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2013年11月28日09:00
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大吟醸「小鼓...
西山酒造場 (丹波市市島町中竹田) が販売する大吟醸酒 「小鼓 天楽」 がこのほど、 英国ロンドンで行われた日本酒のコンペティション 「ロンドン酒チャレンジ」 で金賞を受賞した。 同酒造場が海外のコンペティションで金賞を受賞するのは、 今回で3回目。
同コンペティションは、 「洋食にも合う日本酒」 であることが重要視され、 世界各地の酒ソムリエ34人が味、 香り、 パッケージを審査。 天楽は、 「繊細さと落ち着きのバランスが素晴らしい。 幅広い料理に合わせて楽しめる」 と評価された。
1980年から販売している天楽は、 普段日本酒を飲まない人も楽しめる、 すっきりとした味が特徴。 同酒造場は 「海外でも評価されてうれしい。 国内外で 『小鼓』 を知ってもらうきっかけになれば」 と話している。
同酒造場で購入することができる。 1本5250円 (720ミリリットル)。
写真・ 「ロンドン酒チャレンジ」 で金賞を受賞した 「小鼓 天楽」 =西山酒造場で
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2013年11月28日08:57
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秋田院長ら招く地域医療講演会 12月3日...
丹波市柏原地区消費者協会は12月3日午後1時半から柏原住民センター (丹波市柏原町柏原) で開く 「地域医療講演会」 の参加者を募っている。
県立柏原病院の秋田穂束院長が 「高血圧のお話ほかためになる医療講話」、 丹波新聞社の足立智和記者が 「最近の丹波地域医療の現状について」 と題し講演する。
会員研修会を兼ねて実施する。 無料で誰でも聴講できる。 荻野さん (0795・72・1296)。
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2013年11月28日08:56
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バレー日本代表前監督が青垣で講演 12月...
全日本バレーボール男子前監督の植田辰哉さんを講師に招く 「アスリート指導者育成セミナー」 が、 12月1日午後1時半から青垣住民センター (丹波市青垣町佐治) で行われる。 丹波市のアスリート育成特別支援事業の一環。
「あきらめたら終わりだ、 あきらめなければ終わらない」 と題し、 選手時代や監督時代の経験を基に指導のあり方について語る。
植田さんは、 大阪商業大学卒業後、 新日本製鉄のバレーボール部 (現堺ブレイザーズ) に所属し、 日本バレーボールリーグベスト6賞に5年連続選出された。 1992年のバルセロナ五輪では全日本代表のキャプテンとして活躍。 全日本男子代表監督として2008年、 北京五輪世界最終予選を突破し、 16年ぶりに日本代表を五輪に導いた。
入場無料。 市まちづくり部生涯学習センター (0795・82・0409)。
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2013年11月28日08:56
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多可から丹波へ歩く 開通プレイベント ...
丹波市氷上町三原と多可郡多可町を結ぶ清水坂トンネル (1931メートル) の12月21日の開通を前に、 県道丹波加美線の開通記念プレイベント 「トンネルウォーク」 が12月1日午前10時から、 ラベンダーパーク多可 (多可郡多可町加美区轟) で開かれる。 多可町側から同トンネルを進み、 丹波市側抗口で折り返し約6・5キロを歩く。 申し込み不要で誰でも参加できる。
午前10時から受付。 先着500人に参加賞あり。 10時45分から開会式。 11時から午後1時までウオーキング。 ゆるキャラが出迎えるほか、 ミニコンサート、 丹波市側抗口で豚汁のふるまいも。
丹波市側からは、 歩けない。 駐車場は、 加美地域局 (旧加美町役場) と加美中学校。 ラベンダーパークまでシャトルバスで輸送する (午前9時―10時20分、 10分間隔)。
北播磨ハイランド・ふるさと街道整備促進期生同盟会主催。 同事務局 (多可町建設課、 0795・30・0855)。
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2013年11月28日08:53
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原発の問題点考える講演会 福島支援の団...
福島第一原発事故を受けて、 放射能汚染から子どもたちを守ろうと活動している、 どろんこキャラバン☆たんば実行委員会は、 11月30日午後2時から氷上住民センター (丹波市氷上町成松) で、 脱原発運動やエネルギー問題にかかわってきた田中優さんの講演会を開く。 演題は 「私たちにできる?エネルギー自給」。
田中さんは、 環境、 経済、 平和などのさまざまなNGO活動に関わり、 日本国際ボランティアセンター理事などを務める。 講演では、 環境やエネルギー問題、 地域経済活性化の可能性や、 原発の問題点について分かりやすく解説する。
参加費 (資料代) 500円。 託児あり (要予約)。 同実行委 (doronko.caravan@gmail.com、 080・2533・6972)。
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2013年11月28日08:52
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丹波市版「恋チュン」700人70組参加 12月...
自治体や企業の宣伝に大勢で踊るのが流行中のAKB48の 「恋するフォーチュンクッキー丹波市バージョン」 の動画撮影が11月23日、 始まった。 市民約700人、 70組が出演する。 動画投稿サイト 「You tube」 に投稿し広く丹波市をPRする。 12月7日にやまなみホールで完成披露会を開く。
市民の元気を届けようと、 丹波市が企画。 市内の名所、 旧跡などで市民が踊った画像を編集して1本の動画にする。
丹波の森公苑で23、 24の両日、 合同練習会を開催。 西小学校同級生の、 荻野陽香さん、 本庄美里さん、 林由梨さん、 片山瑞姫さんの26歳4人組は、 「た」 「ん」 「ば」 「」 のプレートをつけて参加。 本庄さんは西宮市から、 林さんは大阪市から帰郷し駆けつけた。 4人は、 「みんなで盛り上げようと思った」 と笑顔だった。
写真・笑顔を弾けさせながら 「恋するフォーチュンクッキー」 を踊る参加者たち=丹波の森公苑で
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2013年11月28日08:51
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日赤債務処理巡り難航 2病院統合問題
井戸敏三県知事は11月25日、 交渉が停滞している県立柏原、 柏原赤十字両病院の統合問題について、 「柏原赤十字の債務をどう処理するかがある」 と述べ、 同病院の20億円を超える累積債務が交渉を難航させていることを明かした。 また、 県立柏原病院の建て替え時期について、 年度内に策定する第2次行革プランの見直し案に、 「平成30 (2018) 年度着工が前倒しされることもあると注意書きをつけた」 と統合協議がまとまれば前倒しする考えを示した。
篠山市の新たんば荘で行われた、 丹波、 篠山両市長、 議長、 両市選出県会議員が出席する 「丹波地域づくり懇話会」 の席上、 「病院統合交渉が停滞しているようだが」 との辻重五郎丹波市長の質問に答えた。
井戸知事は、 累積債務処理が不要な案として、 日赤に県立柏原の運営を委託する公設民営 (指定管理者制度) 案があったものの、 建て替え費用を県が負担することなどを理由に、 「(指定管理者制度は)難しい」 と述べた。
その上で、 「日赤の債務は、 新しい県立柏原が引き受けるのか、 日赤県支部が引き受けるのかを含め、 借金の処理の仕方は、 統合と別個に検討した方がいいのでは」 と述べ、 「まだ十分な答えが出ていない」 とした。
新病院建設時期は、 「協議が整えばできるだけ早く」 と、 前倒しに意欲を見せた。
また、 15年度に県から市に移管される柏原看護専門学校について、 「病院と看護学校は一体的な運営がいい」 と、 統合病院が移転する場合は学校も移転が望ましいとの考えを示し、 「(移管に向け県と市が) しっかり協働していきたい」 と述べた。
井戸知事は丹波新聞社の取材に、 「どんな病院を作るのか、 内容ができておらず、 急がないといけない。 総合医療の中核、 地域医療の中核にもという思いがある。 助走期間を持ちながら、 両病院で働いている人の気持ちを一体化することが大切だ」 と答えた。
柏原赤十字病院の累積債務は、 昨年度末で20億8700万円。 全国に93ある赤十字病院は病院の独立採算が原則だが、 近年経営移譲した赤十字病院の中には、 本社の基金で累積債務を解消したり、 同じ県内の別の赤十字病院が債務を引き継いだケースもある。
両病院を巡っては、 昨年11月、 丹波市域の今後の医療提供体制のあり方等に関する検討会が、 「2病院統合が望ましい」 と、 知事に答申。 知事が同月、 県病院局と日赤県支部に統合を前提に交渉するよう指示した。 4月に初めて両病院長が顔をそろえ、 統合協議開始に向けた下交渉が行われたが、 いまだ統合協議を始める合意にすら至っていない。
写真・2病院の統合と県立柏原看護専門学校の移譲について見解を示す井戸県知事=篠山市郡家で
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2013年11月28日08:51
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関係者らが募金開始「今後は物資の募集も...
今月8日、 未曾有の台風被害を受けたフィリピン。 死者数は5000人を超え、 復興への道筋も立っていない状況の中、 篠山市内に住むフィリピン人や関係者らが、 同国を支援するための募金活動を始めている。 現在のところ、 市内関係者で親や兄弟を亡くしたといったケースは判明していないが、 親せきが亡くなったことがわかった人も。 関係者らは、 「もともと貧しい人が多い中で、 食べ物も着る物もない人がたくさん出ている。 どうか募金に協力してほしい」 と呼びかけている。
同国では8日、 今年最大の勢力といわれる台風30号が上陸。 風速は約80メートルに達し、 レイテ島などでは6メートルもの高潮に襲われた。 一時1000万人以上が避難し、 フィリピン国家災害対策本部によると現在、 死者5235人、 不明者1613人 (25日現在)に上っている。
丹波地域に住む外国人の支援を行う 「SOS丹波」 (篠山市魚屋町) では、 同団体が運営する 「スターカフェ」 (同) などで募金活動をスタート。 現在、 常連客や支援者などから数万円の寄付が集まっている。
同団体の笹倉嘉人代表の妻、 ベリンダさん (30) はフィリピン出身。 ベリンダさんによると、 台風から1週間ほどたってから父たちと連絡が取れた。
ベリンダさんの家族も被災しており、 家は壊滅状態で、 引っ越さざるを得ない状況。 親せきが亡くなったレイテ島では、 津波のような高潮が家の中まで入り込み、 まちは汚物や遺体の腐臭であふれているという。
笹倉さんは、 「義援金は、 現地の教会を通して被災者に寄付する予定。 今後は状況を見て、 物資なども募ることになるかもしれないので、 ぜひ協力してほしい」 と呼びかけ、 ベリンダさんは、 「父はいつも泣いているし、 とても心配。 私の家族だけでなく、 たくさんの人が困っているので、 助けてください」 と話している。
問い合わせは笹倉さん (080・5312・1483)。
◆篠山国際理解センターも募金受け付け 12月7日には網掛で
NPO法人 「篠山国際理解センター」 (篠山市宮田) では、 フィリピンで起きた台風禍を受け、 緊急募金を募っている。 12月13日まで。
募金は被害を受けたサマール、 レイテ、 パナイなどの島々への医療援助を始めている 「国境なき医師団」 に寄付する予定。 また、 12月7日正午―午後1時には、 四季の森生涯学習センター (同市網掛) で丹波地域に住むフィリピン人や外国につながる子どもたちとともに募金活動を行う。
募金の振込先は、 ゆうちょ銀行 (口座名・NPO法人篠山国際理解センター、 記号・00900―2、 番号・271155)。
問い合わせは同センタ
ー (月、 水、 金、 079・590・8125) へ。
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2013年11月27日16:06
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子どものネットトラブル講演会
11月30日午後2時からハートフルかすが (丹波市春日町黒井) で、子どものネットトラブルに関する講演会を開催する。 兵庫県人間と性教育研究協議会の主催。 和歌山大学教育学部准教授の豊田充崇さんを講師に、 子どもが使う携帯電話やインターネットでの性に関わる問題を学ぶ。 入場無料。 同協議会の山崎さん (090・8823・6983)。
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2013年11月27日16:00
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丹波文化活動交流会
11月30日、 12月1日に丹波の森公苑で、丹波文化活動交流会が開かれる。 茶道、 篆刻、 木工、 糸つむぎなどの体験コーナー、 民舞、 詩吟、 社交ダンスなど22団体による舞台発表公演も行われる。 篠山市の岡野太鼓が特別出演、 豪華景品のあたる抽選会も行われる。 書、 彫刻、 生け花、 丹波布、 絵画、写真、歴史研究、 自然研究の展示もある。
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2013年11月24日09:04
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元気農家ら顕彰グランプリ募る 11月30日...
丹波市農業グランプリ実行委員会は、 他のモデルとなる元気な農家や農業者団体、 企業や消費者団体を顕彰する 「丹波農業グランプリ」 (丹波新聞社後援) を開く。 自薦、 他薦を問わず、 応募を呼びかけている (11月30日締め切り)。 結果発表は来年2月。
農業ビジネスとして魅力的か、 環境や生態系に配慮しているか、 これからの丹波市の農業のモデルになるかなどを基準に審査する。 ▽グランプリ=1件▽新人賞 (45歳未満または就農後10年以内の農業者1人) =1件▽パートナー賞 (農業者と取り組んでいる企業、 団体など) =1件▽夢の農業賞 (氷上高校の生徒による選考) =1件▽奨励賞=若干名―の各賞がある。
問い合わせは小橋季敏さん (090・6600・2313、 kobashi@hopefarm.jp)。
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2013年11月24日09:03
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「触れる」認知症緩和ケア 研修参加者を...
スウェーデン生まれの認知症緩和ケア 「タクティールケア」 の研修会 (丹波市主催) が、 12月3日午後7時から春日文化ホールで開かれる。 手でやわらかく包みこむように触れることで、 心地よさや安心感をもたらし、 緩和ケアとして効果があるという。
日本スウェーデン福祉研究所の上坂勝芳さんが、 分かりやすく解説する。
誰でも参加できる。 29日までに市高齢者あんしんセンター (0795・74・0368)。
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2013年11月24日09:01
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商店街で「はじめてのおつかい」 子ども...
篠山商店街連合会は12月7、 8の両日、 「誓文払い」 で歩行者専用道路になる同商店街で、 子どもが一人で買い物をするイベント 「はじめてのおつかい」 を行う。 参加する子どもを募集する。
両日の午前11時―正午と午後2時―3時の計4回行う。 定員は各回5人ずつ、 計20人。 参加無料。 当日は保護者の引率が必要。 買い物した商品はプレゼントする。
参加対象は5歳―小学3年生。 申し込みは、 11月27日午前10時―午後5時、 市商工会篠山振興部 (079・552・0758)。 定員を超えた場合は主催者の抽選で決定。 同日の受付で定員に達しなかった場合は先着順。
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2013年11月24日08:59
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最大の教育
きょう24日まで植野記念美術館で、 篠山市に住む関口寛治さんの喜寿記念彫刻展が開かれている。 関口さんは、 兵庫県文化賞を受けた彫刻家、 初代磯尾柏里の四男で、 長く柏原高校の美術部顧問を務めた。 ▼柏原高に奉職して間もない頃、 関口さんは父親について新聞の取材にこう答えている。 「親が一生懸命にやっている姿は打たれるものが大いにありますね。 何も言われなくても最大の教育です」。 ▼初代柏里は決して円満な人格者だったわけではないが、 彫刻にかける情熱にはすさまじいものがあった。 そんな父親のありのままの姿が無言の教育となったのだろう。 ありのまま子どもに対する。 この姿勢は、 親だけでなく学校教諭にも大切だろう。 ▼思想家の吉本隆明は、 先生にとって大事なのは 「地」 を出すことという。 「自分がふだん何を勉強しているか、 ふだん何をやっているか、 性格はどんなふうか、 自分の本来の姿を隠さず出せればそれで十分なのだ」。 良き先生に見せようと、 いかにとりつくろうとも、 生徒は先生の 「地」 をしっかり見抜く。そして、その「地」 こそが最大の教育となる。 ▼関口さんの彫刻展は、 柏原高校美術部の教え子たちが企画し、 準備した。 教え子がみずから骨を折ったのは、 関口先生の豊かな地にひかれ、 感化を受けたからに違いない。(Y)
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2013年11月24日08:56
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流れ星
たぐいまれな艶歌歌手、 藤圭子の自殺から三カ月。 まだまだその真相は分からないままだ。 十代でミリオンセラーを出した娘、 宇多田ヒカルのこれからの行く末を思う。
藤圭子が 「新宿の女」 で歌手としてデビューしたのは一九六九年、 十八歳のときだ。 ハスキーなドスのきいた声は、 その後の 「女のブルース」 「圭子の夢は夜ひらく」 「命預けます」 などのミリオンヒットに続く。 彼女の父親は浪曲師、 母親は目の不自由な三味線瞽女 (ごぜ) だった。 生活のために旅回り、 十七歳のとき、 札幌雪祭りで唄ったときにレコード会社にスカウトされた。 彼女自身は、 艶歌よりジャズやロックが好きだったという。 当時、 同じハスキーボイスの青江三奈をしのぐ人気を博した藤圭子。 若者にも 「怨み節」 としてもてはやされた。
ノンフィクション作家、 沢木耕太郎が、 引退宣言をした二十八歳の彼女へのインタビューをまとめた本、 「流星ひとつ」 が十月に出版された。 実に正直に二十八歳までの人生を語る藤圭子。 前川清との結婚と離婚のいきさつ、 最初こそ好意的だったマスコミが、 売れっ子になるにつれ、 あることないことをでっち上げていく過程。 それらはまことに痛ましい。 二十八歳で渡米して、 新しい人生を歩みたいと望んだ気持ちが痛いほど伝わる。 引退して渡米、 そこで新しい伴侶を得て母親になった。 愛娘、 宇多田ヒカルのデビューなど、 もっと幸せになれるはずだったのに。 自殺という、 残されたものにとって最も辛い死を選んだ藤圭子。 長く心を病んでいたとか。 まさに流星のような人生だった。
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2013年11月24日08:51
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谷口 務氏訃報
谷口 務氏 (たにぐち・つとむ=元柏原町長) 20日午後3時27分、 肺炎のため丹波市内の病院で死去、 90歳。 自宅は丹波市柏原町柏原799ノ4。 葬儀は23日、 おこなわれた。 喪主は長女の夫、 冨田博重 (とみた・ひろしげ) 氏。
谷口氏は、 1975年から1期、 83年10月25日から86年2月7日までの約2年3カ月、 94年から1期の計3期10年3カ月、 町政を担った。 その間、 県町村会理事、 氷上郡町村会長、 氷上郡防犯協会長、 財団法人丹波の森協会理事長などを務めた。
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2013年11月24日08:50
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「写真コンテスト」再び全国グランプリ ...
新聞折込求人紙などを発行する 「アイデム」 が主催する全国公募の写真コンテスト 「はたらくすがた」 で、 東小学校6年生の平出菜々美さん (11) が、 小学生の部最高賞のグランプリ (1点) に輝いた。 笑顔で稲刈りをする祖母を写した。 平出さんは3年生の時にもグランプリに輝いており、 2度目の頂点。
タイトルは 「稲刈りはお仕事」。 台風で倒伏した稲をカマで手刈りする祖母の貴与美さん (67) を写した。 「いつもニコニコしとってやから、 仕事中も笑顔のところを撮ろうと思った」 と、 一眼レフカメラを構えながら、 「笑って笑って」 と声をかけ、 笑顔を引き出したという。
何パターンも撮り、 自身で5点を選んで応募。 うち1枚がグランプリを射止めた。 「『はたらく』 がテーマなのに、 カマを持つ手が写っていなくて、 顔が中心だったから賞に入る自信はなかったけど、 選ばれて良かった」 と笑顔。
同コンテストの小学生部門には、 3581点の応募があった。 平出さんは小学校2年生から毎年応募。 コンバインで稲刈りをする祖父の隆夫さん (74) の作品で準グランプリを獲得。 3年生で隆夫さんがトラクターで田んぼをすく姿を写し、 グランプリを受賞した。
「応募の締め切り (今年は9月17日) に近くなってから撮るので、 稲とか田んぼの写真になる」 と言い、 「去年と一昨年は選ばれなかったので、 びっくりしたし、 うれしかった」 と話した。
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2013年11月24日08:49
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山頂で冬の足音
20日、 多紀連山3峰の一つ、 小金ヶ嶽 (標高725メートル) に登ってきた。 晴れてはいたが雲が多く、 また風も強くて肌寒かった。 紅葉 (黄葉) はピークをやや過ぎていたが、 まだまだ見頃。 この時期の週末は、 多くのハイカーでにぎわっているが、 この日は平日。 小金ヶ嶽への登山はどうやら私一人のようだ。
一人ぼっちの静かな山歩き。 シカなどの獣との遭遇を期待したが、 結局叶わなかった。 それでも、 切り株の上にテン (イタチの仲間) が誇らしげに糞を残していたり、 マツボックリがエビフライ状にかじられたリス特有の食べ跡を確認できるなど、 姿こそ見られなかったが、 獣たちの確かな息遣いを感じ取ることができた。
13時半ごろ、 北の空がにわかに曇りはじめた。 この気温で雨に打たれてはまずいと、 慌てて下山を始めるも間に合わず、 木陰に身を潜めていると、 雨音がシャラシャラという、 にぎやかな音に変化し、 なんとあられが降り出した。 1分程度の出来事であったが、 紅葉にあられ。 なんとも意外な取り合わせに目を丸くした。 思わぬ時期に思わぬ場所で冬の足音を聞くこととなった。(太治庄三)
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2013年11月24日08:48
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水硬度調べ県最優秀 柏原高校理科部 来...
柏原高校理科部 (12人) が、 このほど神戸市で開かれた県高校総合文化祭の 「自然科学部門発表会」 で最優秀賞を受賞した。 研究テーマは、 「米からミネラルは溶け出すか?」。 同発表会は、 さらに化学、 生物、 地学の3部門があり、 同部は全部門の中での最高賞。 来年7月に茨城県つくば市で開かれる 「全国高校総合文化祭」 に出場する。
日本酒と、 その仕込み水の硬度を調べたところ、 酒の硬度は水の約2倍になっていることが分かった。 そこで、 酒の硬度が上がっているのは、 米からミネラル (カルシウム、 マグネシウム) が溶け出ているものと仮説をたて、 研究を始めた。
洗った米をお茶パックに入れ、 ▽純水▽カルシウムを含んだ水▽マグネシウムを含んだ水―など水中成分の条件を変えてビーカーの中で炊き出す実験を繰り返し、 2つの成分の溶出量を計測した。 その結果、 純水で炊き出した場合は、 ミネラルが米から溶出していることが確認できたが、 水の条件によっては仮説と逆になるケースもあった。
酒の硬度が増す原因を調べる実験は、 今年5月ごろから9月下旬にかけて繰り返し、 その分析と資料づくりは同文化祭直前まで続いた。 分かりやすく解説するためにアニメーションを取り入れたり、 難しくなりがちな用語をかみくだいて表現するなど、 発表の仕方にもこだわった。
来年7月の全国総合文化祭まで、 さらに実験を続け、 酒の硬度上昇の原因を探求するという。 徳網紗也加部長 (2年) は、 「こつこつと実験を続けてきた成果が認められた。 昨年は予選落ちだったので、 最優秀賞の受賞は信じられないくらいうれしかった。 これからもしっかりやりたい」 と話した。
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2013年11月24日08:46
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最新「地震総覧」に携わる 阪神や東日本...
丹波市柏原町出身で千葉県在住の石井寿 (ひさし) さん (64) ら5人の共同執筆による 「日本被害地震総覧」 が、 東京大学出版会から発刊された。 599年から2012年まで約1400年間にわたる日本各地の地震と被害状況を詳しく掲載している。
石井さんは、 東京電力の関連会社の東電設計建築本部調査部長。 原子力発電所の立地や安全にかかわる地震観測を担当し、 文献を調べるなど過去の震災について研究を続けている。 石井さんによると、 阪神淡路大震災発生時の約400年前に、 同程度の災害を伴う地震が発生しており、 専門家には再来ではないかと考えられていたといい、 「地震現象の解明、 防災対策の一つとして、 過去に発生した地震の調査が必要。 被害をもたらした地震について、 場所と時期を特定し、 被害の実態を明らかにすることが地震現象を把握するために重要になる」 と発刊の意義を語る。
丹波に関する記述としては、 現在の丹後を含めた丹波の国の時代の701年と、 1865年の播磨・丹波の地震の被害状況を書き込んだ。 701年の地震では、 3日間にわたり揺れが続き、 若狭湾内舞鶴沖にあった南北6・4キロ・東西2・4キロの島が海中に没したと記載。 1865年の地震では、 加古川上流域の杉原谷 (多可町) で多くの家屋が破壊され、 多田銀山 (猪名川町) で14―15回の地震があったという記録が紹介されている。
共同執筆者の一人、 宇佐美龍夫東京大学名誉教授は、 「ハザードマップや緊急防災システム整備が進み、 テレビで地震情報を素早く知ることができるが、 それらの効果を十分発揮させるためには、 過去の地震を熟知していることが必要」 と書き、 同書が地震被害の軽減に役立つことが期待されている。
石井さんは、 宇佐美名誉教授が約半世紀にわたり続けている、 歴史地震の史料調査にも数年前から参画している。 1975年に刊行された 「日本被害地震総覧」 (初版) のあと、 ほぼ10年おきに版を重ねてきた被害地震資料を全面的に改訂し、 阪神淡路大震災、 東日本大震災といった最新の資料を盛り込んだ。 地震研究だけでなく、 防災対策、 都市計画などにも役立ちそう。
B5判712ページ、 2万9400円。 石井さんに連絡すれば、 2割引になる。 石井さん (東電設計建築本部建築原子力部地震G、 電03・6372・5699、 FAX03・6372・5157、 Eメールh_ishii@tepsco.co.jp)。