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2013年10月13日08:18
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被災東北から恩返しを 海鮮中心に物産販...
東北から恩返しを―。 東日本大震災で被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町で暮らす阿部すが子さん (65) と須田悦子さん (69) が10月19、 20の両日、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で開かれる 「丹波たんなん味覚まつり」 (実行委員会主催) に招かれ、 海鮮を中心にした東北の物産を販売する。 町域のほとんどが津波に襲われ、 産業、 生活ともに壊滅的な被害を受けた女川町。 復興はまだまだ遠いものの、 震災当初から支援のために多くの市民が駆けつけた篠山を訪れる2人は、 「おいしい物産を届けて、 恩返しができれば」 とほほ笑む。
2人はワカメやコンブ、 ヒジキなどの乾物のほか、 阿部さんが営む 「マルキチ阿部商店」 が開発し、 農林水産大臣賞を受賞したこともあるサンマの昆布巻き 「希望の昆布巻き―リアスの詩」 などの加工品を販売する。
リアス式海岸を有し、 全国有数の漁港として知られた女川町。 サンマをはじめとする海鮮の宝庫として名をはせた。 しかし、 2011年3月11日の震災で、 町域の8割が津波で壊滅。 人口約1万人のまちで、 約1割の死者・不明者を出した。
阿部さんは、 工場や家が津波の被害に遭い、 須田さん宅は原型を留めていたものの、 家が傾くなどの被害を受けた。 友人、 知人もたくさん亡くした。
そんな中、 篠山市から駆けつけたボランティアらが須田さん宅の隣りに活動拠点を設けたことから親交がスタート。 須田さんは自身も被災者でありながら、 風呂や食事を提供するなど、 ボランティア活動をサポートした。
味覚まつり実行委員会では、 被災地を支援するため、 東北の物産スペースを計画。 須田さんらとつながりのある市内のボランティアを通して、 2人を招くことになった。
遅々として進まない復興への道のりの中、 篠山に招かれる2人。 須田さんは、 「いつも会っていた篠山の人たちが暮らすまちに行くことができると思っていなかった。 自慢の食材を持っていくのでぜひ楽しんでほしい」 と話している。
販売時間は両日とも午前10時―午後4時。 まつりではほかに、 篠山産の料理や物産の販売、 兄弟デュオ 「ちめいど」 や 「丹波篠山楽空間」 などの屋外ステージイベント、 子ども向けのイベントなど多彩な内容が繰り広げられる。
問い合わせは同実行委 (079・594・1180)。
写真・丹波たんなん味覚まつりに招かれ、 東北の物産を販売する阿部さん (左) と須田さん=宮城県牡鹿郡女川町で
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2013年10月13日08:16
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10月に確認...
丹波市青垣町大名草の足立百紀枝さんが10月9日、 自宅に飛んできたヘイケボタルを1匹つかまえた。 窓ガラスにとまったもので、 明滅でホタルと気づいた。 「びっくりした。 どこからきたんだろう」 と驚いている。
県立人と自然の博物館の八木剛主任研究員によると、 「ゲンジやヒメでは見られないが、 ヘイケではたまにある」 という。 本来は初夏の1度だが、 栄養状態が良く来年まで待っていられなかったり、 6月に出なかったものが一部、 秋に出る。 数は初夏よりずっと少ない。 「発生ポイントが近くにあるはず」 と見ている。 また、 「10月の暑さとホタル発生に因果関係はない」 と話している。
青垣町出身で自然教育研究所を主宰する足立勲さんは、 「今の時期にいるはずがないという先入観が勝ち、 ホタルがいても認識されない。 今回はよく気づいた。 自然の、 生き物のおもしろさを感じる機会になったのでは」 と話していた。
写真・丹波市青垣町大名草で見つかったヘイケボタル
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2013年10月13日08:15
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認知症早期発見に脳血流検査を...
県立柏原病院 (0795・72・4270) は、 認知症の早期診断に役立つ脳血流SPECT (スペクト) 検査の活用を呼び掛けている。 CTやMRIで脳萎縮が明らかになる前のわずかな脳血流の変化を読み取り画像データ化できるもの。 「鑑別診断に役立ててもらい、 早期治療へとつなげてもらえれば」 と話している。
丹波地域で唯一、 同検査が行えるガンマカメラが同病院にある。 脳に集まる放射線医薬品を静脈注射し、 15分後からガンマカメラで撮像する。 2枚の板状のものが頭の周りを回転し、 脳を360度の方向から撮る。 1つの像を得るのに5分かかり、 これを6度繰り返す。 寝ているだけの検査で、 注射する医薬品も造影剤と異なり、 副作用がほぼないという。
集めたデータをコンピュータで画像化。 血流が多い所は赤く、 悪くなっている所は青く表示される。 青く表示されている部分によって、 アルツハイマー病やレビー小体型認知症などの診断が可能になるという。
認知症疾患治療ガイドライン (2010年) でも、 アルツハイマーについて、 MRIと共に同検査が補助診断として推奨されている。
昨年着任した日本核医学専門技師認定機構認定技師の芦原龍彦放射線技師長が、 他地域では行われている同検査が丹波地域ではほとんど行われていないことに気づいた。 同病院の高額機器を共同利用し、 地域に貢献しようと、 丹波圏域の医療機関に説明し、 利用を増やしている。
着任前は認知症の診断目的の同検査はなかったが、 昨年度は18件ほぼ全てが認知症疑い。 今年度は上半期で20件に増えたが、 「まだ浸透した、 と言えるほどの数ではなく、 周知に力を入れたい」 と言う。
検査費用は、 1割負担で約7000円、 2割負担で約1万4000円、 3割負担で約2万1000円。 30分間頭を動かさずにいられる人が対象で、 静止が必要なMRI検査が可能な人は、 同検査が受けられる。
検査を受けるには、 他の医療機関か同病院の受診が必要。 同病院は、 水曜に 「こころと記憶の診療科」 (木原章雄医師・非常勤) を設け、 認知症の診断、 治療にあたっている。
芦原技師長は、 「早く見つけることで薬での治療が可能な認知症があり、 また症状の進行を遅らすこともできる。 認知症を理解すると介護にも余裕ができる。 不安に感じたら、 当院、 かかりつけ医や丹波認知症疾患センター (大塚病院内) などにまず相談を」 と話している。
写真・ガンマカメラを用いて行う脳血流SPECT検査=県立柏原病院で
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2013年10月13日08:14
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認知症早期発見に脳血流検査を...
県立柏原病院 (0795・72・4270) は、 認知症の早期診断に役立つ脳血流SPECT (スペクト) 検査の活用を呼び掛けている。 CTやMRIで脳萎縮が明らかになる前のわずかな脳血流の変化を読み取り画像データ化できるもの。 「鑑別診断に役立ててもらい、 早期治療へとつなげてもらえれば」 と話している。
丹波地域で唯一、 同検査が行えるガンマカメラが同病院にある。 脳に集まる放射線医薬品を静脈注射し、 15分後からガンマカメラで撮像する。 2枚の板状のものが頭の周りを回転し、 脳を360度の方向から撮る。 1つの像を得るのに5分かかり、 これを6度繰り返す。 寝ているだけの検査で、 注射する医薬品も造影剤と異なり、 副作用がほぼないという。
集めたデータをコンピュータで画像化。 血流が多い所は赤く、 悪くなっている所は青く表示される。 青く表示されている部分によって、 アルツハイマー病やレビー小体型認知症などの診断が可能になるという。
認知症疾患治療ガイドライン (2010年) でも、 アルツハイマーについて、 MRIと共に同検査が補助診断として推奨されている。
昨年着任した日本核医学専門技師認定機構認定技師の芦原龍彦放射線技師長が、 他地域では行われている同検査が丹波地域ではほとんど行われていないことに気づいた。 同病院の高額機器を共同利用し、 地域に貢献しようと、 丹波圏域の医療機関に説明し、 利用を増やしている。
着任前は認知症の診断目的の同検査はなかったが、 昨年度は18件ほぼ全てが認知症疑い。 今年度は上半期で20件に増えたが、 「まだ浸透した、 と言えるほどの数ではなく、 周知に力を入れたい」 と言う。
検査費用は、 1割負担で約7000円、 2割負担で約1万4000円、 3割負担で約2万1000円。 30分間頭を動かさずにいられる人が対象で、 静止が必要なMRI検査が可能な人は、 同検査が受けられる。
検査を受けるには、 他の医療機関か同病院の受診が必要。 同病院は、 水曜に 「こころと記憶の診療科」 (木原章雄医師・非常勤) を設け、 認知症の診断、 治療にあたっている。
芦原技師長は、 「早く見つけることで薬での治療が可能な認知症があり、 また症状の進行を遅らすこともできる。 認知症を理解すると介護にも余裕ができる。 不安に感じたら、 当院、 かかりつけ医や丹波認知症疾患センター (大塚病院内) などにまず相談を」 と話している。
写真・ガンマカメラを用いて行う脳血流SPECT検査=県立柏原病院で
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2013年10月12日16:39
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昼定食と居酒屋「のせ」
家庭料理を肴に一杯
JR柏原駅から柏原赤十字病院へ続く駅前中央通り沿いに今年4月にオープンした。 元八百屋だった店舗を改装し、 落ち着いた空間にしている。
昼は、 メーン1品と小鉢2品にご飯、 みそ汁、 漬物がつく500円のワンコインランチのみ。
夜は、 家庭料理が肴のいっぱい飲み屋。 ひじきやきんぴら、 野菜の煮びたし、 焼き魚、 おでん、 お茶漬けなど、 ご飯ものまでひと通りそろっている。 価格は300―500円が中心。
人気は、 出し巻 (500円)、 きずし (同)。 生ビール500円。 焼酎400円。 日本酒は地酒が400円。
1人で店を切り盛りする能勢正子さんは、 「無理せず、 マイペースでぼちぼちやっていきたい。 ちょっと飲みたいという時、 もうちょっと飲みたいという時に寄ってもらえれば」 と話している。
【メモ】昼は午前11時45分―午後1時半、 夜は午後5―10時ぐらいまで。 不定休。 カウンター9席と4人掛けの座敷が1つ。 電0795・72・0319。柏原町柏原190-1
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2013年10月11日08:42
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篠山市立歴史美術館で特別展「神と獣の棲...
篠山市立歴史美術館 (篠山市呉服町) で特別展 「神と獣の棲 (す) むところ」 が始まった。 神格化された猿、 鹿、 猪などが描かれた掛け軸などを展示。 現在では農業に害をもたらす有害鳥獣とされている獣たちが、 江戸期などでは崇められていたという側面を紹介する展示となっている。 11月24日まで。
デカンショ節にも登場し、 篠山ゆかりの獣である猿は日吉神社で、 鹿は春日神社、 猪は護王神社など、 各神社の神使とされるほか、 神話や伝統芸能などにもたびたび登場する。
主催する篠山市教育委員会では、 そんな神使の獣たちとの共存が困難な時代になった昨今の状況を鑑み、 先人が残した美術品を通して人間と動物の関係を再考する機会にと特別展を催した。
展示では江戸期を中心に、 市内外で所蔵される美術品64点を展示。 ダイナミックながら愛らしい 「猪図」 (望月玉泉) や、 紅葉と鹿のコントラストが美しい 「秋景鹿図屏風」 (松村景文)、 江戸期を代表する画家、 狩野探幽の 「猿猴捉月図 (えんこうそくげつず)」 など、 獣たちが描かれた軸や陶磁器、 漆芸などを紹介している。
また、 今田町木津で、 猪や鹿を描いた板を使い、 豊作祈願のために行われている 「弓引き」 の伝統行事なども紹介した。
同施設は、 「昔の人たちは獣たちを大切な動物と捉えていた。 展示を通して共存について考えてもらえれば」 と話している。
同施設の開館時間は、 午前9時―午後5時。 月曜休館。 入館料は大人500円、 高校・大学生400円、 小・中学生300円。 同施設 (079・552・0601)。
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2013年10月11日08:41
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「丹波明智光秀研究会」設立5周年研究会...
10月26日午前9時にJR福知山駅北口 (観光案内所前) に集合。 光秀ゆかりの福知山城など4カ所を訪ねる。 会費1000円 (昼食付き)。 15日締め切りで定員45人。 午後3時から同駅北口前の丹波茶屋3階ホールで記念研究会を開く。 会費3500円 (飲食代含む)。 西雄さん (0773・22・7366)。
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2013年10月11日08:37
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ネイティブフルート 真砂秀朗さんコンサ...
北アメリカの先住民に伝わるインディアンフルートの音色を楽しもうと、 10月20日午後4時から正法寺 (丹波市市島町北奥) で、 ネイティブフルート奏者の真砂秀朗さんによるコンサートが行われる。 同市春日町野上野で出版企画・編集を行う 「あうん社」 (平野智照代表) の主催。 ギタリストのKazさんも参加し、 インディアンフルートとギターのコラボレーションを楽しむ。
真砂さんは、 世界各地を旅する中で出会った民族楽器を使い、 独自の音楽をつくり出している。 映画やテレビ番組など、 様々なメディアで楽曲が使用されている。 また、 水彩画や絵本の創作のほか、 棚田での稲作経験をつづったエッセイを執筆するなど、 幅広い分野で活動している。
真砂さんの奏でる音楽を聴いて感銘を受け、 著書からライフスタイルにも共感した平野さんが、 真砂さんにコンサートの開催を依頼し実現した。
前売り2000円 (当日2500円)。 先着60人。 平野さん (090・4491・5250) まで申し込む。
コンサート終了後の午後6時20分ごろから、 そばんち (同市市島町梶原) で真砂さんを囲んで食事会を行う (1000円、 希望者のみ)。
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2013年10月11日08:21
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「たんば田舎暮らし体験イベント」
10月20日午後零時半から、 篠山暮らしお試し住宅 「福住わだ家」 (篠山市福住377) で「たんば田舎暮らし体験イベント」を開く。 黒枝豆の収穫体験や調理体験のほか、 サツマイモ掘りや黒枝豆試食、 意見交換会、 町並み散策など。 参加無料。 対象は丹波地域の移住希望者。
県民局 (県民課0795・72・5168) の主催。
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2013年10月10日14:05
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第2の人生設計学ぶセミナー 10月18日、...
県雇用開発協会 (078・362・6583) は、 10月18日午後1時半から柏原住民センターで、 概ね55歳以上の人を対象にした 「生涯現役実現セミナー」 を開く。 年金生活者の生活設計や、 人生の第2ステージに必要な資金などについて学ぶ。 定員は先着30人。 受講無料。
同協会の生涯現役実現アドバイザー、 長谷川まゆみさんが、 「定年後の働き方とリタイアメントプランニング」 と題して講演する。 セミナー後、 個別相談にも応じる。
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2013年10月10日14:05
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市有地を公売 丹波市
丹波市が市有地13カ所を公売する。 申し込み受付は10月11日までで、 24日に入札による公売を行う。 詳細は、 市財務部財政課 (0795・82・0029)。
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2013年10月10日14:04
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短歌、 俳句、 川柳募集
城東・多紀ラインオズクラブが、短歌、俳句、川柳を募集している。川柳は 「おもてなし」 がお題。 はがきにそれぞれ2首以内を書き、 10月31日までに城東・多紀ラインオズクラブ共同事務所 (〒669―2544篠山市草ノ上96―1) に郵送する。 城東ライオンズクラブ (後藤泰子会長) の主催。 同クラブの広報紙 (来年元日発行) に掲載する。
問い合わせは、 同クラブの今西良壽さん (079・556・2520)。
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2013年10月10日14:03
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薬袋にチョコレート 初の「病院フェスタ...
県立柏原病院 (秋田穂束院長) で10月5日、 県立病院群で初めての 「病院フェスタ」 (同実行委員会主催) があり、 200人以上の人出でにぎわった。 普段見ることがない病院の裏側を見学したほか、 ミニコンサートやお茶席、 飲食バザーなど、 日ごろの病院とは違った雰囲気を来場者もスタッフも味わった。
院内を“探検”するツアーには約50人が参加。 放射線科では、 診断や治療に使う機器を見学。 がんの放射線治療に使うリニアックでは、 「放射線を腫瘍に当ててやっつける」 と説明を聞き、 部屋の壁に1メートルほどの厚みを持たせ放射線が漏れないようにしていることや、 検査に使うMRIは、 放射線でなく、 強力な磁場を発生させて画像を得ていることなどを教わり、 検査前に金属類を外すよう注意を受けた。
薬剤部では、 薬を小分けする 「分包器」 を使い、 「薬袋に入ったチョコレート」 を作った。 穴にチョコレートを落とし、 ボタンを押すと、 自動で1袋に1粒ずつチョコレートが入って出てきて、 子どもたちは珍しいお土産を手にし、 喜んでいた。
内視鏡検査室では、 内視鏡の実物を使って胃の模型を模擬検査。 コントローラーで自在に曲がったり、 画像が拡大されたりするようすを見学した。
津田泰希さん (37) =丹波市市島町=は、 「新しい機器が見れ、 楽しく病院を学べた」 と感想。 ツアーを引率した柏原看護専門学校1年生の藤井司さん (19) も、 「入ったことがない部屋に入れ、 一緒に説明が聞けて勉強になった」 と言い、 柏原高校3年生の豊後青佳さんは、 「内視鏡の動きがすごかった」 と話した。
同専門学校生と焼き餅のバザーを出店した同病院研修医の綱島陽子さんは、 「患者さんと家族の方と接する日ごろの病院とは違う非日常の世界。 コンサートに出演するお孫さんと出会って喜んでおられる入院患者さんもいて、 みんな楽しそうだった」 と笑顔で話していた。
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2013年10月10日14:03
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環境と経済
年中凍結していた北極海が温暖化で氷解し始めていることは、 環境問題の大きな懸念材料となっているが、 NHKの特集番組を観て驚いた。 北極海航路が開通し、 ロシア、 日本のビジネス界が沸いているというのだ。 ▼日本からヨーロッパに向かうのに、 従来のインド洋―スエズ運河ルートに比べて、 こちらは3分の2の距離。 夏場だけでも相当の経費減になる。 氷が薄くなってもあちこちに難所は残るので、 貨物船を先導する原子力砕氷船の会社がロシアで発足。 日本の商社や船会社に商談を仕掛けている。 この結果、 昨年の運航実績は46隻。 2年前の4隻から急増した。 ▼今はLNG (液化天然ガス) やナフサなど化学原料が中心だが、 やがて一般貨物にも及ぶ可能性があり、 苫小牧など北海道の港でも 「欧州への玄関口」 への期待が高まっているという。▼「温暖化も結構メリットがあるではないか」 と言いそうな番組を観ながら、「しかし、 待てよ」 と考え込んだ。 この話は次には 「冬場も通そう」、 つまり温暖化推進というところまで行きつくのでは。 少なくとも温暖化阻止という、 地球環境の喫緊の課題とは両立しない。 ▼人間社会の飽くなき経済志向には全く舌をまく。 しかしアダム・スミスの頃のように、 「見えざる手がやがて経済調和をもたらす」ことは、もはやあり得ないはず。(E)
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2013年10月10日14:01
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打田一義氏訃報
打田一義氏 (うちだ・かずよし=打田商店代表) 10月6日午前11時45分、 病気のため神戸市内の病院で死去、 65歳。 葬儀は8日、 丹波市柏原町下小倉362の自宅でおこなわれた。 喪主は妻、 かなめさん。
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2013年10月10日14:00
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田きみこさん訃報
田きみこさん (でん・きみこ=田晴通・関西丹波市郷友会会長、 サンキン相談役の母) 10月2日死去、 98歳。 自宅は伊丹市西台4ノ1ノ26。 葬儀は近親者のみで4日おこなわれた。
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2013年10月10日13:53
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奇祭「蛙おどり」
先週末、 わが町、 篠山市今田町の住吉神社で秋の祭礼があった。 この祭りの宵宮に行われる 「蛙おどり」 と呼ばれる神舞は、 県の無形民俗文化財の指定を受けており、 篠山市の三大奇祭の一つにも挙げられている。
蛙おどりはいわゆる田楽で、 締太鼓と竹の短冊を88枚綴ってこしらえた 「ビンザサラ」 を楽器として用いる。 踊りの内容は、 米を収穫している模様を表現した 「惣 (そう) 田楽」 と、 田んぼに舞い降りたツルが豊作に感謝し、 舞いを披露する 「いず舞」 の2種類。
とっぷりと日も暮れた午後7時半ごろから始まり、 1時間ほど続く。 秋の虫たちの合唱が響く境内に、 踊り手たちの 「ヘーツ、 ヘーツ」 や、 踊りの名の由来ともなった 「カエロ、 カエロ」 という意味のよく分からない低く唸るような声が響き渡る。 見物人が集まっている舞殿から少し離れ、 踊り手たちの姿も見えない境内の片隅に一人移動し、 その声だけを聴いていると、 神社というシチュエーションと相まって、 日頃はまったく感じない 「何か」 の気配を感じ、 ぞくっと鳥肌が立った。 なるほど、 奇祭と呼ぶにふさわしい。(太治庄三)
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2013年10月10日13:52
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稔り多き夏休み
庭の金木犀が香り出し、 秋の味覚がちらほら食卓に出だしたが、 うちはいまだに先日取れた夏休みの話で持ち切り♪今年は3年ぶりの東北温泉旅行&ついでに岩手のお客さんに会いに行こう♪ツアーだった。
車で新潟に向かい、 夜中に新潟港からフェリーで出航し、 早朝秋田港に入港。 男鹿半島を回り漁師料理の朝食をとり、 なにはともあれナマハゲ体験。 そろそろ知恵がつき出したチビ助に怖い目に会って頂き、 いざと言う時にナマハゲ効果に期待?!何とも浅はかな親の手段であるが、 今のところ効果絶大!
その後、 奥入瀬渓流を散策し、 青森→秋田→岩手と温泉地を巡り、 道中は豊かなブナの原生林を走り、 風の音、 水の輝きを感じ、 群青の夜空に架かるくっきりとした天の川を家族と見上げ言葉が出なくなり、 素晴らしいその土地その土地の味覚も楽しませてもらえた。
そして、 何よりも今回は震災後初めて東北へ赴き、 内陸部の方であったが震災の話や、 沢山の方々が色んな形で復興に向けて頑張っておられることを少しでも見聞きできたことが良かった。 長いお付き合いがあったものの顔を合せるのは初めてなのに、 ずっと気持ちが繋がっていたような気持ちで、 自分たちが作ったお野菜を送ることで、 お客様が元気になって下さっていることが逆に自分たちにとって良い励みとなった。 さらに日々に追われ、 震災のことが遠い昔のことになりそうだったが、 東北では今も続いているのだと再認識できたことも大きな収穫となった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年10月10日13:44
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特設コーナーを設置 新鮮野菜など販売 ...
JA丹波ささやまが運営する 「特産館ささやま」 (篠山市黒岡) で10月5日、 黒枝豆や野菜、 加工品などを販売する特設コーナーなどがオープンした。 黒枝豆の解禁日に合わせて実施。 訪れた観光客らはさっそく新鮮な野菜などを買い求めていた。
コーナーは同施設の屋外に設置。 組合員らの野菜直売所 「味土里館」 (同市東吹) の野菜を並べ、 新たな直売スペースとした。
またこのほど改修した販売ブースでは、 「丹波の里本舗」 (同市呉服町) が出店。 特製の 「丹波栗あんまん」 を販売している。
オープニングセレモニーもあり、 よさこいグループ 「輝楽」 が勇壮な舞を披露した。
同施設の北川浩之館長は、 「コーナーを中心に、 施設周辺一帯が盛り上がれば」 と話している。
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2013年10月10日13:44
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若い「頭」のもと奉納 伊尼神社で新発意...
丹波市氷上町谷村の 「新発意 (しんぽち) 踊り保存会」 (福田八郎会長) が10月13日、 伊尼神社 (同市氷上町新郷) の秋祭りで奉納する伝統の 「新発意踊」 の練習を重ねている。 小学校4年生から68歳までの約30人が、 息の合った踊りを奉納する。
新発意 (踊り子)、 太鼓打ち、 カンコ (小太鼓) 打ち、 音頭取りの役割がある。 踊り子は、 右手に扇子、 左手には先端にヒョウタンがついた1㍍ほどの杖を持ち、 杖を肩に担ぎ見得を切るような動きをしたり、 船をこぐような動作を繰り返す。
カンコ打ちは小学校4・5年生が担当する。 カンコ打ちの経験者が、 中学生になると踊り子になり、 伝統を受け継いでいる。
氷上町新郷集落の 「西方神楽」 と、 1年交代で奉納している。 2年前に、 踊り子のリーダー 「頭」 が、 20年近く務めた角田幹夫さん (62) から、 清水康範さん (45) に交代。 清水さんにとっては2度目の 「頭」 になる。 清水さんは、 「まだまだ経験不足の頭だが、 我々の世代が格好良く踊る姿を見せることで、 子どもたちに新発意を踊るのは格好良い、 自分も出たい、 という気持ちをかきたてたい」 と言う。
カンコ経験者で、 今年は踊り子で参加する足立透麻君 (13) は、 「一つひとつの動きが細かくて難しい。 本番は自信を持って、 大きく踊りたい」 と話していた。
同神社境内で午前9時ごろから奉納した後、 新郷の神輿の後をついて新郷、 谷村の集落内を歩き、 御旅所で踊る。