11月12日と21日の午前10時から柏原福祉センター集会室で、子育て支援講習会が開かれる。 　12日は 「発達が気になる子どもとの関わり方」 について山本春名さんが講演。 21日は怒りをコントロールする 「アンガーマネジメント」 について学ぶ。 講師は北村久美子さん。 　11月10日締め切り。 参加無料。 託児あり。 市ファミサポセンター （０７９５・７０・２２４４）。

　11月９日午後１時半から、 吉住工務店のこだま館 （丹波市春日町七日市） で。 ハーブガーデン 「ハーブ＆ログ　スオミ」 （神戸市） を開く牧美紀さんを講師に、 ドライフラワーのハーブを使ったリース作りに取り組む。 先着15組。 参加費１０００円のほか、 ハサミが必要。 同館 （０７９５・７４・２７８５）。  

　人の心には明と暗、 光と影がある。 善もあれば、 悪もある。 作家で、 犯罪心理に通じた精神科医、 加賀乙彦氏は 「私たち人間の心の中には悪魔的なものが確固として存在している」 と断言し、 「悪魔のささやき」 から逃れられる人はいないという （『悪魔のささやき』）。 ▼悪魔が人の心にささやく。 そのささやきを押しつぶす力は、 悲しいながら強くない。 加賀氏は、 その力を 「波打ち際につくられた砂の城さながらにもろい」 という。 高波が押し寄せれば、 もろくも崩れ、 犯罪に手を染める。 事件報道で、 容疑者の周囲にいた人がしばしば 「まさかあの人が」 と驚いているのも不可解なことではない。 ▼加賀氏は、 悪魔のささやきは、 気に作用されるともいう。 殺伐とした気にふれていると、 人の心の奥底にひそむ悪を呼び起こす危険が高まる。 気には、 社会全体をおおう気のほかに、 組織にはびこる気もあるだろう。 ▼心理学者の河合隼雄氏は 「犯罪はその社会の影の部分であり、 影の側から見た社会の姿を露呈する働きを持っている」 という。 犯罪は、 社会のありさまを映しだす鏡である。 ある組織で逸脱行動が多発するとき、 それはその組織の写し絵となる。 ▼丹波市でまたもや不祥事が起きた。 悪魔がささやきやすいような気が組織になかったか、 十分に検証してほしい。（Ｙ）  

　このところ立て続けに、 「警察よりお知らせします。 今朝五時頃から市内在住の七十三歳の男性が行方不明になっています。 服装は茶色のシャツと黒いズボン、 ズックを履いています。 お心当たりの方は警察までお知らせください」 という類の放送が流れる。 　市内一円に流れる大型スピーカーが設置されたのは七年前、 当初は夕方五時のチャイムのみだった。 こうした行方不明の捜索願いが増えたのは、 ここ二、 三年のような気がする。  「えーっ、 七十三歳だって、 貴男と三歳違いよ、 どうしたんだろう」 「若年性アルツハイマーか認知症か」 と夫。 夕方に 「今朝放送した行方不明の男性は、 無事見つかりました。 ご協力ありがとうございました」 の放送がありホッとする。 　最近、 自分の名前や住所が言えないまま保護され、 何年も家族と離ればなれになり、 再会してもすでに認知症が進んでしまっていた悲劇が起きている。 平均寿命は世界一だといわれても、 本当に長寿であることは幸せなのかと、 誰もが不安を感じる。 また最近は、 健康寿命という言葉のほうが色々と考えさせられる。 ＷＨＯ （世界保健機構） が提唱した指標で、 平均寿命から、 衰弱、 病気、 認知症などによる介護期間を差し引いたものが健康寿命だ。 母は八十八歳、 姑は九十四歳まで生きたが、 介護が必要な期間が共に五年はあった。 　自覚はあまりないけれど、 うちも七十歳と六十七歳で十分に老人所帯だ。 いつ何が起きてもおかしくはない。 身元不明者にならないため、 そろそろ下着の裏側にでも名前と電話番号を書かなくては。  

　篠山産業高校生活科３年生の森澤美月さんが、 10月22、 23日に沖縄県で開かれた 「日本学校農業クラブ全国大会」 の 「農業鑑定競技会・生活科学区分」 で優秀賞を受賞した。 昨年に続き、 ２度目の同賞受賞に、 「今年こそは最優秀を、 と挑んだが叶わなかった。 悔しいけれど、 力は出し切りました」 と笑顔を見せている。 　今年７月に同校で開かれた県大会では、 昨年に引き続いてトップの成績をおさめ、 全国大会に進んだ。 　全国大会の生活科学区分には約80人が出場し、 上位３分の１の成績者に与えられる優秀賞に輝いた。 　農業や調理、 被服など、 家庭科目にちなんだ40問が出題された。 リンゴの現物を前に、 その品種を制限時間の20秒間で答える択一や、 調理器具の名前を答える記述問題のほかに、 40秒間で10㌃当たりのジャガイモの収量などを求める計算問題などがあった。 　森澤さんは、 受験に向けて行き帰りの電車の中で過去の問題を繰り返して解いたり、 昨年出場した経験から自分で要点をまとめるなどして備えてきた。 　卒業後は製菓の専門学校に進学し、 パン職人を目指すという。

　丹波市の消防職員が容疑者として逮捕された事件。 これまで明るみになっていた 「化学ポンプ車積載用ボンベ」 購入の不正入札事務とは別件の 「化学ポンプ車本体」 の入札価格漏えい容疑での逮捕だ。 衝撃的な出来事だが、 動機や金品の授受の有無など、 核心部分が見えて来ない。 周囲の人物評も良い。 冷静に県警の捜査を見守りたい。 　ボンベ購入の不正事務は、 丹波市会百条委員会で調査が続いている。 職員が逮捕された日の同委員会で、 新たな証言があった。 ボンベ購入の価格設定を担当した職員が、 ボンベ購入以外にも不正があると聞いたことがあると証言。 また、 ボンベ購入で不正事務が行われたことを知ったこの職員は、 書類に意図的に付箋をはり、 書類を見た人間が不正があったことに気づくよう、 「無言の抵抗」 をしたと証言した。 　百条委で偽証すると、 証人は刑事告発される。 何人もの証人 （職員） が喚問を受けたが、 証言が食い違う。 「忘れているか」 「思い違いをしているか」 「嘘をついているか」。 百条委は百条委の調査権限をもって、 病巣のあぶり出しを。（足立智和）  

　崇広小学校を拠点にする 「丹波ジュニアランニングクラブ」 所属の田原励斗 （れいと） 君 （船城小学校６年） がこのほど、 ユニバー記念競技場 （神戸市） で行われた 「県小学生陸上競技大会」 ６年生１００㍍の部で６位入賞を果たした。 同じ６位だった 「全国小学生陸上競技交流大会県予選会」 （６月開催） よりタイムを０秒62縮めた。 　96人が出場。 田原君は予選で13秒18の記録。 ８人が出場した決勝では、 ５位と０秒02差の予選と同じタイムで６位に入った。 田原君は 「６月の大会の６位よりも上位を目指していたので残念だけど、 タイムが上がりうれしい」 と話していた。 　また、 田原君は10月の丹波市リレーカーニバル１５００㍍で大会新 （４分59秒２） をマークするほど、 長距離も得意。 12月、 加古川市で開かれる 「県小学生陸上競技長距離大会」 （６年１５００㍍） に照準を合わせ、 「４分40秒を目標に、 今度はメダルを取りたい」 と練習に熱を入れている。 　同クラブの中林広行代表は 「12秒台を目標にしていたので残念だが、 県６位で自信を持っていい。 物怖じしない性格で、 自分の力を出し切れる選手」 と評価している。  

　丹波焼窯元の市野清治さん （57） ＝丹泉窯、 篠山市今田町上立杭＝が製作した丹波焼の陶板を外壁のタイルとして３０００枚使用した住宅がこのほど、 伊丹市に完成。 市野さんが丹精した手作りの陶板が、 木造２階建ての建物の外観を落ち着いた雰囲気で彩っている。 　住宅の設計・監理・施工を手掛けたのは、 一級建築士事務所 「ＨＵＳ　ＤＥＳＩＧＮ （フース　デザイン）」 （大阪府吹田市、 山田紘明・代表取締役）。 「地産地消の家づくり」 に取り組んでいる山田さんは、 「手間が掛かっても、 つくり手を感じることができる家づくりがしたい」 との思いから、 日本六古窯の一つの丹波焼に着目した。 　陶板の１枚当たりのサイズは、 縦４・５㌢、 横23㌢、 厚み８㍉。 今年６月に注文を受けた市野さんは、 山田さんらと検討を重ねながら、 ▽白色の釉薬を全面に施したもの▽白色の釉薬が垂れたような表情のあるもの▽白色の釉薬を刷毛で引いて、 下地の赤土を見せたもの―と、 白色釉薬の施し方に変化を加えた３種類を作った。 　外壁のタイルとして使用するため、 重くならないよう厚みを極力薄くして製作した。 天日干しなどで急速に乾燥させるとひずみが生じるため、 大量の陶板は室内に並べてゆっくりと乾燥させた。 釉薬を施した陶板はガス窯で７、 ８回に分けて焼き上げたという。 　市野さんは 「最初は陶板を外壁に使ってうまくいくのか心配したが、 完成した家を見ると、 とても美しく仕上がっていて驚いた」 と話し、 「丹波焼をこんなふうに活用してくれる建築家がいるなんてうれしい限り。 こういう丹波焼の活用方法もあるということが一般の人の間にも広がっていけば」 と期待している。  

　２日に篠山で行われる県高校駅伝に、 地元の篠山鳳鳴高校が男女そろって出場します。 何年ぶり？ １．15年ぶり ２．20年ぶり ３．10年ぶり

高源寺で山開き　11月３日 　丹波市の観光が最もにぎわう11月の紅葉シーズンを迎えた。 丹波市内の紅葉イベントのトップを切って、 天目楓で知られる青垣町桧倉の高源寺 （山本祖登住職） で３日午前10時半から、 「山開き」 が開かれる。 仏殿、 三重の塔周辺で紅葉が始まっている。 　同寺保存会によると、 今年は日焼けが少なく、 葉の付きが良いという。 　山開きでは、 安全祈願をし、 方丈で琴演奏、 青垣町民踊保存会の踊り、 甘酒の無料接待などがある。 　入山料は、 大人３００円、 こども１００円。 問い合わせはあおがき観光案内所 （０７９５・８７・２２２２）。 ◇５カ寺巡りで缶バッチ進呈　新キャンペーン 　丹波市と市観光協会が 「丹波もみじめぐり」 のパンフレットと10カ寺を巡るスタンプ帳 「愛しませ丹波」 を作った。 　今年は新たな企画として、 ５カ所以上のスタンプを集めると、 先着２０００人に市のマスコット 「ちーたん」 をあしらった缶バッジ１個を進呈する。 交換は、 市内観光案内所で。 スタンプの設置期間は３日から30日まで。 昨年のスタンプ帳も利用可。 　パンフレットは見開きで、 各寺院の地図やまごころ応援団の店として41店舗を紹介。 市観光協会は、 「もみじの見ごろは10日過ぎから一週間がピーク」 と話している。 パンフとスタンプ帳は、 計７万部印刷し、 市内６カ所の観光案内所に置いている。 　10カ寺は次のとおり。 高源寺 （青垣町桧倉）、 円通寺 （氷上町御油）、 岩瀧寺 （同町香良）、 達身寺 （同町清住）、 高山寺 （同町常楽）、 白毫寺 （市島町白毫寺）、 神池寺 （同町多利）、 石龕寺 （山南町岩屋）、 小新屋観音 （同町小新屋）、 慧日寺 （同町太田）。  

　 「音」 と 「手」 を通じたコラボレーション企画している篠山市の団体 「セッション・オトトテト」 （松村京子代表） が11月８日午前11時―午後４時、 里山工房くもべ （篠山市西本荘、 旧雲部小学校） で 「心のビタミンワークショップ」 を開く。 参加者を募集している。 　午前11時から、 アートセラピー 「ぼくはママをえらんできたんだよ」。 「胎内記憶画」 研究の第一人者、 吉田和代さんの話を聞き、 母親のおなかにいた頃を思い出す。 午後１時から、 多世代共同制作 「宇宙のなかで星めぐり」。 ペットボトルで大型ツリーと自宅用のあんどんを制作する。 　参加費５００円 （１家族、 材料費込み）。 持ち物は、 ペットボトル （５００㍉㍑数本、 持ち帰り用２㍑１本）、 油性マジック、 クレパス、 はさみ、 カッター。 汚れても良い服装で。 　松村代表は 「命の大切さを再 確認するワークショップになれば」 と話している。 　予約優先制。 予約と問い合わせは、 松村代表 （０７９・５５２・１８７６）。  

　丹波市社会福祉協議会が、 11月９日午前９時から氷上健康福祉センター （丹波市氷上町常楽） でバザーを開く。 日用品、 雑貨、 衣類、 農産物などを販売。 収益金は地域福祉に活用される。 ６日まで、 バザー品の提供を募っている。 詳しくは同協議会氷上支所 （０７９５・８２・４６１３）。  

　第６回 「篠山市立福住小学校・大芋小学校・村雲小学校統合研究会」 が10月29日、 ハートピアセンター （篠山市細工所） で開かれ、 福住、 大芋、 村雲の３小学校を統合することを決定した。 今後、 統合の時期、 位置、 方式などを協議する。 同研究会の市教育委員会への報告時期は今年12月を目途としており、 報告を受けて、 市教委が統合計画策定を進める。 　同研究会は３地区の自治会長会、 保護者、 校長、 教育見識者の21人で構成。 今年５月から統合の是非について議論してきた。 　この日は、 各校ＰＴＡや自治会がそれぞれで意見集約したことを発表。 ３校のＰＴＡはそれぞれ統合に賛成の意見が多かったことを報告。 自治会は、 ３地区の自治会とも統合に賛成の意見が多かったことを報告したが、 福住からは 「城東小学校との統合や、 篠山東中学校との小中一貫教育の議論も必要」 という意見が出たり、 大芋では住民アンケートで約１割が統合に反対し、 「通学が遠くなるのでは」 「今の少人数教育に満足」 「地区から小学校がなくなる」 「若者が住まなくなる」 「急速に過疎化が進む」 などの不安の意見があることを報告。 　大芋地区自治会長会会長の矢野智さんは 「反対の意見を無視できない。 大芋地区に何もなくなる危機感がある。 多紀地区全体のこととして、 大芋の活性化策を考えてほしい」 と要望した。 　報告後、 統合是非について賛否が問われ、 委員の大半が統合に賛成とした。 　また、 今後の協議事項について議論があり、 統合の時期、 位置、 方式のほかに、 幼稚園の位置などや、 城東小学校との統合なども議論することに決まった。 　城東小学校との統合について、 前川修哉教育長は 「現在の篠山東中学校区のコミュニティで小学生を支えていくのは困難。 多紀地区での魅力をつくり、 住みたい人を増やす挑戦をしたい」 として、 城東小学校との統合は考えていないことを示した。 　また、 小学校統合の際に考える必要が出てくる幼稚園などの位置も議題にあがった。 現在、 多紀地区の幼稚園は 「たき幼稚園」 の１園で、 福住小学校に併設している。 幼稚園児の預かり保育は、 多紀地区にはなく、 城東小学校区と合わせて 「しろたきクラブ」 の１園で、 城東保育園に併設している。 小学生の学童保育は、 城東小学校区と合わせ、 「篠山東児童クラブ」 を城東小学校前に開設している。 　市内の自治会長会、 小中学校の保護者、 校長、 見識者、 公募委員らからなる 「市立小中学校適正配置等審議会」 が２０１０年10月に教育委員会に答申した 「市学校教育改革５カ年・10カ年実施計画」 では、 多紀３小学校の統合は 「望ましい」 とし、 統合小学校の位置は 「（多紀地区の中央にあり） 児童が通学しやすい、 村雲小学校が適切」 としている。  

　丹波市が昨年８月に発注した化学消防ポンプ自動車の入札をめぐり、 業者に設計額を漏らしたとして市消防本部係長の松尾恒伸容疑者 （47） らが公契約関係入札妨害などの容疑で逮捕された事件を受け、 同市議会は10月29日、 同31日に市会議員総会を開き、 市当局から説明を受けた。 市は、 化学ポンプ車積載用ボンベ購入における不正事務が発覚した昨年末に行った、 関係職員への聴取で、 「消防ポンプ車購入における価格漏えいや、 そのほかにも不正がいくつかある」 との情報をつかんでいたことを明らかにした。 　市によると、 ボンベ購入の不正事務に関し、 昨年末から年明けにかけ複数の消防職員を事情聴取。 その中で、 ボンベ購入以外の不正について 「噂を聞いたことがある」 との証言を得た。 「業者から工具セットの提供を持ちかけられた」 といった話も聞いており、 市は逮捕された係長を含む関係職員らを再聴取。 金品の授受などをしたことがないか再確認した上で、 文書でも回答させたが、 いずれも 「ない」 と回答した。 　議員らは 「他に不正があると知りながら、 対応が甘いのではないか」 と指摘。 鬼頭哲也副市長は、 「再聴取、 文書でも 『ほかに不正はない』 との回答だった。 我々がこれ以上調べるのは限界で、 警察にお任せするのが最善と判断した」 と答弁した。 　また、 同容疑者が、 発注する消防車の規格や設計額を積算する担当者だったこと、 ２０１２年の水槽付化学ポンプ車の入札についても同容疑者が担当し、 同じ 「モリタ大阪支店」 が落札していたことも明らかにした。 　市は逮捕直後の会見時には、 同容疑者が入札事務にどう関わったか把握していなかった。 　市は実施設計額について、 過去の入札結果などを参考に係長らが積算し、 係長を含め、 決裁を行う統括係長、 ２人の副課長、 課長、 次長、 署長、 消防長の計８人が知りうる立場にあると説明。 予定価格は、 実施設計額を参考に最終的には副市長が決めることになっており、 「入札全般にわたり、 （両者は） 近い額になる」 と話した。 　議員らは 「設計額を知りうる人数が多いのでは」 「実施設計額と予定価格が近いことを、 業者も分かっているのでは」 などと指摘。 市は 「入札制度のあり方について前向きに検討したい」 と述べた。 　昨年発注の化学消防ポンプ自動車の設計額は５４３１万６０００円で、 予定価格は５４３０万円。 落札額は５３５０万円。 12年発注の水槽付化学ポンプ車の設計額は３１１１万８０００円で、 予定価格は３１１０万円。 落札額は３０９７万円 （いずれも税抜き額）。  

篠山の旬の食材生かす 　世界的プロダクトデザイナーの喜多俊之さんが改修した古民家レストランで、 旧イタリアンダイニング茜 （篠山市網掛） で料理長を務めていた北里大輔さん （32） が10月２日、 オープンさせた。 　篠山の旬の食材を生かしたイタリアンを提供。 「本日のランチセット」 （１４００円、 税別） は前菜、 今日の一皿、 ３種類から選べるパスタ料理に自家製パンとドリンクが付く。 　ディナーはアラカルトのみ。 本日の鮮魚料理や、 丹波地方の豚、 鶏、 牛、 篠山産野菜を使った料理やパスタ料理が楽しめる。 11月中旬の狩猟解禁以降は篠山産の鹿肉や猪肉料理も登場する。 　北里さんは 「篠山の食文化を通して、 食事や会話をゆっくりと楽しめる店にしたい」 と話している。 【メモ】営業は、 ランチが午前11時―午後２時半、 カフェが同２時半―４時、 ディナーが同５時半―８時。 火曜定休。 電０７９・５５８・７９５０。 篠山市二階町10-2

　旧成松町から沼貫方面へ数百㍍行ったところを、 右折して行ったところにある神社。 創建時期は不詳。 社殿の規模の割には、神社林が広く、大きい。 あまり急でない参道を登っていく。 本殿の前面左右は言うに及ばず、 社周辺で紅い霧島ツツジがシーズンには得も言われぬ美しさをかもし出し、 最近では、 多くの見物客が繰り出して人気のスポットとなっている。 　しっかりした神社の正面向拝に竜の彫刻、 その頭上に力士がひとり唐破風の梁を支えている。 梁の木鼻には、 対になった唐獅子や象の聖獣、 さらにその奥には、 多数の長い首だけの竜の彫り物がある。 また、 手挟 （たばさ） みのところには菊の華、 脇障子には松に隼、 蟇股 （かえるまた） には中国の仙人伝説の人物も彫られている。 　菊の華の側面には、 さらに皇室の家紋が見られる。 明治末期か大正年間に８代目中井権次正胤によって彫られたものだろう。 元高校教諭　岸名経夫

　天平２年 （730年） 創建の古社。 現在の本殿は慶応４年 （1868年） に建て替えられたもので、 見どころの多い神社建築である。 開運繁栄の神、 万物創生の神、 そして織物の神の三柱が祀られている神社として広く但丹地方からの参拝者も多い。 　ここの拝殿には竜の彫り物があり、 その頭上では力士が梁を支えている。 ２頭の唐獅子が前方ににらみを利かせている。 本殿の彫刻はすばらしいの一言だ。 立体感のある大きな竜、 その上に乱舞する唐獅子たち、 兎 （う） の毛通しの大きな羽を広げた鳳凰、 さらに屋根の上には、 巨大な鬼面が辺りを睥睨 （へいげい） している。 木鼻の唐獅子と獏の彫り物の美しさは言をまたない。 竜の背面に青竜軒の銘が印されている。 　建物の時代からみて、 ７代目中井権次正次の名作である。 また古社には、 ４代目中井言次君音の多彩な名彫刻も見られる。 元高校教諭　岸名経夫  

　丹波市社会福祉協議会 （０７９５・８２・４６３１） は11月13日から12月４日の木曜 （午後１時半―３時半） に氷上健康福祉センターで４回開く、 地域の高齢者らの話し相手になる 「傾聴ボランティア」 の受講生を募集している。 　コミュニケーション術、 傾聴の練習、 話し相手ボランティア活動の注意点などを学ぶ内容。 講師は心理カウンセラーの稲松由佳さん。 市内在住、 在勤が条件。 定員30人 （先着順）。 無料。 11月７日締め切り。  

　11月２日午前８時半、 篠山コース （２時間４・２㌔） は伊丹産業グラウンド （火打岩）に、 西紀コース （２時間３・５㌔） は栗柄健康広場にそれぞれ集合する。 　正午―午後２時、 大たわ広場で護摩法要のほか、 県多紀ハッピーボーイズ、 岡野太鼓、 西紀北地区のよさこい 「北翔」 が出演。 もちまき、 もちつきもある。 多紀連山アルペン協議会 （事務局＝市商工観光課０７９・５５２・１１１１） の主催。  

　11月２日午前９―11時に篠山市住山の公民館で受け付け。 雨天の場合は、 周辺散策。 白髪岳山頂までは約２時間、 白髪岳―松尾山を結ぶ周回コースは約４時間。 しし汁をふるまうほか、 栗おこわやもち、 住山ごぼうなどの販売も。 　問い合わせなどは、 主催の白髪岳周辺開発推進協議会住山部会の藤原さん （０７９・５９５・０４４９） もしくは、 市商工観光課 （０７９・５５２・１１１１）。