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2014年6月1日09:03
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「人になる」糧
「人は人によって人になる」 とは、 神戸市の教育理念だ。 確かにその通りだと思う。 まず親、 そして学校の先生、 友達、 地域の人達。 大人になっても、 さまざまな人に出会い、 人としての成長の糧を得る。 ただ感化を受けるのは生身の人間だけに限らない。 人が生きた足跡を記した伝記も、 人になる糧となる。 ▼前号でお知らせしたが、 丹波新聞社の企画・制作で、 丹波地方にゆかりのある人物34人を紹介した 「丹波人物伝」を発行した。多士済々の魅力的な人物たちだ。 ▼柏原藩の儒者として活躍した小島省斎は、 貧しい生い立ちの中で苦学し、 成人になってからも向学の志を捨てなかった。 そんな省斎の教えを受けた田艇吉は阪鶴鉄道の開通などに尽くし、 艇吉の弟の健治郎はわずか12歳のとき、 江戸の町を自分の目で見たいと、 歩いて江戸に行った。 ▼早くに父を亡くした下中弥三郎は、 子ども時代から家業の陶業に精を出し、 のちに平凡社を創業。 父親の残した多額の借金のため、 生活を切り詰めながら苦学した佐々井信太郎は、 のちに二宮尊徳について学び、 尊徳と同様に貧しい村を救った。 国文学者の三浦圭三は、 小学校を卒業しただけの学歴で大学の教授となった。 ▼ 「丹波人物伝」 は、 丹波、 篠山両市の学校に寄贈させていただいた。 「人になる」 材料になれば幸いだ。(Y)
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2014年6月1日09:03
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一円玉
四月以降、 消費税が八パーセントになってから、 財布に小銭が増えた。 郵便切手も五十二円と八十二円に。 二円切手は兎の絵でなかなか可愛い。 先日五十枚買ったら、 当たり前だがたった百円。 印刷費用は他の切手と変わらないだろうにと思ったりも。
一円玉も同じで、 最近はアルミニウム地金の高騰のため、 一枚につき二円以上かかるという。 作れば作るほど採算が合わないため、 平成二十一年から作られていなかったとか。 しかし、 今年からの需要で今年度中におよそ二五〇〇万枚が製造されるとか。 また五円玉も一億枚製造予定だという。 うちの近くにあるDという大型安売りスーパーでは、 以前からレジに一円玉が置かれていて、 四円以下ならお使い下さいと書かれている。 ということは店の方では四円以下は切り捨てて計算しているのだろうか。 便利だし、 お得感もあるので、 一円玉のないときは利用させてもらっている。
アルミの一円玉が登場したのは昭和三十年のこと。 当時私は小学校三年生、 ほっぺたの痛くなるような大きなドングリ飴が五円で二個買えた。 おやつ代として十円もらうと、 五円で当てものをして、 残りで駄菓子が買えた。
消費税の駆け込み需要で消費は増大したと、 経済界は結果だけ見て喜んでいるけれど、 小さなスーパーや飲食業界はお得意さんを逃さないように、 できるだけお得感をだそうと、 価格設定にとても苦労している。 財布を捨てて、 電子マネーになるコマーシャルも流れているが、 しばらくは一円玉を大事に、 膨れた財布で過ごしてみるか。
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2014年6月1日08:41
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カメのニュース
丹波市春日町の足立瀧子さんが、 42年間カメを飼育していると知り、 紙面で紹介した (丹波市版5月18日号掲載)。 同じ日の篠山版には、 篠山城跡南堀にかつて咲いていたハスの復活を目的に、 ハス消滅の原因とされている外来生物 「ミシシッピアカミミガメ」 を駆除するという記事が載った。 ともにカメを扱った記事だが、 対照的なニュースだ。
足立さんは生き物好きで、 これまでに九官鳥や金魚、 ザリガニなど数多くの生き物を飼っていたという。 今は犬と猫、 メダカが“家族”の一員。
一方のアカミミガメ。 駆除作業に当たった専門家によると、 篠山城跡南堀に生息するアカミミガメは、 飼いきれずに捨てられた可能性もあるという。 全国的にも生態系に悪影響を及ぼしているとして問題になっているというが、 カメに責任はない。
足立さんは言う。 「毎日観察をして、 調子が悪そうだと思うと薬を与える。 よく見ているからこそ、 普段との違いに気づくことができる。 捨てるのなら、 最初から飼ってはいけない。 家族の一員なんだから」。 2つのニュースを続けて読むと、 足立さんの言葉が重く聞こえた。 (田畑知也)
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2014年6月1日08:40
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丹波ファン拡大を 事業4件決まる 100万...
丹波県民局は、 丹波地域の新たな魅力を発掘、 発信し、 「丹波ファン」 をさらに増やすような斬新で創造性のある事業を支援する 「『丹波ファン』 拡大チャレンジ事業」 の公募を行い、 16件の応募の中から4件を選定した。 補助額はいずれも100万円。 事業者、 事業名、 内容は次のとおり。
【市島有機農業生産出荷組合】
飲食店関係者向け 「丹波機能性有機野菜ツーリズム」 提案=有機野菜に高栄養価という付加価値をつけ、 飲食店経営者やシェフ、 一般客を丹波へ誘致する。
【丹波ささやま人形劇フェスタ実行委員会】
第1回丹波ささやま人形劇フェスタ=篠山市内の施設で人形劇を上演し、 都市部の子育て世帯を丹波に呼び込む。 丹波地域の子どもたちでこども人形劇団を作って公演する。
【丹波篠山・まちなみアートフェスティバル実行委員会】
丹波篠山・まちなみアートフェスティバル2014=篠山市河原町妻入商家群の町屋で、 美術作家の作品を展示。 アートショップを開き、 作品やグッズを販売する。
【一般社団法人ROOT】
TANBA INTERPRETER=通訳案内士、 外国人向け旅行会社などを対象にした研修やモニターツアーを行う。 研修受講者が、 農作業体験などを通じて丹波地域への理解を深め、 旅行商品や体験プログラムを企画する支援を行う。
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2014年6月1日08:39
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「歯みがき大会」初参加 ネット利用しク...
「虫歯の日」 の6月4日に東京の歯科医師会館とインターネットで国内や海外の小学校をつなぎ、 同時に歯科教育を行う 「学童歯みがき大会」 (日本学校歯科医師会など主催) に、 遠阪小学校と久下小学校が初参加する。 会場から配信されるライブ映像を見ながら、 クイズに答えたり、 歯の磨き方を学んだりする。
昨年度、 「県歯科保健功労」 を受賞した遠阪小は、 今年度の新たな取り組みとして初参加。 5、 6年生13人が受講する。 保健担当の井上純子さんが以前から同大会の存在を知っており、 学校歯科医の生田元さんの勧めもあり応募した。
久下小は、 学校歯科医の清水祥平さんが以前から同大会への参加を提案しており、 今年度初めて取り組むことにした。
同大会のテーマは、 歯ぐき。 「みるぞ!みがくぞ!つくるぞ元気!」 と題し、 歯ぐきに関するクイズや、 歯ぐきの状態を鏡で観察したり、 歯の磨き方実習などを行う。 クイズには、 主催者が送付した教材のうちわを掲げて児童1人ひとりが解答する。 歯ぐきの健康に良いデンタルフロス (歯間歯ブラシ) の使い方も教わる。
井上さんは、 「これまで指導したことがない歯ぐきの健康について、 児童がどう関心を持つのかに興味がある」 と話している。
同大会は、 5年生を基本に行われており、 学校単位でインターネットで申し込む。 47都道府県とアジア8カ国の1100校、 6万6000人が参加予定。
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2014年6月1日08:39
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丹波栗の組織設立へ ビジネスモデル公募...
丹波栗の生産者など関係者でつくる 「再生戦略会議」 (委員長=長谷川隆一・丹波農林振興事務所長、 22人) の今年度第1回会合が5月29日、 柏原総合庁舎であり、 「日本一の丹波栗」 の産地復活に向け、 今年度から新たに3年間取り組む 「丹波栗の郷づくり推進事業」 など、 丹波栗再生事業の取り組みについて協議した。
2011年度から3年間、 丹波県民局の独自予算で展開した 「丹波栗再生モデル大作戦」 に続き、 「郷づくり推進事業」 に取り組む。 丹波県民局が品目を 「丹波栗」 と決め、 12年度から取り組んでいる 「ひょうご元気な 『農』 創造事業」 と合わせ、 2つの予算を充てる。
今年度は、 ブランド力の強化と観光客の増加・拡大をめざす 「新たな仕組みづくり」 に取り組む。 丹波栗のブランド力強化や生産拡大の強化、 丹波地域への観光客の誘致・拡大など、 丹波栗に関する全般をコーディネートする組織 「夢マロン」 の設立をめざす。 そのために、 公募により、 ビジネスモデル創出を支援する。
「日本一の丹波栗」 を明確化するため、 成分分析など、 丹波栗の優位性を明らかにする調査を行う。 丹波栗フェアも継続実施する。
あわせて、 生産力の拡大・強化にも継続して取り組む。 今年度は、 新植8・5ヘクタール、 くり剪 (せん) 定士を活用した大規模剪定4ヘクタールを実施する。 このほか、 新規植栽者のフォローアップ講習会や苗木生産体制の整備も進める。
戦略会議は、 新たに、 中小企業診断士の投石満雄さんをメンバーに加え、 6次産業化などを進めていく。 戦略会議に、 「生産力強化」 「ブランド強化」 「ファン拡大」 のプロジェクトチームを置く。
長谷川委員長は、 「食べて、 見て、 訪れ、 楽しむ。 クリを糧として色んなことができる丹波にしたい」 とあいさつした。
20年に200ヘクタール、 200トン (13年実績150ヘクタール、 推計127トン) をめざす。
3年間の 「再生大作戦」 で、 新植・改植18・2ヘクタール、 大規模剪定8・4ヘクタールの成果が上がった。 冷蔵庫や温湯消毒機各3台、 自動栗皮むき機、 真空包装機各3台など、 生産集出荷、 出荷加工用機械の導入も促した。
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2014年6月1日08:38
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篠山の素材で共同開発 ムースとラングド...
篠山東雲高校と、 同校出身で、 「手作りケーキのお店アリス・篠山インター店」 店長の大江康児さん (30) が、 共同開発したスイーツ2商品を5月29日から同店 (篠山市網掛、 079・594・4488) などで販売を始めた。
「食べるとHAPPY!東雲ムース」 (360円、 同店と味土里館で販売) は、 丹波茶とフランボワーズの2段重ねのムース。 中心にカルピスのムースも入っている。 「しののめのラングッドフレンドシャ」 (120円、 同店、 特産館ささやま、 西紀サービスエリア下りで販売) はチョコレートをサンドした丹波茶と黒豆のラングドシャ。
大江さんが 「特産品を使って商品を開発することで、 篠山をさらに好きになってもらい、 責任感と楽しさ、 難しさ、 喜びを味わってもらおう」 と企画した。 3年目の取り組み。
同校生徒約20人でレシピを出し合い、 校内で選考した。 ムースのアイデアを出したいずれも3年生の、 小林瑞稀さん (篠山中出身) は 「見栄え良くカラフルに仕上げた」、 堀家友樹君 (同) は 「小さいお子さんでも楽しんでもらえるよう、 カラフルスプレーをふりかけた」、 土井優季さん (篠山東中出身) は 「ムースを固めるのが難しかった」 と言い、 ラングドシャのアイデアを出したいずれも2年生の、 梅谷風郁 (ふうか) さん (同) は 「クッキーの模様の大きさを調整するのが難しかった」、 原田光梨さん (同) は 「模様をきれいに出すのが大変だった」、 竹本野乃香さん (今田中出身) は 「クッキーの大きさを均等にするのが苦労した」 と話していた。
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2014年6月1日08:38
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第381問
丹波市で、 有志がブランド化をめざして栽培を広げようとしている特産物は?
1.黒丸大納言小豆
2.黄金大納言小豆
3.白雪大納言小豆
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2014年6月1日08:37
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河合雅雄と動物たち展 6月3―15日、大...
霊長類学者で児童文学作家の河合雅雄さん (篠山市乾新町) の著書の表紙絵や挿絵に使われている水彩画やペン画、 銅版画などを展示した展覧会 「河合雅雄と動物たち展」 が6月3―15日、 ワイアートギャラリー (大阪市北区堂山町15―17ACT3ビル1階) で開かれる。 開場時間は午前11時―午後7時 (日曜は午後5時まで)。 入場無料。 月曜休館。
「河合雅雄の動物記」 (出版・フレーベル館) の表紙絵、 挿絵を担当した金尾恵子さん (大阪出身) が、 カワウソやツキノワグマなどを描いた水彩画やペン画約30点を紹介するほか、 「宮沢賢治の心を読む1・2」 (出版・童話屋) の挿絵を担当した加藤昌男さん (篠山市前沢田) が、 挿絵を中心に宮沢賢治の童話をテーマに描いた銅版画など約40点を展示する。
同ギャラリー (06・6311・5380)。
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2014年6月1日08:36
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フォークソングライブ
6月7日午後4―6時、 古民家カフェ恐竜樂樂舎 (丹波市山南町草部、 0795・76・1535)でフォークソングライブが開かれる。山南町在住の50歳代男性2人 (ユキハルさんとMTゴリさん) が、 70―80年代のフォークソングを弾き語りで演奏する。 ワンドリンク付き500円。
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2014年6月1日08:35
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吉住工務店でハーブ講習会
6月15日午後1時半から、 吉住工務店のこだま館 (丹波市春日町七日市) でハーブ講習会が開かれる。 各地でハーブの講習会を開いている牧美紀さん (多可町) を講師に、 ハーブで染めたスカーフ作りに取り組む。 材料費600―1200円。 タオル、 エプロン、 ナイロン手袋が必要。 先着12人。 こだま館 (0795・74・2785)。
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2014年6月1日08:34
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めざせ100キロ走破 「しまなみ」大会出場...
丹波市、 篠山市の市民ランナーらでつくるチーム 「よねやん軍団」 (24人) が7日、 広島県の福山城と愛媛県の今治城付近を結ぶ100キロのコースで行われる 「しまなみ海道100キロウルトラ遠足 (とおあし)」 に出場する。 早朝5時にスタートし、 午後9時までにゴールをめざす、 16時間に及ぶ過酷なレース。 「全員で完走したい」 と意気込んでいる。
丹波地域のメンバーは、 米村昌晋 (まさひろ) さん (38) =同町野坂=、 中岡和広さん (37) =同=、 安達学さん (42) =青垣町佐治=、 岡崎健一さん (38) =山南町谷川=、 小林健一さん (38) =篠山市沢田=、 吉川かおるさん=同市西谷=。 米村さんと吉川さんは選手たちのサポートに回る。
自身もマラソンランナーで、 観光バスのドライバー (山南観光勤務) をしているチームリーダーの米村さんは長年、 バスいっぱいにマラソン愛好家を乗せて大会に送迎するのが夢だったという。
昨年6月ごろ、 「1年かけて練習しよう」 と、 ウルトラマラソン挑戦の話が始まり、 陸上部仲間や知人などでネットワークを広げていくうちに、 丹波地域のほか、 加古川、 明石、 大阪、 奈良、 岡山などの22人が出場を決断。 昨年12月に申し込みを済ませた。
これまでに数カ月に一度、 大阪城公園などに集まり、 30―50キロを走る練習をしたり、 練習のつもりで加古川や篠山で行われたマラソン大会に参加した。
岡崎さんは、 4週連続で100キロマラソンに挑戦しており、 長野、 島根、 東京に続いて、 4週目が 「しまなみ」。 チームの出場者の最後尾について走る予定で、 「みんなと一緒に感動のゴールを迎えたい」 と目を輝かせる。
小林さんはこのほど、 武庫川の70キロマラソンを完走。 「この調子で 『しまなみ』 も完走する」 と意気込む。 中岡さんは、 「まさか自分が走るとは思っていなかった距離。 完走して、 3人の子どもにかっこいいお父さんの姿を見せたい」 と笑顔を見せる。 安達さんは、 「来年、 エジプト250キロマラソンを走る友人にエールをおくるつもりで自分も走る」 と話す。
米村さん、 吉川さんは、 ポイントを見つけてバスをとめ、 応援したり、 体調を崩した仲間のケアにあたる。 米村さんは、 「今回は安全運転を心がけて、 みんなのサポートに徹したい」 といい、 吉川さんも 「ところどころ、 自分も走りながら応援したい」 と、 仲間たちを送り出す。
米村さんのブログ(「米やんの上りは我慢、 下りは度胸!」 で検索) で、 出場するメンバーを紹介している。
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2014年6月1日08:33
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見て買って被災地支援 写真展示や物産販...
災害ボランティアネット 「丹 (まごころ)」 (打田諭志代表) が、 6月8日午前10時から三ッ塚史跡公園 (丹波市市島町上田) で開かれる 「花しょうぶ祭り」 の会場で、 「東日本大震災東北支援物産展」 を開催する。 同会が現地を訪れた被災地の業者から仕入れた物品を販売するほか、 これまでの会の活動記録や被災地自治体などから借りた震災写真展を開く。 「多くの人に見てもらい、 買って復興を支援してほしい」 と呼び掛けている。
写真・6月8日の物産展と写真展の準備をする「丹」 のメンバーたち=春日町黒井で
被災地の状況を啓発するとともに、 同会の活動内容を広く周知する機会とする。
「愛育館」 の玄関前にテントを設置する。 販売する品物は、 同会がボランティアで訪れた宮城県七ケ浜町、 南三陸町、 気仙沼市の業者から計30万円分を購入した。
屋台でじゃこ天とさつま揚げの串焼きを販売する。 物販は、 ▽宮城県七ケ浜町=海苔の鉄人 (干しのり)、 海のラー油、 五食野菜ラー油▽宮城県南三陸町=笹かまぼこ、 あぶら麩、 じゃこ天、 さつま揚げ、 パリパリわかめ、 ちりめん、 きず海苔▽気仙沼市=ふかひれスープ、 さんまみりん干し、 まぐろ角煮―。 一部試食もある。 価格は250―750円。
写真は、 1市2町の行政、 社協のボランティアセンターから借りた、 被災直後からの現地の変化を日を追って写したものと、 被災地を中心に同会の過去2年間の活動記録を15枚のパネルにしたものを展示する。
昨年度、 被災地を4度訪れたうち、 3度訪れた南三陸町の被災写真は、 被災当時と今年のようすを対比した構成になっており、 避難を呼びかけた職員が津波にのみ込まれた 「防災庁舎」 や、 津波で大きな被害を受けた 「志津川病院」 の当時とガレキを撤去した現在の姿などがある。 同会の紹介パネルには、 同町上保呂毛仮設住宅の住民と、 会員が丹波から持参した食材で作った料理で会食する笑顔の場面などが掲載されている。
打田代表は、 「『ガレキが片付いただけで、 3年前と変わらない』 と現地の人は言っている。 冷えている被災者に、 少しでも元気になってもらえるよう丹波のみなさんに協力をお願いしたい」 と話している。
同会は2012年発足。 会員60人。 年4度、 バスを仕立てて2泊3日のボランティアツアーを催している。 昨年度は延べ77人が現地で活動した。 丹波市民からの支援金が活動の一助になっている。
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2014年6月1日08:32
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「ふわり大仏様」マルチで気球を制作 奈...
大仏様がふわり―。 古市小学校 (御川豊校長) の6年生 (23人) が、 黒いマルチ (ポリエチレン製のシート) を張り合わせて縦約20メートル、 横約14メートルの気球を制作。 表面に白色のペンキで奈良・東大寺の大仏を実物大 (高さ約14・7メートル) で描いた。 5月28日、 大仏気球を同校のグラウンドに運び込み、 熱気球の要領で空中に浮かべることに挑戦。 2年ぶり、 4度目の挑戦となった今回、 ついに巨大な大仏が宙に浮かび、 グラウンドには初成功を喜ぶ児童や教師らの歓声が響き渡った。
写真・大仏を描いた気球を浮かべる古市小の6年生=篠山市波賀野新田で
児童たちは、 担任の小林義則教諭の指示と号令に合わせ、 気球の裾から空気を送り込み、 ロープを引っ張って体勢を整えるなど奮闘。 風がやんだ瞬間、 太陽熱であたためられた空気によって、 もくもくと入道雲がわき立つように気球が立ち上がり、 見事な大仏が現れた。 児童たちは、 頭上で揺らめく巨大な大仏を見て、 「やったー」 「すげー」 「怖いー」 などと大声をあげてはしゃいでいた。
気球は、 総合的な学習の時間を活用し、 延べ6時間かけて制作。 9日に校外学習で同寺へ大仏見学に出掛けるため、 大仏を描いた気球制作を通じて、 歴史に興味を持つことをねらった。 空気はあたためると軽くなるという理科の実験も兼ねた。
児童の酒井宙夢 (ひろむ) 君は 「大仏様を宙に浮かすことができ、 むっちゃうれしい。 気球と本物の大仏の迫力の違いを感じたいので、 奈良に行くのが楽しみ」 とにっこり。 海藻花鈴 (かりん) さんは 「気球をつくるときから、 浮かばせる今日まで、 その全部が楽しかった。 小学校生活のすごいインパクトのある思い出になりそう」 と笑顔を見せていた。
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2014年6月1日08:30
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入場券販売始まる 早朝から列、徹夜組も...
大相撲丹波場所 (10月20日、 愛育館) のチケット販売が5月30日、 丹波市商工会柏原支所で始まった。 前日から並ぶ 「徹夜組」 を含め、 力士を間近に見ようと、 早朝からファンが長い行列を作った。 この日の販売で、 土俵に最も近い1階のタマリ席S席と、 2階の正面いす席が完売した。 10枚、 20枚と買い求める人もあった。
写真・徹夜で並び、1番の整理券を手にした段畑さん=柏原町柏原で
整理券の配布を始めた午前8時には140人ほどの行列ができた。 先頭から4組は、 前日からの徹夜組。 一番乗りは、 29日の午後5時。 午後5時から並んだ叔父に呼び出され、 午後8時から一緒に並んだ整理券1番の段畑紘次郎さん (22) =市島町東勅使=は、 正面タマリS席10枚を購入した。
二番乗りは、 相撲ファンの菅原みつるさん (大阪市)。 たまたま、 道の駅丹波おばあちゃんの里でチラシを見かけ、 「これは並ばないと」 と、 一度自宅に戻って支度を整え、 会場へ。 ホテルをとっていたが、 「下見に来たら並んでいる人がいたので、 一緒に夜を明かした」 と笑顔だった。
五番乗りの荻野孝子さん (春日町野村) は、 3人の娘から、 入場券代金を負担するので、 94歳になる相撲ファンの祖父を観戦に連れて行ってあげて、 と言われ、 「なるべくいい席を」 と午前零時に自宅を出て列に加わった。 「先頭だと思ったけれど、 もっと早い人がいた」 と話した。
6月6日から、 1階マス席、 2階イス席A・Cなどの販売がある。 西側席は、 市島農村環境改善センター、 東側席は市商工会青垣支所、 向正面席は、 市商工会柏原支所、 正面席は、 市商工会本所―の4会場で。 同場所実行委員会事務局 (0795・82・7500)。
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2014年6月1日08:30
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大丹波ガイド養成へ 外国人ツアー見込み...
30、 40歳代の女性2人が 「篠山の暮らし」 を素材に、 さまざまな団体と連携して交流や体験プログラムを企画している一般社団法人 「ROOT (ルート)」 (河原町125) が、 このほど、 旅行会社 「篠山もうひと旅社」 を立ち上げた。 旅行を企画し、 販売できる 「第3種旅行業」 を県に登録。 篠山を訪れるツアーを企画している。 さらに、 外国人を受け入れるために必要な大丹波 (兵庫丹波・京都丹波) を案内できる通訳案内士を養成したり、 大丹波を旅行先に選んでもらうための外国人向け旅行会社への研修ツアーを計画している。
福住で人口倍増計画を推進している 「ふくすみ2030プロジェクト」 メンバーでもある、 谷垣友里さん (40) =黒田=と丹波の森研究所の研究員で、 篠山市内のレンタサイクル事業に関わった片平深雪さん (38) =西宮市。
「篠山の魅力を発信したい」 と、 2012年7月に 「ROOT」 を立ち上げ、 食、 里山、 サイクリングなどをテーマにした体験プログラムを企画、 実施してきた。 より篠山を知ってもらうためには、 宿泊を伴ったり、 移動手段を加える必要があることなどから、 片平さんが旅行業務取扱管理者の資格を取得。 旅行業の登録を行った。
4月には、 サンケイリビング新聞社神戸営業部、 篠山市 (商工観光課) と連携し、 同紙の女性読者向けの日帰りバスツアーを企画した。 味土里館での買い物、 里山工房くもべ (旧雲部小) でのランチ、 吹きガラス工房 「ソルテグラス」 (福住) でのブローチ作りなど、 地元旅行会社ならではのツアーを企画。 移動手段の手配や旅程管理、 販売価格の設定、 旅行参加者の料金収受、 添乗などをこなした。
一方、 日本を深く知りたいという外国人向けのツアーを企画している京都の旅行会社が、 「本物の日本を知りたい」 というニーズに応えようと、 田園都市の篠山市に着目。 篠山の魅力を伝えたいとするルートの思いと一致し、 大丹波へのツアーを計画。 まずは、 大丹波を説明できる通訳案内士 (国家資格) を養成しようと、 研修ツアーを実施したり、 観光資源を説明する単語集の作成などを、 県の 「丹波ファン拡大チャレンジ事業」 の助成で今年度中に行う。
谷垣さんと片平さんは 「市内の地域団体や農業団体などの魅力やイベントを発信したいという思いを届ける橋渡しをしたい」 と話している。 問い合わせは、 ROOT (電079・552・3988) か、 (Eメール info@rootsy.jp)。
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2014年5月31日17:02
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串揚げ処「紬(つむぎ)」
揚げたて味も多彩に
国道176号沿いにあり、 今年3月にオープンした串揚げのお店。 いつか自分の店をもちたいと考えていた見谷栄子さん (55) が20年来の夢をかなえた。 テーブル2つとカウンター席があり、 “揚げたてのアツアツ”が好評だ。
牛肉、 豚肉、 海老、 いか、 ささみ、 ちくわ、 しいたけ、 ネギをはじめ、 たくあん、 バナナ、 たこ焼きなどの“変わりだね”まで、 20種類ほどの多彩な単品メニューを用意している。 どれも110円。 注文しやすいようにと、 お得な6品のセットメニュー(600円)もある。 海老、 いかなどの海鮮メニューが人気という。
好みに応じてソース、 ポン酢、 抹茶塩をつけて食べる。 遊び心を入れながらわらびもちや大福の串揚げなどの新メニューも追加していく予定だ。
見谷さんは、 「『今日は疲れたわ』 とか言いながら立ち寄ってもらえるような、 癒しの場所でありたい」 と話している。
【メモ】月曜定休。 営業時間は午後5―11時。 電0795・72・2776。丹波市柏原町田路61-4
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2014年5月29日09:36
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優良運転者表彰、6月3日から受付け 交...
篠山交通安全協会 (頼金隆之会長) は優良運転者表彰 (金・銀・銅賞) の申請を受け付けている。 受付期間は6月3―5日の3日間、 午前10時―正午、 午後2―5時。 篠山警察署内 (郡家) の同協会事務局 (079・552・1070) で。 また6月4日午後6―8時、 篠山市民センター (黒岡) で夜間受付を行う。
運転免許証、 同協会会員証、印鑑を持参。無事故無違反証明代に630円が必要。 表彰対象は、 ▽同協会会員▽金・銀賞は過去5年間、 銅賞は過去3年間無事故無違反であること―で、 表彰申請の希望者は次の受賞要件を満たしていることが必要。
【金賞】 ①自家用自動車・自動二輪車=20年以上②営業用自動車 (青ナンバー) =15年以上③原付自転車・小型特殊=30年以上―の運転年数があり、 2011年6月1日以前に銀賞を受賞していること
【銀賞】 ①同=15年以上②同=10年以上③同=20年以上―の運転年数があり、 11年6月1日以前に銅賞を受賞していること
【銅賞】 ①同=8年以上②同=5年以上③同=10年以上
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2014年5月29日09:35
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就職の心構えで支援セミナー 6月3日、...
丹 (まごころ) ワークサポートたんば (080・3607・3626) は、 6月3日午後1時半から丹波市役所春日庁舎 (春日町黒井) 4階で 「就職支援セミナー」 を開く。
「就職活動の心構え」 がテーマ。 自分自身を知り、 企業がどのような人材を求めているのか、 必要なスキルは何か―など、 就職活動の進め方についてアドバイスをおくる。 電話かメール (hmo20@athuman.com) で事前に予約を。
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2014年5月29日09:35
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ソフトバレーボール大会・出場チーム募集
丹波市バレーボール協会が6月15日、 柏原住民センター体育館で開く「ソフトバレーボール丹波市民大会」の出場チームを募集している。 1チームは4人以上で構成。 参加費は1チーム1000円。 6月8日までに植木さん (090・1440・5120)。