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2014年10月9日11:56
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波々伯部神社 (篠山市宮ノ前)
祭神はスサノオノミコトである。 創建は、 680年とも貞観年間とも言われている。 京都の祇園社から勧請され、 祇園社ともいう。 国道から杉並木を通って、 大きな神社林のある社殿につく。 境内には大きな4本の杉が並び立っている。
この神社も神仏習合の名残があり、 まず庫裏の欄間には6代目中井正貞の竜の彫り物がある。 表裏2面の彫刻がそれぞれ独立して存在している。 正貞の技量が遺憾なく発揮され、 その色合いも屋内であるだけに、 すばらしいの一言である。 本殿は孫の8代目中井正胤の作であり、 拝殿周りの彫り物は、 竜のそれを含めて、 すばらしいものだが、 そのうち脇障子の分厚さと彫刻の立派さは必見であり、 屋上にしつらえられた鬼面の彫刻もすばらしい。
元高校教諭 岸名経夫
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2014年10月9日11:55
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瑞雲寺 (青垣町東芦田)
創建時不詳だが、 室町時代、 足利尊氏にかかわる古い寺である。 戦国時代、 ここに東蘆田城があり、 その一郭の瑞雲寺も戦略の要として、 城郭にしか用いられないような、 穴太 (あのう) 積みのすばらしい石積みが見られる。 敵方の攻撃に対して堅固に見える寺ではある。
ここの山門に彫刻が見られる。 正面の蟇股 (かえるまた) の彫り物は小さいものだが、 左右の木鼻には象の立派な彫刻がある。 門の裏側の木鼻には唐獅子の彫刻が施されている。 さらに天井は格(ごう)天井と呼ばれる造りになっていて、 多数の花の絵が描かれている。 今では色あせているが、 往時はさぞ華やかなものであったであろう。 この彫刻は中井正貞のものと考えられる。
元高校教諭 岸名経夫
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2014年10月9日09:28
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司法書士による無料登記法律相談会
10月16日、 柏原住民センターと篠山市民センターで無料登記法律相談会が開かれる。 柏原は午前9時―11時半、 篠山は午後1時半―4時。 予約不要で当日会場へ。
県司法書士会たんば支部の会員が、 土地家屋等の売買、 相続、 遺言や高齢者の財産管理、 多重債務などの相談にのる。 柏原は足立事務所 (0795・82・6682)、 篠山は細見事務所 (079・594・2866)。
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2014年10月9日09:28
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保育士・幼稚園教諭など募集 氷上町福祉会
来年4月に 「認定こども園ふたば」 を開園する氷上町福祉会は、 氷上町内の認定こども園、 保育園に来年4月1日から勤務する職員を募集している。 職種は、 保育士、 幼稚園教諭、 子育て支援員、 看護師、 調理員。
保育士、 幼稚園教諭は、 両方の免許を持っている人10人と、 いずれかの免許をもっている人5人。 子育て支援員は、 どちらかの免許をもつ人1人。 看護師は看護師免許、 調理員は調理師免許が必要。
勤務時間は午前8時から午後5時。 年齢不問 (来年3月卒業見込みの人も可)。 10月24日午後5時までに、 履歴書と資格証明書を郵送または持参する。 採用試験は11月1日、 筆記と面接。
同福祉会 (〒669―3601 氷上町成松146―1 社会福祉法人氷上町福祉会、 電0795・80・4760)。
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2014年10月9日09:27
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「まちづくり提案」市民から募集 篠山市...
篠山市 (企画課079・552・5106) は、 2015年度の施策に反映する、 市民からの 「まちづくり提案」 を募集している。
提案内容は、 健康・福祉、 子育て・教育など8分野。 応募は10月17日までに、 所定の用紙を同課に郵送、 ファクス、 Eメールか持参する。
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2014年10月9日09:25
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出会いの秋 カップリングパーティー 参...
◆買い物しフリートーク 11月22日 ゆめタウンで
丹波市商工会青年部山南支部 (中岡和広部長) が11月22日、 ゆめタウンポップアップホール (丹波市氷上町本郷) で開く 「ふれあいカップリングパーティー」 に参加する男女各30人を募っている。
これまで屋外で調理をするなどイベント色を強く打ち出していたが、 昨年の参加者アンケートに 「参加者どうし、 もっと話がしたい」 との記載が多くあったことから、 「今年は自由に話せる時間をより多くとる」 (田村安通イベント担当部長)。 自己紹介をした後、 グループ分けをし、 フリートークの時間に食べる食べ物と飲み物を一緒に買い出しに出かけて心をほぐし、 その後、 会話を楽しんでもらう。
24回目の開催で、 過去に191組のカップルが誕生し、 23組が結婚した。 男性は25歳以上の丹波地域の人 (丹波市在住、 在勤者を優先)、 女性は20歳以上が条件。 男性5000円、 女性3000円。 10月17日までに同支部事務局 (0795・82・3476、 tanba_love@tanba.or.jp) に申し込む。 応募多数の場合は抽選。
◆やきもので縁結び 11月29日 篠山市今田町で
丹波焼の陶芸体験を通じて、 独身男女が交流する婚活イベントが11月29日午後2―6時、 篠山市今田町内で開かれる。 参加者を募集している。
立杭陶の郷 (同町上立杭) で陶芸教室を楽しんだ後、 こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (同町今田新田) に会場を移し、 食事をとりながら交流する。
参加対象は、 男女ともに25―45歳ぐらいまでの独身者で、 男性は定職に就いている人。 募集定員は男女25人ずつ。 参加費は6000円。 10月31日までに、 丹波立杭陶磁器協同組合 (電079・597・2034、 FAX079・597・3232) へ申し込む (先着順)。
同組合、 最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進委員会、 NPO法人宝塚サージュリーネットワークの共催。
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2014年10月9日09:23
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暮らしの楽しみ
「楽しみはあき米櫃に米いでき今一月はよしといふ時」。 清貧に生きた江戸時代の歌人、 橘曙覧 (あけみ) の歌だ。 つましい暮らしの中にも楽しみがあることを思い知る。 ▼貧しさをいとわなかったのは曙覧の人となりに負うところが大きいだろうが、 時代も関係していたのかもしれない。 お金がないことを笑い飛ばすたくましさが江戸時代の人にはあったと、 少なからぬ識者が指摘している。 ▼たとえば 「大晦日四百五病でうなってる」 という江戸川柳がある。 江戸時代、 病気は404種類あるとされた。 404種類の番外は、 大晦日に襲ってくる 「金欠病」。 年が越せない深刻な事態を川柳にして茶化した。 ▼貧しさを笑い飛ばせたのは、 隣近所のつながりがあったためとも言える。 「椀と箸持って来やれと壁をぶち」 と、 長屋暮らしを詠んだ江戸川柳がある。 隣の家と仕切っている板壁を叩き、 壁越しに 「椀と箸を持っておいで」 と声をかける。 貧乏所帯の長屋には食べ物を分け与える人間関係があった。 このつながりは今も丹波地方には生きている。 ▼秋本番となり、 黒枝豆の季節を迎えた。 この時期、 知り合いなどから黒枝豆がいただける。 ありがたい限りだ。 極上の旬の味に舌鼓を打ちつつ、 人の好意もかみしめる。 曙覧ではないが、 つましい田舎暮らしにも喜びはある。(Y)
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2014年10月9日09:19
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冨田松男氏訃報
冨田松男氏 (とみた・まつお=大仏堂元社長、 京仏師) 7日午前2時23分、 肺炎のため丹波市内の病院で死去、 91歳。 自宅は丹波市氷上町谷村1568。 葬儀は9日午後1時から氷上町市辺220ノ2のJA会館こもれびで。 喪主は長男、 博重 (ひろしげ) 氏 (大仏堂社長)。
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2014年10月9日09:19
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走幅跳県大会で3位 篠山東中の内藤裕希君
篠山東中学校2年の内藤裕希君が9月27、 28の両日、 神戸総合運動公園で行われた 「県中学校陸上競技新人大会」 の1、 2年走り幅跳びで自己ベストの6㍍06をマークし、 3位入賞を果たした。 内藤君は 「6㍍を超えるという目標が達成できてうれしい」 と話していた。
3年生も出場した7月の丹有総体では5㍍34で6位。 8月の丹有新人では5㍍63の自己ベストで3位に入った。 今回の県大会では、 ベスト8入りと6㍍超えが目標だった内藤君。 標準記録を突破した31人が出場した予選では、 3回の試技で6㍍02を跳び、 4位につけた。 3位とはわずか2㌢差だったため、 上位8人で行われた残り3つの試技に、 「絶対勝ちたい」 との強い思いで臨み、 5回目に4㌢距離を伸ばし、 3位を勝ち取った。
内藤君は 「踏み切りまでのスピードが上がり、 最後の5歩がうまくいった」 と言い、 「 (3年夏の全国通信大会の標準記録) 6㍍50を目指して練習に励みたい」 と次を見据えていた。
顧問の東浦一裕 (かずひろ) 教諭は 「器用さと競技に対する真面目さがある。 スピードと踏み切り動作の技を磨いていければ、 さらに距離が伸びる」 と話している。
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2014年10月9日09:17
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病院位置の熟慮を
県立柏原と柏原赤十字両病院を統合する新病院の機能や場所などに意見を述べる 「統合再編検討懇話会」。 先月と今月の2度開催で 「おしまい」 の可能性がある。
両病院の機能低下は2005年度に顕在化した。 統合などの抜本対策を講じず先送りを続け、 今になって 「2018年度中」 と勝手に目標を定め、 「間に合わすには年内に基本計画をまとめる必要がある」 と言われても、 白々しく感じる。
「遺漏なきよう」 あれもこれも盛り込まれた新病院の機能面は、 懇話会委員の一流学識経験者に任すとして、 地元の事情をご存知ない専門家に任せられないのが、 建設場所だ。 事務局が示した4案は、 県と赤十字、 県の外郭団体の土地の 「手駒」。 新病院は丹波市民病院でなく、 丹波地域の中核病院だ。 「手駒」 「2018年度」 の縛りを解き、 最も集患できる最適地を選び、 将来の負債を抑制するため今、 時間をかけて考えるべきだ。
考えるべき時に考えなかったから05年度から昨年度までの9年間で、 2病院で114億円もの巨大赤字を出した。 同じ轍を踏むことは避けねばならない。(足立智和)
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2014年10月9日09:17
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心に余裕を!そして安全運転を!
ウ~ゥ! 「前の車、 停まって下さい」。 この一言に逆らうことなんて絶対出来ませんっ!交差点前、 一旦停止をしたのにも関わらず、 「はぁ~、 やっちまった」。 秋の交通安全週間が先月あり、 思い出すのがこの一件。 ある日の帰宅後、 娘がお気に入りのおもちゃをどこかで置き忘れてきた模様。 あれだけ持って歩くなって言ったのにっ!が、 さすがにかわいそうなので探しに行く道中のこと。 焦って出たため、 シートベルトを皆していなかった。 停められガックリしている車内で、 子どもはパトカーを見てうれしそうに騒ぐ始末。 「座って!」 と叫びながらも徐々に近づく警官に何て言い訳しよう、 いや無理だぁ~と内心バクバクな母ちゃん。 さすがに娘は神妙な顔。 反してチビタは 「ピーポーピ ーポーや♪」
「シートベルトしてなかったですね」 「ハイ」 「お子さんもまだ小さいんだからお母さんが守ってあげないと」 「 (ごもっともです) ハイ」 「免許証だして」 「 (そりゃそうよね) ハイ」。 そんなやり取り中、 なんとチビタが持っていた水鉄砲を警官に向かって打ち出した!もぉ止め て!水が入ってなくって良かった。 じゃないっ!頼むから大人しくしてくれ!で、 免許証を返して下さった後の一言。 「今回は厳重注意で。 気をつけて行ってください」 「はっ?ありがとうございます?」
帰宅後、 父ちゃんに話すと 「撃たれた~って、 やってくれへんかったん?」 と大笑い。 ホント安全運転を心から誓った日だった。
(古谷 暁子・ブルーベリー農家)
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2014年10月9日09:17
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春日出身の千代栄出場 丹波場所 前売り...
10月20日の大相撲丹波場所に、 丹波市春日町七日市出身のご当地力士、 千代栄 (24歳、 本名・岸栄太さん) =幕下34枚目、 九重部屋=の出場が決まった。 実行委員会は、 千代栄関を激励する企画を考えている。
入場券は前売り券がほぼ完売。 当日入場券 (2階いす席50席、 5000円、 立ち見席100人、 3000円。 ともにおみやげ、 弁当なし) は午前8時から愛育館で販売する。
「大相撲丹波場所」 ののぼりを市内のショッピングセンターやロードサイドなどに100本立て、 雰囲気を盛り上げている。
大会10日前に先発隊の親方らが丹波入りし、 力士の宿泊場所などを割り振る。 宿泊場所は5施設を確保、 うち丹波市内は3施設。
◆懸賞スポンサー募る
実行委員会は、 懸賞のスポンサーを募っている。 1本2万5000円で、 企業でも個人でも出せる。 懸賞幕は紙の簡易版で、 無地に文字が入る。 取り組み終了後、 記念品として持ち帰れる。 これまでのところ、 申し込みが 「ゼロ」 という。 実行委員会は 「懸賞でひいき力士の応援を」 と呼びかけている。 10日までに実行委員会 (0795・82・7500) に申し込む。
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2014年10月9日09:16
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感謝込め蔵開き 商品ふるまいも 10月13...
西山酒造場 (丹波市市島町中竹田、 0795・86・0331) が10月13日午前10時から、 同社で商品を無料でふるまう 「感謝の蔵開き」 を開催する。 豪雨災害の被災者やボランティア、 地域住民を元気づけようと企画した。
普通酒 「うまい!地元酒720㍉㍑」 は1人1本、 「甘酒ヨーグルト」 は1人3本まで。 イベント当日までに申し込めば、 配達にも対応する。 商品がなくなり次第終了。
同社は豪雨災害で120㌢の浸水被害に遭い、 臨時休業していたが、 延べ約400人のボランティアが入ったことで、 先月末から営業を再開した。 同社は 「少しでも地域を元気づけることができれば」 と来場を呼びかけている。
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2014年10月9日09:16
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新スイーツ登場「とろ~り・くろ豆ぷりん...
篠山市地域活性化センター 「黒豆の館」 (篠山市下板井、 坂下邦男社長) が、 秋の観光シーズンに向けて、 篠山産の黒豆きなこをたっぷり使ったプリン 「とろ~り・くろ豆ぷりん」 を開発。 このほど、 販売を始めた。 また、 同館は、 好評の 「田舎バイキング」 が観光シーズンを迎えて、 入店までの待ち時間が長くなることから人気店順番予約サイト 「EPARK」 による予約を呼び掛けている。
3年ほど前に、 日刊紙の会員アンケートで近畿地区のご当地ソフトクリームで1位になった 「黒豆ソフトクリーム」 (レギュラー300円、 スモール200円) に続く黒豆スイーツを開発。 プリンの色がきなこ色になるほど、 黒豆きなこをたっぷり使用。 カラメルにも黒豆きなこの食感が残るよう、 配合や炒り方にこだわった。 値段は250円で、 大粒の黒煮豆をトッピングした場合は300円。
田舎バイキング (1250円) では、 地元の野菜で作った大皿料理約30品が食べ放題。 このほど、 「サツマイモサラダ」 と 「黒豆寿司」 を新しくメニューに加えた。 10月27日までは無休で営業し、 よりたくさんの客に利用してもらいたい、 と食べ放題の時間制限を通常より10分短縮し60分にしている。 27日まで。
営業時間は、 カフェが午前10時―午後5時。 田舎バイキングが午前11時10分―午後3時。 同館 (079・590・8077)。
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2014年10月9日09:15
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戦争孤児を題材に 丹波の森公苑で演劇上...
全国各地で公演している 「劇団希望舞台」 による演劇公演が11月2日午後6時半から丹波の森公苑ホールで開かれる。 主催は篠山市、 丹波市の浄土宗寺院31カ寺の檀信徒でつくる兵庫教区丹波組ダーナの会 (上田脩会長)。 戦争孤児を題材にした 「焼け跡から」を上演する。
東京大空襲で家族を失った子どもたちと、 荒れた寺を復興しようと発起した新米和尚の物語。 原作は作家・西村滋さんの小説 「それぞれの富士」。 西村さんは6歳で母親、 9歳で父と死別し、 孤児として放浪した体験があり、 自分の境遇に似た戦争孤児を題材にした著作を多く出している。
ダーナの会は一昨年から青壮年を対象にした仏教講座を年に2回のペースで開催。 今回の公演はその一環で、 檀信徒だけに限定せず広く一般を対象にしている。
同劇団は1985年の創立で、 東京に本部があり、 「焼け跡から」 は昨年3月に初演した。
入場料1300円。 午後6時開場。 チケットは両市の浄土宗寺院やゆめタウン内の加納屋などで購入できる。 問い合わせは上田脩さん (0795・75・2435)。
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2014年10月9日09:14
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「丹波篠山『味覚』の企業紹介展」
10月12日午前9時―午後4時、 丹波杜氏酒造記念館 (篠山市東新町) で「丹波篠山『味覚』の企業紹介展」が開かれる。
「丹波山芋焼き」 の試食 (フジフレッシュフーズ)、 丹波茶の試飲と和菓子の試食 (諏訪園)、 「秀月」 の試飲 (狩場酒造場)、 「ケンミンの焼きビーフン」 の試食 (ケンミン食品)、 山菜の漬物・佃煮の試食 (田中醤油店) を行う。 七星ソースと鳳鳴酒造は商品の紹介。 入場無料。
篠山市 (企業振興課079・552・5796) の主催。
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2014年10月9日09:11
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農産物をネット販売 直売で「楽しい農業...
畑宮の住民らでつくる 「畑宮生産組合」 (畑一成組合長、 21戸) が、 収穫した農産物を販売するインターネットオンラインショップを立ち上げ、 運営をスタートさせた。 高齢化と人口減少から農業の先行きが案じられる昨今にあって、 「自分たちがつくったおいしいものを全国の人に楽しんでもらい、 収入を上げることで地域の活性化につなげたい」 と考えた農家たち。 組合として取り組んできたささやかな共同作業から、 楽しい共同作業へと転換を図りたい考えだ。
写真・コメや黒枝豆のネットショップ 「畑宮ファーム」 を立ち上げた組合員ら=篠山市畑宮で
オンラインショップの名前は、 「畑宮ファーム」。 生産組合が地域住民からほ場を借り受けて栽培しているコメと黒枝豆を、 収穫期に合わせて期間限定で販売する。
ホームページには、 新米や黒枝豆の紹介のほか、 作物をはぐくんだ畑地区の位置やイベント内容、 また同地区で活動している神戸大学のサークル 「はたもり」 の紹介、 篠山市地域おこし協力隊のフェイスブックなども掲載している。
同組合は1986年に結成。 当時はシイタケの栽培や農薬の共同購入などを行ってきた。
しかし、 時代が過ぎるにつれ、 農家の減少と高齢化が顕著になり、 組合への作業依頼が増加。 今年は25㌃の水田でコメを栽培したほか、 黒豆の栽培も請け負っている。
「どこの農家も言うやろうけれど」 と前置きした組合員らは、 「畑のお米はおいしい」 と太鼓判。 自慢のお米を楽しんでもらえる独自のルートを考えてきた。
そんな中、 昨年12月、 大阪出身で、 ネットショップの運営やウェブデザイナーを務める浜田昌壱さん (44) が同地区に移住。 願ったりかなったりの人材が登場し、 組合と共同でネットショップを立ち上げることになった。
畑組合長 (61) は、 「直接売ることで、 『おいしい』 と言ってもらえるうれしさや、 おもしろさがあるし、 意欲がわくと思う。 しんどいばっかりやなくて、 楽しみもないと」 とにっこり。 組合員らは、 「定年して地元に戻ってくる人もいると思う。 そんな人たちにも、 農業の楽しさとやっていける道筋をつくることができたら」 と話す。
浜田さんは、 「篠山はいろんな農作物が有名だが、 コメは意外と知られていない。 経済的な活性化が地域の活性化にもつながれば」 と言い、 「畑は本当にいいところ。 協力させてもらえてうれしいし、 地域の人と一緒になって5年、 10年と先を見据えた活動をしていきたい」 と意気込んでいる。
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2014年10月9日09:09
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60余年の歴史に幕 柏原町水道より古い「...
丹波市柏原地域の新井小学校区の大新屋、 北山両自治会で昭和26年 (1951) から生活用水として長く使われた 「新井水道」 がこのほど廃止になり、 水源の井戸が取り壊された。 柏原町の上水道の完成 (67年) 以前から、 新井村の一部には水道が普及していた。 建物は白壁で意匠が凝らされ、 周辺の景観と馴染んでいた。 長年利用していた人たちは一抹の寂しさを覚えていた。
写真・解体前に神事がおこなわれた新井水道組合の水源=柏原町大新屋で
記録によると、 もともと大新屋、 北山の両方に共同水道があった。 製麺所の進出で水量不足になった北山の組合が、 昭和24年 (49年) に大新屋に新水源を求めた。 さらに水が必要となり、 2年後に大新屋の水道組合と合同で 「新井水道組合」 を作った際、 今回廃止された井戸を、 新水源とした。 組合員24戸で水源整備と配管に14万7000円を投じた。 高低差がある土地の利点を生かし、 井戸水を電動ポンプで2階にくみあげ、 落差を生かして各戸に配水した。
73年に、 井戸2階の水槽をタイル張りにするとともに、 井戸をブロックで囲み、 改装。 ポンプとモーター、 タンク、 建屋をたびたび補修し、 柏原町水道の導入後も、 町水道と併用して使っていた。
昭和40年代後半から何度も行われた竹安川の改修で水脈が変わり、 その後の下水道工事でさらに水量が減った。 平成に入ってからは井戸水が枯れることが増え、 組合から脱会する人もあり、 解散時の組合員数は10人だった。 組合費は年間1戸あたり6000円だった。
水の出が悪かった今夏、 井戸の廃止を決めた。 空井戸のまま放置するのは危ないとして、 建屋を壊して井戸を埋め、 更地にした。
大新屋で同水道を利用していた女性は、 「当時は井戸水をくんで生活用水にあてるのが一般的で、 水道があるのは珍しかった。 随分都会に嫁いできたと思った」 となつかしがった。 北山の別の男性も 「7月までは使っていた。 おいしい水で重宝していた」 と振り返った。
会計を26年務めた中道弘さん (74) =北山=は、 「町水道を整備する際、 新井水道の視察に来た。 女性は炊事、 洗濯に助かったと思う。 気づいた時に水道があり、 それが普通だった。 いろんなことがあったが、 長い間利用でき助かった」 と話した。
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2014年10月9日09:06
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10月中に394人活動 丹波市職員がボランテ...
写真・水路の土砂を上げ、 一輪車で運ぶ市職員ボランティアたち=市島町谷上で
災害発生から1カ月半がたち、 ボランティアセンターへの登録人数が減っていることから、 丹波市職員約50人が4、 5の両日、 復旧ボランティアに従事した。 一市民としてできることをと募ったところ、 394人が手を挙げた。 10月中の土日に活動する。
台風の接近もあり、 両日、 今中、 谷上の水路の泥上げ、 個人宅で土のう作りに従事した。
両日作業に訪れたのが谷上の青木俊和さん (65) 宅そばの水路。 70㌢ほど土砂が堆積し、 田んぼとの境が分からなくなった25㍍ほどの水路の土砂をスコップで掘り起こし、 土を一輪車で運び出した。
災害発生後、 全国から届く援助物資を被災者に届ける支援物資センターを担当した近藤紀子さん (観光振興課長) は、 支援センターで各地からのボランティアに接し、 「近くの人間ががんばらないとの思いを強くした」 と言い、 「通常業務に戻ると、 被災現場にいた時や今いる職員と意識の上で温度差が生じる。 1度でも2度でも足を運ぶことが大事。 汗をかけば、 片付く」 と思いを語った。
青木さんは、 「住むのに影響がない部分なので、 暇に任せ自分で片付けようと思っていた。 先月、 『ボランティアを派遣する』 と言ってもらっていたのが今日になった。 しんどい思いをしてもらったが、 本当に助かる」 と感謝していた。
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2014年10月5日09:00
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県が里親制度説明会と個別相談会
10月の里親月間に合わせ、 県内5カ所で開催。 ▽25日、 伊丹市立産業・情報センター▽29日、 西宮市民会館▽30日、 姫路文学館▽11月8日、 明石市生涯学習センター▽25日、 但馬長寿の郷―。 事前申し込みが必要。
健康福祉部こども局児童課 (078・362・3198)。