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2014年8月21日11:09
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救援物資を募る 衣類や食料品など 丹波...
丹波市災害対策本部は、 被災者支援として 「災害救援物資センター」 を市島農村環境改善センター (市島町上田、 0795・85・1001) に設置し、 生活用品や食料品などの救援物資を募っている。 開設時間は午前8時半―午後5時15分。 土日も開設する。
▽衣類=夏物服、 下着、 くつなど▽生活用品=タオル、 軍手、 トイレットペーパー、 衛生用品など▽食料品=水、 カップ麺など▽資材=電池、 ライト、 鍋、 食器など―。 市によると、 なかでもニーズが高いのは衣類、 下着、 タオルなどという。 集まった物資は、 定期的に避難所に供給されるほか、 避難所以外の世帯には各自治会長を通じて要望を聞き、 配布する。
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2014年8月21日11:09
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災害関連生活情報 丹波市豪雨
◆代行輸送始まる
JRは19日、 不通の福知山―石生間でバスによる代行輸送を始めた。 石生―福知山の直通便と各駅停車便を1日67本運行する。 運行間隔は1時間程度。 石生から福知山までの直通便 (舞鶴若狭道利用) で1時間程度、 各駅停車で1時間半程度かかる。 乗車には運賃相当の切符か定期が必要。
直通便の下り (福知山行き) は午前7時半石生駅発が始発。 最終は午後10時50分。 上り (石生行き) の始発は午前6時福知山駅発、 最終は午後9時40分。
各駅停車の下りは、 石生駅午前6時40分始発、 最終が午前零時40分。 上りは、 福知山駅発午前5時40分、 最終は午後10時20分。
◆土砂撤去に補助
丹波市は、 個人で業者に発注して土砂などを取り除く場合、 後日、 費用を一定額負担する。 被災時と、 土砂などを撤去した後の写真を撮っておくなど、 証明できるものが必要。
通常、 市が確認した後の措置となるが、 市が確認しなくても写真などの証明できるものがある場合も対象とすることにした。 「どの程度の負担をするかなど、 ルールづくりはこれから行う」 としている。
◆災害ごみ受け入れ
災害に伴う 「災害ごみ」 の搬出が18日、 始まった。 丹波市は、 被害が深刻な市島地域を対象に、 市島市民グラウンドと春日町火山の土取り場を仮置き場に設定。 仮置き場の開設は25日まで (土、 日曜含む) をめどとし、 その時点で状況判断する。
受け入れ時間は午前9―11時半、 午後1―5時。 罹災証明書を提出するか、 災害対策本部が災害ごみであることが確認できれば受け入れる。 土砂 (自治会、 ボランティアが回収分)、 木材、 がれき (瓦、 れんが、 ブロック)、 びん、 缶、 金属類、 燃やすごみなどに分別している。
市島以外の地域は、 氷上リサイクルセンターで受け入れる (直接搬入)。 資源不燃物、 燃やすごみの取り扱いは通常どおり。 一般ごみの収集も通常どおり行っている。
◆道路通行止め
丹波市は道路の通行止め状況をまとめた (19日午後5時時点)。 主な通行止め路線は、 福知山へと続く国道175号塩津峠、 県道福知山山南線穴の裏峠と、 県道賀茂氷上線天王坂など9カ所。
福知山との行き来は、 舞鶴若狭自動車道、 県道市島岩崎線、 国道429号榎峠 (大型車は通行不可) でできる。
◆電気料金特別措置
関西電力は、 丹波市、 福知山市、 篠山市などを対象に、 料金支払期日を1カ月延長するなどの特別措置を講じる。 ほかに、 不使用月の電気料の免除、 被災で使用ができなくなった設備の基本料の免除、 工事費負担金、 臨時工事費の免除など。 詳細は三田営業所 (0800・777・8047)。
◆Tプラスが無償託児
託児室Tプラス (ゆめタウン2階) は被災家庭と復興支援ボランティアに行きたい母親の子どもを無償で預かる。 0歳から小学生。 小学生は要相談。 午前10―午後5時、 8月31日まで。 足立さん (090・7877・5894、 awaw.awaw@docomo.ne.jp)。 弁当、 飲み物、 おむつなどは持参すること。
◆近隣から給水応援
災害の影響で市島町前山、 竹田、 美和地区の一部で断水している。 市水道部によると、 断水しているのは1563世帯 (19日午後1時)。 「完全復旧のめどはたっておらず、 長期化に備えた対策が必要」 という。
18日から、 養父、 豊岡、 篠山、 三田ら近隣市からの応援給水が行われている。
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2014年8月21日11:08
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小南泰葉さん柏高生と共演 丹波の森公苑...
丹波の森公苑ホールで24日に開かれる丹波市氷上町出身のシンガーソングライター、 小南泰葉さん (31) の凱旋記念公演に、 柏原高校ギター部3年の廣内美咲部長と大地敦子さんの2人が出演、 小南さんと共演する。 小南さんも同校ギター部出身。 「後輩と舞台に立つのが楽しみ」 と話している。
小南さんが新譜発売に合わせて行ったCDショップでのキャンペーンに2人で参加し、 「柏原高校のギター部なんですよ」 と話しかけたところ、「そうなんだ。 なつかしい」 と喜んでくれたという。
小南さんは、 柏原高校時代、 同部の部長を務めた。 地元ライブならではの企画を考えていた小南さん側が2人に出演を打診した。 2人は、 「うれしくてびっくりした」 と快諾した。
国内最大手の外資系レコード会社 「ユニバーサルミュージック」 グループから作品を発表している小南さんがメジャーデビュー後、 プロ以外とライブの舞台で共演するのは初めて。 カバー曲を演奏する機会もほぼなく、 貴重な機会となる。
大地さんは、 「一生懸命練習し、 楽しみたい」 と言い、 廣内部長は、 「偉大な先輩と共演できて光栄。 1回限り、 1曲だけの共演。 持ち時間いっぱい楽しめたら」 と、 本番を心待ちにしている。
同公演のチケットは、 学生1000円、 一般前売り2000円、 当日2500円。 「イープラス」 のほか、 市内の取扱所で販売中。 主催のグライネ (鴻谷さん0795・73・0200) へ。
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2014年8月21日11:07
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丹波市水害惨状 各地に広がる
名刹石像寺に土石流 本堂や庭園にうず高く
名園で知られる名刹、 石像寺 (市島町中竹田) では裏手の山が崩れ、 土石流が本堂や庭園を襲った。 本堂や庭園などには土砂がうず高く積もり、 最大で2㍍ほどの高さに達した。 重森三玲の作として名高い庭園 「四神相応の庭」 も見る影がなかった。
佐久間正昭住職の妻、 千佐子さん (64) によると、 17日午前3時ごろ、 消防署に連絡。 本堂を見に行くと、 土石流が流れ込んでおり、 「足がすくんだ」 という。
「土石流が流れ込む前、 土のにおいが漂ってきて、 ひょっとしたら土砂崩れがあるかもと思ったのですが、 まさかここまでとは。 夜は、 雨の音や岩の音、 木がミシッミシッとする音におびえていました」 と話していた。
写真・裏手の山が崩れ、土石流に襲われた石像寺の本堂。名園で知られる庭園も土石流で埋まった
氷上地域でも広範囲に被害
甚大な被害を受けた市島町前山地区から五台山を挟んで反対側にある氷上町香良をはじめ、 氷上地域の広い範囲でも大きな被害が出た。
氷上町香良では、 「独鈷の滝」 があることで知られる香良谷川が土砂で崩壊。 登山道につながるアスファルト道は波を打ち、 マンホールがむき出しになるほどえぐり取られた個所も。 山門前にあった 「あじさい公園」 も跡形もなく、 泥の川と化した。
足立昇三郎自治会長 (66) によると、 17日朝の明るくなり始めたころに一気に土石流が押し寄せ、 50戸ほどが床下浸水したという。
氷上町北田井 (賀茂) でも山から流れ出た土砂で、 県道に通じる公民館前の道路が川と化し、 同県道に土砂が堆積、 通行止めとなった。
金子智昭自治会長 (61) によると、 午前3時ごろに村役員が他の所を手分けして見回り、 戻ってくると風景が変わっていた。 20―30分ほどの間のことだったという。
同町鴨内でもものすごい勢いで流れ出た濁水と流木が多くの民家に流れ込んだ。
写真・香良谷川が崩壊し、マンホールの周囲がえぐり取られた道路
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2014年8月21日11:03
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市島町北岡本で419㍉ 午前2-3時91㍉猛烈...
国交省テレメーターと気象庁アメダスによると、 16、 17の両日の降雨量 (17日午前7時まで) は、 丹波市内で大きな地域差が生じた。 災害発生場所に近いテレメーターの市島町北岡本の419㍉が最高値。 1時間雨量の最高値も北岡本の91㍉ (午前2―3時) と猛烈な雨が降った。 17日の日雨量は北岡本が232㍉、 同町森 (下竹田) が211㍉。 五台山にやや近い氷上町稲継 (両日で307㍉、 17日は156㍉) や柏原町母坪 (両日で260㍉、 17日は121㍉) などでも雨量が多くなった=グラフ1参照。
丹波市は、 8―10日の3日間、 台風11号と前触れで断続的に強い雨に見舞われたが、 市島地域の降雨量は、 その時の2倍近くに達した。
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2014年8月21日11:01
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996万円減額で整備へ 9月議会に予算提案...
篠山市立城東グラウンド (日置) を軟式の公式野球場にも使用できるグラウンドとして改修整備する事業について賛否が起こっていた問題で、 市は整備内容を見直した上で事業を実施することがわかった。 当初予定していた事業費よりも約996万円減額した整備を予定。 9月議会に関連予算を上程し、 1月から来夏にかけて工事を行う計画だ。
見直し後の整備内容では、 市民らからの意見を反映し、 2階構造を想定していた観覧席を1階構造にした上で、 距離も56㍍から30㍍に変更。 本部席上の観覧席とひさしもなくした。 また本部席後方に設置する予定だったブルペン場はグラウンド内に置くなど、 当初予定していた事業からの削減・減額を行う。
一方で、 地元自治会や野球関係者などからの要望を受け、 1塁側通路の樹木伐採と墓地横フェンスの取り替え、 集水桝の設置などを追加した。
水はけの悪さを解消する土の入れ替えやグラウンド外周に沿うフェンスの設置、 ダッグアウト (選手らの控え席) の新設などは予定通り行う。
市によると、 設備としては中学総体の丹有大会などを実施できるようになるという。
増減を差し引いた総事業費は約1億891万円。 当初予定していた事業費は約1億1887万円から約996万円の減額となった。
事業費のうち設計管理費1200万円はすでに今年度予算に盛り込まれており、 見直した事業費のうち約5890万円は施設整備基金を活用。 残る約3800万円は内定を得ているスポーツ振興くじ (toto) の助成を受ける。
酒井隆明市長は、 「市民のみなさんから、 さまざまな意見を頂き、 今の財政に見合った形で一番良い方法だと思う」 とした。
また市民でつくる 「篠山再生計画推進委員会」 が 「投資的事業に適合しない」 と答申したことで一時は白紙になった計画を再度実施することについて、 酒井市長は 「委員のみなさんには普段から厳しい目線で財政をチェックしてもらっているので、 今後はできるだけこのようなことがないように努めていく」 と話した。
市は公開ミーティングや広報などで意見を募っており、 現在48件の意見が寄せられている。 うち42人が賛成、 6人が反対だった。
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2014年8月21日08:42
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災害ボランティア、市外からも誰でも受け...
丹波市災害ボランティアセンター(春日福祉センター内、0795・74・0999)は、センターの運営が安定したため、市外ボランティアについても、個人、団体を問わず受け入れを始めた。受付は午前8時半―午後4時。派遣の要請も受け付けている。
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2014年8月20日18:59
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丹波市に記録的豪雨 市島・前山など16棟...
前線の影響で、 丹波市が8月16、 17の両日、 記録的豪雨に見舞われ、 市島地域を中心に甚大な被害が出た。 市島町徳尾では土砂崩れで全壊した住宅から男性1人が遺体で見つかるなど、 死者1人、 負傷者3人、 住宅被害は全壊16棟、 半壊21棟、 一部損壊16棟、 床上、 床下浸水などを合わせ1232棟に達した。 19日に市災害ボランティアセンターが開設されたほか、 不通だったJR福知山線も石生―篠山口間で運転を再開、 不通の石生―福知山間はバスによる代行輸送が始まった。 18日には西村康稔内閣府副大臣を団長とする政府視察団が現地入り。 県は19日、 市に被災者生活再建支援法を適用した。 一世帯当たり最高300万円が支給される。 泥出しやごみの搬出が進んでいるが、 前山地区などで断水が続いている。
市島と氷上にまたがる五台山 (655メートル) を囲むように、 市島町前山、 竹田、 美和、 氷上町幸世、 中央、 春日町船城、 黒井の各地区などで被害が出ている。
国交省テレメーターによると、 市島町森 (下竹田) で17日午前1―2時に57ミリ、 2―3時に75ミリと非常に激しい雨が降った。 同町北岡本でも、 同1―2時に55ミリ、 2―3時に91ミリ降った。 深夜の大雨で土砂が崩れ、 鉄砲水や土石流が発生、 住宅や田畑を襲った。 降り始めから17日午前7時までの累加雨量は森で395ミリ、 北岡本は420ミリに達した。
柏原町母坪で、 17日午後2時50分までの48時間降水量 (気象庁アメダス) は、 1976年からの観測史上最高の278・5ミリを記録した。
市災害対策本部の被害状況調査 (19日) によると、 住宅の全壊、半壊、一部損壊のほとんどが前山地区。 床上浸水の70%、 土砂崩れの56%が市島地域に集中。
五台山を挟んで南西に位置する氷上町香良も、 岩瀧寺渓谷が大きな被害を受けた。 同町鴨内でも住宅の床上、 床下浸水被害が発生した。 このほか、 春日町では山からの土砂で水路が詰まったり、 黒井川がオーバーフローするなどし、 船城、 黒井地区を中心に床上、 床下浸水が、 青垣町東芦田で床下浸水被害が相次いだ。
氷上町香良の自宅で気象観測を続けている荻野正裕さんは16日午前9時からの24時間で422ミリを観測した。 荻野さんは、 日本列島の停滞前線に向かって南西から北東方向へ湿った大気が流れ込んでおり、 その通り道の下にたまたま丹波市があり、 標高が600メートルを超す五台山に大気が当たったことで強い雨が降ったと見ている。
市災害対策本部は避難勧告を17日午前2時に市島の竹田、 前山、 吉見地区に、 同3時30分までに市島の美和地区、 氷上町生郷地区に発令。 合計で4575世帯、 1万2286人に同勧告を発令、 最大で市島地域で37世帯81人が避難した。
泥出し作業難航 ボランティアを募集
丹波市は19日、 「市災害ボランティアセンター」 を開設し、 家屋の泥出しや家財道具の運び出しなどを行うボランティアを募集している。 ハートフルかすが (春日町黒井、 0795・74・0999) を本部とし、 市島農村環境改善センター (市島町上田、 0795・85・2750) でも参加を受け付けている。 また、 被災した人でボランティアの援助が必要な場合、 同センターに派遣を依頼することができる。 30日までの予定。
受付は午前8時半―午後4時。 正午までに受付を済ませれば、 当日の午後から現地で活動することができる。 丹波市在住者は個人、 団体ともに参加でき、 市外の人は県内の団体のみ受け付けている。 受付時にボランティア活動保険に加入する。
1班10人ほどで活動する。 現地へはシャトルバスで移動。 活動時間は午前9時―午後3時。 食事は各自で用意する。 スコップやブラシ、 バケツなど作業に必要な道具は同センターが準備している。
初日には、 180人のボランティアが参加した。
写真・市島町徳尾の葛野達也さん宅 (59) には、 勤務先の北はりま特別支援学校の教諭仲間や、 ボランティアら計約40人が活動。 土砂にまみれた家財道具や畳を運び出したり、 床下の泥をかき出すなどの作業にあたった。 「昨日 (18日) までは手がつけられなかった。 ボランティアに来てもらって、 ようやく片付けが始まった。 ありがたい」 と葛野さん
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2014年8月19日21:15
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【災害復興ボランティア初日は180人参加】
市島町下鴨阪、上鴨阪、春日町山田などに分かれて作業。泥出し、荷物の運び出し等を手伝った。初日は丹波市内からの参加が多かった。
個人参加は、丹波市内のボランティアが対象。市外の方は団体で参加を。詳細は丹波市社会福祉協議会のウェブを参照のこと。
http://tambawel.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/page3=1/type014_3_limit=5/#page1_3_127
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2014年8月19日21:10
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【丹波市災害対策本部が救援物資を募る】
市島農村環境改善センター(市市島支所の隣、市島町上田448-1、0795・85・1001)で受け付け中。午前8時半―午後5時15分。土日も開設。夏服、下着、くつ、タオル、軍手、カップ麺、電池、鍋、食器など。詳細は問い合わせを。
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2014年8月18日19:41
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丹波市災害ボランティアセンター開設
丹波市社会福祉協議会は19日から、ハートフルかすが(春日町黒井)に災害ボランティアセンターを開設する。
被災家屋の泥かき、片づけなどを手伝う。募集対象は、丹波市内のボランティア。市外のボランティアについては団体のみ。
ボランティアの応募、ボランティアの依頼は、同センター(0795・74・0477)。
詳細は、市社協のウェブ参照。
http://tambawel.jp/publics/index/1/detail=1/c_id=3/page3=1/type014_3_limit=5/#page1_3_127
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2014年8月18日19:34
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西村内閣府副大臣が19日午後、前山の被災...
写真・男性が亡くなった母屋を片づける重機のそばで説明を聞く西村副大臣ら=市島町下鴨阪で
西村康稔内閣府副大臣が19日午後、大雨で甚大な被害に見舞われた市島町前山地区を視察した。土砂で母屋が流され、家人の男性がなくなった現場や、大雨で流出した前山川にかかる八日市橋など視察し、石川憲幸県会議員らから説明を聞いた。
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2014年8月18日19:03
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石生―篠山口間、19日運転再開予定。福知...
JR西日本福知山支社は18日、JR福知山線石生―篠山口間の運転を19日始発から再開する予定と発表した。石生―福知山間は、復旧作業に時間を要すため再開におおむね10日程度かかる見通し。石生―福知山間は代行バスを運行する。バスは1時間1本程度。同社は、「道路事情により相当な時間がかかる見込み。注意を」と呼びかけている。
福知山線の特急「こうのとり」は終日運休する。
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2014年8月17日19:23
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8・17水害写真<市島・春日地域>
右上から左下へ
①山水が民家を襲う=市島町徳尾で
②裏山が崩れ、土石流が本堂に流れ込んだ石像寺=市島町中竹田で
③黒井川があふれ、水浸しになった春日町船城地区。中央は、関西音楽学院(前田太陽さん提供)
④土砂と一緒に崩れた木がガラスを割った養護老人ホーム=春日町黒井で
⑤増水した水が土手を削り県道をえぐった。奥は前山小学校=市島町上竹田で
⑥増水した川の水が土砂を流し、駐車中の車も流した「キャンプリゾート森のひととき」=市島町与戸で
⑦竹田川があふれ、一面水浸しの市島町北岡本周辺。正面奥が愛育館(木下武さん提供)
⑧増水した川の水が敷石を流したJR福知山線の線路=市島町中竹田で
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2014年8月17日16:53
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土砂崩れで市島の男性死亡―市島中心に甚...
写真・土砂で押しつぶされた民家。壊れた家の中から、家人の女性は救助され、男性は死亡が確認された=市島町下鴨阪で
丹波市が16、17の両日、局地的豪雨に見舞われた。気象庁アメダスによると、柏原町母坪で17日午後2時50分までの48時間降水量が観測史上最高の278・5㍉を記録。市島町下鴨阪で土砂崩れで家屋1戸が全壊し、この家に住む73歳女性は救出されたものの、女性の夫で79歳の男性が死亡するなど、市島地域を中心に甚大が被害が発生している。
丹波市災害対策本部の17日正午のまとめによると、負傷者3人、行方不明者1人。床上浸水113戸、床下浸水720戸。床上浸水のうち78戸が市島。氷上が28戸。床下浸水は氷上357戸、市島240戸、春日113戸。
土砂崩れ71カ所、道路冠水16カ所、道路陥没3カ所、道路崩れ3カ所、河川洗掘4カ所。
国交省テレメーターによると、市島町森(下竹田)で降り始めからの累加雨量が17日午前7時までに395㍉を観測。午前2時台に57㍉、3時台に75㍉と非常に激しい雨が降った。同町北岡本でも午前8時までに累加雨量が420㍉に達した。同2時台に55㍉、3時台に91㍉降った。
市島と福知山市を結ぶ国道175号塩津峠が道路冠水で通行止め。青垣と福知山市を結ぶ県道福知山山南線穴裏峠も通行止め。JRは篠山口―福知山間が終日運休。舞鶴若狭自動車道の春日―福知山間は17日午後、通行止めが解除された。
同本部は避難勧告を17日午前2時に、市島の竹田、前山、吉見地区に、その後午前3時30分までに、市島の美和地区、氷上町生郷地区にも発令。合計で4575世帯、1万2286人に同勧告を発令、市島地域で10世帯47人が避難した。
道路情報は、http://www.jartic.or.jp/seni.html
JR福知山線運行状況は、
http://trafficinfo.westjr.co.jp/kinki.html#00100205
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2014年8月14日09:09
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無料登記法律相談会
無料登記法律相談会が、8月20日午前9時―11時半、 柏原住民センターで、 21日午後1時半―4時、 篠山市民センターで行われる。
県司法書士会たんば支部の主催。 土地家屋などの売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理などの相談に応じる。 予約不要。 足立事務所 (0795・82・6682)、 細見事務所 (079・594・2866)。
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2014年8月14日09:07
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陶芸教室参加募る 薪窯で備前風に 丹波...
イギリス出身で丹波市春日町柚津に工房を構える陶芸家、 ジェイムス・イラズムスさんが8月30、 31の両日、 丹波年輪の里で陶芸教室を開く。
備前焼に使われる土で作陶。 釉薬をかけず焼き締めにし、 備前焼風の作品に仕上げる。 焼成は、 後日、 ジェイムスさんが自身の薪窯で行う。 両日とも午前10時からと午後1時半からの2回。 600グラムのねん土 (湯のみ2つ分、 ビールジョッキ1つ分程度) で手びねりで作陶する。
作品の引き渡しは10月中旬ごろ。 子どもの参加も可能。
申し込みはジェイムスさん (090・9861・4156)。
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2014年8月14日09:06
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鳥取の団体が講義 丹波市2組も発表 災...
丹波市社会福祉協議会は8月30日午後1時半から氷上健康福祉センター (氷上町常楽) で開く 「災害ボランティア研修会」 の参加者を募集している。
2000年の鳥取県西部地震を機に立ちあがった同県の日野ボランティアネットワークの森本智喜さんが 「災害時!何を求められているか」 と題し講義。 災害支援ボランティアネット 「丹」 (まごころ) の打田諭志さんが 「被災地での活動を通して」 と題し活動発表を行う。 丹波市防災会の金子勝典さんは、 「いざという時の処置と防災グッズの使い方」 として実技指導をする。
申し込みは22日までに同社協 (0795・82・4631)。
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2014年8月14日09:04
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グラウンドゴルフ大会の参加者を募集 9...
ビーハウス・スポーツとアスコザパークTANBA (丹波市市島町与戸) は、 9月18日午前10時から同パークで行う 「垣本建設工業杯グラウンドゴルフ大会」 の参加者を募っている。
6コース (1コース8ホール) のうち、 2コースを回って競う。 1人1500円 (弁当付き)。 専用の申し込み用紙を使い、 1チーム3人で申し込む。 先着288人。
ビーハウス・スポーツ (電0795・70・3746、 FAX0795・70・3745)。
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2014年8月14日09:04
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内田氏と浅見光彦
推理小説好きの友人から 「これ面白いぞ」 と、 再三押し付けられるのだが、 いつも大したことはない。 「これだったら、 俺の方がもっと面白く書けるぜ」 と言ったら、 「ならお前、 書いてみろ!」 とカンカンに怒られた。 ―これが内田康夫氏が国民的探偵浅見光彦を産み出すきっかけだった。 ▼浅見シリーズ115冊目の 「遺譜」(角川書店)はドイツ、 オーストリアと共に篠山市や丹波市が舞台となる。フルトヴェングラーが書いたという楽譜を巡って、 元特務機関将校で現在は篠山に住む老宮司の周囲で事件が展開。▼「戦後、 日本は経済大国にのし上がったが、 金儲けにばかり励んでいるうちに道徳心や謙虚さを失ってしまった。 思想の力を欠いた国はどうなってゆくのか」 と憂える老宮司。 ▼ナチスドイツの謀略活動や日独を取り巻く当時の国際環境が描かれる中で、老宮司は「藤原機関」 の藤原岩市・元中佐のことを心服する先輩として語る。 本筋とは離れた部分ながら、 マレー半島の民族解放工作に奔走し、 インド独立につながる国民軍の創設に功績を上げたこの人について、 母校柏原高の同窓生の間でもさほど知られていないのに、よく調べたものだ。▼「遺譜」は「浅見光彦最後の事件」 と副題がついているが、 また復活の可能性もなくはないとか。 TVドラマ化と共に大いに期待する。(E)