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2013年6月16日09:00
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「三宝ダム」「みくまりダム」過去最低の...
全国的な高温少雨で、 丹波地域でも柏原で13日に6月としては観測史上(1976年以来)5番目に暑い34・4度 (神戸海洋気象台アメダス) を記録、 5月―6月11日までの降水量が平年比27%の57ミリ(同アメダス)にとどまり、 夏を思わす厳しい暑さが続いている。 これまでのところ、生活に直接影響は出ていないが、 農作物を中心に影響が懸念されている。
5月は、 月間日照時間が212・6時間と、 1976年に観測を始めて以来、 最長。 同月の降水量は、 56・5ミリと、 観測史上最少。 近畿地方は5月28日ごろに梅雨入りした模様との発表があったが、 6月に入っても6日に0・5ミリ降っただけ。
この影響で、 県丹波土木事務所が管轄するみくまりダム (篠山市三熊) は、 貯水率が17・9%、 三宝ダム (春日町上三井庄) は同35・5% (共に14日午後4時) と、 両ダムとも運用を始めて以来最低の貯水量となっている。
両市と同事務所、 ダムの地元は6日に渇水対策会議を開き、 放水量を減らすことを決めた。 みくまりでは、 放水量を約76%カット。 三宝でも62・5%カットしている。 みくまりは、 大芋、 村雲両地区全域と福住地区の一部、 三宝は春日町大路地区全域の上水道の水源。 両ダムとも上水道にあてる取水量は減らしておらず、 給水制限はしていない。 河川放流と農業用水分を削減。 両市は、 対象地区で節水を呼びかけている。
同土木事務所では、 まとまった雨が降らなければ、 月末に貯水量がゼロ近くになると推計。 天候を注視している。
農作物への影響では、 「トマトやキュウリといった夏野菜の生育が早まっている。 今どうこうより、 これから植える分に影響が出かねない」 (東兵庫魚菜) と見ている。 県丹波農業改良普及センターは、 は種時期を迎えた黒大豆、 芽を出してきたヤマノイモの特産農作物や水稲に影響が出かねないと、 懸念している。
同事務所によると、 苗の移植でなく、 直播きで黒大豆を育てる場合、 土中に水分がないと発芽率が悪くなるという。 萌芽期のヤマノイモの生育にも水が必要で、 育ちが悪くなる懸念があるほか、 水を落とした田んぼに再び入れる水があるかどうか心配している。
丹波市内で黒大豆、 ヤマノイモの栽培が盛んな柏原町で農業を営む男性によると、 黒大豆の発芽率が悪くなることを予測し、 例年より補植用の苗を大量に作る、 といった対応を取る人が出てきているという。
JA丹波ひかみ柏原営農経済センターは、 黒大豆について、 「芽を切らないので、 ひと雨降ってから植えては」、 ヤマノイモは、 「うねの谷間に水をさっとかけ流しては」 と農家に助言している。 ただほ場によって水が確保できる所とできない所があり、 「水分保持にワラを敷いてもらうしかできないところもある。 黒大豆が本格化する20日前後に一雨ほしい」 と、 雲行きに気をもんでいる。
写真左=貯水量が減り、 湖底が姿を現し始めた三宝ダム。 水際が後退したため、 水を求めて泥の中を移動し、 力尽きたと思われる貝も見られた=丹波市春日町上三井庄で
写真右=貯水率20%を切ったみくまりダム=篠山市三熊で
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2013年6月16日08:59
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前田尋さん 「きり絵展」
6月20―25日、 ガルリー堺 (堺市堺区熊野町西3丁2番14号、 松見ビル2階。 080・1514・0003)。 午前11時―午後6時。 前田さんは山南町出身で、 日本きりえ協会会員など。 約25点を展示する。
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2013年6月16日08:58
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歌声カフェ 6月22日、恐竜樂樂舎で
6月22日午後2―4時、 古民家カフェ恐竜樂樂舎 (丹波市山南町草部、 0795・76・1535) で。 丹波地域のイベントなどに多数出演している西田夫佐さん (篠山市) が歌のリーダーを務める。 入場料1500円 (軽食付き)。 事前に申し込みを。 水・木曜は定休。
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2013年6月16日08:56
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篠山でアンサンブルコンサート 6月22日
丹波市氷上町稲畑の泉山民衣 (たえ) さんら4人 (カルテット) のサクソフォン奏者とピアノによるアンサンブルコンサートが6月22日、 黒豆の館大ホール (篠山市下板井) で行われる。 丹波市出身のソプラノ歌手、 大槻朱里さん、 ピアニストの河野春菜さんを迎える。 午後6時開場、 6時半開演。
「サウンド・オブ・ミュージックより」 「情熱大陸」 「ニュー・シネマ・パラダイス メドレー」 などを演奏する。
泉山さん、 大槻さんは、 関西を中心に活躍し、 ほか4人は関東を拠点に活動している。 コンサートは、 泉山さんが、 丹波地域でサクソフォンの知名度を高めたいと開いており、 「4種のサクソフォンの音色にピアノと歌が合わさった、 珍しい編成でのアンサンブル。 音の響きやそれぞれの魅力を味わってほしい」 と来場を呼びかけている。
チケットは前売り1000円、 当日1500円。 泉山さん (tami2air5.ti@gmail.com) か、 関西音楽専門学院 (0795・74・2757)。
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2013年6月16日08:55
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編み物作品展示 6月20―21日、こだま館
編み物サークル 「アミアーモ」 (藤原洋子代表) が6月20、 21日、 吉住工務店のこだま館 (丹波市春日町七日市) で編み物作品の展示会を行う。 夏用のカーディガンやベスト、 セーターなどを展示する。 作品は、 購入することもできる。
同サークルの矢持たか古さんは 「メンバーが丁寧に仕上げた作品ばかり。 ゆっくり見てもらえれば」 と呼びかけている。 矢持さん (0795・75・0831)。
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2013年6月16日08:50
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「たまり場親の会」と「日曜喫茶店」 6...
氷上子育て親の会は、 6月16日午後1時半から、 社会的引きこもりにある人の保護者や家族の集まり 「たまり場親の会」 を 「居場所TAMARIBA」 (春日町棚原) で開く。 同施設で23日午前11時半から、 「日曜喫茶店」 と題し、 昼食と飲み物を提供する。土田さん(080・6167・8208)。
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2013年6月13日08:42
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「ふるさと一番会議」6月14日から20カ所...
篠山市 (総務課079・552・5111) は6月14日―8月10日、 市長と市民が対話する場 「ふるさと一番会議」 を市内20カ所で開く。 いずれの会場も開催時間は午後7時半―9時。 酒井隆明市長と前川修哉教育長が今年度の市政などを説明した後、 市民からの質問や意見、 提言を受ける。
開催日と会場、 対象地区は次の通り。
【6月】▽14日=福住公民館(福住)▽15日=みたけ会館(畑)▽18日=雲部公民館 (雲部)▽19日=大芋公民館 (大芋)▽21日=ハートピアセンター(村雲)▽24日=後川文化センター(後川)▽25日=城東公民館(日置)
【7月】▽1日=玉水会館(城北)▽3日=城下まち会館 (篠山)▽5日=岡野文化会館(岡野)▽6日=しゃくなげ会館(西紀北)▽8日=黒豆の館(西紀中)▽10日=西紀老人福祉センター(西紀南) ▽12日=大山小学校内・ふれあい館(大山)▽13日=丹南健康福祉センター(住吉台以外の味間)▽18日=コミュニティセンター城南会館(城南)▽22日=古市コミュニティ消防センター(古市)▽24日=今田まちづくりセンター(今田)
【8月】▽2日=高城会館 (八上) ▽10日=住吉台コミュニティ消防センター (住吉台)
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2013年6月13日08:41
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兵主神社のイベント参加者を募集
6月30日午前10時40分から兵主神社 (丹波市春日町黒井) で行う社叢 (しゃそう) をめぐるイベントの参加者を募集している。 小学校入学前の子どもが対象。 兵主神社社叢を守る会主催の 「もりの探検隊コース」 と名づけたイベント。
参加受付は16日午前10時から。 参加費500円を添えて参加申込書を直接持参する。 先着15組。 同神社 (0795・74・0392)。
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2013年6月13日08:41
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丹波茶おいしく...
武家屋敷安間家史料館 (篠山市西新町) で6月22日、 煎茶道入門講座が開かれる。
午前10時―、 午後零時半―、 午後2時半―の3回。 NPO法人日本茶インストラクター協会の中尾真紀子さんが講師を務め、 丹波茶を使った煎茶の作法を学ぶ。
各回定員5人。 参加費1000円 (茶葉、 生菓子代含む)。 事前申し込みが必要。 同施設 (079・552・6933)。
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2013年6月13日08:40
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農と能
「かしこまって鑑賞するだけが能じゃねえ。 能楽はその昔、 田植えの際に豊作を祈願して演じられた。 田植え初めて、 能初めての人もノープロブレム。 能書きは垂れないので能天気に」 との触れ込みにひかれ、 「農と能コラボ」 イベントに参加。 ▼鼓、 笛などのカルテットが演じた 「三番叟 揉みの段」 は元々、 狂言が演じる田植えの所作の囃子とか。 春日町下三井庄の田んぼのそばで、 澄みきったその音 (ね) は周りの森にこだまして響いた。 ▼そう、 能のルーツのひとつは農。 田植えの際の田楽だ。 平安時代に始まり、 神をお招きしての捧げものであると同時に庶民にはこの上ない娯楽だった。 「今年も水が十分ありますよう、 災害に遭いませんように」 との祈りの芸である。 ▼演奏に先立つ 「お田植え神事」 で、 「荒稲 (あらしね=籾付きの米)」 を田にまいた宮司さんは 「これが昨秋取れたから、 今年もまた田植えが出来るんです」 と話した。 減反を強いられる昨今、 農家のいかほどがそう感じているだろうか。 ▼早苗が水面に揺れる季節は、 農村が一番美しい。 三井庄と言えば、 我がルーツの地。 何度も来ているはずなのに、 森がこのようになだらかで優しいことに初めて気づいた。 よくぞ丹波に生まれけり。 それにつけても、 日本人ならばもう少し米を食うべし、 と改めて自戒。(E)
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2013年6月13日08:40
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刺激受けた「財産」
丹波市春日町杉ノ下自治会が年2回のペースで発行している広報紙 「杉のささやき」 の発刊30周年記念式典が9日、 同地区公民館で行われた。 1982年6月の創刊で、 昨年、 30年が経過した。 今年5月で77号を数え、 式典に合わせて過去の紙面を集めた復刻版も製本された。 読み終えればポイと捨ててしまいがちだが、 バックナンバーの回収を呼びかけると、 全号集まったというのも驚かされた。
発刊当時、 30歳代だった男性が、 何でも言い合える村になればと提案したという。「担当者が変わる中で、 30年も続けるのはなかなかできることではない」 と敬意を表する。
運動会や文化祭などの行事、 各種団体や同好会の活動の様子を紹介。 過去には誕生日を迎える人や年男・年女、 新婚カップルの紹介、 ラジオ体操の皆勤賞といった名物コーナーも生まれた。 最近は活字のすっきりとした紙面だが、 過去の手書きの紙面もなかなか味があって楽しい。
文章を書いたり、 机上での作業が上手な人ばかりではなかっただろうと思うが、 その都度、 頭を抱え、 みんなで相談しながら紙面づくりをされてきた様子が浮かぶようだった。 自治会長や広報部長が、 「 『杉のささやき』 は、 自治会の記録であり、 財産」 と話されていたのもうなづける。
入社したばかりのころ、 当時の編集長が 「丹波であった出来事を全て網羅することはできないが、 長いスパンで見た時に丹波の動きが分かるのが丹波新聞だ」 と話してくれたのを思い出した。 丹波の動きを記録に残している者として、 「丹波の財産だ」 と言われるような紙面づくりをしなければと刺激を受けた。(芦田安生)
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2013年6月13日08:39
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菊本英一氏訃報
菊本英一氏 (きくもと・えいいち=きくもとグラフィックス取締役会長) 8日午後11時33分、 病気のため西脇市内の病院で死去、 77歳。 自宅は丹波市柏原町柏原3618。 葬儀は11日おこなわれた。 喪主は長男、 裕三 (ゆうぞう) 氏 (きくもとグラフィックス代表取締役社長)。
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2013年6月13日08:36
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ホタルの夜のひと時
我が子2人を誘い出し、 町内のホタルスポット2カ所を巡った。 妻とは去年も見に行ったようだが、 私と出掛けるのは5年ぶり。 娘が2歳、 息子はまだ赤ちゃんのころだ。
現場に到着し、 車から降りるや否や、 娘が 「ほー、 ほー、 ほーたる来い」 と大声で歌い出した。 どうやらここに来るまでの車中で、 私が鼻歌交じりに歌っていたフレーズを覚えていたようだ。 しっとりとした雰囲気でホタル鑑賞を楽しんでいた数組の先客は失笑。 「にぎやかですみません」 と謝る私をよそ目に、 今度は、 2人で飛び交うホタルの捕獲が始まった。 まさしくホタル狩りだ。 写真を撮っている人もいたので、 慌てて制止するも、 ハイテンションの子どもたちを抑え込むことができるわけもなく、 見物客の集団から離れた場所に誘導し、 一緒にホタル狩りを楽しんだ。
帰りの車中、 「なんでホタルは光るん?」 「何を食べとるん?」 と質問攻めにあうなど、 久しぶりに子どもたちと会話が弾んだ。 いつもは 「9時までに寝なさい」 と口やかましく言っているが、 こんなひと時を過ごせるのなら、 たまの夜更かしも悪くはない。(太治庄三)
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2013年6月13日08:36
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6月の香りは想い出の香り
空梅雨のピカピカの空のした、 ほんのりとした桃色に黄色に緑色の小梅を干す。 周りには甘くて優しい香りが広がる。 その香りに誘われてオチビが食べようとすると、 「食べたらお腹痛い痛いやで!」 と、 祖母によく言われたことを言っていた。
そんな申年生まれの祖母はいつも梅干を作るとき、 「お婆ちゃんの年の梅が一番美味しいんやで」 が口癖だった。 小梅を干している間にせっせと終わりかけの実エンドウをサヤから取り出す。 ほんのりと青臭い豆の香りに包まれ、 祖母もこの時期には台所で新聞紙を広げ、 豆を出したり、 山椒の実を掃除し、 横で一緒に手伝ったりしたことを思い出した。
今、 新緑の山々に色を添える淡い黄色の栗の花が、 台所から見える。 心地よい風と共に、 栗のえも云われぬ香りが運ばれてきて、 また思い出す。 母が身篭った時、 どうにも我慢ならない匂いが、 栗の花と祖父の黄緑色のポマードだったそう。 そうそう、 明治生まれの几帳面さを表したかのような七三を作るべく、 祖父はお風呂上りなのに櫛にペッタリとポマードをつけ、 髪をぴっちり分けていた。 夕飯前だから食事中に臭くて私も何度か抗議したことがあった。 その髪分け儀式後は笑顔でなみなみと徳利にお酒を入れ、 溢れたのをなぜか顔にピタピタと塗っていた。 家族は閉口していたが、 あれは化粧水代わりだったのか?
6月の晴れ間、 丹波の様々な香りから懐かしいことをふと思い出し、 一人ふふふと笑うのだった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年6月13日08:35
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折り紙作品コツコツと つぼなど色鮮やか...
丹波市市島町市島で 「余田美容室」 を経営する余田幸恵さん (71) =同町梶原=が、 折り紙で作った色とりどりの 「小物入れ」 や 「つぼ」 などを同店に飾っている。 大きな作品は中に花瓶を入れ、 花を飾って楽しんでいる。 今月末まで近くの中兵庫信用金庫市島支店でも作品を展示している。 余田さんは 「あくまで趣味として作っているものだが、 色の組み合わせなどを考えるのが楽しい」 とほほ笑んでいる。
幼いころから手芸が得意で、 折り紙で作品をこしらえたり、 編み物をするのが好きだったという。 10年ほど前から、 折り紙を小さく折って、 いろんな色を組み合わせた作品づくりを始めた。 15センチ四方の折り紙を8等分した大きさに切り、 数回折り込んで三角形にしたものをいくつも組み合わせて作品にする。
三角形に折ったものを100個ほど使えば、 直径約5センチ、 高さ約10センチの小物入れが出来上がるという。 約6000個使って直径約20センチれば、 20分ほどで組み上がり、 大きなものは半日かかる。 美容室の予約の空き時間などにコツコツ作っているといい、 今まで作った作品は500個以上になる。
ここ数年は、 夏休みの工作に作りたいと同店を訪れる近所の子どもたちに作り方などを教えている。
同金庫市島支店 (石塚和彦支店長) では59点を展示している。 同美容室を訪れ、 余田さんの作品を見た同金庫の職員が手芸展を提案した。 1つの作品で10色以上の折り紙を使ったカラフルなものも並んでおり、 色とりどりの折り紙を使った小物入れやつぼは、 見る人を和ませている。
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2013年6月13日08:34
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ぬくもりの郷「さなぶりキャンペーン」
6月末まで、 こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田、079・590・3377) で入浴ポイント2倍サービスを行っている。 通常、 入浴1回 (12歳以上700円、 5歳以下無料) につき1ポイント。 10ポイントたまると1回無料で入浴できる。 また毎週水曜日、 小露天風呂をヨモギ風呂や新茶風呂にするサービスも実施中。
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2013年6月13日08:33
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女性が運営 手作り市 6月16日、柏原で
柏原地域で6月16日、 丹波市内の女性らが企画、 運営する手作り小物市 「Tamba Marcher (タンバマルシェ)」 と、 フリーマーケット 「ENJOY MAMA」 が開かれる。 いずれも初開催。 主催者は広く来場を呼びかけている。
◎手作り小物市 Tamba Marcher(タンバマルシェ)
「マルシェ」 は、 丹波悠遊の森ベル・ピーマン (丹波市柏原町大新屋) で午前11時―午後3時半。 手作りの小物や洋服、 パワーストーンなど約400点を展示販売する。
出店するのは、 エステとパワーストーンの店 「Smily」 の久下みゆきさん (山南町谷川)、 カントリー雑貨などを扱う 「ウーノ・アルベロ」 の久下美鈴さん (同町池谷)、 布小物などを制作している 「Oluolu (おるおる)」 の婦木美幸さん (春日町野村)、 洋服や小物を制作している 「Smile bird」 の石垣陽子さん (園部町)、 スピリチュアルコーナー 「めぐちゃん」 を開く小山めぐみさん (氷上町御油)。
今後も2カ月に1度のペースで開催予定。 久下みゆきさん (zento-yo-yo.210@i.softbank.jp)。
◎フリーマーケット ENJOY MAMA
「エンジョイ」 は、 丹波の森公苑(丹波市柏原町柏原)で午前10時―午後5時。 子ども服やおもちゃ、 ハンドメイド小物などを販売するフリーマーケットとワークショップ、 フードコートがある。
子育て中のお母さんが楽しめる催しの企画、 運営を手がける 「HAPPY MAMA」 を主宰する梅垣真紀さん (柏原町柏原) と、 助産師の牧野尚子さん (氷上町石生) が主宰する 「サロンくくる」 の主催。 布小物を作る梅垣さんが、 創作仲間に呼びかけた。
出店者は、 丹波市、 篠山市が中心。 フリーマーケットは8人、 革小物、 造花の雑貨、 小枝や毛糸のモービルづくりなどの体験講座は、 6人が出店。 フードコートは、 丹波市内の母親グループ 「mama・mannma (ママ・マンマ)」 のカレーのほか、 パン、 飴細工などがある。 託児あり。
母親に、 自分の趣味でつながれる友達を持ってもらいたいとの思いで初開催する。 梅垣さんは、 「イベントタイトル通り、 1日楽しんでもらえれば」 と話している。 梅垣さん (080・5334・5582、 午後1―4時)。
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2013年6月13日08:33
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もみじバーガー考案 氷上高校・食品加工科
丹波の特産を生かした商品を作ろうと、 氷上高校の食品加工科の生徒6人が、 シカ肉を使ったハンバーガー 「もみじバーガー」 を考案した。 丹波産の黒豆や米粉パン、 氷上高製みそを使ったソースなど、 地元の食材にこだわった。 6月15日午前11時から道の駅あおがき (丹波市青垣町西芦田) で50個、 22日午前11時から道の駅丹波おばあちゃんの里 (同市春日町七日市) で200個販売する。 1個500円。
同科では昨年度からハンバーガー作りに挑戦。 当初は黒豆を使ったものを考えていたが、 今年3月に行われた同校の就業講座で、北海道で人気の 「ジャンボホタテバーガー」 考案者の講演があり、 丹波で獣害が深刻化しているシカの肉を使用しては、 と助言を受けた。
ハンバーガー作りに協力しているシカ肉料理店 「無鹿」 の鴻谷佳彦さんは、 生徒からレシピを受け取ったとき、 「ほとんど手を加える必要がないくらい精度の高いものだった」 と驚いたという。 柏原町柏原のパン店 「よしだ屋」 の吉田賢一さんも協力し、 素材の味が引き立つように薄味に仕上げた。
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2013年6月13日08:32
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村守った消防ポンプ 処分惜しみ引き取り...
丹波市氷上町絹山の団塊の世代が集まって、 同地区で果樹園の整備や里山作りに取り組んでいる 「楽笑会」 (豊島吉美会長) が6月8日、 同会が活動の拠点にしている山小屋に、 明治時代に購入して使われていた 「消防ポンプ」 を設置した。 同地区で昭和初期くらいまで使われていたもので、 荻野晋平副会長は 「ポンプに愛着を持つ人に見に来てもらい、 昔話に花を咲かせてもらえれば」 と話している。
ポンプは同地区公民館の格納庫に置かれ、 2005年に公民館が新築されてからも保管してきたが、 数年前から 「ポンプを処分してはどうか」 との声が総会であがり始めていた。 ポンプに愛着を持ち、 保存を願う人もあったため、 楽笑会がポンプを引き取り、 展示する方法などを検討してきた。
この日、 メンバーがポンプを山小屋まで移動させ、 展示用に空けたスペースに運び入れた。
「幸世 第一部」 と書かれたポンプは、 約80センチ×約60センチの真鍮製の水槽の左右に大きなハンドルが付いており、 ハンドルを交互に上下させることで、 水源に浸した 「吸管」 と呼ばれるホースから水をポンプ内に入れることができる。 放水は吸管の反対側に付いているホースから行うが、 現在は老朽化で使うことはできない。 ハンドルを上下させる様子から、 親しみを込めて 「ガッチャンポンプ」 と呼ばれている。
1955年ごろ、 同地区で大火があったとき、 消防団が少しでも消火の応援にとガッチャンポンプを引っ張り出してきたり、 70年ごろの同町北地区の運動会では、 歴史あるポンプを見てもらおうと、 絹山地区有志が余興の一部としてポンプを披露するなど、 引退してからも親しまれてきた。
荻野副会長は 「先輩の思い入れのあるポンプが設置できてよかった。 小屋で食事でもしながら見てほしい」 と話している。
写真・明治時代に購入した 「ガッチャンポンプ」と、 楽笑会のメンバー
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2013年6月13日08:32
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特産「山の芋」PR 「麦とろろ飯」「山...
山の芋など地元特産物の卸小売業を営む 「河南勇商店」 (本店=篠山市西古佐、 河南直樹社長) が6月16日午前11時から、 丹波並木道中央公園 (同市西古佐) 内のかやぶき民家で 「1日だけの麦とろろ茶屋」 をオープンし、 おかわり自由の麦とろろご飯を販売する。 大人800円、 小学生以下500円。 限定150食。 また、 こんだ薬師温泉 (今田町今田新田) で営業している手作り豆腐工房 「夢豆腐」 (木村淳一代表) とのコラボレーションで生まれた新商品 「山の芋豆腐」 の試食会もある。 限定100食。
栽培の手間や生産農家の高齢化などで、 年々作付面積が減少している丹波篠山産の山の芋。 伝統野菜が減り続けていくことに危機感を抱いた同商店が、 「消費者に山の芋のおいしさを知ってもらい、 消費拡大につなげていこう」 と、 昨年、 同公園で麦とろろご飯を販売して山の芋をPR。 2日間のイベントは、 連日好評を博したという。
今年は、 麦とろろご飯にとろろそば、 地野菜のみそ汁、 蒸し野菜もセット。 開催日が 「父の日」 ということもあり、 子ども連れの父親には、 麦とろろ飯を牛とろろ丼にグレードアップするサービスも行う。
コラボ商品の 「山の芋豆腐」 は、 篠山産のオオツル大豆に山の芋のとろろがたっぷりと入った逸品。 もっちりとした食感で、 大豆の甘みと山の芋の風味が口の中に広がる。 「豆腐の味と山の芋の風味の両方が生きるよう、 材料を配合するのに苦労した」 と振り返る木村さん。 「その甲斐あり、 納得のいく最高のものができました」 と笑顔を見せる。
7月から土日限定商品として、 同工房で販売を始める (200㌘入り、 350円)。 また、 同商店でもネット販売商品として取り扱う。
同商店篠山店店長で同イベント担当者の松浦由美さんと、 木村さんの2人は、 「山の芋と豆腐、 どちらも栄養価の高い食べ物。 夏バテしやすいこれからの季節にぜひ味わっていただきたい」 と話し、 来場を呼び掛けている。
同イベントではこのほか、 もちつき大会や山の芋をはじめとする地場産野菜の販売を行うほか、 山の芋料理のレシピを紹介するコーナーを設ける。
問い合わせは、 河南勇商店 (079・594・0803)、 夢豆腐 (079・597・3780)。
写真・ 「麦とろろご飯」 と 「山の芋豆腐」 を手に、 16日のイベントへの来場を呼び掛ける松浦さん (右) と木村さん=篠山市西古佐で