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2017年8月10日09:03
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兵庫陶芸美術館で四代「永澤永信」展 8...
写真・自然から着想を得たという白磁のうつわがずらりと飾られた展覧会場=篠山市今田町上立杭で
兵庫陶芸美術館(兵庫県篠山市今田町上立杭)で出石焼作家の四代永澤永信氏(1938年―)の作品展「自然を映す白磁の世界」(同美術館、丹波新聞社主催)が開かれている。伝統的な白磁に、自然から得た心象風景を映し出したうつわを中心に制作し、高い評価を得ている永澤氏。初期のオブジェから、2015年に日本現代工芸美術展の文部科学大臣賞を受賞した「霖雨」までの、約60年にわたる作陶活動を32点の作品を通して紹介している。8月27日まで。
出石郡出石町(現・豊岡市)で、代々続く出石焼の窯元の家に生まれた。高校生の時、美術館で見た富本憲吉の陶芸作品に感動し、陶芸家を志した。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)に進学し、主任教授だった富本に学んだ。
79年に四代目永信を襲名し、95年と2000年には日展で特選を受賞。作品は首相官邸に展示されるなど、県内外で高い評価を受けている。
展覧会場には、今のスタイルである白磁のうつわを中心に、大学在学中から70年代半ばにかけて制作の中心だった、褐色の陶土で手びねりを駆使して生み出したさまざまな形のオブジェも飾られている。
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2017年8月9日09:00
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Iターンの矢野浩一郎さん 氷上町石生の...
写真・販売中の作品を手にする画廊オーナーの矢野浩一郎さん=兵庫県丹波市氷上町石生で
兵庫県の丹波地域では珍しい、プロの画家の作品を販売する画廊「ギャラリー☆ヤノ」が8月1日、丹波市氷上町石生にオープンした。4年前にIターンした矢野浩一郎さん(56)が、自宅に開いた。仏画を中心に展開する。「一枚の絵が、日々の暮らしを豊かにする。いい雰囲気の中で生活をするお手伝いをしたい」と来店を呼びかけている。
いなかでビジネスとして成り立たせられるのか熟慮していたが、特色を持たせれば可能と判断し、開業に踏み切った。
玄関、和室、洋室に約30点を展示。仏画では、佐藤勝彦、本庄基晃ら、仏画以外では、日本画の堀泰明の作品らを販売している。価格は4万8000円から。買い付ける作品は、自身の好みだけではなく、大きさ、絵の内容、構図、出来を加味して選んでいるという。
場所は、信号機がある「石生」の交差点の近く。矢野さん(TEL0795・71・4120)。午後1―7時営業。日、月休み。
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2017年8月8日09:00
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丹波竜そっくりのヒョウタン ちーたんの...
写真・恐竜の形に似たヒョウタン「ダイナソー・コード」=兵庫県丹波市山南町谷川のちーたんの館で
丹波竜化石工房「ちーたんの館」(兵庫県丹波市山南町谷川)に丹波竜そっくりのヒョウタンが展示され、来場者を楽しませている。ウリ科の「ダイナソー・ゴード(恐竜ヒョウタン)」と呼ばれるもので、膨らみのある部分と細く長い部分が恐竜の胴体と首をイメージさせる。
宍粟市の男性が恐竜のまちづくりを進めている丹波市を応援しようと、丹波市観光協会に苗を寄付した。同協会の大地常夫副会長らが栽培し、同館のほか、かいばら観光案内所、市柏原支所にも展示している。
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2017年8月7日09:02
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「信用失墜した」丹波市が謝罪 職員逮捕...
丹波市は43歳の男性職員が窃盗容疑で逮捕されたことを受け8月2日午前、市役所で会見し、公務員の信用を失墜したとして謝罪した。
会見には、企画総務部長と職員の上司の建設部長が出席。冒頭、頭を下げ陳謝した。
市によると、職員は1996年4月に旧山南町に採用された。2015年4月から建設部道路整備課で市道の改良、設計、現場監督などを担当。勤務上、トラブルなどはなく、事件当日は定時まで春日庁舎で勤務していたという。
今後、副市長を委員長とする考査委員会に本人を呼び、事情聴取をした上で処分する。
谷口進一市長は、「7月19日以降6カ所で市長訓示を行い、コンプライアンスの徹底をはかる最中で、信用を失墜するようなことを起こしたことは大変残念であり、誠に申し訳なく思う。警察の捜査が行われているが、事実関係を確認し、本市としても厳正に対応していきたいと思う」とのコメントを出した。
市長訓示は、税務課の誤送付、県知事選での二重投票など事務ミスが続いたことから実施。職員は、7月28日に春日庁舎で市長訓示を聞いたという。
村上佳邦企画総務部長は「どうすれば、職員個々が当事者意識を持つのか、共有をいかにするか、確実に伝わる仕組みを作ろうと動いている矢先だった」と言い、駒谷誠建設部長は「ベテランで、現場を多く抱えている。痛手」と話した。
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2017年8月7日09:00
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鳳鳴高 軟式野球部 23年ぶり全国へ
写真・23年ぶりの優勝を果たし、全国出場を決めた篠山鳳鳴高校軟式野球部のメンバーら=兵庫県三田市で
篠山鳳鳴高校(岸田吉明校長)の軟式野球部が、8月3日に兵庫県三田市で行われた「第62回全国高校軟式野球選手権兵庫大会」の決勝で、強豪の神港学園を2―0で破って優勝を果たし、明石トーカロ球場などを会場に同月24日から開幕する全国選手権への出場を決めた。篠山鳳鳴の優勝は23年ぶり5回目。快挙を喜ぶ選手たちは、「先輩や保護者の方など、支えてもらっている人たちに恩返しできるよう、『一戦一勝』でがんばりたい」と意気込んでいる。
県大会には14校が出場した。
決勝は、投手の市野咲君(2年)が上々の立ち上がり。持ち前の打たせて取るピッチングで3回まで得点圏に走者を許さない好投を演じた。4回表にはエラーなどで満塁のピンチもあったが、相手の走塁ミスなどで乗り越えた。
試合が動いたのは4回裏。2アウトから、4番前川大成君(3年)が死球で出塁し、5番小畠諒真君(同)の右前打で1、2塁に。この場面で、バッターは6番河南勇哉君(2年)。今大会2回戦に代打で起用され、調子の良さからスタメンに定着した2年生が左越二塁打を放ち、貴重な2点をもぎ取った。9回表、市野君が最終バッターをキャッチャーフライに打ち取って優勝を決めると、選手、応援団とも喜びを爆発させた。
篠山鳳鳴は、1回戦での六甲学院、2回戦の村野工と、ともに手に汗握る延長戦を制して駒を進め、準決勝では現在のチームで3戦3敗している苦手の飾磨工を5―0で初めて破って決勝に進出していた。
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2017年8月7日09:00
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「音楽」「踊り」「創作」 丹南生涯フェ...
丹南生涯学習フェスティバル実行委員会などは11月5日午前10時―午後4時、四季の森生涯学習センター(兵庫県篠山市網掛)で開く同フェスティバルのプログラムの一つ「ミュージック&ダンス エキシビジョン」の出演者を募集している。9月15日まで。
同フェスティバルに若者たちを呼び込み、世代を超えたイベントにしていこうと、2012年から開催している恒例のプログラム。
応募資格は、篠山市在住、在勤、在学者、出身、活動者。年齢不問(高校生以下は保護者の同意が必要)。
「ミュージック部門」は、アコースティック楽器を使用した演奏やアカペラに限り、弾き語りやインストゥルメンタルなどのジャンルは問わない。ただし、ドラムなど、セッティングに時間を要する楽器の使用については要相談。
「ダンス部門」は、CDなどを音源として踊る。ジャンルは問わない。
ミュージック、ダンス以外の「その他の創作部門」も設けており、朗読や劇、漫才などはこの部門に属する。いずれの部門も、1組あたりの所要時間は11分間(出入り時間含む)。出演は各部門合わせて25組まで(応募多数の場合は抽選)。
コンテストではないため、順位は決めない。また、10月28日にリハーサルを行う。
同実行委事務局の中央公民館(TEL079・594・1180、Eメールmatsui-yukino@gw.city.sasayama.hyogo.jp)。
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2017年8月7日09:00
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俳人、宇多さんと足立冽さん対談 9月3...
丹波市観光協会が9月3日午後1時半―4時、柏原住民センター(兵庫県丹波市柏原町柏原)で市民観光おもてなしセミナー「丹波竜化石にロマンを追う―丹波竜がいた時代に想いを馳せて生命のロマンを語る」を開く。
現代俳句協会特別顧問で俳人の宇多喜代子さんと丹波竜の発見者、足立冽さんが対談する。無料。先着60人。申し込みは同協会(0795・72・2340)。
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2017年8月6日09:02
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篠山市市名変更 反対の市民に2議員が聞...
兵庫県篠山市の市名を「丹波篠山市」に変更しようとする動きに反対の立場をとる市民の声を聞こうと8月3日、同市議会の安井博幸、隅田雅春両議員が市役所で聞き取り調査を行った。市名変更に反対する市民の声も聞いてほしいと相談を受けた安井議員が呼びかけたところ、市民8人が参加。「市名変更ありきではなく、市民が賛成、反対を考える判断材料を提供すべきではないか」などと意見を述べた。
「丹波市」との混同を問題視する声に対しては、「『丹波市』と『丹波篠山市』では余計に混同する」「変更を要望している団体は、丹波市との混同によってどれほど売上が減り、市名変更によってどれだけ売上増が見込め、市の税収に貢献できるかを数字で示すべき」などとした。
ブランドについては、「農家が汗水たらして作った特産を売り出すのを、市や農協が怠ってきただけではないか。市名を変えたら売れるのか」「市名変更に賛成する団体が、篠山市の認知度が丹波市より低いとする数字を出しているが、丹波市と『丹波篠山』を比較すべきで、現状でも認知度は篠山の方が高いはず」などと述べた。
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2017年8月6日09:00
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丹波市産食材でハンバーガー 9月、「ハ...
写真・兵庫県丹波市の食材を多く取り入れたハンバーガーの開発をめざしているメンバー=同市市島町喜多で
兵庫県丹波市の食材を多く取り入れたハンバーガーを開発し、市の特産品にしようと、市内の有志らが試作を重ねている。完成すれば、手を挙げた飲食店とレシピを共有し、“丹波市のハンバーガー”として売り出し、地域おこしにつなげる。9月に同市の柏原八幡宮近くの駐車場で開かれるイベント「丹波ハピネスマーケット」でのお披露目をめざしている。発起人の三澤孝夫さん(56)=同市市島町喜多=は、「いくつかの店で食べられる“財産”になれば。行政にも支援をお願いし、地域を挙げて開発したい」と話している。
パン店やカフェ、レストラン経営者のほか、地域づくりに関わる人など10人ほどがメンバー。味はもちろん、地域商材として成り立つことにも重きを置いている。地域を挙げて特産品を作りたいとの思いから、あらゆる人を巻き込みながら商売戦略を練っている。
丹波産食材を可能な限り取り入れる。パテには丹波産の大豆などを使用し、“丹波三宝”と呼ばれる栗や黒豆、大納言小豆も使う計画。丹波産の野菜も使用した「ベジバーガー」を考えている。
三澤さんは、西宮市山口町にあるパン&カフェの有名店「エスケール」の元オーナーシェフで、今年5月には、ハンバーガーが売りのパンとカフェの店「市島製パン研究所」を市島町喜多にオープン。丹波市では、ハンバーガーを好む高齢者が多いことに気づいたという。「子どもも好きなハンバーガー。村おこしにつながる活動ができるのではないかと思った」と話す。
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2017年8月6日09:00
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うんこドリル
この題にびっくりの方も多いかな。正式には「うんこ漢字ドリル」で、ほとんどの書店で売られて品切れが続出。小学一年生から六年生用まである。例えば小学校二年用の「今日は八時にうんこをしました」の例文では、「時」の漢字。三年生用では、「昔のうんこを回想して一日が過ぎた」で、「想」を覚える。という風に、かなりシュールな例文が多いが、楽しく笑いながら知らない間に漢字を覚えるというコンセプト。
昔、子ども英会話教室をやっていた頃、低学年になればなるほど、「うんこ」を連発して楽しそうに笑う。最初は戸惑ったが、子どもってそういうのが好きなんだとあきらめた。英語では「プー」とか「プップ」というと教えると、その時間中「プップ」と言っては笑い合っていた。
何故、子どもは「うんこ」という言葉が好きなのだろう。赤ちゃんのときは、おしっこをしてもうんこをしても「えらい、えらい、たくさん出たね」と母親から褒められる。おむつがとれた頃は「一人で出来たね」とほめてもらえる。ほめてもらえなくなったころから、この言葉を連発して笑いを取ろうとするのかもしれない。
人間は生きている限り、食べれば出さないといけない。このことが死ぬまで自分で出来たら、その人生は大したものだ。「ぽっくり寺」に通うのも、人様にその世話をされたくないからだろう。でもなかなかそうはいかないのが現実。朝食後お互いに「ちゃんと出た?」と聞くのが最近の我が家の習慣。「出たよ」には「おめでとう」と答えることにしている。
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2017年8月6日09:00
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第531問
篠山市出身のプロボクサー角谷淳志選手が挑戦した日本タイトル戦の階級は?
1.ライトフライ級
2.ヘビー級
3.スーパーフライ級
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2017年8月6日09:00
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ロックバンド「FIRE」がライブ 8月...
丹波地域や京都市のメンバー7人でつくるロックバンド「FIRE」が8月20日午後5時から、ライフピアいちじま(兵庫県丹波市市島町上田)でコンサート「Summer LIVE 2017」を開く。丹波市主催。
同バンドは、通算30年活動。ベンチャーズサウンドを中心に、市内外でライブを開いている。今回、スペシャルゲストに西田夫佐さん(シンセサイザー)を迎える。
一律500円。全席自由。チケットは各住民センターなどで販売している。市まちづくり部文化・スポーツ課芸術文化係(春日文化ホール内、TEL0795・74・1050)。
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2017年8月6日09:00
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戦後72年
11年前に取材した青垣町の男性の記事を読み返した。当時、男性は84歳。戦争の傷が原因で両目の視力を失っていた。
昭和18年、20歳で入隊。戦艦「日向」に乗り込み、レイテ沖海戦に参加。激戦の中、沈没していく日本の航空母艦を目撃した。45度ぐらいに傾くと、乗船している日本兵はまるで米粒のように海に落ちていった。船の柱に自分の体をロープで結びつけ、海底に沈んだ艦長もいた。
生き残った男性は昭和20年夏、広島の呉で、日向に乗船中に敵の攻撃を受けた。爆弾が爆発。破片が体中に突き刺さり、気を失った。2日後、病院で意識を取り戻した男性に「左眼損傷、回復不能」の診断が突きつけられた。およそ2週間後、病院の窓から原子爆弾投下によるキノコ雲を見た。戦争は終わったが、体に破片が残り、破片がもとで右目も次第に見えなくなった。
男性の卒業した小学校の男子同級生25人のうち7人が戦死。「戦死した友達は何をしに生まれてきたのか。かわいそうに思います」。そう話した男性も先ごろ逝去された。
戦後72年。戦争の生き証人がまた一人亡くなったように、先の大戦が遠ざかる今、無季派の俳人渡辺白泉の代表作が不気味な響きを放ち始めた。「戦争が廊下の奥に立つてゐた」。72年の年数がさらに積み重なることを祈る。(Y)
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2017年8月6日09:00
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バイオマス丹波篠山理事長 髙橋隆治さん...
「木づかい」あるまちに
本職は建設業。山の荒廃が地域課題になっていることは知っていた。チェーンソーを握ったこともなかったが、木を切ることが仕事につながるのではないかと、NPO法人バイオマス丹波篠山に参加したのが2010年。11年には環境省の事業採択を受けるための申請手続きを行った。その中で、木を切ることよりも、暮らしの中の様々な場面で木が使われる仕組みを作らなければ何も解決しないことに気づいたという。「ものすごく幅が広く、奥の深い分野。えらいことに足を突っ込んだなと」と笑う。
12年から精米機や黒豆選別機を改良した木質ペレット(木くずを粒状に固めたもの)を作る機械を稼働させ、軽トラック1台分の木材を搬出すると、1000円分の「里山券」2枚と“換金”できる木の駅プロジェクトを篠山市で始めた。
「父親が『これがうちの山やぞ』と教え、息子が木の駅への搬出を手伝う。それが思い出となって次の代に受け継ぐ」というストーリーを思い描く。その一方で、「林業で生計が立てられる林家を育てたい。農業と同じで、大規模専業と兼業でバランスが取れたら」と理想を語る。
里山券による地域商店の活性化、薪の製造販売による雇用の創出、子どもたちに向けた里山環境教育、様々な場面での木材の利活用―。やるべきことは多いが、「結局は人づくり。木を使う人、買う人、木のある暮らしのファンをつくりたい」と話す。
「木づかい」という言葉を使う。様々な場面で「木を使う」社会という意味と、「里山や環境を守るために何ができるのか、少し気を遣うだけで地域は変わっていくと思う」。46歳。
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2017年8月6日09:00
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お祭り文化
丹波市地域おこし協力隊員と県議会の総務常任委員会の意見交換会。型苦しい雰囲気になるのかなと思っていたが、協力隊員の積極的な発言が目立った。国内外で得た経験が少しでも行政や地域の刺激になればと感じた。
地域を動かす要素として、「ヨソもの、若もの、バカ者」という言い方をされる。別の言い方をすれば「地域外から移り住んだ人、若者はそのままで、バカ者は周囲の目を気にせず、突き進める人」となる。
「地域で新しいことをやろうとすれば、2、3人から賛成の声が上がったらしめたもの。そんなことして何になるという声が聞かれたらしぼんでしまう」という自治会役員経験者は話す。
意見交換会で、県議から丹波の魅力を聞かれた隊員から、「祭り文化が昔から受け継がれている」という声が聞かれた。折しも夏まつりシーズン。各地で様々な取り組みが花開く。企画や運営に汗を流す人、楽しみにしている子ども、帰省客。外から来た人に評価してもらったことに、うれしくなった。色んな人の思いが詰まったイベントにしたい。
「思い込め楽しむ夏の一夜かな」
(臼井 学)
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2017年8月5日16:07
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「ももの木カイロプラクティック院」
酸素カプセル導入
カイロプラクターでスポーツトレーナーの森本和彦さんが、どこに行っても治らなかった自身の神経痛が改善した経験からカイロと出会い、2002年にオープン。
問診をしっかりと行い、骨盤のゆがみを調整したり、背骨を矯正する。根本原因である生活習慣の改善をアドバイスし、自然治癒力の向上を目指す。
今年1月から酸素カプセルを導入。身体全体に均一に圧力をかけることで骨格や筋肉のバランスを整えるほか、疲労回復や美容、けがの治癒促進などの効果が期待できる。料金は30分2000円、45分3000円、60分4000円。
兵庫県丹波市市島町上竹田1178
tel.0795・85・0265(完全予約制)
営業/月~金曜10:00~21:00 土曜9:00~12:00
日曜・祝日休み
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2017年8月5日09:00
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5基の山車が宮入 篠山の住吉神社で水無...
写真・水無月祭で、宮入した5つの山車=兵庫県篠山市川原で
兵庫県篠山市川原の住吉神社で7月28、29の両日、「水無月祭」が行われた。本宮の29日には、5つの集落から5基の山車が威勢良く宮入し、境内では3つの集落が打ち込み囃子を奉納、三味線や締太鼓の音が静かな山里に響き渡った。
氏子の川原、本明谷、福住上、同中、同下の5つの集落から山車が順に宮入。担ぎ手の男衆が掛け声を発し、祭を活気づかせた。山車の上では小学生を中心とする子どもたちが鉦や太鼓、笛などで道中囃子を奏でた。
また、本明谷、福住上、同下の3集落が、祭礼の見どころの一つでもある打ち込み囃子を奉納。ろうそくの炎が揺れる境内で、三味線や胡弓、締太鼓などの音が厳粛な雰囲気を作り出していた。
同神社氏子の杉田正見総代(川原)は、「この伝統行事を守っていく一方で、地域の魅力として外部へも発信し、少しずつでも新しいことを加えていければ」と話していた。
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2017年8月4日09:00
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ちーたんの館 8月11日から夜も開館 8...
写真・全長8メートルのデルタドロメウスの骨格模型=兵庫県丹波市山南町谷川のちーたんの館で
丹波竜化石工房「ちーたんの館」(兵庫県丹波市山南町谷川)で夏期特別展「丹波竜と獣脚類展」(丹波市など主催)が開かれている。8月末まで。
ティラノサウルスと同じ獣脚類で全長8メートルの「デルタドロメウス」(東京・国立科学博物館蔵)や全長1・6メートルの「コンコラプトル・グラキリス」(岐阜県博物館蔵)の全身骨格模型、獣脚類の卵の化石3点(群馬県立自然史博物館蔵)を展示。首が動いたり、鳴いたりする「オヴィラプトル」(獣脚類)のロボットは子どもたちの人気を集めている。
11―20日午後7時半―同9時、昨年に続き「ナイトミュージアム」を開催する。先着20人に記念品を贈呈する。
大人200円(小中学生はココロンカードで無料)。同館(TEL0795・77・1887)。
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2017年8月3日09:15
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11.きゅうり遠慮する風習
『暑いなぁ。もう8月になるんや』と思う頃、「もうすぐ祇園さんやさかい、きゅうり遠慮してや」とおばあちゃんに言い渡されます。
祇園さんというのは、8月4日、5日(今は8月第一土日です)篠山の波々伯部神社の祭礼の日です。祭礼の日は立派な山車が各地区から8台出て、丹波の祇園祭といわれるのが頷けます。3年ごとに胡瓜山という舞台でデコノボウという素朴な人形戯(人形を操る芸能)が奉納されます。
波々伯部神社は、京都の八坂神社から、社領の鎮守神としてお祭りされた丹波では大きな神社です。牛頭天王ともいわれる素盞鳴尊がお祭りされていて、災難・疫病除けの神さまとして信仰されています。お参りして、蘇民将来のお話に由来した、「蘇民将来之子孫也」と書かれたおひねり(笹守り)をいただいてきて玄関に吊るします。
そのお話というのは、武塔神という神さまが旅の途中、一夜の宿を求められ、裕福な弟 巨旦将来はそれを拒みましたが、貧しい兄の蘇民将来は歓待しました。武塔神は自分は素盞鳴尊であると名乗られ、この歓待に報いるため、蘇民将来の子孫を末代まで守ってやろうと約束されたそうです。
また、ちょっと珍しい魔よけのお札があります。「よろず厄封じたい」という願いから〈藤と鯛〉を描いたもので、玄関口にかかげます。
話が逸れてしまいましたが、きゅうりの切り口が、祇園さんの神紋である木瓜に似ていることから、祇園さんの間は、きゅうりを遠慮するという習慣があったようです。篠山だけでなく、もちろん京都でも、その他各地でそういう習慣があるそうです。別に、きゅうりを収穫してきても、切って食べても神さまはばちを当てたりはなさらないと思います。が、慮る気持ちに、『暑い夏、神さまのお力をいただいて病気もせんと元気に乗り切りたい』という決意のようなものを感じます。
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〈きゅうりを食べて健やかに〉
祇園祭の間はともかくとして、きゅうりや夏野菜はしっかりと食べたいものです。特にきゅうりは、カリウムと水分が多くふくまれているそうです。カリウムは、体内にこもった陽性(ナトリウム)を打ち消し、水分は血液濃度を薄くして、体を涼しくしてくれるそうです。昔ながらの〈きゅうりもみ〉などいかがですか。輪切りにした胡瓜に少し塩をあて、しんなりしたら水気を絞り、すりごま・酢・味噌・お好みでお砂糖と和えるだけです。神様の御加護と、自然の恵みをしっかりと受け取って、この夏、健やかにすごしたいですね。
(野口 歩 17.7.30掲載)
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2017年8月3日09:11
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足立シズ子さん訃報
足立シズ子さん(あだち・しずこ=足立栄逸・木栄会長の母)7月30日死去、97歳。自宅は丹波市青垣町桧倉299。葬儀は8月1日、おこなわれた。