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2014年6月15日08:14
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短期交換留学生のホストファミリーを募集
篠山市の姉妹都市、 アメリカワシントン州ワラワラ市から学生9人、 大人2人が10月16―27の11泊12日を過ごす。 助成金は2万4000円。 応募条件は、 市内在住で国際交流や異文化に関心のある家庭。 6月27日までに市姉妹都市委員会事務局の市民協働課 (079・552・5112)。
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2014年6月15日08:13
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ヒョウ降り猛烈な風 雨量6月史上最大 ...
不安定な大気の影響で6月12日、 近畿圏は局地的な集中豪雨に見舞われ、 気象庁アメダスによると、 観測地点の柏原で午後4時28分までの1時間降水量が、 6月の観測史上 (1976年以降) 最大となる50ミリを記録した。 また、 柏原で午後3時59分に22・6メートルの最大瞬間風速を記録。 統計開始の2008年以降では6月の最大値となった。
丹波市災害対策室によると、 丹波市春日町東中、 上三井庄で竜巻の目撃情報もあり、 民家の窓ガラスが割れるなどした。 詳細を調査中。
柏原地域では、 直径1センチほどの大粒の雹 (ひょう) を含む強い雨風に襲われた。 道路脇には、 降り積もる雪のように雹がたい積した。 同対策室のまとめ (13日午前11時半現在) によると、 雹により、 市柏原支所の建物正面の窓ガラスの3分の2、 約50枚が破損。 柏原高校でも窓ガラスが2枚割れ、 同町屋敷で民家の玄関ドアガラスが割れた。 このほかにも屋根や窓、 ビニールハウス、 農作物などに多くの被害が出ている模様で、 市が状況を確認している。
大雨の影響で、 国道176号沿いの柏原赤十字病院前付近では一時、 道路が冠水。 2軒 (柏原町下町、 同町北山) が床下浸水した。 氷上町香良の県道では道路冠水により、 車が側溝にはまって横転した。 午後4時10分ごろからJR下滝―柏原駅間で普通列車に最大50分の遅れが出たため、 約900人に影響が出た。
突風により、 氷上町石生の4階建てマンションでは、 外壁の塗り替え工事のために設置されていた足場 (高さ15メートル、 幅10メートル) が、 強風のため近くの電線に倒れかかった。 倒れかかった際、 電線の一部を切断したため、 マンションと付近の住宅が2時間ほど停電した。
写真・強風の影響で電線に倒れかかった足場=氷上町石生で
篠山市栗柄地区では3センチ以上の雹が降り、 民家の網戸を破ったり、 窓ガラスを割るなどの被害が発生。 また竜巻とみられる突風の影響で、 同地区営農組合の育苗ビニールハウス3棟が壊滅するなどの被害をもたらした。 うち2棟は鉄骨がひしゃげて内部に落ち込み、 ハウスを覆っていたビニールも裂けた。 残る1棟にも鉄骨にゆがみができ、 半分以上、 ビニールが破れた。 また近くにあった農業用資材を置いていた小屋は、 10メートルほど吹き飛んでいた。
写真・道端に溜まった大粒のヒョウ=篠山市栗柄で
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2014年6月15日08:12
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丹波場所・入場券たっぷりあります 売れ...
大相撲丹波場所実行委員会は、 入場券の残席販売を12日から丹波市商工会本部 (市柏原支所の隣) で始めた。 5月末からの2度の販売で6割が売れたものの、 4割が残った。 8月25日まで同本部で販売するほか、 当初予定をしていなかった、 実行委員会事務局 (氷上町成松内の市商工会本所) でも受け付ける。
同事務局によると、 「もう売り切れましたよね」 との問い合わせ電話が多く、 「まだまだあります」 と答えると驚かれるという。 5月30日の第1弾販売で混み合うようすが報道されたことで、 「売り切れたとの誤解が広がっている」 と同事務局では見ている。 また、 幕内以上は全員参加にも関わらず、 「上位の力士は丹波場所には来ない」 との風評も聞いているという。
11日時点で1361席が売れ、 822席が残っている。 最も土俵に近い1階タマリS席は完売しているが、 タマリのA席、 マスS席、 A席などが残っている。 同事務局は、 「会場自体が狭く、 どこから見ても近い。 1階なら、 最も遠い席からでも土俵まで30メートルほど。 めったにない機会。 ぜひ来場を」 と購入を呼びかけている。 記念品の注文の都合上、 販売は8月25日まで。
丹波市観光協会 (0795・72・2340)。 問い合わせは同事務局 (0795・82・7500)。
残席と料金(全て記念品付き) は次のとおり。
▽1階=タマリA122席 (1万3000円)、 マスS334席 (1万1000円)、 マスA181席 (1万円)、 いす65席 (9000円)
▽2階いす席=正面A20席 (1万3000円)、 同C54席 (1万1000円)、 東S11席 (1万4000円)、同A24席(1万3000円)、同B11席(1万2000円)。
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2014年6月15日08:12
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宿泊先選びに難渋「なるべく市内で」 近...
10月20日に開かれる大相撲丹波場所の実行委員会が、 力士や関係者260人分の宿泊先確保に奔走している。 実行委員会は商工会や観光協会らで作っており、 丹波市の10周年記念事業でもあることから、 「できる限り市内で」 との思いで宿泊先候補を選んでいるが、 体が大きい力士に合う風呂やベッドのサイズなどの条件、 送迎の都合から、 あまり細々と分散することなくまとまって部屋を取りたいなどの思いがあり、 難渋している。 16日には日本相撲協会から、 巡業担当の親方が現地視察に訪れる。
場所前日の19日が、 宿泊日。 京丹後市の巡業を終え、 投宿する。 260人のうち、 力士は110人ほど。 他に、 親方衆や行事、 呼び込み、 スタッフなどの関係者がいる。 実行委員会事務局によると、 三役、 親方衆は個室、 幕下の若手力士は、 大部屋でも良いなどと協会から聞いているという。
部屋への入り口、 バスタブ、 食事提供場所のいすなど、 広いスペースがあるところは体の大きい力士に、 力士以外をそれ以外の所でと考え、 事務局で宿泊場所を探している。
協会からは、 あまり宿泊先が細々と分散することがないようにとも要請されているという。
県丹波健康福祉事務所によると、 旅館業法に基づく営業許可を受けている市内のホテルは6つで、 定員が333人。 旅館は12で同375人。 このほかに、 簡易宿所が20施設、 同2288人。
十分収容可能なようだが、 「サイズ」 が合わなかったり、 4人部屋を1人で使うケースがあったり、 秋の味覚のシーズンと同時期で、 仮予約を入れられなかったりしている。
女子サッカーのINAC神戸レオネッサが練習に使っていたアスコ・ザ・パーク (市島町長者台) を12日に事務局が訪問。 同施設のホテル棟 (16室33人) などを訪れ、 部屋や食堂、 大浴場などを確認した。
同実行委員会が行うのは、 宿泊先候補の確保までで、 相撲協会が部屋の割り振りを行う。 本庄事務局長は、 「なるべく市内に、 との思いで動いているが、 条件に合致するものがなければ、 やむなく一部は市外にもということになるかもしれない」 と話している。
個人宅に泊まる民泊は、 丹波場所では行わない方針。
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2014年6月15日08:11
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定員超の懸念が浮上 希望者早めに把握 ...
篠山市内の6つの公設放課後児童クラブの利用者数が定員計443人に対し412人 (学休期間の利用含む) と、 93%に達しており、 篠山市教育委員会は来年度の申し込み受け付けを例年の12月から前倒しすることを考えている。 8月頃から希望者を把握し、 定員を超えるようであれば、 早めに対応することにしている。
放課後児童クラブは、 平日の放課後や、 土曜日、 学休期間の終日などに小学生が指導員のもとで遊んだり、 宿題をするなどして過ごす場所。 同市には7児童クラブがあり、 篠山と富山は富山福祉会に、 今田、 篠山東、 西紀はJA丹波ささやまに運営委託。 味間は市の直営、 城南は住民らでつくるNPO法人城南ライフサポートが運営している。
平日の放課後に利用する 「通年利用」 は篠山、 今田で定員いっぱいになっている。 今田は今年の夏休み期間にすでに10人の申し込みがあり、 定員を超えるため、 児童クラブで使っている建物を2階建てにする方針で開会中の市会定例会に提案し、
補正予算に計上している。 また、 味間でも今年の夏休み期間に、 定員超えする10人が富山児童クラブに通うことになっている。
児童クラブの利用者は核家族化や共働き家庭の増加などで年々増えている。 子どもが小学1年生になり、 放課後預ける場所がなかったり、 預ける条件が悪く、 親が仕事を続けにくくなる問題は 「小1の壁」 と言われ、 全国的な課題になっている。
篠山市公設の児童クラブの開所時間は、 放課後が午後6時まで、 学休期間が午前8時―午後6時。 市内唯一の民設民営の城南は、 放課後午後7時まで、 学休期間は午前7時―午後7時。
11日、 市会一般質問で、 大上磯松議員が篠山市公設の児童クラブの開所時間の延長を問い、 小山辰彦・教育部長は 「延長保育のニーズを確認し、 委託先とも協議し、 研究したい」 とした。
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2014年6月15日08:11
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丹波黒大豆をアジアへ輸出 日本貿易振興...
兵庫県産の丹波黒大豆がこのほど、 日本貿易振興機構 (ジェトロ) が今年度、 重点的に輸出促進する農林水産物 「加速的重点プログラム」 10件に選ばれた。 香港、 台湾など東南アジアへ今年度、 約200万円の輸出額を目標にする。
昨年度、 輸出支援策 「一県一支援プログラム」 (3カ年計画) を立ち上げ、 全国50件を選定。 兵庫県では丹波黒大豆が選ばれた。 今年度、 プログラムをさらに推進しようと10件を選定。 「日本的な特徴のある産品の海外販路開拓」 分野で、 「丹波黒大豆を東南アジアへ」 は、 「ニシキゴイを中東へ」 (新潟県)、 「盆栽をEU、 ベトナムへ」 (香川県) とともに選ばれた。
昨年度、 JA丹波ささやまや市内の事業所などから輸出開拓についてヒアリングを実施。 今年度は、 丹波黒大豆をPRする広報パンフレットの作成や8月に香港で行われる 「フードエキスポ」 への出品、 市場調査などを計画している。
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2014年6月14日17:42
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カラオケと中国茶の店「鑫屋」
楽しく歌って健康に
中国上海出身の細見彩さん (丹波市春日町) が経営する。
中国茶は、 本場の中国から取り寄せたジャスミン茶、 菊花茶、 枸杞 (くこ) の実、 プーアル茶の4種類を準備。 コーヒー、 紅茶などのソフトドリンクも用意している。 カラオケチケットは7曲1000円 (ワンドリンク付き)。
店の名前は 「繁栄する、 富み栄える」 という意味で、 中国では人の名前や屋号に用いるめでたい名前。 みんなが健康で幸せに暮らせるようにと願っている。
細見さんは、 「カラオケで声を出すことは健康に良い。 中国茶でのどをうるおしながら、 仲間と一緒に楽しく歌って若返り、 ストレスを解消しましょう。 家に閉じこもらないで、 来て下さい」 と PRしている。
【メモ】丹波市消防本部近くのテナントで営業している。 営業時間は、 午後1時
―午後5時。 夜は同名のスナックになる。 水曜日定休。 電0795・73・1788。 丹波市柏原町母坪396-1
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2014年6月14日17:17
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丹波福知山スイーツフェスティバル
6月15日午前10時―午後3時、 福知山市厚生会館 (同市字中ノ170―5) で「丹波福知山スイーツフェスティバル」が開かれる。 市内外のスイーツ店や成美大学短期大学部の成美マフィン、 福知山淑徳高校の地元産いちごを使ったムースなどのほか、 約40店がスイーツ、 スイーツデコグッズを販売する。 スイーツデコ作り体験、 福知山成美高校茶道部によるお茶席もある。 出店の市内のスイーツ店をめぐる無料循環バスあり。 同フェスティバル実行委員会 (市観光振興課内0773・24・7076)。
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2014年6月12日10:09
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「一番会議」市民と対話 6月13日から20...
篠山市 (総務課079・552・5111) は6月13日―8月9日、 市長と市民が対話する場 「ふるさと一番会議」 を市内20カ所で開く。 いずれの会場も開催時間は午後7時半―9時。 酒井隆明市長と前川修哉教育長が今年度の市政を説明した後、 市民からの質問や意見、 提言を受ける。
開催日と会場、 対象地区は次の通り。
【6月】▽13日=福住公民館 (福住) ▽14日=みたけ会館 (畑) ▽18日=雲部公民館 (雲部) ▽20日=大芋公民館 (大芋) ▽21日=ハートピアセンター (村雲) ▽23日=玉水会館 (城北) ▽25日=後川文化センター (後川)
【7月】▽2日=城東公民館 (日置) ▽5日=丹南健康福祉センター (住吉台以外の味間) ▽7日=城下まち会館 (篠山) ▽9日=岡野文化会館 (岡野) ▽12日=しゃくなげ会館 (西紀北) ▽14日=黒豆の館 (西紀中) ▽16日=西紀老人福祉センター (西紀南) ▽18日=大山小学校内・ふれあい館 (大山) ▽25日=コミュニティセンター城南会館(城南)
【8月】▽1日=古市コミュニティ消防センター (古市) ▽4日=今田まちづくりセンター (今田) ▽6日=高城会館 (八上)▽9日=住吉台コミュニティ消防センター (住吉台)
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2014年6月12日10:09
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行政書士による無料相談
6月14日午後1時半―4時、 柏原住民センターで、行政書士による無料相談が開かれる。 相続、 遺言、 契約、 届け出、 許認可など、 困り事の相談に県行政書士会摂丹支部の会員が乗る。 予約不要。
木下さん (0795・77・0126)。
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2014年6月12日10:08
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無料登記法律相談会
6月19日に無料登記法律相談会が開かれる。 午前9時―11時半は柏原住民センター、午後1時半―4時は篠山市民センター。土地家屋等の売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理、 成年後見制度、 多重債務、 その他の相談に県司法書士会たんば支部の会員が乗る。 予約不要で当日直接会場へ。
柏原は足立事務所 (0795・82・6682)。 篠山は細見事務所 (079・594・2866)。
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2014年6月12日10:08
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一般事務補助職員1人を募集 篠山市
篠山市役所で、 一般事務補助職員1人を募集している。臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の申請受付・支給業務などを行う。 給料は1日6400円。 任期は7、 8月。 24日に面接試験を行う。 応募は6月19日までに、 所定の書類を職員課 (079・552・5113) へ。
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2014年6月12日10:07
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丹波篠山観光大使を募集
キャンペーンやイベントなどに参加し、 篠山をPRする「丹波篠山観光大使」を募集している。 募集2人。 任期は2016年3月まで。 満18歳以上の市内在住か在勤者 (高校生を除く)。 7月10日までに所定の用紙 (ホームページから入手可能) を、 丹波篠山観光協会 (079・506・1535) に持参か郵送する。
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2014年6月12日10:07
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篠山へ移住「ここで生きる」 福島から避...
東日本大震災、 そして、 福島第一原子力発電所の事故を受け、 2年前に篠山市内の市営住宅へ避難移住してきた橋本敬子さん (45) =福島市出身=が、 同市福井に居を構え、 新たな生活をスタートさせた。 ふるさと福島への思いも胸に抱きながら、 「ここで楽しく生きていく」 と前を向く橋本さん。 「たくさんの人に助けられて、 支えられて、 新しい日常を考えられるようになった。 でも福島のことはいつも心にある。 この家を、 福島の人や移住してきた人が集まる場所にできたら」 とほほ笑む。
「ずっとやりたかった生活の“元年”になりました」 ―。
のどかな田園風景の中で、 手植えの田植えに精を出す橋本さんは、 そう言って穏やかな表情を浮かべた。
新しい自宅は築100年を超える古民家。 田畑もあり、 種から育てた苗を使って、 田植えにも励んでいる。
田んぼを始めた理由は、 「自分で食べる分は自給できたらなと。 いろんなものを循環できる生活が憧れだったんです」 と話す。
橋本さんの自宅は、 2011年3月11日の震災で一部損壊。 そして、 原発事故。 翌12日には取るものも取らず、 福島を出た。 14年経営したパン店もそのままにしてきた。
豊岡、 京丹後で避難生活を送り、 4月には一旦福島へ。 そこで見たのは高い放射線量の中で何事もなかったように生活する日常だった。
その後、 放射線から子どもたちを守るための保養キャンプを開いている丹波地域の住民と知り合うなどして縁ができ、 篠山へ避難移住することになった。
この2年間、 同じ流れで移住した福島出身者たちとともに、 「丹波篠山避難移住者ネットワーク 『こっからネット』」 を立ち上げ、 原発事故のことを伝える活動や、 放射線の影響を懸念して梅の天日干しができない福島へ、 丹波地域の住民の協力を得て作った梅干しを送るなどの活動に取り組んできた。
丹波地域で開かれる保養キャンプ 「どろんこキャラバン☆たんば」 (今年は7月26日―8月1日開催) にも関わり、 故郷からやってくる子どもたちも見守っている。
避難先でできた仲間たちと過ごしながら、 福島に関わっていくことが新しい日常になった。
「いろんなことをのみ込みつつ、 消化しつつ、 関わりつつの2年だった」 と振り返る橋本さんは、「原発や社会の問題は、自分だけでどうこうできるものでもない。 だから、 私は目の前にあることを考えて、 一つひとつ、 答えを出していくしかないと思っていて、 移住も答えの一つ。 ここで少しでも未来に負債を残さないような生活ができれば」。
そして、 「篠山は雨が降っても、 雪が降ってもきれいなまち。 何でもあるし、 何でもできるところだと思っているので、 いろんなことを考えていきたい」 と話している。
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2014年6月12日10:06
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日本の美しい歌
田園交響ホールで開かれた 「オペラの饗宴」 の最後に、 「皆さんもご一緒に」 と、 唱歌 「夏は来ぬ」 の合唱に加わった。 子供の頃から馴染みのある、 女の子は毬つきで歌っていた歌だが、 渡された歌詞カードを見て驚いた。 ▼ 「卯の花の匂う垣根に 時鳥 (ほととぎす) 早も来鳴きて…」 の1番はよく知っているが、 2番 「さみだれのそそぐ山田に早乙女が裳裾ぬらして…」、 3番 「橘のかおる軒端の窓近く蛍飛び交い…」 は全く知らない。 ▼5番まで続く文語調の歌詞は、 いかにもこの季節の情景を次々と浮かび上がらせる。 国文学の大家、 佐佐木信綱の明治30年頃の作。 当時の小学生たちはちゃんと意味を理解していたのだろうな。 近年、 NHK「みんなの歌」でも放送されたそうだが、 今の子らには 「早乙女が裳裾」 などチンプンカンプンだったに違いない。 ▼「オペラの饗宴」の実行委員会には 「童謡唱歌を広める会」 の関係者もいる。 オペラの歌曲に劣らない美しい歌が日本にもあることを知らせようと、 この曲を歌ってもらったのだろう。 ▼前記3番の歌詞の続きは 「おこたり諌(いさ)むる夏は来ぬ(暑いからって怠けちゃいけない。 蛍がそう言っているよ)」とある。帰路、 早苗の植え揃った水田を見ながら小学生時代、 害虫のめい卵採りに田んぼに入らされたことを思い起こした。(E)
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2014年6月12日10:06
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議論の丹波スタイルを
柏原地域における認定こども園の方向性を検討していた地域協議会が市長に提出した、 「法人を設立し、 こども園2園を開園」 とする報告書に対し、 同地域の住民団体が、 「住民総意ではなく、 容認できない」 と反発している。
同協議会は、 各種団体の代表らで構成し、 今年3月までに15回の会議をもち、 市の方針に賛同するかたちで報告をまとめた。 これまでに住民対象の経過報告会を開いたり、 協議結果を知らせる書面を全戸配布。 「会議で様々な意見は出たが、 まとめの段階では反対はなかった」 と言う。
一方の住民団体は、 幼稚園、 保育所ともに市内で唯一、 公立運営されてきた現状の維持を主張。 「反対や批判、 不安の声ばかり」 「民営化されることをほとんどの人が知らない」 と声を上げている。
市はさまざまな分野で方針決定する際、 いろいろな立場の団体から委員を選出してもらい、 協議を進めることが多い。 しかし、 暮らしに身近な問題であるほど、 方針がほぼ固まった段階にきて、 関係する市民から 「聞いていない」 としばしば混乱が起こる。
地域にとっては大きな変革となる方針を決める委員に、 たまたま地域の役に就いていたためになってしまった人にとっては、 自分が勝手に判断できないと思い悩むのは当然だ。 一方で 「地域の代表に話を通し、 手続きは踏んでいる」 とする行政側。 どちらにも言い分があるにせよ、 やはり行政側から歩み寄らなければ事は進まない。 なってしまった委員へのフォローも必要だ。 時間はかかっても少しずつ議論を積み上げて方向性を見出していくような、 丹波スタイルの 「議論の仕方」 の研究が望まれる。(芦田安生)
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2014年6月12日10:05
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電卓競技で県3位 8月に全国大会出場 ...
氷上高校商業科3年の山本菜摘さん (春日中出身) が、 このほど明石市で行われた 「全国高等学校珠算・電卓競技大会」 の兵庫県予選で、 電卓部門の個人3位に輝いた。 8月に東京で開かれる全国大会に出場する。 同校の生徒が電卓部門で全国大会に出場するのは初めて。 山本さんは 「全国大会では、 緊張せず普段の力を出せるよう頑張りたい」 と意気込んでいる。
同部門は、 掛け算の 「乗算」、 割り算の 「除算」、 10個以上の数字を足し算したり引き算する 「見取」、 金利や減価償却などの文章問題が出題される 「応用計算」 の4試験で行われた。 山本さんは、 緊張もあって乗算と除算、 見取で点数が伸びなかったが、 応用計算で挽回。 600点満点中410点を取った。
1年生のとき、 電卓を使った簿記の授業を受けた。 「電卓が速く打てるとかっこいいな」 と思っていたという。 問題を速く解くために、 左手で数字を打ち込み、 右手で答えを記入するなど努力を重ねた。 今年3月に校内で行われた校内競技会の電卓部門で優勝し、 県予選への出場を決めた。
県予選の3週間ほど前から、 本格的に練習に取り組んだ。 「最初は応用計算が苦手で、 練習問題では10点しか取れないときがあった」 と笑う。 過去の問題を繰り返し解き、 得意と言えるまでになったという。
山本さんは 「結果を聞いたときは、 採点ミスじゃないかと思ってびっくりした。 詰め込み過ぎずに勉強したのが良かったのかも」 と話していた。
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2014年6月12日10:04
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脱・ゆるキャラ
「森田さんってかわいらしい体型ですよね」
行きつけのスポーツクラブのスタッフさんが衝撃の一言。 「 『ゆるキャラ』 みたいってことですか」 と返したら、 けらけらと笑われた。 優しい叱咤激励だと唇を噛んだ。
最近、 年に一度はダイエット宣言をしている。 数年前に10㌔落としたこともあったが8割がた戻ってしまった。
原因はお酒と偏食だ。 酒を飲んだ挙句のラーメン、 本を読みながらのスナック菓子―。 これではスポーツクラブに通っていても、 効果など出るはずがない。 意志が弱いというか、 だめ人間というか。
あぁ、 なんであんなにおいしいのだろう。 どうして世の中のおいしいものはカロリーが高いのだろう。
代謝がぐっと悪くなり、 痩せにくい体になるといわれる30歳代に突入した今こそ、 本腰を入れねばまずいと思う。
ここに何度目かわからないダイエットを誓います。 結果をまたここに書くことも誓います。 まちで私がお菓子をむさぼっていたら、 どうぞお気軽に罵声を浴びせてください。
ゆるキャラと言わせない体を目指します。(森田靖久)
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2014年6月12日10:02
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河童親子のキュウリ泥棒大作戦?!
薄雲がかり、 半月は姿を隠し、 聴こえるのはカエルの鳴き声のみで人はみな家の中。 むふふふ♪今夜は忍び込むには打って付けの夜だ。 ガサゴソと土手を下り、 溝を跳び、 土手を這い登る。 小さな影が2つ群青の闇の中動いている。 待ちに待ったこの日がやって来た!
そう、 今夜は恒例のキュウリ泥棒の日。 大河童こと父ちゃん、 チビ河童ことオチビ隊はキュウリが大々好物で、 先日から採れ出したキュウリを、 河童隊はわざわざ夜にハウスに“忍び込み”、 大泥棒気分を楽しむ。
娘河童はこれが楽しみで、 夕方から大河童と相談。 そして夜、 懐中電灯とハサミ、 カゴを持って先頭を切って家向かいのハウスまでの土手を登り下り。 その後をチビ河童が続き、 大河童が懐中電灯で照らし出す。 昼間と違い足元が見えにくく、 危なっかしい。 ガラガラとハウスの戸を開ける音ですら 「シーッ!静かにっ!見つかっちゃう!」 とやる始末。
月が顔を出し、 闇夜にトマトとキュウリの列が浮かび、 触れると青い香りが広がる。 チビ河童たちと大河童は、 懐中電灯でキュウリを物色。 小声で 「あった♪あった♪」 「ほれ、 ここ切って」 と必死な河童親子3人。
翌日はもちろん河童たちが盗んできたキュウリでカッパ巻き。 ツーンと甘くて酸っぱい酢飯の香りが台所に広がるとチビ河童は 「カッパ!カッパ!」 と胡瓜巻きコール。 しまいにはお皿をお箸で叩きだす。 「コラッ!お皿が割れる!」 と怒りながらも、 思わず河童の皿が浮かんで笑っちゃいました。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年6月12日10:02
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鹿肉取扱店に奨励金 消費拡大へレシピ集...
丹波市 (新産業創造課0795・74・1464) は、 鹿肉を扱う小売店や飲食店に対し、 仕入れ価格の30% (1キロあたり2000円上限) を消費拡大奨励金として補助する。 鹿肉を一般的な食材として普及させるために消費喚起を目指す試み。 奨励金申請は随時行え、 対象となる 「協力店」 を募っている。
鹿肉は、 最も高額な部位の背ロースでキロ5000―6000円と、 販売価格が高かったり、 調理法が難しく、 扱っている店が少ないことなどがネックになっている。
販売促進グッズとして、 鹿による農林業被害の現状、 食材としての魅力、 加工業者や飲食店を紹介するガイドブック 「丹波の森からの贈り物」 と、 同タイトルのレシピ集 (鹿肉専門店 「無鹿」 オーナーシェフの鴻谷佳彦さん監修) を各1万部作成。 販売する際に消費者に手渡してもらう。 のぼり旗やポスターも用意した。
協力店を50店舗まで増やすことを目標にしている。 ガイドブック、 レシピ集に関する問い合わせは、 市観光振興課 (0795・74・1149)。