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2013年6月23日08:54
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講演「ウォーキングと熱中症予防」受講者...
丹波地域ビジョン委員会の 「高齢者の生きがいづくりグループ」 と、 篠山市は6月29日午後1時半―4時半、 篠山市民センターでいきいき健康講演会 「脊椎ストレッチングウォーキングと熱中症予防」 を開く。
同ウォーキングは、 兵庫県健康財団が提唱しており、 同財団の山口一仁さんが 「正しい立ち方・歩き方で健康づくり」、 京都府立医科大学名誉教授の森本武利さんが 「熱中症予防―熱中症にならないために」 と題して講演する。
参加無料。 問い合わせは、 県民局ビジョン課 (0795・73・3724)。
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2013年6月23日08:53
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大峰山や飛鳥寺へ 丹波神和会が募集 7...
丹波市などの修験者の会 「丹波神和会」 (片山龍海会長) は7月6、 7日、 奈良県の大峰山参拝と、 橘寺などの観光を計画し、 参加者を募集している。 同会の秋山茂希さんは 「無病息災、 家内安全などを願います。 楽しんでもらえれば」 と参加を呼びかけている。
初日は大峰山を参拝し、 洞川温泉で一泊する。 2日目は橘寺、 飛鳥寺を参拝し、 石舞台古墳や飛鳥資料館を見学する。 参加費2万7000円 (中学生以下2万4000円)。 地下足袋着用で (運動靴でも可)、 初日昼に食べる弁当、 雨具、 数珠、 着替えが必要。 29日までに秋山さん (0795・85・1185)。
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2013年6月23日08:51
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窯元の指導で電動ロクロ使う 受講者を募...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) は、 7月27日から同美術館で 「県民陶芸大学―応用コース」 を開講する。 電動ロクロで作陶ができる中級者を対象に、 受講生を募集している。
開講日は、 7月27、 28日、 8月3、 4、 10、 11、 18、 25日の計8日間。 いずれも午前10時―午後4時半。 1人1台、 電動ロクロを使用し、 丹波焼窯元の指導を受けながら壺や鉢、 皿などを作陶する。
募集人数は20人 (応募者多数の場合は抽選)。 受講料2万4000円 (粘土、釉薬、作陶指導、焼成、 資料代などを含む)。 6月25日までに同館に申し込む。
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2013年6月23日08:50
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それぞれの教訓
三陸ツアーの途中、 石巻市の大川小学校のそばを通った。 新北上川の河口付近。 ここは児童100人のうち70人が先生10人と共に津波にのまれた。 月命日の11日、 校庭に建てられた母子像の前で大勢の人が線香や花束を供えていた。 すぐ裏手に山が迫り、 海水塩で枯れた杉が立ち並ぶ。 ▼何故そちらに避難せず、 緊急時のマニュアル通りとは言え川向こうの避難所に向かったのか。 先生たちは協議を重ねた結果、 「急斜面で滑り易い」 山を背にしてマニュアルに従った。 結局、 列の後方にいて山へ方向転換した先生とごく一部の児童のみが助かったという。 ▼翌々日訪れた陸前高田市で、 残った一本松の見える、 やはり河口の気仙中学校に案内された。 ここでも川の上手の避難所に逃れるマニュアルだったが、 校長が 「これはただならぬ地震。 ひょっとすると避難所も危ない (事実その通りに)」 と咄嗟に判断。 生徒らを裏手の国道脇の高台に誘導したが、 それでも安心できないと、 さらに国道を横切ってもう一段高い山中まで。 こうして全員が無事だった。 ▼南三陸町でも、 海岸から1キロほどの小学校で、 先生たちがたまたま津波の前日に避難経路を実地に歩いて調べていて、 学校奥の神社を避難場所に決定。 事なきを得た。 ▼後になってそれぞれ教訓となる話ながら、 渦中に決断するのは…。 (E)
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2013年6月23日08:49
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蛍の夜
久しぶりに故郷の友達と楽しい夜を過ごした翌日は、 午後と夜の二つの句会へ。 所属している結社の同人になってから始めた句会も、 今年の八月でまる八年になる。 「ひまわり句会」 の方は、 当初からのメンバーは半分になったけれど、 その後、 参加してくれた人もあるので、 だいたいいつも十人ほど集まって下さる。 一年半だけは母も会員だったこともあり、 たまには母の俳句を季節の俳句として鑑賞してもらうこともある。
夜七時からの 「つはぶき句会」 は、 昨年の十月に始まった。 お勤めや、 昼間は忙しい人のために設定したので、 現役の若い人も参加、 また一味違う雰囲気だ。 色々な丹波の情報も教えて下さる。
この日は 「柏原川の蛍がすごい出てますよ」 「えーっ、 昨日の夜、 東奥の川で二匹ほど見たけど、 いっぱいなの?」 「すごいらしいですわ」 「見たい、 見たい。 句会終ったら見に行きましょう」 と言うと、 「蛍は八時頃には寝てしまいまっせ」 と言う人も。 「宵っ張りのが、 ちょっとくらい起きてるかも」 ということで、 九時過ぎに立ち寄る。 橋からのぞくと、 いるわ、 いるわ。 「すごーい、 いっぱいいるやないの!」 とみな大興奮。 「ここで、 こんなにようけ見たんは初めて、 これまで大雨がなかったから、 かえってよかったんやろか」 などと言い合う。 土手の草や木の枝にもとまる。 誰かが草に手を伸ばしたらとまった。 その一匹を手移しで手の平にのせてもらう。 こそばゆい感覚、 指の間から洩れる光、 何だかとても懐かしい。 「来月の句会には、 蛍の俳句をみんな一句出しましょう」 と言って別れた。
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2013年6月23日08:46
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東京―篠山
横浜の友人に 「関東弁」 と言ったら笑われた。 「関東弁じゃなくて標準語。 これだから関西人は。 関東に対するコンプレックスの象徴だね」
思わずむっとする。 正確に言えば関東弁と標準語は別だ。 とはいえ、 私自身も混同して言ったことは否めないので、 反論はしなかった。 個人的には、 確かにコンプレックスはある。 新宿なんて歩けば人の多さにめまいを起こすし、 歩く人がみなかっこよく見える。
昔は 「東京都」 のことを 「ひがしきょうと」 と読み、 「京都の東版か」 と罵った (ちなみに私は京都出身)。
けれど大人になるにつれて世界に誇る大都市であることを知り、 憧れとともに劣等感を覚えた。 気軽に行けない距離がもどかしさを加速させた。
ところがだ。 この篠山から東京行きのバスが毎週4日も出ている事実を知った。 乗り込んで寝たら朝には東京に着いた。 近いやん。 記事にしたら反響も大きかった。
実に痛快。 ほっほっほ。 東京の諸君、 私たちは直通なのだよ。 気軽に遊びに来たまえ。
こんなことを言っている時点で、 いまだにコンプレックスはぬぐえていないのかもしれない。(森田靖久)
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2013年6月23日08:45
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ナガレホトケドジョウ 産卵のきざし 丹...
丹波市山南町谷川の首切地蔵尊入口で地蔵茶屋を営む大原義弘さん (69) が、 1年前から店内の水槽で、 ナガレホトケドジョウのメスとオス7匹を飼育している。 発見時は体長2―5センチほどだったが、 今は5―7センチに成長している。
最近メスのお腹が膨らんできたのが見られるようになった。 大原さんは、 「産卵の気配がする。 2世誕生になれば、 うれしい」 と話している。 その写真を見た神戸市立須磨海浜水族園飼育教育部魚類飼育課の國居彩子さんは、 「水温や餌などの飼育状態が良かったことなどから、 産卵条件が整ったのでは。 産卵が近づくと卵が見えるようになる」 と話している。 見つかった時に希少種として話題になったが、 産卵となれば、 また話題を集めそう。
ナガレホトケドジョウは、 環境省のレッドデータ絶滅危惧IB類、 県版レッドデータブック2003で絶滅危惧Bランクに指定されている希少種。 大原さんが山南町谷川の渓流で見つけた一部を水槽で飼育し、 青垣いきものふれあいの里のアドバイスで、 1週間に一度、 金魚のエサを与えている。
ホトケという縁起の良い名前に、 願い事を託したり拝む人もあり、 首切地蔵尊に参拝する人の心を癒すスポットになっている。 「ホトケドジョウに出会ってパワーをもらったという手紙もいただいた。 うれしいですね」 と大原さん。
地蔵茶屋は、 釣り好きの大原さんが仕入れた海や川、 山の幸と手づくりの味が自慢。 「自然の食べ物にこだわっています。 ホトケドジョウで環境の良さを伝えたい」 と話している。
同店 (0795・77・2778)。
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2013年6月23日08:44
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「農業の6次産業」を実践 「アグリビジ...
篠山産業高校 (余田敏校長) の生活科で、 「農業の6次産業」 を実践する授業 「アグリビジネス」 が今年度から新設され、 3年生23人が取り組んでいる。 同校向かいの農場内に設営した仮設店舗で、 生徒が栽培した野菜を生徒自らが定期的に販売。 店頭に並べることのできない規格外の野菜は菓子などに加工し、 付加価値を高めて販売するなど、 農業経営を学んでいる。
同科目を選択した生徒たちは8グループに分かれ、 現在約10種類の野菜の栽培に励んでいる。 各グループが5000円を資金に、 種や苗、 肥料などを購入して栽培。 毎週2回程度、 草引きや水やりを行いながら、 収穫期を迎えた野菜を随時店頭に並べている。 販売価格は、 新聞などで日々の市場価格を調べて決めている。 傷があったり、 形が不ぞろいな規格外の野菜は、 ケーキやクッキー、 チップスなどに加工。 栽培した野菜を無駄なく活用し、 販売していく。
販売日時は、 毎週水曜の午前11時―午後零時半と、 第1・3木曜午後1時半―3時。
2回目の販売日となった19日、 店舗にはトマト (Lサイズ4個入り380円) やキュウリ (3、 4本入り120円)、 ホウレンソウ (230グラム入り100円) などが並んだ。 生徒らは収穫、 袋詰め、 値札制作など、 それぞれに役割を分担。 品種の異なる数種類のホウレンソウには、 それぞれの品種の特徴を解説したカードを添えるなど、 販売に工夫を凝らしていた。
いずれもゴボウ、 カボチャ、 ナスを担当する、 前川彩花さん (篠山中出身) は 「買っていただく方においしいと言ってもらえるよう、 愛情たっぷりに育てたい」、 畑美由紀さん (同) は 「笑顔になっていただける、 産高らしい加工品を作りたい」 と話していた。
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2013年6月23日08:44
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第337問
丹波市春日町のスポーツ用品店 「ビーハウススポーツ」 で日本代表選手のユニフォームが展示されています。 競技は?
1.野球
2.バレー
3.サッカー
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2013年6月23日08:42
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仮面など美術品展示 植野藤次郎氏らの寄...
丹波市立植野記念美術館 (丹波市氷上町西中、 0795・82・5945) で、 「パプアニューギニアの民族美術」 展が開かれている。 来年の開館20周年を前に、 プレイベントとして行っている。 土器や楯、 精霊仮面、 神像のほか、 土笛、 大壺など約160点を展示している。
同美術館を寄贈した植野藤次郎氏が1973年にエンバ民族芸術探検隊を派遣し、 ニューギニア島北部のセピック川流域で集めた美術コレクション。 建物とともに美術館に寄贈された300点の一部。 一昨年に、 群馬県在住の佐藤五男さんから寄贈された現地での蒐集品も併せて展示している。
民族芸術の宝庫であるパプアニューギニアは、 密林に覆われていることから、 比較的開発が進まず、 古い姿を残している。 特に、 北部を流れるセピック川流域には独特の文化が形成され、 セピック美術として世界的に有名。 展示品を通じて、 特有の民族芸術やアジア共通の文化、 精神構造に触れる機会になればという。
カヌーに乗った人々を中心に生活を描いた透彫 (すかしぼり) 板 (ストリーボード) を見た中村秀樹さん (60) =加東市=は、 「30年前に現地を訪れ、 セピック川をカヤックで渡ろうと思ったが、 ジャングルを通らなければならないので怖くなり、 断念した思い出がよみがえった」 と話していた。
16日には、 展覧会の監修者で探険隊に参加した福本繁樹さん (大阪芸術大学教授) が、 当時の話をまじえて講演した。
30日午後1時半からワークショップ 「世界に一つ・かぶりものお面を作ろう」 を開く。 幼稚園、 小学生30人を募集 (小学3年生以下は保護者同伴)。 講師は進藤妙子さんら。 参加費300円。 クレパス、 ハサミ、 カッターが必要、 手鏡があれば持参。 問い合わせは同美術館へ。
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2013年6月23日08:42
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被災地応援歌や童謡メドレー 篠山混声合...
篠山混声合唱団 (大江奉也団長) が6月29日午後2時から、 たんば田園交響ホールで 「第45回リサイタル」 を開く。
童謡メドレー、 「日本中に歌声を 『歌おうNIPPON』 プロジェクト」、 アラカルトステージ、 オープンステージの4部構成。 入場料500円 (高校生以下無料)。 指揮は宮本健太さん、 古杉いそ子さん。 大江団長 (090・2289・7826)。
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2013年6月23日08:41
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蒙古孤児の芸能公演 来日に合わせ特別公...
モンゴルの短期留学生の受け入れを続けている東小学校で6月26日午後1時半から、 モンゴルの孤児院で暮らす子どもたちのコンサートが開かれる。 同施設で伝統芸能を学んでいる子どもたちが、 馬頭琴や舞踊などを披露する。 無料で誰でも観覧できる。 主催者は広く来場を呼びかけている。
氷上町東地区国際交流協会 (足立一夫会長) の主催。 文化交流を目的に、 「太陽の子どもたちコンサート」 と題して実施する。
出演は、 モンゴル北部のダルハン市の 「太陽の子どもたち」 で暮らす孤児。 同施設は、 貧しさのため親に捨てられるなどし、 零下30度にもなる過酷な環境で育った子どもを保護し、 義務教育を受けさせている。 特色として、 子どもたちに自己肯定感を感じてもらったり、 将来の生活の糧にしてもらおうと、 施設内に 「芸能学校」 を設け、 馬頭琴、 琴、 軟体芸、 踊りなどを教えている。
同施設の運営を支援している一般財団法人ベルナ・チャイルドサポート (本部・東京都渋谷区) と、 同交流協会が、 今年のモンゴル交流関係者が集まる新年会でつながり、 東京と大阪で開く来日公演の合間に同校を訪れることになった。
小学生から、 同施設出身で国立芸術大学に進んだ大学生ら15人が、 妙技を見せる。
足立会長は、 「来丹してもらえ、 うれしい。 厳しい現実がモンゴルにあることや、 孤児院を支援するという形の支援があることを知ってもらえれば」 と話している。
問い合わせは、 東小 (0795・82・0334)。
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2013年6月23日08:34
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中3まで自己負担ゼロ 7月から医療費助...
丹波市は7月1日から、 0歳児から中学校3年生までの医療費の自己負担額を入院、 外来とも無料化する。 中学生の通院費はこれまで自己負担があったが、 負担なしになる。
対象者約8500人に、 受給者証が25日以降に郵送される。 医療機関の窓口で受給者証を提示する。 これまで、 入院医療費の自己負担はないものの、 立て替え払いが必要だった小学4年生―中学3年生についても、 7月以降は立て替えの必要がなくなる。
乳幼児等・こども医療費助成事業を拡大する。 丹波市内に住所がある0歳児から中学3年生 (3月31日まで) が対象。 保護者の市町村民所得割税額が23万5000円未満であることが条件。
県外で受診した場合は、 立て替払いが必要。 領収書を市に提出すると、 自己負担分が返金される。 市国保医療課医療福祉係 (0795・82・6690)。
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2013年6月23日08:33
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住吉神社でビアガーデン 料理、ホタル、...
篠山市福住地区の住吉神社 (同市川原) の境内で6月29日午後4時から、 地ビールや日本酒などのお酒と料理を楽しむビアガーデン 「ハジマリノオト」 が開かれる。 地域の商工業者らでつくる 「福住商工ギルド」 の主催。 うまい酒と料理、 ホタルに満天の星空など、 「ここにしかないもの」 を活用して、 地域の活気を生み出したい考えだ。
イベントは同地区でビアパブ 「丹波篠山ZIGZAGブルワリー」 を経営し、 地ビールを醸造している山取直樹さん (福住) と、 日本酒バー 「初音」 の出店準備を進めている安達鷹矢さん (同) が企画。 地区内の商工業者や知人らが協力している。
イベントではビュッフェ形式の料理のほか、 地ビール3種、 おつまみ2皿、 イタリアワイン1杯が基本メニュー。 追加料金を支払えば、 同地区のイタリアレストラン 「トラットリア・アル・ラグー」 のアラカルトや、 篠山東雲高校産キュウリの一本漬け、 田中精肉店の肉を使った 「鶏こん」 などの料理のほか、 酒類各種も購入できる。
神戸スウィングジャズクルーズや篠山鼓夢衆・うずりん、 フォルクローレ・ナスカ、 しらたなおやさんらによるライブのほか、 ガラス作品や陶器の展示・販売もある。
午後7時からはホタル鑑賞へ。 7時半からは境内の電気を消し、 ホタルと星の光を楽しむ。
売上金の一部は、 同神社の管理費などに寄付する予定。
「都会から来た人にとっては、 地元の人が普通と思っていることが最高のもの。 そのことをたくさんの人に知ってもらいたいんです」 と話すのは昨年、 高槻市からIターンした安達さん。 「最近来た人間が活性化なんて偉そうに言えないけれど、 福住にあるものを通した地域おこしにつながるようなイベントになれば」 と話している。
帰宅時のみ予約制でJR篠山口駅まで送る。
参加費5000円 (アルコールなしは4000円)。 問い合わせは安達さん (080・4024・2072)。
写真・ビアガーデンが開かれる住吉神社の境内でイベントをPRする安達さん=篠山市川原で
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2013年6月23日08:32
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哺乳類化石を紹介 「ササヤマミロス・カ...
篠山市立中央図書館 (篠山市西吹、 079・590・1301) は、 6年前に篠山層群から発見された哺乳類化石の学名が、 同市乾新町在住の河合雅雄さんの名前にちなんで名付けられたことを記念し、 「ササヤマミロス・カワイイ」 展を開いている。 同哺乳類が生きていた時代や発見場所などを記載したパネル15点と、 化石や恐竜の図鑑約20点を展示している。 6月30日まで。 月曜休館。
2007年に同市宮田の白亜紀前期の地層 「篠山層群」 (約1億1000万年前) から恐竜やトカゲの化石とともに発見された哺乳類 (真獣類) の化石が、 国内最古で新属新種と判明。 発掘調査をしてきた県立人と自然の博物館 (三田市) の名誉館長を務める河合さんの名前や、 篠山の地名にちなんで 「ササヤマミロス・カワイイ」 と名付けられた。
学名の由来を解説したパネルには、 「 『ササヤマ』 は化石産出地の篠山にちなみ、 『ミロス』 は臼 (うす) という意味のギリシャ語で、 歯の形状 『臼歯』 を指している。 動物の学名はラテン語で付けられるので、 ラテン語の文法では男性の場合、 名前の後ろに 『―i』 を付けると 『だれそれさんのもの』 という意味になることから、 河合さんの名字と合わせて 『カワイイ』 となる」と記載し、来館者の興味を引いている。
パネルと併せて展示している恐竜図鑑などの図書は借りることもできる。
写真・哺乳類化石の学名が河合雅雄さんの名前にちなんだことを記念して開かれている 「ササヤマミロス・カワイイ」 展
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2013年6月22日16:49
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喫茶「WILD」
憩いのコンテナカフェ
バイク好きの谷口和昭さん (52) =丹波市山南町谷川=が、 「ツーリング客や地元の人たちが気軽に立ち寄れる店に」 と4月にオープン。 コンテナを2台組み合わせた店内は、 木をふんだんに使った落ち着いた空間に。 オープンテラス席もあり、 山並みや田園、 鉄道の風景が楽しめる。
「気軽に利用してほしい」 との思いで、 メニューの値段を抑えている。 コ
ーヒーや紅茶などのドリンク類はすべて300円。 モーニングはトースト、 ゆで卵、 サラダ、 コーヒーか紅茶で400円。 魚介たっぷりの 「シーフード焼きソバ定食」 は600円。 「WILDカレー」 (500円) は牛すじをじっくり煮込んだ中辛で、 子どもから高齢者まで食べやすくした。 ケーキセット (550円) は3種類あり、 女性に人気。 7月上旬から、 アイスクリームデニッシュやかき氷を始める。
【メモ】JR篠山口駅と南矢代駅の中間地点の国道176号沿い。 営業時間は、 午前9時―午後5時。 木曜定休。 電090・1891・6538。 篠山市犬飼411-1
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2013年6月22日08:34
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着手から6年、7月完了 高谷川の浸水対...
背割堤を築き、 柏原川と加古川の合流地点を下流に移動させることで、 高谷川の水位を下げ、 床上浸水を防ぐ 「加古川水系高谷川床上浸水対策特別事業」 が、 来月完了する。 31億円を投じた巨大事業は、 事業着手から6年目で完了する。
「コモーレ丹波の森」 (丹波市柏原町母坪) 裏手の五柿橋下流から、 「錦橋」 (同市氷上町稲畑) 上流までの2200メートルが事業区間。
本州で一番低い中央分水嶺がある高谷川流域は、 高低差が低い地形で、 加古川と高谷川の流出量のピークが重なるような大きな洪水が起きると、 加古川の背水の影響で高谷川の水が下流に流れなくなり、 行き場をなくした水が川からあふれ、 浸水被害を出した。 このため、 加古川と柏原川の合流点を約1キロ下流に動かすことで、 加古川の背水の影響を小さくし、 柏原川と高谷川の水位を下げる工事を行った=図参照。
右岸側 (同市氷上町谷村側) の田んぼだった所に堤防を築き、 加古川を最大で約60メートル拡幅。 工事前の加古川右岸堤防を加古川と柏原川を分ける 「背割堤」 とした。
見田井堰 (同町稲畑) を改築してポンプ場を設置し、 背割堤築造後も取水できるようにしたほか、 谷村から加古川に注ぐ中河原川も合流部分を改築。 加古川の背水で中川原川の水があふれないよう 「バック堤」 と呼ばれる本流同等に頑丈な堤防を築いた。
さらに下流の山南町井原近くの加古川と篠山川の合流点までの間で、 堤防を嵩上げしたり、 河道を掘削するなどし、 流下能力を確保。 氷上地域ではおおむね工事を終えた。
2004年10月20日の台風23号に伴う豪雨 (柏原観測所で1時間雨量31ミリ、 24時間雨量208ミリ) で、 氷上町稲継、 本郷、 横田、 柏原町母坪など高谷川流域で450戸が床上浸水した。 工事完了後は、 同台風と同程度の増水があっても、 床上浸水戸数はゼロに、 144戸だった床下浸水が70戸まで減る想定。
写真・7月に完成する背割り堤の先端部。 背割堤の右側が柏原川、 左側が加古川=氷上町稲畑で
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2013年6月21日08:26
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ふるさとガイド養成講座開講 受講生を募...
八上校区まちづくり協議会 (池田正男会長) は7月15日から開く、 「八上城ふるさとガイド養成講座」 の受講生を募集している。 来年1月まで全7回、 波多野氏や八上城のことなどを専門家から学ぶ。 現地見学以外は、 高城会館 (糯ケ坪) で開講する。
1回目は午後1時半―3時半、 丹波史懇話会の芦田岩男さんが 「戦国時代の波多野氏」 をテーマに講演する。 2回目以降のテーマは 「波多野氏の存亡」 「中世城郭現地見学」 「八上城と城下町現地見学」 「戦国時代の山城」 「織豊期の城」 「文化財の指定について」。
定員20人程度。 ガイドを目指す人だけでなく、 八上城を学びたい人も受講できる。 受講料無料 (現地見学の費用除く)。 申し込みは、 6月30日までに池田会長 (079・552・4857)。
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2013年6月20日11:37
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自然への謙虚さ学ぶ 三陸視察応援ツアー...
「50年若返った海の幸」
写真・陸に揚がったままの「第18共徳丸」=宮城県気仙沼市
寒流の上を抜けた風 「やませ」 と霧雨が肌を冷やす。 風がやってくる方向を見る。 国道右手の海岸線には砂利と土。 生徒がいなくなった高校の隣りには、 がれきを処理する災害廃棄物処理施設が誰かの思い出を燃やした煙を上げていた。
12日、 宮城県気仙沼市。「とにかく今の現状を見てもらって、 後世の方たちに地震と津波の恐ろしさを伝えてほしい」。 丹波新聞社と交流のある地方新聞 「三陸新報社」 の渡邉眞紀・専務が一行を前に言った。 震災当時、 このまちにいた約7万4000人のうち、 1000人以上の命が失われた。
渡邉専務の案内で市内を巡る。 階上地区・岩井崎の海岸国立公園では、 震災年の干支である辰のように変形した 「竜の松」。 波を受けても 「残った、 残った」 の第9代横綱・秀ノ山雷五郎像。 市民に希望を与えた地域のシンボルたちだ。
一方、 今も津波の恐怖を物語っているのが、 330トンの巻き網船 「第18共徳丸」 だ。 圧倒的な威容を誇る船が鎮座しているのは海から750メートルも陸に上がったところ。 「風化を防ぐモニュメント」 「あの日を思い出させる見たくないもの」。 住民間でも意見が割れたが解体が決まっている。
国文学者で歌人、 落合直文の生家 「煙雲館」 へ。 高台にある市指定文化財は被害を受けなかったが、 眼下に広がるまちは跡形もなくなった。 同家の鮎貝文子さんが被災時の状況を語る。 話を聞き終えた飯谷宏代さん (丹波市柏原町上小倉) はこう歌を詠んだ。 「流されし 家々の跡一面に 白つめ草の 咲き盛りたり」
宮城県の北端、 太平洋に突き出た唐桑半島。 養殖業も営んでいる食堂 「つなかん」 で昼食を取る。 代表の菅野一代さんは 「食事の前にぜひ」 と、 一行を船に乗せ、 養殖カキのいかだへと案内してくれた。 そこで見たものは驚くべきものだった。
大きくなるのに普通3年はかかると言われるカキ。 引き揚げられた十分に大きく、 プリプリの身を光らせた海の幸は1年で成長したものだった。
「養殖の数を減らしたら逆にこんなに立派なものができてくれた。 人間、 欲深くなるとだめだということですね」。 津波は海に堆積したヘドロなども取り去り、 震災後、 「海は50年若返った」 とも言われる。 きれいになった海水にはプランクトンも増えたとみられ、 カキの成長を後押ししていた。
快活に話す菅野さん自身もあの日、 九死に一生を得た一人。 「神様から 『もう少しがんばりなさい』 と言われたような気がしてがんばっているんです」。 養殖の手伝いに来てくれていた仲良しのお母さん一家は、 菅野さんの目の前で津波にのまれ、 孫2人を残して帰らぬ人となった。 菅野さんの声が詰まる。 「お母さん、 見つかった時に首に風呂敷を巻いていたんです。 持って逃げたかったんでしょうね。 置いてくれば助かったかもしれないのに」。 中には孫の賞状と息子のスーツが入っていた。
「あの津波に襲われた後、 妻がいる方に向かって 『生きてるか』 と叫んだ。 妻は 『生きてます』 と返してくれた。 それが被災後、 初めて交わした言葉でした」。 渡邉専務の同級生が暮らす仮設住宅では、 避難後すぐに自治会を立ち上げ、 結束を固めた佐藤則文さんが話をしてくれた。
仮設では今、 孤独死や引きこもりなどの問題が取りざたされている。
106世帯が暮らすこの仮設も、 もともと知らない人ばかり。 2年3カ月間、 コミュニティーを創出するための行事を開催し続けた。 「カラオケ大会は好評です。 90歳過ぎたばあちゃんが、 いつも最高得点でね」
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2013年6月20日11:29
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“求められる人物は”就職支援セミナー ...
就職支援などを行う 「丹 (まごころ) ワークサポートたんば」 は、 6月24日午後1時から丹波市役所春日庁舎 (丹波市春日町黒井) で就職支援セミナーを行う。
「企業が求める人物像」 「求人票の本音」をテーマに、 求人票の基本的な見方や、 求人情報から企業の本音を探るコツを学ぶ。
参加無料、 先着20人。 丹ワークサポートたんば (0795・74・3660)。