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2014年4月26日14:14
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エーデルささゆり「レストランリンデン」
女性向けメニューも
森のホテル 「エーデルささゆり」 内にある。 ランチメニューの売りは、 女性スタッフが中心になって考えた女性向けの 「プレミアムランチ」。 季節ごとにメニューが変わる。 5月中ごろまでは飾り寿司、 蒸し鶏のピリ辛胡麻ソース、 ゴロゴロ野菜とバジリコソース、 洋風茶碗蒸しにデザートがつき、 950円とお得。
ランチメニューでは、 フルコースが2160円の手ごろな値段で楽しめるミモザコースも人気。 同コースのミニ版とも言えるカルミア (1620円) もおすすめ。
地元のブランド食材を使ったメニューとしては、 黒田庄ビーフのもも肉ステーキ (2310円)、 百日鶏グリル (1300円) があり、 エビフライなどの定番の洋食メニューも豊富。 施設の芝生や周りの新緑がひときわ映える時期。 ふらっと立ち寄るのもいい。
【メモ】午前9時―午後9時。 ランチタイム午前11時―午後2時、 ディナータイム午後5時―9時。 毎月第3木曜日休み。 0795・37・1200。 多可町八千代区中野間363-13
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2014年4月26日14:00
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和紙で描く風景 ちぎり絵作品展 丹波の...
「和紙ちぎり絵サークル」 の作品展が、 丹波の森公苑展示ギャラリーで4月27日まで開かれている。 和紙の色や風合いを活かした温かみのある作品が並び、 来場者を楽しませている。
2年に1度の作品展で、 会員11人と講師の西村初代さん (青垣町) が計38点を展示。 オリジナル作品は、 旅先の風景や、 犬と散歩中のひとコマ、 青垣町の高源寺のモミジを題材にしたものなどが出品されている。
同サークルの村上昌子さん (柏原町) と尾松美智子さん (同) は、 「根気がいる作業ですが、 できあがっていくのが楽しい。 月1回仲間と顔を合わせるのも楽しみ」 と話していた。
27日午前10時から午後3時まで、 ちぎり絵体験教室が開かれる。 参加費500円。
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2014年4月26日13:58
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気軽にオペラ楽しんで 4月27日、たんば...
たんば田園交響ホールで4月27日午後2時から、 モーツァルト作曲オペラ 「コジ・ファン・トゥッテ・ハイライト・コンサート」 (篠山市主催) が開かれる。 関西屈指のオペラ歌手6人が、 本公演でイタリア語3時間のオペラを、 日本語で2時間に凝縮して公演する。 伴奏はピアノ。 また、 ストーリーやオペラの楽しみ方の解説が付く。
7月18日から、 県立芸術文化センター (西宮市) で行われる本公演のプレイベント。 イタリア・ナポリを舞台にした、 笑いとスリルのラブサスペンス。 同ホールは、 「日本語で上演され、 解説付きなので分かりやすい。 肩肘張らずに気軽にご来場を」 と呼び掛けている。
入場料500円 (高校生以下300円)。 未就学児は不可。 全席指定。 チケットはプレイガイド、 ローソンチケット、 同ホール (079・552・3600)。
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2014年4月26日13:55
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自治会機構も見直し 丹波市内―変わる最...
隣保の再編に合わせ、 組織機構を改める自治会がある。
今年4月に再編した春日町野瀬。 女性の意見を隣保や自治会運営に反映させようと、 各組の組長を2人制、 男女1人ずつとした。 男性組長、 女性組長で役割分担する。
組の数は、 5から3 (16―23戸) に。 同自治会では再編検討会の委員に各隣保から女性を出すようにし、 委員長も女性が務めた。 「現在より人口減少が進んでいる10年先を考えた議論を」 と、 戸数のほか、 70歳以下の人口バランスも考えた。
検討会の委員長を務めた細見実千代さんは、 「検討会に女性が入ったのは大きかった。 人口が減るなか、 女性も組長をという意見が男性にあったし、 女性にも、 婦人会が解散し、 意見を言う場がなくなるとの思いもあった」 と振り返った。
4月に11組を6組 (11―20戸) に再編した同町中山は、 組長が自治会役員を兼務していた。 隣保の再編で組長の人数が減るのに合わせ、 自治会の役員選出方法を見直した。 組長が兼務していた 「公民館主事」 「福祉委員」 を自治会内の選挙で選ぶことに。 副自治会長も1人増やして2人とし、 自治会役員減少を小幅にした。
田村庄一前自治会長は 「今すぐ統合する必要のない組もあったが、 一番困っている組のことを考えようということで合意が得られた」 と言う。
柏原中心市街地にある上中町は、 中兵庫信用金庫柏原支店の位置を基準に4組から2組 (18戸と11戸) に再編。 組長のほかに、 副組長を設けた。 副組長は、 普段は会議に出席しないが、 重要案件の相談に加わったり、 手が回らない時に助ける。
2004年に9組から4組に再編した春日町鹿場自治会 (119戸) も、 4組から2人ずつ、 というやり方で自治会役員の人数を確保している。
1隣保平均12戸―。 自治会加入世帯数 「1万8850」 を、 丹波市が支所を通じ自治会から報告を受けている隣保数 「1559」 で割った数字だ (平成25年)。
しかし、 これは実態を反映しているとは言い難い。 市平均の 「12戸」 を上回っているのは3分の1の自治会に過ぎず、 旧町ごとに大きな違いがある=表参照。 もともとの人口や隣保の数が異なるからだ。 「1組平均10戸以下」 の自治会が158自治会、 53%を占める=グラフ参照。 さらに、 ここでいう 「世帯」 は、 高齢者世帯や単身高齢者世帯を含んでいることを考慮すると、 数戸で順繰りに役を担う隣保が少なくないことが浮かび上がる。
11自治会でつくる氷上町成松連合区は今年度、 隣保の統合再編を、 場合によっては自治会の統合再編までも視野に入れ、 各自治会で話し合うよう求めている。 3月の調査で戸数が384戸と、 2年前より約50戸減った。
11自治会中、 8自治会で隣保平均戸数が8以下と、 小規模自治会が多い。 小さな自治会では、 組長どころか自治会の役を常に担う状況。 連合区から要請される、 愛宕祭り、 秋祭り、 甲賀山の環境整備などへの出役も、 人数をそろえられないことが常態化している。
永廣正昭連合区長は、 「言い出しづらい雰囲気があったが、 連合区からの提案とすることで話し合う状況を作った。 現状維持、変える、継続して話し合う、 いずれの結論が出るにしろ、 話し合うことが重要だ」 と強調した。
(足立智和、 田畑知也)
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2014年4月25日08:50
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篠山市営住宅入居世帯を募集 2カ所3戸
篠山市 (都市政策係079・552・1118) は6月下旬から入居可能な市営住宅 (特定公共賃貸住宅) 2カ所3戸の入居世帯を募集している。
同市本郷のしゃくなげ団地 (1996年建設の戸建て) で2戸 (家賃3万9000円―6万5000円)、 本郷のこしお団地 (99年建設の戸建て) で1戸 (家賃4万1400円―6万9000円)。 いずれも木造2階建て3LDKで、 駐車スペースが2台分ある。
入居条件は、 入居者と同居親族の所得月額が合計15万8000円―48万7000円の世帯 (15万8000円未満でも、 若年、 子育て世帯で所得の上昇が見込める世帯は申し込みが可能)。
申し込み案内は5月21日まで。 申し込みは5月20、 21の両日、 午前8時半―午後5時15分、 所定の書類を同係に提出する。
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2014年4月25日08:48
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5月市島で大会、参加チーム募集 グラウ...
ビーハウス・スポーツとアスコザパークTANBA (丹波市市島町与戸) は、 5月15日午前10時から同パークで行う 「垣本建設工業杯グラウンドゴルフ大会」 の参加チームを募っている。
6コース (1コース8ホール) のうち、 2コースを回って競う。 参加対象者は丹波市内在住者で、 1人1500円 (弁当付き)。 専用の申し込み用紙を使い、 1チーム3人で申し込む。 先着288人。 ビーハウス・スポーツ (FAX0795・70・3745)。
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2014年4月24日08:52
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がん患者と家族交流会 4月25日、柏原病...
県立柏原病院がん相談支援センター (0795・72・0524) は4月25日午前11時から同病院で、 がん患者と家族の交流会 「丹 (まごころ)カフェ」 を開く。 予約不要で無料。 午後1時までおしゃべりをし、 1時半から緩和ケア病棟を学ぶ。 同センターから情報提供も。
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2014年4月24日08:52
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薬草薬樹公園の指定管理者募る 4月30日...
丹波市 (観光振興課0795・74・1149) は、 市立薬草薬樹公園 (山南町和田) の指定管理者を募集している。 指定期間は、 2015年1月1日―19年3月末までの4年3カ月。 応募受付は6月6日まで。
現地説明会を今月30日午前9時半から同公園で行う。 同日午後2時からは青垣総合運動公園で木質チップボイラーについて説明する。 薬草薬樹公園にも今年度、 同ボイラーが設置される予定。 5月9日まで質問を受けつける。 7月上旬に候補者を決定し、 9月の議会で議決を得るスケジュール。 詳細は同課へ。
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2014年4月24日08:50
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あいさつ運動市民委員会の委員募集 篠山市
篠山市あいさつ運動市民委員会の委員3人を募集している。自治会、 教育、 事業所、 民生、 人権団体などの関係者ら約20人とともに、 あいさつ運動の推進や啓発などについて協議する。 任期は6月から2年以内。 応募は5月12日までに所定の書類を、 市人権推進課 (079・552・6926) に提出する。
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2014年4月24日08:50
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初心者向けにパソコン講習会 受講生を募集
篠山市立中央図書館でパソコン操作や情報活用を支援している相談窓口 「ICTふれあいサロン」 のサポートスタッフが、 5月23日から開講する 「パソコン講習会」 の受講生を募集している。
▽文書作成入門編▽同初級編▽表計算入門編▽同初級編―の4教室。 開講日と受講料は、 入門編が5月23日―6月13日の毎週金曜日で2600円。 初級編が6月21日―7月5日の毎週土曜日で2100円。 ともにテキスト代を含む。
定員各10人。 申し込み多数の場合は抽選。 申し込みは、 5月9日までに、 同図書館内の視聴覚ライブラリー (079・590・1301)、 市各支所、 公民館、 社会教育・文化財課で配布の用紙に記入し、 同ライブラリーに提出する。
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2014年4月24日08:48
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ウクライナ
ウクライナの農業取材に仲間と共に訪れたのは20年前。 ソ連から独立して間もない頃だった。 黒々とした畑をでっかいトラックがゆきかって、 よく陽に焼けた農婦らが玉ねぎの収穫に余念がなかった。 コルホーズが民営化されたばかりの農場は、 中心部にちょっとした街があり、 後で調べると総面積は柏原町と同じくらいだった。 ▼人々はこの上なく陽気で、 森の中へのピクニックでご馳走になった昼食で、 ウオッカで何度も乾杯させられるのに往生した。混乱期のこと、問題は山積していたはずだが、加工場の計画に西・北欧から資本参加の話が来ているとかで、 場長らの目は輝いていた。 ▼極度のインフレのため、 首都キエフで交換したお札は0がいっぱい並び、 計算が面倒で困った。 レストランの出口で、 ごく品の良い顔をした老婆が 「年金では暮らしていけません」 と物乞いをしていた。 ▼市場に珍しい野菜や果物がいっぱい積まれているのにカメラを向けていると、 中年の男の客が 「外国人がけしからん」とでも言うのか、 カンカンに怒り出した。 フラストレーションのたまった風の市民も少なくないようだった。 ▼ヨーロッパの穀倉地帯ウクライナからはその後も色々なニュースが報じられ、 曲がりなりにも皆奮闘しているように見えたのだが…。 危機の一日も早い収束を願う。(E)
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2014年4月24日08:48
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都市部近い利点生かす
人口推移をみるのに、 出生者数から死亡者数を引いた 「自然増減」 と、 転入者数から転出者数を引いた 「社会増減」 があるが、 篠山市の社会増減がここ5年で徐々に回復している (篠山市版20日号)。 転入者数が増えていることが主な要因。 市は、 定住促進施策が奏功していると分析している。
10年間取材で同市内を回ってきたが、 確かに転入者が増えていることを実感する。 移住者から聞く移住理由は 「自然」 「風景」 「食を含めたブランド」 が主なもの。 さらに、 京阪神から約1時間の距離という近さも理由の一つ。 職場を変えずに、 移住できる気軽さがあり、 また、 都市と田舎 (篠山) の二住生活を楽しむ高齢者夫婦もいる。
観光客も増えてきたと感じる。 市は実数を把握していないが、 平日でも篠山城跡周辺はこれまでになく賑わっている。 篠山市に定期的に訪れている、 丹波篠山ふるさと大使で、 野球解説者の亀山つとむさんが先日、 飲食業組合の総会で篠山の魅力について語った。 自然、 食、 人情のほかに、 「京阪神から1時間。 日常とは別世界で、 ゆっくりできる場所」 と指摘。 地理的要因も魅力の一つにしている。
一方、 転入者が増えていると同時に転出者も増えている。 都市部に近いということは、 都市部に移住しやすくなるということでもある。 篠山に住むことに魅力を感じられないのか、 それとも、 篠山に住みたくても、 働く場所がなく、 篠山に住むことができないのか。 企業振興や企業誘致などによる雇用創出の課題も見えてくる。 都市部との距離を生かしながら、 観光と定住を結び付ける施策がさらに必要と思う。(坂井謙介)
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2014年4月24日08:47
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足立一幸氏訃報
足立一幸氏 (あだち・かずゆき=元佐治小学校校長) 20日午前11時7分、 急性心不全のため丹波市内の病院で死去、 70歳。 自宅は、 丹波市青垣町大名草625。 葬儀は23日、 おこなわれた。 喪主は長男、 史 (ふびと) 氏。
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2014年4月24日08:47
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スポーツを楽しんで
春になり、 屋外スポーツも盛んに行われる季節になった。 取材に行くと、 のびのびとプレーを楽しむ子どもたちの姿に出会う。
私は少年野球をやっていたが、 1つのエラーをきっかけに 「イップス」 という運動障害になった。 もともとはゴルフ用語らしいが、 一種のトラウマのようなもので、 プレッシャーがかかる場面になると、 自分の思い通りに力を発揮できないというもの。 私の場合は送球に現れた。 プロ選手でも陥ることがあるらしく、 それが原因でコンバートされる場合もあるようだ。
普通にキャッチボールする分には問題ないのだが、 試合で緊迫した場面になると、 近い距離の送球が正確に投げられない。 「ちゃんと投げよう」 と思えば思うほど、 うまく投げられない。 最近はほとんど野球をしなくなったが、 今でも治っていない。
子どもたちには、 純粋にスポーツを楽しんでほしい。 仮にトラウマになるような出来事があったとしても、 周りの大人たちがうまくフォローしてあげてほしい。 今後、 子どもたちがスポーツを続けていく上でも、 きっと大事なことだと思う。(田畑知也)
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2014年4月24日08:46
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春、新生活!早く慣れたいよぉ~
チクタク、 チクタクと秒針の音。 外からはコロコロと蛙の声。 耕運機や草刈り機の音が時折混じって聞こえてくる。 あぁ静かぁ、 平和やぁ、 と先程までの喧騒が嘘のよう。
朝5時過ぎ起床。 4月までは子供たちが起きる7時までは母ちゃんの自由時間だった。 朝の準備を済ましたら庭の手入れをしたり、 事務仕事したり、 誰にも邪魔されずにマイペースに用事ができた。 が、 娘はこの春からピカピカの1年生。 6時過ぎに起こし、 着替えと朝食を済まさせ、 髪をくくって7時に家を出させる。 その間、 「止まるな~。 早よ、 早よ、 手をう、 ご、 か、 すっ!もうこんな時間!」 と何度口にすることか (なぜか遠い記憶が蘇るが)。 この毎度の騒ぎでチビ太くんも起きなくても良いのに起きて来る。 はぁ~。 朝のクソ忙しい中、 まだオッパイ飲むんかい?!もう止めてぇ。
そして、 娘の登校にチビ太くん便乗散歩。 ひとしきり外で遊んでから次は登園の段取り。 8時が遠い。 合間に用事をしていると、 いつの間にか逃亡。 見失った母ちゃんは 「ひーろーきー!ひーろーきー!」 と朝から叫ぶ。 もうクタクタ。 今週は随分賢くご登園だが、 一度は父ちゃんに道端で捕まり、 軽トラでご出勤。 暴れるのを抑えながらバスに強制収容。 「ひろき、 はたけ行くー、 いやー」 って。 もう頼むわ~、 てな気分になる。
「子供が小さい頃が一番いいんよ」 なんてよく言われ、 確かにとうなずく反面、 毎朝保育園バスを見送った後は、 腑抜けになる母ちゃんであった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年4月24日08:46
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篠山市と犬山市が姉妹都市に
篠山市と愛知県犬山市との姉妹都市提携の調印式が20日、 犬山市民文化会館で行われた。 篠山市の紹介映像が上映され、 酒井隆明・篠山市長と田中志典 (ゆきのり) ・犬山市長が調印した。 また、 両市の名誉市民である河合雅雄さん (篠山市乾新町) が立会人として出席した。
篠山市からは、 酒井市長、 足立義則議長、 前川修哉教育長、 河合雅雄さん、 良子さん夫妻のほか、 市職員7人が出席した。 また、 篠山市日置出身で犬山市在住の声楽家、 奥田 (旧姓山尾) しげみさんが記念独唱した。
篠山市の国内の姉妹都市連携は初。 海外では、 米ワラワラ市 (1972年)、 ギリシャ・エピタウロス市 (1988年) と提携を結んでいる。
◆犬山市との縁展示 青山家の資料も 篠山市立歴史美術館
篠山市立歴史美術館 (呉服町、 079・552・0601) で愛知県犬山市との姉妹都市提携を記念した春季企画展 「青山家と成瀬正肥 (まさみつ) ―篠山と犬山」 (市教育委員会主催) が開かれている。 犬山市との縁の始まりである成瀬正肥と青山家の資料を展示している。 5月18日まで。
成瀬正肥は、 第13代篠山城主、 青山忠良 (ただなが) の三男で、 1855年に第8代犬山城主、 成瀬正往の長女富子と結婚し、 第9代犬山城主となった。 企画展では、 正肥の写真や 「犬山城下絵図パネル」、 犬山城も描かれている、 篠山市所蔵の 「東海道・中仙道・甲州街道図屏風」 などが並んでいる。
また、 春日神社能舞台を寄進した青山忠良の書や、 能舞台の関連資料、 忠良の二男の青山忠敏 (ただゆき) の書や、 十男の青山忠誠 (ただしげ) の書や大礼服、 成瀬正肥や青山忠誠などが写っている家族写真などが展示されている。
休館は、 月曜 (4月28日を除く) と祝日の翌日。
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2014年4月24日08:45
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名陶伝えて45周年・特別展「古丹波名品展...
大正時代から収集した丹波焼 「古丹波」 を公開している 「丹波古陶館」 (篠山市河原町) が5月で開館から45周年を迎える。 生活の中で800年間に渡って受け継がれてきた名陶を散逸させず、 保存し続けてきた同館。 3代目館長を務める中西薫さん (54) は、 「数百年に渡って使い続けられてきた古丹波。 近年は使い捨ての文化になっているが、 陶器を通して、 人から人へと伝え、 使い続ける日本のすばらしさを次世代に紹介していければ」 と話している。
同館は、 1969年 (昭和44) にオープン。 中西さんの祖父、 幸一さんと妻のみつゑさんが二人三脚で収集してきた古丹波の数々を展示してきた。
謡曲を学んでいた幸一さんは、 地域に残された民芸に関心を持ち、 若い頃から丹波焼に着目。 丹波一円の民家を訪れては、 生活で使われてきた古丹波を収集してきた。
暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品に美を見出す 「民藝運動」 を起こした思想家、 柳宗悦らとも交流し、 柳が名著 「丹波の古陶」 を記すきっかけにもなった。
「古丹波の保存、 研究、 普及を通して地域社会に貢献する」 という理念を掲げ、 収集した名品を展示する同館を開館させた1カ月後、 情熱を傾けた施設の完成を見届けたかのように幸一さんが逝去。 その後、 息子の通さんが35年間に渡って2代目を務め、 11年前からは薫さんが引き継いだ。
同館に所蔵されている 「古丹波コレクション312点」 は73年に県の指定文化財にも選ばれている。
「幼いころから祖父や祖母に民芸のすばらしさを教えてもらった」 と振り返る中西さん。 「45周年という節目を機に原点に立ち返り、 先代たちがかかわってきた民藝運動にあらためて取り組めたら」 と言い、 「その土地の風土が詰め込まれた陶器がいろいろなことを私たちに教えてくれる。 そこから地域の魅力を発信し、 都会から訪れた人にも篠山に住んでみたいなと思ってもらえたら」 と話している。
45周年に合わせ、 6月22日まで特別展 「古丹波名品展」 を開催中。 5月3日午後1時半からは、 大阪大学大学院教授の藤田治彦さんを招き、 日本とイギリスの民藝運動を紹介する講演会を、 4日午後1時半からは中西さんが古丹波とその魅力について語る。
問い合わせは、 同館 (079・552・2524)。
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2014年4月24日08:44
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「少年少女」と音楽劇も 柏原高校コーラ...
柏原高校コーラス部 (11人) の 「定期演奏会」 が、 4月29日午後2時から丹波の森公苑で開かれる。 丹波市少年少女合唱団との創作音楽劇、 来場者との合同合唱など、 工夫を凝らした構成で来場者を楽しませる。
3部構成。 第1部では、 ボブ・チルコット作曲 「故郷」 から 「村祭」 「おぼろ月夜」 など4曲を演奏。 第2部では、 部員たちでディズニー映画をアレンジした創作劇 「Another Cinderella Story」 を披露。 4曲をおりまぜて同合唱団との楽しい舞台を繰り広げる。 第3部では、 「崖の上のポニョ」 「飛行機雲」 などポップス5曲を披露する。
また、 部員とともに舞台で 「ビリーブ」 を合同合唱する出演者を募集している。 当日に部員が指導する。 飛び入り歓迎。
部員たちは、 「演奏会のテーマは 『花笑み』。 盛りだくさんの内容で、 花が咲くように、 ふと笑みがこぼれるような春色の演奏会にしたい。 合同合唱にもぜひ参加を」 と呼びかけている。
同校 (0795・72・1166)。
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2014年4月24日08:42
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「心中天網島」ひとり語り 4月27日、西...
篠山市西新町の 「岩茶房丹波ことり」 で、4月27日午後3時から 「ことりで近松」 が開かれる。 篠山市出身の俳優、 南条好輝さんが、 近松門左衛門の代表作 「心中天網島」 をひとり語りする。
南条さんが、 現代の言葉でわかりやすく脚色、 登場人物すべてを一人で語り分ける。 ひとり語りのあと、 5時から食事。 料金と定員は、 ひとり語りのみが4000円 (岩茶とお菓子付き) で40人、 食事も合わせて7000円で20人。小谷さん(090・3261・0623)。
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2014年4月24日08:35
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進む統合再編 変わる最末端組織「組」 ...
高齢夫婦や単身高齢者の増加、 跡取りの不在を背景に、 丹波市内の自治会で近年、 隣保 (組) の再編が進んでいる。 4月から、 春日町中山、 同町野瀬、 青垣町中町、 市島町藤野の4自治会が隣保を再編するなど、 直近の3年で少なくとも8自治会が実施 (丹波新聞社調べ) した=表1参照。 一度役をすると当分回って来ない所と、 毎年のように何かの役が回って来る、 戸数の多い隣保と小さい隣保の格差、 負担を是正する取り組み。隣接隣保との統合を基本に、一部隣保の分割も行われている。暮らしを維持するために最末端の自治組織 「組」 が見直しを迫られている。
同一自治会内の隣保戸数のバラつきは以前からあったが、 進展する高齢化でもちこたえられなくなり、 問題が顕在化した。
国勢調査によると、 丹波市の高齢世帯 (夫が65歳以上、 妻が60歳以上) は、 1990年からの20年間で2倍に増えている=グラフ1参照。 単身高齢者世帯 (65歳以上の1人暮らし) は、 2・25倍と共に倍以上に増えている。
高齢者夫婦で、 隣保の役を担っていた夫が亡くなったり、 単身高齢者の死去、 施設入所、 家族に引き取られるといった形で隣保戸数が減っていく。
隣保を構成する戸数が減ると、 組長を始めとする様々な 「ムラの当番」 の巡りが早くなる。 葬儀の手伝いや公民館の清掃、 環境整備日役などで、 個々の負担が重くなる。 実務を担える人たちがだんだん少なくなり、 毎年何かの役を担うようになって担い手の負担が減ることはない。
大杉自治会は、 集落の中央にある公民館を基準に、 公民館より奥 (大杉ダム寄り) と下に再編した。 多い隣保は10戸、 少ない隣保は4戸だったのを、 11戸と12戸にした。 「毎月の常会での提案が受け入れられた。 小さな集落でそう難しいこともなく、 スムーズに移行できたと思う。 3人いた組長が2人になったくらいで、 あまり変わりがない」 と余田貞男自治会長は言う。
春日町芝町自治会は、 2012年度に隣保を再編し、 20年来の課題に決着を見た。 大きい隣保は40戸ほど、 小さな隣保は8戸と、 長年にわたり、 格差問題を抱えていた。 小さな隣保の組長から総会で再編を求める意見が出され、 1年をかけて検討。 「1・2組」 「3・4・5組」 「7組」 のほか、 最大の 「6組」 を2つに割り、 5隣保にした。
統合に携わった吉兼久前自治会長は、 「組長さんと激しい意見を戦わせながら1年かけて議論し、 最終的に納得が得られた。 上から押し付けるようなやり方だと、 失敗するだろう。 下からの盛り上がりがあることが、 再編実現には必要」 と言う。 「山林などの財産があると難しいが、 隣保貯金ぐらいしかなかった。 旧隣保でそれぞれ清算をすれば良く、 条件としてはやりやすかったのでは」 とも。
統合を難しくさせているのが、 人間関係。 「あの人は好き」 「嫌い」 といった感情がつきまとう。 それ以上に、 長年かけて築き上げてきた 「安定した隣保付き合いの輪」 がある。 この中に新たに入って来られたり、 再編によって別の輪に移ることは敬遠されがち。
この点に配慮し、 ゆるやかな隣保再編を行ったのが、 中町自治会。 3―13戸とばらつきがあり、 7組を4組にし、 11戸前後にそろえた。 葬儀の手伝い、 公民館掃除、 ごみ収集の立ち会い当番などは新しい隣保で行うが、 新年会や旅行などは旧隣保に任せている。
芦田博人自治会長は、 「一旦バラバラに隣保を解体して再編することも考えられたが、 アンケートを取るなど検討が重ねられ、 隣接隣保との統合に落ち着いた。 行事は新しい4つの隣保で担当するが、 私たちの知らない昔からの長い付き合いがある。 何十年ものつながり、 付き合いを急に変えてギクシャクするのも良くないので、 これから人間関係を築いていくなかでつながりが強くなっていけば」 と願っている。