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2017年7月27日09:18
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籔内石材 氷上町常楽に2つ目の葬祭会館
籔内石材店(丹波市氷上町常楽、籔内義行社長)がこのほど、事務所の隣接地に葬祭会館「フューネ沙羅常楽ホール」を開館させた。「永久の安らぎ」をテーマに、家族葬から一般葬まで広く対応する。籔内社長は「喪主の要望、ニーズに応じたものを安価に提供したい」と話している。随時見学を受け付けている。
ホールは、数十人―最大200人程度まで収容できる。ごく身内だけで送りたいという場合も別の部屋で対応できる。
親族控室(風呂、トイレも)、寺院控室もゆったりとつくっている。ホールの床や腰板は石材店らしく、白の陶板を使っている。
▽家族葬むらさきプラン(和室利用)33万円から▽家族葬ホールプラン42万円から▽一般葬さらプラン65万円から(いずれも税別)。
ホールの建物は約600平方メートル。駐車場は全体で約1400平方メートル。
同社は春日町七日市で「春日ホール」を運営しており、2施設目。問い合わせは同ホール(TEL0120・307・940)。
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2017年7月27日09:11
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ゲームや農産物販売など 7月29日、篠山市...
篠山市大山地区で栽培されている「ふれあいスイカ」が、夏の太陽の下で大きく育ち、収穫の最盛期を迎えている。スイカの旬に合わせ、一般財団法人「大山振興会」(長澤義明理事長)が7月29日午前9時―正午、神田神社(篠山市大山上728)の境内で恒例の「ふれあい市場スイカ祭」を開く。同地区の長安寺でスイカ栽培を営んで約15年になる松尾寿雄さん(79)は、「今年は天候にもまずまず恵まれ、大きさ、味ともに出来は上々」と太鼓判を押し、来場を呼び掛けている。雨天決行。
ふれあいスイカは、同地区で昔から栽培されており、甘くてシャキシャキとした食感が特徴。1玉2500円前後で販売する予定という。
スイカ祭では、賞品が用意されたスイカの早食い競争や重さ当てクイズのほか、スイカを景品にしたビンゴゲームなどを行い、来場者を楽しませる。
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2017年7月27日09:09
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8月から市長タウンミーティング 初回は...
谷口進一丹波市長は8月19日を始まりに、市民とのタウンミーティングを3回開く。高校生に焦点を当てた初回の参加者を募集している。
テーマを設定し、それぞれ関係者を公募。広く意見を聞き、市政に反映させるとともに来年度の予算編成の参考にする。
たんば黎明館(丹波市柏原町柏原)で8月19日午前9時―正午に開く「丹波市を『暮らし続けたいまち』にするアイデア貯金箱」と題した初回は、高校生が対象。まちづくりのアイデアを聞くと共に、市政の取り組みを知ってもらう。出町慎さんと関西大学の学生が進行役。
8月4日までに市総合政策課(TEL0795・82・0916)に申し込む。
10月15日に子育て支援、11月19日に農業、林業、商工業の振興をテーマに開催を予定。
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2017年7月27日09:08
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無農薬野菜で直売所開設 篠山市瀬利の畑...
今年1月に長年勤めた会社を早期退職した畑庄司さん(57)=篠山市瀬利=が、自宅近くに自家栽培野菜を販売する無人直売所を開設した。屋号を、「ミミズ君ガンバレ 篠山瀬利 庄ちゃん家の野菜畑」としているように、土を育てるミミズの力と米ぬかだけを頼りにした無農薬野菜。直売所には休憩スペースもあり、畑さんは、「ここがいろんな人のたまり場になり、お客さんと農家、また、お客さん同士でいろんなつながりが生まれる場所になれば」と話している。
テントを張った直売所には、玉ねぎやシシトウ、ナスビにトマト、キュウリにバジルなど、さまざまな朝採り野菜が並ぶ。本日のお品書きのように売っている品名が掲げられたプレートもある。
また、隣の休憩所には手作りの机といすがあり、机には炭火焼きの機能も。丘の上の風が抜ける場所で一杯やるのも楽しみだという。
栽培する野菜は、化学肥料や農薬を使わず、肥料は米ぬかと刈り取った後の草のみ。草刈りも頻繁に行わず、ある程度まで伸ばし、保湿や栄養分となるよう、刈り取った草を畑に敷く。「草を生やしていると、『何しとんや』と言われそうだけれど」と笑う。
元金融機関勤務の畑さん。仕事の傍ら、8年ほど前から親の跡を継ぎ、兼業農家として米作りに励んできた。子どもたちも大きくなり、「日の出とともに起きて、日の入りとともに寝る生活」をしようと、定年を待たずに専業農家に転身した。
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2017年7月27日09:00
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8月6日に路上ライブ音楽祭 柏原商店街...
写真・柏原町商店街で行う路上ライブ音楽祭をPRする実行委員会=丹波市柏原町柏原で
丹波市在住、出身の音楽愛好家5人でつくる「ストリートミュージックたんば実行委委員会」が8月6日午前10時45分―午後5時、柏原町商店街の3会場で路上ライブ音楽祭「KGロード」を開く。丹波市を中心に18個人・グループが出演する。入場無料。
「KG」は「柏原」「ギター」の頭文字。みなと銀行駐車場でオープニングセレモニー。午前11時から、同銀行の「バンドステージ」で8グループ、古市場公民館の「アコースティックステージ」で7個人・グループが出演するほか、柏原自治会館の「ジュニアステージ」では福知山成美高のギター部女子1人、氷上西高の女子2人組、柏原高ギター部15人が演奏する。午後4時45から同銀行駐車場でエンディングセレモニーとごみ拾いを行う。
今年3月に行われた柏原高校ギター部の卒業ライブにゲストで招かれた、同部出身で同実行委員会委員長の摺木和代さん(52)=丹波市氷上町成松出身、東大阪市在住=が、同ライブで丹波市での音楽祭開催を呼び掛けたところ、その場にいた田辺利典さん(53)=丹波市氷上町石生=、泉光敏さん(44)=同町新郷=、足立健さん(37)=同市柏原町柏原=、同ギター部顧問の丹生憲一さん(49)=同市市島町岩戸=の4人が賛同し、実行委員会を結成。以降、地域の協力を得ながら初の音楽祭開催にこぎつけた。
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2017年7月23日09:00
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ビートルズ来日の頃
朝ドラ「ひよっこ」の主人公「みね子」は私と同じ世代だ。昭和三十九年のオリンピックの時、高校三年生。高度成長の真只中の東京で、カルチャーショックを受けながら成長してゆく。敗戦後たった十九年でオリンピックを開催することができた日本という国、それは国民の力なのだが、改めてすごいと思う。あの時代のエネルギーや風景、ファッションなども懐かしい。
主人公の周囲の人々は、あまりにもいい人ばかり。その中で異色なオーラを放っていたのが、みね子の叔父の宗男。最初は、ビートルズ狂いのうっとうしい男と思って見ていた。ところが、彼は徴兵されてインパール作戦に参戦、夜襲でばったりイギリス兵と鉢合わせ、相手の笑顔でお互いを見逃すことができ、命からがら帰還できた。それ以来イギリスに対して彼なりの思いを持つようになり、当時のイギリス兵とビートルズが重なって見え、ファンになったらしい。私の父も満州に何度か出征、終戦時、国内で防空壕を掘っていたと聞くからまさに同じ世代なのだ。
初めてビートルズを聞いたのは高校二年のとき、トランジスターラジオから流れる「抱きしめたい」や「シーラブズミー」など、今まで聞いていたアメリカンポップスとは全く違う音楽だと感じた。
ビートルズが初来日した昭和四十年、私は京都で下宿して大学へ通っていた。ビートルズ来日騒動のとき何をしていたのか記憶にない。丹波と京都とのカルチャーショックに慣れるのに必死だったからかも。今でも「イエスタディ」は大好きな曲だ。
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2017年7月23日09:00
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ささやま荘で夏のバイキング 7月25日か...
篠山市河原町の「王地山公園 ささやま荘」で7月25―27日の3日間、特別企画「夏のランチバイキング」が開かれる。料理人が目の前で仕上げる和牛の鉄板焼きや天ぷら屋台などが目玉。同施設は、「この機会にささやま荘の味を楽しんでもらえたら」と話している。
施設のPRを目的に実施。昨年はマグロの解体を行うなど、来館者に楽しんでもらえる企画を行っている。
今年は、料理長の猪澤佳晃さんが厳選した食材を用い、和牛や天ぷらのほかに、豚しゃぶトマトサラダやひつまぶし、黒豆おからコロッケ、特製カレーなど、約20種類の料理を用意。同施設の水澤孝俊さんは、「品数は少ないかもしれないけれど、一つ一つ質の高いものを提供します」と来館を呼び掛けている。
バイキングは90分間。時間は正午から午後3時までで、最終受付は午後1時半。大人(中学生以上)1800円、小学生以上800円、幼児400円。利用の3日前までに予約を。8月21―23日にも実施する。
同施設TEL079(552)1127。
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2017年7月23日09:00
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第530問
篠山市出身の臨床心理学者・河合隼雄氏。19年前の本紙インタビューで「子どもの本分」は何と語っていたでしょう?
1.勉強すること
2.遊ぶこと
3.寝ること
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2017年7月23日09:00
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移住の井筒一摩さん 篠山市北に地ビール...
昨年、西宮市から篠山市藤岡奥に移住した井筒一摩さん(31)が、同市北にクラフトビール(地ビール)の醸造所「丹波路ブルワリー」を開設した。現在は併設のビアパブを先行オープンし、日本各地の地ビールを提供しており、設備が整い次第、8月上旬から醸造を始める。脱サラしてビール造りを学んだ井筒さんは、「ここで造った出来立てのクラフトビールのおいしさをたくさんの人に知ってもらえたら」と話している。
市内の地ビール醸造所は2軒目となる。
元システムエンジニアの井筒さん。「昔はただのビール好き」だったと言い、全国の地ビールが集まるイベントなどに参加していたという。そんな時、「ふと自分でも作ってみたい」と思うようになったそう。
地ビール醸造の塾に通い、小規模なブルワリー(ビール醸造所)を作るという夢を見つけ、会社を退職。山梨県甲府市の「アウトサイダー ブルワリー」で、醸造家の丹羽智さんに“弟子入り”して修業に励んだほか、行きつけのビアパブのオーナーの勧めでイギリスのブルワリーにも赴き、3カ月間、技術と知識の習得に汗を流した。
ちょうど両親が田舎暮らしを求めていたこともあって、都市部からも近く、自然豊かな篠山へ移住することになり、合わせて醸造所も開設することにした。
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2017年7月23日09:00
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フォレストアドベンチャー丹波ささやまマ...
空中散歩で「非日常」を
昨春、篠山市火打岩の多紀連山・大たわ駐車場横にオープンした「フォレストアドベンチャー・丹波ささやま」。マネージャーとして、森の中の樹から樹へ空中散歩を楽しむアウトドアパークを切り盛りする。
その経歴は異色だ。朝来市で生まれ育ち、ヒッチハイクで北海道を旅したり、東京では役者として活動。その後、明石市の酒蔵で酒造りに携わったものの、けがのために帰郷した。
地元で茶葉の刈り取りに励んでいた時に誘いを受けたのがフォレストアドベンチャー・朝来の仕事。朝来でもマネージャーを務め、新たにオープンした篠山に籍を移した。
「若いころは興味を持ったことに突き進んでいたけれど、いつからか人にかかわり、自分の中で誇りに思える仕事がしたいと思うようになりましたね」
多紀アルプスの森の中で、大阪などの都市部のほか、丹波地域の人たちも訪れ、専用のハーネスを着用しては樹と樹の間に張られたワイヤーを伝って空中遊泳を楽しむ。非日常を求めてやって来る顧客に、安全に楽しんでもらってストレスを発散してもらうことを望む一方で、子どもたちはもちろん、20歳代、30歳代の若者に、遊びを通して、自分で責任を持つことや、リスクを避けるように考えることなども学んでもらえるように願っている。
フォレストアドベンチャーは全国各地にあるが、マネージャーによってカラーがそれぞれだという。「ここで長くやっていくためには、地元とのつながりが大切。私は遊びに来られたお客様に地域のお店などを紹介して、互いに相乗効果を生み出せるような場所にしたいですね」とほほ笑む。33歳。
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2017年7月23日09:00
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前川つるゑさん訃報
前川つるゑさん(まえがわ・つるえ=前川実・前川建築社長の母)7月19日死去、96歳。自宅は丹波市山南町和田267。葬儀は22日おこなわれた。
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2017年7月23日09:00
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猛暑
今年は夏の暑さがひときわこたえる。例年ひと夏に片手で数えるほどしかつけないエアコンを、もう5、6度はつけた。飲むと体が熱くなるのでアルコールを飲まない日を増やした。夏バテをしないように例年以上の早寝を心掛けているが、早く寝ると、午前2時、3時に目が覚めて困る。
2度寝をしても4時過ぎになると決まってヒグラシの大合唱で起こされる。ニイニイゼミも加わり、5時ごろになるとセミに代わって鳥のさえずりがにぎやかになる。やかましくてもう眠れない。窓を開けて寝ているからだが、それもこれも暑さのせい。
猛暑の中、被災者の生活再建の一助となるべく、九州豪雨災害被災地の福岡県朝倉市に、丹波市社会福祉協議会がボランティアバスを運行する。個人で現地入りされる方もあるだろう。くれぐれも体調管理に気をつけて活動を。
テレビで見る、土砂が流入した家々から土をかき出すボランティアの姿が丹波市豪雨災害時のそれと重なる。ひとかき、ひとかきの手作業。土のにおいの記憶がよみがえる。募金も始まった。少額でも協力したい。(足立智和)
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2017年7月23日09:00
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定年
前号の本紙篠山市版に、大阪から篠山市の大芋地区にIターンした60歳代の夫婦の記事が載った。趣味の木工を生かし、10年近くかけて手作りで喫茶店を建てたという。このように丹波地域には第二の人生を謳歌する人たちが少なくない。
現役生活と第二の人生の境界線となるのが定年だが、詩人の石垣りんに「定年」という詩がある。14歳で日本興業銀行に事務見習いとして就職。働きながら詩作をし、55歳で銀行を定年退職した。「ある日 会社がいった。 『あしたからこなくていいよ』」で、この詩は始まる。
明日から来なくていい、と会社から言い放たれた人間。たまらず、「そんなこといって!もう四十年も働いてきたんですよ」とつぶやいた。しかし、その言葉は会社には届かない。会社の耳には、会社の言葉しか通じないからだ。相手は会社。人間の言葉は通じない。
現実感があり、身につまされる詩だ。しかし定年は会社と決別する境目ならば、会社人間からさっさと抜け出し、新たな人生を踏み出す覚悟を持たないといけない。
哲学者で教育者の森信三は書いている。「人は退職後の生き方こそ、その人の真価だといってよい。退職後は、在職中の三倍ないし五倍の緊張をもって、晩年の人生と取り組まねばならぬ」。これまた身につまされる言葉だ。(Y)
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2017年7月22日16:36
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カラオケ喫茶「スタジオ花音(かのん)」
7月28日に新規オープン
京橋のたもとに7月28日午前10時にオープンする。音楽好き一家の平井奉文さん(62)、美智代さん(59)夫妻が、好きな歌で老後を楽しもうと店を開いた。店名は初孫の名前からとった。
通信カラオケDAMを採用。席数は20―30席。チケット(1000円で11枚)と、ワンドリンク制。
モーニング(午前8時半―同11時、500円)を提供、カラオケ定食(650円)も。
奉文さんは「歌でストレス解消を」と言い、美智代さんは「気軽にのぞいて下さい」とPRしている。
丹波市氷上町氷上319-3
tel 0795-88-5110
営業時間/8:30~17:00、19:30~23:30
オープンから3カ月間は無休
貸し切り可
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2017年7月22日16:32
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何でも器用に手作り
写真・耕運機を利用した電動のこぎり。ナタより超速くて超きれいに切れる
ラオスの母から糸車(糸を紡ぐ道具)を譲り受け、日本に持って帰ることになった。大きいので父が分解してくれた。その時に、杭として埋め込まれていた木っ端が出てきたので、それらを集めた。ら、大笑いが起こった。「そんなゴミ、どうすんの?」と。「組み立てた時にまた使うんだけど?」の返事にまた大笑い。「日本には木もないの?」って。「あるけど、こんなに薄くぴったりはまるのを作れないよ」と私。「ラオスじゃ子どもだって作れるよ」と大爆笑。
30歳過ぎたおばさんが、子どもよりも何もできない。ラオスで小さな子が大きなナタを使いこなす姿をよく目にする。見てて怖いと思うけど、ラオス人から見た、私がナタを使う姿の方がよっぽど危なっかしいようだ。恥ずかしい…。
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2017年7月22日16:21
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春日町柚子 ひまわり園開園 7月30日に...
写真・7月23日開園する「ひまわり柚遊農園」=丹波市春日町柚津で
丹波市春日町柚津地区の「ひまわり柚遊農園」が、23日午前9時から開園する。8月6日までで、期間中は約7ヘクタールの田んぼ一面に咲く40万本ほどのひまわりが楽しめる。30日午前10時からは、「ひまわり祭り」(同実行委員会主催)が開かれる。
5月中旬に同実行委員会で種をまいた。村上康充実行委員長によると、順調に生育しているという。
祭りでは、ひまわり畑の中で全長600メートルの巨大迷路が楽しめるほか、ひまわり狩りができる切り花園もある。竹細工体験やふれあい牧場、農産物の直売など、多彩な内容になっている。午後1時からは、美しい音色が特長の楽器「スティールパン」のライブが開かれる。
入園料300円(中学生以下無料)。春日観光案内所TEL0795(70)3501。
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2017年7月22日16:20
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氷上高校、創部初の夏32強 あと一本出ず...
写真・声援に感謝し、あいさつする氷上高の選手たち=ほっともっとフィールド神戸で
創部初のベスト32(4回戦)に進出した氷上高校が7月21日、ベスト16をかけ、強豪・西脇工業と対戦、接戦の末1―3で惜敗した。保護者やOB、柏原高校野球部員ら計100人ほどがスタンドで声をからし、選手たちを鼓舞した。氷上の足立吏音主将(3年)は、「相手は強かったが、接戦まで持ち込めた。氷上高校の歴史をつくれたと思う」と胸を張った。
2点を追う最終回、二死から代打・足立聖人君(同)が死球、続く9番小西俊暢君(同)が四球を選んでチャンスをつくると、1番足立主将がレフトポール際に大飛球を放ち、奇跡の逆転本塁打かと思われたが、わずかに切れファールに。最後はショートゴロに打ち取られた。
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2017年7月22日16:19
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770人で「120」 人文字をドローン撮影 柏...
写真・上空から撮影された120周年記念の生徒による人文字=柏原高校で(空撮アーティスト前田太陽さん提供)
柏原高校の全校生徒約770人が7月19日、同校グラウンドで人文字をつくり、上空からドローンが撮影した。同校創立120周年記念式典(9月23日開催)で披露される。
生徒たちは体操服姿で「KAIBARA 伝 120th」の文字をつくり、空撮アーティストの前田太陽さんと市民レポーターの木下武さんが上空100メートル付近からドローンで撮影した。生徒たちはドローンの方へ手を振るなどして撮影を楽しんでいた。ドローンの紹介もあり、撮影後、ドローンが目の前で着陸すると、大きな拍手が沸き起こった。
竹内乃亜・生徒会長(2年)は「記念式典に向けて雰囲気を盛り上げるイベントになった。ドローンを間近に見るのは初めて。思ったより高いところまで上がった。写真が楽しみ」と話した。
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2017年7月20日09:12
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大宝山大乗寺(篠山市追入)
創建は白鳳時代(645-710)、インドから渡来したと伝わる法道仙人開基による古刹。大山地区の旧道追手神社から北へ少し行って左折していった所に寺域がある。往古は隆盛を極めたが、明智光秀の丹波攻めで焼失し、1597年再建され現在地に佇む。追手神社と神仏習合の関係である。ここの山門(仁王門)が素晴らしいの一言だ。近くの高蔵寺のそれとほぼ時を同じくして建立されたものと思われる。寺への道の途中にある。銅版葺き2層の壮大なものである。
虹梁上の中央に竜が居る。大きく口をあけ、舌は大きく強調され、宝珠もしっかり握っている。その左右には、いわゆる竹生島文様の兎が波の上を奔(はし)っている。木鼻には唐獅子と獏、さらに周りには唐獅子のオンパレードの感があり、裏面中央に大きな唐獅子が首を左前方に曲げている。象や花、多彩この上なし。神田神社とほぼ同時期の4代目中井言次君音の大作だ。
中井権次研究家 岸名経夫
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2017年7月20日09:11
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天暁山東西寺(朝来市生野町口銀谷)
口銀谷(くちがなや)の寺町通りの西端の来迎寺の右隣に佇む寺院。狭いがこの通りはごみひとつ落ちていない雰囲気で気持ちが爽やかだ。創建は織豊時代末期で当初は東恩寺と称していたが、その後2、3の寺と合併して昭和27年に東西寺と改称。現在の本堂は明治16年に再建された。浄土宗。本尊は阿弥陀如来である。
この寺の特色は山門を上がって右手の東照宮で扁額があがっている。江戸時代殷賑を極めていた生野銀山の代官が、家康公の霊を祀るため幕府に懇願し送られてきたのが家康の木像で、以後2代目から14代までの尊碑が送られてきて現在に至っている。正面本堂を見上げる。大きな造りの向拝には大変大きな竜が居る。右上空を見上げ、手足の爪や宝珠がやたらと大きいのと髭が銅線ではなく普通の太い針金だ。木鼻の唐獅子も大きく阿吽の呼吸で辺りを睨んでいる。竜の裏に、彫物師、丹柏住中井清次良橘正実の銘がある。
中井権次研究家 岸名経夫