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2014年6月12日10:01
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アレルギー対応パンも キッズコーナー開...
JA丹波ささやまが運営する農産物直売所 「味土里館」 (篠山市東吹、 079・590・1185) 内の米パン工房に6月14日から、 小さな子ども向けのパンを取りそろえたキッズコーナーが開設される。 食べやすい小さなサイズで、 10種類をそろえる。 卵と牛乳へのアレルギーに対応した商品も多数用意している。 同工房の責任者、 朝隈智絵さんは 「卵や牛乳を使っていなくても、 味には自信があるので、 小さなお子様と一緒にぜひお越しください」 と来店を呼び掛けている。
同工房のパンはいずれも米粉8、 小麦2の割合でふっくらと焼き上げる。 もちもちした食感と、 噛みしめるほどに口の中に広がるコメの甘みが特徴。
アレルギーの子どもたちにも安心してパンを味わってもらいたいと、 原材料に卵と牛乳を使用していない▽チョコレートをコーティングしたプチパン▽角切りのサツマイモが入ったフランスパン▽ウインナーロール▽黒豆入りのイヌ型パン―などを開発。 このほか、 アレルギーには対応していないが、 まるいのマーク入りのパンやクリームパンなども販売する。 今後もメニューを増やしていく。
価格は60円もしくは80円 (税込)。 営業時間は午前10時―午後6時。 水曜定休。
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2014年6月12日10:00
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縄文土器を原寸再現 福島出土集め復元 ...
青垣町口塩久に陶芸窯を持つ酒井則行さん (67) =守口市=が、 自作した福島県出土の縄文土器を集めた作品展 「忘れない福島」 を、 ギャラリー喫茶森の時計 (篠山市本郷、 079・592・0336、 月、 火曜休み) で開いている。 出土現場まで見学に出かけるなどして、 原寸大で再現したもの。 「多くの人に見てもらい、 興味を持ってもらえれば」 と話している。
酒井さんは元小学校の教師。 15年ほど前から陶芸を楽しんでおり、 習い始めてしばらくして新潟県で見つかった火焔 (かえん) 型土器に魅せられた。 昔の人のように自分にも作れないだろうかと、 手探りで再現に取り組んで以来、 縄文土器や縄文時代に興味を持ち、 10年以上、 土器や土偶作りに取り組んでいる。 両親が、 合掌造りの集落が世界遺産となり、 縄文土器や石器が多く出土している五箇山 (富山県南砺市) 出身という縁もあり、 2011年には研究成果を自費出版もした。
今回の展示では、 東日本大震災、 原発の影響で今も多くの被災者が避難生活を強いられている福島に焦点をあてた。
現地を2度、 土器の取材で訪れた。 天栄村、 郡山市、 楢葉町、 飯館村らで出土した壺や甕 (かめ) などを、 写真を見たり、 インターネットで公開されているデータを元に再現。 門真市で作陶し、 青垣に運んで焼成した。
展示作品の1つ、 磐梯町で見つかった高さ41・9センチの土器は、 新潟に近いこともあり、 火焔型との折衷が感じられる様式になっているという。
「現代人の方が進化、 進歩していると思いがちだが、 何もない時代にここまで考えて作ったのか、 という驚き、 感動がある」 と土器制作の魅力を語り、 「福島は人間が汚してしまった。 私にできることは土器の復元を通して福島の悲劇を忘れないように伝えること」 と話している。
酒井さんの妻、 八重子さんも静物の水彩画10点を展示している。
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2014年6月12日09:59
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20年の足跡振返る 収蔵品・ポスター展 ...
丹波市立植野記念美術館 (丹波市氷上町西中、 0795・82・5945) で、 創立20周年を記念した 「植野藤次郎のコレクションから」 と、 「植野記念美術館20年のあゆみ展覧会ポスター展」 が開かれている。 同美術館と、 収蔵品を寄贈した植野氏の業績を紹介しており、 中国現代美術作品や、 エンバ美術コンクール買い上げ作品など約100点を飾っている。 6月29日まで。
エンバ美術コンクールは、 植野氏が当時理事長をつとめていた植野アジア芸術文化振興財団が若手芸術家を支援する目的で創設した。 植野氏自ら作品を買い上げるU氏賞を創設した後、 同財団の買い上げ賞に移行した。 展覧会ではコンクール入賞作品のうち、 6点を展示。 27年前に入賞したろうけつ染め作品が展示された染色作家の福本繁樹さんは、 「エンバ美術コンクールに入賞することは難関だったが、 大きな目標でもあった」 と当時を振り返った。
中国現代美術作品は、 中国陶磁器、 陶版画、 絵画などで、 植野氏が活動を支援したパプアニューギニアでの調査の際に、 収集された民族美術品もある。
また、 開館時の1994年から20年の間に開かれた展覧会のポスター103点も展示されている。 美術館友の会の海外研修の写真も飾っている。 最も印象に残っている展覧会や、 今後開催してほしい展覧会をアンケートに記入してもらい、 回答した人の中から20組に、 9月27日から11月24日まで開催する 「原田泰治の世界展」 の招待券をペアで進呈する。
午前10時―午後5時。 入館料一般300円、 高校生200円、 小・中学生100円。
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2014年6月12日09:57
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涼しげな丹波焼並ぶ「初夏のうつわ展」...
立杭陶の郷 (篠山市今田町上立杭、 079・597・2034) 内の丹波焼展示即売所 「窯元横丁」 で 「初夏のうつわ展」 が開かれている。 ビールやジュースなど冷たい飲み物を注ぐのに合ったカップや、 そうめんやそばなど涼しげな食材を盛り付けるのに適した多彩な器を展示販売している。 6月30日まで。
飲み口から垂れるエメラルドグリーンの釉薬が美しいビアカップや、 鮮やかな群青色のそうめん鉢や皿が目を引く。 白を基調とした涼しげな冷酒杯やそば猪口 (ちょこ) などもずらりと並び、 夏本番を迎えるこれからの季節にぴったりな丹波焼を豊富にそろえている。 800円ぐらいから。
また、 15日の 「父の日」 商品も用意。 ビアカップやぐい呑みなどの酒器をはじめ、 コーヒーカップや焼き締めの茶碗などを紹介している。 600円ぐらいから。
今年1月に施行された 「乾杯条例」 にならい、 篠山市のマスコットキャラクター 「まるいの」 のイラストをプリントした酒杯 (500円) も販売している。
開館時間は午前10時―午後6時。 期間中は無休。
写真・涼しげな丹波焼の器が並ぶ 「初夏のうつわ展」 =篠山市今田町上立杭で
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2014年6月12日09:55
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すばる法律事務所弁護士 本田里美さん
丁寧な説明モットーに
(ほんだ さとみ)京都市在住
1959年 (昭和34) 篠山市般若寺生まれ。 旧姓石田。篠山鳳鳴高校、立命館大学産業社会学部卒業。 同法科大学院修了後司法試験に合格、 弁護士に登録。 昨年9月に独立。
中学校教諭、 司法書士と異色の経歴を持つ。 「大学を卒業するころは、 公務員、 教師など以外に、 女子の就職選択肢は狭かった。 志望動機がはっきりしないまま、 教師の道を選んだ」 と振り返った。 京都市内で2年間、 社会科の教師を経験したが、 「違う道に進みたい」 という思いが強まり、 退職したという。
退職後、 取りあえず資格を取ろうと、 司法書士に挑戦。 独学で勉強し、 合格。 司法試験にも挑んだ。 「結婚して子供もおり、 無我夢中だった。 法科大学院では、 法学部出身ではなく、 珍しがられた。 色々なアルバイトもやりながらチャレンジし、 合格できた」 と話す。 「あんまり深く考えずにやりたいことをやってきた。 大学を出る時、 今のような生活は思ってもみなかった」。
弁護士としてのスタンスは、 相談者に対する納得のいく説明。 「説明不足からトラブルになることもある。 特に高齢者の相談には、 法律用語をかみ砕いて、 丁寧に説明している」 と言う。 「相談者は、 相談内容をすべて明かすとは限らない。 言いにくいこともあるだろう。 最初にじっくり話を聞くことに心がけ、 隠された事実を見抜けるような洞察力を磨きたい」 と語る。 弁護士活動の一方、 立命館大学の非常勤講師として、 学生を指導する。 現場からの実践の話題と、 京都地裁の建物を移築した法廷教室での模擬裁判は人気。
「村の同級生の男の子たちと山に入ってよく遊んだ。 高校時代は、 学校から帰ると家業の店を手伝うのが日課だった」。 パワーの源泉は篠山の少女時代なのかも。 最近、 篠山出身の学者や文化人らで丹波篠山文化会議が発足した。 「理事として、 規約作りを担当。 お世話になった古里に貢献したい。 そんな心境ですね」 とほほ笑んだ。
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2014年6月12日09:54
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丹波布「発信拠点に」 自宅を工房・展示...
国指定文化財、 丹波布の技術を学ぶ長期伝習教室を修了した大谷由美子さん (55) =丹波市青垣町中佐治=が、 自宅の一部を制作工房兼作品展示場 (0795・88・0850) に改装した。 毎週末の金―日曜の午前10―午後5時まで一般公開する。 これまで同施設の修了生が制作用の工房を構えることはあったが、 常設の展示場を持つのは初めて。 「丹波布を全国発信していきたい」 と話している。
写真・築150年の古民家を改装した 「丹波布工房 『丹の布』」 =青垣町中佐治で
丹波布工房 「丹の布」。 大谷さんが代表を務める。 同町寺内出身で、 20年前に青垣にUターン。 4年前に伝承館6期生になり、 卒業後2年間は専修生として技術を磨いた。 今春から、 週に2、 3日伝承館で後輩の指導にあたっている。
築150年の民家を改装した工房は、 母の実家。 「丹波布を織り、 加工品も含め、 産業にしたい」 との思いから、 大谷さんの伝承館同期生の塩野町子さん (神戸市)、 縫製担当ら計7人で立ち上げた。 毎月の会議で意見交換しながら運営する。
販売は小物が中心。 ブックカバー、 ペンケース、 名刺ケース、 がま口サイフ、 布ぎれなど。 クロスステッチが得意なメンバーがいることから、 刺繍が工房の一つの特長になっている。 自身の反物で仕立てた着物や反物を展示している。
6畳と8畳が2間ずつあるゆったりスペース。 機 (はた) を増やす余裕があり、 今後、 伝承館で技術を身につけた後輩を工房の仲間に迎え、 制作場所として使ってもらうことも考えている。
「色んな人が出入りできるようにすることが大切と考えた。 仲間と共に広い視野をもって活動したい。 気軽にゆっくり作品を見たり話をしに来てほしい」 と話している。
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2014年6月12日09:52
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鹿・猪の被害対策任せて 実務経験者会社...
シカ、 イノシシによる農作物被害が頻発するなか、 丹波市青垣町佐治に、 野生鳥獣による被害対策や捕獲のコンサル業務や、 生態調査などを行う会社 「野生鳥獣対策連携センター」 (安達義孝社長) ができた。 県自然環境課野生鳥獣係は、 類似業務を行う会社を 「県内で聞いたことがない」 と話している。
写真・調査に用いるセンサーカメラを手にする安達義孝社長=青垣町佐治で
行政、 農林業者、 行政らが連携して取り組める効果的な被害対策を提案・サポートするとの思いから、 社名を決めた。
社長の安達さん (66) =同町市原=は、 丹波市役所を退職後、 県森林動物研究センター (同町沢野) で7年間、 相談員として勤務。 専務の阿部豪さん (39) =同町応相寺=は、 県立大自然・環境科学研究所の特任講師で、 被害対策などの研究者。
2人以外に社員が6人。 獣医師が1人と、 昨年度、 県が単年度事業で各農林振興事務所に置いた野生動物分布拡大対策現地指導員4人ら。 同指導員らは、 中播磨、 淡路、 阪神の各地域で、 集落に入り、 適正な防護柵の選定や、 けもの道の見つけ方、 わなを仕掛ける場所の選定、 わなへ誘引するための餌付けの仕方などの座学と実技を教える実務に携わった。 また、 鉄砲か、 わなの狩猟免許を全員が持っている。
今年度は、 県から 「地域人づくり事業」 を受託。 同業務で県が選定する50集落程度に赴き、 被害状況調査や被害対策の指導、 指導者の養成などを行う。
安達社長は、 「行政からの依頼、 コンサルが業務の中心になる」 と言い、 「知識と経験があるスタッフがそろっているのが強み。 同じ問題で全国的に困っているが、 ノウハウがないのが実際。 野生動物管理先進県の兵庫から全国に発信していきたい」 と話している。
全国的な狩猟者の高齢化、 減少を受け、 政府は、 新たに鳥獣を管理するための措置を導入すべく 「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律案」 を改正した。 新しい法律の名を 「鳥獣の保護及び管理」 に改めるなど、 「適正管理」 を強くうたった内容になっている。
この中に、 一定の基準に合った業者が都道府県知事の認定を受け鳥獣の捕獲などを行えるようにするという個所があり、 現在は猟友会が担うことが多い、 有害鳥獣の駆除に民間の参入が認められる見通しになっているなど、 野生鳥獣の管理を取り巻く環境は大きく変わりつつある。
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2014年6月12日09:52
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40時間かけ250キロ完走「山口100萩往還マラ...
篠山市の陸上競技チーム 「多紀ランナーズ」 の川原章義さん (34) =神戸市北区=がこのほど、 山口市香山公園を発着点とする 「山口100萩往還マラニック大会」 の250キロの部で完走した。 505人が出走。 制限時間の48時間以内にゴールした 「完踏率」 は57・8%だった。 さらに川原さんは、 わずか2週間後の77キロマラソンでも完走した。
写真・250キロを完走し喜ぶ川原章義さん=山口県で
マラニック大会でのタイムは40時間45分50秒。 午後6時にスタートし、 翌々日の午前10時頃にゴールした。 途中、 エイドステーションで食事をすることができ、 仮眠は30分を2回とっただけだった。
15年前の同大会で、 当時44歳で完走した田中光男さん (今田町上立杭) と駅伝大会をきっかけに親しくなり、 同大会の存在を知った。 川原さんにとって最長距離の大会で 「挑戦してみようと」 と決心。 田中さんからアドバイスをもらい、 リュックサックを背負って、 夜はヘッドライトと懐中電灯をともしながら走った。
「とにかく眠たかった。 足が痛すぎて、 なぜこんなことをしているのだろうか」 と何度も思ったと言い、 両足の裏全体が水膨れし、 「地獄だった」 と振り返る。 ゴールしてからは下半身の筋肉を使い過ぎて立てなくなり、 自宅まで車で送ってもらった。 「今までの大会で一番つらかった。 ゴールした瞬間はやっと終わったという感じ。 でも、 1週間後には苦しいことをすぐ忘れた」 と話す。
右の太ももの肉離れ、 足先の骨の痛みなどで 「体がボロボロ状態」 の中、 「せっかく申し込んだし、 もったいない」 と、 2週間後に福井県小浜市―京都市左京区間を走る 「鯖街道ウルトラマラソン大会」 (77キロ) に出場。 制限時間12時間以内の11時間17分48秒で完走した。 「鯖街道は山や琵琶湖の景色が良かった。 体調を良くしてまた走りたい」 と話した。
川原さんは大学のころから篠山ABCマラソンに出場。 篠山の走りやすい環境にあこがれ、 2008年に郡家に 「かわはら鍼灸整骨院」 を開業。 翌年、 多紀ランナーズに入部した。 12、 13年、 谷川真理さんプロデュースの 「プーマランニングクラブ神戸」 のコーチを務めた。 ABCマラソンでは11年、 陸連登録の部4位が最高。 「これからはフルマラソンに力を入れたい。 2時間半を切り、 県郡市区駅伝で3部入りを目指す」 と話している。
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2014年6月12日09:51
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整備案で初の説明会 2案に意見さまざま...
篠山市教育委員会は9日、 丹南健康福祉センターで 「味間認定こども園整備案に係る説明会」 を開いた。 昨年末に議員全員協議会で整備案が明らかになって以降、 昨年度、 地域や保護者の役員に説明したが、 味間地区で広く開催されたのは初めて。 自治会、 まちづくり協議会、 保護者ら約50人が参加した。 市教委が示した、 ▽同園の一体施設を音羽の森付近に増築▽市営篠山口駅西駐車場に新設―の2案を中心にさまざまな意見が出された。
市教委は役員から出た2案それぞれの課題の解消策を報告。 音羽の森増築案は、 ▽道路が狭いが、 一方通行などのルールづくりで解消の見込みはある―とし、 駅西新設案は、 ▽防音対策で基準値以下にできる▽自然環境の良い音羽の森には18分ほどで園外保育に行ける▽市営駐車場は民間でまかなえる―などとした。
また、 市教委は、 2年後に味間保育園で40人、 味間幼稚園で53人、 預かり保育で28人の増が見込まれることから、 早期整備の意向を伝え、 市は、 4―5億円の資金について現残高が7億円ある 「公共施設整備基金」 を活用することなどを伝えた。
参加者からは、 ▽篠山らしい音羽の森での教育を▽公設民営の考えは▽おとわ園の近くまで通っている道を有効利用できないか▽おとわ園への道の交通量が増えると危険が増えるのでは▽2階建ての駅西案の安全性確保は▽駅西案の排気ガス軽減策を▽小学校隣接のすみよし園 (幼稚園) を有効活用しては―などさまざまな意見や提案が出た。
また、 市教委が示した見込み園児数や預かり保育利用率 (15年度以降62%) について、 同地区の住宅着工数など現況を見極めた数値を示す要望もあった。
写真・自治会やまちづくり協議会関係者、 保護者らが参加した説明会=篠山市網掛の丹南健康福祉センターで
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2014年6月9日09:06
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県民陶芸大学受講生を募集 応用コース
兵庫陶芸美術館は、 電動ロクロを使って作陶ができる人を対象に、 窯元の指導のもと、 壺や鉢、 皿などの作品を作る 「県民陶芸大学―応用コース」 の受講者を募集している。 7月1日まで。
開講日は、 7月19、 20、 26、 27日、 8月2、 3、 10、 17日の計8日間。 時間はいずれも午前10時―午後4時半で、 同美術館の工房で行う。
定員20人 (定員を超えた場合は抽選)。 受講料は2万4000円 (粘土、 釉薬、 作陶指導、 焼成、 資料代などを含む)。
同美術館 (電079・597・3961、 FAX079・597・3967)。同館ホームページ(http://www.mcart.jp) からも申し込める。
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2014年6月9日09:01
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生活サポートの研修受講生募集 シルバー...
県シルバー人材センター協会と丹波市・篠山市シルバー人材センターが、 高齢者、 障がい者の日常生活援助の向上を目指し、 生活サポート研修会の受講生を募集している。6月25日締め切り。 一般にも参加を呼びかけている。
7―9月の全5回。全日程出席可能で、60歳以上、 就業意欲を持つ人が対象。 定員15人。 受講無料。
会場は、 木の根センター (柏原町柏原) と山南住民センター (山南町谷川)。
丹波市シルバー人材センター (電0795・82・5166、 ファクス0795・80・2110)。
日程と内容は次のとおり (時間はいずれも午前10時―午後3時)。
▽7月9日 (木の根センター) =開講式とオリエンテーション、 高齢者援助の基礎知識とサービス
▽7月23日 (同) =認知症の人のサポートと見守り、 障がい者支援
▽8月6日 (山南住民センター) =調理実習でおいしく、 楽しい食事づくり
▽8月20日 (木の根センター) =高齢者介護の現状と高齢者援助のあり方、 車椅子の使い方、 外出支援
▽9月9日 (同) =家事支援での掃除の仕方、 緊急処置対応 (心肺蘇生法とAEDの使い方)、 閉講式
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2014年6月9日09:00
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キーワードを募集 市民憲章制定で 丹波市
丹波市 (総合政策課0795・82・0916) は、 市制10周年の節目に制定する 「市民憲章」 に盛り込むキーワードやフレーズを募集している。 同憲章検討委員会での草案作成の参考にする。
市民憲章は、 市民一人ひとりがまちづくりに主体的にかかわっていくための目標や行動規範となるもの。 小中学生でも理解でき、 音読した時に心地よく耳に入ってくるスタイルがとられているのが一般的。
6月30日までに各支所に備え付けの投票箱に入れるか、 同課 (〒669―3692氷上町成松字甲賀1、 sougouseisaku@city.tamba.hyogo.jp) へ持参、 郵送、 メールで。
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2014年6月8日09:04
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人権セミナー受講生を募集 6月23日から...
丹波市 (氷上文化センター0795・82・1064) は、 6月から月1回開く 「じんけんセミナー」 (全9回) の受講生を募集している。 1回目は23日午後7時半から氷上住民センター (氷上町成松) で開き、 弁護士の金子敬之さんが、 「悩みごと相談から見えてくるもの」 をテーマに講演する。 受講無料。
6月10日までに同センターか、 七日市会館 (0795・74・2310) へ申し込むこと。 定員は概ね40人。 1回だけの参加も可。 各月の講座の詳細は、 市広報紙や市ホームページで知らせる。
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2014年6月8日09:03
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ホタル観賞と燻 (くん) 製づくり体験
6月28日、 丹波少年自然の家 (0795・87・1633) で、ホタル観賞と燻 (くん) 製づくり体験を企画している。
燻製体験は午後2時半から。 燻製にしたい食材を持参すること。 費用は100円。
ホタル観賞は、 今出せせらぎ園でゲンジボタルとヒメボタルを観察する。 同施設を午後6時半に送迎バスで出発する。 先着60人。 参加費100円。 共に日帰り参加可能。 18日申し込み締め切り。
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2014年6月8日09:02
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6月23日から週2回パソコン教室 丹波技...
丹波職業訓練協会は、 丹波技能訓練センター (丹波市柏原町柏原) で6月23日から開くパソコン訓練の受講生を募集している。
毎週月、 木曜の午後6時半―9時20分。 先着10人。 108時間で6万円。 商工会員は、 教育訓練支援の助成金補助もある。
同協会 (0795・72・1340)。
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2014年6月8日09:02
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“シンママ”交流 物づくり楽しむ 6月...
丹波市婦人共励会は、 母子家庭支援事業 「シンママねっとwith」 を6月から月に1回のペースで開く。 一人で子育てをしているシングルのお母さん、 お父さんが対象で、 ものづくりを楽しみながら悩みを共有したり、 情報交換する。 問い合わせ、 予約はメール (sinmama.net.with@gmail.com) で。 日程は次のとおり。 時間はいずれも午後1時半―4時。
▽6月14日=綿花の糸つむぎ体験 (前山コミセン)
▽7月12日=陶芸体験 (春日住民センター) ・要予約
▽8月2日=染色体験 (前山コミセン) ・要予約
▽10月11日=手織り体験 (同)
▽11月8日=リース作り (春日住民センター) ・要予約
▽12月6日=クリスマスケーキづくり (ライフピアいちじま) ・要予約
▽2月7日=小物づくり (七日市会館)
▽3月7日=茶道体験 (春日住民センター)
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2014年6月8日08:59
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丹波茶おいしく煎茶講座を開講 6月22日...
武家屋敷安間家史料館 (篠山市西新町) で6月22日、 煎茶道入門講座が開かれる。
参加者を募っているのは午前10時―、 午後零時半―の2回 (午後2時半からの3回目は申し込み終了)。
NPO法人日本茶インストラクター協会の中尾真紀子さんが講師を務め、 丹波茶を使った煎茶の作法を学ぶ。
各回定員5人。 参加費1000円 (茶葉、 生菓子代含む)。 入館料と事前申し込みが必要。 同施設 (079・552・6933)。
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2014年6月8日08:59
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屋台に消火器義務付け提案 市民にも協力...
丹波市は、 屋外で行われる夏祭りなどの催しで、 火気器具を扱う露天商に対して消火器を備えることを義務付けるなどの市火災予防条例の一部改正案を、 6日開会の市議会定例会に提案した。 昨年8月に福知山市で発生した花火大会爆発火災を受けて、 消防法施行令の一部が改正されたことに伴うもの。 改正案が承認されれば、 7月1日に施行。 市消防本部は夏祭りシーズンを前に、 各自治会に対しても消火器の用意を呼びかけようと準備を進めている。
営利を目的とする露天商、 事業所が催しで営業する場合は、 消火器が義務設置になるほか、 出店する露天商か主催者が開催日の14日前までに、 市消防長に対して露店の開設届が必要になる。
また、 露店が100を超える大規模な催しは、 消防長が 「指定催し」 に指定。 主催者に対して防火担当者の選任や、 店舗の配置や消火器の設置個所などの防火管理体制をまとめた計画書作成を義務付ける。 計画書を提出しなかった場合は、 30万円以下の罰金となる。
市消防本部は、 自治会やPTA、 近親者の集まりなどで屋台を出したり、 バーベキューを楽しむ場合は対象外とするものの、 福知山市の爆発火災を教訓に 「強制ではないが、 できるだけ消火器を置くよう啓発に努める」 (予防課) 方針。 各自治会長宛に通知するほか、 市の広報紙やホームページでも啓発するよう準備を進めている。
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2014年6月8日08:58
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泊雲と芋銭
先ごろ発行の 「丹波人物伝」 に収録した市島町の俳人、 西山泊雲は、 精神的に不安定な青年期を過ごした。 文学志向が強く、 雄飛したいという思い。 一方での、 酒造場の跡取りとしての宿命。 そのはざまで苦悶し、 家出を試みたり、 自殺未遂事件も起こした。 ▼そんな泊雲を救ったのが俳句との出合いだった。 「自分にとって宗教のようなもの」 と書いている俳句によって心の平安を得た泊雲は、 父祖伝来の酒造業を守り継ぎながら、 手近なものを写生する俳句に打ち込んだ。 丹波に生まれ、 丹波で没した。 ▼泊雲と親交のあった画家、 小川芋銭 (うせん) は、 泊雲が踏みとどまった丹波の地を好み、 たびたび丹波を訪ねた。 9カ月間も長期滞在し、 泊雲の家近くの石像寺の一室を画室にして、 制作に励んだこともあった。 ▼芋銭は、 日本の近代化の過程の中で切り捨てられ、 ふるい落とされていった素朴な人間の生活や自然観を、 作品の中に投影した。 「河童の芋銭」 の異名があるほど、 芋銭と言えば河童図だが、 河童はそんな自然観の象徴だったと言えるかもしれない。 ▼河童はいるのかと問われると、 決然として 「いる」 と答え、 「見える人には見える」 と言ったという芋銭。 芋銭も泊雲も、 丹波で河童を見たのだろうか。 泊雲と芋銭との河童談義を空想すると、 何とも楽しい。(Y)
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2014年6月8日08:54
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みかんの花
三重県熊野に住む友人から甘夏みかんが届いた。 いつもみかんの花が添えられていて、 ダンボールを開くと甘い匂いが漂う。
友人はかつて各務原に住んでいたが、 故郷熊野の山林業を営む実家を継ぐべく二十数年前に戻った。 それ以来、 この季節には甘夏みかんを送ってくれる。 あっさりとした甘さで何よりみずみずしい。 夫は野良仕事の合間に食べると、 乾きが癒されるという。
〈みかんの花が咲いている 思い出の道 丘の道 はるかに見える青い海 お船が遠くかすんでる〉の歌詞の 「みかんの花咲く丘」 という唱歌。 私の年代プラスマイナス十年くらいの方ならご存知と思う。 その昔、 川田正子という童謡歌手によって、 ラジオから流れた。 終戦後一年目の昭和二十一年に作られたというから、 私とほぼ同じ年月を経てきた歌なのだ。 すべてがGHQの検閲を受けなくてはならない状況下、 作曲は音楽の月刊雑誌 「ミュージック・ライフ」 の編集長 「海沼實」。 作詞は静岡出身で、 「かわいい魚屋さん」 なども作詞した 「加藤省吾」。
ラジオがようやく普及し始めた戦後、 夕飯時に雑音の混じるラジオに家族で耳を傾けた。 今のように物はなかったが、 心を寄せ合っていた時代が何だか懐かしい。 ワルツの心地よいリズムが、 この歌の古びない理由かもしれない。
丹波の家にはみかんの木はなく、 花や匂いを知ったのは大人になってからのこと。 「いつかきた丘母さんと」 にはじまる三番の歌詞、 最後の 「今日もひとりで見ているとやさしい母さん思われる」 にいつもほろりとする。