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2013年12月1日08:30
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栽培米が県最優秀賞 細工所の粟野勝浩さ...
篠山市細工所の粟野農場 (粟野勝浩代表) が栽培した米 「にこまる」 が、 日本最大級の米のコンクール 「第15回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」 (米・食味鑑定士協会など主催) で特別優秀賞を受賞。 11月24日、 宮城県七ケ宿 (しちかしゅく) 町で行われた同コンクールで表彰された。
海外を含め約4000点の出品がある同コンクール。 粟野農場の受賞米は、 上位40点 (うち39点が岐阜県以北の米) を除いた米のうち、 各都道府県で最も優れた米を選ぶ 「都道府県代表お米選手権」 の部門で、 兵庫県から出品された94点の中で最も優れている米に選ばれた。
審査は、 玄米2キロを提出。 1次審査は食味計で玄米の水分、 蛋白、 アミロース、 脂肪酸度の4成分を測定。 食味方程式で算出された食味値85点 (100点満点) 以上が2次審査に。 粟野さんの受賞米は89点だった。 2次審査は、 炊き上げた白米の表面の 「おねば」 の厚さなどを測る味度計で測定。 受賞米は87・6点 (100点満点) で、 合計176・6点だった。
粟野代表は、 同コンクールで7年前までに3回受賞している。 昨年までコシヒカリを出品し、 受賞から遠のいていたが、 「夏の気温が高まりつつあり、 コシヒカリの食味が高い地域が北上しつつある」 として、 夏の日照りに強く、 西日本で広まりつつある 「にこまる」 を初めて栽培した。
コシヒカリと同様の5月20日ごろに田植えをしたが、 コシヒカリより約1カ月遅い9月初旬に出穂した。 粟野代表は 「出穂時期が暑い夏場を避けたので高温障害が出なかったのでは」 と話す。 食味については、 「炊いた時の香りが良く、 甘みがあったので、 入賞するかもしれない」 と思っていたという。
粟野代表は 「年々気温が高まりつつあるので、 気候に合った品種をいろいろ試し、 食味を上げていきたい」 と話している。
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2013年12月1日08:27
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県行革プランを注視
県の第3次行革プランの叩き台となる企画部会案が公表された。 丹波県民局は、 4年前の2次プラン策定に向けた同部会案で阪神南、 阪神北県民局との統合が盛り込まれたが、 地元の反発で撤回された。
前回、 県民局廃止に目を奪われ、 気づかなかったのが、 柏原看護専門学校だ。 丹波市に移譲され存続が決まったが、 一度は県が閉校を決め、 学生募集の中止を公表した。
2次行革プランでは、 看護専門学校事業は、 「県全体の需給の見通しや県全体の看護師養成・確保といった観点も考慮しつつ、 見直しを行う」 と書かれていた。 この 「見直し」 が、 閉校を意味するとは当時、 思いもしなかった。
苦い教訓を踏まえ、 今回の行革プランのたたき台を見た。 156㌻ある資料は 「見直し」 が並ぶ。 人口シェア県内2%の丹波地域に関する具体的記述はほぼない。 裏返せば、 ほとんどが隠れている。
行政課題は多岐にわたる。 時代、 時節にあったものに変えるのは当然だ。 「見直す側」 に説明責任があるのも、 これまた当然のこと。 3度修正の機会がある。 策定まで注意深く見たい。(足立智和)
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2013年12月1日08:26
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人形供養祭・天国におくる絵手紙教室・写...
12月7日、 篠山市味間南の 「セレフ葬祭会館」 で「人形供養祭・天国におくる絵手紙教室・写真撮影会」が行われる。
人形供養は午後2時からと午後4時から。 家庭にある人形やぬいぐるみ、 ペットの遺品、 写真などを僧侶が供養する。 絵手紙教室は午後1―3時。 定員20人で参加無料。 写真撮影会は午後1―5時。 撮影料金は5000円。
申し込みや問い合わせは、 同施設 (079・590・2550)。
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2013年12月1日08:26
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第358問
県立柏原病院の小児科を守る会がソロプチミスト日本財団から受けた表彰は?
1.医療ボランティア賞
2.国際ボランティア賞
3.社会ボランティア賞
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2013年12月1日08:25
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「食品の裏側」著者・安部司さん招く 柏...
丹波市農村女性組織連絡協議会 (事務局県丹波農業改良普及センター、 0795・73・3804) は、 12月4日午後1時半から丹波の森公苑で 「食品の裏側!安心な食品の選び方を学ぶセミナー」 を開く。 参加費500円。
講師は、 食品ジャーナリストの安部司さん。 食品添加物の現状、 食生活の危機を訴えた 「食品の裏側」 (東洋経済新報社刊) の著者で、 70万部を超えるベストセラーになり、 中国、 韓国、 台湾でも翻訳されるなど国内外で反響を呼んだ。
同協議会は、 JA女性会、 生活研究グループ、 女性農業士、 女性農業委員で構成している。
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2013年12月1日08:25
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丹波地域働く障害者パネル展・ふれあいバ...
12月2―6日、 県柏原総合庁舎1階で、丹波地域働く障害者パネル展・ふれあいバザーが開かれる。 丹波地域福祉事業所連絡協議会 (愛称・シェイクハンド) の主催。 丹波地域の福祉事業所で働く障がい者の様子や成果として、 授産製品などを写真や文で表したパネルを展示。 6日午前11時半―午後1時半に、 同庁舎でかばんや各種手芸品、 パン、 巻き寿司など授産製品の販売もある。
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2013年12月1日08:24
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地元の企業を知ろう!「企業フェア201...
12月7日午後1時半―4時、 柏原住民センター (柏原町柏原) で「企業フェア2013」が開かれる。 丹波地域人材確保協議会の主催。 2014年、 15年大学卒業予定者、 既卒者、 U・Iターン就職希望者などが対象。 企業からの概要説明、 自由面談、 プレゼンテーションなどがある。 参加企業は篠山市、 丹波市内の31社。 ハローワーク柏原 「ふるさと就労相談コーナー」 (0795・72・1070)。
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2013年12月1日08:23
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丹波県民局は存続 検査室は宝塚統合へ ...
県は11月26日、 今年度策定する 「第3次行革プラン」 (2014―18年度) のたたき台となる企画部会案を示した。 丹波地域関係分では、 4年前の同部会案で 「廃止」 とされ、 その後、 存続になった丹波県民局は、 見直し対象に上がらず存続。 丹波健康福祉事務所検査室と丹波土木事務所まちづくり建築課の一部業務が、 それぞれ宝塚の事務所に統合される。 県立柏原病院は18年度の建て替え着工が盛り込まれた。
県民局は2つ減らし8とする。 中核市に一定の権限委譲が進んでいるとして、 中核市を含む県民局のみを見直した。 姫路市を含む中播磨 (所在地・姫路市) を西播磨 (上郡町) と統合し 「西播磨」 (上郡町)、 尼崎市、 西宮市を含む阪神南 (尼崎市) を阪神北 (宝塚市) と統合し 「阪神」 (宝塚市) とする。
丹波健康福祉事務所検査室は、 篠山総合庁舎 (篠山市郡家) の保健所棟にある。 感染症、 食中毒、 水質検査などを担っており、 昨年度は3115件を検査。 県柏原総合庁舎 (柏原町柏原) の健康福祉事務所で受け付けた検便・水質検査も、 同検査室で検査している。 保健所棟で常勤職員が配置されているのは同検査室のみで、 検査室の統合で保健所棟は無人になる。
丹波地域では、 同保健所棟にあり、 月に1―2度、 心のケアやアルコール依存症、 難病などの相談を受けている保健支援センターも全県で廃止に。
まちづくり建築課の 「建設業法に基づく許可」 の審査が、 宝塚に統合される。 建設業を営もうとする者が県知事の許可を得るための許可業務。
県立柏原病院は、 18年度着工に向け、 15、 16年度に基本構想・基本計画、 17年度に設計のスケジュール。 「柏原赤十字病院との統合再編に向けた協議の進捗状況によっては前倒しを検討する」 と、 但し書きがついた。 全県機能として、 「総合診療医の育成」 が新たに盛り込まれ、 県養成医師の育成拠点として機能するよう、 教育・研修機能の充実に努めるとした。
県が長期所有する土地の1つ、 篠山市小多田 (99・34㌶) は、 ただちに利活用が見込めない山林として、 県債などを発行して県有環境林として取得し、 当面継続保有とする。
兵庫丹波の森協会は、 ウイーンの森との交流事業のあり方の検討、 長期継続事業への県の補助・委託や、 県からの人的支援を見直す。
県議会や市町、 団体からの意見を聞き、 1次案を今月中旬に示す。 1月中旬に2次案、 最終案を2月中旬に県議会に提案する。
写真・宝塚と統合される案が示された検査室が入居する篠山庁舎保健所棟=篠山市郡家で
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2013年12月1日08:22
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入浴や食事で地域支援を 売り上げの一部...
「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」 (篠山市今田町今田新田) を運営する、 株式会社 「夢こんだ」 (杉尾吉弘・代表取締役社長) は、 入浴客1人につき2円、 同温泉施設内のレストランで特定メニューの注文を受けると50円を募金する活動を行っている。 赤い羽根共同募金会の呼び掛けに応じて11月上旬から展開しており、 12月末まで取り組む。 県内初の実施で、 杉尾社長は 「お客さんに負担はなく、 入浴や食事をしていただけるだけで自然に募金に参加できるので、 この機会にぜひお越しいただければ」 と話している。
大人入浴1人 (700円) につき2円、 レストラン 「旬菜千味さぎ草」 で 「篠山うまいもん丼」 (1580円) の注文を受けると1杯につき50円を寄付する。 寄付金は、 篠山市共同募金委員会を通じて、 市内の地域福祉推進活動の財源に役立てられる。
同温泉では現在、 年間約20万人の入浴客があり、 この2カ月間で約3万人を見込んでいるため、 レストランからの寄付も合わせて寄付額は9万円ほどになる見通し。
同取り組みは、 赤い羽根共同募金会が昨年度から全国で展開している 「募金百貨店プロジェクト」。 協力店で購入した商品の売上金の一部を募金する仕組みで、 企業側は商品を募金付きにすることで、 「地域のためになる」 商品をアピールでき、 市民にとっても日常の消費活動が地域支援につながるというメリットがある。 同温泉施設では 「篠山の町を良くするしくみ―お風呂に入って、 うまいもん食べて社会貢献!プロジェクト」 と銘打って実施している。
同プロジェクトは昨年4月に山口県で始まり、 愛媛県や大分県、 山梨県などでも展開されている。
写真・入浴受付フロントやレストランのテーブルに 「募金百貨店プロジェクト」 実施中の看板を掲示し、 取り組みをPRしている
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2013年12月1日08:20
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山内さん(柏原高)に特別賞 県お弁当コ...
柏原高校調理部の山内晴佳さん (3年) が考案した 「丹波の恵み感謝弁当」 が、 県内中・高校生を対象にした 「あけてニッコリ!!わくわくお弁当コンテスト」 (県米穀事業協同組合など主催) で、 最優秀 (1点)、 優秀 (3点) に次ぐ 「審査員特別賞」 を受賞した。 2903点の応募があった中で、 審査員から 「鹿肉を使っている点と、 彩りがよかった」 との評価を受けた。
写真・審査員特別賞に選ばれた 「丹波の恵み感謝弁当」
黒豆ごはんに、 カボチャのクリームチーズサラダ、 小松菜とクルミの和え物、 アマトウの姿焼き、 鹿肉のたたき風、 プチトマトの5品を添えた。 メーンの鹿肉料理は、 シンプルな調理方法でおいしさを引き出すことを考え、 家で母親に試食してもらいながら味を調えた。
昨年、 学校近くにある鹿肉料理専門店 「無鹿」 から講師を招き、 人が生きるために殺した動物、 野菜を作ってくれた農家、 それを調理してくれた人たちへの感謝の心を学んだ。 「教えてもらった鹿肉料理と感謝の心をお弁当のテーマにした」 と話す。
山内さんは、 「味も見た目もうまくできた」 と笑い、 「テーマにした 『感謝』 が少しでも伝わればと思っていた。 3000点近い作品の中から賞をいただき、 びっくりした」 と話している。
また、 氷上高校の近藤明香さんの 「丹波のヘルシー弁当」、 篠山産業高校の伊勢沙織さんの 「夏野菜弁当」 がいずれも佳作に選ばれた。 来年2月23日に県公館で表彰式が行われる。
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2013年11月30日17:42
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アンティーク・セレクトショップ「三光堂」
店内で“宝探し”を
柏原中心市街地のみなと銀行近く、 旧三光堂電機2階で11月23日にオープンした。 昭和初期の食器や時代箪笥などの古道具、 海外で買い付けたアンティーク雑貨、 こだわりの革小物などが所狭しと並ぶ。
京都生まれのアクセサリーブランド 「KAORU」、一枚革を折り紙のように縫わずに仕立てた製品が特徴の 「所作 (Shosa)」 や、篠山市のレザークラフト作家が立ち上げた「SLOTH」など、 クリスマスプレゼントに最適な、 こだわりのブランドを取り扱っている。
店長の竹内紀美子さんが 「自分の好きな物、 ほしい物を集めた」 店内に備え付けた照明やラック、 長いすなども売り物。 8畳ほどのフリースペースもあり、 利用を呼びかけている。 竹内さんは、 「宝探しのように、 お気に入りの一品を見つけてほしい。 街歩きをする中の一店に加えてもらえれば」 と話している。
【メモ】営業は木、 金、 土、 日曜の午前10時―午後6時。 電0795・71・1145。 丹波市柏原町柏原16 2階
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2013年11月29日08:59
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本郷のNPOが慈善コンサート 12月7日...
篠山市本郷を拠点に、 世界各地の紛争地支援を展開している国際組織のNPO法人 「エマージェンシー・ジャパン」 が12月7日午後5時から、 兵庫陶芸美術館 (同市今田町上立杭) 内のカフェ 「ピアンティーナ」 で、 チャリティーコンサートを開く。 先着40人。
1994年に設立された 「エマージェンシー」 (本部・イタリア) は、 集めた寄付金などの資金を活用し、 海外の紛争地に医療施設を建設。 一時的な医療サービスにとどまらず、 継続した支援を行い、 支援国が自立して施設を運営できるようにしている。
イタリア歌謡 「カンツォーネ」 とギターの生演奏を楽しみながら、 ビュッフェスタイルのディナーを味わう。
参加費4000円で、 うち一部を寄付金に充てる。 予約は同法人 (079・506・0932) へ。
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2013年11月28日09:06
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企業の“お見合い”支援 初の個別商談会...
中兵庫信用金庫 (本部・三田市) が、 丹波市や篠山市などで生産された農産物やその加工品などの販路を拡大するために、 阪神、 東京の大手バイヤーとのビジネスマッチングの機会を提供する取り組みを始めた。 丹波黒大豆などのブランド売り込みを手助けするための個別商談会の成果が期待されている。
同信金は、 エリア内の取引先の中小企業に相互の商品を紹介するなどの活動も行っているが、 今回のような商談形式で、 大手バイヤーと地元企業をお見合いさせる取り組みは初めての試み。
県内、 福知山市内の同信金28店舗の取引先から商談会の参加者を募り、 応じた12社のリストを百貨店、 問屋などのバイヤー6社に送った。 興味を示した問屋、 百貨店、 スーパーの3社と、 商品を扱う9社の商談会をこのほど、 同本部で行った。
同信金の奥井誠営業推進部長は、 「生産者や加工業者は様々な方法で商品をPRしているが、 販路の拡大がポイント。 地産地消を拡大したような手法で、 生産者と消費者を直接結びつけるためのお手伝いができれば」 と話す。
商談会に参加した 「栗山米穀」 (篠山市東岡屋) の栗山泰三社長は、 「商品のしぼり豆をPRした。 丹波篠山の味を都市部の消費者に届けたい」 と意気込む。 都市部を中心にスーパー、 コンビニに商品を納入する菓子・食品総合商社の 「髙山」 (本社・東京都台東区) の賀川一夫さんは、 「これまで、 東北や九州の商談会で取引が成立したこともある。 都市部では、 買えないような珍しい商品がほしい。 丹波ブランドは魅力」 と話した。
同信金がこうした取り組みを行うことに対し、 商談会に参加した 「やながわ」 (春日町野上野) の柳川拓三社長は、 「百貨店、 スーパー、 問屋などのバイヤーによって、 包装、 価格設定など売り方も違う。 多様な情報を得ることで、 広い視点から戦略を立てることに役立ち、 マーケットが広がる」 と話している。
同金庫は、 こうした取り組みを定着させれば、 丹波地域などで生産、 加工された製品を阪神や全国に展開できるチャンスになり、 地域経済浮揚にもつながるとしている。
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2013年11月28日09:05
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アルティに上下水道部 来秋、利便性向上...
丹波市は、 来年度に水道部と建設部下水道課を統合し、 上下水道部を新設する機構改革を行い、 来年10月にはショッピングセンター 「アルティ」 (丹波市春日町黒井) 2階に事務所を置く方針を固めた。 上下水道部設置に関連する5つの条例案を12月3日開会の市会定例会に提案する。
統合は、 市民窓口の一元化と、 組織の効率化がねらい。 来年4月からは会計業務を担当する水道部業務課と下水道課管理係を統合し、 「上下水道部経営管理課」 を市柏原支所内に置く。 さらに同年10月からは、 同支所、 春日庁舎内の関係部署と 「お客様センター」 をすべてアルティ2階へ移す計画。 あわせて下水道事業の経営成績や財政状況を明確にするために地方公営企業法を一部適用し、 企業会計方式を採用する。
今後、 同ショッピングセンターを経営する 「中兵庫地域開発」 と詰めの協議を行った上で、 賃貸契約を結ぶ。 12月定例会に市が借りるスペース (1190平方メートル) を改装するための実施設計費用150万円を補正予算に盛り込む。 来年6月ごろから工事にかかるスケジュール。 工事費用は5000―6000万円と見込んでいる。
市によると、 民間施設内に行政機関が入るケースは、 県内11市60の事例があるという。 アルティを選んだ理由として市企画総務部は、 ▽都市計画マスタープランで春日地域を 「副拠点」 と位置づけている▽市庁舎整備統合基本計画 (2011年度策定) で、 「本庁舎と春日庁舎に集約する」 方針を打ち出している―ことから春日地域を中心に候補地を探したとし、 「市民の利便性を向上し、 ワンストップサービスを提供したい」 としている。
市は市庁舎整備統合基本計画に基づき、 今年度当初予算案に市春日庁舎を約360平方メートル増築する費用として1億7000万円を計上しようとしたが、 議会から費用対効果が悪いなどと指摘を受けたため、 統合事務所の位置を探していた。
25日の市議会総務常任委員会では、 「公共施設の利活用を優先すべきではないか」 との意見が出たが、 市側は 「使用目的、 立地条件などを比較し、 ケースバイケースで判断する」 と答弁した。
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2013年11月28日09:04
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「島倉千代子という人生」
「島倉千代子という人生」 (新潮社) を出した田勢康弘・元日経記者と共に彼女に会ったのは、 10数年前。 還暦を過ぎたばかりの彼女は美しかったが、 すごく慎ましやかで、 大スターという雰囲気からは程遠い感じの人だった。 ▼ガンに襲われた要因だろう、 莫大な借金を背負っていたことはよく知られている。 長年苦労して完済したものの、 何故そんな目に遭わなければならなかったのか。 ▼同書によると、 1度目は別居していた元タイガースの藤本勝巳が水商売に手を出して作った借金。 泥沼に入った離婚問題に、 返済を手切れ金にして決着をつけた。 2度目も他人の借金。 失明の危機を救ってくれた眼科医が、 やはり事業に失敗し、 恩人ということで手形に裏書きしてしまった。 ▼一時は10億円以上に膨らみ、 いかつい顔の男らにつきまとわれるように。 クラブを経営していた細木数子が乗り出したりして、この間、赤坂でママを務めたことも。 ▼金も財産も残さず、 大した贅沢もしなかった彼女に田勢氏が 「どうしてそう簡単に人に騙されるのか」 と聞いたら、「信じないでどうするの?騙すより騙される方がずっといい」 と怒ったという。 死の3日前に吹き込んだ新曲 「からたちの小径」は、まるで菩薩の声のようだ。「貴男のささやき信じてた…トゲのあることすらも忘れてた」。(E)
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2013年11月28日09:04
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やりたいことは同じ
ニューツーリズム、 エコツーリズム、 グリーンツーリズム―。 言葉は多少違うが、 どれも、 受け身の見物ではなく、 地域の自然や文化を生かした体験、 学習、 交流を提供する旅のスタイルのことだ。
普段の暮らしの延長線で行われている地域の伝統行事、 川遊び、 ホタル鑑賞、 田植えや稲刈り、 野菜作りや山菜取りなどを、 人を呼び込む材料にしてしまおうという考え方で、 地域の人にとっては、 当たり前のことをしているところに、 ひょっこりと観光客がやって来るイメージだ。
このニューツーリズムを推進しようと丹波市でこのほど、 同市の関係団体と、 先進地の5市・団体との交流大会が行われた。 実は今年1月には、 エコツーリズムに関するフォーラムが同市で開かれている。 切り口を 「観光」 とするか、 「環境」 とするかの違いで、 やりたいことは同じ。
1月のフォーラムで事例発表した先進地の埼玉県飯能市の担当者は、 「自分の町ではエコツーリズムにどのように取り組んでいくかという統一した考えをしっかり持つことだ」 と話している。
食文化、 伝統、 観光資源が豊富な丹波市では、 すでに 「○○ツーリズム」 に当てはまりそうな事業があちこちで実施されている。 エコツーリズムにおいては、 推進協議会が4つのツアーを企画し、 効率のよいPR方法、 適正価格やメニューの満足度を探るなど、 前に進み始めている最中でもある。
呼び方はどうであれ、 補助金の受け皿がどうであれ、 まずは 「統一した考え」 をまとめるべきではないか。 それは、 外に向けて丹波市をどう売り込んでいくかを考えることにもつながる。(芦田安生)
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2013年11月28日09:03
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亀井ちずゑさん訃報
亀井ちずゑさん (かめい・ちずえ=亀井忠司TK樹脂代表取締役の母) 25日死去、 90歳。 自宅は丹波市柏原町南多田542。 葬儀は27日、 おこなわれた。
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2013年11月28日09:02
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母ちゃんは「トンカツ!」の方が大好き♪
婚カツ、 就カツ、 チキンカツ?と、 巷ではカツネタが色々あるようだが、 うちでは只今 「アイ カツ!」が流行中。と言っても熱いのは6歳の娘ちゃん。 母ちゃんも初めて耳にした時は何の料理かと思ったくらい。 これアイドル養成学園のアニメで、 カードゲームもできる。 専用のゲーム機でカードを組み合わせ、 ステージで色々コーデし、 ポイントを稼いでファンを増やすようだ。 一方、 チビ太君はアンパンマンと、 乗り物絵本にハマリ中。 お陰で流行の服や化粧より、 キャラクターや、 妙にマニアックな消防車やパトカーに詳しくなり、 口から出るのはお母さんといっしょの歌…。 切ない。
そういや小学生だった頃、 「ビックリマンチョコ」 が大流行し、 キラキラのシールを持っている男の子がやたら人気だったり、 婆ちゃんに箱ごと大人買いしてもらった子がシールだけ集め、 チョコ菓子は友だちに配って問題になったことがあった。 いつの世も子供心をくすぐるアイテムが五万とあり、 アニメの合間のCMは、 これでもかというほどの子どもへのアピールタイム。 そして、 親とジジ&ババが餌食となる。
はぁ、 来月はクリスマス。 「アイカツのぉ、 プレミアムカード でぇ、 キュートなやつでぇ」 と色々プレゼントを早々に注文する娘に 「サンタさんは昔の人で外国に住んでるからアイカツは知らへんよ。 多分、 実用的なもんしか無理やわ」 と。 それでもサンタさんへ絵とお願いを描いて縁側の窓に貼っている。 う~ん、 さてどれだけ譲歩したものか。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2013年11月28日09:02
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フレーム手作り受注 柏原に「めがね工房」
柏原バイパス沿いのテナントに、 眼鏡の専門店 「めがね工房+ラクーラ」 (丹波市柏原町田路、 髙橋義人代表、 0795・71・5053) がオープンした。 15社以上のブランドを取り扱うほか、 同店でフレームを切り出すところから手作りするオリジナルめがねも受注生産する。
福知山市の眼鏡店で20年間販売経験のある髙橋代表 (40) が独立開業した。 一人ひとりの思いや好みを形にしようと、 フランス語でいやし、 イタリア語で丁寧、 気配りなどの意味を持つ 「クーラ」 を店名に取り入れた。
開店にあたり、 1年間、 眼鏡フレームの国内シェア96%の産地、 福井県鯖江市の職人の元で製造技術を習得。 また、 同市で開かれた、 製造元が参加する 「眼鏡ゼネラリスト育成講座」 を小売業者で唯一受講し、 素材や工程などを学んだ。
扱っているブランドは、 「フレームの質、 デザイン、 かけ心地のクオリティーの高さ」 などを重視しており、 価格帯は1万5000円 (レンズ込み) から3―4万円 (レンズ代別) 程度。 弾力性がある子ども向きから、 シニア向けのエレガントなものまで扱っており、 県内では同店のみが販売店というブランドもある。
オーダー眼鏡は、 顔写真にコンピュータ上で仮想フレームをかけ、 気にいる柄や形を選んでもらう。 製造に1カ月ほどかかる。
髙橋さんは、 「お客さんを大事にしているブランドばかり。 こんな眼鏡があったんだ、 と新しい発見があるような提案をしていきたい」 と話している。
水曜定休。 午前10時―午後9時。 (足立智和)
写真・多彩なデザインの眼鏡を販売する 「ラクーラ」 の髙橋代表=柏原町田路で
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2013年11月28日09:01
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ラッピング相談を ゲストルーム開設 「...
バウムクーヘン専門店 「まさゆめさかゆめ」 (丹波市柏原町柏原) が11月23日、 道路を挟んだ向かいにゲストルーム (0795・71・1265) を開設した。 バウムクーヘンは、 引菓子やギフト、 お歳暮としてのニーズがあることから、 ラッピングの仕方などの相談に応じる。
これまでは既存の店内で相談に応じていたが、 落ち着いた空間でゆっくりと顧客のニーズを聞きながら、 気持ちのこもった贈り物として提案したいと、 ゲストルーム開設に至った。
遠方からの観光客の中には、 バウムクーヘンを食べて帰りたいという要望もあることからテーブル、 カウンター計12席を用意し、 その場で食べることもできる。 同ルーム内には丹波布や丹波産の石積がディスプレイされており、 葉山生子社長は、 「丹波のお茶や特産の黒豆など、 丹波の食と暮らしを紹介する場にもしたい」 と話している。 午前11時―午後5時半。 水曜定休。