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2013年8月1日13:34
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怪談噺
8月3日午後1時半から、 丹波市立植野記念美術館 (同市氷上町西中、 0795・82・5945) で「真夏の昼下がり―納涼怪談噺」 をテーマに、 桂かい枝さんが落語を演じる。 桂さんは、 英語落語でもおなじみの落語家。 無料 (先着100人、 要予約。 入館料は別途必要)。
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2013年8月1日13:31
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和田惜しくも準優勝 新人戦に続き近畿へ...
47年ぶりに県総体に出場した和田は、 決勝戦の1回表、 3本のヒットと四死球、 守備の乱れが重なり4失点。 反撃は4回。 四球の2番大地真弘君 (3年) と、 失策で出塁した3番小林星太郎君 (同) を、 4番前川昌聖主将 (同) が送り、 1死2・3塁。 5番土井翔君 (同) の内野ゴロの間に1点を返した。 変速フォームから繰り出される関宮エースのカーブを打ち崩せず、 1―6で敗れたものの、 同校初の準優勝。
和田は初戦の松陽 (東播1位) 戦で、 2点を追う6回、 四球の小林君、 センター前ヒットの前川主将を置き、 代打の土井君が右中間に起死回生の同点三塁打。 続く7回、 ヒットで出塁の大地、 小林君を置き、 前川主将が左中間にはじき返し、 サヨナラ勝ちした。
準決勝の桃山台 (神戸市1位) 戦では初回に3点を失ったものの、 4回に1番石塚圭祐君 (同) の2点打を含む打者15人の猛攻で9点を挙げ大勝。
松陽戦でタイムリーを放った土井君は、 「中学生活最後の打席かなと思って打席に入った。 小学校から6年間、 自分が打てない時も仲間に助けてもらったので、 いつかお返しがしたいと思っていた。 いいところで打てて良かった」 と振り返った。
松陽戦で完投、 桃山台戦で6回を投げ、 関宮戦ではリリーフにまわったエースの大地君は、 「松陽戦はこれまでに感じたことのない緊張感があった。 2点に抑えられたので、 今の打線なら大丈夫だと安心して投げていた。 近畿でもコーナーをつき、 一人ひとり大切に打ち取りたい」 と話した。
前川主将は、 「投手を楽にさせる守備を鍛えたい。 去年、 県2位のチームが全国制覇した例もあるので、 新人戦では突破できなかった初戦を勝って波に乗りたい」 と抱負を述べた。
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2013年8月1日13:31
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バスケットボール氷上男子...
県中学校総体で、 氷上男子バスケットボール部 (丹有2位) が7月27日、 宝塚市立総合体育館で行われた決勝で宿敵のゆりのき台 (丹有1位、 三田市) を下し、 同競技男子の丹有勢として初の県制覇を成し遂げた。 氷上が全国に初出場した3年前は2位通過、 優勝候補だった昨年も準優勝だった。 また、 新人戦に続いて県制覇をめざした和田の野球部は同28日、 尼崎ベイコム野球場で行われた決勝で関宮 (但馬1位、 養父市) に惜しくも敗れた。 両校は県代表として近畿大会に出場する。
57回を数える総体。 女子は氷上が2004年に優勝したものの、 男子はチャンスを逃し続けていた。
氷上は、 丹有大会決勝で62―86の大差で苦杯をなめたゆりのき台と再戦。
170センチ以上の長身選手がそろう、 出場校の中で最も体格に恵まれた相手に、 植田春樹主将 (3年、 162センチ)、 坂上戒徒君 (同、 161センチ)、 長久翔平君 (同、 173センチ)、 藤井楓君 (2年、 167センチ)、 樋口幸輝君 (同、 171センチ) の5人で挑んだ。
守りが崩壊して敗れた丹有大会の反省から、 長久君、 樋口君、 藤井君らでリバウンドを取る、 ボールを持っている選手へのプレッシャーを強める、 守備に入る際は 「ディフェンス」 の声を全員で掛け合うと、 守備の意識を高く持って試合に入った。
氷上は第1ピリオドの立ち上がり、 3点シュート2本を含め連続8点を奪う鮮やかな先制攻撃。 このピリオド、 植田主将は3点シュート4本を含む14点を挙げ、 坂上君も11得点。 守備からリズムをつくり、 31―16と圧倒した。 第2ピリオドからゆりのき台が司令塔の植田君封じに動くと、 代わって樋口君が得点を重ね、 前半を52―30で折り返した。
坂上君が5ファウルで退場となった第4ピリオドでは、 代わって入った 「6人目の男」 近藤諒君 (2年、 153センチ) が5点、 ゲームメイクに徹していた藤井君が7点、 樋口君が4点と2年生トリオの活躍で、 猛追するゆりのき台を88―80で振り切った。
大会最優秀選手に選ばれた植田主将は、 「自分たちのシュートが良く決まったし、 守備のプレッシャーが効いて、 相手に速攻を出されなかった」 と、 勝因を分析する。
守備で貢献した長久君は、 「近畿は身長が高い選手が多いので、 樋口君と守備で粘り、 速攻や外からの3点シュートにつなげたい」 と言い、 フォワードの坂上君は、 「ファウルを少なくし、 速攻で点を取っていきたい」 と抱負を述べた。 藤井君が大会優秀選手に選出された。
足立宗之監督は、 「最後まで集中力が途切れず、 足を動かし続けた。 本当によく戦った」 と選手たちをたたえた。
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2013年8月1日13:30
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3年かけてバイオトイレ 山での困りごと...
篠山市大山新の里山林の整備活動に取り組んでいる 「丹波おおやま里山オーナー会」 (山本隆之会長) が、 山すそに設置している活動拠点施設の一角に、 3年前から建設を進めていた手造りのトイレが完成した。 「山での一番の困りごとはトイレ。 男性は隠れて用を足すことができるが、 女性や子どもはそういうわけにはいかない」 とメンバーたち。 「念願のトイレが完成し、 この森に気軽に人を呼べるようになった。 多くの人が自然と親しめるイベントを企画し、 会をますます盛り上げていきたい」 と話している。
結成10年目となる同会。 当初よりトイレの設置が課題だった。 これまで用を足すには、 徒歩で片道15分以上掛かる大山振興会や神田神社のトイレを利用するしかなかった。
トイレは、 小便器と大便器をそれぞれ1つずつ備えたバイオトイレ。 排泄物は、 おがくずやもみ殻が敷き詰められた便槽に集まり、 おがくずなどにすんでいるバクテリアの分解能力で堆肥化させる。 出来上がった肥料は、 メンバーが管理している菜園に利用するという。
トイレ建屋の床面積は約8平方メートル。 柱や壁などの建築材はすべて森林整備によるスギ、 ヒノキの間伐材を使用した。 伐採木を自らの手で製材し、 柱や板に加工した。 大・小便器も 木製で、 メンバーがドリルやノミで彫り込んで成型し、 ヤスリがけをして丁寧に仕上げた工芸品。 メンバーたちは 「用を足すのに気が引けるほどの出来栄えです」 と笑う。
大便器は洋式で、 本体にクリを用いたほか、 便座をケヤキ、 ふたをイチョウでこしらえた。 小便器もヒノキとクリを組み合わせて作った。 排泄物などが常にかかる部分には水に強いクリ材を使用するなど、 木の性質を生かしている。 トイレ建屋の隣には貯水タンクを設置。 屋根の雨どいから雨水を集め、 手洗い用の水を確保している。
同会は、 森林整備活動の充実を図るため、 整備林の山すそに拠点施設を設置。 2007年にメンバーが集える東屋を、 11年には製材機や運搬車を格納できる作業小屋を、 それぞれ間伐材を使用して手造りしている。
2003年、 大山振興会が荒廃の進む地元の里山を再生するため、 土地所有者から借りた里山林を都市部の住民に貸し、 里山の整備と地域住民との交流を図ってもらおうと、 「里山オーナー制度」 を立ち上げた。 集まったオーナーたちが 「丹波おおやま里山オーナー会」 を結成し、 森づくりを始めた。
現在、 50―70歳代までの13人が所属。 会員のほとんどが阪神間の住民で、 約3・2ヘクタールの里山林を整備している。
写真・ヒノキとクリを組み合わせて造った小便器=篠山市大山新で
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2013年8月1日13:29
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「被災地で花火」支援 9月に記録映画上...
東日本大震災の被災地で、 震災で亡くなった人たちの鎮魂と復興の祈りを込めて花火を打ち上げるイベント 「LIGHT UP NIPPON」 の趣旨に賛同した丹波青年会議所 (=JC、 深田享保理事長) は、 9月8日午後3時半から丹波の森公苑で同イベントのドキュメンタリー映画上映会と実行委員長の講演会を開く。 丹波市内でこれから開かれる祭りやイベントでチケット (1枚500円) を販売。 売上の全額と、 丹波市民のメッセージを東北に届ける。
同イベントは、 被災地沿岸の十数カ所で一斉に開催されている花火大会。 昨年8月11日午後7時には、 岩手、 宮城、 福島の太平洋沿岸の被災地全13カ所で、 3万発の花火を一斉に打ち上げた。
上映するドキュメンタリー映画は、 仕掛け人で、 実行委員長の高田佳岳さんが立ち上がり、 花火を打ち上げるまでを追った、 900時間もの映像を編集したもの (99分)。 インドなど14カ国で上映され、 海外でも注目を集めている。
映画上映に続いて実行委員長の高田さんの講演がある。 また、 歌手の福原美穂さんらが作った 「LIGHT UP NIPPON」 のテーマソングを、 丹波市少年少女合唱団が歌う。
同JCは、 同イベントのチケットを、 3日の 「ぬぬぎふるさとまつり」、 10日の 「丹波ハピネスマーケット」、 24日の 「愛宕祭」 で販売。 花火の尺玉のレプリカに被災地に向けたメッセージを書いてもらいながらイベントをPRする。 1000人を集める計画。 チケットの売上は全額、 寄付し、 来年の 「LIGHT UP NIPPON」 の資金にしてもらう。
上映会の前にはJC福島ブロック協議会長の荒井大蔵さんが、 「原点から学ぶまちづくり」 をテーマに、 被災地の現状や、 これからの課題について講演する。
上映会を企画したプロジェクトチームの有志は、 今年8月11日の同イベントを視察するために東北を訪ねる予定。 代表の池田和人さん (29) は、 「丹波JCの今年のテーマは 『エネルギー』。 自分なりにエネルギーの意味を 『人的資源』 ととらえた。 たくさんの人の想いを形にした高田さんの行動力を感じていただきたい。 丹波でもLIGHT UP NIPPONの花火大会をやろうという気運が生まれれば」 と話している。
同JC事務局 (0795・72・3398、 午前11時―午後3時)。
写真・東北へのメッセージを書いてもらう尺玉を手に、 イベントをPRする丹波青年会議所のメンバーたち=同会議所事務所で
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2013年8月1日13:28
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「農」じかに感じて 施設「○」オープン...
農業や農村の良さをじかに感じてもらおうと、 丹波市春日町野村の婦木農場 (婦木克則代表) が、 8月1日から同農場に 「農家体感施設○(まる)」をオープンさせる。 野菜の収穫や同農場の見学ツアーなど、 農業や農村の魅力が体感できる。
丹波産材をふんだんに使用した同施設の中心には、 餅つきなどができる作業土間があり、 厨房も設置。 6畳の和室が2間あり、 トイレや風呂などもあるので宿泊施設としての活用も検討している。 各種教室にも利用できる。
婦木さんは 「これまでは野菜の出荷など、 商品を通して消費者と触れ合うのがメーンだった。 野菜の収穫体験などをしてもらって、 野菜の育て方や農家の思い、 考え方などを伝える場所にしたい」 と同施設の建設を決めた。 「○」 という名称には、 自然の循環や人の環などの思いを込めているという。
婦木さんは 「田舎の自然や文化などを、 この場所に来ることで体感してほしい。 都会の人はもちろん、 地元の人にも農業や農村の良さを再発見する場所にしてほしい」 と呼びかけている。
1日午前10時から、 同施設でオープンイベントを行う。 柏原町のカフェ 「cafe ma―no」 が同施設の厨房を使って 「出張カフェ」 を開くほか、 とれたて野菜の販売などを行う。 8月中は、 毎週土曜日に農場見学会などのイベントを開く。
同施設の利用はホームページでの予約が必要。 同農場 (0795・74・0820)。
写真・1日にオープンする 「農家体感施設○」 と婦木さん夫婦=春日町野村で
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2013年7月28日09:12
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スーパー能 「世阿弥」
梅原猛先生の書き下ろしスーパー能 「世阿弥」 を観てきた。 これまで書かれた歌舞伎 「ヤマトタケル」 や 「オグリ」 「オオクニヌシ」、 狂言の 「ムツゴロウ」 など、 どれも現代語でわかりやすく、 しかも意表をつく演出で観客を楽しませる。 それがスーパーという言葉のつく所以だ。
「世阿弥」 は先生が長年あたためて来られたもので、 父と子の情愛、 政治と芸術という普遍的なものがテーマとなっている。 その昔、 「ヤマトタケル」 が猿之助 (現在の猿翁) 主演で初めて上演された頃は、 キワモノ扱いをされたり、 「あんなものは歌舞伎ではない」 などと酷評された。 しかし、 歌舞伎の語源は 「傾く (かぶく)」 で、 つまり、 「自由奔放に振る舞う」 など、 少し世の中の尺度とは違うことを意味している。 古典になるにつれ伝統や様式美のみに偏ってきた。 そこで、 梅原先生は時代に合った歌舞伎や能、 狂言を書かれた。 とはいえ、 先生も今年米寿、 何度も大病をされながら、 そのたびに生還。 生命力、 膨大な資料を読まれる意欲には感心させられる。
「世阿弥」 といえば観阿弥の息子で、 能の優れた古典 「井筒」 「実盛」 「鵺 (ぬえ)」 「西行桜」 「野守」 など等、 万葉集から伊勢物語、 平家物語などから題材をとった多くの謡曲を作った。 一時は足利義満の庇護のもと一世を風靡したが、 時の権力者が代わり、 逆境の中、 息子 「元雅」 を暗殺されてしまう。 世阿弥の無念さ、 しかし生き抜くことを息子の霊に誓う姿で舞台は閉じられた。 このプラス思考は先生の生き方そのもの。 大きな拍手を送った。
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2013年7月28日09:01
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SRSブラックビーンズが全国へ 男子ソ...
丹波地域の一般男子ソフトボールチーム 「SRSブラックビーンズ」 がこのほど、 高砂市で行われた 「県一般男子ソフトボール大会」 で優勝。 8月10日から山形県で開かれる 「第10回全日本一般男子ソフトボール大会」 (日本ソフトボール協会主催) に初出場する。 丹波地域の一般チームが全国に出場するのは初めて。
県予選には10チームが出場。 初戦はウッディファイターズ (三田) 戦。 1回裏、 4番山本尚幸さんの右前打で1点、 続く5番河野和彦主将のレフトへの2塁打などで3点を奪い流れに乗った。 1点差に迫られるも、 6回裏、 安本吉孝さんのエンドランがエラーを誘い、 2点を追加し、 5―2で勝利。
準決勝の兵庫北摂クラブ (川西) 戦では、 4番山本さんの3ランなど打線がつながり、 11―4で大勝した。
決勝のクラブ尼崎 (尼崎) 戦では1回裏、 2番宇奈手誠さんのヒットと3番田山光治さんの送りバント時の相手のエラーなどで1死1、 3塁に。 田山さんの二盗の間に宇奈手さんが生還。 同点で迎えた最終回、 6番安本さんのヒットの後、 代走の亀谷勝之さんがワイルドピッチで2塁へ。 7番久保木努さんがサヨナラ安打を放った。
SRSブラックビーンズは2008年、 篠山市内の企業の有志で創部。 現在は19―47歳までの15人が所属している。 週末、 四季の森運動公園 (篠山市網掛) で練習したり、 県内のチームと練習試合をしている。 実業団出身で投手の榎本正彦さんを中心とした守備と、 1点をとるための緻密な攻撃が持ち味。
全日本大会には各都道府県の代表ら48チームが出場。 SRSは10日午前11時から、 酒田市光ヶ丘野球場で岡山県代表と対戦する。 チームの活動状況は、 ホームページ (http://www.ikz.jp/hp/roo/) に掲載。
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2013年7月28日09:01
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「労働局長奨励賞」を受賞 細見鉄工所
精密金属製品製造業、 細見鉄工所 (丹波市氷上町横田、 谷口浩平社長) が、 労働安全確保対策につとめたとして、 兵庫労働局長表彰・奨励賞 (6社) を受賞した。 丹波地域では同社のみが受賞した。
同社は4300日労災事故ゼロを続け、 2月に中央労働災害防止協会から 「無災害記録証銀賞」 を受けた。 これらの実績から、 西脇労働基準監督署が同社を推薦した。
同社は、 社内に 「安全衛生委員会」 (管理者=田中秀明工場長) を設置。 24の実施項目について、 年間実施スケジュール、 目標、 担当者などを記載した 「安全衛生管理計画表」 を作成し、 チェック体制を整えている。
このほか、 毎朝の朝礼でヒヤリハット事例や改善点について発表するなど、 日々の業務の中でより安全な環境づくりに取り組んでいる。
谷口社長は、 「管理職だけでなく、 実際に機械を使う社員やパートの意識を高めている。 労働無災害金賞 (4750日) 達成をめざしていきたい」 と話している。
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2013年7月28日09:01
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「丹(まごころ)の水ゼリー」発売 谷甲...
菓子製造、 販売業 「谷甲賀堂」 (谷和浩さん経営、 丹波市氷上町成松) が、 丹波市が販売している水 「丹 (まごころ) の水」 を利用した新商品 「丹 (まごころ) の水ゼリー」 を発売した。 同店によると、 「丹の水」 を使った商品第1号という。
道の駅丹波おばあちゃんの里 (同市春日町七日市) で同水を買っている人がいるのを見て、 衝撃を受け、 商品化を思いついた。 「飲んでみたらおいしかった」 (谷さん) と言い、 水を生かすためにゼリーにした。 オレンジの洋酒、 「丹の水」 でのばしたあずきのあんが入っている。
「自宅の水道水で作るよりおいしく感じる。 この水で、 桜もちも作ってみたい」 と話している。
1個160円 (税込み)。 夏期限定販売。 同店 (0795・82・1168)。
「丹の水」 は、 丹波市が、 市の水道水が市販品と味においてそん色なく、 安全でおいしいことをPRしようと開発したもの。 浄水場の水を採水し、 加熱処理したものをペットボトルに詰め、 1本 (500ミリリットル) 110円で販売している。
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2013年7月28日09:01
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地域ビジネス講座生を募集 8月開講
コミュニティ・ビジネスを起業した人から具体的なノウハウを学ぶ 「地域づくりコミュニティ・ビジネス実践講座」 が8月27日、 開講する。 11月26日までの全4回で、 いずれも柏原住民センター (丹波市柏原町柏原) で午後7時半―9時半。 各回先着20人で参加無料。 市生涯学習センターなどの主催。
内容と講師は、 ▽8月27日= 「夢を形に―目標の設定」 NPO法人情報社会生活研究所・小橋昭彦さん▽9月24日= 「地域課題をビジネスに」 株式会社ご近所・加藤寛之さん▽10月29日= 「公共団体との協働と資金調達」 NPO法人サウンドウッズ・安田哲也さん▽11月26日= 「コミュニティ・ビジネス起業ビジネスプランニング」 NPO法人情報社会生活研究所・小橋昭彦さん
申し込み締め切りは8月15日。 市生涯学習センター (0795・82・0409)。
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2013年7月28日09:00
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コウノトリが篠山に飛来 佐圓さんが撮影
篠山市宇土に7月23日、 コウノトリが飛来し、 同集落の佐圓茂雄さん (77) がその優美な姿を写真に収めた。 「足環をしていたので、 豊岡から飛んできたのでは」 と佐圓さん。 「幸せを運ぶ鳥と言われている。 近々、 何か良いことが起こるのでは」 とほほ笑んでいる。
午前8時20分ごろ、 近所の人から 「田んぼにツルみたいな奴がおる」 と連絡を受けた佐圓さん。 早速カメラ片手に現場へ出かけた。
しばらく田んぼでえさをついばんでいたが、 人の気配を感じ、100メートルほど離れた電柱のてっぺんに移動。 間もなく、 どこからともなくカラスやシラサギが飛んできて、 コウノトリめがけてすれすれに飛ぶなどの威嚇行動を見せたが、 素知らぬ顔で堂々としていたという。
佐圓さんはカメラを手に、 「だるまさんが転んだ」 の要領で、 撮影しながらゆっくりと距離を縮め、 最終的には20メートルほどまで近づくことができ、 アップでの撮影に成功した。
写真=篠山市宇土に飛来した足環の付いたコウノトリ (佐圓茂雄さん撮影)
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2013年7月28日09:00
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「草莽塾」例会
8月6日午後7時半からハートフルかすが (丹波市春日町黒井) で。 同町のおぎの歯科の荻野泰男院長が、 「僕が考える職業観」 と題して講演する。 定員30人。 参加無料。 講演後の懇親会は3000円必要。 同塾は、 企業経営に関する諸問題の調査研究などをしている。 中兵庫信用金庫春日支店 (0795・74・0437)。
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2013年7月28日09:00
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篠山市が市職員募集 8月1日から
篠山市 (職員課079・552・5113) は、 来年4月採用の市職員の事務職10人と消防職2人程度を募集する。 7月19日から募集要項の配布を始めている。 受験の申し込みは、 8月1日から。
受験資格と採用予定人数は、 ▽ 「一般枠」 (6人程度) =高卒以上の26歳まで▽ 「社会人経験者枠」 (2人程度) =高卒以上の、 26―30歳で1カ所の事業所で2年以上の勤務者▽ 「高校生枠」 (1人程度) =来年3月に高校卒業見込みの人▽ 「障がい者枠」 (1人程度) =高卒見込み―30歳までの身体障がい者▽ 「消防職」 (2人程度) =高卒見込み―26歳まで。
受験申し込みは、 8月14日までに、 所定の受験申込書、 最終学校の卒業証明書、 卒業証書の写し、 卒業見込証明書のいずれかと、 80円切手などを、 身体障がい者の受験者は、 身体障がい者手帳の写しを添えて、 いずれも本人が提出する。
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2013年7月28日09:00
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困難と生
8月3日、 丹波の森公苑で開かれるイベントで、 全盲のチャレンジャーこと立木早絵さんがコンサートを行う。 「24時間テレビ」 でおなじみの女性で、 これまでに津軽海峡横断リレー、 トライアスロンに挑戦し、 キリマンジャロ登頂も成し遂げた。 ▼人はなぜ苦痛を承知で困難に立ち向かうのか。 それは、 まったく苦痛のない環境に置かれた場合、 人はどうなるのかを想像すればわかる。 ▼たとえば、 リストラの対象者に厳しい仕事を与えてはならないという。 厳しい仕事に音を上げるどころか、 逆に奮起してしまうからだ。 だから、 まったく仕事を与えない方がいい。 すると、 すっかり無気力になり、 退職を願い出る。 苦痛のない環境は、 生の意欲をそいでいくのだ。 ▼困難に挑む。 それは多かれ少なかれ苦痛を強いるが、 それこそ生の手応えである。 生をまっとうしていることを実感できる。 困難を克服した時は、 生きてあることの喜びに満たされる。 思想家でもある大杉栄は、 「人は、 みずからの偉大を感じなければならぬ、 みずからの意志の崇高を自覚しなければならぬ、 という本来の欲望がある」 とした。 みずからの偉大さ、 崇高を自覚するため、 困難に挑んでいく闘争本能を、 人はもともと宿しているという。 ▼さて3日、 立木さんは何を私たちに語りかけてくるだろうか。(Y)
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2013年7月28日09:00
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丹波市が市職員募集 7月29日から
丹波市は7月29日から、 来年度採用の市職員の募集を始める。 8月9日まで。 募集するのは、 事務職5人程度 (うち身体障がい者1人)、 建築職1人、 社会福祉士1人、 介護支援専門員2人、 診療放射線技師1人、 消防職若干名。
第1次試験は、 9月22日に柏原高校内柏陵会館 (丹波市柏原町東奥) で行われ、 教養試験と専門試験、 作文試験がある。 第2次試験は、 11月中旬を予定。 詳細は、 市職員課 (0795・82・1001)。
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2013年7月28日09:00
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観測30年の記録「丹波氷上町の気象」発刊...
丹波市氷上町香良の自宅で1975年から気象観測を続けている元中学校理科教師の荻野正裕さん (83) が、 観測データ集 「丹波氷上町の記録」 (B4判、 369ページ。 丹波新聞社印刷) を自費出版した。 1981年―2010年までの30年間の観測記録を綴ったもので、 荻野さんは、 「物言わぬ数字、 記号は読む人それぞれの考えにより、 無言のうちに多くのことを物語り訴えるだろう。 何かの役に立ててもらえれば」 と話している。
荻野さんが観測を始めた当時、 世界の観測基準時刻は、 ロンドンのグリニッジ天文台の午前零時 (日本時間午前9時) だった。 その時間、 中学校で教べんを執っているため、 3時間早め、 一日の最低気温が出やすい午前6時を自身の 「定時」 と定め、 観測を続けてきた。
野外センサーで室内にいても、 モニターとパソコンにつないでデータを自動処理できるようになったが、 最高気温は水銀温度計で、 最低気温はアルコール温度計で必ず目視確認する昔ながらの方法を続けている。
毎日の観測記録を月末に気象庁で決めている 「気象観測所月表」 にまとめ、 「月表」 を本にまとめた。 1ページにひと月分を割り当てている。 乾球温度、 湿球温度、 最高気温、 最低気温、 平均気温、 降水量、 気圧、 天気など、 18項目を観測。 毎月上旬、 中旬、 下旬、 月平均の数字をそれぞれ算出し、 記載している。
30年、 1万950日分の全データに入力ミスがないか、 データのチェックに4年以上費やし、 校正を重ねた。 「データの確認と校正が何より大変だった」 と苦笑いする。
30年間の月別平均気温、 月別降水量の一覧を掲載し、 比較検討した結果、 年ごとの変動が大きくなっていることに気づいた。 また、 その土地の気象をとらえる一つの方法として気温と降水量の関係を 「クリモグラフ」 というグラフに表わし、 豊岡、 神戸と比較。 丹波は、 「瀬戸内海側と日本海側の2面性を備えた、 準日本海式気候」 とされているが、 荻野さんの30年の観測結果のクリモグラフでも、 そのことが裏付けられたという。
「その土地の気候を論じるには、 30年間の継続観測が必要。 やっと、 その期間に適合するようになり、 本にまとめられて本当に良かった」 としみじみ話している。
荻野さんは、 同書を丹波市内6図書館などに寄贈。 図書館で資料を見ることができる。
(写真) 「丹波氷上町の気象」を刊行した荻野正裕さん =氷上町香良で
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2013年7月28日09:00
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「ひょうご・ヒューマンフェスティバル2...
「ひょうご・ヒューマンフェスティバル2013」 が8月3日午前10時半から丹波の森公苑(丹波市柏原町柏原)、 柏原住民センター(同)で開かれる。 県や県人権啓発協会などの主催。 「ダウン症の娘とともに生きて」 と題した人権講演会、 コンサートなど多彩な催しがある。 入場無料。
人権講演会の講師は、 NHK大河ドラマ 「平清盛」 の題字を担当するなど、 注目を集めている若手書家の金澤翔子さんと、 母親の泰子さん。 書のパフォーマンスもある。 午前11時―。 コンサートの出演者は、 津軽海峡横断リレーやトライアスロンに挑戦するなど、 テレビでもおなじみの全盲のチャレンジャーこと、 立木早絵さんで、 弾き語りやトークを繰り広げる。 午後2時―。
子ども向けに午前11時、 午後2時20分から 「それいけ!アンパンマンショー」 を行う。 ショー終了後は、 アンパンマンと一緒に写真撮影もできる。
地元のグループによる太鼓演奏や人形劇、 コーラスなどのステージ (午後零時半―)、 丹波竜化石発掘体験やシカ肉料理の試食などの体験コーナー、 阿部サダヲら出演の映画 「ぼくとママの黄色い自転車」 上映 (正午―)、 小物や雑貨、 飲食の販売などもある。
8月は 「人権文化をすすめる県民運動」 の推進強調月間で、 その一つとして同フェスティバルを開催する。 県人権啓発協会 (078・242・5355)。
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2013年7月28日09:00
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全国大会「ラジオドラマ部門」で準V 篠...
篠山鳳鳴高校 (明山修校長) の放送部が7月25日まで東京都で開かれた 「第60回NHK杯全国高校放送コンテスト」 の創作ラジオドラマ部門に出場。 学校現場と携帯電話を題材に現代社会に鋭く迫ったオリジナル作品で、 見事準優勝に輝いた。 全国出展総数735点からの栄誉。 「放送部の聖地」 と呼ばれるNHKホールで、 同校初の快挙を成し遂げた部員らは、 喜びながらも、 「優勝を目指していたので悔しい。 でも、 この経験が次代の原動力になれば」 と前を向いた。
架空の高校を舞台にした約8分間の作品は 「極面 (きょくめん) 教師」。 タイトルには 「究極で極端な反面教師」 という意味を持たせている。
生徒たちが校内で携帯電話を使う姿を見た教師が、 あえて自分が授業中に携帯電話を使用することで反面教師になる。 教師の姿に不満を持った生徒たちは携帯電話の使用をやめるが、 いつのまにか教師が携帯依存症になってしまう。 その裏にはあるプロジェクトがあり―というストーリー。
10人の部員が生徒役や教師役、 編集などを担当。 大会規定の 「高校生活や地域社会とのかかわりの中で広く素材を集め、 ラジオの特性を生かす」 を守りながら、 しっかり風刺とユーモアを織り交ぜた作品に仕上げた。
作品は6月に行われた県大会で92作品の中から準優勝に輝き、 全国へ。 各都道府県代表作品97点と内容を競い合った。
23、 24日に準々決勝、 準決勝が行われ、 最終25日の朝に決勝に進出する3点が決定。 スクリーンに 「篠山鳳鳴」 の文字が映し出されると、 生徒たちは喜びを爆発させた。
惜しくも2位に甘んじたものの、 審査員からは、 「表現が良かった」 「メッセージがストレートに伝わった」 と評価された。
同校放送部は昨年も当時3年生だった福井万季子さんがアナウンス部門で全国ベスト10入り。 今年は、 「みんなで全国大会へ」 と、 ラジオドラマ部門にエントリーした。
監督と脚本を務めた中西聖也君 (3年) は、 「たくさんの人に、 自分が携帯電話に依存していないか生活を見直してほしかった」 と語り、 「自信があったので2位は悔しいけれど、 やっぱりうれしい」 。 主役の風紀委員長役を務めた松井由希乃さん (同) は、 「準優勝だけれど、 私たちにとっては一番の作品です」 とほほ笑む。
10人中7人を占める3年生は今大会で引退し、 有終の美を飾った。 部長の小倉加奈子さん (3年) は、 「チームワークの良さが鳳鳴放送部の強み。 後輩たちには大会での経験を受け継いでほしい」 とエールを送っていた。
顧問の西本智子教諭は、 「部員みんなが力を合わせてつくった作品。 みんなのすべての力が生きていた」 と共に快挙を喜んでいた。
大会の様子は8月16日午前9―10時、 FM・NHKで放送される予定。
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2013年7月28日09:00
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「納涼浮世絵展」
丹波市氷上町の植野記念美術館で、 「夏の粋 納涼浮世絵展」 が催されている。 江戸情緒たっぷりの夕涼み、 花火、 夕立など、 夏の風情が感じられる風景画や美人画を紹介しているほか、 幽霊や妖怪を描いたものもあり、 喜多川歌麿や葛飾北斎、 歌川広重ら、 江戸時代を代表する絵師たちの浮世絵約120点を展示している。 水木しげるファンの私。 幽霊・妖怪画に食指が動き、 観覧に出掛けることにした。
巨大ガイコツや化け猫、 鵺 (ぬえ) など魑魅魍魎 (ちみもうりょう) を描いた浮世絵の数々が展示されており、 心が躍った。 なかでも歌川芳虎の 「狐の嫁入り」 を題材にした作品 「時参不計狐嫁入之図」 が印象的だった。 暗闇の中を火の玉に導かれながら、 狐の嫁入り行列が延々と続く。 その光景を若い女が木陰からのぞき込むという構図だ。
小学生の時に祖母から、 日が照っているのに雨が降る現象を 「狐の嫁入り」 だと教わった。以来、日照り雨に遭遇するたびに、 白無垢姿のキツネを想像し、 不思議な気分に浸ったものだった。 そんな在りし日の祖母とのやり取りを思い出しながら、 しばらくこの絵と向き合った。(太治庄三)