-
2014年11月23日08:51
-
働くこと
きょう23日は勤労感謝の日。 こつこつと働くことをいとわなかった日本人らしい祝日と言える。 そんな日本人をかつて 「働きバチ」 とからかった欧米には、 もともと 「働くことは苦役である」 という思想があるらしい。 ▼人類の始祖とされるアダムとイブは、 仕事をしなくてもいい楽園に暮らしていたが、 神にそむいて原罪をおかしたため楽園を追放され、 アダムは耕し、 イブは紡がなければならなくなった。 つまり、 仕事とは神から与えられた罰というわけだ。 ▼日本は違う。 経済学者の中谷巌氏によると、 「古事記」 や 「日本書紀」 には神々が機織りをしたり、 山彦・海彦の神話のように猟や漁労をしていたという物語が頻繁に出てくる。 それは、 「労働は神事である」 という独特の価値観を日本人は持っていたからだという。 ▼さて、 今回の衆院の解散・総選挙。 なぜ師走のこの時期にと思うが、 政治家にとって最大の働き場所は、 有権者にじかに訴える選挙活動。 師走をいとわず選挙をしようというのだから、 政治家というのはよほど働くことがお好きと見える。 政治家は今も、 日本人の特質を律儀に受け継いでいるようだ。 ▼でも今が本当に、 国民に信を問うべき時なのか。 選挙活動に身を投じるべき時なのか。 政治家の本領を発揮する働き場所は他にあるだろうに、 と思う。(Y)
-
2014年11月23日08:50
-
舞鶴若狭道
久しぶりに車で帰省した。 いつもなら東海北陸道から名神、 吹田で中国道、 吉川で舞鶴若狭道というルート。 各務原インターから大体三時間で丹南篠山口インターに着く。
今年の七月二十日、 小浜から敦賀まで舞鶴若狭道がつながった。 これまでも春日インターから小浜まで高速で、 国道経由で北陸道の木の本インター、 米原から名神で帰ったことが何回かある。 距離的には最短なのだが、 小浜から木の本までが、 平均三十キロしか出せず、 名神経由の方が早かった。 小浜から敦賀まで行ってしまうのは、 やや北へ行き過ぎなのだが、 高速一本で続けて走れるのは魅力。 ミーハー魂全開で初体験。 敦賀の少し手前に新しいジャンクション、 舞若道へ入る。 入った途端、 トンネルにつぐトンネル。 ほとんどが一車線の対向車線ばかりで緊張、 道幅も狭い。 敦賀から春日まで、 トンネルは何と三十六本。 そのうち二千メートルクラスが三本、 千メートル以上が四本、 あとは二百メートルから九百メートル台まで様々。
舞若道という名前だと、 海辺の美しい景色も垣間見えるかと思いきや山の中ばかり。 かなり期待外れ。 三方五湖のSAでの休憩を楽しみにしていたのだが、 あいにく三方湖しか見えない。 いい景色を見ながら昼ごはんを食べるつもりだったのに、 コンビニがあるだけだった。 さすがにヘシコと羽二重餅は売っていたが。 名神経由と比べると距離は三十キロほど短縮、 高速走行代金は三百円ほど安かった。 春日インターの、 道の駅おばあちゃんの里で食べたチキン南蛮ランチが涙が出るほどウマウマだった。
-
2014年11月23日08:40
-
土田加代子さん訃報
土田加代子さん (つちだ・かよこ=土田伸八元柏原公民館分館長の妻) 19日死去、 67歳。 自宅は丹波市柏原町柏原817。 葬儀は22日おこなわれた。
-
2014年11月23日08:39
-
200年続いた彫刻師一統
本紙日曜版に連載中の 「柏原ゆかりの彫り物師 中井一統の技」。 筆者は、 柏原町在住の元高校教諭、 岸名経夫さん (77) で、 江戸時代1750年ごろから約200年にわたって柏原を拠点に活躍した彫刻師、 中井一統の足跡を熱心に辿られている。
調査の始まりは2011年。 元同僚の2人とともに、 丹波市、 篠山市、 但馬、 京都府北部の250カ所前後の寺社仏閣を巡り、 うち220カ所以上で一統の彫刻に出会った。 賛同者で 「中井権次顕彰会」 も立ち上がり、 ゆかりの寺社を紹介するマップ作りが進んでいる。
中井家のルーツは、 徳川家康お抱えの京大工頭だったらしい。 柏原に住むようになった中井家の初代は八幡神社の三重塔の建築に携わり、 4代目からは彫刻師として本格的に仕事を始めた。 圧倒的な仕事量で、 「全国をみても、 これほど長年にわたって広い範囲に作品を残している彫刻師はいない」(岸名さん)そうだ。
これまでにも調査をした人たちがおられたが、 市民に広く知られるまでには浸透していなかった。 マップの完成を機に、 さらに存在が広まればと思う。(古西 純)
-
2014年11月23日08:39
-
知事賞に籔内さん 兵庫ふれあい美術展・...
兵庫ふれあい美術展 (兵庫県など主催) の彫刻部門で、 丹波地方の4人が入賞した。 トップの県知事賞に選ばれた籔内史子さん (71) =丹波市氷上町常楽=を筆頭に、 県議会議長賞の前田桂子さん (62) =同市氷上町小野=、 県教育委員会賞の小林優さん (72) =篠山市二階町=、 県芸術文化協会賞の池上廣一さん (77) =丹波市氷上町石生=。 いずれも丹波彫刻会の会員で、 地元の彫刻家、 磯尾柏里さん (55) の指導を受けている。
自宅で開いているアトリエ 「画楽舎」 で絵画を指導している籔内さんだが、 彫刻は、 始めて日が浅く、 70歳になってから。 磯尾さんに勧められたのを機に丹波彫刻会に入会した。 昨年、 同美術展に初出品。 知事賞に次ぐ県彫刻家連盟賞を受けた。
今回の作品は、 女子高生の孫をモデルに、 名前をそのまま作品名にした 「彩音 (あやね)」。 大切なものを、 お腹の前で抱きかかえるようにして立っている姿を、 塑像で表現した。 高さ約90㌢。 「もともと彫刻をやりたかったのですが、 縁に恵まれずにいました。 今は、 立体ならではの魅力がある彫刻にのめり込んでいます」 と話している。
2年前に丹波彫刻会に入会した前田さんの作品も、 孫で小学5年の女の子をモデルにした頭像の塑像で、作品名は 「ナルミ」。 孫がご飯を食べ、 遊んでいる様子などを写真に撮り、 写真をもとに制作した。 「孫の今のかわいい姿を形にとどめておきたくて作りましたが、 孫は 『私の顔と違う』 と言っています」 とにっこり。
小林さんは彫刻を始めて12年。 入賞作は 「雨あがり」 で、 レインコート姿の幼女と、 幼女の背丈よりもやや高い傘を木彫で表現した。 同美術展では3回目の入賞で、 過去2回の賞を上回った。 「これまでより上の賞を狙っていたので、 満足しています」 と話した。
池上さんは彫刻歴40年のベテラン。 入賞作は、 木彫の 「考える」 で、 若い男性が座り込んで考えている姿を表現した。 「バランスが取れていないと思う。 これからも勉強です」 と話している。
同美術展は、 23日まで神戸市灘区の原田の森ギャラリーで開催されている。
-
2014年11月23日08:38
-
より軽快、...
フランスベッドは、 新商品のハンドル型電動車いす 「S637スマートパル」 の試乗会を11月29、 30の両日午前10時―午後5時、 同社兵庫工場 (山南町梶) で行う。
従来のペダルで動く電動アシスト三輪自転車には乗れないけれど、 電動車いす (四輪) では大げさ過ぎる―といった人に向けた、 ハンドル型の三輪電動車いす。 より軽快で、 安全な走行を実現した。
最高速度は、 早歩き程度の時速6㌔。 10度以上の傾斜にさしかかると警告ランプが点滅するほか、 ハンドルをきると自動的に減速するなどの安全機能付き。 充電7時間で24㌔走行。 28万8000円 (非課税)。 試乗会は送迎あり。 問い合わせは同社 (フリーダイヤル=0120・55・2604、 松本さん)。
-
2014年11月23日08:38
-
鹿すじカレー新発売 柔らかくヘルシー ...
丹波市立薬草薬樹公園 (丹波市山南町和田、 0795・76・2121) の指定管理者、 ウエルネスサプライが 「鹿すじスパイシーカレー」 (レトルトパック、 1人前200㌘、 540円) を新発売した。 やわらかく煮込んだ丹波鹿のすじ肉と、 トマトとスパイスがきいたルーが渾然一体となっている。
「丹波姫もみじ」 (氷上町谷村) からすじを仕入れる。 安定供給が見込め、 量をたくさん使えることから、 赤身の肉以上に肉の存在感を感じてもらおうと、 すじにしたという。
同公園の加工施設で調理。 水分はほぼトマト。 カエンペッパーで辛味を出している。
廣瀬久也料理長 (29) は、 「ハヤシライスのような、 カレーライスのような味わい。 すじがやわらかく、 おいしい。 おみやげの品として展開したり、 各地のイベントなどに出店し、 丹波をアピールする商材にしたい」 と話している。
同施設で販売している。
-
2014年11月23日08:37
-
県新人戦で準優勝 柏原中ソフトボール部
柏原中学校ソフトボール部がこのほど、 宍粟市の山崎スポーツセンターなどで行われた 「県中学校ソフトボール新人大会」 で準優勝に輝いた。 県内8地区の予選を勝ち上がった16校が出場。 丹有1位の柏原は、 勝負強さやチームワークの良さを武器に、 少ないチャンスをものにして勝利をつかんだ。 3位には篠山中学校 (丹有2位) が入った。 柏原の足立優佳主将 (2年) は 「目標が優勝だったので準優勝は悔しい。 最後まであきらめず、 励ましあえたことが結果につながった」 と話している。
1回戦は増位 (中播2位) を7―2で破り快勝。 2回戦の住吉 (神戸1位) 戦では、 1回裏に2点を先制されたものの、 その後はエース中道里南さん (同) が粘りの投球を見せ、 追加点を許さず、 チームの反撃を待った。
2回戦までは、 80分を過ぎた回で試合が終わるルールで行われた。 6回裏の住吉の攻撃終了時点で16秒を残し、 滑り込みで7回表の攻撃にこぎつけた柏原は、 3番中道さんと5番尾花華蓮さん (同) のタイムリーヒットで同点に。 無死2塁から始まる延長戦 「タイブレーク」 に突入し、 8回表に一死3塁から9番田中真夕さん (1年) が決勝のセーフティバントを決めて1点勝ち越し、 3―2で逃げ切った。
準決勝では、 山手・氷丘 (東播2位) と対戦。 柏原は5回表、 二死満塁から4番足立主将が内野安打を放って2点を先制、 続く6回表にも1点を追加し、 最終回に1点を返されたものの、 3―1で勝利をつかんだ。 決勝は竜山 (東播1位) に0―7で敗れ、 惜しくも6年ぶりの優勝を逃した。
4試合を1人で投げぬいた中道さんは、 「疲れもあったけど、 仲間が声をかけてくれたので、 最後まで投げ切ることができた」 と話し、 足立主将は 「決勝で負けた竜山中に勝てるよう、 一生懸命練習に励みたい」 と雪辱を誓った。
-
2014年11月23日08:37
-
「エコ活動コンテスト」近畿トップで全国...
全国高校生エコ活動コンテスト 「ECO―1 (エコワン) グランプリ」 (一般社団法人イオンワンパーセントクラブ主催) の近畿ブロック2次審査が9日、 イオンモールKYOTO (京都市南区) で開かれ、 篠山東雲高校が 「普及・啓発部門」 の近畿代表校に選ばれた。 12月13日、 東京都で開かれる最終審査に進む。
コンテストは、 多くの学校で取り組むことができる 「普及・啓発部門」 と、 地域固有の問題に着目した 「研究・専門部門」 の2部門がある。 同校は 「普及・啓発部門」 に応募。 二酸化炭素削減につながる、 特産物 「山の芋」 を使ったグリーンカーテンを生産から消費までマニュアル化し、 地域や学校、 さらに東北にも広めていることなどを紹介した。
書類選考の1次審査では、 活動の内容や成果、 実績、 目標、 今後の計画などをまとめた 「活動報告シート」 を提出。 イオン、 毎日新聞社、 外部有識者が選考し、 同部門の近畿6校に選ばれた。 近畿のみの応募校数は公開されていないが、 全国で109校が応募した。
2次審査では、 同校ふるさと特産類型3年生の、 中川義晶君 (篠山中出身) と藤本翔平君 (篠山東中出身) が10分間、 プレゼンテーションした後、 審査員の質問に答えた。 プレゼンテーションの最後の2分間は活動内容についてのオリジナルの歌を、 踊りを入れながら歌い、 審査員の笑いを誘った。 質疑応答では、「全国でも普及できますか」「講習会の説明はどのようにしていますか」 などの質問が出て、 的確に答えた。
最終審査は12月13日、 東京都で開かれ、 各部門7ブロックの代表校が10分間のプレゼンテーションを行い、 審査員の質問に答える。 審査員は、 作家で探検家のCWニコルさん、 国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎さん、 女優でエコワングランプリPR大使の南沢奈央さんの3人と、 イオン、 毎日新聞社が務める。 各部門の最優秀が内閣総理大臣賞を授与される。
中川君は 「2次審査のプレゼンで読み違いのミスがあったので、 最終審査ではミスをしないようにし、 篠山の山の芋をしっかりとアピールしたい」、 藤本君は 「オリジナルの歌で盛り上がって良かった。 最終審査では、 これまでやってきたことをたくさんの人に伝えたい」 と話している。
-
2014年11月23日08:36
-
スポーツクラブ21八上「∞topfc(エ...
幼稚園児から49歳までの男女約30人が在籍。 1本15分間のミニゲームを中心に、 大人と子どもが入り乱れ、 和気あいあいの雰囲気で練習に励んでいる。
2012年1月、 子どもたちの技術力の向上と大人 (保護者) の運動不足の解消、 異年齢交流などを目的に設立した。
「フットサルはピッチが小さい分、 ボールに触れる機会が多いので楽しい」 と、 魅力を語る結成当初からのメンバーの赤星哉太 (かなた) 君 (篠山中1年) と塩田大空 (そら) 君 (八上小5年)。 「このチームは、 大人相手に練習ができるので、 いろんな技が学べるところがいい」 と笑顔を見せている。
現在、 子どもと大人両方の対戦相手を募集している。
【入会などの問い合わせ先】
代表 塩田 文昭さん 090・5061・8632
◆活動日=毎週水曜日、 午後7―9時◆活動場所=篠山東中学校体育館 (篠山市泉) ◆対象=どなたでも。 初心者歓迎
-
2014年11月23日08:35
-
第404問
柏原納税協会の創立60周年記念で、 12月13日に丹波の森公苑で講演するジャーナリストは?
1.櫻井よしこさん
2.池上彰さん
3.田原総一朗さん
-
2014年11月23日08:35
-
南麻紀さんら出演 子連れOKの演奏会 ...
音楽家グループ 「Musica*ra (ムジカラ)」 が、 11月30日午後1時半からお菓子の里丹波ミオール館 (篠山市東吹) で 「アフタヌーン・ティー・コンサート」 を開く。 出演はムジカラの5人と、 ゲストのサクソフォン奏者、 森一貴さんと大西智氏さん。 子育てをがんばっている人にリフレッシュしてもらいたいと、 託児スペースも設ける。
ムジカラは、 丹波市柏原町の南麻紀さん (ピアノ) ほか、 泉山加奈子さん (メゾソプラノ)、 花森小夜さん (フルート)、 八上裕美さん (オーボエ)、 吉岡紀子さん (ピアノ)。 演奏曲の一つ 「春日」 (篠原眞さん作曲) は、 日本の祭りをイメージした曲。 横笛や太鼓を連想させる独特の旋律を、 花森さんのフルートと南さんのピアノで演奏する。
ケーキセット込みで前売り2000円、 当日2500円。 ムジカラ (050・5889・8487)。
-
2014年11月23日08:34
-
バス通学「2㌔以上」提案 佐治以外のほ...
青垣地域の4小学校を統合し、 現在の佐治小に2017年4月1日の開校をめざす 「青垣小学校」 に関し、 統合準備委員会 (足立仁会長、 32人) が18日にあり、 通学距離2㌔以上をスクールバス通学とするなど、 通学方法の提案が部会からあり、 佐治校区以外の大部分がバス通学となる見通し。 決定は持ち越した。 市教委は、 大規模改築して使う現在の佐治小校舎と、 別に建てる新校舎の概要を報告した。
通学・設備部会 (足立光蔵部会長) が1年かけて検討した部会案を報告。 徒歩通学は通学距離が2㌔(国基準は4㌔) 未満、 通学時間30分程度を基準とし、 スクールバス通学は通学距離2㌔以上を基準に、 弾力的に運用するとした。
バスの運行台数は廃校となる芦田、 神楽、 佐治の各小学校に1台ずつ、 計3台を配備するとした。 バスの停留所は、 芦田校区に5カ所、 神楽校区に7カ所、 遠阪小校区に5カ所とした。
バス通学エリアは、 神楽が全域、 遠阪は杉谷以外全て、 芦田は西芦田以外全て、 佐治は奥塩久と市原のみ。
遠阪自治協議会から杉谷もバス通学をと要望が出ていることを踏まえ、 委員から、 隣接する応相寺と関係が深く、 杉谷のみ切り離すことは避けたいとの意見が出て、 「柔軟に対応する」 とした。
バス停の位置も、 児童の居住地や利便性、 安全性を踏まえ、 「改めて検討する」 とした。
市教委は、 校舎の改築概要の説明の中で、 通学バスの児童の乗降場所について、 既存の神姫グリーンバスの 「佐治学校バス停」 の待避所を広げるなどして利用する意向を示したが、 委員から 「校舎により近い場所で」 「学校敷地内にバスを入れられないのか」 と異論が相次いだ。 市教委は、 「アフタースクールを敷地内に作ることを検討しており、 限られたスペースでは難しい。 校長らと話し合う」 と答えた。
新たに建設する校舎は3階建て。 1階に保健室、 職員室などを配置し、 2、 3階を普通教室にし、 既存の4階建て校舎と渡り廊下で結ぶ。 既存校舎は、 1階をランチルームに、 2―4階を特別教室や会議室などにする。
今年度は実施設計中で、 15、 16年度で新棟と体育館の大規模改修を行う。 16年度に佐治小児童を新棟に移し、 同年度に空いた既存校舎を大規模改造し、 17年度の開校に間に合わすスケジュール。
-
2014年11月23日08:33
-
丹波舞台に狩猟ドラマ 29日、関西テレビ...
丹波で猟師をめざす女性の生き方を描いたテレビドラマ 「狩猟雪姫」 が11月29日午後3時から、 関西テレビで放送される。 主演の小島藤子さん (20) をはじめ、 駿河太郎さん (36) や栗山千明さん (30) =特別出演=らテレビでおなじみの俳優が出演する。 24日午後3時25分からは、 同テレビで見どころを紹介する事前番組が放送される。 今年9月から市内各地でロケを行い、 ドラマの随所に市民にとっては見慣れた風景が登場する。 収録には50人以上の市民がエキストラとして出演し、 物語を盛り上げている。
写真・「狩猟雪姫」の撮影を行う駿河さん、 小島さん、 栗山さん (写真右から)=丹波市内で (関西テレビ提供)
小島さん演じる中西雪は、 「食べることは生き物の命をいただくこと。 それに真剣に向き合いたい」 とグルメライターから一転、 狩猟の免許を取得し、 猟師になるべく仙台から丹波に移り住む。 地元の野生動物管理研究センターに勤める駿河さん演じる南斗邦彦は、 思わぬ再会に驚くことに。 雪は学生時代の恋人、 楓 (栗山さん) の妹だった―。 狩猟を通して命と真剣に向き合いながら、 生きるとは何かを描き出すストーリー。
撮影は9月から約1カ月間、 青垣町の田舎暮らし体験古民家 「かじかの郷」 や 「ごりんかん」、 柏原赤十字病院など、 市内各地で行われた。 市猟友会青垣支部のメンバーが狩猟シーンを指導したほか、 青垣町大稗での撮影時には、 地元婦人会がおにぎりや豚汁を作り、 出演者やスタッフを喜ばせた。
関西テレビによると、 狩猟をテーマにしたドラマの制作を考え、 関西近郊で撮影できる場所を探したという。 昨年12月、 木村弥寿彦監督やスタッフが来丹し、 豊かな自然を目の当たりにしたほか、 猟友会の狩猟に同行。 「命と向き合う」 というドラマのテーマに合うと、 丹波市でのロケを決めた。
9月中旬には、 小島さんや駿河さん、 木村監督が 「かじかの郷」 で制作発表会見を開いた。 小島さんは 「鹿を撃って 『かわいそう』 よりも、 まずは 『ありがとう』 と考える役を演じた。 身近な人にも 『ありがとう』 という気持ちを忘れないでほしいというメッセージを伝えられる作品になっていると思う」 と語った。
また、 丹波市の印象について、 小島さんは 「自然が豊かで、 東京にはない良いところがいっぱいあると思った。 野生の動物もたくさん見た」 と笑い、 駿河さんは 「撮影にも協力してもらい、 人があたたかい土地だなと感じた」 と話していた。
-
2014年11月23日08:33
-
メダカの里に 各戸で飼育→放流 篠山市...
味間地区まちづくり協議会 (西田幸夫会長) は、 同地区に生息するメダカを増やす取り組みをスタートさせた。 メダカを各家庭で飼育してもらい、 繁殖させて、 再びもといた水辺に放流する。 メダカを通して、 地元の自然に関心を持ち、 環境保全に向けた活動を展開することで、 地域交流の促進につなげていきたい考えだ。
来年1月下旬から2月初旬ごろに 「メダカの会」 を発足させる予定。 それに先駆け、 18日、 四季の森生涯学習センター東館内の同まち協事務所で、 西田会長らが飼育してきた味間産メダカの譲渡会を開いた。 事前の呼び掛けで集まった同地区の住民約10人にメダカを手渡した。
残った約200匹のメダカは、 来年、 理科の授業でメダカの生態について学ぶ味間小学校の4年生の手で、 この日、 同校脇を流れる住吉川に放流したほか、 数10匹を同校の水槽で飼育することにした。 児童たちは川岸にずらりと並び、 バケツに入った体長2―4㌢のメダカをゆっくりと川に放流。 勢いよく泳ぐ姿を見て、 「俺が放したメダカ、 元気に泳いどるー」 「行ってらっしゃい」 「元気でねー」 などと声を掛け、 はしゃいでいた。
森ヤフミ君は 「大きく育った姿をまた見たい」 とほほ笑み、 鈴木空さんは 「地元の川にメダカがいっぱい増えて、 自然豊かな場所になってほしい」 と願っていた。
同まち協では、 ひと昔前まで同地区内の小川や水路で普通に見られていたメダカが激減している現状を憂慮。 環境省の絶滅危惧種にも指定されていることなどから、 繁殖させて保護していくことを計画した。 遺伝子のかく乱を防ぐため、 増やしたメダカはもといた場所に放流する。
「篠山市生物多様性促進活動補助金」 の助成を受けて取り組む。 「メダカの会」 発足後は、 メダカの生態や飼育方法、 環境などについて学ぶ勉強会を計画しており、 来年度からは、 味間小5年生の理科の授業とリンクさせて行っていくことも視野に入れている。
-
2014年11月22日14:42
-
森のレストラン「あれっと」
静かな隠れ家で洋食を
青垣町大名草から朝来市生野町へ抜ける国道429号沿いにある杉木立に囲まれた洋食店。
ボリュームあるコース料理が人気で、 来店者の9割が注文する。 Aコース (3500円) は、 フレンチ。 魚料理と、 肉料理の両方がつく。 Bコース (1600円) はスパゲティのコース。 昼、 夜同価格で提供している。
一品ものアラカルトは、 但馬牛を使ったタンシチ
ュー、 テールシチュー (共に1800円) など煮込み料理がおすすめ。
友人どうしやグループ利用などで女性客が8―9割を占め、 リピーターも増えている。
「道を間違えたのかとお客さんが引き返すくらい奥まった所。 がんばってたどり着いて」 と経営者の鈴木明日香さん。 小田義之シェフは 「携帯電話も圏外。 森の静かな隠れ家でゆっくりしてもらえれば」 と話している。
【メモ】テーブル席20、 6人がけの座敷席2つ。 月曜定休。 午前11時―午後2時と午後5時―9時営業。 夜は要予約。 0795・80・7336。 丹波市青垣町大名草1322-1
-
2014年11月22日14:33
-
岩戸寺 (市島町岩戸)
創建は奈良時代の宝亀2年 (771年)、 法道仙人による。 神仏習合の名残が残る寺である。 明智光秀の丹波攻めで全焼するが、 天正16年 (1588年) に再建、 さらに本堂、 観音堂は宝暦9年 (1759年) に再建された。 県道から左手の山手に向かっていき、 小高い所まで上り詰めたところに岩戸寺はある。
山門の兎毛通しには大きな尾羽を広げた鶴、 向拝には天女が舞っている。 木鼻には阿吽の獏、 裏面にはやや大振りだが、 華が施されている。 しかし、 何といってもここは、 本堂観音堂の十一面観音菩薩の大悲殿の欄間に彫り込まれた、 迫力ある竜の彫り物が秀逸である。 屋内のものゆえ、 1800年前後の作とはいえ、 鮮やかな飴色をした3枚の欄間は見ていて飽きがこない。
5代目中井正忠、 彼の父、 言次君音の相方、 久須善兵衛政清の銘が、 墨で鮮やかに残されている。
元高校教諭 岸名経夫
-
2014年11月22日14:32
-
牧山神社(山南町小畑)
創建時不詳、 祭神スサノオノミコト。 ゆったりした境内で、 背後の森はうっそうとしている。 近くには延命寺もあり、両社寺は、癒しのスポットとして人気がある。ここは昔から薬草の里であり、玉垣の寄進者の名前には、 大坂の有名な製薬会社の名前もある。
楼門を入ると、 正面に拝殿が目に入る。 立派な竜の彫刻がある。 さらに本殿に進むと、 コンパクトな社殿にしては、 木組みがまことに重厚である。 随所に多くの唐獅子の彫り物があり、 木鼻には象の聖獣が彫られている。 華も大振りだが美しい。 建物の下部にも重厚な唐獅子、 獏の彫刻がしつらえられている。 脇障子には中国の仙人の姿が見える。
本殿は1800年ごろの5代目中井正忠と父・言次の相方の久須善兵衛政清の製作であり、 前部の拝殿の竜は、 明治30年前後の6代目正貞の甥、 中井清次良正実の手によるものである。
元高校教諭 岸名経夫
-
2014年11月22日11:35
-
民主 梶原康弘氏の公認内定を撤回
兵庫5区で立候補を予定している梶原康弘氏に対して、民主は21日、公認内定を取り消した、
-
2014年11月20日09:19
-
無料登記法律相談会
11月20日、 柏原住民センター (午前9―11時半) と篠山市民センター (午後1時半―4時) で無料登記法律相談会が開かれる。 県司法書士会たんば支部の会員が、 土地家屋等の売買、 相続、 遺言、 高齢者の財産管理、 多重債務その他の相談に乗る。 予約不要で無料。