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2013年11月24日08:45
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第357問
24日まで、 丹波新聞本社で作陶展を開いている伊藤岱玲さん。 窯の名前は?
1.高城窯
2.岱玲窯
3.伊岱窯
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2013年11月24日08:44
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「野生生物」学会がシンポ 大山捕獲隊ら...
「野生生物と社会」 学会などが主催する公開シンポジウム 「地域で考える野生生物と社会の未来」 が11月28、 30の2日間、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で開かれる。 両日ともに午後1時―4時半。 申し込み不要。 参加無料。
28日は 「兵庫県の獣害対策最前線」 と題し、 専門家が講演するほか、 NPOや集落組織の代表者が獣害対策の事例を発表する。 30日は 「野生生物を活かしたまちづくりの可能性」 と題し、 基調講演やパネルディスカッションを行う。
各日のシンポジウムの内容の詳細は次の通り (敬称略)。
【28日】
▽講演= 「兵庫県の野生動物管理における森林動物研究センターの役割―計画策定・人材育成・現場対応」 中谷康彦 (県森林動物研究センター)、 「兵庫県但馬地域における被害対策の担い手育成と体制作り」 上田剛平 (県但馬県民局朝来農林振興事務所)、 「三重県のサル被害対策の実践例」 山端直人 (三重県農業研究所) ▽篠山市における地域主体の取り組み事例発表= 「アライグマ被害でつながった地域のオッチャン奮闘記」 西牧正美 (NPO法人大山捕獲隊)、 「 『つらい』 獣害対策に 『楽しみ』 を!―集落ぐるみの対策と意欲継続の工夫」 森本富夫 (篠山市東木之部)
【30日】
▽基調講演= 「地域再生の選択肢としての自然再生」 菊地直樹 (総合地球環境学研究所・兵庫県立大客員准教授)、 「野外生態系操作実験としての小さな自然再生」 三橋弘宗 (兵庫県立大学・人と自然の博物館) ▽パネルディスカッション=コーディネーター・横山真弓 (兵庫県立大学)、 「大学と地域の連携による環境保全型農業の実践から」 伊藤一幸 (神戸大学大学院)、 「丹波市におけるまちづくり活動の実践から」 小橋昭彦 (NPO法人情報社会生活研究所)、 「篠山市における自然環境を活かしたまちづくりの方向性」 横山宜致 (兵庫丹波の森協会丹波の森研究所)
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2013年11月24日08:41
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医師・薬剤師が回答 11月29日、小児医療...
県立柏原病院の小児科を守る会は11月29日に木の根センターで開く小児医療講座 「ママのおしゃべり救急箱」 の参加者を募っている。 「スッキリ解決!Q&A総決算」 と題し、 小児医療や薬、 家庭での処置などに関する疑問を、 県立柏原病院の小児科医と薬剤師にぶつけ回答してもらう企画。
質問は、 会場でできるほか、 同会ブログ (http://mamorusyounika.sblo.jp/) でも募っている。
同会は、 「ママ友間や嫁姑間で意見の分かれる対処法、 ネットに飛び交う玉石混交の情報、 子育て中のささいな疑問から日常的なお悩み相談まで、 気になりつつも診察室では聞けなかった質問をぶつけてみませんか」 と呼びかけている。
参加無料。 託児希望者は丹波市ファミリーサポートセンター (0795・70・2244)。
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2013年11月24日08:40
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「うたのひととき」Xマスコンサート 12...
丹波新聞社で開いている丹波カルチャーセンターの講座 「うたのひととき」 の受講生らが、 12月3日午後1時半から丹波の森公苑 (丹波市柏原町柏原) でクリスマスコンサートを行う。 入場無料。
「あわてんぼうのサンタクロース」 「ジングルベル」 など、 クリスマスにちなんだ歌のほか、 「いい日旅立ち」 「花は咲く」 など10曲以上を歌う。
神戸市在住のプロシンガーソングライター、 石田裕之さんも出演し、 数曲を披露する。 石田さんは父親が篠山市出身で、 東日本大震災以降、 宮城県を毎月訪ねて支援を続けている。
同講座は毎月第1、 3火曜日午前10時から開かれ、 元高校音楽教諭の波部香代子さん (篠山市山内町) が講師を務めている。
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2013年11月24日08:39
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鳥獣防護柵維持の先進例 丹波市青垣町東...
丹波市内に425キロ、 篠山市内に337キロある有害鳥獣防護柵。 丹波市青垣町東芦田と篠山市小多田の同柵維持管理方法が優れているとして、 県森林動物研究センター (青垣町沢野)が、ウェブサイト(http://www.wmi-hyogo.jp/)で紹介を始めた。 東芦田は 「当番表」 をこしらえて柵の点検をしており、 小多田は、 柵の修繕・更新費の積み立てを行っている。 同センターは、 「柵を作ったものの管理が行き届かず、 効果を損なっているところがある。 参考にしてもらえれば」 と話している。
◎30年前から続く
東芦田 (175戸、 農作業従事者戸数128戸、 農地面積約102ヘクタール) は、 集落の山際に約13キロの金網を設置しており、 4つある農会ごとに月2度の高頻度で自主点検をしている。
当番は柵沿いを歩き、 破れや倒木の有無、 草が電気柵の邪魔をしていないかなどをチェック。 傷みが見つかった場合は、 4農会のとりまとめの東芦田生産組合が補修する。
同集落では、 電気柵を導入した昭和50年台から当番を決めて柵の点検を毎週行う長年の蓄積があり、 10年ほど前に金網にした後も継続して点検を続けている。
4農会は、 2人ずつの8班体制。 非耕作者でも会員であれば、 年に3度当番が回って来る。 何年か前にクマ騒動があり、 以来、 当番は鈴がついた杖を持って山に入る。 山の中腹に置いてある確認表に印をつけ、 当番の務めを果たしたことを証明する。
4農会の会員で東芦田営農組合長の芦田浅己さんは 「河川や道路の開口部から侵入し、 これだけやっても、 小豆や黒豆を食べられる」 と悔やむ。 それでも、 「何もしなければ、 もっと被害が出るだろう」 と一定の効果を感じている。
◎各地から視察
篠山市小多田集落 (115戸のうち、 農作業従事戸数67戸、 農地面積約44ヘクタール) は、 15年前の防護柵設置時に 「獣害防護柵設置管理協議会」 を設立し、 柵の修繕費や更新費を計画的に積み立てている。 全国的に見ても先進的な事例で、 他地域からの視察でも 「補助金頼みでなく、 自立的で将来を見越した活動」 と注目を集めている。
1998年から山際約7・4キロに渡って金網柵を設置しているが、 修繕や更新を考え、 設置と同時に同協議会を設立した。
協議会で1戸当たり年間1000円の賦課金と、 田1反当たり1000円、 畑1反当たり600円を徴収。変動はあるが、年間で約50万円が集まり、 うち約20万円を柵の修繕費に、 約30万円を更新などのために積み立てている。
設置当初の防護柵は高さが約1・8メートルあったが、 年とともに低くなってきており、 支柱や網を継ぎ足すなどの修繕を行っている。 今年初めて防護柵を部分的に更新。 費用約150万円を積み立てた中からねん出した。
堀井実会長は、 「柵が永久に持つわけではないということを会員のみなさんにわかってもらっているので協力してもらえる。 先輩方が残して下さった取り組みに感謝している」 と話している。
写真・熊除けの鈴をつけた杖を手に柵を点検、 山中に置かれた当番表に印をつける=青垣町東芦田で
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2013年11月24日08:35
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カキをねらいクマ連続出没 丹波市氷上町...
丹波市氷上町鴨内で、 山際のカキの木がクマに折られているのが11月21日、 見つかった。 22日に別の木が折られたほか、 20日にもクマのフンが近くで見つかっており、 近くにひそんでいたものと見られる。
カキをもぎに行った女性が見つけ丹波市に連絡した。 21日に食べ残していたカキも22日にきれいに食べられていた。
同自治会公民館裏手の山際。 山でつながっている同町香良でもクマの目撃情報があった。
写真・カキの木に残るクマの爪跡=氷上町鴨内で
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2013年11月24日08:33
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一旦停止徹底を「谷川バイパス」 出合い...
今年9月1日に供用開始された県主要地方道多可柏原線 「谷川バイパス」 で、 11月3日までの約2カ月で6件の事故が発生している。 いずれも一旦停止を怠って交差点に進入した出合頭事故。 丹波署は、 「交通規制が変わったり、 走りやすい道路になったがための不注意」 とみて、 注意を呼びかけている。
事故が多いのは、 同バイパスと市道との交差点と、 そこから南へ進んだ同バイパスと県道篠山山南線との交差点。 開通直後の9月3日に市道との交差点で発生したのを最初に、 両交差点で3件ずつ事故が発生している。
特に市道との交差点は、 これまで優先道路だった市道にかわり、 交差するバイパスが優先道路となった。 このため、 市道に一旦停止の交通規制がかかったが、 慣れから一旦停止せずに交差点に進入したと見られる。
事故発生を受け、 丹波署などは、 現市道路面の 「止まれ」 の標示 (文字) の両サイドに強調標示を加えたほか、 一旦停止個所を知らせる看板を設置するなどの対策をとっている。 同署は、「規制が変わったことを念頭におき、一旦停止、安全確認の徹底を」 と呼びかけている。
写真・ 「止まれ」 の横に強調標示が加えられた交差点。 バイパス開通までは、 一旦停止の必要のない優先道路だった=山南町岡本で
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2013年11月24日08:32
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住民投票条例提案へ 投票権は20歳以上 1...
篠山市は、 市の重要施策などについて直接市民に賛否を問う 「市住民投票条例」 の制定を目指し、 11月27日の市議会定例会に条例案を提案する。 来年4月の施行を目指す。
住民投票を発議できるのは、 ▽市長▽議員定数の12分の1以上▽選挙人名簿登録者数の5分の1―のいずれか。 投票権は、 通常の選挙と同様。 投票の成立要件は、 投票率が2分の1以上。 また、 附則で施行後4年をめどに見直しする、 としている。
パブリックコメントでは、 投票権を20歳未満や外国人にも与えるべき、 という意見も出たが、 市はこのほど開かれた議員全員協議会で、 「市民の総意に至っていない」 とした。
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2013年11月24日08:29
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県立柏原病院研修医と懇談 11月26日、春...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が11月26日午後7時半から、 はるべの郷春日部荘 (丹波市春日町多利) で行われる。 医療機関と地域との信頼関係を深めるのがねらい。
研修医の勝又知子さんが研修講話を行う。 秋田穂束院長、 川﨑悟内科部長も出席する。 同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2013年11月23日16:06
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外来生物駆除作業の参加者募集
11月24日午後1時半―3時半、 篠山城跡南堀で外来生物駆除作業を行う。参加者を募集している。 作業内容は、 底引き網を引く作業の手伝い。 長靴、 ゴム手袋、 濡れてもよい服装で。 参加無料。 篠山市環境課主催。 人と自然の博物館、 篠山産業高校丹南校なども参加する。
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2013年11月23日15:56
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「Lunch里の葉」
健康志向のカレーを
10月末にオープンしたばかりのランチ専門店。 テーブル席のほかカウンター席もあり、 一人でも気軽に入店できる。
メニューは 「えびカレー」 「野菜カレー」 「すじカレー」 の3つのランチセット。 いずれも地元産を中心にしたフレッシュなサラダとドリンク付きで、 600円とお値頃。 ライスは、 国内産雑穀21種類をブレンドした雑穀米か、 丹波産コシヒカリから選べる。 無料で大盛にもできる。
カレーは、 甘く感じる一口目の後に、 中辛、 そしてコクを感じる 「くせになる深い味わい」 に仕上げている。 また、 フライドオニオンをトッピングし、 自家製のキャベツのピクルスを添えるなど、 健康志向に応えながら、 さまざまな味を楽しめるようにしている。
【メモ】場所は東吹交差点から篠山口駅方面へ約20メートル。 12回の食事で1回が無料になる 「メンバーズカード」 を発行。 営業は午前10時半―午後3時 (ラストオーダーは2時半)。 日曜定休。 電079・594・0101。 篠山市吹新113 丹南ウエルズ1F
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2013年11月22日09:04
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パワーポイント講習会訓練生募集
12月8、 15、 22日午前9時―午後3時半、 丹波技能訓練センター (丹波市柏原町柏原) で行う初心者向けのパワーポイント講習会の訓練生を募集している。 パソコンの文字入力ができる人で、 プレゼンテーションを学びたい人の参加を呼びかけている。
総訓練時間は18時間。 修了時には、 県知事の修了証書を交付。 費用は1万2000円 (テキスト代含む)。 定員は10人。 11月29日締め切り。 問い合わせは、 同センター (0795・72・1340)。
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2013年11月22日08:59
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職員・嘱託職員1人ずつを募集 丹波市シ...
丹波市シルバー人材センター (0795・82・5166) は、 一般事務と会員就業調整業務を行う正職員1人、 嘱託職員1人を募集している。 いずれも応募期間は12月10日までで、 採用は来年4月から。
業務内容は、 シルバー人材センター業務の管理、 配分金の計算、 会員の就業先の手配、 パソコン入力など。
正職員は1995年4月2日以前に生まれた人で、 3カ月間の試用期間あり。 12月18日午前9時から試験 (作文、 面接) がある。 嘱託職員の採用期間は1年で、 月16万5000円。 14日間の試用期間あり。 12月18日午後1時半から試験 (面接) がある。
応募申込書に履歴書を添えて同センター事務局 (氷上町氷上) に提出すること。
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2013年11月22日08:27
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吉住直子さん初公演 「感謝込めて歌う」...
声楽家、 吉住直子さん (40) =丹波市氷上町石生=の初めての 「ソプラノリサイタル」 が11月30日、 丹波の森公苑ホールで開かれる。 午後1時半開場、 2時開演。 丹波ゆかりの作家の作品や、 秋にちなんだ曲など約20曲を歌う予定。 吉住さんは、 「地元の丹波市で、 応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを込めて歌いたい」 と意気込んでいる。
所属する神戸オペラカンパニー (078・583・6113) の主催。 同カンパニーのピアノ奏者、 細川恵美子さん (神戸市) が伴奏を務める。
リサイタルは、 クラシックの声楽作品を中心に3部構成。 1部では、 創作オペラ 「おさん茂兵衛 丹波歌暦」を作曲した中西覚さんの 「琴座のベガ」、深尾須磨子の詩をのせた曲など、 丹波ゆかりの作家の作品を集める。 第2部では、 秋にちなんだ曲を、第3部では、生誕200年を迎えるヴェルディの「アイーダ」から 「勝ちて帰れ」「おお、わがふるさと」 などを聞かせる。
吉住さんは、 地元丹波をはじめ、 国内、 イタリアなどで開かれたコンサートなどに数多く出演するかたわら、 市内の複数のコーラスグループの指導にも尽力。 県音楽療法士としても活躍している。
音楽活動をする中で、 地元からリサイタルを望む声があがったのと、「自分でも歌いたい曲がたまってきた」 ため、 初のリサイタル開催を決意。 昨年から準備を進めてきた。
入場料は2000円 (前売り1500円)。 吉住さん (090・1586・2266)。
〈吉住直子〉大阪音楽大学専攻科修了。 オペラ 「おさん茂兵衛 丹波歌暦」 の 「おちか」 役でオペラデビュー。 シューベルティアーデたんば、 日本歌曲コンサートなどに出演。 2011、 12年にはイタリア・ミラノで開かれたコンサートにも出演した。 混声合唱団メイプル団員、 篠山・丹波合唱の会理事。 春日ふれあいコーラス、 上久下コーラスさくらんぼの指導者、 コーラスレヴールのヴォイストレーナーを務める。
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2013年11月21日10:59
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「彫刻師 中井権次」
北近畿みらい塾で柏原の岸名経夫さんから地元出身の 「彫刻師 中井権次」 の話を聞き、 八幡神社と五社稲荷の建物に施されている4代目 (彫刻師としては初代) 君音らの作品を見学。 ▼自宅のすぐそば、 子供の頃、 遊び場にしていた場所である。 それらの彫刻がただならぬものらしいことは近年になって聞いたが、 まともに眺めたことはなかった。 ところが同社の千種宮司の案内で改めて観ると、 成程たいしたものである。 今になってかく言うのが、 誠に恥ずかしいほどだ。▼ことに、五社稲荷本殿の竜や獅子、象、犀、 獏などは、 当時いずれも実物など見られない想像上の動物だったはずだが、 実に活き活きと、 ユーモラスに作られている。 11代に至る中井一統の彫刻は丹波・篠山両市内を初め、 北近畿のあちこちに散らばっているが、 岸名さんによると城崎の温泉寺薬師堂の、 5代目正忠による天女、 羅漢などの作品群が質量ともに最高という。 ▼中井家始祖の正清は法隆寺大工の出で、 徳川家康に召し抱えられて日光東照宮の造営に関わるなど傑出した人物だったらしく、 その子孫が柏原藩に招へいされてきて活躍した。 ▼全身がぞくぞくしてくるような話ばかりだった。 同塾が今年開いた北近畿 「先人」 シリーズは今10回目で終了。 数回しか出られなかったが、 実に元気を与えられた。(E)
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2013年11月21日10:50
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巻き寿司の味
丹波地域のもみじの名所が賑わいを増す季節。 味覚の秋でもある。 私事になるが、 先日母の実家で祖父母の法事があり、 出席した父がもらってきた巻き寿司を食べたとき、 祖母や母の顔が浮かんだ。 妻に 「おばあさんの味を思い出した。 おふくろも良く作ってくれていたな」 と言うと、 妻は 「そうやね。 お母さんのは、 もう少し酢がきいていたね」 と返してきた。 亡き人の面影を浮かべながら、 味が受け継がれていると感じた。
食べ物のことと言えば、 県内の農業高校生が集まった 「新しい農業を目指す高校生のつどい」 で、 先輩農業者が経営の工夫や農業の魅力を語った。 安全でおいしい作物を作るためには、 水管理や土作りが大切という話などは、 体験に基づくだけに実感がこもっていた。 様々な分野での生産者の苦労や意欲的な姿勢が将来農業を目指す高校生には何よりもの教材になったと思う。 それぞれの地域で農業の担い手として頑張ってほしい。
食というものは、 作り手の顔やその時代を思い出させる。 久しぶりに丸かじりした柿の味は、 子ども時代の思い出と重なった。 物が満ち溢れる時代に、 漬物、 梅干し、 味噌汁という和食の代名詞である素朴な味が忘れ去られようとしている。 手作りの食、 自然の味は、 かけがえのないものだ。 大げさに言えば、 食べたものが、 その人の人生観にも影響することもある。
丹波地域は食材が豊富にある。 丹波栗を味わえたり、 買える店を紹介するマップもできた。 作る人の苦労や心を感じさせる食こそ地産地消の原点ではないだろうか。 大切に育て、 伝えたい。 「うまかったあの味忘れぬ秋の暮れ」。(臼井 学)
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2013年11月21日10:49
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日置黙順氏訃報
日置黙順氏 (ひおき・もくじゅん=円通寺住職) 17日午後11時10分、 病気のため丹波市氷上町御油983の円通寺で死去、 86歳。 本葬は12月16日午前10時から同寺でおこなわれる。
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2013年11月21日10:49
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坂東昭一氏訃報
坂東昭一氏 (ばんどう・しょういち=元氷上郡薬剤師会会長、 元氷上郡教育委員会委員長、 バンドー薬局元代表) 15日午後10時53分、 病気のため丹波市内の病院で死去、 86歳。 自宅は丹波市市島町市島381ノ3。 葬儀は17日、 おこなわれた。 喪主は長男、 隆弘 (たかひろ) 氏 (株式会社バンドー社長)。
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2013年11月21日10:47
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シカに思う
篠山から実家がある京丹波へ抜けるには、 どのルートを通っても峠を越えなければならない。 道中、 ほぼ確実に彼らと遭遇する。 驚くほどの巨体、 すらりと伸びた脚、 つぶらな瞳。 シカである。
一度の往復で目撃する頭数は平均5頭。 多くの場合、 田や山際の広場で集合している。 角がないメスばかりの時は、 婦人会かなぁなどと想像する。
狩猟が解禁されて追われる身になっているが、 そんなことはこれっぽっちも感じさせない堂々たる姿だ。
有害鳥獣といわれて久しい。 育てた作物を片っ端から食べて回るのだから、 人間としては有害と言うシカない。
一方で春日神社に代表されるように、 古来、 神聖な動物としても崇められてきた。 そんな展示物を集めた特別展が24日まで篠山市立歴史美術館で開かれているので、 興味がある方はぜひ。
神聖から有害まで。 時代によって180度違った視点で見られるシカたちは、 今、 どんな思いでいるのだろう。
ヘッドライトに照らされたシカは、 口をもぐもぐと動かして山へ消えていった。 遠くでギョーンと鳴く声がした。(森田靖久)
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2013年11月21日10:46
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あの時確かに立っていた場所
24歳の時、 北から南へ3泊4日で走る列車の駅弁が食べたくて、 インドへ行った。 インディラ・ガンジー国際空港に到着したのは真夜中で、 じっとりと肌にまとわりつく暑さの中、 リムジンバスとは名前ばかりのバスに乗り込み、 インドの生温かく埃っぽい風を顔に受けながら、 ニューデリーの街の明かりが見えてくるまで心細い気持ちで窓の外を見ていた。
バスを降りてやっと見つけた安宿にチェックインする時には、 体中汗だくで、 心の中は不安だらけ。 受付でパスポートを見せる時は、 お腹にさらし (!) で巻いていたので廊下の隅でおへそを見せながら取りだす醜態を乗り越え、 ようやく部屋に入ることができた。
インドでの初めての夜は、 小さな荷物が部屋のどこに置いても無くなりそうで不安で、 リュックを枕にして寝たのを覚えている。 ごつごつしてとても寝にくかったことも。 夜が明けて街に出てみると、 牛、 人、 犬、 猫、 カラスが一気に視界に入ってくるあまりの雑多さに、 脳天にガツーンと衝撃を受けていた。
その上、 インド人は、 一人リュックを背負って所在なさげにうろうろしている日本人を放っておけないらしく、 こちらの気持ちにお構いなしでどんどん話しかけてくる。 話しかけられないように下を向いて歩いていると、 ただのぼろ布だと思っていたものがもぞもぞと動いて、 その下から人間が顔を出したりする。
常識では測れない、 正論じゃ語れない世界に、 あの時、 確かに私は立っていた。
(土性里花・グループPEN代表)