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2013年12月15日09:11
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酒井秀幸氏訃報
酒井秀幸氏 (さかい・ひでゆき=旧丹波農協専務理事、 丹南有機農業実践会元会長) 10日午後8時50分、 間質性肺炎のため三田市内の病院で死去、 84歳。 自宅は篠山市油井143。 葬儀は13日、 おこなわれた。 喪主は娘婿、 昌宏 (まさひろ) 氏。
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2013年12月15日09:11
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高校サッカー・堅守の要で全国へ 神戸弘...
篠山市今田町上立杭の関和馬君 (17) が所属する、 神戸弘陵学園 (神戸市北区) サッカー部が県高校選手権で13年ぶり8度目の優勝を飾った。 31日開幕の全国高校サッカー選手権大会 (日本サッカー協会など主催) に出場する。 部員数121人の中、 関君は2年生ながら、 県大会全6試合に守備の要、 センターバックとしてフル出場。 決勝戦では零封に貢献した。
県大会には総体、 リーグ上位校や予選突破校48校が出場。 神戸弘陵は1回戦の神戸朝鮮を4―0、 2回戦の柳学園を6―0、 3回戦の須磨友が丘を4―1、 準々決勝の市西宮を5―4 (延長戦)、 準決勝の県西宮を4―2、 決勝戦では神戸国際大付を1―0で下した。 関君は、 守備の最終ラインとして、 相手の攻撃を防ぎ、 ボールを奪って、 前へつなぐなど、 守備陣を牽引した。 関君は 「それまで失点が多かったので、 決勝戦では失点をなくそうと守備陣で話し合った。 守備の連携がうまくいき、 競り合いに勝てた」 と振り返る。
1年生では守備的ミッドフィルダーだったが、 「バックスに下げると守備が安定し出した」 (谷純一監督) ことから2年生の春すぎからセンターバックに。 谷監督によると、 関君は守備の予測が早く、 「危険」 を未然に防ぐ力があるほか、 相手との間合いが良く、 ボールをよく奪うという。
小学時代の今田サッカークラブでは県トレセン (選抜) に。 中学時代のアザーレア三田では、 丹有トレセンに選ばれ、 チームは県ベスト8にまで勝ち進んだ。 兄の祐太さんも神戸弘陵で、 レギュラーとして活躍。 「試合を見学したりして、 チームワークがいいチーム」 と思い、 同じ高校に進学した。 県総体の決勝戦で、 全国制覇した滝川第二に敗戦した祐太さんの無念を晴らすこともできた。
テレビ放送される全国大会の1回戦は、 31日午後2時10分から、 フクダ電子アリーナ (千葉市) で札幌大谷 (北海道代表) と対戦する。
関君は 「全国に行くからには優勝を目指す。 バックスで目立たないが、 陰でチームを支えたい。 しっかりと練習して県決勝のプレーからもっと伸ばしていきたい。 全国での経験を生かし、 来年にも生かせれば」 と話している。
谷監督は 「特に大きな欠点はなく、 総合的に技術が高い。 しっかりと経験を積んで、 県トップ選手に育ってほしい」 と期待する。 今田サッカークラブの当時の監督で、 少女サッカークラブ 「ガールズ篠山」 監督の佐園康一さんは 「今田から全国へ出場する選手が生まれうれしい。 後輩たちにも良い刺激になる」 と喜んでいる。
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2013年12月15日09:04
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クマ騒動
丹波市氷上町鴨内でツキノワグマの出没が続いている。 最初の痕跡が見つかってから3週間以上たつ。「こんなに長く居座られるとは」 と、 地元の人は困惑気味。 木に残っているカキをもいだり、 ワナを仕掛けるよう要請したり、 思いがけない師走を迎えている。
クマに壊された社に残っていたハチミツをなめてみた。 甘かった。 別の場所では、 クマがかじったカキが転がっていたのでなめてみた。 カキは短時間で酸化して黒ずむが、 鮮やかなオレンジ色のまま。 ついさっきまで食べていた風。 これは渋かった。 もう1つなめたが、 渋かった。 甘い先端部を食べ、 渋味が残るヘタに近い周辺は食べ残していた。 甘党、 と言うより、 食べ物が豊富にあるので、 選り好みしているのだろう。
県外で2度クマを食べたことがある。 刺身を食べたお店でどうやって捕まえるのか聞いた。 「雪が降る前に冬眠しそうな場所の目星をつけておいて、 寝てるところを…」 と、 教えてくれた。 人間は賢いというか、 ずるいというか。
寒さが厳しくなってきた。 そろそろ冬眠してもらい、 騒動をおしまいにしたいもの。(足立智和)
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2013年12月15日09:04
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「篠山楽しむ地図」発行 地元の人向けに
篠山で暮らす20―30歳代の女性3人が 「篠山をたのしむ地図の会」 を結成。 地元にある飲食店やギャラリー、 雑貨店などを掲載したマップを製作し、 1部150円で販売をスタートさせた。 彼女たちの思いは、 「もっともっと篠山の魅力を地元の人に伝えたい」。 地元民、 そして、 女性ならではの視点でつくったマップを手に、 「篠山の外へ遊びに行く人が多いけれど、 地元でもこんなに楽しめるということを知ってもらえれば」 と話している。
マップはA2判で1万部を発行。 篠山市内の店舗34店について、 概要やおすすめの商品、 店主の思いなどが掲載されている。
また時節のイベントのほか、 篠山を楽しむポイントとして、 ①城下町や田畑、 山などの風景②さまざまなお店巡り③地元の素材を使った食④地場産のお土産⑤篠山城などの文化―を紹介している。
製作したのは倉橋珠州さん (企画・編集や店のセレクト)、 才本藍子さん (デザインレイアウト)、 奥山実代さん (イラスト)。 近年、 新しい店の出店が相次ぐ中、 「地元にある店でも知らない人もいる。 観光客だけでなく、 地域の人たちがまちを楽しめるマップをつくりたい」 と考えた倉橋さんが、 旧知の仲の2人に声をかけ、 会を結成した。
地図の製作には補助金などは活用しておらず、 掲載店舗からの協賛金と販売収益で賄っている。
昨年、 初めて第1号を発行。 篠山にUターンしてきた人が地図を見て訪れた店で働くようになるなど、 住民と店の架け橋にも一役買った。
奥山さんは、 「篠山の風景を眺めてイラストを描く中で、 私自身も、 地元を見直す機会になった」 と笑顔。 才本さんは、 「3人で情報交換しながら地図が製作できた。 地元の人がもっと篠山を楽しむ時間を増やしてもらえれば」 と話す。
「いつか地図を使ったツアーができれば」 と言う倉橋さんは、 「ぜひ友達や市外にいる出身者の人にも見てもらい、 『篠山はこんなにいいものがそろっている』 と誇りに思ってもらえたら」 と期待している。
マップは一部の掲載店などで販売中。 新たに販売してもらえる店舗なども募集している。 地図購入などの問い合わせは、 事務局のROOT (079・552・3988) へ。
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2013年12月15日09:03
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男女混合バレー「ブラピ」全国連覇
丹波市の社会人男女混合バレーボールチーム 「ブラピ」 (25人、 津田真一監督) が、 このほど静岡県浜松市で行われた 「全国ミックスバレーボール大会」 で連覇を果たした。 けがなどで女子の主力メンバーを欠く中、 接戦を制して再び頂点に立った。 津田監督 (39) =春日町国領=は、 「強豪の多い関東のチームが多く出場した中で優勝できた。 強さは本物」 と胸を張った。
ブラピは、 男子の 「BLACKS」 (10人)、 女子の 「PINKEYS」 (15人) の混合チーム。 19―40歳代が所属し、 週1回、 春日中学校体育館などで練習をしている。
全国大会には、 13都道府県から36チームが出場した。 決勝戦では、 東京代表の 「すもう部」 と対戦。 1セット目は、 大会を通じて初めてセットを奪われた。 後がない2セット目を前に、 津田監督は 「ここまで来たら、 自分たちを信じてバレーを楽しもう」 と選手に声をかけ、 接戦の末、 2セット目を奪い返した。 3セット目は一時、 13―14と劣勢だったものの、 2連続ポイントで優位に立つと、 最後は井上優志さん (24) =同町鹿場=のスパイクで優勝を決めた。
中西一也主将 (30) =篠山市畑市=は、 「女子の主力メンバーが少ない中で、 優勝できたことは大きい。 苦戦したが、 交代メンバーががんばり、 良い試合展開に持っていけた」 と話した。 津田監督は 「優勝できたのは、 チームワークやチームの雰囲気がよかったからだと思う。 来年も優勝を目指す」 と意気込んでいた。
ミックスバレーボールは、 6人制で行う。 男子は3人までの出場が認められており、 男子の攻撃参加はバックアタックのみ。
津田監督、 中西主将、 井上さん以外のベンチ入りメンバーは次のみなさん。
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2013年12月15日09:03
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日本語教室が15周年 お国料理でパーティ...
柏原日本語教室 「こんにちは」 (時里孝子代表) が、 12月21日正午からポップアップホール (丹波市氷上町本郷) で 「15周年ふれあい交流パーティー」 を開く。
10年前に教室で学び、 帰国したあとも日本の歌を演奏しているインドネシアのバンドグループ 「アディ・バン・タラシッタ」 と柏原出身の時里泰裕さんによるアメリカンブルースの弾き語りの共演ライブが行われる。 同グループの演奏を聞いたり、 同教室で学ぶ外国の人たちや日本人スタッフ手づくりのお国自慢料理を味わいながら、 外国の人たちと交流を深める。
同教室は、 日本で暮らす外国の人たちがことばの壁を乗り越え、 地域社会で不安なく暮らせるようにとの願いで、 1998年に数人のスタッフで発足。 現在はアジア地域とブラジルの6カ国から来日し、 丹波市、 篠山市、 福知山市で暮らす30人が、 柏原町柏原の時里さんの自宅隣の教室で日本語や日本文化を学んでいる。 スタッフは8人いる。 2008年には、 10周年交流パーティーも催した。
一般参加も歓迎。 会費1000円 (外国の人は500円)。 時里さん (0795・72・3250)。
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2013年12月15日09:02
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大賞など62点一堂に 22日まで「美術大賞...
8回目になる全国公募展 「丹波美術大賞展」 (丹波市など主催) が丹波市立植野記念美術館 (氷上町西中、 0795・82・5995) で開かれている。 12月22日まで。
29都府県の194人から241点 (平面224点、 立体17点) の応募があった。 大賞に選ばれた三木市の山口敏行さんの作品 「鳥の記憶 (Ⅰ)」 のほか、 優秀賞、 入選作品や、 1―6回の絵画の大賞作品62点を展示している。 風景などを描いた具象画や抽象画など、 個性豊かな作品ばかり。
アクリル画 「残雪」 で入選し、 同展の鑑賞に訪れていた栗林紀男さん (72) =綾部市=は、 「鳥取の大山に行って描いた。 この展覧会のレベルは高い。 風景だけでなく、 牛や人間の営みも表現したかった」 と話していた。 栗林さんは教員生活を終えたあと、 本格的に描き始め、 同展で数回入選、 優秀賞に入ったこともあるという。
同展では、 丹波の風景を題材にした 「古刹 (常勝寺)」 「丹波路はムーヴに乗って」 などの作品も見られる。
優秀賞3点と、 入選56点のうち、 丹波市関係分は次のみなさん。
▽優秀賞=兼子芳年 (岡山県) 河田和洋 (豊岡市) 阪本幸円 (福井県)
▽入選=足立 (青垣) 酒井義己 (山南) 臼井邦昭 (氷上) 植山孝 (山南) 足立進 (氷上) 田中ひろや (山南)
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2013年12月15日09:01
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仕事と生活均衡“良好” 東洋電機に県表...
電気機械器具製造、 東洋電機 (丹波市氷上町成松、 小尾秀夫社長) が、 多様な働き方や仕事と生活の両立の仕組みを導入している企業に贈られる 「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」 を丹波地域の事業所で初めて受賞した。 「ワーク・ライフ・バランス (WLB)」 がまだ十分浸透していない郡部で、 組織的に活動を推進している点などが評価された。
社員454人中、 女性が61人。 製造、 事務、 設計などに携わっている。 「働き続けられる会社、 成長する職場の実現」 を掲げ、 仕事の仕方、 意識などを変えてきた。
労働組合と社でつくる福利厚生委員会の月例会で、 WLBも検討。
育児休暇からの復帰率は100%、 積極的取得を呼びかけている有給休暇の昨年度の取得率は64%の高さ。
年4日の一斉休業日や、 半期に1日ずつの 「パーソナル休暇」 (結婚記念日や誕生日など。 今年上半期の取得率97%)、 「半日休暇制度」 (近所付き合いや参観日の出席など)、 短時間勤務制度もある。
組合で、 毎週水曜を定時退社日と決め、 水曜にパソコンを開くとデスクトップに定時終業を知らせる通知が自動で立ち上がるようにしている。 月に1度は、 定時退社日に、 社と組合、 担当長が合同でパトロールをし、 残業していないかを確認するなど、 全社的な取り組みを展開。 これらを通し、 部門間の時間外労働時間の格差などを減らしている。
同社は、 「意識改革が一番難しい。 WLBの言葉を、 さらに浸透させたい」 と話している。
5回目の今年度は11社、 通算で約60社が表彰を受けている。 職場に女性が多い医療機関が多く表彰されている。
写真・ワークライフバランスの表彰状を手にする社員。 パソコンに映っているのは定時退社の告知=氷上町成松、 東洋電機で
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2013年12月15日09:01
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売り上げ一部を募金 地域の福祉活動に ...
「大正ロマン館」 (篠山市北新町) などを運営する株式会社 「アクト篠山」 (小林正典代表取締役) は、 同社オリジナル商品の菓子1点につき、 10円もしくは6円を募金する活動を同館で行っている。 赤い羽根共同募金会の呼び掛けに応じて11月中旬から展開しており、 今月末まで取り組む。
募金対象商品は、 同社オリジナル 「丹波篠山黒豆フロランタン」。さくさくとした食感のもなか生地に、 スライスアーモンドや黒豆をのせ、 キャラメルでコーティングして焼き上げた菓子。 20枚入り1050円では10円を、 12枚入り630円では6円をそれぞれ寄付する。
寄付金は、 篠山市共同募金委員会を通じて、 篠山市の地域福祉推進活動の財源に役立てられる。
同取り組みは、 赤い羽根共同募金会が昨年度から全国で展開している 「募金百貨店プロジェクト」。 協力店で購入した商品の売上金の一部を募金する仕組みで、 企業側は商品を募金付きにすることで、 「地域のためになる」 商品をアピールでき、 市民にとっても日常の消費活動が地域支援につながるメリットがある。
同プロジェクトへの参加は、 「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」 を運営する株式会社 「夢こんだ」 に続き、 県内第2号。
写真・ 「募金百貨店プロジェクト」 の対象商品となっている 「丹波篠山黒豆フロランタン」 =篠山市北新町で
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2013年12月15日09:00
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篠山市商工会が本所に職員集約 振興部常...
篠山市商工会 (圓増亮介会長、 会員=1279人) は、 来年6月2日から事務局組織を再編し、 職員を本所である篠山商工会館 (二階町) に集約することを決めた。 これに伴い、 市内3カ所にある振興部は必要な時期以外は職員が常駐しなくなるが、 会館としての機能は残し、 相談業務や講習会、 会議などに使用する。 平成に入って県内初の商工会合併以来10年。 職員を雇用する補助金が減額していく中での苦渋の決断となるが、 同商工会は、 「職員が本所に集中することで無駄を省き、 これまでよりも効率よく業務ができる面もある。 会員の方に不安を与えないように、 巡回訪問などに全力で取り組みたい」 とした。
現在は西紀、 丹南、 今田の各振興部に職員2人が常駐。 本所集約後は、 本所内に各担当職員を配置し、 振興部機能は維持する。 職員の本所集約は4月1日から順次行い、 6月2日の通常総代会を経て本格スタートとなる。
各振興部の会館機能はこれまで通りに持たせ、 会議やコミュニティー施設として活用する。 また、 税務申告や労働保険業務などの時期には、 必要に応じて振興部に職員を派遣。 各地区で開かれるイベントの際にも拠点としてこれまで通りに活用する。 平時、 無人となる事務所については、 テナント貸しなど、 有効活用を検討していく。
商工会職員は2004年の合併当初は23人。 現在は定年退職や退職不補充の考え方、 県商工会連合会に人事権が一元化されたことから16人まで減っている。 職員の人件費は大半を県と市の補助金で賄い、 残りは各種業務の手数料収入などで対応してきた。
中小企業庁が定める設置定数は、 同商工会規模の場合、 補助対象は9人。 加えて県商工会連合会では合併商工会の広域性などを考慮して12人と定めている。
合併経過措置として10年間は補助金によって15人分が配分されてきたが、 来年度以降は減額が確定的となり、 12人体制という県連合会の定数で組織運営を行うために、 「振興部拠点事務所のあり方検討委員会」 を設置。 議論を重ねた委員会は職員の本所集約を答申し、 今月11日の理事会で承認された。
同商工会は、 「各振興部から職員が本所に集約されることで、 不安感を持たれる会員もおられるが、 問題解決のために理解してもらいたい」 と呼びかけている。
写真・各振興部から職員が集約する篠山商工会館=篠山市二階町で
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2013年12月15日08:58
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「今日は何かな?」楽しみ“まかない”
◆月に1回、当番制で 由良工務店
由良工務店 (丹波市氷上町北油良、 由良俊也社長、 社員18人) は月に1度、 社員が当番制で昼のまかないを作っている。 名付けて 「ゆら飯や」。当番になった社員は、 メニューを決めて前日から買い出しに行き、 当日は朝から準備。 手作りの昼食を囲んで社員同士のコミュニケーションの場にしている。
同社は月に1度、 ほぼ全社員が出席しての経営会議を開いている。 みんなが集まるその機会を利用して、 月に1度くらい、 一緒にごはんでも食べようと昨年春ごろに始まった。 実際に厨房に立つことによって台所まわりの勝手が分かり、 新たな提案につながればとの思いもあった。
由良社長をはじめ、 2―3人ずつが当番になって昼ごはんを用意する。 「材料費は1人400円以内」 がルールで、 当番は前日にメニューを発表。 社員は、 必要な皿やおはし、 スプーンなどを各自持参し、 正午を目安に、 会場にしているJR石生駅西口近くの自社モデルハウスにそれぞれの持ち場から集まってくる。
現場監理担当の近藤太樹さん (31) は、 「当番になると大変だけれど、 いい気分転換にもなります。 食べる側になると、 楽しみです」 と笑顔。
由良社長は、 「設計担当者が作る料理は盛り付けが美しいなど、 社員の意外な一面が見られる。 建物を含めたライフスタイルを提案する時代。 使いやすいキッチンの高さや広さに意識が向き、 家事は大変なんだと分かるだけでも社員教育になっている」 と話している。
◆ネットで紹介、話題に 山名酒造
山名酒造の岩澤千代子さん (65) =丹波市市島町酒梨=が杜氏や蔵人たちのために作るまかないが、 同社のホームページ (HP) に掲載され話題を集めている。 HPを見た顧客や同社の女性スタッフから、 レシピを教えてほしいなどの声も寄せられている。 岩澤さんは 「健康や栄養を考えて作っている。 みんなにおいしく食べてもらってうれしい」 と話している。
2007年から、 夕食の写真を 「蔵の晩ごはん」 としてHPに掲載している。 山名純吾社長が、 自慢したいほどおいしいまかないを、 多くの人に紹介したいと思ったのがきっかけ。 7年間で掲載した料理は800食以上にもなる。
まかないスタッフとして働き21年。 酒造りを行う11月中旬から3月中旬まで、 泊まり込みで働く杜氏たちのために料理を作る。 「自分が食べたいものを作る」 を基本に、 買い出しから調理まで1人で担当。 初搾りで忙しい11月は昼食も作る。
味噌汁や煮物は、 煮干を使って出汁を取り、 レトルト食品は出したことがない。 杜氏たちに人気のメニューは、 油揚げに豚ミンチと刻んだタマネギを詰め、 しょうゆと砂糖で炊く 「うす揚げの豚ミンチ詰め」、 豆板醤やチキンスープなどを使って作る 「麻婆豆腐」 など。
杜氏の青木卓夫さん (64) =春日町野村=は、 「メニューも多く、 家庭的な味で、 元気がでる料理ばかり」 とにっこり。 岩澤さんは 「残さず食べてもらえてうれしい」 とほほ笑んでいた。
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2013年12月14日14:09
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ヘアーサロン「little・bug」
ポップな空間へ気軽に
JR谷川駅近くで、 今年10月にオープン。 清潔感のある白を基調としながらも、 若者が気に入りそうなポップな空間が広がっている。 オーナーの垣内悠子さん(29)が、 時間をかけて1対1で応対する個人サロン。 シャンプー、カラー、パーマ液などは、 全て髪に優しい素材のものを使用し、 上質な薬剤と技術を提供する。
客のリクエストに応じて、 提案もしながら、 その人にあったヘアスタイルに仕上げていく。 最新の流行も取り入れていくという。
垣内さんは、 「私とお客さまだけの空間になるので、 お子様連れでも大丈夫。 地域密着で、 友だちの家に遊びにいくような気軽な感覚で来てもらい、 ゆったりとした時間を過ごしてもらえれば」 と話している。
カット3990円 (中・高生2940円、 小学生以下2100円)、 カラー5040円から。
【メモ】定休日は毎週火曜と、 第2・4月曜日。 営業時間は午前9時―午後6時。 電0795・70・0007。 予約優先。 丹波市山南町長野163-2
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2013年12月12日09:17
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まちの子育てひろば交流会
12月16日午後1時半―4時半、 柏原住民センターで、まちの子育てひろば交流会が開かれる。 「み・み・を・す・ま・せ・ば―親子の心に目を向けて」 をテーマに、 臨床心理士の清水成子さん (元川西こども家庭センター育成支援課長) が講演。 内容は、 乳幼児の虐待防止や親子のかかわりを通した支援など。 子育て支援グループとの交流会も。
託児希望者は、 FAX、 郵送で受付ける (先着10人)。 無料。 丹波健康福祉事務所企画課 (0795・73・3754、 FAX0795・73・0259)。
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2013年12月12日09:16
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3部門を新設へ 申し込み開始 桶ット卓球
こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田) と市教育委員会中央公民館は来年2月1日午前9時20分から、 同温泉施設で行う 「第3回全国桶ット卓球大会」 の参加者を募集している。 「男性ペア」 「男女ペア」 「女性ペア」 の3部門を初めて導入した。 同温泉施設10周年の記念大会で、 賞品総額は20万円。
ラケットの代わりに風呂桶を使って、 ダブルスでプレーする。 ネットも風呂桶。 先着全部門で72組を募集。 各部3位までを表彰する。
参加費は1組1000円 (保険代含む)。 申し込みは、 所定の申込書 (ぬくもりの郷、 市ホームページから入手) を同温泉施設 (079・590・3377) か、 中央公民館 (079・594・1180) にファクスで。
ルールや競技方法などは、 ぬくもりの郷や市のホームページで公開している。
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2013年12月12日09:13
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「清須会議」の信包
上映中の 「清須会議」 は、 本能寺で謀反を起こした光秀が討たれた後、 信長亡き後をどうするか、 重臣らが集まった評定の場。 筆頭だった柴田勝家が、 実力、 智恵ともに勝る秀吉に押し切られ自国越前に退くところまでが、 三谷幸喜らしいコミカルなタッチで描かれている。 ▼主役の秀吉 (大泉洋)、 勝家 (役所広司)、 脇を固めるお市の方 (鈴木京香)、 丹羽長秀 (小日向文世)、 池田恒興 (佐藤浩市) らに加え、 信長次男の信雄〈のぶかつ〉、 三男信孝らが彩りを添えるが、 中でも注目したいのは伊勢谷友介演じる弟、 信包〈のぶかね〉だ。 ▼信長存命中は片腕的な存在で、 この映画でも、 兄に劣らぬ華やかな風貌と衣装で登場。 権力には恬淡な変わり者の態ながら、 秘かに秀吉と通じて一定の役割を果たす。 ▼史実ではこの後、 信包は津15万石の城主となったが、 やがて北条攻めや朝鮮出兵の際に秀吉の意に反することをもの申し、 煙たがられるようになった。 このため一時は京都の寺で謹慎を命じられ、 辛うじて丹波柏原藩の大名として復活する。▼先年、茶々(淀殿)やお江ら、お市の3人娘の後見役として大河ドラマに登場した信包は、 ホームドラマのパパのようで物足りなかったが、 今回の信包はなかなかに気骨を漂わせている。ともかく、今では無名に近くなった彼が、 また少しずつ世に出始めたのは嬉しい。(E)
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2013年12月12日09:13
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トンネル開通と古道
氷上と多可地域を結ぶ清水坂トンネルが21日開通というニュースを聞き、 20数年前に当時の加美町 (多可町) 役場で期成同盟会結成の取材をした思い出がよみがえった。 その時は、 夢のような話と思ったが、 「夢はかなうもの」 という思いを強くした。
粘り強い住民運動が行政を動かし、 トンネルを開ける力になった。 小春ロードという名前も良い。 トンネルから春が見える、 明るい兆しが感じられる名前だ。 トンネルの名前になった森安小春さんは、 親孝行の人として全国に知られている。 自動車道と並行し、 氷上から加美に養女にいった小春さんも通ったであろう、 人々が行き来した古道がハイキング道として整備されている。 心の通い合うルートになることを願う。
古道には、 様々な人や物の往来した歴史が詰まっている。 高速化の時代には、 感じられない、 人々の息遣いが伝わる。 時には、 便利な日常から少し距離を置いて道を歩くと、 新しい発見があるかも知れない。
「峠から明日が見える」 と言う言葉を聞いたことがある。 今の世は、 峠の頂上に着いても将来が見えにくい。 それは、 あまりにもスピード化、 便利さを追い求めた結果かもしれない。 上り坂、 曲がり道が多いほど得るものは大きい。 「まっすぐな道でさみしい」 という俳人の種田山頭火の句もある。 平坦な道は味気ない。
トンネルは、 便利さを実感できる施設であるが、 先人の踏みしめた古道があったからこそできたことを忘れてはいけない。 北播磨と丹波地域の経済、 文化、 観光の交流などに最大限に活用することが先人へ恩返しにもなるだろう。 「道行きて未知の出会いの不思議なり」。(臼井 学)
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2013年12月12日09:13
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清水ふみ子さん訃報
清水ふみ子さん (しみず・ふみこ=清水昭景・清水一級建築設計事務所代表の母) 12月8日死去、 88歳。 自宅は丹波市山南町谷川714ノ2。 葬儀は10日行われた。
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2013年12月12日09:12
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足立すゑさん訃報
足立すゑさん (あだちすゑ=足立安夫・氷上交通取締役会長の母) 11月30日死去、 101歳。 自宅は丹波市氷上町石生653。 葬儀は2日、 行われた。
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2013年12月12日09:11
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効率化と時間
ICT (情報通信技術) を活用した授業に取り組んでいる市島町の三輪小学校で公開授業が行われ、 取材した。
児童一人ひとりがタブレット型のパソコンを持ち、 図形の面積を求める課題に取り組んでいた。 教室の前には、 児童のパソコンと相互通信が可能な電子黒板が設置されており、 簡単な操作で児童のパソコン画面を映し出すことができる。 指名された児童は電子黒板の横に立ち、 みんなの前で考えを披露していた。
児童らがパソコンを操作して考えている間、 担任教諭は教室内を歩き、 パソコンを覗き込んでは 「ここが違うよ」 「こう考えてみたらどうかな」 などと児童に話しかけていた。 通常のノート学習と違い、 先生が板書することは少ない。 板書にあてていた時間を、 児童とのコミュニケーションに使えるというわけだ。
我々の生活も便利になり、 一昔前と比べてずいぶん効率的になった。 効率化されたことでできた時間は、 無駄にしたくないし、 可能な限り有効活用したい。 ただ、 その時間は、 多くの人に出会ったり、 コミュニケーションをとることにあてたい。 そう感じる授業だった。(田畑知也)
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2013年12月12日09:11
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10回目の冬も笑って頑張ろう♪
朝、 銀色の霜が降り、 真っ白な霧に包まれ、 白い家々と山々がゆらりゆらり。 冷たい空気に包まれていたのに、 いつしか澄み切った青空のした、 眩しく暖かな光に包まれる。 せわしなく時間が過ぎ、 気がつけば金色の夕日が広がり群青の空が覆うようにやってくる中、 賑やかに子供たちが帰ってくる。
ふと、 遠くを見て、 この10年で大切にしたいと思えるものがたくさん出来たことに感謝しつつ、 冬に丹波に越してきたからつい思い出す。 言葉は悪いが、 吐きそうな感情を。
2人して、 どうやっていったら良いのか見えない日々。 それぞれが自分なりに必死な分、 感情が高まるとどうしても相手を責め、 よく畑でも喧嘩したなぁと。 訳のわからない感情の中、 寒さに耐えつつ、 涙と鼻水を垂らしながらブルーベリーの小さな苗木を植えたこと。 彼はあまりの怒りに日が暮れても畑からなかなか帰ってこなかった時もあったな。 私は心配するどころか 「何も見えへんのにアホちゃうか」 と思う始末。 話すと 「そうそう、 そうやったな」 と一緒に笑う。
10回目の冬。 やっぱり悩むことも、 溜息が漏れることもあって、 喧嘩も時々勃発。 その中で一番腹が立つのは、 こっちがご立腹なのを分かっていなかったり、 平気で寝られること。 はぁ!?って気分になるが、 なぜか朝になると普段通り。 子供の笑顔に救われ、 丹波の冬の空気に癒される。 まだまだ壁はありそうだが、 みなで笑って乗り切るしかないんやな~♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)