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2014年9月11日11:30
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補聴器テーマに介護者教室 9月18日、青...
養護老人ホーム 「青葉荘」 で9月18日午後2時から補聴器をテーマにした介護者教室が開かれる。 丹羽耳鼻科のスタッフから、 選び方、 機能、 メンテナンスなどを学ぶ。 無料で誰でも参加できる。
参加希望は同施設 (0795・82・0040)。
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2014年9月11日11:29
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10月に陸上競技大会 参加小学生を募集
篠山市陸上競技協会が10月4日、 篠山総合スポーツセンターで 「第19回篠山市小学生陸上競技大会」 を開く。 参加小学生を募集している。
種目は、 男女別で、 ▽1・2年生の部 (50㍍、 800㍍) ▽3・4年生の部 (100㍍、 1500㍍) ▽5・6年生の部 (100㍍、 1500㍍、 走り幅跳び) ▽リレーの部 (4×100㍍リレー) ―。
1人2種目以内。 リレーは1人1チームのみ参加できる。 リレーは他の学校との混合チームも可。 参加費は1人300円。
申し込みは9月16日までに、 各学校から配布された申込書を、 同協会の木村如宏 (ゆきひろ) さんに郵送 (〒669―2214篠山市味間新301―5) する。
問い合わせは、 木村さん (090・7110・1906、 平日午後5―8時か、 休日)。
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2014年9月11日11:29
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最古の登窯修復に向け薪作り 9月17日ま...
丹波焼の産地、 篠山市今田町上立杭にある現役最古の登り窯の修復を進めている 「最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進委員会」 が9月21日午前10時40分―午後2時、 旧陶芸会館広場 (同町上立杭) で行う薪(まき)づくりの参加者を募集している。
1895年に築窯され、 現在も使われ続けている現役最古の登り窯の修復が、 来秋完成を目標に進められている。 完成時には窯焚きが行われるが、 その際に必要となる燃料の薪をつくる。 今回の作業内容は、 薪を針金で縛る結束作業。
対象は高校生以上。 定員は40人 (先着順)。 参加無料。 作業のしやすい服装で。 軍手、 タオル、 昼食持参 (弁当が必要な場合は、 参加申し込み時に注文する)。 17日までに申し込む。
午前9時半に兵庫陶芸美術館 (同町上立杭) インフォメーション前に集合。 薪づくりの参加特典として、 同美術館で開催中の特別展 「板谷波山展」 を鑑賞 (午前10時から30分間) できるほか、 窯元を訪れ、 匠の技を見学する窯元工房めぐり (午後2時20分から) や、 こんだ薬師温泉 (同町今田新田) の入浴 (午後3時―4時半、 入湯税の100円は参加者が負担) が楽しめる。
問い合わせや申し込みは、 同委員会 (電079・597・3961、 FAX597・3967、 Eメール tambayakifan@gmail.com)。
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2014年9月11日11:27
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ささやまの森公園で自然観察会 参加者を...
篠山ユネスコ協会が10月26日午前10時―午後3時、 ささやまの森公園 (篠山市川原) で自然観察会 「ふるさとを知ろう」 を開く。 参加者を募集している。
篠山産業高校丹南校の田井彰人教諭を講師に、 動植物を観察し、 絶滅危惧種や外来生物などについても学ぶ。
参加費無料。 送迎バスを、 丹南健康福祉センター、 篠山市民センター、 城東公民館で運行する。
申し込みは10月10日までに、 同協会事務局 (079・552・5769)。
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2014年9月11日11:26
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安全神話は通用しない
先日、 集落の役員の一人としてハザードマップに記載されている集落内の危険個所を見て回った。 その中には我が家を襲うかもしれない個所があった。 我が家は、 マップで示された土石災害警戒区域にある。 ▼土地を購入し、 新築したのは25年前。 土地の購入にあたって災害の危険性を考えなくはなかったが、 地価を購入の最大の基準とした。 地価の高騰が進み、 貨幣価値が異常な時代だったからだ。 時は移り、 今、 気象が異常な時代となった。 ▼今回の豪雨災害で 「丹波は比較的災害の少ない地域」 という神話が崩れた。 丹波の大方の地域が被害を受けなかったとはいえ、 いつ自分の家が災害に見舞われるかわからない。 そんな不安を与えるのに十分すぎる衝撃だった。 異常に対して安全神話は通用しない。 ▼東日本大震災は、 私たちに自然観や文明観などの転換を迫った。 「震災前」 「震災後」 と、 時代を区分しなければならないほどの転換点であった。 今回の豪雨災害も、 丹波に住む者にとっては大きな転換点となるに違いない。 ▼被災した知人が、 「最初は夢じゃないかと思ったけど、 2日たっても3日たっても、 そのままある土砂を見て、 これは現実なんだと思い知った」 と語っていた。 気象の異常はさらに増すだろう。 安全神話の生きた時代にはもはや戻れない。 それが現実だ。 (Y)
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2014年9月11日11:25
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名物開発で地域に元気を
丹波市春日町の近藤栄一商店と氷上高校とが産学共同で開発した 「丹波栗きん豚」 が、 苦労の末に20年がかりで商品化にめどがついた (本紙丹波市版7日号4面)。 神戸で開かれた 「国際フロンティア産業メッセ2014」 にも出品。 「栗きん豚」 と聞いた人のなかには、 「和菓子かなと思った」 という人もあり、 親しみやすいネーミングが話題になった。
肉質の良さで有名なスペインのイベリア地方で育った豚 「イベリコ豚」 が、 ドングリを食べているのにヒントを得て、 ドングリと共通する成分を含む栗に着目。 全国ブランドの丹波栗のB級品とパイナップルの搾りかすを同時に豚に与えたところ、 与える前よりも肉質にうま味物質を多く含むことが分かった。
豚と言えば、 カツ丼、 トンカツ定食が定番で、 ほとんどの飲食店で味わえる。 栗きん豚が色々な店のメニューになり、 それぞれに新しい料理も開発すれば、 名物にもなるだろう。 若い層には、 カツサンドが受けるかも知れない。 名古屋の 「味噌カツ」、 加古川の 「かつめし」 のように、 丹波に来たら 「栗きん豚」 が年中食べられるとなれば、 観光客の増加も期待される。
今回の商品開発に際し、 同商店と氷上高校、 料亭 「大和」、 丹波栗生産者や地元スーパーアルティがかかわり、 中兵庫信用金庫春日支店がこれらを結びつける役割を果たしたことが注目される。 それぞれの地域で、 こうした仕組み作りができないものだろうか。 少子化、 高齢化、 そして災害と地域経済がダメージを受ける中、 丹波地域に点在する様々な素材に付加価値をつけた商品開発で、 地域を元気づけるモデルにしたい。「名物を生み出す力育つ夢」。(臼井 学)
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2014年9月11日11:15
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高専サッカーで全国優勝 近大高専・山内...
篠山市畑宮出身の山内脩平君 (17) が所属する三重県名張市の近畿大学工業高等専門学校サッカー部がこのほど愛媛県新居浜市で開かれた 「全国高等専門学校体育大会」 で4年ぶりの優勝を果たした。 3年生の山内君は全試合に出場し、 合計3得点を挙げるなど大活躍。 大会優秀選手にも選ばれ、 「優勝できてとてもうれしかった。 9月から始まる最後の高校サッカー選手権でも全国出場を狙いたい」 と意気込んでいる。
大会には全国の地区予選を勝ち抜いてきた16チームが参戦した。
フォワードとして出場した山内君は初戦の苫小牧戦でサイドからの折り返しを右足で流し込んでゴールし、 6―2の圧勝に貢献。 続く福井戦は前半1―1と大接戦だったが、 ゴール前で相手ディフェンスが弾いたボールをまたも山内君が押し込み、 決勝ゴールを決めた。
準決勝の松江戦でもキーパーを抜きさってのゴールや、 1アシストの活躍。 決勝は昨年敗れている鹿児島との再戦だったが、 2―1でリベンジを果たした。
チームには山内君の双子の兄、 康平君 (17) も所属。 今回はけがのため出場機会がなかったが、 康平くんの分も脩平君がプレーで応えた。
2人は幼稚園からサッカーを始め、 毎朝リフティング練習をしながら、 小学時代は柏原キッズFC、 中学時代はイルソーレ小野FCに所属。 三重県の高校サッカーリーグでも上位常連の強豪、 近大高専に進学した。
主将も務める山内君は、 「自分としては全国で初の優勝。 これまで2年連続で3位だったので、 悔しさをバネにがんばれた」 と話し、 「9月の選手権は高校生として最後の大会。 三重県での優勝を果たし、 全国大会に進出したい」 と意気込んでいる。
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2014年9月11日11:13
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命を守るために
丹波市を襲った豪雨災害から間もなく1カ月を迎える。 流れ込んだ土砂や流木で完全にふさがれていた道路も通れるようになり、 家屋内の土砂の除去も進み、 少しずつではあるが、 目に見える部分は作業が進みつつあると感じていた。
被災者からも 「ずいぶんきれいになった」 といった声が聞かれ始めた矢先、 5日に市島町に避難勧告、 春日と氷上町には避難準備情報が出された。 6日にも市島町に避難準備情報が発令され、 再び浸水する家屋もあった。 「またやり直しだ」 と、 床下に入った泥をかき出す男性の姿を見かけた。 不安定な天候の影響で、 片づけ作業の手を止めざるを得なかったり、 予約ボランティアのキャンセルもあったようだ。 復旧に向けて好天が続くことを願うばかりだ。
災害後、 何度となく強い雨が降り、 そのたびに避難勧告や避難準備情報が発令されている。 私も災害に襲われた地域に住んでいる。 2次災害の不安がまだまだ残る中、 発令に慣れずにいたいと思う。 決して 「大丈夫だろう」 と思わず、 命を守るために避難することを第一に考えたい。(田畑知也)
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2014年9月11日11:12
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子供って面白いけど…疲れる
チビタを観察するのは面白い。 春、 母ちゃん通訳が必須の会話は、 夏前、 言葉が増えてきた?と思った矢先、 日々驚くほど変化していった。 幼児語から日本語に、 単語から文章での会話。 しかも流暢な丹波弁で。
保育園帰宅後、 その日の様子を聞くと、 7月は 「ジャブン、 ジャブンした」 が8月末には 「ジャブンしたらこけたった。 水のんだ~。 ○ちゃんがどうして、 こうして」 と云々。 話せる事自体が面白いのか、 絵本をめくっても 「○○がやってきました。 ほんでぇ、 なんたらかんたらしましたぁ、 ほんでぇ」 とやっている。
姉ちゃんとの遊びにも幅が広がり、 アナ雪ごっこ?で暑苦しいのにタオルケットを巻いて王子様をしてたり、 外に走り出て葉っぱを集めて2人で 「いらっしゃませ~」 としてたかと思っていたら、 水鉄砲の打ち合いが始まり、 全身ぐっしょりになって大笑いしている。
知的能力以上に運動能力は益々UPしており、 座敷から玄関土間へ走ったままジャンプして降り、 突っ切って台所へハイジャンプで上がるのは日常茶飯事で、 たんすの引き出しを階段状に出し、 上って高みの見物をし、 押入れの上からまたハイジャンプ。 夕飯後、 チビ台風2個がテーブルの周りをグルグル追い駆けっこ。 こっちの目が回る。
もちろん朝の登園時は 「走ろっか♪」 の一言で否が応でも 「ヨーイ、 ドン☆」 あっと言う間に小さな背中を追いかける羽目に。 観察のみは面白いが、 あなたの本気に付き合うのは正直限界があります。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年9月11日11:12
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柏陵セミナー
9月13日午後1時から柏原高校内の柏陵同窓会館で、 同校1981年卒業で、 京都大学理学研究科教授の平田岳史さんが 「『はやぶさ』 が届けてくれた夢」 と題して講演する。 同校理科部の発表もある。 同校 (0795・72・1166)。
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2014年9月11日11:11
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特別展「板谷波山展」 「重文」指定作品...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で特別展 「没後50年 板谷波山(はざん)展」 が開かれている。 1953年、 陶芸家としては初めて文化勲章を受章し、 近代陶芸の巨匠といわれる波山の没後50年を記念して、 代表作約140点を中心に波山芸術の全貌を紹介している。 国指定重要文化財の花瓶も展示され、 来場者の目をひいている。 同展は、 昨年10月から全国4会場で開いている巡回展。 同美術館における巡回展は、 関西では唯一で、 最終の会場となる。 11月末まで。
波山は1872年、 茨城県の生まれ。 本名、 嘉七 (かしち)。 東京美術学校 (現・東京芸術大学) で木彫を学んだ後、 教員として赴任した石川県工業学校で本格的に陶磁の研究を始めた。 1903年、 東京・田端に窯を築き、 郷里の筑波山にちなんで 「波山」 と号し、 陶芸家としてスタートを切った。
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に流行した、 曲線や非対称性を主としたアール・ヌーボー様式を取り入れ、 中国や日本の古典的なデザインと融合させた図案や文様を創出。 卓越した彫刻技術によって、 器の表面を繊細に彫り出し、 当時最新の釉薬や顔料の技術を駆使して色彩豊かに表現した。 なかでも 「葆光 (ほこう)」 と呼ばれる、 器の表面のつやを抑え、 薄絹のベールに包んだような幻想的な雰囲気の作品は、 波山独自の作風で、 日本近代の陶芸家の中で突出した存在感を示している。
今回出品されている高さ約51㌢、 胴径約40㌢の 「葆光彩磁珍果文花瓶 (ほこうさいじちんかもんかびん)」 (1917年作) は2002年に、 江戸時代以降の近代陶芸作品としては初の国指定重要文化財に指定されている。
月曜休館 (15日、 10月13日、 11月3、 24日は開館、 翌日休館)。 開館時間は、 10月末まで午前10時―午後7時、 11月から午後6時まで。 観覧料は一般1000円、 大学生800円、 高校生500円、 中学生以下無料。
同美術館学芸員が展示作品を解説するギャラリートークを20日、 10月25日、 11月29日に開く。 時間は午前11時から1時間程度。
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2014年9月11日11:09
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柏原赤十字は廃止 2病院統合で井戸知事...
井戸敏三県知事が9月8日、 県庁で会見し、 県立柏原病院と柏原赤十字病院の統合再編基本方針を明らかにした。 2018年度 (平成30年) を目途に県立県営の新病院 (概ね300床程度) を開設し、 両病院を統合。 柏原赤十字は、 新病院開院時に廃止する。 同病院の職員について 「希望通り引き受ける。 もとより協力して頂かなければいけない」 と県が受け入れる考えを示した。 また、 新病院の位置は 「現行の県立柏原でも柏原赤十字でもない」 と、 新築移転を明言した。 月内に両病院統合再編検討懇話会 (仮称) を立ち上げ、 12月に基本計画を策定する。 整備費は200億円程度を見込む。
写真・統合再編の方針が明らかになった県立柏原病院(上)と柏原赤十字病院
両病院が提供してきた診療機能やサービスは原則として県立の新病院が引き継ぐ。 新病院に隣接して、 在宅医療や健診機能などを持つ保健福祉施設を丹波市と協議の上、 整備する。 整備主体と運営主体は、 「市と協議の上で決める」 とした。
診療機能の詳細は、 基本計画で定める。 地域医療を担う医師の育成拠点とするため、 充実した指導体制や研修環境を整備し、 若手医師らにとって魅力のある研修プログラムを提供する。
病床数は、 基本計画で定める。 新病院の整備場所は、 丹波市内で必要面積、 交通の利便性、 救急搬送経路、 災害リスクなどを勘案し、 基本計画で定める。
懇話会は今月と来月に開催。 市長、 市医師会長や自治会代表らが委員を務める見通し。 診療機能や整備場所の意見聴取を行う。 11月にパブリックコメント、 12月に基本計画を策定するスケジュール。 来年度が基本設計と実施設計、 16年度から建設工事が2年半かかる見通し。
井戸知事は統合に同意した理由を、 「両病院とも古い。 お互い建て直し時期が来ているなら一緒にやった方がいいのではないか」 と述べた。 県立と赤十字の機能で競合部分が少ないことも理由に挙げた。「医師を確保しやすい体制を持ちたい。 小さな病院ではなかなか難しい。 病院としての総合力を高め、 医師を確保したい」 と新病院への思いを語った。
両病院について、 県が設置した 「丹波市域の医療提供体制のあり方等に関する検討会」 が2012年11月に 「2病院の統合が望ましい」 とする提言を井戸知事に提出していた。
両病院は、 04年の新臨床研修医制度の影響を受け、 医師の引き揚げ、 診療科の閉鎖に伴う病棟閉鎖で収益が急激に悪化。 05―12年度までに生じた赤字は、 県立柏原で85億8100万円 (一般会計繰入後)、柏原赤十字で19億9000万円と、 2病院で105億円に達した。
また、 両病院の病棟は、 柏原赤十字が1961―81年、 県立柏原が79―2004年の整備と、 更新時期を迎えていた。
柏原赤十字は、 1935年 (昭和10) に開設。 柏原町立柏原病院が日赤に移管された。 前身は1897年(明治30)設立の氷上郡立柏原病院。 120年の歴史に幕を下ろす。
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2014年9月11日11:08
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地域へ出前講座スタート 医師派遣し医療...
兵庫医科大学ささやま医療センター (篠山市黒岡、 福田能啓院長) と地域医療支援グループ 「ささゆり」 (松本正義代表) は、 同センターの医師を地域に派遣し、 さまざまな医療や健康に関する講座を行う事業をスタートした。 地域の医療を担う病院として、 訪れる患者を診るだけでなく、 地域に赴き、 地域に溶け込み、 スタッフ、 住民ともに同センターを 「市民の病院」 として意識を高めることをねらった出前講座。 スタッフらは、 「どんどん地域に出向いていって、 市民との連携を深めていきたい」 と意気込んでいる。
出前講座は、 まちづくり協議会や自治会、 団体などからの要望を受け、 医師や教授を派遣して講座を開くもの。 同センター地域連携・総合相談室や 「ささゆり」 が窓口となり、 講師の日程や講座内容を調整する。
センター内で支援活動を行う中、 昨年、 松本代表が福田院長に、 「患者だけでなく、 地域に出向いていくことで、 スタッフに篠山への愛着を持ってほしい。 そうすることで災害が起きた時や急性期医療の現場でもモチベーションを高めることができるのでは」 と出前講座の開催を申し入れ、 実現に向けて調整を図ってきた。
今月2日には王地山公園ささやま荘で、 篠山ライオンズクラブ (松本豊会長) が第1回目となる講座を受講。 同大学教授の下村壯治副院長が、 専門分野である 「肝臓」 などをテーマに講演した。
下村副院長は、 食の欧米化などの影響から肝機能障害や高コレステロールなどが年々増えている状況や、 メタボリックシンドロームやアルコールの摂取が原因で、 肝硬変、 さらには肝臓がんになることなど、 研究成果を交えながら説明。 「肝臓に関する病や脂肪肝などは、 太っている人がなりやすい」 「肝臓の数値が低くても、 病気が進行しているケースもある」 など、 専門家としての立場から注意を促した。
ライオンズクラブメンバーらは、 第一線で活躍する医師が語る説得力のある内容に、 熱心に聞き入っていた。
会長テーマに 「つなぐ」 を掲げる松本会長は、 「地域や会員をつなぐことを考える中、 地域医療をつなぐこともとても大切。 出前講座がたくさんの団体につながっていけば」 とにっこり。 松本代表は、 「医療センターは、 税金を投入して存続した市民の病院。 感謝の気持ちを込めた出前講座を継続的に開催していきたい」 と話している。
講座開催は無料。 診療後になるため、 開催は夜間になる。 松本代表 (090・8821・0126)。
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2014年9月11日11:07
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「復興本部」17日設置 市10周年式典延期...
辻重五郎丹波市長は9日の市議会議員総会で、 市市島支所に設けている現地対策本部を17日から復興本部に改編すると明らかにした。 復興推進部 (部長を含め7―8人) を市島支所に設置し、 本格的な復興に取り組む。 また、 11月1日に開催を予定していた市10周年記念式典は延期する方針を示した。
災害復旧工事に取り組む体制を整備するため、 推進部と建設、 農林土木、 上下水道などで担当を増員する人事異動を行う。
記念式典の延期は、 被災地の復旧と生活再建を最優先すべきと判断した。 開催時期は、 復旧の進捗状況を見ながら決める。
市の主催行事は、 災害復旧を優先するため、 今年度は原則中止にする方向で各方面と調整する。
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2014年9月11日11:07
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丹波市災害ボランティアセンター「復興支...
丹波市災害ボランティアセンター (以下、 ボラセン) を運営する同市社会福祉協議会と、 市現地対策本部との調整会議が9日、 市島農村環境改善センターであり、 17日からボラセンを、 被災者の心のケア、 清掃、 買い物代行、 子どもの預かりなどのきめ細かなニーズに対応する 「復興支援ボランティアセンター (仮称)」 へと移行することを決めた。 また、 多くの人員が必要な人家の泥出し作業はおおむね終息に向かっているとして、 8日からボランティアの募集を県内に限定したばかりだったが、 「丹波市の復興全体が終息したと受け止められかねない」 として、 一転、 ホームページに掲載している 「県内のみに限定」 の表現を修正することで合意。 ボラセン運営の難しさが表面化した。
写真・台所に入り込んだ泥を拭き取るボランティア。 泥出しから新たなニーズへと移行し始めた家庭もある=市島町徳尾で
ボラセンは、 16日までを開設のめどとし、 被災地域の自治会長に対し、 復旧に関する要望事項が完了したか否かを問う状況調査を実施していた。
「復興支援ボランティアセンター (仮称)」 は、 市と市社協との共同運営とする。 自治会と密に連携しながら、 専門的・技術的なものを含めた、 きめ細かなニーズに対応できる仕組みへと発展、 充実させる。
市市島支所内に本部を置き、 被災した前山、 竹田、 美和地域の了解を得た上で、 サテライトセンター (以下、 サテライト) を配置。 サテライトが細かなニーズの把握とボランティアの派遣、 自治会との連携などを担う。 本部はサテライトからの報告をもとに、 ボランティアのマッチングや情報発信、 サテライトの活動の支援などを行う構想。
市、 市社協とも限られた人員の中で、 復旧と通常業務で多忙を極めているため、 本部、 サテライトにどの程度の人員が配置できるかが課題。 事情がよく分かる地元の人に運営を担ってもらうなども一案として調整する。
一方、 ボラセンは6日、 ボランティア募集を8日から県内に限定することを発表したが、 現地で復旧にあたっているボランティアや、 9日の市会議員総会で 「まだまだニーズはある」 と指摘する声が上がっていた。
調整会議では、 「潜在的なニーズは多いはずで、 ボランティア募集を県内に限定することが終息宣言ととらえられかねない」 とする現地対策本部と、 「ニーズ発掘に汗を流しているものの、 ニーズ数をはるかに超える登録者があった時に対応しきれない」 とするボラセンが意見を交わした。
その結果、 落ち着いてきた、 人家などの泥出し作業については 「県内限定」 とし、 それ以外の多様なニーズについては県外を含めて広く協力を呼びかけている―といった趣旨の文章に修正することで合意した。
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2014年9月7日09:08
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簡易な方法で森の「健康」診断 9月13日...
「丹波篠山森の健康診断」 (同実行委員会主催) が9月13日午前8時半―午後3時、 篠山市内の山林で行われる。 100円ショップで取り揃えられるような簡易な道具で人工林の状況調査を行う。
午前8時―8時半に篠山チルドレンズミュージアムに集合。 スギやヒノキの込み具合や植物の葉が地面を覆っている割合、 植物の種類数、 落ち葉や腐葉土の厚さなどを計測したり、 観察したりする。
申し込みは12日午前中までに、 実行委員会 (079・593・0277)。
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2014年9月7日09:07
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「ビデオ作品づくり講習会」開催 9月27...
篠山市視聴覚ライブラリー (079・590・1301) が9月27日午後6―8時、 篠山市立中央図書館 (篠山市西吹) で 「初めのビデオ作品づくり講習会」 を開く。 CMプロデューサーで、 丹波篠山ビデオ大賞実行委員長の奥野勇さんが、 参加者が撮影した映像を観ながらアドバイスする。
持ち物は、 ビデオカメラ (スマートフォンも可)、 筆記用具、 作品にしたい映像データ。
ビデオ大賞の応募を増やすために初めて企画した。 10月26日にも同ライブラリー職員による講習会を開く。
参加費無料。 先着10人。 申し込みは9月24日午後6時までに、 同ライブラリーに。
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2014年9月7日09:07
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女子プロ野球
豪雨被災地のボランティアで汗を流していた選手に引かれ、 女子プロ野球のナイター観戦に春日スタジアムへ。 チームは西、 東各地区2チームずつしかなく、 西では今季フローラがディオーネを圧倒しているが、 この日はフローラの福知山出身、 植村投手の立ち上がりをディオーネが打ち込んで初回に4点を奪い、 5対3で逃げ切った。 ▼男子に比べるとパワー不足は否めないが、 両軍きびきびしたプレーで、 なかなかに堅守。 外野深く飛んだ安打をすばやくホームに返球して1塁からの走者を刺す場面など、 見せ場もあった。 ▼試合途中で選手と観客のジャンケン大会や抽選会があり、 勝利チームがホームに集まってダンス披露。 終了後は全選手が出口で見送ってくれた。 ▼女子プロ野球は丹波市で発足した高校野球がきっかけとなり5年前に始まったが、 ずっと遡ると終戦後の一時期にも活動していたことがある。リーグ結成記念大会は東京・後楽園球場に観客1万7000人を集め、 ピーク時には全国に16チームあったとか (谷岡雅樹 「女子プロ野球青春譜」)。 ▼今や宮崎でワールド・カップが開かれ8カ国・地域が参加、 プロ・アマ合同の 「マドンナ・ジャパン」 の奮戦ぶりを 「スポニチ」 が連日報道している。サッカーの「なでしこジャパン」 のようにメジャーになるのはいつのことか。(E)
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2014年9月7日09:05
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合唱練習会の参加者募る シューベルティ...
丹波の森公苑 (0795・72・5170) は、 11月9日に同公苑ホールで行う 「丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば」 ファイナルコンサートに向けた全員合唱事前練習会 「歌のつどい」 の参加者を募集している。
メゾソプラノ歌手・福永圭子さん、 テノール歌手・畑儀文さんが指導する。 9月17日 (丹波の森公苑)、 10月1日 (たんば田園交響ホール)、 10月30日 (カレッジ神戸仁川教室) の3回で、 1回のみの参加も可。 事前の申し込みが望ましいが、 当日の受付もできる。 受講料として、 ファイナルコンサートのチケットの購入 (2500円) が必要。
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2014年9月7日09:02
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バルテュス展
バルテュス (本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、 一九〇八~二〇〇一年) の絵画展をみたくて、 丹波での句会を済ませ京都で途中下車、 岡崎の美術館を訪ねた。
大分前、 同級生との旅の途中、 横浜のデパートで 「節子・クロソフスカ・ド・ローラ」 という女性の個展を見た。 スイス在住の画家バルテュスの妻で自身も画家、 その生き方にとても感銘して、 彼女の自伝を買った。 二十歳のとき、 日本を訪れたバルテュスに一目ぼれされ、 熱心なプロポーズに三十歳以上の年の差結婚に踏み切る。 ピカソから 「二十世紀最後の巨匠」 と言われたバルテュスの晩年を支え続けた。 日本びいきの夫のために、 いつも和服をきちんと着こなし、 画業と日常生活を支え続けた暮らしを、 いとも軽やかに書いた自伝にはとても気品が感じられた。
バルテュスの絵の重要なモチーフは少女と猫。 未完成で危うい少女の美しさを、 これほど見事に描いた画家はない。 また幼い時から自分の分身のように愛したのが猫だ。 若い頃の自画像に寄り添う猫や少女の撫でる猫の姿に見入ってしまう。 ポーランド系フランス人の彼にとって、 もう一人重要な影響を与えたのが詩人のリルケだ。 共に芸術を愛した両親のサロンに来ていたリルケ、 彼は後に母親の愛人となるが、 何かとバルテュスの画業を支えた。
私が立ち寄った日は、 二時から京都芸術大学の学生によって、 バルテュスが毎日好んで聞いたというモーツアルトの演奏会があり、 弦楽四重奏に聞き入った。 絵画と音楽療法の幸福を味わう一日だった。