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2014年4月20日09:05
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第51回丹波市謡曲・仕舞大会
4月29日午前10時から、ゆめタウン・ポップアップホール (丹波市氷上町本郷) で「第51回丹波市謡曲・仕舞大会」が開催される。 丹波市謡曲同好会主催。 市内8つの同好会社中が、 素謡、 連吟、 仕舞で日頃の練習の成果を披露する。 入場無料。 下野美彦会長 (0795・87・5343)。
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2014年4月20日09:03
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高校生が育てた野菜苗など販売
◆氷上高校 4月22日から
氷上高校 (丹波市春日町黒井) の生徒が22―23日、 同校の育苗温室などで販売実習を行う。 生徒が育てた野菜苗や草花苗のほか、 ジャムやパンなどの加工品を販売する。 午前9―午後4時。
野菜苗は、 営農科と生活科の生徒が育てたトマトやナスなど25種類で約3万本。 マリーゴールドやベゴニアなどの草花苗も取り扱う。 苗はすべて60円で販売する。 苗を購入する場合は、 持ち帰り用の容器が必要。 食品加工科が製造した味噌やクッキーなどの販売もある。
◆篠山東雲高校 4月26・27日
◆篠山産業高校 4月24日から
篠山東雲高校が4月26、 27の両日、 午前9時―午後3時、 同校で夏野菜の苗を販売する。 また、 篠山産業高校でも、 4月24日から (なくなるまで) 販売を始める。 販売時間は午前9時半―午後5時。
東雲高では、 トマトやナス、 キュウリ、 ピーマン、 マクワウリ、 メロン、 スイカなど、 計約6000ポットを販売する。 野菜園芸類型の2、 3年生15人が栽培した。 値段はすべて50円。 熊澤寧々さん (篠山中出身、 2年) は 「愛情込めて作りました」、 北野佳祐君 (西紀中出身、 同)は 「こだわりを持って栽培しました」 と購入を呼び掛けている。
産高の野菜苗の値段は70円(接ぎ木のスイカは150円)。
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2014年4月20日09:03
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丹波布技術者が柏原で作品展 4月26―29日
丹波布技術保存会・技術者協会の会員作品展 「丹波布展」 が、 4月26―29日午前10時―午後5時、 西垣和子邸(丹波市柏原町柏原588)で開かれる。 丹波布技術認定者19人が、 反物、 小物合わせて約250点を出品する。 丹波布復興に尽力した故・足立康子さんの作品も展示する。
丹波布は、 全て草木で染めており、 草木のもつ色の美しさが出ている。 また、 シンプルな平織ながら、 タテ糸とヨコ糸の組み合わせでさまざまな柄ができる面白さがあり、 手紡ぎ糸ならではの布のふっくらとした感じが特長になっている。
くるみボタンワークショップあり。 同協会事務局のイラズムス千尋さん (090・6435・9625)。
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2014年4月20日09:01
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ネットフリックスビジネスデベロップメン...
ビビッとくる感覚を
(しもい まさと)東京都在住
1974年 (昭和49) 丹波市山南町生まれ。 柏原高校、 関西外国語大学卒。 大阪の商社勤務、 アメリカの大学院を経て、 2008年から現職。
テレビやスマ―トフォンなどに映画やアニメなどを、 インターネット経由で配信するアメリカ企業の日本事務所代表として活躍する。
大学卒業後、 繊維や半導体を扱う大阪の商社で、 通算5年間勤めた。 「深夜まで懸命に働き、 成果もあげたが、 どうしてもやりたいことがあった」 という。「大学時代に 『いざハーバードビジネススクール』 という本と出合い、 衝撃を受けた。 アメリカに留学したくて、 いてもたってもいられなかったが、 いったん就職してからでも遅くはないという大学の教授のアドバイスで、 就職した」 と振り返る。
大学時代に抱いた夢に向かって、 猛勉強の末、 ロサンゼルス郊外の大学院のテストと面接に合格し、 MBA (経営学修士) を取得。 卒業後は、 サンフランシスコに本社を置く世界的な企業にスカウトされた。 インターネットによる有料サービスは、 海外ではかなり広がっているが、 日本ではまだ普及していない。 「DVDを借りなくても、 家庭で映画などを鑑賞できる。 テレビ番組が充実している日本でも、 売り込みの余地は十分ある」 と言い、 大手電気メーカーにシステムを導入してほしいと攻勢をかける。
「高校時代はサッカー、 遊び、 やんちゃ三昧。 それでも好きな英語を生かせればと何とか大学に合格。 平凡な人間でも努力したら成果が出ると確信し、 その後の人生に影響を与えた」。
母校の高校で先月、 講演した。 自分自身の経験から、 「夢を見てほしい。 ビビッとくる感覚、 感受性を大切に」 と後輩に呼びかけた。 「アメリカに行きたい、 こういう人生を送りたい、 と思いながら生活していたので、 たまたま本棚の本に目が止まった。 思いがあるから出合いもある」 と強調。
「自分のような平凡な人間でも何者かにはなれる、 人生はおもろいね」。
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2014年4月20日09:00
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15メートルの原寸模型設置 広田橋架け替...
丹波市が、 恐竜化石が発見された山南町上滝で2011年度から進めている 「丹波竜の里整備事業」 が今年度から本格化する。 15年度までの5カ年事業で、 芝生広場や丹波竜の原寸大モニュメント、 散策道の整備などを行う。 国の交付金を活用し、 事業費は約5億5000万円。
今年度は、 交流施設の元気村かみくげ駐車場付近に、 約1500平方メートルの 「ふれあい広場」 を整備。 芝生を敷き、 遊具を備える。 また、 化石発掘成果や学説を盛り込んで描かれた復元画をもとに制作された丹波竜フィギュアをベースにした体長約15メートルの実寸大モニュメントなど、 大小4つのモニュメントも設置する。
また、 阿草 (広田) と下滝をつなぐ吊り橋 「広田橋」 の架け替えも予定。 1931年 (昭和6) に架けられた市道橋で延長67・3メートル。 景観とマッチするように偽木で補強したり、 欄干を設けるなどして安全対策を施す。
15年度には、 化石発掘現場近くにある旧上久下発電所跡前を緑地整備し、 化石が発掘された状態を再現した産状モニュメントを設置する。 また、 川沿いを歩き、 JR上滝駅と発掘現場周辺を回遊できるような散策道の整備も予定している。
これまで関係する用地の買収、 設計などを進めてきた。 市恐竜を活かしたまちづくり課は、 「 『丹波竜フェスタ』 の開催、 啓発資料の作成などのソフト事業とあわせて、 丹波竜をアピールし、 訪れた人たちに楽しんでもらえる環境を整えていきたい」 としている。
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2014年4月20日09:00
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子育て世代新築に100万円 住宅補助を拡充...
丹波市 (地域協働課0795・82・2272) は今年度から、 市内にU・Iターンする人や、 新たに2世帯同居をする人が住宅を新築、 購入、 改修する場合の補助制度を拡充し、 中学生以下の子どもが住む場合にはさらに一律50万円を加算。 最高で100万円を助成する 「新いきいき定住促進住宅補助金制度」 を始めた。
昨年度までの同制度は、 市内にU・Iターンする人が住宅を新築、 新規購入する場合は50万円、 改修の場合には20万円を補助。 新たに2世帯同居をする人の場合は、 新築、 新規購入、 改修のいずれも20万円を補助していた。 いずれも市内業者が施工するのが条件。
同制度は、 移住や定住、 Uターンを促進するのがねらい。 今年度からは、 新築、 新規購入の場合に中学生以下の子どもがいる世帯に対しては、 さらに50万円を上乗せし、 子育て世代への支援を充実させる。
2016年度までの3カ年。 今年度は1300万円を予算化した。
拡充前の11年度から昨年度までの同制度実績は、 94件 (U・Iターン者59件、 2世帯同居33件) で、 2358万2000円を交付した。 転入人数は145人 (U・Iターン者132人、 2世帯同居11人)、 同居人数は168人だった。
補助対象者の住宅工事 (新築、 改修など) 費用を合計すると、 約8億8700万円となり、 同課は 「地域経済の活性化にもつながったのでは」 としている。
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2014年4月20日08:59
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「社会増減」緩やかな減に 転入者が増加...
篠山市の転入人口から転出人口を引いた 「社会増減」 が、 1999年の市誕生以来もっとも減少した、 2008年度の337人減から、 ここ5年間で徐々に回復していることが篠山市の調べで分かった。 主に転入が徐々に増加していることが要因で、 市政策部の上田英樹部長は 「住もう帰ろう運動の施策効果が表れているのでは」 と話している。
人口の推移をみる人口動態は、 出生者数から死亡者数を引いた 「自然増減」 と、 「社会増減」 がある。
篠山市では、 99年度の4町合併による市の誕生以来4年間、 転入が転出を上回る傾向が続いた。 しかし、 03年度に逆転し、 転出が転入を上回った。 08年度まで全体的に減少傾向だった転入者だが、 09年度から増加。 10年度からは社会増減が2ケタの減になり、 緩やかな減少傾向が続いている。 13年度は再び3ケタの減となったが、 転入者は05年度以来、 1200人台となった。
社会増減が緩やかになった要因の一つとして、 市の定住促進策があげられる。 2007年、 酒井隆明市長は財政再建と定住促進を掲げて当選し、 市政をスタート。 定住促進に向けた助成制度や結婚相談所の開設、 専属部署の配置など定住促進を重点施策として取り上げてきた。 14年度は市内東・北部の8地区を 「定住促進重点地区」 に指定し、 住宅、 子育て助成を行う。 ほかに、 通勤・通学助成、 篠山暮らし希望者と地区ごとの定住アドバイザーとの交流などを計画している。
上田部長は 「篠山の新たな魅力によって転入が増えているのでは。 ただ、 転出もここ4年間で増えつつあるので、 分析をしていきたい」 と話している。
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2014年4月20日08:58
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小さな困り事をカバー、見守りサポーター...
篠山市は、登録された市民が高齢者などの自宅に出向き、掃除や片付けなど生活の一部を手助けする「篠山市見守り支援サポーター事業」をスタートさせた。 対象者は、 要介護者でなくても生活に不便がある人や、 認定度の低い人など。 介護保険制度ではカバーできない小さな困り事や、制度を利用したくてもできない人など、制度の狭間に置かれた市民をサポートしたい考えだ。
写真・見守り支援サポーター事業を啓発する市社会福祉協議会=篠山市網掛で
登録した依頼会員 (①65歳以上で援助が必要な人②40歳以上65歳未満の要介護認定者か同等の状態の人) が、 事業を受託した市社会福祉協議会内のサポートセンターを介して、 援助活動を依頼。 昨秋に同協議会が開いた養成講座を受講し、 市民10人が認定された 「サポート会員」 に内容を伝え、 依頼会員の自宅で作業を行ってもらう。
活動内容は、 掃除や片付け、 ごみ出し、 布団干し、 電球の交換などのほか、 手芸、 塗り絵などの手作業など、 介護保険サービスの訪問介護では対応できない簡易な作業。 依頼会員は1時間につき、 600円 (30分以内は300円) をサポート会員に支払うシステムだ。
援助が必要かどうか、 登録会員に認定するかどうかなどは、 センター内のアドバイザーが判断する。
今後、 登録会員を募りながら、 サポート会員との組み合わせなどを進めていく。
企画した市地域福祉課では、 同課で設けている相談窓口に訪れる人の意見で、 介護者の負担増が虐待につながるケースや、 独り暮らしの高齢者に対する細やかなサービスが少ない現状を認識。 また、 来年度に想定されている介護保険制度の改正でサービスを利用できなくなる人が出る可能性もあることから、 困りごとの受け皿の一つとして、 制度にこだわらないサポーター事業の必要性を実感したという。
事業を担当する同協議会は、 「本来ならば、 地域の助け合いでできるようなこと。 制度の導入を通して、 地域住民間の支え合いの再確認につながれば」 と話している。
サポート会員の養成講座は今年度も夏ごろに実施する予定。 登録や講座受講の問い合わせは、 同協議会 (079・590・1112)。
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2014年4月20日08:58
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シカを丸ごと活用 氷上に処理施設完成 ...
農林業への被害軽減のために捕獲したシカを処理、 加工する 「シカ有効活用処理施設」 が丹波市氷上町谷村に完成した。 16日に竣工式が行われ、 出席者約30人が施設を見学した。 同施設では、 年間約1000頭のシカを、 1頭丸ごと処理できるという。
鉄筋平屋建てで延べ床面積は約150平方メートル。 「県猟友会丹波支部」 とシカ肉加工販売会社 「丹波姫もみじ」、シカ肉を使ったドックフード製造販売会社 「EGサイクル」 でつくる 「鹿加工組合丹波」 (深田晋三組合長) が、 国の補助金約2600万円を活用し、 丹波姫もみじの敷地内に建設した。
施設には、 最大20頭のシカを保管できる冷蔵庫や冷凍庫のほか、 内臓を摘出する一次処理室、 精肉や包装をする二次処理室を設置。 受け入れたシカを解体し、 食肉用と非食肉用、 皮に分け、 非食肉用はドッグフードの原材料に加工し、 EGサイクルに納入する。
丹波姫もみじによると、 食肉にできるのは1頭で3分の1ほど。 残りは埋め立てや焼却するなど廃棄処分しており、 環境悪化や焼却費用への対応が課題になっていたという。 同社の柳川瀬正夫社長は 「シカ1頭を丸ごと活用できる施設は全国的にも珍しいと思うし、 その先駆けになれたら」 と話した。
式典では、 狭宮神社の上山和洋宮司による神事が行われた。 深田組合長は 「鹿肉を加工するだけでなく、 販売にも力を入れていきたい」 とあいさつした。
写真・施設内を見学する参加者=氷上町谷村で
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2014年4月19日16:57
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喫茶 美貴
新装でゆったりと
1978年のオープン以来、 無休で営業してきた名店。 今年3月22日に改装オープンした。 禁煙室を設け分煙。 ファミリー層も気軽に来店できるようになった。
ファンが多い 「水出しコーヒー」 は引き続き提供。 3種類の自家焙煎コ
ーヒーを追加した。 香り豊かな 「美貴ブレンド」、 苦みとコクがある 「ケニアスペシャルティ」、 さわやかな酸味が特徴の 「コスタリカスペシャルティ」 がある。 アイスクリームはすべて自家製。 新メニューに 「抹茶と丹波黒豆きなこの和風アイス」 を加えた。 また、 手作りのホットケーキも始め、 「フルーツホットケーキ」 「あずきとホイップの抹茶ホットケーキ」 など多彩に。 モーニングや日替わりランチも用意。
畑美智子さんと娘の八木奈保子さんは 「新装して、 落ち着いた雰囲気の中でゆったりと過ごしてください」 と話している。
【メモ】営業は午前8時―午後8時 (ラストオーダーは7時半)。 年中無休。 電079・552・3480。 篠山市郡家846
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2014年4月17日09:44
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起業の専門窓口開設 相談やセミナーも ...
丹波市は、 市内で起業しようとする人たちの支援、 相談窓口 「たんばチャレンジカフェ」 (0795・74・0254) を同市商工会春日支所に開設した。 同商工会に事業を委託し、 相談員1人を配置。 資金面での補助制度の紹介や、 経営ノウハウを学ぶセミナーの開催、 起業後のフォローに至るまで、 「起業」 に特化したワンストップ窓口をめざす。 5月1日から本格的に業務を開始する。 市は今年度、 委託料800万円を予算化した。
地元の人の起業はもちろん、 I・Uターン者、 若者、 女性をターゲットに、 商業だけでなく、 農業、 林業、 ツーリズムなどにも対応し、 幅広い分野から地域経済を支える人材を育成するのがねらい。 1日からプレオープンしているが、 すでに7件の相談があり、 飲食店を開きたいというものが多いという。
市内の起業家をアドバイザーに、 自身の経験を語ってもらったり、 外部から講師を招いて成功例に学ぶセミナーなども検討中で、 市商工会は、 「起業したい人、 起業経験者、 起業について勉強したい人、 起業家を支援したい企業などが気軽に集い、 『起業』 をキーワードにしたネットワークが生まれる場になれば」 と話している。
開館時間は午前9時から午後5時。 ニーズをみながら休日開館も検討。
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2014年4月17日09:43
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西行桜
「春がまた来るたび ひとつ年を重ね 目に映る景色もすこしずつ変わるよ…満開の桜や色づく山の紅葉を この先いったい何度見ることになるだろう」 ―竹内まりやが五十路 (いそじ) を迎えて作ったというこの曲が、 古希の我が身になおしみる。 ▼この春は、 これまでになくよく花を見た。 吉野に竹田城。 そして見納めは篠山春日能の「西行桜」。 西行が自庵の桜を見に訪れる客をわずらわしく思い、 「花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎 (とが) にはありける」 と嘆く。 夢に老桜の精が現れ、 「何故に咎なのか」 と詰問するという筋。 ▼桜の精のゆったり、 ゆったりした舞の上を時折、 境内の桜の花びらが降りかかってくる中、 観る方もいつの間にかうとうとと、 夢の世界をたゆとうていた。 ▼江口の里の遊女の身の上に涙する程の人柄である西行が、 この演目の描くように心狭かったとは同意し難いのだが、 甚だ勝手な想像をめぐらせると、 これは西行のあまりにもの桜への執着ぶりを、 世阿弥が嫉妬半分に揶揄したのではあるまいか。 ▼西行の執着が待賢門院への秘めた恋を託してのものだったことに共鳴する筆者自身も、 あのようにまでいちずに花を詠んだ西行に、 「花より団子の例えもあるよ」 と言ってみたい気がしないではない。 西行の舞の召よび込む花つむじ (E)
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2014年4月17日09:40
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自治会加入率減少に思う
丹波市で、 自治会への加入率がじわじわと減少しており、 昨年10月現在では76・1%という。 市内の4分の1近くの人は、 加入しない選択をしていることになる。 自治会運営や活動の参考にと、 市自治会長会が 「自治会活動手引書」 を作成した。
一般的な自治会運営や活動の考え方に始まり、 規約や事業計画、 予算書、 決算書の例を添付。 総会などの会議のもち方などについても解説している。 また、 「自治会に入らないといけないのか」 「地域のことは市役所がしてくれるのではないのか」 といった問いや、 「役員のなり手がいない」 「総会や役員会などの会議の出席者が少ない」 などの悩みに答える形でのQ&Aを添え、 自治会活動への理解を促している。
自治会長さんといえば、 過去にいろんな経験を積み、 自治会のことなら大体のことは分かる人というイメージがある。 分からないことがあれば、 長老に聞く―というのが、 これまでの良き伝統だったはずだ。 近所づきあいが希薄化したといわれて久しいが、 自治会長の手引書さえも作らなければならない時代に入ったと言える。
立命館大学の学生らが先日、 2泊3日の日程で丹波市を訪れ、 地域活性化に関するさまざまな取り組みに触れた。 そのまとめの会で、 学生たちは丹波で印象に残ったことをあげていたが、 「どの人も楽しそうに活動していた」 「人とのつながりが強い」 などと、 関心は 「人」 に向いていた。 人とのつながりの強さに関心をもった都会の学生たちの感覚は、 もはや外から見た田舎のイメージに過ぎないのだろうか。(芦田安生)
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2014年4月17日09:40
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佐々木医師が診察 小児科枠増える 青垣...
丹波市国保青垣診療所 (同市青垣町沢野、 久保田孝則所長、 0795・87・0109) に4月から、 小児科の佐々木恒之医師 (66) =柏原=が非常勤医師として加わった。 月曜の午前、 午後の外来を担当する。 これまで月曜午後 (1時―4時半受け付け) は小児科の診察がなく、 枠が増えた。
佐々木医師は自治医大を卒業、 兵庫県養成医師として義務年限を終了した後、 県立柏原病院で小児科医として1988年から16年間勤務した。
明石市内の医療機関を退職するにあたり、 県立柏原病院で共に働いた酒井國安同病院医療監の誘いで、 10年ぶりに地元勤務することになった。
佐々木医師は、 「少しでも子どもさんを診てあげることができたらいいのでは」 と言い、 体調不良の子どもと待合で一緒にならないよう、 子どもの予防接種は、 午後に固められないかと考えている。
同診療所は、 開業医の休診が多い木曜午後に小児科の外来を開いており、 酒井医療監が担当している。
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2014年4月17日09:40
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兄はプロ、弟は全国V ボクシングで活躍...
丹波市氷上町鴨内出身の宮垣凌さん (19) =神戸学院大2回生=がこのほど、 ボクシングのプロテストに合格した。 弟の仁君 (14) =氷上中3年=と共に、 「真正ボクシングジム」 (神戸市) で、 父でトレーナーの康章さん (48) から指導を受けている。 仁君も春休みに行われた 「全日本UJ (アンダージュニア) ボクシング大会」 中学生の部63キロ級で優勝。 家族でボクシングに打ち込んでいる。
凌さんは165センチ、 56キロ。 ライトフライ級 (48・9キロ) 選手で、 デビュー戦を待っている。 仁君は167センチ、 60キロと体格では兄を上回る。
2人とも丹波入江ボクシングジム (丹波市青垣町沢野) を経て、 真正ジムへ。 神戸市住まいの凌さんは大学の授業が終わった後、 仁君は夕方から康章さんの運転で同ジムへ。 ジムでは康章さんが2人を指導する。
凌さんは、 プロテストに一発で合格した。 もともとプロを目指していた訳ではないが、 真正ジムに出入りし、 プロに囲まれているうちに自然と目ざすようになった。 1回生から週5日、 ジムに通いボクシングに打ち込んでいる。
「アマチュアの時は、 練習ってしんどいなという思いだったが、 プロに合格してからは、 プロだからしっかりやらなくてはいけないと自覚が生まれた」 と言う。 「目の前の試合を確実に勝つことを目標にがんばりたい」 と話した。
仁君は、 全日本大会に兵庫代表で出場。 関東と東海の代表選手と2試合をし、 勝利した。 「1人目は身長が10センチほど高く、 2人目はガンガン打ってくるファイタータイプでやりづらかった。 緊張もあったが、 何とか勝つことができた」 と安堵。 同時に、 「フットワークを使うことを念頭に大会にのぞんだが、 あがって練習通りできなかった。 緊張する自分にどう勝つかが課題」 と冷静に分析した。
昨年は別の15歳以下の全国大会で準優勝。 「中学校で取れるタイトルは全部取って高校につなげたい」 と意気込みを語った。
凌さんは弟を 「基本がみっちりできていて、 うまいというより強い選手」 と言い、 仁君は兄を 「スピードが速く自分とはタイプが違う」 と評す。
康章さんは、 「凌はセンスが良く、 仁は努力型。 互いの良いところを補うといい選手になる」 と、 頼もしい息子に目を細めた。
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2014年4月17日09:36
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いちねんせい
「一年生になったら、 友達100人できるかな」 と歌ったことがおありだろうか。
朝晩肌寒くはあるが、 春である。 春は入学の季節。 丹波地域の小学校でも子どもたちが新たな一歩を踏み出した。
歌に戻る。 私もかつて歌ったことがあるが、 無知な少年はその時、 母校の児童をすべて足しても100人いないことを知らなかった。 その学び舎は4年前に閉校した。
中学校では100人以上いたが、 このかわいらしい歌は、 変声期に入る生徒には似つかわしくなかった。
歌ができたのは昭和41年。 団塊の世代の少し後で、 100人を超える学級も ざらにあっただろう。 現代の少子化を思い知らされる歌でもある。
ただ、 人数が多ければいいという問題ではない。 たとえ人数は少なくとも、 富士山でおにぎりを食べ、 日本中を駆け回り、 世界に笑い声を響かせることはできる。 取材先で見たのは、 そんな未来を思わせてくれる笑顔ばかりだった。
春はもちろん入学生以外にとっても新たな一年の始まり。 同じく小さな会社だが、 私も1年生の気分でがんばらねば。(森田靖久)
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2014年4月17日09:36
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ムカシバナシ
昔、 鯖街道として利用されていたという道沿いの神社に先日、 ふと立ち寄ることがあった。 これより先は、 獣道となり進むことがためらわれる、 そんな山深い集落の奥にひっそりとそれは佇んでいた。周りには、人の手が加えられないままに大木となり、 いつのまにか古木となったヤブツバキから、 人の拳ほどの真っ赤な花塊がぽとりぽとりと落ち、 色淡くさらに儚い光に溶け込んでいきそうな桜が大きく枝を広げて、 まさに散り始めの美しさで背景を桜色に染めていた。 足元を通る清涼な小川の調べが音と透明な気を伝え、 辺りは静かな一幅の絵画のようだった。
見上げるあいだに今にも朽ちて崩れ落ちそうな鳥居をくぐり、 苔むした石段を何段も踏まないうちに、 茅葺き屋根を覆うトタンが現れ、 そこに、 小さな小さな能舞台があった。
朽ち果てた山里の能舞台と偶然出会ったまさにその日、 篠山では春日能が舞われていた。
満開の桜の中を立派な能舞台で美しく舞う姿を思い、 今この目の前にあるもう誰も舞うことのないであろう能舞台を見つめていると、 遠い昔ここで日々を営み、 目に見えないものを信じ敬い、 日本の自然と共に暮らしていたかつての村人たちが、 この小さな能舞台を囲むように立っているのが見えてくる。
篠山は能を伝統とし、 今でも大切に守り継いでいる。 目には見えない時の流れを大事にする人たちがいる。 朽ちていくものと、 残り続けていくもの。 桜吹雪が舞う日に見た、 夢のような本当の話。
(土性里花・グループPEN代表)
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2014年4月17日09:35
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ちょっとひと工夫で新商品 夢の里やなが...
◆夢の里やながわ 丹波市春日町野上野
「夢の里やながわ」 (柳川拓三社長) が、 4月末から新商品 「丹波洋風まんじゅう福禄寿」 を販売する。 福禄寿を祭る、 近くの桂谷寺 (荒樋昇誠住職) などとタイアップした商品で、 丹波産の小豆や栗、 黒豆をそれぞれ中に入れた3種類のまんじゅうに仕上げた。
中身は3種類。 「福」 「禄」 「寿」 の3文字を丹波産の素材で表現しようと、 「福」 としてお祝いにふさわしいように丹波大納言小豆を、 財産などを意味する 「禄」 として丹波栗と白あんを、 健康を意味する 「寿」 には丹波黒大豆と白あんを入れた。 スポンジは丹波産のもち米を使い、 もっちりとした食感を出した。
「新丹波七福神霊場」 の一つとして福禄寿を祭る同寺を観光資源として見直し、 地域経済の活性化に寄与したいという思いから、 県の助成事業を利用し、 同寺やJA丹波ひかみと連携を取りながら商品開発を進めた。 商品の題字は、 同町出身の墨象 (ぼくしょう) 家、 荻野丹雪さんが手掛けた。
荒樋住職は 「『丹波洋風まんじゅう福禄寿』 が、 多くの人が丹波を訪れるきっかけになれば」 と話し、 柳川社長は 「地域の観光資源に光を当てることが、 活性化につながれば」 と話している。
3個入り (600円)、 6個入り (1200円)、 9個入り (1800円) がある(税別)。 同社 (0795・74・0123)。
◆めがね工房+ラクーラ 丹波市柏原町田路
「めがね工房+ラクーラ」 (髙橋義人代表、 0795・71・5053) が眼鏡フレーム用素材で、 デザイン性に富んだペンダント型のルーペやイヤリング、 ピアスなどアクセサリーの販売を始めた。 デザインを考え、 一つひとつ丁寧に磨いて仕上げた。
同店は、 プラスチックの板状の素材からフレームを切り出しオーダーの眼鏡を作っている。 素材を利用して何か作れないかと、 同店の植田祐子さんが、 動物をかたどったデザインルーペを考案。 ネコ、 ウサギ、 ダックスフンドなどをデザイン。 「老眼鏡をかけるのは抵抗がある、 という人がさっと使えるように」 と、 女性用は革紐をつけペンダントに、 男性用は、 バッグに下げられるようキーホルダーにした。 また、 眼鏡を切り出した端材をイヤリングやピアスに加工した。
植田さんは国内最大の眼鏡産地、 福井県鯖江市で職人からフレームの磨き方を教わった経験がある。 「既成品は機能性が重視され、 デザインがかわいいものが少なかったのでルーペを作ってみた。 写真を持参してもらえれば、 お客さんのペットをかたど ったオリジナルルーペも作ります」 と話している。
ルーペ、 ピアスは2000円、 イヤリングは1000―1500円 (いずれも税別)。
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2014年4月17日09:34
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布施明さん来丹 6月に市島でライブ 4...
歌手の布施明さんによる 「LIVE 2014」 が6月21日午後5時半から、 ライフピアいちじま (丹波市市島町上田) で行われる。 丹波市の主催。 4月19日午前9時から春日文化ホール (同市春日町黒井、 0795・74・1050) で前売り券の販売を開始する。 午前10時からローソンチケットでも取り扱う。 発売初日に完売していなければ、 20日午前9時から同ホールへの電話予約も可能。
布施明さんは1965年、 「君に涙とほほえみを」 でデビュー。 1975年 「シクラメンのかほり」 で、 日本レコード大賞など多数の賞を受賞した。 2009年には、 NHK紅白歌合戦に25回目の出場を果たし、 同歌合戦勇退を宣言した。
全席指定。 入場料5000円 (当日5500円)。
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2014年4月17日09:33
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童謡唱歌の祭典 稲畑式三番叟も出演 4...
「第6回丹波の森童謡唱歌の祭典」 (日本の童謡・唱歌をひろめる会主催) が4月20日、 丹波の森公苑ホールで開かれる。 午後零時開場、 零時半開演。 丹波地域の11グループが出演するほか、 丹波市氷上町稲畑地区の稲畑式三番叟保存会と、 崇広小学校6年生が特別出演する。
第1部で稲畑式三番叟が出演、 第2部で各グループが出演する。 崇広小学校6年生は、 「秋の子」 など3曲を披露し、 柏原うたの会とともに、 「こいのぼり」 を歌う。
入場料400円。 中学生以下無料。 出演グループは次のみなさん。
▽青垣童謡唱歌を歌う会めだか▽春日うたの小径▽さくらコーラス (市島) ▽花つぼみさんなん (山南) ▽うたのひととき (柏原) ▽柏原うたの会▽唱歌 「輪の会」 (柏原・篠山) ▽チェリーブラッサム (市島) ▽納税協会華 (柏原) ▽パープル・コール (篠山) ▽青垣童謡唱歌を歌う会