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2013年12月19日09:03
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「恋チュン」 と 「またか」
アイドルグループ、 AKB48の曲 「恋するフォーチューンクッキー」 にあわせて、 丹波市内の有志グループがダンスする映像をつなぎあわせた動画がインターネット上で配信された。 公開から1日経たずに再生は2万回を超え、 これまでに6万回を超える注目度だ。 背景に市の名所を映りこませることで市の魅力を発信できるとしていたが、 背景にも勝る元気いっぱいの市民の姿が何より印象的な楽しい作品に仕上がっていた。 インターネット動画の見方が分からない年配者が、 孫や近所の人にその方法を尋ねるといったコミュニケーションやつながりも生んだという。
この動画が配信される4日前、 丹波市水道部職員が設計業務の終わっていない委託会社に全額支払っていた不正事務処理が新たに発覚したことを受け、 市長はじめ市幹部が議会やマスコミの前で謝罪した。 当初、 市議会も 「恋チュン」 に出演する予定だったが、 事態を受けて出演を止めた。
「恋チュン」 の担当者も、 この微妙なタイミングに市民からお叱りを受けないかと気をもんだそうだ。 そこへ50歳代の女性が市役所に電話をしてきた。 担当者は苦情かと身構えたが、 「感動して涙が出てきた」 と、 職員に向けた激励の電話だった―。 そんな話を市のフェイスブックに掲載したところ、 1万5000人超が見たという。 市水道部の問題に対する 「お叱りの声」 はほとんどなかったという。
丹波市の暗い話題と明るい話題が重なった12月初旬。 「恋チュン」 が、 暗いニュースを吹き飛ばした。 その一方で、 市の不祥事に対して 「またか」 と市民が慣れてしまっているようならば、 それこそ暗い話だが…。(芦田安生)
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2013年12月19日09:01
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締め切りと年末
2013年がもうすぐ終わる。 季節でいえばただ冬に突入したというだけだが、 12個に区切った1年が一巡りするというのは、 何とも感慨深いものがある。
ある建築家の言葉を思い出す。 すばらしい建物を完成させるのは何か。 建築家、 施工主、 敷地―。 すべて正解だが、 本当の正解は、 「締め切り」。 締め切りがなければ、 いつまでも、 「あーでもない、 こーでもない」 と完成しないから。
そういう意味で年末も一つの締め切りだと考えれば、 この1年、 自分に課した目標を完成できただろうかと思い、 昨年末の記者ノートを見返した。「新年は笑いでも感動でも、 みんなが震える記事を書く」
うーん。 むしろ取材先で自分が震えさせてもらっていたような気もする。 まだまだ完成には程遠い。 反省します。
私のことはさておき、 みなさまは今年の小紙を楽しんでいただけましたでしょうか? 少しでも笑いや感動が起きていればと祈るばかりです。
少し早いですが、 今年もお世話になりました。 未熟者ですが、 来年も精進いたしますので、 よろしくお願いいたします。 みなさまの新年に幸多からんことを。 (森田靖久)
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2013年12月19日09:01
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来し方行く末
オギャーと生まれて、 47年。 最近、 星座占い (うお座) では最下位か底辺をずっとうろちょろ。 星占いを今日は見んとこと思うのに、 ついつい今日こそ1位なのではないかと見てしまい、 低い順位再確認後 「あっ~、 なぜ、 今日も~っ!?」 とテンション低く嘆く朝。
今年になって、 調子がいい時もあったはずなのに、 調子が悪い時のことしか思い出せない。 それもこれも、 自分を省みてみると、 全て自分に原因があるような…。 でも、 今さら、 努力して性格が変わるものでもあるまいし、 でも努力は一社会人としてするべきなのだと重々わかりつつ、 ただ今私、 迷子中。
人間って得手不得手があるのではないかという考えについ逃げ込む、 自身の弱さ。 落ち込んでいる時、 友人たちの助言は諸々で、 「自分の気持ちが基本。 しんどかったら環境を変えればいい。 それは決して逃げなんかじゃない」 派もいれば、「逃げても必ずまた同じことがある。 乗り越えなければどこに行っても同じこと」 派の人もいて、 どちらも 「ふむふむ…」 と納得。
子どもじゃないのに 「今泣いた烏がもう笑った」 並みの心境の移り変わりの激しさ。 私はどこから来て、 何がしたくて、 何をするべきで、 どこに行きたいんだろう、 と悟りにたどりつけない一人禅問答の日々。
そんな時、 ある友人が一言。 「更年期よ」。 はい、 そんな歳になりました。 来年は3回目の年女でございます。 今年もありがとうございました。 どうぞみなさま、 良いお年をお迎えください。
(土性里花・グループPEN代表)
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2013年12月19日09:01
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土日限定の雑貨店 手作り品を販売 青垣...
手作り作家の作品を展示販売する土日限定 (午前10時―午後3時) の雑貨店が、 丹波市青垣町西芦田にオープンした。 洋服、 プリザーブドフラワーのアレンジ、 木のおもちゃ、 リース、 布小物、 革アクセサリーなどを販売する。
花店を営む足立なおみさん (同町西芦田) がオーナー。 趣味で洋服を作っている足立さんの長女、 南菜さんが服の販売をなおみさんに依頼。 南菜さんは、 インターネット通販を考えていたが、 なおみさんは対面販売をした方が人とのつながりができると、 店を開くことに。 花店の道向かいにある民家で開いている英会話教室が休みの週末に、 その民家で営業する。
店名の 「Nana」 も南菜さんから取った。 小物づくりをしている友人、 知人に声をかけ、 南菜さんのほか、 武田千夏さん (同町惣持)、 古林孝元さん (氷上町上成松) ら5組が作品を置いている。 ワークショップも開いており、 1月18日にはウッドバーニングの体験教室を予定。 古林さんの指導で、 はんだゴテで木に絵を描く。
足立さんは、 「スペースに限りはあるが、 もっと仲間を増やしていきたい」 と話している。 12月21、 22日は営業する。 足立さん (0795・87・0344、 午後6―8時)。 店は、 「花よし」 の前。
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2013年12月19日09:00
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山形コメ食味大会金賞 「ミルキークイー...
「まるきん農林」 (丹波市青垣町中佐治、 堀金吾社長) が、 山形県庄内町で開かれた 「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」 で金賞を受賞した。 36都道府県から409点の応募があった中から30点のうちの1点に選ばれた。
同コンテストは、 庄内町やJAらでつくる実行委員会の主催。 多くのコンテストで採用される、 計器を使った数値の計測は行わず、 全て試食し、 人間の舌だけで決める。
堀さんは、 ミルキークイーンを出品。 1次審査は、 全国公募の試食人が、 無作為に送られてくる5種類のコメを自宅で炊飯。 試食の上、 上位3種を、 3、 2、 1点で評価する。 5人が採点 (満点は15点) し、 堀さんの米は、 11・25点で予選を突破した。
本選は、 庄内町長ら11人の審査員が、 同様に試食をして優劣を決めた。
堀さんは、 「コンテスト用に特別栽培したコメでなく、 普通に育てた中から出した」 と言い、 「予選を通過するのすら難しく、 金賞はうれしい。 本選で勝つコツが分かったので、 来年は優勝を目指したい」 と話している。
同社のミルキークイン栽培面積は6ヘクタールで、 県内最大。 コシヒカリ130点、 つや姫39点、 いのちの壱33点、 ミルキークイーン31点など、 52品種が出品された。
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2013年12月19日09:00
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女性目線でマップ作成 柏原ぶらり歩いて...
丹波市観光協会 (0795・72・2340) は、 柏原中心市街地を案内する、 女性による女性をターゲットにした街歩きマップ 「ちょこっとはなまる たんば丹波」 を作成した。 A3判両面カラーのマップを4つ折りにしたサイズで、 旅に持ち歩く手帳をイメージした柔らかなタッチのデザインに仕上がっている。
同協会が観光振興に女性の視点を取り入れようと公募した 「観光サポートレディース」 の吉良江利さん (31) =市島町上垣=、 塚口佳代さん (40) =氷上町油利=、 荻野美恵子さん (62) =市島町市島=が取材し、 編集・デザインは 「スタジオPOPO」 (山南町岡本) の吉竹恵里さん (27) が担当した。
3人は名所や飲食店などを回り、 それぞれのおすすめスポットを紹介。 JR柏原駅を出発点とし、 2時間程度の散策コースも提案している。
荻野さんは、 「若い人だけでなく、 年配女性にも見やすいような文字のサイズや色使いを提案した」 と言い、 塚口さんは、 「これまで柏原を観光目線で歩いたことがなかったが、 太鼓やぐらなど興味深い、 新たな発見があった」 と話す。 吉良さんも 「マップをきっかけに柏原にもっと観光客が来てくれれば」 と期待する。
1万部を発行。 かいばら観光案内所やJR柏原駅などに置いている。
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2013年12月19日08:59
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加美区商圏に期待高まる 「清水坂」12月2...
県道丹波加美線清水坂トンネル (4423メートル、 うちトンネル1931メートル) の供用が12月21日午後3時に始まる。 県道でありながら山に隔てられ、 車が通行できなかった、 丹波市氷上町三原と多可町加美区清水が結ばれる。 加美区には6580人 (11月1日現在、 住民基本台帳) が暮らしており、 丹波市への入り込み客が増え、 商業活性化に期待が高まっている。
株式会社 「かどの」 が運営する 「やすら樹」 (丹波市氷上町清住) は、 開通を機に、 加美区全域を無料送迎区間に加えた。 同施設から、 旧加美町役場 (現加美地域局、 豊部) まで、 トンネルを通れば16キロ。 信号機は1つだ。 Aコープがある、 加美区のもう1つの中心地、 寺内でも19キロ。 宴会や宿泊の誘客をはかる。 施設案内の新聞折込みを同区全域に入れる。 十倉孝実総支配人は、 「トンネルを通れば、 15分、 20分くらいでかなりの面積をカバーできる。 加美区は飲食店が少なく、 期待している」 と言う。 開通日の21日夜には、 トンネル開通後第1号となる宴会客を迎える。 記念品を贈ることにしている。
「かどのの郷」 (同町上新庄) の山口善男施設長も、 「交通量が増える。 立ち寄ってもらえるよう、 工夫したい」 と言う。
3人の子どもを持つ加美区の41歳男性会社員は、 「西脇の 『カナート』 が閉まり、 回転寿司も撤退した。 『ゆめタウン』 などへ買い物や、 柏原バイパスに外食に行く人が、 今以上に増えるだろう」 と予想する。 加美区に比較的近い大型のショッピングセンターは、 加西市のイオンモールだが、 「遠く、 大き過ぎる。 『ゆめタウン』 ぐらいがちょうどのサイズ」 と言う。
国道427号と、 同トンネルへのアクセス道路の交差点は、 杉原川に沿って、 南北18・7キロと長細い加美区の中央からやや北寄り (青垣寄り)。 合流点近くの住民はこれまで、 「ゆめタウン」 まで青垣回り (春日和田山道を利用) で32キロ、 山南回り (牧山トンネル経由) で30キロなのが、 14、 15キロと大幅にアクセスが改善する。 加美地域局から、 「ゆめタウン」 までもトンネルによって18キロほどと約5キロ短縮される。 その間の信号機は3―4機だ。
ゆめタウン氷上店を運営するタンバンベルグによると、 同店専門店街の買い物客に占める多可町加美区、 中区の比率は4・3% (ポイントカードベース)という。同社は、「トンネル開通への期待はものすごくある。 町が1つ商圏に加わるところまで行けばいいが」と、チラシ戦略を練る。 年明けの1月中旬に多可町のゆるキャラを招くイベントを計画中。
加美区の南端に近い、 多可町中区田野口で 「辰巳木工」 を営む足立達美さん (62) は、 38年間、 氷上町賀茂の自宅から、 車で山南町小野尻回りで通勤していたが、 開通後はトンネルを使うつもり。 距離はあまり短縮されないが、 「信号機の数が少ないので、 時間短縮になる」 と期待する。
北はりま消防多可消防署 (多可町中区) は、 加美区北部の患者について 「これまでほとんど要請することがなかった丹波市の医療機関への受け入れを要請するケースも出てくるだろう」 と話している。
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2013年12月19日08:57
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冬休み映画会人気作品を上映 12月23日、...
春日町黒井の春日文化ホールで12月23日午後2時から冬休み映画会が開かれ、 「モンスターズ・ユニバーシティ」 (日本語吹き替え版) を上映する。 丹波市の主催。
同映画は今年7月の公開。 少年マイクは、 社会見学で訪れた 「モンスターズ・インク」 で、 将来立派な 「怖がらせ屋」 になることを決意する。 時が過ぎ、 マイクは超難関の 「モンスターズ・ユニバーシティ」 の怖がらせ学部に入学。 そこで出会ったサリーと衝突しながらも、 友情を深めていくストーリー。
入場無料。 先着500人。 市まちづくり部生涯学習センター芸術文化係 (0795・74・1050)。
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2013年12月19日08:57
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35年ぶりバンド復活 23日、篠山で単独ラ...
篠山鳳鳴高校の元軽音同好会のメンバーを中心にした50歳代の同級生5人が35年ぶりに結成したバンド 「theチャンポラパンband」 が12月23日午後6時から、 篠山市河原町の 「ベジワンフーズ」 で初の単独ライブを開く。 青春時代を共に過ごしながら大人になって再会し、 また音楽にのめり込んだ“おやじバンド”のメンバーたち。 「大人になって大変なこともある。 同世代の人たちにエールを送れるようなライブにできれば」 と話している。
メンバーは、 ギター・ボーカル、 細見和之さん (51) =篠山市立町、 ギター、 石塚俊幸さん (52) =大阪市・篠山市東新町出身、 ベース、 塚口徹さん (52) =氷上町谷村、 ボーカル・ハーモニカ、 小南稔彦さん(51)=篠山市西新町、ギター、酒井重朗さん(52)=同市八上内。
再結成のきっかけは、 大阪府立大学教授で、 詩人でもある細見さんが2012年、 昭和を代表する詩人の名を冠した賞 「三好達治賞」 を受賞したこと。 同級生たちが、 受賞記念の講演会や祝賀会を企画。 久しぶりに再会し、 青春時代の話題に花を咲かせる中で、 バンド再結成が持ち上がった。
高校時代は、 洋楽ロックのコピーが多かったが、 再結成後はオリジナル曲に挑戦。 細見さんが自らの詩に曲をつけることになった。 「手前の虹」 「帰るところ」 「ちゃらんぽらんな生涯」 など、 細見さんの心象風景が盛り込まれた詩が歌になった約10曲が出来上がった。
ライブはワンドリンク付きで1000円。 予約は石塚さん(090・6429・4397、 メール tsyk7230@docomo.ne.jp)。
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2013年12月19日08:56
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216人の歌声響く・篠山で第九 「歓喜の歌...
ベートーベンの交響曲 「第九」 の会in篠山 (同実行委員会主催) が12月15日、 たんば田園交響ホールで行われた。 丹波地域の愛好家を中心に結成された合唱団 「歌う会」 の212人と、 篠山を拠点に活動するアマチュアオーケストラ 「メロマン室内管弦楽団」 の72人による 「歓喜の歌」 が満員のホールいっぱいに響き渡った。
演奏を前に、 実行委員長の西尾昭さんが 「昨年7月の実行委員会設立から、 本番がやっときたという思い。 みなさんお一人おひとりのおかげできょうを迎えられた」 などとあいさつした。
また、 ソリストの一人、 田辺とおるさんが、 第1―3楽章それぞれの冒頭部分でピッチや音の高さが違う2曲を披露。 クラシックの特徴を観客に紹介した。
第4楽章では、 演奏と合唱の総勢284人と、 井岡潤子さん (ソプラノ)、 田中友輝子さん (メゾソプラノ)、 畑儀文さん (テノール)、 田辺さん (バリトン) の4人のソリストが、 加藤完二さんの指揮で声高らかに 「歓喜の歌」 を歌い上げ、 来場者を魅了した。
来場した植野優子さん (篠山市網掛) は 「第九の合唱は何度か聴いているが、 アマチュアとは思えない出来で、 最高に良かったです」 と感動した様子。 西尾実行委員長は 「みなさんに応援していただいたおかげで期待していた以上の第九となった。 みんなが一つになったように思う」 と話していた。
写真・メロマン室内管弦楽団の演奏で第九を歌う出演者たち=たんば田園交響ホールで
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2013年12月19日08:55
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「今までと同じ水を」 署名運動を展開 ...
丹波市青垣町東芦田の新水源の原水に基準値を超えるマンガンが含まれている問題で、 「丹波市の水道水を考える会」 (足立幸信代表) が12月14日、 青垣住民センターで市民集会を開いた。 市民130人が参加し、 青垣地区・幸世地区に今まで通りの水源地の水を給水するよう辻重五郎丹波市長宛ての署名活動を展開することを決めた。
署名用紙では、 広く住民に周知をはからなかったことを批判。 マンガン除去装置に原水を通しても塩素臭が強くなり味も悪くなることや、 健康への不安、 除去装置の設置費や運転費、 薬剤費などがかさむことなどをあげ、 今まで通りの水の給水を求める、 としている。
足立代表は、 「多くの人に問題を知ってもらい、 署名活動を盛り上げ、 これまで通り、 青垣は西芦田浄水場、 幸世は桟敷浄水場の水を飲めるようにしよう」 と訴えた。
署名は12月末までに1次集約し、 1月末に2次集約する。
「青垣新水源地のマンガン問題について」 と題して講演した市水道審議会委員で、 元市職員の森田和志氏は、 東芦田の新水源のマンガン含有量が採水日によって大きく変動している点に着目。 「含有量が少ない時に、 多い時と同量の次亜塩素ナトリウムを投入してマンガンを除去したとすると、 過剰投入となり、 残塩素濃度が高くなる」 との懸念を示した。
市の計画は、 天王坂を越して春日地域に氷上町桟敷水源の水を供給すべく、 東芦田に新水源を開発。 既存の西芦田の水と東芦田の水を混ぜ、 神楽地区を除く青垣地域と氷上町幸世地区に給水しようというもの。
写真・署名を集めるべく、 各自治会ごとの署名用紙が入った封筒が並んだ水道水を考える会の集会=青垣住民センターで
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2013年12月19日08:54
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友人2人でデザインブランド 野外用いす...
中学、 高校時代の同級生、 足立遥紀さん (29) =丹波市氷上町賀茂=と小坂亮太さん (29) =同町石生=の2人が、 デザインブランド 「givety」 を立ち上げ、 アウトドア用のいすを製作し、 各地のフリーマーケットやインターネットで販売している。 オーダーメイドも受け付けており、 「好みのデザインでいすを作ります。 お気に入りのいすを持って遊びに行ってもらえれば。 屋外だけでなく、 家の中でも使えます」 と話している。
2人が作るいすは、 折りたたみ式のアウトドアローチェアー (7000円―)。 背もたれには、 ボーダー色や鮮やかな色の帆布を使い、 もたれたときに背中が痛くならないように工夫している。 折り畳んだときの幅は約10センチで、 収納も便利。 重さは約2キロと軽い。 仕事が休みの週末、 足立さんの実家の工場空きスペースを使って作業をしている。 木材の加工や塗装、 組み立てまですべて手作業。
オーダーメイドの場合、 帆布の色は100種類以上の中から選べる。 木材はペンキやオイルステインを使って塗装する。 ペンキを混ぜ合わせて色が作れるので、 選べる色は際限がない。
昨年、 小坂さんがアウトドアに使ういすを探していたところ、 気に入ったものがなかった。 以前から足立さんと2人で、 何かをデザインするブランドを立ち上げたいと話していたこともあり、 小坂さんから 「おしゃれなアウトドア用のいすを作ろう」 と持ち掛けた。 試作品ができあがると、 山南町でいす作りに取り組んでいる知り合いの男性に見てもらい、 折りたたみ部分の工夫や、 木材の角の取り方などのアドバイスを受けた。
2人は 「今後はいすだけでなく、 違うものも作ってみたい。 デザインを楽しんでもらい、 ファッションの一部として使ってほしい」 とほほ笑んでいる。
写真・デザインブランド 「givety」 を立ち上げた足立さん (右) と小坂さん。 自慢のいすが並ぶ=氷上町賀茂で
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2013年12月15日09:15
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無料登記法律相談会
県司法書士会たんば支部が12月19日、 柏原住民センター (丹波市柏原町柏原) と篠山市民センター (篠山市黒岡) で無料登記法律相談会を開く。
柏原住民センターは午前9―11時半、 篠山市民センターは午後1時半―4時。 土地家屋の売買、 相続、 高齢者の財産管理などの相談に応じる。 予約不要。
柏原は足立事務所 (0795・82・6682)、 篠山は細見事務所 (079・594・2866)。
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2013年12月15日09:15
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年金引き下げで不服審査を請求 12月21日...
全日本年金者組合丹波支部 (前川昌藏支部長) は、 12月21日午後1時半から柏原人権啓発センターで年金引き下げ不服審査請求学習と説明会を開く。
10月支給分 (10、 11月の2カ月分) の年金から1%引き下げられ、 今後3年間で2・5%引き下げられる。 同組合は削減通知に対し、 不服審査を求める運動を展開しており、 同支部でも審査を求める学習会を計画した。
同支部の会員は丹波市と篠山市に150人おり、 学習会では関根敏克・同組合兵庫県本部書記長の派遣を受け、 年金引き下げについて説明を受ける。
削減された10月分の年金の支給通知が、 受給者には12月に届くため、 同組合と連動し、 厚生労働省近畿厚生局社会保険審査官に不服審査請求を行う。 請求には、 署名と捺印が必要で、 当日は年金額改定通知書と筆記用具、 印鑑を持参すること。
同支部の山本俊平さん (0795・75・0775)。
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2013年12月15日09:14
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ふるさと納税に特産品を追加 1万円以上で
篠山市は、 「ふるさと納税」 制度に基づく、 「丹波篠山ふるさと応援」 の寄付者に対して、 これまで通り市内施設の招待券を贈るほかに、 新たに特産品を加えることにした。 これに際し、 「古民家」 をあしらった同納税のパンフレットを作成。 寄付を呼び掛けている。
寄付者全員に歴史、 文化施設や温泉施設など9施設の 「特別招待券」 を贈るほか、 1万円以上の寄付者に、 丹波焼や農産物、 加工品、 地酒などの6コースから選べる 「丹波篠山の特産品」 を贈ることにした。
コースは、 ▽丹波焼とトマトソース・ジャム▽米と山の芋▽黒枝豆▽米▽茶とポン酢、 佃煮、 みそ▽丹波焼のぐい呑みと地酒、 漬物―。
今年度は102件、 計約430万円 (13日現在) の寄付がある。
問い合わせは、 市企画課 (079・552・5106)。
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2013年12月15日09:14
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県立柏原病院研修医と懇談 12月18日、小...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が12月18日午後7時半から小川地域づくりセンター (丹波市山南町奥) で行われる。
研修医の大平奈緒さんが研修講話を行う。 秋田穂束院長、 板倉崇泰内科医長も出席する。
同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2013年12月15日09:14
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ヒロコクッキングスクール
「ヒロコクッキングスクール」 (福知山市末広町) で12月18―25日、 手作りパンにラムフルーツやチョコをかけて仕上げるケーキや、 クリームチーズやヨーグルト、 生クリームで作るティラミスなどを作る。 1日に2―3回、 講座が開かれる。 要予約。 各回2500円―。 22日は休み。 同スクール (0773・23・6162)。
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2013年12月15日09:12
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熊送り
宮沢賢治に 「なめとこ山の熊」 という童話がある。 主人公は、 熊捕り名人の小十郎。 小十郎は好きで熊を仕留めているのではない。 家族を養うため、 やむなく生業としている。 熊を撃つたびに、 小十郎は 「てまえを憎くて殺したのでねえんだぞ」 とささやいた。 ▼熊たちは、 そんな小十郎を好いていたのだが、 最後に熊に殺される。 意識が薄れる中、 小十郎は心の中で 「熊ども、 ゆるせよ」 とつぶやく。 生活のためとはいえ、 殺生をしてきたことを詫びながら息絶える。 熊たちが小十郎の死骸に寄り集まり、 その霊を弔う場面でこの童話は終わる。 ▼河合雅雄氏は、 この場面を人送りの儀式とし、 アイヌの熊送りの祭と重ねている (「宮沢賢治の心を読む」)。 熊の死骸を囲んで祭をし、 肉や毛皮を与えてくれる熊に感謝しつつ、 霊をあの世に送るのだ。 ▼人は、 生きとし生けるものの命を取らずには生きられない。 しかし、 人は、 生きとし生けるものの一つであり、 何ら特別なものではない。 そんな思想が熊送りにはあると、 梅原猛氏はいう。 ▼最近、 熊の話題が弊紙をにぎわせている。 出没や被害が続く場合は、 有害捕獲として殺処分されるという。 やむない措置であろう。 しかし、 熊も生きとし生けるものの一つ。 そんな措置をとらせぬよう、 どうか奥山にひそんでいてほしい。(Y)
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2013年12月15日09:12
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江戸東京博物館
東京でのミニクラス会を終えた翌日、 今度は府中に住む娘とのデート。 両国にある江戸東京博物館で待ち合わせる。 両国といえば国技館、 駅前にはちゃんこ鍋の店や相撲茶屋が軒を連ねている。 博物館はそれにも負けない建物の大きさに驚く。 内部の常設展示には、 江戸日本橋の半分の大きさのレプリカとか、 江戸から明治、 昭和の町並みを再現したもの、 講演会のできるホールなどもあり、 これが必要な大きさであることが分かった。 丁度、 博物館会館二十周年記念特別展 「明治のこころ (モースが見た庶民のくらし)」 が開催中で、 まずこちらから見ることに。
モースとは、 アメリカ人で動物学者エドワード・S・モース (一八三八年~一九二五年) のこと。 明治十年腕足類、 特にシャミセン貝の研究のために来日。 採集許可を得るため文部省へ出かける電車から貝塚を発見した。 いわゆる 「大森貝塚」 である。 後に彼によって日本初の貝塚の発掘調査が行われ、 貝以外の様々な縄文時代のものが発見される。 モースは日本の庶民の暮らしにもとても興味をもち、 日用品、 衣類などを多く収集した。 その一部が今回展示された。 物珍しいという興味だけでなく、 日本の文化や合理性、 芸術性を尊敬、 本も多く出版した。
面白かったのは、 墨をすって手紙を書くことに関しての著述で、 「どんなに怒っていても、 墨をすっているうちに気持ちが落ち着くらしい」 とある。 「なるほど、 よく見ているねえ。 今はすぐ連絡できるから、 かえってトラブルも起きやすいかもね」 と、 娘と感心しあった。
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2013年12月15日09:11
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吉住茂氏訃報
吉住茂氏 (よしずみ・しげる=吉住工務店創業者、 春日町議会副議長、 吉住俊一吉住工務店代表取締役の父) 12日午前1時40分、 慢性うっ血性心不全のため丹波市内の病院で死去、 91歳。 自宅は丹波市春日町中山345。 葬儀は14日、 おこなわれた。 喪主は長男、 俊一 (しゅんいち) 氏。