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2014年9月25日13:27
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娘の初運動会は感動イッパイ!
娘の小学校の運動会の練習が2学期に入って始まり、 彼女は何もかもが初めての体験をしていた。 小さい体に大きなランドセルを背負っての通学だけでも疲れるだろうと思うのだが、 彼女自身、 疲れ以上にワクワク感が勝っていたようだった。 「あんな、 こんなふうにして、 手を一生懸命振るねん。 絶対降ろしたらあかんねんで。 ほんま疲れるねん」 などと話してくれたり、 綱引きでこけて帰ってきた時の半べそ顔は微笑ましくもあった。
当日の朝、 朝霧が晴れ出し、 眩しい秋空の下、 子どもたちが豪雨災害の復興を願って描いた旗が色とりどりの万国旗さながら賑やかに運動場を飾っていた。 大きく成長した1年生たち10人は、 6年生と比較するとやっぱり小さく、 それがまた可愛い。 その小さい体で一生懸命にポンポンを持って踊り、 しっかり腕を上げて手を振って走っている姿に思わず拍手!これが疲れるやつかと思わず納得しながら。 玉入れも、 綱引きも本当に真剣な顔をして頑張っていた。
上級生に至ってはさすが!リレーは迫力あるし、 力強い太鼓の演奏はよくあんなリズムを覚えてられるなと感心。 組体表現はエグザイルの音楽で元気に始まり、 母ちゃんの頃はソーラン節だったけど、 今どき!とビックリ。 そして静かで力強い音楽に合わせての表現に、 若いって凄い!と。 何よりも全力で一生懸命する純粋な姿って、 見ているほうは清々しい気持ちになる。 娘の初運動会は、 母ちゃんたちにとっても初めての感動をたくさん頂いたものだった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年9月25日13:27
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北海道での実習廃止 37回の歴史に幕 氷...
氷上高校の営農科と食品加工科の生徒が毎年9月、 北海道の農家宅で畜産や農作業を体験する実習が、 今年度をもって廃止された。 同校の教育カリキュラムの変更や経費削減によるもので、 来年度からは長野県に体験の場を移し、 農作業中心の実習を行う。
同実習は、 両科の生徒が農家宅にホームステイしながら、 搾乳や牧草の取り換え、 作物の収穫などを体験するもの。 北海道内での実習は、 1975年にスタートした。 BSEや口蹄疫、 新型インフルエンザの流行などで体験先を変更した年もあったが、 今年で37回目を迎えた。 今年も今月4日から1週間、 両科72人が道内で活動した。
同校は今年度から、 生徒に幅広い学習をさせる目的で、 教育カリキュラムを変更。 営農科では、 昨年度まで2年次に畜産専攻と園芸専攻に分かれていたが、 今年度からコースを分けず、 同科の生徒全員が畜産と果樹を学ぶことにし、 それに伴い酪農部門は廃止するなどの見直しをした。
長野県では、 畜産関係の体験はせず、 畑作を中心とした農作業に取り組む予定。 生活科は長野県でレタスなどの野菜収穫体験、 商業科は豊岡市神鍋地域の民宿で接客を学ぶなど、 これまで通りの就業体験実習を行う。
あわせて、 「学年全体での行事を」 との思いから、 全科合同での研修旅行を別に検討している。
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2014年9月25日13:26
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句歴50年の集大成 初の句集を出版 青垣...
青垣町小倉の足立頼昌さん (77) が、 句歴約50年の集大成となる処女句集 「谺 (こだま)」 を自費出版した (丹波新聞社印刷)。 50年間に作った句の中から410句を収録。 「自分も俳句をしようと、 こだまし合い、 俳句仲間が増えればという思いもあり、 タイトルを 『こだま』 にしました」 と話している。
足立さんは、 中兵庫信用金庫青垣支店に勤務していた1963年、 医師で俳人でもあった青垣町佐治の田村菁斉 (せいさん) さん主宰の 「柴栗句会」 に入会した。 「当時の支店長が、 銀行員も文化活動に親しむべきという考え方だったので」 と足立さん。 毎月第3水曜日の午後1時から開かれる例会に出席した。
喜寿を記念して句集を出版。 田村さんの葬儀に参列して作った句 「さつき咲く庭を離れる師の棺」 のほか、 「春雨やひと呼吸して書に返る」 「客の間に羽休めたる初つばめ」 など、 情景が浮かび、 哀歓がにじむ句が並んでいる。
足立さんは現在、 たんば青春俳句祭の実行委員長を務め、 青垣句会の指導にもあたっている。
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2014年9月25日13:26
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ランチメニューを開発 農水省「農業女子...
農水省が進める女性農業者と企業を結び付ける 「農業女子プロジェクト」 の 「農業女子」 メンバーで、 野菜ソムリエの資格を持つ池田礼子さん (44) =篠山市草ノ上=が、 蕎麦粉を使ったカフェランチメニューを開発。 蕎麦店 「夛左ヱ門 (たざえもん)」 (篠山市西岡屋209―3) で 「soba caf'e (ソバカフェ)」 として販売を始めた。
コメと黒豆を栽培している池田さんは、 「農と美と食」 をつなげようと、 野菜と果物の知識やレシピ開発などを学び、 今年2月、 日本野菜ソムリエ協会認定の 「ジュニア野菜ソムリエ」 を取得。 同店の平日ランチタイムに、 30、 40歳代の女性をターゲットにしたレシピ3品を考案した。
「sobaパスタプレート」 は、 パスタ風にアレンジした十割蕎麦、 旬の野菜を使った野菜サラダ、 イタリアンオムレツ、 野菜料理、 肉料理、 バゲットパンをワンプレートにした。 「ガレットプレート」 は、 蕎麦粉のガレット、 十割蕎麦パスタ、 野菜料理、 肉料理、 野菜サラダをワンプレートにした。 いずれもスープ付き。 「1日分の野菜スープカレー」 は、 理想的な1日当たりの野菜摂取目標量を目安にした野菜たっぷりのスープカレーと野菜料理、 雑穀米入りライス (大盛り可) のセット (限定10食)。 3品とも、 コーヒーか紅茶が付いて1000円。
ソバカフェは、 水、 木、 金曜日の午前11時半―午後2時半。 問い合わせは、 同店 (079・552・3989、 月、 火曜定休)。
池田さんは、 篠山産の農産物を生かしたメニュー開発や販売、 広報を進めていく考えで、 生産者や飲食店からの相談を受け付けている。 問い合わせは、 池田さん (080・9169・0170)。
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2014年9月25日13:26
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初の品種別出荷実施 「銀寄」「筑波」を...
丹波栗のさらなるブランド化をめざし、 今年度から栗の品種別出荷に取り組むJA丹波ひかみの丹波栗生産組合 (足立義郎組合長) が19日、 同JA氷上カントリーエレベーター (氷上町井中) で栗の見分け方の勉強会と出荷説明会を開いた。 これまで 「クリ」 とひとくくりにしていたものを 「銀寄」 「筑波」 を別選果し出荷するもので、 有利販売につなげていく。
同組合が、 防除やせん定が行き届いていると認定した 「特選栗」 の認定ほ場を持つ生産者約20人が対象。 同JAによると、 合計で51ほ場6㌶が対象面積。 昨年までは 「特選」 一種類だったが、 今年は、 「特選銀寄」 「特選筑波」 を設け3分類する。
説明会には対象の生産者ほぼ全員が参加。 丹波農業改良普及センターの黒田英明さんから見分け方を教わった。 丹波地域で多く生産されている 「銀寄」 「筑波」 「丹沢」 のうち、 時期が早い 「丹沢」 は見分けがつきやすいものの、 時期が重なる 「筑波」 と 「銀寄」 の見分け方について詳しく説明を聞いた。 黒田さんは、 「栗の底面の 『座』 と鬼皮の境目に、 少しはく離した層ができているのは、 かなりの精度で銀寄と言える」 などと実物を示しながら説明。 また、 「いがの状態からも見当がつく」 と述べた。
足立組合長は、 「ナシでもブドウでも品種別に出荷がされているのに、 クリだけが 『クリ』 と大雑把だった」 と言い、 「筑波を先に、 銀寄を後にという具合に、 木ごとに収穫してほしい。 確実に見分けがつくものだけ選果し、 判別が難しいものは無理して分類しないで」 と呼びかけた。
細見悦郎さん、 さだ子さん夫妻 (青垣町東芦田) は、 「難しいけれど、 少しでも良いものを出したい」 と話していた。
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2014年9月25日13:25
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観光キャッチフレーズ 市民の投票呼び掛...
篠山市 (商工観光課079・552・6907) は7月末まで募集していた 「観光キャッチフレーズ」 の応募作品888点を公表し、 市民からの投票を受け付けている。 投票結果を審査の参考にする。 当初、 今月中旬に審査発表を行うとしていたが、 より市民に関心を持ってもらうため市民投票を行うことにした。
応募者数が最も多かったのは、 兵庫県 (94人)、 次いで大阪府 (65人)、 東京都 (44人) だった。 海外からの応募もあった。
募集内容は、 「丹波篠山」 をイメ ージさせ、 キャッチフレーズを聞いて、 「行ってみたい」 と思わせるもので、 25文字以内としていた。
投票は10月20日までに、 市や市観光情報サイトから入り、 県電子申請共同運営システムで1人5点まで投票できる。
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2014年9月25日13:24
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「神経」「救急」6科新設 県立柏原、柏...
県立柏原、 柏原赤十字の両病院を統合し、 2018年度の開院をめざす新病院の統合再編基本計画を策定するにあたり、 新病院の機能のあり方や整備地の選定について地元関係者や有識者、 医療関係者の意見を聞く、 「統合再編検討懇話会」 の初会合が22日、 丹波市役所柏原支所であった。 事務局 (県病院局と日赤県支部) が、 現在の両病院より6科多い24科とするなど診療機能の素案を示し、 4つの病院整備候補地を提示した。 2度目の懇話会を来月下旬に開き、 県と赤十字で基本計画案をまとめ、 パブリックコメントを経て、 年内に基本計画を策定する。
素案によると、 診療機能と診療科=表1=は、 神経内科、 血液内科、 リウマチ膠原病内科、 腎臓内科を新設。 常勤医不在が続いている脳神経外科の常勤医を招へいするとした。 救急科と病理診断科の新設も盛り込んだ。
整備場所は、 18年度の開院を目指すため円滑に確保できる県有地などから候補地を選定。 必要面積が確保できること、 受診アクセスの利便性と救急患者の迅速な搬送経路の確保、 大規模災害リスクなどの観点から、 氷上工業団地 (氷上町石生) と柏原駅南 (柏原町柏原)、 両病院の現地建て替えの4案を提示した。
事務局が示した評価シートでは、 同工業団地を最も高評価。 JR駅から遠いものの、 面積が広い (5・15㌶)、 インターチェンジに近い、 ヘリコプター搬送がしやすい、 大規模災害リスクが少ない、 建築工事期間が短い、 工事に伴う患者への影響がない―とした。 次いで高評価の柏原駅南 (2・36㌶) は、 JR駅に近い点が工業団地より高評価なものの、 看護学校などを併設するには面積不足、 インターチェンジからやや遠い―などの点が、 工業団地より低く評価された。
現地建て替えは、 柏原赤十字 (1・05㌶) は面積が狭い、 県立柏原 (6・08㌶) は、 看護宿舎、 看護専門学校、 駐車場などの撤去が必要で現地建て替えは困難―と共に低評価。
病床数は、 高齢化に伴う患者の動向、 圏域外に流出している患者の動向などを勘案し、「300床程度」 とし、 「290―330床」 と幅を持たせた。 このうち、 急性期は190―210床とし、 回復期病床を100―120床とした。
新病院に引き継ぐ県立の緩和ケア病床 (20床) と赤十字の感染症病床 (4床)を除いた両病院の病床のほぼ全てが急性期対応の一般病床 (2病院合計で265床)。急性期から回復期まで対応する新病院では、 現行の 「急性期病床」 を、 「急性期」 「回復期リハビリ」 「地域包括ケア」 の3機能に再編する。
「急性期」 は従来通り、 濃厚、 積極的治療が必要な患者を受け入れる。
「回復期リハビリ」 は、 急性期を脱した脳卒中や心疾患などの患者が、 理学療法士や作業療法士らの支援で在宅復帰に向けて集中的にリハビリに取り組む。 「地域包括ケア」 は、 急性期病床から症状が落ち着いた患者を受け入れるほか、 在宅の患者の急変時の受け入れ、 入院患者の在宅復帰支援の役割を果たす。
地域医療を担う人材育成拠点と位置づけ、 若手医師や医学生、 県養成医師などが地域医療教育、 研修を行うフィールドとする。 内科、 外科、 総合診療などの基本領域とともに、 消化器内科、 循環器内科、 消化器外科などの研修施設の認定を受け、 専門医を養成する。
「丹波市と協議の上、 整備する」 としている関連施設の中身は、 診療所 (総合診療科外来) 機能、 予防医療 (健診) 機能、 在宅療養・介護支援機能―とした。
来年度に基本設計と実施設計、 16年度からおおむね30カ月建築工事を行い、 18年度の年度途中に開院するスケジュール。
懇話会は、 一昨年11月に 「2病院の統合が望ましい」 と提言した 「丹波市域の医療提供体制のあり方等に関する検討会」 の委員に、 丹波健康福祉事務所長と篠山市長、 篠山市医師会長らを加えた15人で構成。 座長には、 検討会の座長を務めた邉見公雄県参与・全国自治体病院協議会長が委員の互選で選ばれた。
委員は次のみなさん。
▽行政=辻重五郎丹波市長、 酒井隆明篠山市長、 田所昌也丹波健康福祉事務所長▽医師会=石井敏樹丹波市医師会長、 河合岳雄篠山市医師会長▽住民代表=足立篤夫丹波市自治会長会会長▽外部有識者=松田暉神戸国際医療交流財団理事長、 谷田一久ホスピタルマネジメント研究所代表▽大学=杉村和朗神戸大学学長補佐▽若手医師=八幡晋輔県立柏原病院内科医長▽病院長=秋田穂束県立柏原病院長、 片山覚柏原赤十字院長▽病院運営主体=岡本周治県病院事業副管理者、 藤原雅人日本赤十字社兵庫県支部事務局長
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2014年9月25日13:13
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石臼の穴から栗の木...
写真・石うすの中央に開いた穴から成長したシバグリ。 今なお成長を続けている=篠山市川原で
石うすから栗の木ニョキリ―。 県立ささやまの森公園 (篠山市川原) の玄関脇に飾っている石うすの穴から、 7年前に芽を出した 「シバグリ (柴栗)」。 今では樹高約4㍍にまで育ち、 幹の根元直径は石うすの穴の大きさを超え、 約10㌢にまで成長している。 来園者らは 「ど根性グリやで」 とおもしろがっている。
7年前に石うすの中央に開いた穴から、 ひょろりとした苗木が顔をのぞかせているのを公園職員が発見。 「クヌギやろか、 クリやろか」 と互いによく似ている葉を見て 「しばらく様子をみてみよう」 と放置した。 その後もすくすくと成長し、 いつしか幹は石うすの穴よりも太くなり、 今もなお変形しながら成長を続けている。 一昨年からは実を付けるようになり、 今年も30個程度の小さなイガグリがぶら下がっている。
同公園職員は 「栗が石うすを割って、 なお成長を続けるのか、 それとも栗が枯れてしまうのか。 勝負の行方を見守りたい」 としている。
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2014年9月25日13:11
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球体ツリーハウス完成 悠遊の森のシンボ...
写真・立命館大学の学生プロジェクトが造ったツリーハウス=柏原町大新屋、 丹波悠遊の森で
丹波悠遊の森(柏原町大新屋)内に、 立命館大学理工学部建築都市デザイン学科の学生らでつくる 「TAMBA MANUFACTURE PROJECT」 (40人) が、 竹を使った球体のユニークなツリーハウスを完成させた。 プロジェクト代表の河北諒さん=3回生・京都市出身=は、 「竹が朽ちてきたら新しいものと簡単に交換できる造りにした。 ツリーハウスを通じて丹波とのつながりを持ち続けたい」 と話している。
今月7日から19日まで施設のキャンプ場に宿泊しながら、 約2週間かけて製作した。
高さ6・2㍍、 直径6・6㍍のほぼ球体。 高さの半分の断面に床板を張っている。 森に浮かぶ母体をイメージし、 田中律子さん=3回生=がデザインした。 「中に入るとやすらぎや安心感を与えられるように」 と考えたという。 また、 放置された竹林がはびこって竹害問題になっていると聞き、 少しでも切り出して使おうと、 竹を素材に選んだ。
同プロジェクトは、 昨年3月から活動を開始した。 建築基準法の適用外になるツリーハウスの自由さにあこがれていた河北さんが、 学科生に呼びかけてプロジェクトを立ち上げ、 大学から50万円の資金を獲得。 丹波市の知人を通じて悠遊の森を紹介され、 実現に至った。 細見工務店 (春日町) の細見典行代表が、 技術面などの監修で協力した。
河北代表は 「丹波には、 都会では考えられないほどの広い場所があり、 ふれあった人はみんな温かかった。 施設のシンボル的な存在になればうれしい」 と話している。
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2014年9月21日08:29
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ワクチンテーマ 小児医療講座 9月25日...
県立柏原病院の小児科を守る会は9月25日午前10時から木の根センターで医療講座 「ママのおしゃべり救急箱」 を開く。 県立柏原病院医療監の酒井國安医師 (小児科) が 「ワクチンについて」 と題し講演する。
無料で誰でも参加できる。 託児希望は丹波市社会福祉協議会ファミリーサポートセンター (0795・70・2244)。
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2014年9月21日08:28
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福住「わだ家」で田舎暮らし体験 10月、...
福住地区まちづくり協議会などが10月19日午後零時半から、 篠山暮らしお試し住宅 「福住わだ家」 (篠山市福住) で 「たんば田舎暮らし体験イベント」 を行う。 参加者を募集している。
同住宅を見学したり、 黒枝豆の収穫、 調理、 試食を体験したり、 国重要伝統的建造物群保存地区の町並みを散策したりする。
参加無料。 先着30人。 申し込みは、 丹波県民局県民課 (0795・72・5168)。
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2014年9月21日08:27
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こまいぬ
氷上郷土史研究会会員、 山内順子さんの 「こまいぬ」 についての研究展示会 (丹波市氷上住民センターで開催中) が、 なかなか興味深い。 どこにでもいて何気なく見ていたのが、 色々と教えられた。 ▼歴史は平安時代に遡り、 清少納言の 「枕草子」 に3回出て来るが、 いずれも神社の参道に置かれているのではなく、 宮中の室内で高貴な女性を守ったり、 高麗 (こま) から伝来し今の神楽に名残をとどめる舞の様子が描かれているという。 青垣町の高座神社にも、 本殿に 「御殿こまいぬ」 として鎮座しているとか。 ▼厳密には一対の右側が 「獅子」、 左側が 「狛犬」 だそうだが、 王権の象徴たる獅子、 ライオンは遠くメソポタミアに起源を発し、 西はトルコを経て英国王室の城にまで、 一方東はインド、 中国を経て日本の神社まで伝わったと聞くと、 文明の壮大なロマンを感じさせられる。 ▼今回は山内さんが市内の式内社を中心に20社調べたうち、 9社のこまいぬの写真が展示されているが、 その中だけでも、 子犬連れのもの、 しっぽをいきり立たせ飛びかかろうとしているものなど、 様々な個性を持っている。 ▼神戸の出身で、 柏原に2年前に引っ越したばかりの山内さんが、 丹波の地域の文化財にこれほどまで目を向けて下さっていることが嬉しい。 10月からの後半の展示も楽しみだ。 (E)
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2014年9月21日08:26
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夫の留守と猫の家出
盆明けから夫が三週間の予定でプーケットへ出かけた。 アジアが大好きで、 向こうに知り合いも出来、 何より日常のしがらみから解放されるのがいいらしい。 こちらは三週間という期限付きの夫の留守、 家事は思いっきり手抜き。 スマホのラインで、 毎晩ビデオ画像付きの会話をするので、 遠くに行っているという気はあまりしない。
今回はいつもと違って、 息子一家が五日間プーケットで合流して一緒に過ごしたので、 家族旅行もできて良かったようだ。 小五の碧 (あお) にとっては初めての海外旅行で、 出発前からタイ語を覚えたり、 夏休み最後の思い出がたくさんできたようだ。
さて夫が出かけた日から、 親子猫が丸一日帰らなかった。 翌日母猫のシロは帰宅したが、 子どものメルは戻らない。 その間、 猫が戻ってくるというおまじない〈立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む〉をベランダに張り続けた。 このおまじないの意味は 「別れたけれどいなばの山に生えている松のように、 待つと言うのなら今すぐにでも帰りますよ」 というもの。 松と待つは掛詞。 効果があったのか、 五日目にメルはかなり痩せて戻った。 ところがまた、 翌々日からシロが家出、 もう十日以上になるが帰ってこない。 今度はメルが不安なのか、 私の姿が少しでも見えないと心細そうに鳴く。 趣味の蝉やバッタの採集もせずおとなしい。 月初めの丹波の句会へ一泊で行っている間も気がかりだったが、 帰ると居たのでホッとした。 あと数日で夫は帰るが、 夫の留守と猫の家出、 何か関係があるのかな。
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2014年9月21日08:24
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通水再開で戻る日常
8月16日豪雨災害後、 断水が続いていた市島町前山地区の鴨阪、 尾端両自治会で17日、 通水が再開し災害発生から1か月で市内全域で断水が解消された。 車でお風呂に、 公民館に洗濯に通う、 重いポリタンク運びもなくなり、 住民からは、 やっと日常生活が戻ったと安堵の声が聞かれた。
給水に来る人がどれぐらい水をくむのか見ていたが、 100㍑はざら。 300㍑をくむ大家族もあった。 知らず知らずのうちに、 大量の水を使う生活になっていて、 それに慣れている。 自分が1日に何㍑の水を使っているのか、 計量したいと思った。
子どもが 「小」 の用を足した直後にトイレに入り、 水洗回数を半分にする、 化粧をしない、 など節水の努力を聞いた。 ある人は給水再開後、 ポリ容器に残った水を風呂に入れて使ったと話していた。 もったいなく捨てられなかった。
断水が解消されたことで、 避難先から自宅へ戻る人も出てくるだろう。 復旧の一つの節目になった。 しかし、 家を破壊された人たちは、 復旧してもなお、 自宅に戻れない。 平穏な日常生活が戻るよう、 励ましサポートする気持ちを持ち続けたい。(足立智和)
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2014年9月21日08:24
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丹波栗の季節到来 やや早く収穫期
丹波地域の特産、 栗のシーズンが到来した。 丹波市氷上町福田の 「福田観光栗園」 では、 今年は例年より4、 5日早く栗が落ち始めたといい、 1週間ほど早く開園した。
同園の横田啓治さん (74) によると、 「夏の日照不足で出来を心配したが、 平年作のよう」 という。 約1㌶の園に、 大粒品種の 「銀寄」 「筑波」 「国見」 の3品種を主体に600本ほど植えており、 皮がむきやすい 「ぽろたん」 も1割ほどある。 出始めの今は国見がメーンで、 今後、 筑波、 銀寄が順に収穫期を迎える。
同園 (0795・82・1616)。 入園料500円。 10月10日ごろまで。
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2014年9月21日08:23
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放棄地の溝に希少水生植物「ミズオオバコ...
写真・耕作放棄地の脇の溝にひっそりと咲く 「ミズオオバコ」。 県版レッドデータブックのCランクに指定されている=篠山市福住で
篠山東雲高校 (篠山市福住) そばの耕作放棄地の溝で希少な水生植物 「ミズオオバコ」 が見つかった。 発見したのは同高の2年生数人。 発見者の一人、 平井くるみさん (篠山東中出身) は、 「学校の周りに多様な自然が残っていることを改めて知った。 大切に見守っていきたい」 とほほ笑んでいる。
トチカガミ科の水草で、 葉がオオバコに似ていることからこの名が付いた。 水中で生育。 水上に向けて茎を伸ばし8―10月にかけて3枚の花びらからなる薄ピンク色の花を咲かせる。 花の直径は約3㌢で、 一日で散る 「一日花」。
耕作放棄地脇の幅約30㌢、 水深約10㌢の溝に、 約100㍍に渡って100株程度が自生している。 学校の授業で稲刈りをしていた最中に生徒が見つけ、 植物に詳しい同高の藤浦薫教諭が同定した。
兵庫県内の貴重な自然を掲載した県版レッドデータブックに、 存続基盤がぜい弱な種とされるCランクに指定され、 環境省のレッドリストにも準絶絶滅危惧種 (VU) として位置づけられている。
藤浦教諭によると、 ほ場整備など埋め立てによる水田環境の変化や、 水質汚濁などにより数を減らしたという。
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2014年9月21日08:23
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心地よい音環境作り出すソファー 谷水加...
防音パネルの製造などを手がける谷水加工板工業 (丹波市氷上町賀茂、 谷水克己社長) が特殊吸音材を内部に搭載したソファーを開発、 販売を始めた。 同社によると、 ソファーが不自然な低音をカットし、 音がきれいに聞こえるという。 同社によると、 家庭用吸音器にソファーを用いたのは家具業界初の試みという。 同社ウェブ (http://www.tanimizu-kakou.co.jp/sofa) で吸音ソファーの効果を視聴できる。
「サウンド・クリア・ソファー」 の商品名で展開する。 長さ2㍍、 幅82㌢、 背もたれの高さ70㌢。 19万8000円から。
同社によると、 音は反射して耳に届くが、 反射が多過ぎると気持ち悪いエコーが鳴り響くという。 同ソファーは、 音の余分な反射を吸収し、 心地良い音環境を作るという。 ソファー内部にウレタンの吸音材が入っており、 125ヘルツの低音域の場合、 吸音パネルの8倍の効果がある。
ソファーの製造は、 大分県日田市の家具メーカーで行い、 羽毛かけ布団同様の清潔なフェザーを使うなど、 座り心地は一般的なソファーと同等にした。
デザインを手がけた近藤清人さん (丹波市出身) は、「現在のインテリア市場は、 デザインと価格で競っている。 吸音という新たな機能をもった 『サウンドクリアソファー』 は、独自性がある」と言う。
広報担当の谷水ゆかり設計部長は、 「一般的なソファーの価格と同等にし、 吸音の付加価値をつけた。 新築や建て替えで新調したいと思った時、 買うなら 『音がきれいになるソファー』 を選んでもらいたい。 40歳代男性で若い時は音楽に凝った、 という層に響けば」 と話している。
京都市、 神戸市に店舗があるインテリアショップ 「ア・デペシュ」 などで販売する。 受注生産で、 当初は月5台の販売をめざす。 問い合わせは谷水加工板工業 (0795・82・2117)。
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2014年9月21日08:22
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第396問
「篠山出身のプロボクサー角谷淳志選手が、 先日の地元戦でTKO勝ちしたダウット選手はどこの国の選手?」
1.タイ
2.アメリカ
3.メキシコ
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2014年9月21日08:20
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39事業者で「丹波栗食べ歩きフェア」 丹...
39事業者が参加する 「丹波栗食べ歩きフェア2014」 (同実行委員会主催) が20日、 始まった。 栗拾いや栗の直売のほか、 地元の丹波栗を使った特別料理を味わえたり、 栗の菓子などが買えるフェアを10月20日までの期間限定で展開し、 誘客につなげる。
飲食店16店、 販売店10店、 直売所11店、 観光栗園2園と昨年の第1回フェアより参加が4事業者増えた。 フェア参加事業者は目印となる統一ののぼりを立て、 「丹波栗を味わってください」 とPRする。
栗拾いのみ9月20―10月10日で、 他は10月1―20日までが期間。
フェア参加店を掲載した 「丹波栗食べ歩きマップ」 は2万部作成。 丹波、 篠山両市の観光案内所に置いている。
問い合わせは実行委員会事務局 (県丹波農林振興事務所0795・73・3791)。
参加店は次のとおり。 ◎は要予約。
〈飲食〉
丹波市 ▽今出せせらぎ園=栗ごはん▽あまご村=◎丹波栗入りあまご釜めし▽おいでな青垣&夢楽市場=栗ご飯のおいでな定食、 生栗販売▽マルク=丹波栗バタフレンチトースト、 たんば栗金コロッケランチ (土曜祝日のみ限定10食) ▽いづも庵=栗御膳 (土日のみ限定30食) ▽若駒白雲閣=栗御膳▽無鹿=◎栗ご飯、 渋皮煮▽大連飯店=丹波栗と鮭のチャーハン、 丹波栗と小海老の辛子炒め▽りぼん=とろろクリごはん▽茶寮ひさご=◎丹波栗点心▽すしきん=◎たんば栗御飯弁当▽旭光亭=◎栗御飯定食
篠山市 ▽いわや=丹波栗の炭火焼き▽ささやま荘=◎丹波栗会席 (一日20食限定) ▽手作りケーキの店アリス=丹波栗と篠山牛のパスタ、 丹波栗モンブラン▽四旬=◎丹波栗ごはん
〈菓子〉
丹波市 ▽丹波春日焼きぐり会=焼くり、 生栗▽夢の里やながわ本店=和のモンブラン▽ときわどうゆめタウン店=丹波栗のパイ包み、 丹波栗の和風ティラミス▽スイーツ・チェリッシュ=丹波栗パイ▽カタシマ=丹波栗モンブラン、 丹波栗のトポッシュ▽井上=栗納豆、 栗パイ
篠山市 ▽あかねのパン屋さん=栗パン、 栗のケーキ▽鹿生堂=栗おこわ▽あくさや=くりもち▽大福堂=栗餅
〈直売所〉
丹波市 ▽足立栗園=◎生栗、 むき栗▽石戸観光農園=生栗、 むき栗▽いちじま丹波太郎、 ひかみ四季菜館、 ベジまるしぇ=生栗
篠山市 ▽大山ふれあい市場、 巻次のくり=生栗、 むき栗▽中澤農園、 味土里館、 丹波旬の市=生栗▽特産館ささやま=生栗、 焼栗
〈栗ひろい〉
▽福田観光栗園 (丹波市) ▽森口栗園 (篠山市)
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2014年9月21日08:19
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大阪音大出身11人が演奏会 9月27日、篠...
大阪音楽大学ピアノ専攻出身の 「若葉会」 が9月27日午後6時から、 ほろ酔い城下蔵 (篠山市呉服町) で 「名曲コンサート―二人のフランツとベートーヴェン」 を開く。 篠山市を含む11人の演奏家がシューベルト、 リスト、 ベートーヴェンの名曲を演奏する。
年2回開催し、 今回で25回目。酒井万理さん(真南条下) はリストの 「パガニーニによる大練習曲第6番イ短調 主題と変奏」、 井本裕美さん (住吉台) はベートーヴェンの 「ソナタ第21番ハ長調 ワルトシュタイン作品53第2楽章」 を演奏する。
入場料800円 (おみやげ付)。 チケットは城下蔵 (079・552・6338) で。