 郡立柏原病院の建物となるが、 明治42年から郡立柏原高等女学校、 昭和23年から県立氷上高等学校、 同年9月から県立柏原高等学校、 同44年から郡教育委員会事務所と変遷。 同56年に 「大手会館」 となって以降は、 生涯学習施設などに利用された。 昭和38年から翌年にかけて補強工事が行われ、 棟札が発見。 同41年に柏原町指定文化財、 平成21年に県指定文化財に指定された。
写真・改修工事が予定されており、 レストラン、 カフェが入る構想が描かれている大手会館
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2013年5月19日08:36
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「おめでとう」で「見守り」に 新生児訪...
篠山市民生委員児童委員協議会 (137人、 岩谷晃圓会長) は新年度から、 地域で生まれた赤ちゃんと保護者に祝福の言葉と記念品をプレゼントする、 篠山独自の子育て支援事業 「はじめましてニコニコ訪問」 をスタートする。 「篠山で生まれてくれて、 産んでくれてありがとう」 という気持ちを伝えることを第一にしながら、 若いお母さんたちと声を掛け合える関係を築くことで、 悩み相談などが気軽にできる地域をつくりたい考えだ。
現在、 市では保健師や助産師が、 生後間もない時期から4カ月までの間に、 各家庭の全戸訪問を行い、 赤ちゃんの成長の様子を見たり、 保護者の不安や悩みを聞きながら支援を行っている。
「ニコニコ訪問」 では、事前に保健師らから訪問を伝えてもらった後、 地域の民生児童委員と主任児童委員が家庭を訪問。 記念品のオリジナルハンカチをプレゼントし、 祝福の言葉を贈る。
10年ほど前から考えていた事業。 昨年1年間をかけて構想を練り、 今年3月以降に生まれた赤ちゃん宅を訪問できるように計画を進めてきた。
背景にあるのは全国的に乳幼児に対する虐待が増えていること。 2004年9月に栃木県で発生した児童虐待死事件以降は、 児童虐待防止の 「オレンジリボン運動」 が始まり、 兵庫県でも 「ひょうごオレンジネット推進事業」 として、 子育て中の親と子どもたちの支援事業が展開されている。
14日に篠山市民センターで行われた同協議会の総会後に研修会を開き、 市保健師の臼井幾子さんが市の事業や産後間もない親への支援などを紹介。 出産直後の母親について、 体やホルモンバランスの変化で気持ちの揺れが激しくなる 「マタニティーブルー」 があることや、 完璧な子育てをしようとがんばりすぎて疲れてしまうことがあることなどを説明した。
その上で臼井さんは、 「『こんにちは』 や 『最近どう』 だけでも声を掛け合える関係ができれば、 悩みを伝えてくれることもあるので、 委員のみなさんにも協力してもらい、 みんなで子育てを守っていけるような地域にできたら」 と呼びかけた。
主任児童委員の小嶋賢子さん (67) は、 「とにかくまずは、 赤ちゃんの誕生を地域みんなが喜んでいるということを伝えたい。 そして、 もし何か困っていることがあれば、 相談を受けられるような関係をつくっていきたい」 と話していた。
写真・子育て支援事業 「はじめましてニコニコ訪問」 を行う前に研修を行う民生児童委員ら
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2013年5月19日08:35
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「窒息死寸前」再び治療 かどのの郷のケ...
かどのの郷 (丹波市氷上町上新庄、 二森英彦館長) のシンボルツリーのケヤキが衰弱し、 5月8―16日にかけて造園業者とボランティアが治療を行った。 土を掘って根に空気を送るとともに、 薬剤を散布し、 害虫を駆除した。 造成時の土盛りとアスファルトで地表を覆っていることが衰弱の大もとで、 3年前に樹木医が治療した際、 「危篤を逃れたが、 このままではまた衰弱する」 と指摘されていた。 樹勢回復には数年かかる重症のようで、 時間をかけて養生させる。
自生していたケヤキをそのまま残し、 施設を整備した。 その際、 ケヤキの根の周囲 (直径2メートルほど) を除き、 地表をアスファルトで覆った。
3年前の治療の際は、 幹の根元の土を掘り、 酸素と水、 栄養を点滴し、 難を逃れた。 再び枝が枯死するなど弱ってきたことから、 樹木医の小西朋裕さん (三田市) に相談した。
小西さんは、 アスファルトをめくれないという制約の中、 幹から8メートルほど離れた、 未舗装の植え込みに注目。 根が伸びている可能性があるとして、 近くに住む本庄良夫さんが重機で慎重に掘り進め、 深さ1・5メートルほどの所で細い根を数本見つけた。
どんな大木でも、 地下40―50センチのあたりに水と栄養を吸収する根を伸ばすのが一般的だが、 圧縮した固い土の層で1メートルほどかさ上げして用地を造成しており、 軟らかい土がある深い所に根を伸ばさざるを得なかったと小西さんは見ている。
通気性を良くし、 地表近くに根を伸ばすよう、 固い土の層を取り除き、 代わりに軽石やヤシ殻の繊維で埋め戻した。 また、 光合成で根が伸びることから、 十分に葉が茂るようにと、 薬剤を散布し、 葉を食い荒らすアカアシノミゾウムシの幼虫を駆除。 二森館長と二森一三さんが枯れ枝を切り落とした。
小西さんは、 「根は窒息死寸前。 樹形も崩れ、 ひん死の重症。 植え込みまで根が伸びてるかどうか五分五分だったが、 見つかって良かった。 今回掘った穴が文字通り、 回復の突破口になってくれれば」 と話していた。
写真・根を地表近くに誘引するために掘った穴をのぞく樹木医の小西さん (右) と造園業の松本ひとみさん
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2013年5月18日16:55
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俳句効果
ひと月に十回の句会に出席、 そのうち四回は主宰の指導を仰ぎ、 あとの六回は指導させていただいている。 初心者中心の句会が多く、 皆さんが、 つたない話を素直に聞いて下さるのがありがたい。 毎回、 先人たちの俳句を鑑賞して学ぶ時間を設けている。
今月は細見綾子の 「茅花 (つばな) 流しといへど根こそぎ吹かれゐし」 について。 「茅花はツンバラのこと。 今頃、 堤防とか野原に白い穂をつけて風になびいている草です。 子どもの頃、 白い穂をかんで、 ガムみたいと言って遊んだものです」 と話すと、 「わかります。 あの頃は食べられるものは何でも口にしました。 ツツジの花や、 椿の花の蜜を吸ったりねぇ」 と言うのは、 私より少し年配の方。 首をかしげるのは二十代、 三十代の女性たちや男性たち。 どの句会でも、 だいたい女性より男性のほうが、 四季の移ろいや植物などにうとい。 花ならバラ、 百合、 藤、 紫陽花、 草ならタンポポにススキぐらいだろう。 「茅花流し」 は、 初夏の季語で、 茅萱 (ちがや) の穂がほぐれ、 白いワタを付ける頃に吹く風をいう。 雨をともなうこともあるので 「走り梅雨」 の少し前の気候で、 ちょうど今頃の季語だ。 綾子の句の意味は、 「茅流しと言うけれど、 茅花は穂先だけでなく、 根こそぎ吹かれているのだなあ」 というもの。 生きとし生けるものへ注ぐ慈愛にあふれた綾子の眼差しを感じる。
六十で退職、 俳句を始めた方が 「これまで気がつかなかった季節の移り変わりに目をとめられるようになりました」 と言われる。 それこそが俳句効果と、 とても嬉しくなった。
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2013年5月18日16:55
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チキンレストランと田舎フェ「ペサパロ」
これぞ専門店の味
4月上旬に、 三田店の2号店としてオープンしたばかりの鶏料理専門店。 オーナーの小倉英彦さん (50) が8年間、 尼崎で経営した焼き鳥店での経験を生かした料理は、 三田店で主婦層を中心に女性客を多く集めている。 今田町と丹波焼が好きな小倉さんは、 フィンランド製ログハウスが似合う田園風景の中に今田店 (牧田桃子店長=今田町黒石) を構えた。
おすすめのランチは 「鶏つくねハンバーグのセット」。 特製のミンチを使い、 4種類の自家製ソースから選べる。 ランチのセット料理には、 唐揚げとチキンスープ、 デザートが付く。 自家製のトマトソースと隠し味にバジルソースを使った 「チーズと玉子の本格チキンライス」 も人気。
【メモ】国道372号古市交差点―今田町間の不来坂峠付近にある黄色のナイフとフォークのオブジェが目印。 営業時間は、 午前11時半―午後3時 (ランチ)、 3時―5時 (カフェ)、 5時―7時 (ディナー、 火・水・木のみ)。 貸切可。 月曜定休 (日曜不定休)。 電079・506・4335。 篠山市今田町辰巳177
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2013年5月18日16:48
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金・銀10個に笑顔 県スポーツ大会で 車...
丹波市の障がい者スポーツサークル 「ふれあい」 のメンバー6人が、 このほどユニバ記念競技場 (神戸市) で行われた 「県障害者のじぎくスポーツ大会」 (県障害者スポーツ協会など主催) の車いす利用者の部に出場。 1人に1―2種目出場し、 計6種目で金メダル8個、 銀メダル2個と健闘した。 同サークルでは、 広く誰もがいろんな障がい者スポーツにふれられる機会をつくろうと計画しており、 「スポーツの輪が広がれば」 と話している。
参加したのは、 田邉安彦さん (柏原)、 西垣麻衣さん (同)、 柏原保美さん (山南)、 尾松正憲さん (市島)、 片山洋子さん (氷上)、 本田正人さん (柏原)。
成績は、 ▽田邉さん=100メートル、 ジャベリックスロー (やり投げ) でともに金▽西垣さん=50メートル、 ビーンバック投げでともに金▽柏原さん=50メートル、 ビーンバック投げでともに金▽尾松さん=スラロームで銀▽片山さん=ビーンバック投げで銀、 電動50メートルで金▽本田さん=ビーンバック投げで金―。
田邉さんは 「満足できる結果ではなかったが、 1月に孫ができ、 力が湧いた」 と笑顔。 西垣さんは、 「2つもメダルがとれてびっくり。 気持ちよく、 楽しく競技ができた」 と満足そう。
柏原さんは、「ここ数年、 銀メダルが続いていたので、 今年こそは金メダルをと思っていた」 と目を輝かせ、 尾松さんも 「今年も元気に参加できたことがうれしい」 と話す。
片山さんは、 「昨年の大会より記録は伸びたけれど、 自分で立てていた目標には届かず残念」 といい、 本田さんは、 「自己記録の更新ができなかったので納得はしていないが、 来年に向けて目標ができた」 と再挑戦を誓っていた。
【ビーンバック投げ】乾燥した大豆などの入った12センチ四方の袋 (150グラム) を投げ、 飛距離を競う。
【スラローム】車いすを前進、 後進させながら設定されたコース内にある旗門を右回りや左回りで通過するタイムを競う。
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2013年5月18日16:45
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日系ブラジル人の若者描くドキュメンタリ...
5月19日午後1時半―3時、 篠山市民センターで 「孤独なツバメたち―デカセギの子どもに生まれて」 を上映する。 日本で生まれ育った日系ブラジル人が、 日本とブラジルの2つの故郷を行き来し、 自分の居場所を求めて生きる3年半を追った作品。 ブラジル映画祭2012ドキュメンタリー映画部門グランプリ受賞。
主催はNPO法人篠山国際理解センター (篠山市宮田)。
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2013年5月17日09:46
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丹波木綿の仕事唄CDに 前川澄夫さん採...
篠山地方に古くから伝わる 「糸紡ぎ唄」 のアレンジ曲を収録したCDが出た。 音楽家の前川澄夫さん (80) =篠山市大野=が40年近く前に採譜したものを、 神戸市の尺八演奏家、 前田舟山さん (62) が編集。 前田さんのオリジナル曲を収めた 「酒人しぐれ道」 (邦楽盤) と 「ふるさとの灯 (ともしび)」 (洋楽盤) の2枚のCDに収録した。 いずれのCDでも、 民謡の唄い手、 前川鈴代さん (62) =柏原町北中=が 「糸紡ぎ唄」 をうたっている。 前川澄夫さんは、 「古いものの中に新しさを感じる曲。 CD化されたことで、 多くの人に親しんでもらえれば」 と話している。
前田さんは、 地元神戸を題材に昨年作った民謡を、 前川鈴代さんがうたった縁から、 「灘の酒づくりに従事する丹波杜氏の古里と、 神戸を結ぶ曲を作ろう」 と思いついた。 構想を練るなか、 鈴代さんから丹波木綿の話を聞き、 糸紡ぎ唄を取り上げることにした。 糸紡ぎ唄は、 おばあさんたちが糸を紡ぎながらうたった仕事唄で、6番から成る。
昨年4月、 鈴代さんと一緒に、 前川澄夫さんの自宅を訪ね、 採譜の苦労や糸紡ぎ唄について話を聞いた。 「何もしなければ消える。 世に出したい」 という澄夫さんの思いに、 制作意欲をかきたてられたという。 前田さんは 「灘の酒づくりと丹波杜氏の密接な関係を感じながら育った。 糸紡ぎをはじめ丹波の人々の暮らしや丹波の情景を思い浮かべながら曲想を練った」 と話す。
鈴代さんは 「糸紡ぎ唄のCD化は念願だった。 機会を見つけ、 うたって広めたい」 と話している。
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2013年5月16日10:04
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就職支援セミナー 春日庁舎で開催 5月...
就労支援や職業支援を行う 「丹(まごころ)ワークサポートたんば」 は5月24日午前9時半から、 丹波市役所春日庁舎 (同町黒井) で 「就職支援セミナー」 を開く。
「ポジティブ思考で成功する就職活動」 と題し、 「好ましく思われる人柄」 「一緒に働きたいと思われるには」 など、 就職活動のポイントを学ぶ。
参加無料、 要予約で先着20人。 丹ワークサポートたんば (0795・74・3660)。