-
2017年7月15日15:50
-
丹波布技術保存会初代会長 金子貫道の事...
写真・滝川秀行住職が調べまとめた著作「丹波布復興の父 金子貫道」
丹波布復興の立役者でありながら、一般にその存在が忘れられている金子貫道氏について調べ、まとめた著作「丹波布復興の父 金子貫道」が神戸新聞総合出版センターから発行された。著者は兵庫県丹波市柏原町柏原の西楽寺、滝川秀行住職(68)。同市青垣町稲土の大燈寺住職だった金子氏は丹波布技術保存会の初代会長を務め、自ら丹波布を制作。時代のニーズに応じた丹波布を生み出そうと、妻と共に奮闘した。滝川住職は、「この本が、丹波布に関わる人の視野を広げるきっかけになればありがたい」と話している。
金子氏は明治29年(1896)、愛知県春日井市の生まれで、11歳の時、青垣町の高源寺に弟子入りした。昭和44年(1969)、死去。
昭和29年、有志8人と丹波布復興協会を設立。翌年、改名された丹波布技術保存会の初代会長に就任した。同32年、丹波布は文部省の無形文化財に指定されたが、金子氏は「安住してはならない」と釘をさした。指定を受けたことで丹波布は完全に復興したとする見方に異議を唱え、「『用に忠実なるもの』こそ正しい民芸。この自覚に乏しいものは早晩滅びる。用に忠実であるためには、絶えず創意工夫を怠ってはならない」と主張した。
金子氏は、34年に保存会会長を辞任、36年に退会。紡績糸や化学染料を使用しようとして保存会と対立したと言われているが、滝川住職はそのような事実はないと言及。技術保持者がみずからの生産機構を作らなければ丹波布は発展しないとする「生産機構の改善」についての提言が保存会に受け入れられず、排斥されたという。
同書の問い合わせは、滝川住職(090・6205・8234)か丹波布技術保存会事務局(0795・87・2608)。1852円(税別)。
-
2017年7月15日15:48
-
映画「恐竜の詩」 青垣の会社跡改装...
写真・2階の子ども部屋のセットを見学する住民たち
兵庫県丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩」(製作委員会制作)の撮影用セットが同市青垣町山垣に完成し7月11日、報道関係者と地元住民に公開された。元土木会社の事務所を一棟丸ごと改装したもの。映画には丹波地域の子どもが大勢出演する。夏休みに入る今月から撮影が本格化する。
空き家になっていた物件(2階建て延床面積約110平方㍍)を近兼拓史監督が購入した。1階が、主人公一家の父親が勤務する商社「山河」の「丹波出張所」事務所、2階が子ども部屋のセット。雨漏りを手直しし外観を青垣にちなみ、群青色とかき色(朱赤)に塗装した。
俳優用の更衣室、シャワー室、化粧室を備えた。近兼監督のこだわりは合併浄化槽の設置。「ホタルを撮りたかった」と作品中にホタルを登場させており、「住民の水質を守る努力を伝えたかった」と、浄化槽の据え付け工事も撮影した。
-
2017年7月13日09:19
-
二村神社(篠山市味間奥)
写真・拝殿横の唐獅子
文保寺に入って行く手前の鳥居を辿るとこの神社に行く。創建は歴史のある古市の見内の二村神社の座争いから、室町時代の文明14年(1482)に西吹の二村神社と共に分社化されたものである。境内には波多野秀治を祀る御霊神社他5社の摂社があり、特別保護建造物である。社殿は立派な拝殿と本殿からなっている。社殿の造作も誠に多彩なものである。
向拝の兎の毛通しには、波の上を飛翔する大きく羽を広げた海鳥が見える。中央の実に狭い空間には宝珠を握った竜が居るが、迫力を欠くのはやむを得ない。その上部には阿吽の呼吸の牡丹と唐獅子だ。木鼻には定番の唐獅子と獏が居り、赤く塗った舌が印象的だ。手挟みには、驚くほど精緻な鳳凰と牡丹が目に入る。その外側には長寿を願う海亀の霊獣が居る。本殿背面上部の力神もいい。脇障子は、鹿と紅葉、花の下の犬という素朴なものだ。中井正貞文保寺同様の秀作である。
中井権次研究家 岸名 経夫
-
2017年7月13日09:18
-
岩龍神社(豊岡市日高町 篠垣字宮ノ上)
写真・向拝の竜と鳳凰
篠ノ垣集落の道路脇の平地にある神社。境内も神社林も小ぶりだが静かな佇まいである。創建時不詳。宝暦13年(1763)上棟後、文化14年(1817)再建。祭神は木綿積命(オオワタツミノミコト)。隅に小さな社殿が鎮座している。
中に入って驚いた。小ぶりながら立派な社殿。向拝中央に50㌢ほどの竜が居る。頭を右下方に向け、口を大きく開け、舌をピンと立てている。宝珠は空間が狭いのか後ろ手で握っている。髭は銅線である。“いらか”は力強い。その上の獅子噛が下の梁をしっかり噛んでいる。竜の裏面の下の部分に「彫り物師丹州栢原青竜軒刻」の銘が墨書で記されている。また懸魚の鳳凰も迫力がある。木鼻には定番の唐獅子とここでは象がしつらえられている。持送りには、牡丹が見える。脇障子は松と鷹の図である。社殿の上部の木の枠組みが素晴らしい。前途ようよう、6代目、中井権次橘正貞37歳時の力作である。
中井権次研究家 岸名 経夫
-
2017年7月13日09:18
-
日中韓
日本経済新聞社がまとめた世界の「主要商品・サービスシェア調査」(2016年)によると、上位3位までに入る企業数は米国60、欧州32、日本34、韓国20、中国20だった。▼対象品目にはリチウムイオン電池、有機ELパネル、産業用ロボット、セキュリティ対策ソフトといったものから洗濯機、炭酸飲料、たばこ、紙おむつ、人材派遣など多岐に渡る。首位企業が毎年めまぐるしく入れ替わり、産業界の有為転変を物語る。▼先述の国別上位企業数では米国がまだまだ底力を持つ一方、欧州は意外に少ない。注目すべきは、アジアの3カ国を合わせると74に上り、米国をも大きく凌いでいること。今やアジアの時代に向かっていることを改めて示している。▼日中韓がもっと緊密に経済協力をすれば、世界を一層リードしていけるのだが、残念ながら相互の関係が政治的にぎくしゃくしているためか、なかなか進んでいない。▼日本は先日、EU(欧州連合)との間で、物流だけでなく投資や人の移動、知的財産権なども含め包括的に連携するEPA(経済連携協定)で大枠合意した。しかし日中韓ではもっと狭い範囲のFTA(自由貿易協定)すら、4年越しの交渉が足踏みしている状態。世界中を駆け回っている安倍首相は、もっと足元の問題に力を注いでほしい。(E)
-
2017年7月13日09:17
-
獣害対策の一手
夏野菜の収穫シーズンだが、「サルやシカなどとの戦い」という声を耳にする。そんなおり、7月10日付のあやべ市民新聞の1面に「シカ、サルよけに効果あり、13体の人形設置後は寄り付かず」という見出しが目についた。
記事によると自営業夫妻が自宅の畑や植林地に設置したところ、獣害がピタリとやんだという。13体の人形は日常生活の様々な場面が再現され、見る楽しみもあるようだ。
獣害は農家にとって深刻な問題。スイートコーンがヌートリア被害にあった人は、「おいしい物は本当によく知っている」と舌を巻く。「人間は、金さえあればスーパーやコンビニで物が手に入る。動物はそうはいかない。生きるために必死なのだろう」と思ったりする。29連勝記録達成の中学生プロ棋士、藤井聡太四段のように「決めの一手」はなかなか見つからない。
獣害対策は、地域を越えた共通の課題。人形を人と勘違いさせ、追っ払う方法は面白い。永続的効果はわからないが、獣害を逆手に取って、みんなで仕掛けを作りながら知恵を絞るのも一考かもしれない。「知恵比べ互いに譲らぬ畑の中」
(臼井 学)
-
2017年7月13日09:17
-
ありがとう、七夕さま☆
七夕のお願いは叶いましたか?うちではブルーベリーの準備に追われ、笹飾りが用意できなかったけれど、保育園や近所のお店で短冊を数枚書かせて頂きました。と言っても、ほぼチビタのお願いばかり。
「何て書こう?」と聞くと「(就寝時のみの)オムツとれますように!」「ほんまに書いても良いん?みんな見るけど良いの?(バレるで)」そこで彼は相当悩んで「やっぱ、サッカーが上手くなりますように!」って。母ちゃんとしては小学校低学年でとれなければ、ちと考えるくらいの悠長さがあったが、彼は彼なりに男のプライドがあり、気にしていたようだ。そう、だってその週末には保育園の一大イベントとも言える年長さんのお泊り保育があったから!
数日前から園では1泊2日で何をするかを皆で考え、七夕様らしくカレーの具は星形にしよう、スイカ割りに花火もして、お風呂はこうやって、肝試しもして、誰それと一緒に並んで寝るんや!と、盛り沢山のメニューを出し合い、気分はハイテンション!が、彼には最大の課題の就寝時のオムツ。何よりも願うはオムツ卒業!そこで近所のスーパーで小さな文字で「オムツとれますように!」と書き、コソッと飾らせて頂いた。
その結果、お泊り保育を経験し、ひと回り大きく成長した彼の帰宅後の第一声が「オムツセーフ!(濡れなかった)」というニコニコ報告だった。そう、彼にとって何よりも大きな願いが叶った七夕様だった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
-
2017年7月13日09:15
-
多胡さん講師にラジオ体操講習 7月16・1...
丹波市と市スポーツ推進委員会は7月16、17の両日、春日、市島地域でラジオ体操の講習会を開く。16日午後1時半から春日体育センター(春日町黒井)で、17日は午前9時から春日中学校グラウンド(同町野村)、午前10時10分から三ッ塚史跡公園(市島町上田)で開く。
NHKテレビ・ラジオ体操指導者の多胡肇さんを講師に、本格的な実技指導がある。
参加無料、申し込み不要。雨天時は屋内施設で行う。市文化・スポーツ課スポーツ推進係(0795・88・5057)。
-
2017年7月13日09:14
-
B型肝炎の無料相談 7月22日、丹波の森...
B型・C型肝炎被害者の救済制度についての無料相談会が7月22日午後1時半から丹波の森公苑(丹波市柏原町柏原)で開かれる。主催は、全国B型肝炎訴訟大阪原告団・弁護団。相談会の前に、「現代肝臓病とB型・C型肝炎の最新治療について」と題した講演がある。
「B型肝炎特別措置法」が2012年に制定され、幼少期の集団予防接種で感染被害を受けた患者に対して、治療費など、被害の賠償を目的にした給付が行われている。国の試算によると、45万人を超える感染被害者がいるとされるが、申請をしたのは全被害者の9%ほどという。申請が裁判手続きを経るため、必要な手続きが分からない、プライバシーが心配などの障害があるためとみられる。丹波市では222人の推定被害者に対して提訴者は19人、篠山市は143人の推定被害者に対して提訴者は11人という。
講演の講師は、下村壯治・柏原赤十字病院副院長。講演に続き、3時頃から救済制度についての説明があり、個別相談に応じる。問い合わせは、豊中総合法律事務所(06・6857・3900)。
-
2017年7月13日09:13
-
ちるみゅーに「お城」 7月15日にオープ...
写真・新たに設置され、7月15日にオープンする「ちるみゅー城」=篠山市小田中で
篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー、篠山市小田中)内に7月15日、新たな大型の木製遊具「ちるみゅー城」がオープンする。篠山市産のヒノキ、スギ材を使用。“城内”には、様々な遊びの要素や仕掛けが詰まった遊具があり、親子で楽しめるだけでなく、子どもの発達段階が確認できる工夫が散りばめられている。同日午前10時からお披露目会が行われる。
「子どもグラフィティ棟」内の一室を改装した。「ちるみゅー城」は、5×4㍍、高さ約2・5㍍の2階建て。1階部分にはカフェごっこができる「おままごとカフェ」や「木のたまご工場とはたらくクルマ」、小さなトンネルなどがある。
「―カフェ」は、カウンター、食器、調理器具、食材など(全て木製)がそろった本格的なもの。「木のたまご工場―」は、部屋の壁面に設置されたレバーの付いた仕掛けを回すと、木のたまご(ピン球大の木製球)が上へ上へと天井近くまで運ばれ、そこから通路や筒の中を転がり落ちながら城へ辿り着く。そこにはダンプカーが置いてあり、レバーを操作して木のたまごの“積み込み作業”が楽しめるという一連の遊具。
-
2017年7月13日09:13
-
男子と一緒に白球追う 氷上西高野球部 ...
写真・柔らかいグラブさばきで捕球したボールを送球する渡辺さん。右端が足立さん=氷上西高校で
甲子園球場で行われる「全国高等学校野球大会」の県予選が繰り広げられている。野球部の男子部員が6人と、他の運動同好会から助っ人を集め予選に出場する氷上西高校野球部には、男子と同じ練習をしてきた女子部員が3人在籍している。高野連の規程で、女子の選手登録はできず、公式戦に出場できないことは承知の上で、男子と共に白球を追って来た。公式戦では「マネージャー」を務める。「声をかけ合って、大会を楽しんでほしい」と男子部員にエールを送っている。
同部は男子6人、女子3人。大会の前のみ合流する助っ人と違って、女子3人は毎日部活に参加。大雪に見舞われた冬もトレーニングや基礎練習に一緒に励んできた。
ウォーミングアップからノック、打撃練習まで男子と全く同じ練習メニューをこなす。相手チームの了承を得た上で、練習試合に出場もした。
“部員1号”は2年生の渡辺美里さん(氷上中出身、右投げ、左打ち)。1年生の春にマネージャーになりたいと監督に申し出たところ、部員数がさほど多くないことを理由に断られ、「選手なら」と声をかけられた。渡辺さんは、中学校ではソフトボール部。「引き続きやってみよう」と飛び込んだ。
3年生の足立麻緒さん(青垣中出身、右投げ、右打ち)は、2年生の途中までは専業マネージャーだったが、渡辺さんに誘われ、選手兼マネージャーに。「女子1人は嫌だけど、2人ならできると思った」と振り返る。遅れてもう1人加わった。全員がソフトボールの経験者。
-
2017年7月13日09:11
-
新スポーツ「ヘディス」関西予選 原聖司...
写真・気合の入ったプレーを見せる篠山勢最上位の3位に入賞した原さん=篠山市郡家で
ドイツ発祥の新スポーツ「ヘディス」の「第1回全日本選手権関西予選」(篠山スポーツネットワーク=代表・ミズノ株式会社主催)が7月9日、篠山総合スポーツセンターで開かれた。篠山市からの6人をはじめ、大阪や京都、岡山などから13―51歳までの男女20人が参加。11点1セットマッチの予選リーグ、11点2セット先取の決勝トーナメントで頂点を争った。熱戦の末、洲本市の中学2年生、川口登夢君が並み居る大人たちを打ち破って見事栄冠を勝ち取った。
ドイツの大学生が考案したヘディスは、卓球台を使い、1対1で直径15・9㌢のゴムボールをヘディングで打ち合う競技で2006年に誕生。ヨーロッパを中心に競技人口を増やしており、世界大会も開かれている。
初代日本王者を決める全日本選手権は、ドイツ本部から日本国内での普及ライセンスを取得した東京の株式会社「マイヒーロー」が開催。東海(7月16日)、関東(8月13日)、九州(未定)で予選が開かれる。他地域の先陣を切って行われた関西予選では、上位2位が8月20日に東京で開かれる全国大会への出場権を手にするが、川口君は全国大会出場規定の「18歳以上」からはずれるため、2位の岡田大輔さん(31)=大阪市=、3位の原聖司さん(35)=篠山市味間新=が全国大会に進む。
-
2017年7月12日18:45
-
丹有中学総体陸上競技 出場選手が決定
「丹有地区総合体育大会・陸上競技」が15、16の両日、三木総合防災公園陸上競技場で行われる。丹波地域か らの出場選手は次の皆さん(敬称略)。 本紙7月13日付け5面の「丹有地区中学総体」特集で「出場選手を3面に掲載」とありましたが、掲載して おらず、おわび申し上げます。本ホームページで17日まで掲載させていただくとともに、本紙16日号に掲載さ せていただきます。
【丹波市】▽柏原=岩本賢志、上田太陽、村上秀、足立那瑠、栗山大陸、西野寛人、竹安龍志、中林克哉、細 見柊太、津田祥輔、土元誓太、森田暢希、豆田智哉、上田空、上田雅斗、堀陽大、上田斗希愛、上田輝、徳田 隆汰、中道裕太、村上琉斗、堀充義、鈴木アリセアユミ、坂元ひより、中尾恵、仲山美月、牧佳奈実、山根愛 美、大槻美緒、酒井陽菜、下井彩那、荻野愛子、工藤さくら、田中祐輝、中尾友香、藤原志歩 ▽山南=村上匠、山田晴天、垣内郁未、深田元貴、前田憲吾、藤原一貴、吉田太河、村岡伊吹、荒木一天、村 岡弦、近藤侑馬、酒井健斗、本庄遥登、三品昂大、八尋ケンジ、廣内彩、金山明美花、服部七菜子、待場渚羽 、浅葉泉亜 ▽氷上=矢尾健太郎、清水結太、太田温也、上田隼也、大森岳斗、芦田航也、芦田翔太、芦田崚馬、臼井嘉一 、大木穂高、久下璃空、九合陸真、里隆正、勢志達哉、辻夏大、廣岡潤哉、畑龍華、一ノ瀬力斗、足立昌聡、 高田翔太、藤澤龍吾、山本暖太、青木寿々音、足立椋、井上和奏、赤對葉奈、寺田かのん、増田莉子、足立さ くら、足立愛佳、臼井花穂、荻野志愛理、澤本知佳、赤對芹奈、福村夏希、細谷采加、小林あこ、芦田利都、 佐々木春菜、廣岡夏希、下田心奈 ▽青垣=安達駿太、清水修成、小田翔太、蘆田瑶我、足立風馬、足立幸、久下誠人、杉本拓未、多田朱蓮、壇 奏都、西原尽思、森本健太朗、足立絢草、兒玉一輝、柴拓誠、足立杏、山内明夏、久保田望月、開田麻瑚、今 井かうり、古賀菜乃香、中尾真菜、藤井百々果 ▽春日=田原励斗、足立大起、細見大樹、木村幸太、秋山鴻太、足立武斗、山本直輝、片岡新太郎、久下陸斗 、前田壮一朗、青木蓮斗、岡部晃昌、小西開登、武川真絹、畑諒太郎、舟川凌叶、井上翔海、柴原朋生、木村 風羽、津田翔汰、細見建心、杉本眞愛、酒井清那、高槻空、戸田彩衣利、南野桃奈、細見まりあ、山本萌恵、 稲本百愛、丸山莉耀、後藤陽菜、細見夢花、岡田結衣、中林奈緒子、近藤なつき、細見しほ、足立佳奈香、武 知那愛 ▽市島=高見彩斗、竹岡燎汰、荻野健一郎、和田倖典、坂東壱星、山内真尋、荒木竜也、須原祐斗、 粟野浩太、阪本翔吾、髙見響、髙見瞬、水嶋鼓太朗、黒川翔音、須原葉月、藤田寧々、宮本真里、大符妃菜、 山川佳菜子
【篠山市】▽篠山=前内友貴、團野晃弥、西野太智、松笠智也、長尾陽平、長尾太智、小山直樹、月森公貴、 小田伊織、滑川友晴、藤原想良、三島大世、礒貝咲良、金井くるみ、桐村紫音、桐山悠菜、瀬戸朝光、小野愛 莉、大路瑞歩、押田静佳、原田結菜、田島沙莉、岸田ひなの、岩島早苗、平田胡桃実 ▽篠山東=井関孝輔、岸本広大、清水晃俊、髙山優希、中川稜麻、粟野聖瑳、藤木健太、細山太志、山内一真 、荒木宇宙、金崎樹、谷寿恵琉、デヂンルーカス龍輝、山下幸星、青野寛大、井関良太、阪本昂太、山下夏那 、木戸柚那、籾井詩穂、降矢怜奈、北野こころ、桑形奈央、波部みかる ▽丹南=井上京典、大前春、小林昌史、酒井樹、富田翠、松尾春汰、吉見拓斗、赤井伊夫貴、谷後涼悠、平野 晴人、鹿島かりん、木寅胡春、酒井世奈、赤井歩美、追立緋依、片岡由佳理、西山桃香
-
2017年7月9日09:00
-
丹波市組合長の冨田信孝さん 家畜商46年...
県家畜商業協同組合監事、丹波市家畜商組合長の冨田信孝さん(68)=同市氷上町西中=が、長年にわたり家畜取引に従事し、畜産振興と畜産団体の組織強化に貢献したとして、日本家畜商協会(江藤拓会長)から「全国優良家畜商表彰」を受けた。このほど馬事畜産会館(東京)で表彰式があった。冨田さんは、父の後を継いで免許を取得し46年。「人生で、これだけやったと残せるものができた」と喜んでいる。
家畜商の中でも1割ほどという、ホルスタインを専門とする貴重な存在。主に北海道・十勝の市場で妊娠牛を買い付け、京都などの牧場に売ってきた。10年ほど前までは、月に4回ほど北海道へ行き、1回に15―30頭を買い付けていた。妊娠牛のバランスのとれた乳房、お腹のふくれ具合がポイントといい、「第一印象が大事」と話す。
自身が売ったホルスタインが多量のミルクを生産し、「農家に喜んでもらえた時がやりがい」と話す。妊娠牛を売るだけでなく、病気になったり、死亡した牛の処理、ミルクが出なくなった牛の肉牛としての販路を世話するなど「一から十まで農家の『こうしてほしい』に応え」、信頼を得てきた。
-
2017年7月9日09:00
-
ちるみゅー拠点にサマーキャンプ 8月7...
篠山チルドレンズミュージアム(篠山市小田中、079・554・6000)は、8月7―8の1泊2日で行う「こどもサマーキャンプ@ちるみゅー」の参加者20人を募集している。3年生以上の小学生が対象。里山探検や川遊びのほか、化石発掘石割体験など、自然体験と化石や地層が学べるプログラム。丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム推進協議会との共催。
7日午前10時にちるみゅーに集合。同施設の里山を探検したり、近隣農家での夏野菜の収穫や川遊びを楽しむ。ドラム缶のお風呂で入浴、かまどでごはんを炊く。ナイトハイクにも出かける。
2日目は、ちーたんの館や化石発掘現場(いずれも丹波市山南町)、太古の生きもの館(篠山市西古佐)をめぐり、骨格標本や発掘現場を見学するほか、石割を体験する。
県立人と自然の博物館研究員の池田忠広さん、化石保護技術員の奥岸明彦さん、昆虫・植物研究家の大塚剛二さんの3人の専門家が講師を務める。
参加費は1万8000円。申し込みは7月19日までに「ROOT Travel」(篠山市丸山、079・552・3988、info@rootsy.jp)。応募多数は抽選。
-
2017年7月9日09:00
-
映画「家族はつらいよ2」
山田洋次監督の喜劇「家族はつらいよ2」を観てきた。先回は夫の浮気を疑う熟年離婚と、それをめぐる家族のあたふたぶりがテーマだったが、今回はもう少しシリアス。全国各地で高齢者の運転ミスによる事故が多発している現状を踏まえた「高齢者運転免許返還」を言い出した家族と本人との相克がテーマ。ネタばれはいけないから詳しくは見てのお楽しみということに。
実は二年前の春、私は居眠り運転で民家の石垣に突っ込む事故をやってしまった。午後の一時半頃、薄墨桜を見ようと山間の道を走っていた。眠気がさしてきて、どこかで車を止めようと思うが、なかなかいい場所がない。
片側は渓谷、転がり落ちてはと思いつつ運転していた。すると突然の衝撃、エアーバッグが顔を打った。民家の庭の石垣に当たっていて、その家から音に驚いたおばあさんが、ご近所からも何人かが出て来る。車は大破していてレッカー車で馴染みの車屋さんまで届けてもらい、代車を借りて帰宅。ぶつかったのが石垣だったから良かったものの、もし人をはねていたら大変なことだった。この時はたまたま夫が海外へ行っていて留守、帰って来てから話すと「よく無事だったね。まあそれくらいで済んで良かったけど気を付けてよ」という言葉にホッとする。車両保険の交渉、石垣の修復の工事など、すべて夫がしてくれた。というわけで、なかなか身にしみる映画だった。主人公を演じた役者さんも、息子の覚せい剤疑惑で大変みたい。ほんとに「家族はつらいよ」です。
-
2017年7月9日09:00
-
第528問
全国高校野球選手権大会の兵庫大会が8日から始まっています。丹波地域からは何校が出場しているでしょうか?
1.5校
2.6校
3.4校
-
2017年7月9日09:00
-
ペルソナは子ども
丹波新聞では、毎月第1木曜日に「丹波こども新聞」を発行している。文字通り、子ども向けの内容になっていて、旬の話題を大事にした紙面づくりを心掛けている。7月号の6面を担当したが、紙面づくりを通じて思い出したことがあった。
以前、丹波の魅力を伝える冊子を制作した企業を取材したとき、「伝えたい相手は誰か」ということを重視したと話しておられた。つまり、「誰に読んでほしいのか」。具体的な人物像「ペルソナ」をつくり、ペルソナが内容に魅力を感じるよう、情報を加工し発信することが大事とのこと。そうすることで、内容に共感したペルソナが、別の人にも共感内容を伝え、さらなる広がりにつながる―という話だった。
こども新聞では当然、ペルソナは子どもになる。子どもたちが「おもしろい」と感じる内容は何だろう。子どものころに楽しく感じていたことを思い出しながら、頭を柔らかく使わなければ。
第1木曜日を過ぎる頃、子どもたちの間で「昨日のこども新聞読んだ?」という会話が交わされるようになっていくとうれしい。(田畑知也)
-
2017年7月9日09:00
-
植物写真集を編集中 谷口次男さん(篠山...
草花を探し求めて35年
野山で可憐に咲く山野草にレンズを向けて35年。足元に広がる世界から地域の自然環境を見つめ続けている。6年前に篠山市内に自生する草花約800種を紹介した植物写真集「篠山で見た植物」を自費出版した。現在は、改訂版発行に向け、編集作業の真っ最中。初版より1サイズ大きいA4判で編集しなおし、植物写真の掲載点数も1100点を超える大作になりそう。
同市西町出身。幼少期は昆虫少年であり、川遊びが大好きな“川ガキ”でもあった。当時、同市郡家にあった兵庫農科大学(現・神戸大学農学部)を卒業後、大手乳業メーカーへ就職するため故郷を離れた。
40歳代半ば、転勤先の広島の豊かな自然に魅せられ、休日は散歩がてら野山を歩くようになった。そこで出合う数々の山野草に魅せられ、「見た記念に写真を撮ろう」とカメラを手にした。もともと自然好きだったこともあって、あっという間に植物写真にのめり込んだ。
「第2の人生はふるさとで」と、60歳の定年に合わせて帰郷。複数の自然愛好グループに籍を置き、仲間と共に地域の自然と触れ合い、造詣を深めてきた。現在は、篠山市サギソウ保存会会長、篠山自然の会副代表、多紀連山のクリンソウを守る会運営委員、60人が在籍するささやまの森公園のボランティアの代表など、複数の役員を務めている。
「まだ見ぬ草花を探し求めて歩き回るのは、まるで宝探しをしているようでおもしろい」とほほ笑み、「多くの人に地域の自然に興味や関心を持ってもらえるよう、いろんな形で自然の素晴らしさを伝えていけたら」と話す。79歳。
-
2017年7月9日09:00
-
練習は裏切らない
昭和36年、柏原高校野球部が春の選抜高校野球大会に出場した。1回戦の相手は、のちにプロ野球で活躍した投手、八木沢荘六氏を擁する作新学院。柏原高は善戦むなしく0―2で惜敗したが、甲子園の土を踏んだことは、柏原高の120年の歴史の中で今も輝きを放っている。▼部員はわずか14人だった。そんなチームが甲子園に出場できた裏側には日頃の猛練習があった。高校生活の最大の楽しみといえる修学旅行に行かず、練習に打ち込んだ。部員の一人によると、練習ではともかく走ったという。とりわけきつかったのはノック。失神してしまうこともあり、水をかけられて意識を取り戻したそうだ。猛練習があっての甲子園出場だった。▼「入る可能性を求めて練習してきた。だから入ったんだ」。そう言ったのはプロゴルファーの青木功氏だ。ハワイアンオープン最終日の最終ホール。100㍍余り離れた地点から打ったボールがカップに吸い込まれ、逆転優勝をした。青木氏によると、その一打は猛練習が呼び込んだ必然の結果だった。▼「練習は裏切らない。必ず結果は出る」とは、ソフトボール監督の宇津木妙子氏の言葉。まさにその通りなのだろう。▼高校野球県大会が開幕した。我が丹波地方の球児達も、練習で流した汗を信じて頑張ってほしい。(Y)