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2018年2月18日09:00
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第556問
丹波市山南町の常勝寺で伝統の「鬼こそ」が営まれました。登場する鬼は何体?
1.3体
2.10体
3.4体
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2018年2月17日15:48
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美容室「BRUG(ブルク)」
「ワクドキ」を提案
今年1月30日にオープン。アクセスの良い国道沿いの物件を改装した明るく、ゆったりとした空間で3人の女性スタッフがくつろぎの時間を提供する。
「たくさんの笑顔に出会えることを楽しみに」(足立幸子店長)、「一人ひとりに似合うスタイルを考えるのが好き」(豊嶋愛さん)、「皆さんの『こうなりたい』に全力で向き合いたい」(村上舞さん)と言い、横山代表は「皆さまの毎日がいつもより少しワクワク、ドキドキするよう全力で提案します」と来店を心待ちにしている。
アレンジ教室や前髪カット講習など利用客が学べる講座イベントを随時開催する。
兵庫県丹波市柏原町下小倉400
(国道176号下小倉交差点篠山方面に約30メートル)
tel.0795・71・7070
営業時間/9:00~19:00まで受付
定休/月曜、第1火曜、第3日曜
ホームページ/www.bremen-brug.com
カット4000円(一般)、パーマ8500円~、
カラー5000円~
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2018年2月17日09:00
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山南町の常勝寺 「鬼こそ」で厄払う 4...
写真・矛などを手に本堂回廊を練り歩く鬼=兵庫県丹波市山南町谷川の常勝寺で
兵庫県丹波市山南町谷川の常勝寺で2月11日、「鬼こそ」の名で知られる、厄払いの伝統行事「追儺式」が営まれた。鐘や太鼓が鳴り響くなか、長い髪に飛び出した目、大きな口をし、矛や太刀を持った赤鬼と青鬼4匹が本堂の回廊を練り歩き、ご利益があるとされる松明を見物客に投げ入れた。見物客らは縁起物にあやかろうと、取り合った。
同寺開山の法道仙人が鬼を改心させたという言い伝えにちなんだ行事。無病息災や五穀豊穣を祈願する法要に続き、鬼が登場。法道仙人役の藤本哲平君(9)に先導され、鬼役の足立龍太さん(55)、足立祐貴さん(31)、藤本清重さん(38)、村上覚さん(55)が足を高く上げる独特の動作でのっしのっしと練り歩いた。
また、久下自治振興会によるもちまきもあり、盛り上がった。
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2018年2月16日09:00
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「ぜひ来てねー」楽しく催し告知 村雲ま...
写真・有線放送用の告知を録音する村雲まち協の役員ら=兵庫県篠山市小田中で
「イベント当日のお天気は大丈夫でしょうか?ね、会長!」「去年は大雪だったけど、今年は大丈夫!!」「村雲一の男前が送迎します」―。村雲まちづくり協議会(粟野勝浩会長)は、同協議会の主催イベントの告知に有線放送を活用、複数の役員らによるユーモアたっぷりの“掛け合い”で住民たちを楽しませている。役員だけでなく、子どもたちが登場し、PRに一役かうことも。「従来の“原稿棒読み”のように堅苦しくなく、いかに楽しく聞いてもらえるかを考え、まち協の事業に関心を持ってもらえれば」と、役員自身も収録を楽しんでいる。
3年前、「多紀まつり」の実行委員会が同じようなスタイルで告知をしていたのをヒントにした。主催イベントを主に年5―6回、放送している。録音は、篠山チルドレンズミュージアムを運営するドリームアウェイ社(吉田真知子社長)が協力している。この取り組みは、多紀小学校やJA、篠山東雲高校へも波及しているという。
あらかたのシナリオは役員で考え、録音当日に“出演者”に手渡される。出演者はシナリオを読みながら“配役”を決め、自分が話しやすいように言葉を選びなおしたり、情報を加えたり、アドリブの台詞を加えるなど自由に修正。録音が始まると、間が悪かったり、台詞をとちったりするのもご愛嬌で、ほとんどの場合が“一発OK”。親しみやすい手作り感を大事にしている。ペンネームならぬ“有線ネーム”もあり、「ルパン」「たごさく」などが度々登場する。
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2018年2月15日09:32
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丹波柏原内に残る「浮彫」(レリーフ)
中井権次一統の寺社の彫り物のうち,八代目中井権次橘正胤(1854―1928)が、晩年に近づいた頃、柏原町内の由緒ある所に浮彫をしつらえている。
◆その1
柏原町石田の山口さん(わら家)。15代続く昔からのお菓子屋さんだが、正胤の弟・辰吉がここに婿入りしたときに、正胤が持たせたものである。立派な欅の衝立裏表に浮彫がされている。表は上賀茂神社の流鏑馬図で二頭の馬が今まさに駆け出す刹那を遺憾なく表現している。下には三匹の鯉が泳いでいる。裏は大きな孔雀が一羽と牡丹の図だ。
◆その2
柏原町見長の松田信三さん宅の玄関に欅の素材に笛吹き童子と牛の図がある。それぞれ、正胤69翁と72翁の銘がある。亡くなる74歳前、彼は年齢をたびたび記しているようだ。
* * *
「中井一統の技」掲載最後の言葉
2013年9月8日から丹波新聞に掲載されるようになってから、早いもので丸4年が経ちました。友人二人と共に、但馬の応挙寺から始めた素人の探訪記でした。今までほとんど知られていなかった柏原の中井権次一統の寺社の装飾彫刻が丹波新聞紙上に初めて登場した時は、読者の皆様もさぞびっくりされたことでしょう。私たちも中井権次一統の卓越した技巧に魅せられ続きでした。
私の拙い探訪記を最後までお読みくださって、これ以上の喜びはありません。
これまでの探訪記を、カラー刷りにして一冊の本にまとめてはどうかとのご教示を広く皆様からいただきました。関係者の皆様ともよく相談して、前向きに考えたいと思っています。その節には何とぞご協力のほどお願い申し上げます。
(中井権次研究家 岸名経夫)
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2018年2月15日09:27
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丹波古文書倶楽部 新会員を募集 初心者...
丹波古文書倶楽部(岸孝明会長)が新会員を募っている。自治会の古文書、美術館や博物館に展示されている資料、扁額のほか、自宅にある軸物などの崩し字をみんなで解読する。
丹波市内在勤、在住者が対象。15人程度を新規募集する。2月28日締め切り。4月14日午前10時から柏原住民センターで講座をスタート。毎月第2土曜日、同時間に同会場で年12回開く。講師は木村修二・神戸大学大学院人文学研究科特命講師。初心者を歓迎。年会費5000円。同倶楽部の岸会長(TEL090・8882・5537)。
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2018年2月15日09:27
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豪雪
北陸の大雪はまだ続き、山形でも4メートルを超える積雪。丹波は不思議に降らないが、海外に目を向けると、ナイアガラの滝が凍結し、エッフェル塔が閉鎖されたとか。
北半球に猛威を振るうこの寒波。温暖化で北極海の氷が溶けて上空の寒気が弱まり、そこへ暖気が流れ込んで寒気を伴うジェット気流が南へ大きく蛇行したためという。
他にも説があり、よく言われる「ラニーニャ現象」。日本に冷夏をもたらすエルニーニョ現象とは逆に、東太平洋の赤道付近で海水温が上昇し、気圧の変化によって日本海側が豪雪に見舞われがちになる。ただ、このメカニズムについては根本的な原因は解明されていない。
もう一つは温暖化とは真逆の、「太陽活動が弱くなって、“ミニ氷河期”が到来しつつある」という見方で、数百年前からの太陽活動の周期と気候変化のデータが根拠となっている。なかなかスケールの大きい説ではあるが、これもいま一つピンとこない。
北極の氷が年々薄くなっているのは公然の事実で、素人にはこれが分かり易いが、さらに究明を進めてほしい。温暖化防止の国際協定から離脱を決め、化石燃料の開発を進めるトランプ大統領はツイートで“古き良き地球温暖化”と揶揄しているそうだ。今さら驚きはしないが、やはりいただけない。(E)
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2018年2月15日09:26
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恐るべしインフルパニック☆
実はチビタが年末のインフルA型発症に引き続き、今月はB型を発症した。そして今回は一家勢揃いであえなく順々に惨敗。母ちゃんも少々の風邪なら気合で治すのに、初めて高熱を出し、うなされながら一言「病院行きたい」と。それからは外界と隔離状態。生まれて初めてのインフル発症は、ただただ「辛かった」の一言。しつこい頭痛に、鼻づまり。それでも家の中の事はしなければならず、ホント母ちゃん業は楽じゃない。その後、復活するや否や、父ちゃん、娘が発症。一方で「一抜けた♪」でチビタは元気に登園。
まだ少し頭痛が残る母ちゃんの運転で10年以上ぶりに父ちゃんが病院へ行く。無論、かなり苦しそうなので連れていくのは致し方ない。が、診察後、うどんでも買って帰ろうとスーパーに寄ると、熱と頭痛で苦しみながら買い物についてくる。「えっ?!ついてくるん?」と言うとヨタヨタしながら「うん」って。そして買い物かごの中身を見たら、ビックリ!アルコールフリーのビールが2本!「アホちゃう?!あんたインフルやねんで!」と思わずお構いなしに怒鳴る。ヨタヨタしながら父ちゃん「そんな鬼の形相で怒らんでも」って。
私は熱出してもご飯作ったり洗濯物したのに!と、もうハラワタ煮えくり返すほどムカムカ。帰り道、頭痛に苦しむのを見ながら、ワザとガタガタ道を走ってやろうかと思ったけど、インフルで苦しむ娘も乗っているので我慢。けど、本当、男って、なんでこんなんやと思う出来事だった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2018年2月15日09:25
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ストレスの解消法
韓国平昌冬季五輪のスキーやスノーボード会場は強風で、風に乗れるかどうかが勝敗を分けると報じられた。
色々な風をうまく取り込む。人生もまた同じ。悩みを風に置き換えると、どうだろうか。
「悩みがあることは生きる人の特権」と言われる。うまく取り込めば、強みにもなる。ある精神科医は、「一人部屋にこもり、一時間徹底的に悩めば、外に出たくなる」と解消法を話した。また、「悩む内容と関係のない人に悩みをしゃべると楽になる」というある住職の法話も聞いた。利害関係のある人に話すと、深刻さが増し、かえって悩みが深まることもある。関係のない人に話し、受け流してもらえれば、気持ちが楽になるのかもしれない。「瞑想かしゃべるか」。相反することだが、試してみたい。
自分自身のストレス解消法はというと。風呂仲間と日帰り温泉に行き、体をほぐす。友人との飲食はまさに「飲ミュニケーション」。寒い時期は、体も心も冷え込む。温かくなるような雰囲気づくりにつとめ、小さな幸せを感じられる時間を持ちたい。
「固くなる心をほぐすひと滴」
(臼井 学)
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2018年2月15日09:13
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氷上町新郷の上市場 33年ぶり金色の観音...
写真・33年ぶりにご開帳された千手観音像=兵庫県丹波市氷上町新郷で
兵庫県丹波市氷上町新郷の上市場観音堂で2月11日、「千手観音菩薩三十三年ご開帳大法要」が営まれ、地元上市場の住民や参拝客が、1985年以来、33年ぶりに開帳された金色に輝く本尊の千手観音像に手を合わせ、健康や家内安全などを祈願した。
僧侶による読経が続く中、鷲住寺の細谷琢郎住職がうやうやしく朱色の扉を開けた。参拝客は、焼香時に逗子の中で金色に輝く千住観音を間近に見、静かに手を合わせた。
近くに住む83歳の女性は、ご開帳に参加するのが3回目。「ありがたく、もったいない。この観音さんはご利益があるので信仰を集めています」と言い、赤木昂雅君(16)は「初めて見たけれど、すごくきれいで感動した」と感想を話した。
上市場の24戸で守っており、今年の年当番は、御川善久さん。年2回の大祭のほか、女性たちが毎月お参りし、お経をあげている。
大祭責任者の大西敏幸さん(73)は「少ない戸数で守っているので準備は大変だったけれど、無事ご開帳ができ、肩の荷が降りた」と笑顔だった。
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2018年2月13日09:00
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伊能忠敬の足跡を地図に 丹波OB大院2...
写真・自作の測量道具を持ち、観光ガイドマップをPRする丹波OB大学大学院2年生=兵庫県丹波市柏原町柏原で
丹波OB大学大学院2年生8人が、江戸時代の測量家・伊能忠敬の丹波市内での足跡と、市内の寺社や名所、飲食店などを紹介する観光ガイドマップを製作した。約200年前に忠敬が実際に歩いたコースを自作の測量道具を持ってたどり、一部では測量も実施。それらを踏まえ、忠敬が宿泊した場所なども示したメンバー手描きの地図に落とし込んでいる。リーダーの笹倉英昭さん(75)=丹波市山南町奥=は、「忠敬は1日に20キロほど歩いたとされ、大変な作業だったとわかった。本当に昔の人は偉かったと思う。地図が地域おこしにつながれば」と話している。
A3判カラー。表面はメンバーの足立繁信さん(69)=同町谷川=と足立ちひろさん(66)=同=が地図を手描きし、かわいらしい忠敬のイラストも添えている。忠敬が歩いたルートのほか、泊まった和田本陣や柏原本陣、佐治本陣など8カ所の宿泊地も紹介。裏面には忠敬が訪れた寺社のほか、メンバーが魅力に感じる市内の飲食店なども写真入りで掲載している。
2年生は、地域の観光資源発掘を目的に、1814年(文化11)に市内で測量を実施した忠敬に着目した。忠敬が実際に歩いた道をたどろうと、6―8月を中心に8回のフィールドワークを実施。当時の測量道具も再現しようと、角度を測定する「象限儀」や、羅針盤なども自作した。歩く際には菅笠をかぶって御用旗を持ち、忠敬が測量した江戸時代に思いをはせた。距離を測る「鉄鎖(てっさ)」を作った芦田宗夫さん(80)=同市春日町小多利=は、「忠敬は69センチの歩幅で歩いたとされる。メンバーそれぞれの歩幅を測ってみたが、毎回同じような歩幅では歩けなかった」と笑う。
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2018年2月12日09:00
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青垣に氷瀑 丹波地域に強い寒気
写真・雪解け水が凍てついて現れたと見られる「氷瀑」=兵庫県丹波市青垣町内で
気象庁アメダスによると、強い寒波に見舞われた2月6―9日にかけて丹波市(柏原町)も強く冷え込み、7日午前7時1分にマイナス6・9度と、2000年代に入って3番目に低い最低気温を観測した。
県土木事務所の観測によると7日午前7時に、丹波市青垣町大名草の国道427号でマイナス8・3度、同町遠阪の同国道でマイナス8度などを観測した。特に冷え込みがきつかった大名草は、6日がマイナス7・2度、8日が同5・2度、9日が同6・1度だった(いずれも午前7時)。
篠山市では、藤坂の午前7時時点で、7日にマイナス7度、8日にマイナス5・7度、9日にはマイナス8・1度を記録した。
この寒波の影響で、青垣町内の山中に雪解け水が凍ったと見られる「氷瀑」が現れた。1つは幅10メートル、高さ5メートルほど、もう1つは幅2メートル、高さ20メートルほど。
市内の写真愛好家の男性(69)は、「まさか青垣でこんなすごい氷が撮れるとは思わなかった」と驚きつつ、カメラに自然の芸術を収めていた。
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2018年2月11日09:00
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第555問
2月17、18日に丹波市柏原町の柏原八幡宮で行われる「柏原厄除大祭」。17日深夜から行われる神事の名前は?
1.赤山祭壇の儀
2.青山祭壇の儀
3.白山祭壇の儀
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2018年2月11日09:00
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キツネあれこれ
2月7日の夜、TBS系列で放送された特番「VSリアルガチ最強生物」。国内外の動物たちの生態や脅威などを紹介する番組で、丹波市春日町黒井区で発生した“キツネ靴泥棒事件”が取り上げられた。
番組制作会社の意向により、紙面で事前告知はできなかったが、ご覧になられた方も多かったのではないだろうか。
昨夏、弊紙が報じた珍事。記事の一部分をホームページに掲載していたのが、番組制作会社の目にとまったのだろう。放送数週間前に書面が寄せられ、当時の紙面を使用したいとのことだった。
暑い日に取材したことを思い出す。弊社営業部員が仕入れた情報をもとに取材し、キツネのねぐらがある山へも行った。ずいぶんジメジメとしており、信じられないくらい蚊にかまれた。記事は反響もあり、思い出深い取材だ。
インターネットの時代になって久しい。弊紙が報じた丹波地域の話題も、興味を抱いてもらえるニュースであれば、ネットやテレビを通じて全国的な話題にもなる。この地域の話題は、ほかでもない丹波新聞が全国に発信する。改めてそう感じた。(田畑知也)
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2018年2月11日09:00
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篠山魚市場...
兵庫県篠山市郡家の地方卸売市場「株式会社 篠山魚市場」が3月末で閉場し、同社も解散することが、丹波新聞社の取材で分かった。近年の売り上げ低迷に加え、出荷者、仲買人の高齢化、後継者不足などが理由で、業績がさらに悪化する前に閉場することを決めた。“農の都”ではぐくまれる特産物を県内外に供給してきた市場の創業は江戸期にさかのぼり、約250年の歴史に幕を下ろすことになる。同社は、「今後も続けていきたかった。生産者、仲買人のみなさんに対して、申し訳ない気持ちと同時に感謝を伝えたい」としている。
黒枝豆や山の芋など、篠山で生産される地場野菜の流通拠点として機能。仲買人によって市内の商店や料理店のほか、京阪神の市場などにも特産品を送り続けてきた。
また、毎年秋にはいち早くマツタケが入荷し、市内の料理旅館などがご祝儀相場を付けて落札するなど、明るい話題の現場にもなっていた。
同市場は、江戸時代の寛延年間(1748―1751年)に「魚問屋」として創立。名称を変えながらも明治、大正を乗り越え、1930年(昭和5)に現在の社名となり、篠山市立町、乾新町を経て、91年(平成3)に現在の敷地に市場を構えた。
その後、大型スーパーが相次いで開店したことや流通の多様化などもあり、売り上げが激減。同社によると、ピーク時の売上高は約8億円だったが、近年は半減以下になっていたという。また、山の芋などの生産農家や仲買人の後継者不足が顕著になったことも閉場の引き金となった。
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2018年2月11日09:00
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ベトナムの旅 ②
さて、二日目はハロン湾という景勝地のクルーズから始まる。別名「海の桂林」とも言われている。曇っていて独特の形の島々がぼやけているのが残念。その後は首都ハノイ市の観光。そして夕飯後ダナン市へ飛行機で移動。ホテル着は夜の十一時。実は旅に出る前日まで句会と俳誌の編集で多忙だった。その疲れのままなので、二日目ついにダウン。まず食欲がなく、眠りも浅い。それでもどうにか予定をこなす。
ダナンはベトナム中部に位置し、気温も少し高く蒸し暑い。ベトナム古代遺跡などをまわる。古代から隣国から、近代では列強国に侵略されてきた国の歴史を改めて知らされた。ベトナムの食事は野菜が多く、味付けも比較的淡白で日本人向き。果物も豊富で、西瓜が毎食出るのが嬉しい。ベトナムは南北にS字型の国。日本列島から四国を除いたくらいの大きさ。北から中部は二毛作、南部は三毛作という農業国。ベトナム戦争が終結したのは一九七五年、あちらこちらに痕跡が残っている。その頃に建ったバラックのような住まいが四十年過ぎて、建て替えや増設の最中。都市部は別として、郊外から農村部の上下水道はまだまだで、道端にはゴミが散乱している。昨年初めて日本を訪れたというガイドが「日本はとても美しくて清潔、安全なのにびっくりしました。アジアの見本です」と言う。日本人はもっと自国の文化や歴史に誇りを持つべきだとも思った。旅の最後はサイゴン川ディナークルーズ。肥沃なデルタ地帯と米食文化のベトナムにとても親しみを感じた旅だった。
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2018年2月11日09:00
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名園
篠山東雲高校の近くにある住吉神社に「住之江の庭」という名園がある。著名な作庭家、重森三玲氏が手がけた。完成から50余年。荒れた庭と化していたが、地域の力で再生することになったという。
同神社の祭神は海神。このため重森氏は海浜や波打つ美景を庭のテーマに置いた。一木一草用いていない枯れ山水庭園。海景の単なる写実ではなく、鮮やかに抽象化されている。永遠のモダンをめざして作庭したという。
丹波地域には重森氏の手がけた庭がいくつかある。市島町、石像寺の「四神相応の庭」もその一つで、龍や虎、鳳凰、亀を表現した石組みが配されている。4年前の丹波市豪雨災害で土砂におおわれ、無残な姿になったが、先ごろ地域の力で元通りに修復された。
作家の立原正秋は、著書『日本の庭』で重森氏の庭についてふれ、「どれも生臭い庭である。不安定で落ちつきがない。それでいて個性が強い」と評し、「氏の才能は安住していない」としながらも「百年後、二百年後という時間を考えたら事態は変わってくる。そのとき氏のつくった庭はどのように変容しているだろう」と、将来を楽しみにしていた。
四神相応の庭がよみがえり、住之江の庭もよみがえって未来に託されようとしている。「百年後、二百年後」の子孫への贈り物だ。(Y)
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2018年2月11日09:00
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伝統の厄除大祭 2月17、18日、春日の阿...
兵庫県丹波市春日町多利の阿陀岡神社で2月17、18の両日、伝統の厄除大祭が開かれる。両日ともに午前8時から始まり、17日は午後9時まで、18日は1時まで。18日午前11時から、五穀豊穣を祈る祈年祭が行われる。
厄除けうどんやおでんなどの屋台が出店。参拝者には、福引券や厄除けせんべいなどが配られる。
同神社(TEL0795・74・0646)。
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2018年2月11日09:00
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演劇サークル「花いちもんめ」 松竹新喜...
写真・曽我廼家さん(左から2人目)や足立座長(左端)から指導を受けながら稽古に励む「花いちもんめ」の劇団員たち=兵庫県篠山市北新町で
篠山演劇サークル「花いちもんめ」が3月10、11の両日、さぎそうホール(篠山市今田町今田新田)で自主公演「えくぼ」を上演する。松竹新喜劇の爆笑喜劇で、夫婦円満の秘訣を涙と笑いで包む名作に16人の劇団員が挑む。1月28日には、松竹新喜劇の曽我廼家寛太郎さん(59)と植栗芳樹さん(36)が訪れ、篠山城下まち協会館で劇団員らに稽古をつけた。団員らはプロから厳しくも的確なアドバイスを受け、本番に向けて熱のこもった稽古に取り組んでいる。
作品は、喜劇役者、故・藤山寛美さんの十八番。
丸福運送店の主人、福三には、死ぬほど惚れたホステスがいた。笑うとえくぼがかわいいと評判の女性だったが、見事にふられてしまう。落ち込んでいる福三を見かねた姉夫婦が、秋子という働き者の女性と結婚させた。しかし、もともと好きで一緒になったわけではない秋子に対し、福三は「秋子の顔を見ていると飯がまずい」と、料理屋で食事をする始末の悪さだった。秋子はそんな福三の仕打ちに怒りもせず、愚痴もこぼさず働いた。そんなある日、職を求めて一人の男が現れた―。
曽我廼家さんが、「花いち―」座長の足立義則さん(59)=二階町=と大阪芸大時代の同級生だったことから、上演がかなった。曽我廼家さんが「花いち―」の公演を監修するのは3度目。
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2018年2月11日09:00
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多彩な趣味でいきいき暮らす 三崎嘉之さ...
手習い70代で花咲かす
丹波市内の企業を定年退職後、生き甲斐を探そうと約10年にわたって、丹波OB大学、うれしの学園生涯学習大学(加東市)、氷上町寿学級、TAMBAシニアカレッジなど、多くの高齢者大学、高齢者学級で学んだ。70代に入ってから学びを還元しようと、オカリナ、絵手紙の講師として活躍。自宅がある氷上町谷村の「いきいきカフェ」の立ち上げに関わり、グラウンドゴルフと囲碁ボールサークルの代表を務めるなど、趣味を通し定年後の第二の人生を明るく楽しく暮らしている。
家族と会社のため働く企業戦士だったが、「60歳で弾けた」。在職中の趣味は瓢箪材料の瓢を栽培するくらいだったが、瓢箪加工、写真、絵手紙、書道、ピアニカ、オカリナ、カラオケ、グラウンドゴルフ、法螺貝吹鳴、子どもへの工作指導、尺八と、多くの趣味を持った。その多くが、高齢者学級・大学で出会ったものだ。学んだことを伝えたい性分、良いと感じたものは広めたい性格で、意気投合した受講生仲間とサークルを次々と立ち上げた。
丹波の2つのサークルで講師を務めるオカリナは66歳の時にうれしの学園で友人に誘われ始めたもの。手軽さと音色に魅せられ、丹波に持ち帰った。反対に、60歳からの4年間丹波OB大で学んだ絵手紙を、うれしの学園へ持って行き、約20人に教えている。様々な講座を受講したことで、「高齢の初心者への教え方のコツがが分かった」。
「趣味は、夢中になれ、心を豊かにしてくれ、人の輪を広げたり、絆を深める媒体にもなってくれる。何かに打ち込んでいれば、元気が出る。夢中になれるものが多いほど、豊かな人生を歩める」。76歳。