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2017年9月17日09:00
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潜む血の謎
「要精検」と書かれた文字を見た時は笑ってしまった。健康診断で「便潜血」に陽性が出たのである。
笑った理由は、検便を採る際、かなり踏ん張った記憶があったからだ。「ははぁ、切痔か」と思いながらも、心配している風を装って家族や友人に話したのがまずかった。
「病院へ行け」の大合唱を受けて渋々行くことにしたが、場所が場所だけに憂鬱にならざるを得なかった。
案の定、先生は、「はい、脱いで」。まずは指をブスリ。続いて、「はい、力まない」。触診を終え、「痔があるね」。そうだと思いました。
しかし、続きがあった。一応、CT検査をすると告げられたのだ。指に変わって管を入れられ、ガスで腸を膨らませて撮影。心の中では、「痔ですよ」と叫んでいた。
先日、結果が出た。「隆起性病変(ポリープ)があるね」。そして、先生は優しい声で言った。「医者は見落とすことが一番嫌だから。次は内視鏡がんばろうか」
痔だと決めつけた自分を反省した。何でもないポリープでありますように。みなさんもお体、ご自愛ください。(森田靖久)
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2017年9月17日09:00
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篠山市市名変更問題 経済効果の調査費 ...
現在の篠山市を丹波篠山市に改称する市名変更問題に絡み、変更した場合の経済波及効果を調査するための費用400万円を議会の承認を必要としない予備費で支出するとしていた市は、一転して予備費の使用を撤回し、9月14日に開かれた市議会本会議で急きょ補正予算案として上程した。一部の議員から「議会軽視」などと指摘されていたことが要因で、酒井隆明市長は、「私の判断に誤りがあったことをお詫び申し上げる。ご迷惑をおかけするが、審査をお願いしたい」と謝罪した。
市は8月中旬、市名を変更した場合の経済効果を調査するため、「株式会社・日本統計センター」(本社・北九州市)に業務を委託する方針を決定。同月17日に議員全員協議会で報告し、予備費で対応することなどを説明していた。
しかし、今月12日に開かれた市議会一般質問で議員らが、「議会軽視だ」「本来、補正予算に上程すべきもの」などと予備費での対応に疑問の声を上げた。その際には、酒井市長も市当局も予備費の使用は「問題ない」という認識を示し、「議会を軽視しているわけではない」として、調査の開始に理解を求めていた。
その後、同社と協議は進めているものの契約を交わしていないことなどから、予備費の使用を撤回。議員の審議が必要となる補正予算に切り替えた。
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2017年9月17日09:00
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地域医療総合支援センター 丹波市が通称...
丹波市は、氷上町石生に整備する「市地域医療総合支援センター(仮称)」の通称を9月19日から10月2日(当日消印有効)まで募集する。
市内在住、在学、在勤者が対象。
健康、医療、介護の拠点施設として▽短い言葉で誰にでも分かりやすいものとする▽15字以内▽自作で未発表のもの▽他施設との関係から、「医療」「総合」「福祉」の言葉は使わない―の4点全てを満たすことが条件。
採用作品の著作権は、丹波市に帰属する。
審査は、市新病院等整備推進会議で行い、結果は市広報やホームページで行う。採用作品の応募者には賞品を贈る。
規定の応募用紙(市ホームページや支所にある)に記載の上、市役所各支所に持参するか、メール(chiikiiryo@city.tamba.lg.jp)、ファクス(0795・82・5402)、郵送で応募する。問い合わせは地域医療課(TEL0795・82・4611)。
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2017年9月17日09:00
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初マツタケ登場 料理旅館「近又」 キロ...
写真・ご祝儀価格でキロ単価100万円で競り落とされた初マツタケ=兵庫県篠山市二階町で
兵庫県篠山市二階町の料理旅館「丹波篠山 近又」(鈴木弘和社長、TEL079・552・2191)に9月15日、篠山産の初マツタケがお目見えした。同日に篠山魚市場に入荷。5本計70グラムで7万円、キロ単価100万円のご祝儀価格で競り落とした。早速、この日の客に土瓶蒸しにして提供された。
市内中部で採れたもので、小さなもので4・5センチ、大きなもので8センチのつぼみ。同店によると、初マツタケの登場時期は、1週間ほど遅かった昨年よりは早いものの、例年なみという。
荻野創真料理長(34)は、「7、8月に適度に雨が降り、9月にぐっと気温が下がった気候の影響で、昨年に比べ豊作ではないか」と期待。「年々数が減り、希少価値が高まっているが、マツタケ人気は根強く、毎年楽しみにされている方も多い」と話していた。
香り、歯ごたえを楽しむ焼松茸が人気という。
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2017年9月17日09:00
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丹波西﨑会 30周年記念の舞踊公演 9月2...
写真・本番に向けて練習する会員ら=丹波新聞社で
日本舞踊「丹波西﨑会」の30周年を記念した「西﨑祥舞踊公演」(西﨑流若葉会 西﨑祥舞踊研究所主催)が、9月24日正午から丹波の森公苑(兵庫県丹波市柏原町柏原)で開かれる。会員27人が古典舞踊や歌謡曲など30曲を披露する。会主の西﨑さんは「これまでの感謝の気持ちを込めて踊らせていただきます」と来場を呼び掛けている。
第1部は日本舞踊の基本となる「古典舞踊」9曲を披露する。第2部はこれまでの公演をもとにリクエストの多かった演目を「歌謡曲傑作集」として、西﨑さんが構成、振り付けした21曲を披露する。
西﨑さんは舞踊生活70年。ふるさと丹波に研究所を設けてから30年になり、丹波新聞社で開設のカルチャーセンターで舞踊講座を開いてから来年で20年になる。「西﨑祥舞踊公演」も18回を数え、毎回、多くの来場者が詰めかけている。
入場料は2000円。チケットは出演者のほか、丹波新聞社(TEL0795・72・0530)でも取り扱っている。当日券も用意している。同研究所(TEL090・9977・7793)。
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2017年9月16日15:57
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かどの整骨院・機能改善サポート
痛み除去と健康増進
駐在所の隣にある。建物は中で2つに分かれており、運営会社「グッドヘルスラボ」が、保険適用の整骨院と、自費の機能改善サポートの2つの事業を展開している。痛みやけががある人は整骨院、治ゆした人や体のケアをしたい人は各種運動教室の機能改善サポートと、役割分担。
院長で柔道整復師の十倉邦生さん(34)=氷上町大谷=は、「マイナスをゼロにまで戻すのが整骨院。ゼロからプラスにするのが機能改善サポート」と説明する。十倉さんは、医療機関で勤務経験があり、足の施術が得意。疲労回復などに使われる高気圧酸素ルームも備えている。
兵庫県丹波市氷上町上新庄320-1
tel.0795・71・9009(予約優先)
営業時間/8:30~12:00、15:30~19:00(機能改善サポートは問い合わせを)
休診/日曜・祝日・木曜、土曜午後
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2017年9月14日09:02
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武内神社(丹波市柏原町見長)
写真・手挟みの菊
柏原町の見長集落の背後の山裾に鎮座する神社である。綺麗な緑色の苔むす石段を少し登ると、小振りだがしっかりした社殿が佇んでいる。唐破風流れ造りである。向拝に近づいて下から伺うと狭い空間に小さな竜と思しき彫り物がちらちら見える。後の中井一統の迫力ある竜の原型を見た思いである。手挟みを横から覗いて視る。やや大らかな菊の花である。蟇股には一つには竹の葉っぱと、何者か判断しかねる霊獣がいる。もう一方の蟇股には、はっきりと鹿と紅葉の彫り物が見える。脇障子も彫刻がやや大まかでテーマが掴みにくいようだ。
祭神は武内宿祢命と大歳神で創建は古いと思われるが宝暦2年(1752)に再建され、その時の四代目中井言次君音が30歳時の若い時代の作品であろうと思われ、柏原で初めて彫り物を頼まれ、試行錯誤を繰り返し、中井一統の累代の名彫り物師群を立ち上げ、先駆けとなった姿が見える。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年9月14日09:02
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久谷八幡神社(美方郡新温泉町久谷字宮谷)
写真・向拝の竜と力神
神社前方に久谷駅を望み、国道178号線を跨ぎ南側の山裾に鎮座する神社。すぐ東は余部である。石造りの鳥居を潜りぬけ、緑の苔むす参道を少し登った所に社殿がある。創建時は不詳、祭神は応神天皇。元、蓮台山上に鎮座していたものを、応永21年(1414)に現在地へ遷座した。今の社殿は嘉永5年(1858)に改築された。社殿は全体が覆われており風化が無く、こけら葺きの立派なものだ。
拝殿向拝はやや幅が狭いとも思えるが目抜の躍動的な竜が素晴らしい。左下前方を睨み、宝珠を真中に、鋭い眼の後ろには朱色が鮮やかである。“いらか”の立ち様が実にいい。すぐ上に力神が屋根を支え、さらに屋根の上に獅子噛が噛み付いている。木鼻の唐獅子、獏は言うに及ばず、鳳凰の躍動感、社殿上部の彫り物もいい。脇障子の天女が竜を足下にしている図は珍しい。六代目丹州栢原中井権次橘正貞、晩年の傑作である。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年9月14日09:01
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関ヶ原
1600年9月15日、徳川家康率いる東軍と石田三成らの西軍が激突した関ヶ原の合戦。これを扱った映画「関ヶ原」(原田眞人監督)はなかなか見応えがある。司馬遼太郎の原作をベースに、戦いを三成の側から描いているが、詰まるところは「義」を主張するに熱い三成に対し、家康の政治力と調略が勝ったということだろう。
画面では主役の岡田准一(三成)、役所広司(家康)と共に、平岳大(島左近)とキムラ緑子(北政所)が目を引く。
政治学者の故・高坂正堯氏は「三成が家康を相手にあそこまで戦いえたということの方が注目に値する」(「関ヶ原」文庫版解説)と書いているが、腹心の左近なくして戦いは成立しなかったろう。岳大は父幹二朗勝りの貫録を示した。
もう一人の北政所。秀吉の子飼いながら“反三成”から家康に走った加藤清正、福島正則らに少なからぬ影響を与えたと思われる。尾張弁丸出しの緑子は実に存在感を持っていた。
筆者の勝手な想像だが、秀吉亡き後の北政所は、天下が平和に落ち着いてほしいという以外、豊臣家の存続には執着せず、「秀吉はきゃわいいもんだったけど、ほんまに身勝手だで。まあ男は誰でもそんなもんだて」くらいに思っていたのではないか。それが、家康の天下取りに大きくものを言ったのか。(E)
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2017年9月14日09:00
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木村草太さんの講演
先日、丹波の森公苑で開かれた首都大東京教授の憲法学者、木村草太さんの講演会は主催者発表で600人の大入り満員だった。報道番組に出演し、お茶の間に顔が売れているとはいえ、前売り800円の入場料を払って憲法の話を聞こうという人が、こんなにいるのかと驚いた。
膨大な講演の内容の全ては掲載できず、9月10日号で憲法9条部分に絞ってまとめたところ、護憲派、改憲派双方から反響があった。木村さんの考え方、解釈に必ずしも賛同しない人も「おもしろい話だった」と話していた。
会場からの質問「違憲の法律が放置されている。おかしいんじゃないか」への回答「憲法違反の法律が放置されるのは珍しいことではない」にはドキッとした。憲法違反の法律を是正したいと考えるなら、時間がかかるかもしれないが、是正できる政治家を選んで、世論を盛り上げるしかない、という事だった。
スキャンダルまみれの国会に、立法府の本来の役割を果たしてほしいと思うと共に、要は、憲法や法律を生かすも殺すも国会議員を選ぶ有権者一人ひとりの考え方、と納得した。
(足立智和)
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2017年9月14日08:59
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ちっぽけな原動力もあるからこそ!
「あかん、もう無理!やーめた!」という一声で今季のブルーベリー収穫は終了。木にはまだ色づく実もあるが、気温が真夏の様に上がらなくなると完熟する前に水っぽく弾けてしまったり、口当たりも悪くなる。加工用として出荷も出来るが、選別するのに異常に時間がかかり、2カ月間ひたすら収穫、出荷していると、もうホント、ガマンの限界!ある程度見切りをつけたくなるのが心情である。
7月に始まり、お客様にあの甘くて芳醇なブルーベリーを届けたくて、たくさんの笑顔に救われ楽しく収穫。8月は注文に追われ、切羽詰まって収穫。時々雨に泣かされ、天を仰ぐ。下旬、疲れも出だし、もう少しと自分たちを励まし収穫。9月は少し先が見え、気分一新収穫。それでももう終わりたい自分と、今年はチビタの学習机を買いたくて、ハッキリ言って欲と闘い収穫。
そう!開き直る母ちゃんは声を大にして言います!人間には三大欲求という、食欲、睡眠欲、性欲があり、更に様々な強欲に駆られて生きるイキモノ。そう、母ちゃんは学習机が欲しくて、これだけ採ってイス代、これだけ採って本棚代、これだけ採って机代と言いながら収穫。欲はやる気に繋がると豪語する母ちゃんに対し、父ちゃんは苦笑い。が、この時期、ブルーベリー畑は夏を乗り越えた強靭な藪蚊が煙の如く舞いまくる。結局、母ちゃんのちっぽけな金銭欲は藪蚊にへし折られ、あえなく撃沈、終了宣言をすることと相成った次第である。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2017年9月14日08:58
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「病気と向き合う」題材に畑田達和さん講...
腎臓病患者会代表の畑田達和さん(39)=兵庫県丹波市市島町東勅使=が、9月24日午後1時半から三田市川除の総合福祉保健センターで「病気と向き合い生きる―透析をしながら農園作業」と題して講演する。入場無料。
畑田さんは19歳のとき、急性腎症を発症。24歳から透析を始めた。一昨年、腎臓病患者会を設立。透析を受け始めた人のために学習会を開いている。透析患者の就労や職業訓練のために農園も開園した。
三田市市民生活部市民文化室人権推進課(TEL079・559・5148)。
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2017年9月14日08:57
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越前市の大瀧神社 柏原八幡宮参考に建て...
写真・柏原八幡宮社殿の前で、千種宮司の説明を聞く大瀧権現保存会のメンバーたち=兵庫県丹波市柏原町柏原で
手漉き和紙の里にあり、全国の紙業の神様として崇拝される福井県越前市の大瀧神社(上島晃智宮司)の関係者が9月9日、柏原八幡宮(千種正裕宮司)を訪れた。大瀧神社の本殿・拝殿は、柏原八幡宮の図面を参考に建てられた可能性があり、視察した関係者たちは「本当に良く似ている」と感慨深げに話していた。両神社の社殿は、共に国の重要文化財に指定されている。
両神社の社殿は、本殿の流造(ながれづくり)の屋根と入母屋造、妻入の拝殿の屋根が連結した複合社殿で、正面は唐破風造、桧皮葺きと共通点が多い。大瀧神社の屋根は、拝殿と接続する本殿の屋根に、唐破風と千鳥破風がある点が異なっている。
来年1300年大祭が開かれる大瀧神社の現在の拝殿・本殿は、1843年(天保14年)に建てられた。永平寺の唐門を手がけた大工、大久保勘左衛門が工事を行った時の図面が、同神社に残っている。柏原八幡宮の現在の社殿は、1585年(天正13年)に建てられたもので、建ったのは柏原が先。
遠く離れた丹波と越前を結んだ人物が、篠山藩の藩校の教員、坪井梅山の三男か四男で、越前市の三田村家に養子に入った三田村長門。三田村家は武家で、農家が漉く越前和紙を統括していた。三田村家に長門を篠山藩から養子に迎えた記録が残っている。
長門が、篠山藩に近い柏原八幡宮の図面を大久保に見せたのではないか、というのが大瀧神社関係者の見立て。
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2017年9月14日08:53
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篠山市市名変更問題 「決めかねる」最多...
今年に入って再燃した現在の篠山市を丹波篠山市に改称する「市名変更問題」。市民の中でも賛成、反対、あるいは関心がないなど、さまざまな意見に分かれる中、仮に市が市名を変更すると決定した場合、避けて通れないのが議会の承認だ。市民からはこの問題に対し、「議員の動きが見えづらい」との指摘もある。丹波新聞社は、匿名を条件に議長を除く市議17人に対して現状での意向を聞き取り調査した。結果、「決めかねる」が最多で7人と、頭を悩ませている様子が浮き彫りに。「賛成」「反対」はともに5人で拮抗している。
「決めかねる」と答えた議員の意見では、支持者の間でも意見が分かれていることのほかに、「ブランド力を強化することや、後世のことを考えると個人的には賛成に傾く」としながらも、「自分の支持者に話を聞いたら反対の方が多かった」など、自身と支持者の意見が割れている状況が見られた。
また、「議会で判断するよりも住民投票がベストでは」という声も多かったほか、「市民の多くが望むことならばいいが、議論の進め方に疑問を感じている。なので、このまま議案が上程されれば反対する」という意見もあった。
「賛成」と答えた議員は、「将来に向けての投資」「篠山の農産物を守り、育てていくために必要」などのほか、「感情論ではなく、現状を見れば、丹波市があることによる不利益は明らか。市名を変えて丹波篠山の個性をしっかり持つべき」などの意見が出た。一方で、「賛成するが、市名変更だけではだめ。合わせて今後の成長につながる施策も必須」との意見もあった。
「反対」と答えた議員からは、「市名を変えても丹波市との混乱は収束せず、問題解決にはならない」「篠山市をもっと売り込む取り組みが必要」「産地表示で『丹波篠山』が使えないという情報がとっかかりだったが、消費者庁は『問題ない』としており、根本から間違っている」などの意見があった。
このほかに、「賛成だが、反対の市民を説得できる判断材料が少ない。行政はもっと情報を出すべき」などの声が上がった。
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2017年9月14日08:52
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国際音楽祭が開幕 11月まで各地で公演
写真・美しい音色を響かせるフランツの伊佐治さんら=兵庫県篠山市東吹で
23回目となる「丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば2017」が9月9日開幕し、「お菓子の里丹波ミオール館」(兵庫県篠山市東吹)で「オープニングサロンコンサート」が開かれた。11月までの約2カ月間、各地の街角や学校などで多彩なコンサートが催される。
オープニングコンサートには、今年のシンボルアーティスト(フランツ)で、バイオリンとバロックバイオリン奏者の伊佐治道生さんや、リュートと19世紀ギター奏者の佐野健二さん、ビオラ・ダ・ガンバの大西万喜さん、テノールの畑儀文さんらが出演した。2部計230人の来場者を前に、ビバルディやシューベルトなどの曲を演奏。古楽器の美しい音色を響かせた。
同音楽祭の問い合わせやチケット予約などは、事務局の丹波の森公苑(TEL0795・72・5170)。
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2017年9月13日09:00
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アフリカ人が研修 西山酒造場 酒造りや...
写真・櫂入れを体験するアンドリアマニェバルナキさん(左)とオチエンさん=西山酒造場で
日本の酒造りや文化を学ぼうと、神戸情報大学院大学の留学生2人が9月4―8日、西山酒造場(西山周三社長)で酒造りの各工程を体験した。
ケニアのIT会社マネージャーのオチエン・クリフォード・オチエノさん(28)と、マダガスカルで企業を経営するアンドリアマニェバルナキ・アレ・ロドリスさん(25)。ともに昨年9月に来日し、これまでソフトバンクやサンテレビなどで研修した。
同酒造場では5日、酒米の塊をほぐす「盛り」と呼ばれる作業のほか、酒米や麹、水などをタンクに入れ、櫂を使って攪拌する「櫂入れ」などに取り組んだ。
オチエンさんは「日本人は勤勉と聞いていたが、何度も会議をしてから仕事に取り掛かるのが印象的で、チームワークよく働く姿が素晴らしかった」と感心。アンドリアマニェバルナキさんは「日本酒は好きだが、こんなに酒造りが大変だとは思わなかった。次に飲むときは、もっとおいしく感じるはず。マダガスカルでは日本酒は知られていないので、輸入にも挑戦できれば」と話していた。
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2017年9月12日13:48
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篠山市川北の山本真弥さん 国体バスケ県...
篠山市川北の会社員、山本真弥さん(22)が、10月1日から愛媛県東温市で始まる「国民体育大会(国体)」のバスケットボール競技に兵庫県代表選手として出場する。ポジションはセンター。ゴール近くに陣取り、リバウンドを奪い取ってボールをリングにねじ込む。189センチ、95キロの体格を生かしたパワープレーが持ち味の山本さんは、「ゴール下の競り合いでは決して負けることのないよう挑みたい。スクリーンアウトを徹底し、ゴールも積極的に狙いたい。自分の役割をしっかりとこなし、チームの勝利に貢献したい」と意気込んでいる。
中学、高校、大学とバスケットボール部。現在は神戸市のクラブチーム「ブルーデビルズ」に所属している。
今年2月、チームメートから国体選考会に誘われ参加。約30人の猛者が集まり、8月まで練習や試合を通して自身のプレーをアピールし、12枠ある県代表の座を射止めた。
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2017年9月12日13:47
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無料登記法律相談会 9月16、21日
無料登記法律相談会が、9月16日は篠山市民センターで(県司法書士会たんば支部主催)。21日は柏原住民センターで(同支部、県土地家屋調査士会但馬支部共催)開かれる。いずれも午後1時半―同4時。予約不要。問い合わせは、篠山が正呂地事務所(TEL079・552・2035)、柏原が常石事務所(TEL0795・86・0772)。
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2017年9月12日13:46
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丹波栗食べ歩きフェア 9月15日から78カ...
「丹波栗食べ歩きフェア」(丹波栗フェア実行委員会主催)が9月15日から、篠山、丹波両市の観光栗園や店舗で開かれる。飲食34、販売22、直売所19の計75店が丹波栗関連の商品を販売。栗園3園で栗拾いができる。栗園は10月5日まで、そのほかは同22日まで。
飲食店は栗ごはんや定食、パスタなど丹波栗を使った料理、販売店は洋和菓子、直売所は生栗やむき栗を販売する。栗園は森口栗園(篠山市本郷)、福田観光栗園(氷上町福田)、真楽園(春日町野瀬)が参加する。
同委員会は各店舗のメニューや商品、店舗位置のQRコードなどを掲載した食べ歩きマップを作成。両市の観光協会や観光案内所などで配布したり、県ホームページで配信している。
事務局の丹波農林振興事務所(TEL0795・73・3794)。
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2017年9月12日13:42
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11月12日 黒井城跡でトレイルランニング...
写真・「黒井城トレイルランニングレース」への出場を呼び掛ける実行委員たち=兵庫県春日町黒井で
兵庫県の国指定史跡・黒井城跡の登山道を駆け抜けるトレイルランニング大会「黒井城トレイルランニングレース」が11月12日に行われる。昨年に続く催しで、丹波市内の有志でつくる実行委員会(田口穣委員長)が主催する。レースに新部門を設けるほか、大会前日には選手やボランティアスタッフ、地元住民らを対象とした「前夜祭」も企画しており、地元資源を生かして地域おこしにつなげる。田口委員長は「それぞれのペースで楽しんでほしい。山に興味を持つきっかけになれば」と話している。
一般(中学生以上)、キッズ(小学生)、ファミリーの部に加え、今年は新たに過酷な「KG5」と、裸足で走る「ベアフット」の部を開催する。日本有数のトップランナーも招待する。
一般とベアフット部門は、黒井小学校をスタートし、同城跡登山口から山頂へ駆け上がったあと、春日町多田地区側に下山。そこから同小学校方面に走り、再び登山口から「赤門」まで登り、同小に下ってゴールする約6・8キロのコース。キッズは赤門まで登って下山する2キロ、ファミリーは山頂まで行って下りる2・5キロのコースを走る。
新設の「KG5」は「黒井城ぐるぐる5周」の略で、同小学校―山頂―多田側下山―同小学校を5周する20㌔コース。優勝者(男女1名ずつ)には、来年5月に中国で開催されるトレイルランニング大会の出場権が贈られる。雲海も楽しめるように、午前8時にスタートする。
11日の前夜祭は午後5時から、ショッピングセンター「アルティ」(同町黒井)の駐車場で行う。飲食を楽しむことができ、一般客も受け入れる。
「ランネット」か「スポーツエントリー」のサイトからエントリーする。問い合わせは田口委員長経営の「トレイルフェストランニングカンパニー」(TEL075・746・7886)へ。