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2014年9月21日08:19
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山腹崩壊「負担なし」方針 農地・林道は...
丹波市は19日、 8・16豪雨災害で被災した農業者が機械などを購入したり、 農地を再生する場合や、 中小企業者が事業を再開する場合の支援策を発表した。 また、 復旧工事における受益者負担を、 山腹崩壊は原則負担なし、 農地や林道は 「10% (以内)」 に軽減する方針を示した。 約9400万円を財政調整基金から取り崩す (受益者負担の軽減にかかる費用は除く)。 応急対応・復旧事業のスケジュールも示し、 11月中に災害査定を終え、 本復旧工事は年明けからとなる。
〈農業者支援〉
被災農業者が畜舎や農業倉庫を再建したり、 農機具を購入する場合、 10分の3を補助する国の制度に市が10分の2を上乗せし、 半額を補助する。
集落営農組織や認定農業者の場合は、 国と同率の10分の3を上乗せし、 6割を補助。 さらに農業用機械の修理、 代替機械をリースする場合には2分の1 (限度額50万円) を補助する。 「人・農地プラン」 を策定して営農再開する場合には、 2分の1を補助する県の制度に市が4分の1上乗せし、 4分の3にする。
被災した野生鳥獣侵入防止柵の復旧は地元負担をゼロにした。 農業機械の取得などでJAや金融機関の融資を受ける際に、 利子補給する支援も行う。
〈商工業者支援〉
被災した中小企業者に対しては、 商工会や市の職員が出向いて相談業務を充実させる。 また、 事業再開に向けて、 中小企業資金融資制度に新たに災害復旧枠を創設。 貸付利率を通常の1・15%から 「0・95%」 に下げたり、 保証料を全額補助する。 災害前の経営改善や設備投資資金の債務について、 償還元金の軽減、 期間延長などの負担軽減を図る。 期間延長により保証料が増額する場合は、 その増額分を補助する。
〈受益者負担軽減〉
山腹崩壊の復旧工事は通常、 地形や崩壊の状況、 受益者数などによって手法や負担額が異なるが、 地元の合意形成を早め、 迅速に対策をうつために、 原則負担なしとする方針。 また、 農地や林道、 作業道は国の激甚指定を受けたことにより、 国庫負担割合が高まるが、 査定後まで確定しない。 このため、 あらかじめ受益者負担の限度割合を 「10% (以内)」 と定めることで、 受益者が農地復旧を検討する際の判断材料にしてもらう。 仮に国庫負担が8割となった場合、 残る1割を市が負担、 もう1割が受益者負担となる。 関連条例を改正する予定。
今後のスケジュールでは、 上下水道の復旧は、 道路下に配管を通す場合があることから道路や河川工事と調整しながら進める。 林地崩壊の復旧について市は、 「長ければ3年ほどかかるものもある」 としている。
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2014年9月21日08:18
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断水地域...
写真・公民館に用済みのポリタンクを返却するヘルパー=市島町鴨阪で
8月16日豪雨災害で断水が続いていた市島町前山地区の鴨阪・尾端両自治会の給水が17日、 再開された。 これにより、 丹波市内の断水地域が全て解消した。 風呂通い、 洗濯通いがなくなり、 住民たちは 「ゆっくりできる」 と喜び、 給水所だった公民館に、 断水中に使ったポリ容器の返却に訪れていた。
新友政浄水場 (同町中竹田) の水を、 下鴨阪橋付近で仮設流入管と接続。 同橋から650㍍上流の尾端に新たに設けた加圧ポンプ場で圧力をかけ、 上流の鴨阪・尾端に送水した。
大原神社 (徳尾) に設けた20㌧タンクから仮給水していた谷上、 大杉、 徳尾も、 同ポンプ場からの送水に切り替えた。 同ポンプ場から鴨阪浄水場給水エリアの179世帯、 488人の水を給水する。
豪雨災害で、 竹田地域に給水する新友政浄水場系統、 鴨阪浄水場系統、 市ノ貝、 乙河内両自治会を合わせ、 最大で1563世帯、 4235人 (8月18日) が断水した。 36市町4事業所が延べ130台の車で応援給水を行った。
辻重五郎丹波市長は、 「ちょうど1カ月での送水。 地域のみなさんに安心して頂けるのではないか」 と言い、 大槻俊彦前山地区自治振興会長 (67) は、 「2カ月かかるかもしれなかったところを1カ月で再開し、 ありがたい。 住民は安心できる。 水の大切さが良く分かった」 と喜んだ。
鴨阪自治会の住民は断水中、 公民館に設けられた給水場でポリタンクなどに水をくみ、 風呂は市島町内や福知山市、 丹波市内の企業や入浴施設へ。 洗濯も公民館に置かれた3台の洗濯機を共同利用した。
鴨阪の66歳男性は、 「1か月とは思えないぐらい長かった。 これ以上冷え込むと湯冷めをする。 いい時期に給水が再開した」 と話し、 同地区の利用者宅へ水を運んでいた訪問介護員は、 「水は重く、 家の中で移し替えて使うのに苦労されていた。 水が出て本当に良かった」 と容器を返却していた。
市水道部は、 災害後に発注したポンプの製造・納入時期が読めないとして、 復旧までの期間を1―2カ月と幅を持たせていたが、 機械の納入がスムーズに進んだことで、 期間短縮につながった。 また、 既設の水道管本管に大きな破損がなかったことも幸いした。
同日、 同町乙河内でも飲用が再開された。 乙河内浄水場に膜ろ過ユニットを設置し水質基準をクリアした。
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2014年9月21日08:17
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家庭でカウンセリング 「不登校」NPO...
篠山市矢代の小嶋國裕さん (64) と兵庫教育大学大学院教授 (発達、 学校心理学) の浅川潔司さん (63) が中心となり、 NPO法人 「不登校のための学校カウンセリングセンター」 を立ち上げた。 学校などと連携しながら、 小、 中、 高校などに通えなくなった児童・生徒が再び学校に戻れるような支援を展開。 子ども本人ではなく、 家庭に出向き、 保護者など子どもたちを取り巻く環境から改善を図っていくという独自の 「出前カウンセリング」 スタイルを掲げる同法人は、 「まずは保護者の方に元気になってもらい、 子どもたちが安心して家庭で休めることが大切。 培ったノウハウで社会や家庭、 教育現場に貢献できれば」 と話している。
写真・不登校のための学校カウンセリングセンターを立ち上げた小嶋さん (左) と浅川さん=篠山市大沢の丹波新聞社篠山支局で
福祉関係などのNPO法人は多いが学校教育支援に特化した法人は県内でも珍しい。 小嶋さんが理事長、 浅川さんが理事を務め、 ほかに事務スタッフやカウンセラーなどが所属する。
現在、 不登校の児童、 生徒は、 1995年にスタートした学校カウンセリング制度に基づいて、 臨床心理士らが関わっている。 同センターでは、 医療的な側面は臨床心理士と連携し、 主に家庭への支援を中心に行う。
浅川さんによると、 不登校に陥る原因で最も多いものは、 「強迫神経症型」。 「とにかく生真面目で、 何でも一生懸命にやりすぎて疲れ果ててしまう」。 そして、 早く学校に戻るためには、 「家庭でゆっくりと休むことが一番」。
学校に通えなくなった際、 親がしかったり、 落ち込んだりすることは、 子どもたちが安心して休めない家庭になり、 復帰を長引かせるという。
そこで同センターのカウンセリングは2週間に1度程度、 保護者を中心に実施。 良好な家庭環境を取り戻すことで、 子どもも元気を取り戻し、 学校に戻っていけるようになるという。
さらに北米型のカウンセリングを導入。 休んでいる間に学習が遅れているため、 学習支援にも取り組む。
2人は元同僚。 大学事務職員を務めてきた小嶋さんは以前に勤務した兵庫教育大学で浅川さんとは旧知の仲。 退職後にも 「お世話になった教育現場に恩返しがしたい」 と考える中、 浅川教授はカウンセリングの現場で、 小嶋さんは諸手続きなどの事務方として、 両輪となることで法人の設立にこぎつけた。
浅川さんは、 「このスタイルのカウンセリングに取り組みだしたのは5年ほど前からだが、 かなり早い段階で学校に戻るなどの成果が出ている。 大人みんなが支えあって、 子どもたちが気持ちよく学校に戻ってくれれば」 と笑顔。 小嶋さんは、 「長年関わってきた教育現場を支援することで、 社会貢献につなげたい」 と話している。
すでに篠山市内で支援に入っている。 今後はカウンセラーの養成や、 保護者や教育機関を対象にした研修会も開いていく予定。
カウンセリングは1回2500―3000円。 具体的な相談やカウンセリングの予約などは、 浅川さん (電話080・3105・0042、 メール kasa5035@yahoo.co.jp)。 問い合わせは小嶋さん (電話090・9878・0559、メール ojimak@sky.plala.or.jp)。
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2014年9月20日16:33
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洋菓子店「パティスリーエムズパッション」
地元素材にこだわる
高校卒業後、 神戸市の洋菓子店や大阪のホテルで15年間製菓に携わってきた松木満さん (34) と、 妻の理衣さんが9月6日、 念願の洋菓子店をオープンさせた。
地元の素材にこだわったスイーツが特長。 自家栽培の住山ごぼうを使った 「住山ごぼうのショコラ」 (750円) は、 濃厚なショコラの味わいにごぼうの香りと食感が新鮮。 「モンブラン」 (330円) は、 丹波栗を使い、 篠山市産の黒大豆煮をトッピングした篠山らしい逸品。 「ユイエ」 (420円) は、 ホテル時代にコンテストに入賞したレモン、 ライム、 生姜を使ったレアチーズケーキ。 定番の 「ロールケーキ」 (920円) は、 和三盆と黒蜜を使った、 上品でまろやかな甘さの生地に、 たっぷりの生クリームが入っている。
松木さん夫婦は 「地元の人に愛され、 親しまれる店にしたい」 と話している。
【メモ】営業は午前10時―午後7時。 定休は木曜と最終水曜。 電079・558・7111。 篠山市杉264-1
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2014年9月19日08:18
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創立30周年で記念公演 10月、たんば田園...
丹波地域の住民でつくるコーラスグループ 「シルバーエコーささやま」 (42人) が創立30周年を記念し、10月26日午後1時半から、 たんば田園交響ホール(篠山市北新町)で特別公演を開催する。テーマに掲げる 「歌ありてこそ いのち輝く」 のとおり、 全身で歌う楽しさを表現する。 本番に向けて、 息遣いから歌に込める思いなど、 細部まで磨き上げるように練習に励んでいる。 趣向を凝らしたさまざまな曲目を披露する歌い手たちは、 「シルバー世代ならではの歌を楽しんでもらえれば」 と呼びかけている。
公演のメーンは、 「オペラ座の怪人」。 男性は怪人になりきって黒マントに仮面、 女性はきらびやかなドレスをまとって劇中歌の4曲を歌い上げる。
表現力が求められる作品。 指揮を務める音楽監督の富岡健さんの指導のもと、 熱のこもった練習に励んでいる。
バレエ教室などとコラボレーションしてのロシア民謡や 「マイウェイ」 などウエスタンの楽曲、 「花は咲く」 「君といつまでも」 など、 会場も一緒になって歌える愛唱歌の数々も披露する。
シルバーエコーささやまは1985年、 現在も指揮と指導を務めている小嶋星子さんが、 「シルバー世代でも合唱団をつくってほしい」 という声を受けて結成、17人で発足した。歌を楽しむことを目的に活動を始めたが、 コンクールへの参加だけでなく、 ウィーンやハワイ、 ワラワラなど海外へも出向いて現地の合唱団と交流するなど、 現役世代顔負けの行動力で活躍の場を広げてきた。
富岡さんは、 「みなさんの向上心、 向学心は 『お見事』 の一言。 年を取られた人のグループというよりも、 音楽をする仲間と思っている」 ときっぱり。 30年という月日を振り返る小嶋さんは、 「感無量。 みなさん熱意があって一生懸命で、 私がついて来たようなもの。 楽しく、 明るく歌っている姿を見て、 会場の方も一緒に歌の良さを楽しんでもらえれば」 と笑顔で話している。
入場料500円。 中学生以下は無料。 開場は午後1時。 問い合わせは実行委員長の小山敏さん (079・552・1374)。
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2014年9月18日08:40
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丹波少年自然の家 事務職員1人募る ...
丹波少年自然の家 (丹波市青垣町西芦田、 0795・87・1633) は同施設で勤務する丹波少年自然の家事務組合職員 (事務職員) 1人を募集している。
1989年以降の生まれで、 高校、 短大、 大学などを卒業、 または来春卒業見込みが対象。
出願は9月25日まで。 1次試験は10月19日に同施設で。 教養試験と適性検査、 作文。 11月中旬に2次試験の面接を行う。
同施設かウェブ (http://www.hk.sun-ip.or.jp/yamabiko/) で願書を入手し、 同施設に郵送、 または持参する。 詳細は問い合わせを。
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2014年9月18日08:39
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たんば起業塾参加者を募る 丹波市商工会
丹波市商工会は、 9月28日から全5回開く 「スタートアップ!たんば起業塾」 の受講生を募集している。 ▽起業意欲のある人・独立開業を目指す人▽創業間もない人▽事業を足元から見直したい人―が対象。
2回目以降の日程は、 10月5日、 12日、 19日、 26日。 時間は午後1時―5時 (第1回目のみ終了後交流会あり。 最終日は午前9時―午後5時)。 場所は丹波市商工会春日支所。 講師は中小企業診断士の岡島卓也さん。 参加費2000円 (テキスト代、 交流会費を含む)。
定員20人 (先着順)。 問い合わせは同商工会春日支所 (0795・74・0208)。
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2014年9月18日08:32
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「子規忌」
明日9月19日は 「子規忌」。 現代の俳句の基礎をつくった正岡子規がわずか30歳代半ばで亡くなった日だ。 子規は、 病床にありながら亡くなる直前まで毎日、 随筆 「病牀六尺」 を書いた。 ▼息を引き取る3カ月前に書いた随筆にこうある。 「絶叫。 号泣。 ますます絶叫する。 ますます号泣する。 その苦しみ、 その痛み、 何とも形容することは出来ない…誰かこの苦を助けてくれるものはあるまいか」。 苦悩と絶望、 病から来る激痛のほどがひしひしと伝わってくる。 ▼しかし、 「病牀六尺」 は病苦のさまの率直な告白ではない。 先の記述をしるした2日前には、 明治維新を成し遂げたのは幕府の老人ではなく、 田舎の青年であったなどと例を挙げ、 こう書いた。 「何事によらず革命または改良という事は必ず新たに世の中に出てきた青年の仕事であった」。 死を覚悟した絶望の中にあって、 子規は次代の希望を青年に託した。 ▼先ごろ発足した安倍改造内閣。 その特徴の一つが、 地方創生担当相を新設し、 「元気で豊かな地方の創生」 を最大課題に掲げたことだ。 しかし、 地方が抱えている人口減少などの難題の解消に、 改造内閣がどれほどの実効性を発揮するか疑問だ。 ▼子規ならば、 こう言うだろう。 「地方を再生するのは政府の役人ではなく、 新たに世の中に出てきた地方の青年である」。(Y)
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2014年9月18日08:32
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地域避難所の見直しを
8・16丹波市豪雨災害から1カ月がたとうとする14日、 災害ボランティアを体験した。 センターで登録し、 10人のグループと一緒に派遣されたのは、 被害の大きかった市島町徳尾の谷上区公民館。 民家が優先されたのだろう。 まだ何も手がつけられていない状態だった。 過去に、 いきいきサロンの様子を取材させてもらった時のお年寄りの笑顔がよみがえってきた。
館内には山側から入ってきた大量の土砂が堆積。 長机やいす、 扇風機といった備品が埋まっているのが見える。 それを一つ掘り起こすだけで大粒の汗が噴き出す。 別の高校生グループとの計約30人で作業を進めたが、 ガラス戸周辺の泥を土のうに入れて外へ出し、 戸を外して風通しをよくしたところで1日が終わった。 これまで、 地域の公民館は、 災害発生時の避難所に位置付けられているところが多い。 谷上区公民館も道路からは一段高い所にあり、 その道路のそばに川が流れる。 洪水だけを想定したのならば最適地だが、 今回は裏山が崩れた。
今回の災害取材の中で、 氷上地域のある自治会長も同じようなことを言われていた。 山からの鉄砲水と土砂が、 集落内の道の上を川のように流れ始めた。 「『不安な人は公民館に避難を』 と呼びかけたものの、 公民館にも水が入り始め、 慌てて土のうを積んだ。 避難所と言えるのかと考えさせられた」 と。
同じ丹波市、 同じ旧町内でもピンポイントで雨量、 状況は異なり、 結局は集落、 隣保、 家族といった極小単位で判断せざるを得ない。 もう一度、 あふれそうな川、 崩れそうな急傾斜の位置を確かめた上で、 避難所を見直す取り組みが必要だ。(芦田安生)
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2014年9月18日08:29
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空手全国大会へ 今田中1年・前川あみさん
今田中学校1年生の前川あみさんがこのほど、 岡山県で開かれた 「第3回全中国空手道選手権大会」 (JKJO中国主催) の中学生女子45㌔未満上級の部で優勝。 11月22日に東京都で開催される全国大会に出場する。 小学1年生から空手を始め、 JKJOが主催する地区選手権大会では4年前から連続して部門優勝を決めている前川さん。 「全国大会では昨年のベスト16が最高位。 今年も一戦一戦を大切にし、 一つでも多く試合ができるように頑張りたい」 と意気込んでいる。
前川さんが出場した部門には約10人がエントリー。 中学1―3年生がトーナメントで戦ったが、 前川さんは3試合中、 いずれも同学年との対戦となった。
1回戦は過去に戦ったことのある選手と対戦。 本戦の1分半、 互いに激しく打ち合う試合となって勝敗が決まらず、 1分間の延長戦でようやく判定勝ちを収めた。 2回戦は危なげない試合運びで判定勝ち。 間を置かずに、 3回戦の決勝に挑んだ。 前の試合の疲れが残っており、 「延長戦になったらスタミナが持たない」 と心配したが、 強気で積極的に攻撃を浴びせ、 一本こそ決まらなかったものの判定勝ちで優勝に輝いた。
小学1年生のとき、 空手を習っていた5歳年上の兄の出稽古を見学していた際、 かっこいい空手少女と出会い、 「私もあんな風に強くなりたい」 と憧れ、 空手の門をたたいた。 試合に勝ったときの心地よさと、 心身ともに強くなっていく自分を感じられ、 熱心に練習に励んできた。 昨年12月、 念願の黒帯を取得。 現在も週に1度、 西脇市の道場で汗を流し、 週に2回、 同町内の体育館で自主練習に励んでいる。 得意技は中段蹴り。
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2014年9月18日08:23
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夢と感動を再び
篠山市東新町出身のプロボクサー、 角谷淳志選手 (29) =大阪市、 金沢ジム所属=の壮行試合が14日、 篠山総合スポーツセンターで開かれた。 本試合は、 昨年、 WBCタイトルマッチに挑んだものの敗戦し、 苦汁をなめた角谷選手が世界タイトル戦へ再び挑戦するための大切な一戦だ。 相手はタイ国ライトフライ級1位の19歳。 10歳下のエネルギッシュな選手だったが、 角谷選手は終始落ち着いて試合を運び、 見事4ラウンドでマットに沈めた。 私はリングサイドにかぶりつきでカメラを構えていたが、 激しく殴り合う音とほとばしる汗を浴びているうちに立場を忘れ興奮状態に。 平常心を保てなくなり、 何度もシャッターチャンスをのがす苦戦を強いられた。
地元開催だった壮行試合。 角谷選手にとっては安心できるふるさとである反面、 「声援に応えたい」 「絶対負けられない」 というプレッシャーは尋常ではなかったと察する。 これからもあらゆる プレッシャーや猛者に打ち勝ち、 再び世界に向けて羽ばたいてくれることを願わずにはいられない。 そして郷里に夢と感動と勇気を届けてほしい。(太治庄三)
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2014年9月18日08:22
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気持ちの良い秋の空が青かった日に考えた...
歯が痛い。 正確には歯茎が痛むのだが、 いつもよりずっと大人しくしている妻の横で、 夫が 「歯茎って言っても、 結局、 昔した歯根治療の消毒が足りなかったんだよな~。 パパの今行っている歯医者さんは上手だよ~。 絶対抜かないんだ」。
はいはい。 でもね、 私が歯医者のために毎回大阪まで行かれないでしょ。 篠山にだって良い歯医者さんはいるのよ、 と心の中で答えているが、 口はぼ~っと開けたまま (歯と歯が触れると飛び上がるほど痛い)、 「ふ~ん」 と聞いている。
バイト先の長女からはメールで 「早くお医者様に行ったら」 うんうん、 そうしたら良かったよね。 ママも今更ながらそう思うよ。 でも、 今日は日曜日で明日は祝日なの。
心配性の私は、 今までずいぶん子どもたちを心配してきた (つもり)。 でも最近は娘たちが私を心配しているようで、 階段から落ちると 「本当に気をつけて。 滑りやすいスリッパは履かないように」 と足腰のお守りを渡される。 海に行くと、 すぐにはしゃいで遠くに泳いでいきそうになる私を止めて、 「お願いだから、 遠くに行かないで。 そこまで助けに行け ないから」。 食事に関しては、 「ママの食事は偏っていると思うよ。 もっといろいろ食べたほうがいいんじゃない」。 車に乗れば、 「ちょっとスピード出し過ぎよ」。
いつの間に、 立場が逆転したんだろうと不思議に思う。 ほっぺたに手を当てながらそんなことをつらつら考える、 秋の空が青い青い日曜日の午後なのでした。
(土性里花・グループPEN代表)
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2014年9月18日08:22
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点訳プリンター新調 財団から助成 丹南...
古市ふれあい館 (篠山市牛ケ瀬) を拠点に、 点訳ボランティア活動を展開している 「丹南点訳アイ・愛サークル」 (森由起子代表、 10人) がこのほど、 点訳プリンターを新調した。
これまで11年間使い続けてきた点訳プリンターに印字の不具合が発生するようになった。 修理代が新品を買うほど高かったため、 新品の購入を検討。 車両競技公益資金記念財団から商品代金100万円の9割の助成を受け、 購入することができた。
点訳ソフトがインストールされたパソコンで、 点訳の規則に沿って文字を打ち込みプリンターへ出力すると、 紙面に6つの点からなる凸起を打ち出す。 1時間に120ページの印字が可能という。
市内には現在、 本品を含め4台の点訳プリンターがある。
同サークルは毎月の篠山市や社会福祉協議会の広報紙をはじめ、 議会だよりや一般図書、 バス・電車の時刻表などの点訳を行っている。
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2014年9月18日08:20
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被災寺院を支援 9月22日コンサート 柏...
丹波市豪雨災害で被災した寺院を支援しようと、 柏原町柏原の明顕寺 (廣崎秀行住職、 0795・72・0631) で9月22日午後7時からチャリティーコンサートが開かれる。 参加費500円を義援金とし、 市島町仏教会に寄付する。
市島仏教会によると、 被害のひどかった市島地域の25カ寺のうち9カ寺以上が、 本堂が全壊するなどの被害を受けた。 しかし、 宗教法人は公的支援が受けにくく、 関係者が頭を痛めている。
コンサートは、 「ささやかでも被災寺院にエールを」 と企画。 被災寺院の現状を知ってもらおうと、 廣崎住職が撮影・編集した、 被災した7カ寺の様子を撮影したDVD (約16分) を上映。 インドの古典楽器シタール&タブラ奏者の田中峰彦さん、 りこさんが出演する。
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2014年9月18日08:19
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「海援隊」が春日に 11月にライブ 9月2...
フォークグループ 「海援隊」 による 「トーク&ライブ2014」 が、 11月29日午後3時から春日文化ホール (春日町黒井、 0795・74・1050) で行われる。 9月20日午前9時から、 同ホール窓口で前売り券の販売を開始する。 同日午前10時からは、 ローソンチケットでも購入できる。 発売初日にチケットが売り切れていなければ、 21日午前9時から同ホールへの電話予約も可能。
海援隊は、 武田鉄矢さん、 千葉和臣さん、 中牟田俊男さんの3人グループで、 1972年にデビュー。 「母に捧げるバラード」 「贈る言葉」 などのヒット曲がある。
前売り3000円 (当日3500円)、 全席指定。
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2014年9月18日08:18
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町屋に大型キノコ出現 災害支援催しも ...
「丹波篠山・まちなみアートフェスティバル」 (同実行委員会主催) が篠山市の河原町妻入商家群周辺で開かれている。 篠山市ゆかりの作家35人、 ゲスト作家9人の作品が国重要伝統的建造物群保存地区の町屋や公共スペースに展示されている。 また、 丹波市の豪雨災害支援を目的に 「てるてる坊主」 を作るワークショップも開かれている。 9月23日まで。
鳳凰会館では4作家の作品を展示。 玄関を入ってすぐの土間には、 直径3㍍ほどの 「かさ」 を持つ木製のキノコが登場。 来場客らはさまざまな角度からキノコの姿を鑑賞していた。
また、 河原町交差点南西角の小西邸では 「たんばのくに災害復興支援ワークショップ・みんなでメガてるてるART」 を開催。 綿を詰めて好きな色の生地やリボンで、 てるてる坊主を2体作り、 1体は持ち帰り用に、 もう1体は実行委員会に預ける。 それを集めて、 大きなてるてる坊主にする。 参加費200円 (全額支援金に)。 毎日午前10時―午後5時。 21日午後1時半からは、 作家が指導する。
このほか、 芸術のワークショップやアーティストのトークショー、 俳句会、 ミニコンサート、 人形劇、 詩の朗読会など多彩な催しが開かれる。
20、 21、 23の3日間、 ディスカバーささやまグループが案内する 「城下町篠山探訪ツアー」 が行われる。 城下町の見どころを1時間半かけて巡る。 参加費無料。 午後1時20分までに河原町の交差点に集合する。
詳細は、 同フェスサイト (sasayama-art.com)。 問い合わせは、 同実行委員会事務局 (丹波古陶館079・552・2524)。
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2014年9月18日08:16
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生徒全員で人文字 市島中が体育大会で
8・16丹波市豪雨災害の被災地域にある市島中学校で9月13日、 体育大会があった。 生徒会が地元に元気を届けようと、 応援席から 「イチジマガンバロウ」 の人文字をつくり、 声を合わせてエールを送った。
同地域の小学校では運動会が延期されたり、 伝統の竹田祭りの中止が決まるなか、 体育大会ができることに感謝し、 元気を届けようと生徒会が企画。 応援合戦で使うカラーパネルや扇を使って文字を浮かび上がらせた。
生徒会長の廣瀬結麻さん (3年) は、 「被災地でボランティアすることもできるが、 元気な姿を地域のみなさんに見せることも、 私たちにできることの一つだと考えた」 と話していた。
同日、 市内全7中学校で体育大会が行われ、 生徒たちが競技に応援に元気な姿を披露した。
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2014年9月18日08:14
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地元で圧巻のTKO勝ち ボクシング・角...
篠山市東新町出身のプロボクサー、 角谷淳志 (29) =金沢ジム=が9月14日、 同市郡家の篠山総合スポーツセンターでタイ・ライトフライ級1位のダウット・マノプカルンチャン (19) とのノンタイトル10回戦に臨み、 4ラウンド2分31秒TKO (テクニカルノックアウト) でダウットをマットに沈めた。 初の地元開催とあり、 約520人の大声援を背にしながら鮮やかな勝利。 熱気渦巻く会場に向かって、 「地元で試合をするという夢が叶い、 さらに勝ててよかった。 ご協力、 ご支援いただいたみなさんに感謝したい」 と語った角谷は、 「必ずベルトを持って帰って、 この恩に応えたい」 とさらなる飛躍を誓った。 今後、 12月に東洋太平洋タイトルマッチ開催を目指す。
写真・ダウット選手に強烈な右カウンターをたたきこむ角谷選手(右)=篠山市郡家で
角谷のことを知る人々の前で始まった地元戦は静かな立ち上がり。 1ラウンド、 2ラウンドと、 角谷は手数も動きも少ない相手に対して、 ステップを使って間合いを取りながら、 時折、 左のジャブと右ストレートを浴びせる。
3ラウンドに入って、 ダウットの手数も少しずつ増えてくる。 しかし、 それは角谷の術中にはまっている証拠だった。
4ラウンド。 誘いに乗って懐に飛び込んできたダウットに対し、 一度バックステップを入れてさらに間合いを縮めてからカウンターの右が炸裂。 一度目のダウンを奪う。
勢いに乗った角谷は、 立ち上がったダウットを一気にロープ際まで追い詰めると、 さらに強烈な右フックと、 とどめの左フックを浴びせてマットに沈めて圧巻のKO勝ち。 会場総立ちの大歓声が鳴り響く中、 高々と拳を掲げた。
昨年9月にはメキシコでWBC (世界ボクシング評議会) ライトフライ級タイトルマッチに臨み、 4回TKO負けを喫した。 昨年末の再起戦で同じくタイの選手をKOして再起への道を歩みだした。
そして迎えた地元戦。 「負けたら引退」 と公言していた角谷は、 のしかかる重圧を自らの拳ではねのけ、 最高の形で勝利を飾った。
リング上でマイクを持った角谷は、 「ボクシングを続けられるのは応援があるから。 これからもよろしくお願いします」 と述べ、 観客に向かって深々と頭を下げた。
冴城辰弥トレーナーは、 「2人でずっと練習してきた一番得意なパンチで勝利できた。 でもまだまだ相手をコントロールして勝てるはず」 とさらなる高みを期待。 所属ジムの金沢英雄会長は、 「地元でヒーローになった。 東洋太平洋、 そして、 世界戦を実現させてやりたい」 と話していた。
地元壮行試合実行委員長の粟野義範さんは、 「あのKOならば、 世界にもいける。 今後の活躍に期待したい」 と喜びの声。 角谷の父、 角谷慶治さんは、 「地元のみなさんにここまでしていただいて、 とてもうれしい。 自分の夢に向かってがんばってもらいたい」 と話していた。
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2014年9月17日17:42
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無料登記法律相談会
9月18日、 柏原住民センターで午前9時―11時半、 篠山市民センターで午後1時半―4時、無料登記法律相談会が行われる。 予約不要。 土地家屋などの売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理、 多重債務などの相談に県司法書士会たんば支部が応じる。 問い合わせは、 柏原会場=足立事務所 (0795・82・6682)、 篠山会場=細見事務所 (079・594・2866)。
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2014年9月17日17:41
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尾端・鴨阪で順次通水
8月16日丹波市豪雨災害で断水が続いていた市島町尾端、 鴨阪両自治会で16日から一部通水が再開された。 各戸の管の状態を見たり、 洗管をしながら順次通水を再開している。
鴨阪加圧所 (尾端) が完成し、 稼働を始めたことに伴うもの。 両自治会の断水が解消される。