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2014年8月28日13:55
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災害関連生活情報
◆総合相談窓口を設置
丹波市が市島支所1階に 「被災者総合相談窓口」 (0795・85・2621、 85・2622) を設置。 午前8時半―午後5時15分。 特に生活に密着した事柄に関係する部署の職員5人がチームを組んで対応。 災害復旧状況に対する問い合わせ、 り災証明の発行、 給付制度や保険料の減免、 農業被害などの相談窓口を一本化する。 28日からは住宅相談窓口の機能も加わる。
◆水道
鴨阪浄水場区域(220世帯、590人)1-2カ月で仮復旧予定
◆入浴
◎薬草薬樹公園 (山南町和田、 0795・76・2121)
午前10時―午後8時半受付 (9時まで)
送迎バス/鴨阪公民館・午後6時半出発→前山コミセン
ライフピアいちじま・午後6時半出発→市市島支所
◎国領温泉 「助七」 (春日町国領、 0795・75・0010)
午前11時―午後7時受付 (8時まで)
◎丹波市立休養施設やすら樹 (氷上町清住、 0795・82・0678)
午後5時―8時 (8時以降希望の場合は要問い合わせ)
◎ホテルロイヤルヒル福知山&スパ (福知山市字土師、 0773・27・5000)
午前6時半―午後10時半受付 (11時まで)
◎三和荘 (福知山市三和町、 0773・58・3717)
平日=午後3時―10時、 土・日曜=午前11時―午後10時
※以上の5施設は市が無料入浴チケットを配布中。 配布先は、公設避難所 (前山コミセン、 ライフピアいちじま) と市市島支所。 有効期限は31日まで。
◎ダンロップスポーツ株式会社 (午後7時―9時)
◎丹寿荘など市内介護保険施設14事業所 (松寿園、青葉荘、おかの花、もくせい、柏原けやき苑、山路園、おがわの里、さんなん桜の里、メディケア柏原、青垣もみじ苑、大塚病院、五輪荘、すずらん) ※詳細は施設に要確認。
◎草山温泉観音湯 (篠山市遠方、 079・592・0211)
午前9時―午後8時。 木曜休館。 9月10日まで。
電話で事前確認が必要。
※無料入浴チケットは不要。
◆舞鶴若狭自動車道の春日―福知山間が無料
期間は、国道175号の復旧状況による。同区間に限る。
◆ボランティアの高速道路料金無料化
兵庫、京都、大阪に限られていたのが全国に拡大。
◆通行止め (8月26日現在)
県道沼市島線・上鴨阪地内 国道175号・塩津峠
国道175号・前山川八日市橋 (崩橋)
国道175号・市島町坂折 (道路陥没)
県道賀茂―春日線・天王坂 (土砂崩れ)
県道絹山―市島線・市島町与戸地内
県道絹山―市島線・氷上町香良地内
県道市島―和知線・戸平トンネル付近 ほか市道16カ所
◆給水
乙河内公民館、 鴨阪公民館、 尾端公民館、 折杉神社付近、
前山ふれあいセンター ※給水場所は変更の場合あり
午前6時―午後7時
〈24時間給水タンク設置場所〉
乙河内公民館、 鴨阪公民館、 折杉神社付近、 徳尾区公民館、
大杉自治会防災倉庫前、 谷上自治区2隣保時計台前
◆災害ごみの仮置き場
市島市民グラウンド
午前9時―正午、 午後1時―5時受け入れ。 8月31日まで。
◆郵便物無料に
日本郵便は、 水害の被害に見舞われた丹波市在住者 (法人を除く) の出す郵便物の料金を無料にしている。 期間は9月19日まで。 対象は、 第1種、 2種郵便、 レタックス。 郵便書簡、 点字郵便は速達料金を免除する。 表面の見えやすいところに、 「災害用郵便」 と明記する。 郵便物の外部に差出人の名前、 被災地域の住所、 居所を記載して郵便局の窓口へ。
◆無料法律相談
丹波市、 篠山市の5カ所の弁護士事務所は、 毎週水曜日午後1―3時に無料法律相談を実施。 土地や家、 車、 保険料、 借金の返済などの相談にあたる。 相談料は無料。 30分程度の面談。 予約は丹波相談所 (078・351・1233)。
◆週末に看護師を配置
丹波市は、 土・日曜日に前山コミセンと市島農村環境改善センターに1人ずつ看護師を配置する。 けがや気分が悪くなった人への応急処置を施す。
◎前山コミセン ▽土曜=午後1時半―6時
▽日曜=午前9時―午後6時
◎市島農村環境改善センター ▽土曜=午後1時半―5時
▽日曜=午前9時―午後5時
◆被災者生活支援のしおり
丹波市が、 り災証明書の発行、 被災者生活再建支援制度などの給付制度、 生活再建に必要な貸付制度、 各種減免制度、 市営住宅への一時入居、 農業共済、 健康管理について―などをまとめた 「しおり」 を発行。
◆Tプラスが無償託児
託児室Tプラス (ゆめタウン2階) は被災家庭と復興支援ボランティアに行きたい母親の子どもを無償で預かる。 0歳から小学生。 小学生は要相談。 午前10―午後5時、 8月31日まで。 足立さん (090・7877・5894、 awaw.awaw@docomo.ne.jp)。 弁当、 飲み物、 おむつなどは持参すること。
◆こころのケア相談
だるい、 頭痛、 肩こりなどの体の変化、 イライラする、 涙もろくなるなどの心の変化に関する相談に応じる。 丹波健康福祉事務所地域保健課 (0795・73・3767)。
◆健康に関する相談
食中毒予防のポイントや健康を保つための食事、 眠れないなどの相談に応じる。 丹波市健康課 (0795・82・4567)。
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2014年8月28日13:53
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三段跳びで近畿3位 自己ベストも更新 ...
春日中学校陸上部の細見洸太君 (3年) が、 このほど神戸市のユニバー記念競技場で開かれた 「近畿中学校総体陸上競技大会」 に出場し、 三段跳び競技で3位入賞を果たした。 記録は13㍍37で、 「目標の 『自己ベストで3位』 を達成できた」 と喜んでいる。
予選は12㍍96を跳び、 5位で決勝へ。 決勝は1回目12㍍98、 2回目13㍍16、 3回目13㍍37と、 徐々に記録を伸ばし、 3位をつかんだ。
県大会で初めて13㍍を超えた。 これまでの自己ベストは13㍍25。 県大会でも、 決勝3回は回を追うごとに記録を伸ばしており、 今回も勝負強さを発揮した。
細見君は 「決勝1回目ぐらいから 『やってやるぞ』 という気持ちがわき、 いい感じで跳べた。 最後のジャンプで記録が出たときはよっしゃーと、 思わずガッツポーズが出た」 と会心の笑み。 三段跳びは全国大会が行われないため、 総体は近畿が最終試合となったが、 「中学生活最後の試合となる9月末の県選手権で、 丹有記録の13㍍50を狙いたい」 と、 次の目標を定めている。
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2014年8月28日13:52
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会社のできる支援
丹波市を襲った豪雨災害から10日あまり経った。 この間にもたびたび、 大雨、 洪水警報や、 避難勧告が出され、 被害に加えてなかなか心が安まらない日々が続いている。
丹波市は、 合併直前の2004年10月にも、 台風23号の上陸で川があふれ、 柏原、 氷上地域などで大きな浸水被害が出た。 丹波市発足後、 最初の大仕事は水害からの復旧事業となった。 そして今回は、 合併10周年を目前に、 豪雨による土砂崩れなどで、 さらに広範囲の大規模災害に直面している。
社内でボランティア参加の呼びかけがあり、 同僚と参加した。 取材には行っていたが、 実際に泥かきをしてみると、 本当に少しずつしか進まず、 人の手がたくさんいると痛感した。
会社に勤めていると、 勤務を休んでまでボランティアには行きにくい。 休日には外せない家庭の用事もある。 一緒に参加した人が 「市内にある会社が、 数人ずつでも派遣すればもっと平日の人手が増えるのに」 と言っていた。 社員がボランティアに参加しやすい環境を整えることも、 会社としての被災者支援だと思う。(古西 純)
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2014年8月28日13:51
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自然の怖さと、人のつながりの強さをみて
ゴロゴロと雷。 胸が苦しくなるような雨がポツリ、 ポツリ。 思わず遠く前山と美和地区の方の空を見る。 雨が疎ましい。
8月16日真夜中、 父ちゃんは激しい雨が降る中、 消防団の召集がかかり出て行った。 その翌日から市島地域は変わった。 たまたまうちの地区は大きな被害はなかったが、 今だ断水している所や、 避難生活を余儀なくされている方もある中で通常通りの暮らしが申し訳ない。
翌日から2日間、 土石流に遭った知人宅へ父ちゃんはショベルカーを、 母ちゃんはスコップを持って泥のかき出しに行ったが、 最初に見た光景に、 何をどうしたら良いのかも分からず、 ただ自然の怖さに言葉が出なかった。
この状況を目の当たりにしたにも関わらず、 繁忙期でなかなか畑から離れられない。 ある人は炊き出しをしに、 救援物資の仕分けにと行かれているのに。 そんな中、 ある方が 「今自分のするべき事を、 出来る事を粛々と」 と助言してくださった。
数日後、 復旧作業をされている方の作業着を洗おうと再度、 知人宅を訪ねると、 たくさんのボランティアの方や有機農業仲間が来られており、 家の周りの土砂は随分、 綺麗にかき出されていた。 多くの人の繋がりで成し得ることの大きさに驚く。
帰宅後、 何度すすいでも泥水の中でクルクル回る作業着を見ながら、 復旧作業をされている多くの方の肉体的、 精神的苦労は自分の想像を絶するものなのだと感じる。 どうか一日でも早く、 豪雨災害で大きな被害にあわれた方に、 日常が戻りますように。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年8月28日13:50
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地域の伝統を学ぼう! 9月14日に「スク...
小学生や一般市民を対象に、 篠山の伝統文化などを学ぶ 「ささやまSCHOOL」 が9月14日午前9時―午後4時、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) で開かれる。 企画したのは篠山鳳鳴高校のインターアクトクラブに所属する生徒たち。 料理から遊び、 学習とさまざまな“教科”を展開する予定で、 「私たちも知らなかった篠山の伝統を、 子どもたちにも知ってもらうきっかけになれば」 と参加を呼びかけている。
午前中は 「家庭科」 として、 大山地区に伝わる郷土料理 「とふめし」 を参加者全員で調理し、 午後からは 「体育」 で昔遊びを楽しんだり、 地域に伝わる伝承を紙芝居で上演。 「国語」 では 「ナゾイ」 などの若者言葉と篠山の方言について学び、 「生活」 では神戸大学生らが 「外から見た篠山」 と題して講演する。
また 「音楽」 では、 同校生徒でつくり、 「デカンショ節」 を演奏する 「デカンショバンド」 が講師を務め、 参加者とともに楽器を演奏。 フィナーレを飾る 「総合」 の時間では、 デカンショ総踊りを行う。
同クラブではデカンショバンドに取り組むなど、 篠山の伝統を受け継ぐ活動を行っていることから、 「子どもたちが伝統を学ぶ機会に」 と行事を企画した。
同クラブ部長の畑雄介君 (2年) は、 「高齢の人と話していると、 若い人たちが知らない伝承などが多く、 驚かされることがある」 と言い、 「ささやまSCHOOLを通して小学生だけでなく、 大人の方も私たちも、 みんなで伝統を学べれば。 そして、 いろんな年代が交流できる機会にしたい」 と話している。
市内の小学生には9月1日の始業式に申込用紙が配布される。
参加費500円。 一般の参加希望や問い合わせなどは、 中央公民館 (079・594・1180) へ。
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2014年8月28日13:50
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氷上高校でブドウ販売
氷上高校 (丹波市春日町黒井、 0795・74・0104) の農場で、 8月25日から毎年恒例のブドウの販売が始まった。 生徒が育てたブドウを、 販売実習を兼ねて即売している。 農場で収穫した新鮮なブドウの直販とあって好評。 販売時間は午前10時―午後4時。 9月26日まで (土、 日曜日、 祝祭日を除く)。
販売しているのは、 マスカットベリーA (1㌔入り700円、 2㌔入り1400円)。 営農科の1―3年生約120人が担当。 9月に入ると大粒系の巨峰、 ピオーネ、 藤稔 (いずれも1㌔入り1100円) も並べる。
成松愛宕祭りの見学に姉の家を訪れた荻野勝平さん (69) =京都市=は、 「試食したがおいしかった。 土産に買って帰りたい」 と笑顔を見せた。 販売した大木陽南美さん (営農科2年) は、 「今年は雨が多くて出来が心配だったけど、 甘いブドウに育った。 笑顔を大切にお客さんに失礼のないように心がけている」 と話していた。
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2014年8月28日13:49
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三田でフラの祭典 丹波教室も出演 8月...
丹波カルチャーセンター・ハワイアンフラ講座講師のプアカイリマ佳子さんが主宰するカレオトリニダッド認定日本校パーフラオカイレマレイアーピキの生徒の発表会 「第1回三田フラ発表会」 が8月31日午後1時半から郷の音ホール (三田市) で開かれる。 丹波カルチャーセンターの生徒ら県内の教え子が出演する。
ゲストは、 ハワイアンシンガーでウクレレ講師の中けいこさんと本場ハワイのダンサー。 全席自由で1500円。 チケットは佳子さん (080・5436・5239)。
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2014年8月28日13:49
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幅広いジャンルを演奏 邦楽グループ「い...
「邦楽グループいとたけ」 (上山悠山代表、 10人) が8月30日午後1時半―4時、 篠山市民センター (黒岡) で 「箏・尺八 サマーコンサート」 を開く。 同グループの教室生が日ごろの練習の成果を披露しようと開いており、 今年で3回目。 民謡から現代曲まで、 幅広いジャンルの曲を箏と尺八で演奏するほか、 ピアノや歌、 太鼓、 詩吟など、 さまざまな分野からゲストを迎え協演。 総勢約20人で、 趣向を凝らした多彩なステージを繰り広げる。 入場無料。
演奏曲目は10曲で、 「龍宮の城へ」 で幕開け。 「胡笳の歌」 では詩吟と、 「春に寄せて」 「編曲民謡調」 では太鼓と、 「月影の湖」 では歌やピアノと協演し、 ひと味違った邦楽を披露する。
また、 「見て聴いて楽しめるコンサートにしたい」 との思いから、 「つるのおんがえし」 では物語の紙芝居をスクリーンに映写し、 語り部のナレーションに合わせて演奏するほか、 「遥かなる大雪」 では、 篠山の美しい風景写真を映す。
このほか、 「西紀南まちづくりお茶教室」 (黒田) を主宰する加茂前宗朋さんと教室生ら計5人が会場内にお茶席を設け、 来場者をおもてなし。 演奏を聴きながら一服を楽しめる (一席100円、 先着50人)。
上山代表は 「邦楽は 『難しい』 『堅苦しい』 というイメージを持つ人が多いと思うが、 実はそうではないことをこのコンサートで知ってもらいたい。 若い人にもぜひ足を運んでいただき、 邦楽に親しみ、 興味を持ってもらえたら」 と、 来場を呼び掛けている。
問い合わせは上山代表 (079・594・0626)。
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2014年8月28日13:48
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段ボールコンポスト講演会
8月31日午後1時半から、 丹南健康福祉センター (篠山市網掛) で、県地球温暖化防止活動推進員の黒谷静佳さんが 「最も身近で誰もができるエコ活動―ごみ袋が軽くなる!ダンボールコンポストの作り方」 と題して講演する。 材料のピートモスとくん炭を持ち帰ることができる。先着30人。 事前に申し込みを。
篠山市 (市民衛生課079・552・6253) 主催の 「市保健衛生大会」 の一つ。
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2014年8月28日13:48
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2学期に向け安全確保 通学バス運行も検...
丹波市を襲った豪雨災害は、 2学期のスタートを控えた学校教育関係にも大きな影響を及ぼしている。 被害が大きかった市島町の前山、 竹田小学校区では、 通学路を災害復旧のための大型車両などが土煙を上げながら頻繁に行き交っている。 運動会が迫ったグラウンドは土砂が堆積、 教科書や文房具といった教材を流された児童もいる。 小田繁雄教育長は 「9月1日にスタートを切ることが、 地域に安心を与えることになり、 地域支援の1つになると考えている。 全力を上げて対応したい」 と話している。
写真・土煙を上げながら、 頻繁に行き交う復旧工事車両=前山小学校前で
前山小は、 近くを流れる前山川から、 土砂が体育館やグラウンドに流れ込んだ。 校舎1階にある校長室や職員室などにも泥が堆積。 プールサイドも崩落するなど、 大きな被害が出た。 竹田小にも土砂が押し寄せ、 グラウンドのほか、 校舎1階の通路や体育館の床下に泥が積もった。 両校ともに教室には被害がなかった。
前山小では、 9月中は全児童を対象に登下校バスを運行させる方向で、 市教委と調整している。 10月以降は、 復旧作業の状況を見ながら、 バス通学の延長も検討。 一斉に下校できるよう、 全学年で帰る時間を合わせる。
竹田小では、 PTA役員らにも声をかけ、 通学路の安全点検を行い、 必要があれば通学路の変更を行う。 要所に教員らが立って通学を見守る。
自宅に土砂が流れ込み、 教科書やランドセル、 文房具など流された前山小の児童には、 市教委が無償で提供する予定。
両校ともに、 グラウンドには10㌢以上の土砂が堆積。 重機による土砂の撤去作業に追われている。 前山小は、 9月の運動会は延期する見通し。 同校の田野悟校長は 「6年生にとっては最後の運動会。 時期をずらし、 規模を縮小してでも行いたい」 と話している。
一方、 竹田小は運動会を予定通り開催する。
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2014年8月28日13:47
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9月上旬から「り災証明」発行へ 家屋被...
写真・屋内のほとんどが土砂に埋まった余田さん宅=市島町上鴨阪で
被災者が公的支援を受ける場合などに必要となる 「り災証明書」 の発行に向けて、 丹波市が家屋被害調査を急いでいる。 ただ、 被災した家屋が多いこと、 調査ができる職員が限られていることなどから思うように作業が進んでいない。 市は、 「県とも調整しながら不公平のない認定をしたい」 といい、 9月上旬の発行開始をめどに調査を進めている。
調査ができる職員は約70人いるが、 それぞれの配属部署で災害対応に当たっており、 十分な人数確保が困難な状態。 県職員約30人の手を借りて10―15班 (1班=3人) 体制で臨んでいる。 事前準備や、 調査後の結果に偏りがないようにする微調整も必要で、 連日、 遅くまで作業が続いている。
市は19日に調査に着手。 まずは被害が甚大だった市島地域に調査班を投入し、 全壊、 半壊など程度の重いものから手をつけていった。 調査が難航した個所も多く、 24日現在で500軒超の調査を終えた。 市税務課は、 「調査すべき家屋は1200―1300と見ているが、 まだ全体がよめない状況。 週末にかけてペースはあがるはず」 と話す。
一方、 これまでに国の被災者生活再建支援法、 県の災害救助法の適用を受けたが、 今回の災害に対し、 具体的にどのような措置が受けられるのかについて内部で研究を始めた。
市島町上鴨阪の余田常雄さん (60) 宅は、 大量の土砂が屋内に入り込んだ。 屋内のほぼ全域で1㍍以上の土砂が平らに堆積し、 腰をかがめないと天井に頭を打ち付けてしまう状態で、 とても住める状態にはない。 重機も入れず、 人力による撤去ができる量でもない。 ただ、 周囲に土砂が積もり、 窓ガラスが割れていることなど以外は家の外観がかろうじて残っている。
余田さんは、 「これで半壊と診断されたらたまったものではない。 今から不安で仕方がない」 と声を震わせている。
【り災証明書】風水害などで被災した家屋や事業所などの被害の程度を証明する書類。自治体が現地調査を行い、 発行するのもので、 全壊、 大規模半壊、 半壊、 一部損壊、 床上浸水、 床下浸水―などの区分で被害の程度を認定する。 被災者生活再建支援金や被災者支援制度などの公的支援を受ける場合に必要となる。
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2014年8月28日13:43
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一部徐行で運転再開 遅れは5―20分 J...
JR西日本福知山支社は、 豪雨のため福知山線の石生駅―福知山駅間で見合わせていた運転を、 8月27日の始発列車から再開した。 ただし、 当面の間、 一部徐行の区間があるため、 上下線とも5―20分程度の遅れが生じる。
新大阪行きのこうのとり2号は、 黒井駅が始発駅となる (6時2分発)。 このため、 篠山口駅や福知山駅などで接続ができない列車があり、 後続の列車に乗り換えが必要な場合があるという。
大阪行き電車の午前5時、 6時台の快速3本は、 篠山口駅止まりとなり、 同駅で乗り換えが必要。 篠山口―大阪間は定時運行する。 丹波市内各駅から福知山行きも、 徐行運転の影響で到着時刻が遅れる。
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2014年8月28日13:42
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篠山市議会会派「アナ雪」巡り申入書 篠...
今月23日に篠山市北新町のたんば田園交響ホールで上映が予定されていた映画 「アナと雪の女王」 が著作権の関係から急きょ中止になり、 主催した市が事前申し込みを行っていた市民らに自宅で観覧してもらうためにDVDやブルーレイディスク (2000円相当) を譲渡したことなどの代替措置について、 篠山市議会の一会派が25日、 酒井隆明市長に対して、 対応に疑問を呈する申入書を提出した。 議員らは、 「購入費がかかっており、 今回の代替措置はやりすぎではないか」 と指摘。 一方の酒井市長は、 「市が 『上映する』 と約束した以上、 その約束を履行できないのは市の責任。 購入費に関しては、 契約先と交渉し、 なるべく公金を使用しない形を検討する」 とした。 また映画の配給自体に違法性があった可能性もあるため、 今後、 配給の契約を結んでおきながら、 中止を申し入れた配給会社に説明を求める。
申入書を提出したのは、 「高志会」 の大上磯松議員、 恒田正美議員、 木戸貞一議員。 ▽中止に至る経緯と対応の説明▽代替措置にかかる費用など、 対応への遺憾▽余ったディスクの処分について―などを申し入れた。
市長によると、 姫路市の配給会社と同映画の上映を行う契約を締結。 朝、 昼、 晩と3回の上映を予定し、 事前申し込みには826人が観覧を申し込んでいた。 上映の協力金という形での入場料は500円としていた。
しかし、 その後、 権利を持つディズニージャパン社が、 同映画が予想以上のロングラン上映となっていることから、 映画館よりも低料金で観覧できる上映に関して、 著作権の問題で映画館以外での上映中止を決定したとみられ、 7月末になって配給会社が市に 「有料ではなく、 無料にしてほしい」 「ホームページなどの広報をやめてほしい」 などと伝えてきたという。
さらに有料上映自体が著作権法違法の可能性があることも判明。 これまでにも、 今回の篠山市と同様の上映は全国各地で慣例的に行われている。
8月13日になって使用する機材が到着しないなど、 中止が決定的に。 市長は8月15日に職員から伝えられたと言い、 直接ディズニー社へ上映を求める連絡をしたほか、 三田や福知山など上映中の映画館に出張上演できないかと依頼をしたが、 いずれも断られた。
その後、 観覧希望者への対応を検討。 混乱を避けるため、 事前申し込みがあった人に対しては、 ▽入場料の全額返金▽DVDかブルーレイディスクの譲渡 (1家族に1枚) ▽代替映画を無料で上映―などの対策を取った。
申し入れた議員らは、 「短い時間の中で何とか対応をされようとしたことはわかるが、 観覧希望者以外の市民からすると、 『やりすぎではないか』 との声を受けている」 「公金を使ってのディスク譲渡以外にも対応はあったのではないか」 「庁内での報告、 連絡、 相談についても、 しっかりとしていただきたい」 と投げかけた。
酒井市長は、 「市に責任がないならば返金と謝罪でいいが、 違法になる可能性があったということは、 責任がないとは言いきれず、 ディスクの譲渡は楽しみにしておられた市民の混乱を招かないために必要な手段だったと考える」 と断言。 その上で、 「違法性の認識や、 中止申し入れなど、 一部署で対応しようとしたことは大きな課題。 問題に市をあげて取り組むという教訓にしなければならない」 とした。
同映画は8月10日に丹波市で無料上映の予定だったが台風のため中止。 他市でも上映されており、 契約時期によって上映可能の場合と中止になっているケースがあるとみられるという。
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2014年8月26日15:11
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春日―福知山間の通行料が無料に―舞鶴若...
きょう26日午後4時から。NEXCO西日本によると、丹波市と福知山市を結ぶ国道175号が、「丹波市8月16日豪雨災害」で通行止めになっているのを受けた措置。期間は、同国道の復旧状況を見て判断。
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2014年8月26日11:00
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福知山線(石生駅~福知山駅間)運転再開...
JR西日本福知山支社が25日発表したところによると、豪雨のため福知山線の石生駅~福知山駅間で運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行っていたが、復旧作業が順調に進捗し、運転再開のめどが立ったことから、8月27日(水)の始発列車から同区間の運転再開が予定されている。
ただし、当面の間、一部徐行の区間があるため、遅れや一部区間の運転をとりやめる列車がある。このため、篠山口駅や福知山駅などで接続ができない列車があり、後続の列車に乗り換えが必要な場合があるという。
また次の丹波路快速は篠山口駅までの運転となる(篠山口駅からは所定時刻発の丹波路快速を別途運転する)
福知山駅5時34分発大阪行きは篠山口駅行きへ変更
福知山駅6時00分発 〃
福知山駅6時10分発 〃
大阪方面に向かうお客は篠山口駅で後続の列車に乗り換える
※代行バスの運転は、8月26日(火)の最終便で終了する。
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2014年8月24日08:44
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列島を襲う災害
先々月の雹 (ひょう)に続いて今度は集中豪雨。 かつてない激甚災害だ。 丹波地域はこれまで、 比較的災害の少ない土地と言われてきたが、 そんな認識は一変した。 ▼佐治川など大きな川は対策が進み、 少ない被害で食い止められたが、 どっと水が出てくる山沿いの地域がやられたのが今回の特徴だ。 丹波地域の集落はほとんどが山の懐にあるから、 今後どこがどう襲われるか全く油断できない。 ▼それにしてもこの夏はずっと途切れずに、 列島全土のどこかが災害を被った。 外国も同様らしい。従来もあった異常気象でなく、気候変動の影響ではと誰もが感じ始めている。 極地の万年氷が溶け出し、 海面の上昇、 上空の気流変化に伴って巨大台風や竜巻がもたらされる。 ▼地球温暖化は長い年月をかけて徐々に進むのでなく、 ごく近いある時期に来たら一気に、 最早引き返せないところまで到達するとの説がある。 今やその域にさしかかったかも知れない。 ▼温暖化対策の国際会議は先進国、 途上国のエゴの衝突で遅々として進まない一方、 各国は相も変わらず領土や国境を巡って争いを続けている。 リーダー達は目先の敵よりも全地球的な敵へ国民の眼を向けさせてほしい。 そして一丸となって立ち向かう。 そのような集団的自衛こそ国際平和にもつながろう。(E)
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2014年8月24日08:43
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丹波市が義援金募る
丹波市は、 豪雨災害の被災者支援のため、 義援金を金融機関と市の窓口で受け付ける。 受付期間は8月25日―10月31日。
振り込み先は 「丹波市豪雨災害義援金 (タンバシゴウウサイガイギエンキン)」。 口座番号は▽丹波ひかみ農協=本店0001290▽中兵庫信用金庫=本店営業部0788048▽みなと銀行=柏原支店3495108―。
持参は、 市役所本庁舎市民課と市春日庁舎生活支援課、 各支所市民福祉係で受け付ける。 午前8時半―午後5時15分 (土日、 祝日除く)。 現金書留による郵送は、 郵送料無料の手続き中。
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2014年8月24日08:42
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県立柏原病院研修医と懇談 8月27日、生...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が8月27日午後7時半から生郷交流会館 (丹波市氷上町石生) で行われる。 医療機関と地域との信頼関係を深めるのがねらい。
研修医の井本寛東さん、 栗林真悠さんが研修講話を行う。 西崎朗副院長も出席する。 同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2014年8月24日08:42
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お見舞い申し上げます
十六日から十七日にかけての記録的豪雨により、 丹波市で約一千一百棟以上が浸水、 また土砂災害により一人が亡くなられた。 私の住む岐阜県でも、 木曽川が濁流となって、 普段は鵜飼舟や屋形船の乗り場をみるみる超えた。 それ以前から何日も降り続いていて、 十六日の夜は、 雹かと思うような音で降った。
翌朝のテレビで福知山市と丹波市の浸水や土砂崩れなどの被害が報じられたときはとてもショックだった。 同じ時間に高山市でも土砂災害や浸水の被害が出た。 関東に住む夫の友人から 「テレビで岐阜と奥さんの実家の丹波が豪雨災害と出たけど大丈夫か?」 と電話。 「うちは高台だから大丈夫だけど、 丹波はひどいみたいだ」 と夫が話し込んでいる。 高台だと水害はないが、 風速二十メートル以上の台風はとても怖い。 壁が剥がれ落ちたこともある。
さて今回の豪雨、 降り始めからの雨量は三九五ミリに達するという記録的なもの。 どんなに気を付けても、 天から降ってくるものは止められない。 しかも夜中だから、 避難も困難だ。 五年前、 同じ兵庫県西北部の豪雨の時は、 夜中に移動していて何人も亡くなられた。 いつもFB (フェイスブック) で活躍を見せてもらっている県会議員のI氏も県議団の対策本部長として、 早速十八日に現地入り、 同じく現地入りする国会議員に国への災害復興援助の要請を行ったとFBに書かれていた。 市島町前山の友人に電話で聞いたら、 断水していて泥だらけのものも洗えないという。 まずライフラインの復旧が一番。 丹波市の復興を心より祈っています。
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2014年8月24日08:42
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日本初7日250㌔大会へ 大山新出身の宵さ...
石川県の名峰 「白山」 を舞台に23日から7日間にわたって250㌔を走破する日本初のアドベンチャーロングトレイルの大会 「第1回白山ジオトレイル」 に、 篠山市大山新出身の宵豊一さん (51) =大阪府貝塚市=が出場している。 食料自給、 宿泊はテントと過酷なレースにも、 宵さんは、 「白山の自然と市民の皆さんとの交流を通し、 その魅力を世界に向けて伝えられたら。 走れるのは篠山で培った身体と精神力のおかげ。 私の取り組みで少しでも何かを感じ取ってもらえたら」 と意気込んでいる。
コースは白山麓の登山道や林道など。 23日午前8時にスタートした。 毎日8―12時間近く進み、 夜はテントを張ってキャンプ。 夜通し走る 「オーバーナイトステージ」 も経て、 29日午後1時に250㌔をフィニッシュする予定。
1日の距離はフルマラソンよりも短いが、 高低差は1000㍍以上になることもあるほか、 食料の補給は認められていないため、 すべてを背負って参加しなければならない。
ジオトレイルはサハラ砂漠や南極でのマラソンなどに挑戦してきた 「極地ランナー」 の赤坂剛史さんが企画。 極地でのマラソンを通して、 その姿を見た人がまた自分の夢にも挑戦してもらえるのではと考え、 日本初のイベントを企画した。
宵さんは、 東日本大震災の復興祈願などにと、 2012年は日本列島縦断3880㌔を走破。 翌年には震災復興への協力の感謝の気持ちを表現しようと、 台湾1周1030㌔を走った。
今回もジオトレイルの開催を知り、 「自分の限界を試し、 今後に向けた技術の習得に生かしたい」 と参加を決意した。
7日間のレースへの参加者は全国の20人。 うち兵庫、 大阪からは宵さんだけが参加する。
「感動が人を動かし、 出会いが人をかえる」 を心に秘めて走る宵さんは、 「過酷なレースにはなると思うけれど、 必ず完走したい。 今回の機会を通じて、 また世界の人たちに日本の感謝の気持ちも伝えられたら」 と話している。