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2013年7月21日08:36
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徳目
敗戦後の日本が奇跡的な復興を遂げ、 経済大国に成長できたのは、 日本社会に根づいていた 「商人道」 によるところが大きいとの見方がある。 支配階層の武士たちに 「武士道」 が浸透したのに対して、 商人たちは独自の倫理的職業観を築いていた。 それが商人道である。 ▼江戸時代、 丹波にも教えが及んだ石田梅岩の石門心学 (せきもんしんがく) では、 商人として成功するには何よりも信義を重んじなければならないとした。 鈴木正三という僧も、 商人のありようを説き、 「商売をする人は、 一筋に正直の道を歩むべきであり、 正直を貫けば万事うまくいく」 とした。 ▼商人道の核となる徳目は 「信」 だった。 「他人からの信用を得るのが成功に至る、 最善の道であるというのが徳川時代の商売哲学だった」 (中谷巌氏 『資本主義はなぜ自壊したのか』)。 ▼現代、 自利の精神に凝り固まり、 信にもとる経済行為をする企業家がいなくはない。 しかし、 そうした企業家は早晩、 淘汰されることを思うと、 商人道の 「信」 は今も生きる徳目であろう。 ▼さて、 と思う。 政治家の徳目は何であるか、 と。 商人道と同様に 「信」 を最大の徳目としているとは、 とても思えない。 信を何度も踏みにじってきたため、 有権者の間で政治に対する不信感は根強い。 きょうのW選。 何を信じ、 1票を投じるか。(Y)
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2013年7月21日08:36
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いつの間にママに?
いやいや驚きました。 フィギュアスケートの安藤美姫さんの 「四月にママになりました」 宣言には。 フィギュアスケート界は、 いっときほど勢いがない。 この前、 久しぶりに出てきた韓国のキム・ヨナ選手には敗れるし、 「あーあ、 美姫ちゃんがいたらなあ…」 と溜息をついたばかりだった。 それが何とママになっていたとは。 今のところスキャンダル好きのマスコミに追いかけられ、 大変みたいだけれど、 父親が誰にしろ、 母親になることを選択したことに敬意を表したい。
さてさて、 我が家にも 「いつの間にママに?」 事件が発生。 こちらは野良猫の話。 春頃から、 うちに来ては餌だけ食べていた野良猫の 「シロ」、 小柄なのにお腹の辺りだけ膨れていて少し変だなとは思っていた。 それが三週間ほどあまり見ないと思っていたら再び出現。 今度は、 ギスギスに痩せている。 日に何度も餌をねだり、 前ほど逃げていかない。 ある夜のこと、 一晩中鳴くので家に入れてやったところ、 中二階にある物置に突進していく。 あとをつけて、 シロの入った先を照らしたら、 何と生後二週間ほどの子猫がいるではないか。 「じぇじぇっ」 が十回では足りないほどの驚きだった。 普通、 猫の出産といえば三匹以上ときく。 しかし、 一匹しかいない。 「もしかして、 後のはダメで、 育ちそうな一匹だけを此処へ運んできたのか」 とか、 「外は野生化したアライグマもいるけど、 ここなら安心だからかも」 などと憶測してみる。 母猫の乳に吸い付いている子猫の可愛いこと。 生きとし生けるもののなかで母性ほど尊いものはない。
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2013年7月21日08:35
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初の全国大会出場 やり投げ近畿6位 柏...
柏原高校陸上部の後藤悠希さん (3年) =山南中出身=が、 7月31日に大分県の大分銀行ドームで行われるインターハイのやり投げに出場する。 このほど奈良県で行われた近畿大会で、 自己ベストを更新する記録で6位に入り、 初の全国出場を決めた。 後藤さんは、 「挑戦者なので、 ぎりぎりまで技術を高め、 平常心で臨めるようにしたい」 と話している。
近畿大会では、 3投目でこれまでの自己ベスト42メートル37 (丹有高校新) を更新する43メートル18で3位につけた。 ベスト8に絞られてからは、 それ以上に記録は伸びなかったが、 全国出場枠の6位で競技が終了した。
準優勝した県大会以降、 なかなか調子が上がらなかったが、 大会前日に会場入りしてからは調子も上向きに。 当日の会場練習では、 「走ったり、 アップ用のボールを投げていても体が軽く感じた」 と振り返る。
練習時から40メートル超の記録が出ていたので、 本番第1投が38メートル台に終わっても 「あせりはなかった」 という。 上体が前に突っ込む悪いくせも出ず、 2投目で42メートル台まで上げ、 3投目で自己ベストを更新。 「早いうちに自己ベスト更新をねらっていたので、 県大会の反省点を生かせた点はよかった」 が、 一方で、 「ベスト8に絞られた4投以降で、 さらに記録が伸びなかったのが反省点」 と話す。
これまで近畿で涙をのんできたが、 高校最後の年に念願のインターハイ出場。 「決まった時はすごくうれしかった」 と笑顔。 全国での目標は、 無条件で決勝進出となる 「45メートル50」 を超えること。 「目標は高いけど、 ここまでくれば、 やるしかない。 近畿大会のように自分で体が動けていると感じるほど調子を上げていきたい」 と気を引き締めている。
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2013年7月21日08:35
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双子の姉妹(篠山市泉出身)躍進へ
篠山東中学校出身の双子の高校2年生、 西嶋沙央里さん(17)=篠山市泉=と亜由美さん(17)=鳥取県鳥取市=が、 それぞれが取り組む競技で活躍している。 姉の沙央里さんは陸上で近畿選手権大会 (9月7日から大阪府で)、 妹の亜由美さんはソフトボールでインターハイ出場 (29日から福岡県で) を決めた。 スポーツ好きの姉妹は、 競技は違えど、 切磋琢磨しながらそれぞれの高みを目指して突き進む。
沙央里さんは京都共栄高校(福知山市)に在学。中学生から社会人まで年齢横断で行われる 「京都選手権大会」 に400メートルリレーの走者として出場した。
予選を突破し、 上位8チームで行われる決勝へ。 力走の結果、 50秒39の記録で5位入賞を果たし、 近畿への出場権を得た。
一方の亜由美さんは、 鳥取城北高校 (鳥取市) に在学。 2年生ながら投手としてベンチ入りしており、 県大会の2回戦では完封勝ちを収めた。
決勝でも代打として出場。 得点に絡む機会はなかったが、 ナインの一人として同校の4連覇を達成し、 全国へ駒を進めた。
沙央里さんは、 「大会までまだ時間があるので、 バトンの練習などをして、 チームベスト (49秒6) 以上を出したい」 と言い、 亜由美さんは、 「優勝を目指す」 と意気込む。
双子として生を受け、 ずっと一緒に成長してきた2人。 走ることが好きだった沙央里さんは中学時代、 陸上部に、 球技が得意だった亜由美さんはソフトボール部に入部し、 ともに県大会出場を果たした。
ハードルの選手として活躍した沙央里さんはスポーツ特待生で京都共栄に進学。 亜由美さんは県大会での敗北が悔しく、 さらに腕を磨こうと強豪校の鳥取城北の門を叩いた。
高校に進学するまで互いの競技を生かしてアドバイスをし合ってきた。 今はそれぞれ別の場所で生活を送りながら、 汗を流す日々。
沙央里さんは、 「 (亜由美さんは) 寮生活でさびしい思いもあるかもしれないけれど、 投げている姿はかっこいい」 と笑顔。 亜由美さんは、 「競技は違うけれど、 『お互いがんばりましょう』 という気分です」 と話していた。
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2013年7月21日08:34
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ノミができないから
6月に東日本大震災の被災地、「三陸地方の視察・応援ツアー」 を実施し、 連載などを通して、 その様子を紹介した。
計画は4月ごろからスタートした。 参加してもらった人に見て、 聞いて、 知ってもらいたいことを行程に盛り込む作業はなかなか骨が折れた。
私、 非常にネガティブ思考で、募集をかけても、「もう震災のことを忘れているのでは」 という不安があった。 ところが、 その予想は見事に裏切られた。 募集開始からものの数日で定員を超え、 キャンセル待ちが出るほどの反響だった。
「行きたかったけれど、 チャンスがなかった」 「一人で物見遊山のように行くのは気が引けていた」 ―。 忘れるどころか、 ずっと気にかけておられたようで、 涙が出るほどうれしかった。
参加者から異口同音に聞こえたのは、 「復興はまだまだ」 という感想。 その通り。 まだ何も終わっていない。
同じ日本で、 今、 苦しんでいる人たちがいる。 私たちが個人でできることはノミのように小さい。 でも、 個人でできないことのためにあるのが政治ではないか。
今日、 21日は投開票日。(森田靖久)
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2013年7月21日08:34
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神農組合通さない運営へ 主催者が仕切り...
丹波地域で7、 8月に開かれる夏祭りににぎわいをもたらす夜店の露天商。 露天商の取りまとめをしていた県神農商業協同組合が、 暴力団員に対して利益の供与を行なっていたと県公安委員会が公表したことを受け、 祭り主催者は、 同組合の下部組織に任せていた露天商の出店とりまとめなどの運営を直接担ったり、 出店者を公募に切り替えるなどし、 祭りのにぎわいを損なうことなく、 暴力団排除に適合するよう腐心している。
県警本部は6月27日付けで、 各首長に、 「祭礼等からの暴力団排除について」 (依頼) とする文書を通知。 丹波市は7月3日、 各自治協議会長ら関係6者に、 組合を通じての出店要請 (出店とりまとめ、 運営、 ごみ処理等を含む) を控えるよう求めた。 合わせて、 「露天商の出店を妨げるものではない」 と、 添えた。
27日の 「水分れ祭り」 の実行委員会は、 2年前に同下部組織と出店に関する協定を締結。 協定が暴力団排除にかなうとして、 警察のチェックをパスした。 地元の有志が出店する屋台と、 露天商との競合などをめぐりトラブルが続いたことから、 露天商を規制する協定を締結していた。
29日の 「市島の川裾祭」 実行委員会は、 とりまとめを依頼していた下部組織の男性が、 組合を脱退したことを確認した上、 男性の協力を得ながら実行委員会が最終的なとりまとめ役となることで、 課題をクリアした。
8月23、 24日の 「成松愛宕祭り」 の実行委員会は、 200店を公募に切り替える。 出店申請を8月1―3日に受け付けるべく準備を進めている。 プロ・アマ問わず公募し、 これまで組合を通じて出店していたプロの露天商にも、 一業者として個人で申請し、 出店してもらいたいと考えている。
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2013年7月21日08:33
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発酵技術で石けん 西山酒造場
西山酒造場 (丹波市市島町中竹田) は7月21日、 20歳代後半―40歳代の女性をターゲットに 「プレミアム石けん」 を発売する。 日本酒の発酵技術を生かした洗顔用石けんで、 主原料には国産の米ぬかから作る米ぬか油や、 丹波産小豆、 開発に3年をかけた米ぬか発酵液などを使用している。
ここ数年、 日本酒に含まれるアミノ酸が肌に良いと話題になっていることから、 日本酒の発酵技術を生かした製品を作ろうと、 2年前に化粧品製造販売許可を取得。 化粧品部門を立ち上げ、 新ブランド 「真!!素滴 (まぁすてき)」 を展開することにし、 その第一弾となる 「プレミアム石けん」 を発売することにした。
人によっては肌荒れの原因となる 「合成界面活性剤」 を使用せず、 自社製造にこだわった製品。 米ぬか発酵液には、 日本酒の30―40倍のアミノ酸が含まれており、 洗浄効果の高い 「サポニン」 を多く含む小豆の粉末を配合することで、 毛穴の汚れをきれいに落とすことができる。 柚子などを配合しているので、 ほんのり柑橘系の香りがする。
石けんは一つひとつ手造りで、 熟成期間を含めて製造に1カ月ほどかかるため、 完全受注生産となっている。
開発者の1人、 竹内陽子さん (29) は 「安全、 安心なものを求めている人に、 ぜひ使ってみてほしい」 と呼びかけている。
1個145グラムで、 価格は5250円。 専用のサイト (http://www.maastequi.com) で注文する。
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2013年7月21日08:33
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なつかしい中華そば 柏原バイパス「花乃...
柏原バイパス沿いの洋館1階に、 中華そばと一品料理の店 「花乃家」 (0795・73・1114) がオープンした。 石材業が本業の男性が、 子どもの頃食べていた鶏ガラ醤油の素朴な味を再現しようと開いた。
店主は、 山本十一さん (59) =柏原町下町沖田=。 「笠岡ラーメン」 として知られる、 岡山県笠岡市出身で、 かつて自宅の近くにあった 「日本一おいしかった」 (山本さん) 「花乃家」 の味を再現しようと研究を重ね、 屋号にした。
中華そば (650円) は、 小豆島の醤油と、 四国から取り寄せた麺を使い、 自家製豚バラチャーシューなどの具をのせている。 笠岡から取り寄せた醤油を使った甘口 (同) もある。
店のもう一つの看板が 「天中華」 (同)。 和風のスープに、 ちゃんぽん麺、 小エビやゴボウのかき揚げが載った山本さんの創作麺。 「年がいくと、 よりあっさりがいい」 と、 中華そば以上にあっさり味に仕上げた。
一緒に働く妻のみすずさん (58) は長崎県五島列島の出身。 瀬戸内沿岸の笠岡で山本さんが子どもの頃から食べていたカキなどの貝類や、 五島直送の鮮魚などもゆくゆくは扱いたいと考えている。
化学調味料は使わず、 料理に使う水も水道水でなく、 地下水を沸かして使うなど、 こだわっている。 自家栽培野菜のサラダなどもある。
「なつかしく、 あっさりした味。 安全な食材を使い、 家族連れが食事に訪れるような店に育てていきたい」 と張り切っている。
営業時間は午後6時半―午前零時。 月曜定休。
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2013年7月21日08:32
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ボウリング楽しもう サークル「投踊会」...
多くの人にボウリングを楽しんでもらおうと、 細見真之介さん (31) =丹波市春日町国領=ら5人がボウリングサークル 「投踊会 (なげようかい)」 を立ち上げた。 同市柏原町柏原のプラザアピア柏原で、 参加者を募って月2回ほど1時間投げ放題などのイベントを行っている。
4月にいったん閉店した同店は、 6月になって営業を再開した。 「投踊会」 のメンバーは、 同店の閉店前のボウリング仲間。 細見さんは 「再オープンを機に、 たくさんの人が投げるきっかけをつくりたかった」 と言い、 再オープンからまもなくサークルを発足した。
細見さんらが企画して開いているのは、 「投げよう会」 というイベントで、 ボウリング愛好家や初心者など、 誰でも参加できる。 「ボウリングはみんなでやった方が楽しいし、 多くの人が参加することで、 ボウリングを中心に地元が盛り上がればという気持ちもある」 と細見さん。 現在月2回ほど開いている 「投げよう会」 は、 1時間投げ放題で、 多いときは20人ほどの参加者があるという。 年齢も幅広く、 20―70歳代の人が参加している。
細見さんは 「ゆくゆくは 『投げよう会』 での成果を発表するような大会も開催してみたい」 と話している。
「投げよう会」 の開催予定は、 同店 (0795・72・2151) まで。
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2013年7月21日08:31
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第341問
東京都出身の原田雅代さんが丹波市春日町で学んでいる技術は?
1.肥育技術
2.養蚕技術
3.木工技術
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2013年7月21日08:24
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「鼠草紙絵巻」 講座の受講生募集
「鼠草紙絵巻」 講座の受講生を募集している。7月27日、 8月10日、 同24日の全3回。 いずれも、 午前10時―11時半、 青山歴史村 (篠山市北新町) で。
鼠草紙研究者の愛原豊さんが講師。 現代語や原文で鼠草紙を学んだ後、 ミニ絵巻を作る。 定員15人。 参加費1500円 (高校生以上は別途、 入館料が必要)。 青山歴史村 (079・552・0056)。
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2013年7月21日08:23
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「新宿コマ劇場」背景画譲ります 今田町...
俳優の大村崑さん (81) が、 新宿コマ劇場の舞台セットとして実際に使用されていた背景画を 「大切にしていただける人に無償で譲りたい」 と、 8月20日まで希望者を募っている。 日本の情緒ある花鳥風月をいきいきと描いた背景画で、 6枚に分割して描かれている。 1枚あたりの大きさは縦約2・4メートル、 横約90センチ。 絵柄の違った2種類がある。 応募者多数の場合は、 抽選で決める。 背景画見学の際は、 事前連絡が必要。 問い合わせや応募は、 「崑の村」 公式ホームページ (http://kon-chan.com/) の 「お問い合わせ」 のフォームから。
背景画は、 1998年、 新宿コマ劇場で催された歌手、 長山洋子さんの特別公演に大村さんが出演した際に、 その舞台を飾ったもの。 2008年、 新宿歌舞伎町の再開発に伴い、 閉鎖された同劇場の取り壊しの際に大村さんが譲り受けた。
背景画には、 青々とした松や満開の桜、 躍動感のあるヤマドリなどが描かれたものと、 赤いツバキや青いアヤメ、 黄色いハギなどが色鮮やかに描かれたものとの2種類がある。 ともに目立った傷やシミなどはほとんどなく、 状態は良好という。
大村さんは1999年、 篠山市今田町下立杭に別荘を兼ねた観光施設として 「崑の村」 を建設。 食事やカラオケが楽しめる 「大村座」 と、 売店などの 「崑屋」 からなる施設を備えた。 昭和レトロの雰囲気が味わえる施設で、 最盛期には1日に数百人の来場者があったが、 徐々に客足が減り始め、 2009年に閉村した。
「崑の村」 は現在、 売家中で、 施設内の品々を整理処分しており、 その際、 倉庫に仕舞い込まれていた背景画を見つけた。
「崑の村」 を管理している大村さんの長男、 岡村純治さん (52) は、 「伝統ある劇場で、 実際に使用されていた背景画。 名だたるスターたちがこの前で芝居をしてきた。 演劇関係者にはたまらないお宝なのでは」 といい、 「眠らしておくにはもったいない素晴らしい作品。 舞台で使うだけでなく、 飾っておくだけでも、 気持ちが豊かになるような気がします」 と話す。
写真・新宿コマ劇場で実際に使用されていた背景画と、 背景画を無償で譲るとして希望者を募っている岡村さん=篠山市今田町下立杭の 「崑の村」 で
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2013年7月21日08:22
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軽四のプレートすりかえ 自車ナンバー確...
ふと気づくと、 愛車のナンバープレートが、 見ず知らずのものに―。 軽四自動車をねらったナンバープレートのすり変え事案が、 6月14日―7月17日にかけて、 青垣地域を中心に8件発生している=図参照。 青垣地域内でのすり替えが3件、 残り5件は遠くは滋賀を含む市外とのすり変えだ。 丹波署では、 窃盗容疑で捜査すると共に、 被害に気づいていない可能性があるとして、 自車ナンバーの確認を呼びかけている。
どこかで盗んだプレートを、 別の車にすり替え、 すり替えたプレートをまた別の車に付け替える手口。 前、 後ろの2枚とも、 同じナンバー (同一車両から盗んだもの) に交換している。 特定の数字や、 特定の自動車メーカーをねらったものではないとみられる。
丹波市内の被害は、 8件中7件が青垣地域に集中。 1件は春日地域。 毎日乗っているものもあれば、 長く放置されていたものもあり、 被害者本人がすり替えに気づくケースと、 警察からの照会などで初めて気づくケースが半々だった。
同署が最初に認知したのは6月14日。 ナンバー 「神戸A」 の所有者から、 「知らない滋賀ナンバーにすり変わっている」 と連絡が入った。 滋賀県高島警察署管内の軽四車両から盗まれたものだった。
神戸Aは、 6月25日に青垣地域で見つかった。 「(自分は姫路ナンバーなのに) 神戸ナンバーがついている」 と、 姫路C所有者の女性が通報してきた。
6月22日の神戸Bのケースでは、 福崎署管内ですり替え被害にあった車が朝来署管内で見つかり、 その車にBのナンバーがついていたことから、 丹波署が所有者に照会して、 すり替わっていることに気づいたという。
7月17日に発覚した神戸Gのケースでは、 車検業者が、 車検証とプレートのナンバーが違っていると警察に通報。 このプレートの所有者は篠山市内の女性で、 この女性の車には、 神戸Hのプレートがつけられていた。 G、 Hの所有者、 篠山の女性の三者とも、 警察から照会があるまで気づいていなかった。
Gのプレートのみ、 行方が分からず、 別の車両とすり変わっている可能性があると見て、 丹波署が探している。 この所有者は、 プレートの再発行費用などの実害が生じている。
同署によると、 犯人が、 車体に傷をつけたり、 車上荒らしを働いている形跡は確認されていないという。 動機や目的も 「不明」 としている。 同様の事案が、 滋賀県でも何件か発生しているという。
情報提供は、 最寄りの駐在所へ。
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2013年7月21日08:20
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「いじめ受けた」11% 全員面談で精査へ...
丹波市教育委員会は7月19日、 同級生への暴力で市内の中学校男子生徒4人が逮捕された事件を受けて、 市内全小・中学生を対象に実施した 「児童生徒のいじめに係る実態調査」 の結果を公表した。 「いじめを受けている」 と回答したのは11・1% (620人) だった。 市教委は、 現時点では 「疑いがある数値」 と捉え、 夏休み中に全小・中学生を対象に面談を行い、 実態を精査した後、 9月にその結果を公表する。
調査は6月5―14日に実施。 回答率は97・7%。 調査結果は、 市のホームページで公開しており、 26日まで市民から意見を募っている。 小田繁雄教育長は、 「いじめと向き合う再出発としたい」 と話しており、 各学校の実態は校区へ積極的に情報公開し、 家庭や地域とも連携した体制づくりに取り組む方針。
「いじめを受けている」 との回答数と比べて 「人をいじめている」 との回答が少なく、 ずれがある=グラフ1、 2参照。 学年が上がるに連れて 「いじめを受けている」 が減少傾向にあるが、 いじめを受けていると認めたくないという意識が働いている可能性があると分析。 「いじめている」 回答が少ない点について 「教職員が、 『いじめを受けている』 との声を軽視したり、 子ども同士の認識にずれがあるから必要な対応をしない、 ということがないようにする」 と課題をあげた。
いじめの兆候と思われる 「冷やかしやからかいを受けている」 「遊び半分でたたかれたり、 蹴られたりしている」 などの具体的な設問への回答を、 学年ごとに単純に足していくと、 中学生の回答数が増え、 「いじめを受けている」 の結果とのずれがある=グラフ1、 3参照。 市教委は、 「いじられキャラになることで、 いじめられる側になるのを防いでいる生徒もいるはず。 夏休みに実施する面談結果とあわせて検証したい」 とした。
「いじめ問題にあった時、 誰に相談するか」 では、 親が最も多く、 次いで担任、 友だちの順。 「いじめを見た時、 どうしますか」 では、 担任の先生に伝える、 助けたり、 励ましたりする、 いじめている人を注意する―の順で多かった。 一方で、 「相談はしない」 「何もしない」 との回答は学年が上がるに連れて増加する傾向にあり、 市教委は、 「観衆、 傍観者にならない指導のあり方を考えたい」 としている。
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2013年7月20日17:43
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会話術向上へ 22日に勉強会 春日で草莽塾
企業経営の諸問題を調査研究し、 教養を高める活動をしている 「草莽 (そうもう) 塾」 が7月22日午後8時から、 ハートフルかすが (丹波市春日町黒井) でコーチング理論をもとにしたコミュニケーション術の勉強会を開く。 会社や家庭での会話術の向上を目指す。
コーチングオフィス 「GROW」 の阿江忠司代表を講師に、 「明石屋さんまに学ぶ会話スキル」 「指示命令型から会話型へのアプローチ」 など、 ワークショップ形式で学ぶ。 定員30人、 参加無料。 申し込みは中兵庫信用金庫春日支店 (0795・74・0437)。
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2013年7月20日17:41
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無添加石けん オーガニックコットン「mana...
「シャボン玉」商品豊富に
昨年10月オープン。 県道沿いの平屋のかわいい店舗で、 木がふんだんに使われた店内には、 環境と体に優しい 「シャボン玉石けん」 の商品が豊富に並べられている。
シャボン玉の石けんは釜炊きでじっくりつくる、 「ケン化法」と呼ばれる昔ながらの製法で保湿成分が残り、 洗いあがりがしっとりしているのが特長。 この石けんを使った洗濯用、 台所用、 洗顔用などの洗剤や、 シャンプー、 歯磨き粉など、 豊富な揃え。
また、 有機栽培の綿花100%を使った、 無染色、 無漂白、 無蛍光のタオル類も販売している。
いずれも、 ギフト用 (ラッピングは無料) にも対応している。
店主の女性は、 「子どもたちにきれいな環境を残していきたい。 その思いを伝えられるような店にしたい」 と話している。
【メモ】場所はバザールタウン篠山NEWS館の北側。 営業時間は午前10時―午後6時。 土曜定休 (7月21日、 8月14―18日は休業)。 電079・594・0937。 篠山市吹新20-2
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2013年7月19日09:22
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ねずみの森描く人形劇を上演 8月4日、...
東京都の人形劇団ポポロによる人形劇 「14ひきのひっこしだ」 が8月4日午後1時半から、 丹波市山南町谷川のやまなみホールで行われる。
14匹のねずみの家族が、 森の奥へ引っ越しをする物語。 人気絵本 「14ひきのひっこし」 が原作。 ねずみの住む森を柔らかいタッチで表現する。
入場料500円。 春日文化ホール (0795・74・1050)。
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2013年7月19日09:21
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夏の風情を浮世絵で 花火・妖怪作品も ...
丹波市立植野記念美術館 (丹波市氷上町西中、 0795・82・5945) で夏休みの特別展 「夏の粋納涼浮世絵展」 が開かれている。 花火、 夕立、 蛍狩りなど、 江戸情緒たっぷりの浮世絵で清涼感を表現している。 画家で国際浮世絵学会常任理事の中右瑛 (なかう・えい) さんの収集品のうち121点を展示している。 9月16日まで。
会場には、 喜多川歌麿、 葛飾北斎、 歌川広重、 歌川国芳など江戸時代を代表する絵師の作品が並ぶ。 昔の夏の風情を感じさせる 「隅田川の花火祭り」 「蚊帳の風情」 などのほか、 幽霊や妖怪などを描いた作品もある。 作品を見た人からは、 「昔の人の夏の過ごし方が良くわかる。 ゆったりとした情景がにじみ出ている」 という声が聞かれた。
「お化けの嫁入り絵巻き」 を見た宮田逞海君 (中央小6年) は、 「リアルで怖い」 と驚き、 葦田光貴君 (同校4年) は、 「絵が1つの物語のようになっていて、 面白かった」 と話していた。
28日午後1時半から足立安弘さんによるブルースハープの演奏会、 8月3日午後1時半から落語家の桂かい枝さんによる 「真夏の昼下がり 納涼怪談噺」 を聞く。 いずれも各先着100人まで。 入場無料。 電話で受け付ける。
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2013年7月18日09:37
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「プレミアム」2日間で完売 たんば商品券
たんば商業協同組合 (畑道雄理事長) が7月12日から販売した 「プレミアム商品券」 は、 13日午後5時時点で完売した。 「たんば共通商品券」 の1000円券11枚 (1セット) を1万円とするもので、 総発行数は5万セット (5億5000万円分)。 販売期間は、 15日までの予定だった。
昨年までは1人に10セットまで購入できたが、 今年は1人でも多くの人に買ってもらおうと、 5セットに限定。 畑理事長は、 「昨年とほぼ同時間に完売しているので、 昨年の倍近い人に買っていただいている。 市内の消費喚起になればと昨年以上に期待している」 と利用を呼びかけている。
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2013年7月18日09:37
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「NPO法」説明会
7月19日午後2時から、 篠山市民センターで「NPO法」説明会が開かれる。 NPO法人の手続きや法人取得の方法などを説明する。 対象はNPO法人関係者や行政関係者。
申し込みは、 主催の一般社団法人ノオト (079・552・0001) か、 県NPO法人係。