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2014年11月30日09:23
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自動車税滞納にタイヤロックも 12月の税...
丹波県民局は12月の 「税収確保重点月間」 の重点項目を決めた。
自動車税の滞納者に対し、 差し押さえ・タイヤロック装着予告を含む独自催告文書を送付する。 再三の催告にも応じない滞納者に対しては、 預金、 給与などの差し押さえ、 タイヤロックによる自動車の差し押さえを集中的に行う。 また、 滞納者の財産調査を徹底し、 差し押さえ可能な財産を発見次第、 差し押さえをして滞納県税にあてる方針。
2014年度分の滞納課税については、 プロジェクトチーム (県税事務所内10人の職員で構成) による電話督励などを行う。 個人住民税の滞納者に対しては、 市長と県民局長の催告文書を送る。
13年度決算で、 丹波県税事務所の管轄する丹波市、 篠山市内の個人県民税、 個人事業税、 不動産取得税、 自動車税などの収入未済額 (滞納額) は、 約1億9000万円にのぼっている。
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2014年11月30日09:22
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森の恵みシカ肉料理教室
12月2日午前10時半から丹波の森公苑で、森の恵みシカ肉料理教室が開かれる。 講師は 「愛deer料理教室」 の林真理さん。 インドの伝統療法、 アーユルヴェーダの考えを取り入れた鹿肉料理3品を作る。 参加無料。 定員先着36人。 主催の県森林動物研究センターのホームページ、 ファクス (0795・80・5506) などで前日までに申し込む。
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2014年11月30日09:22
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預かり保育の指導員など募集 12月5日ま...
篠山市教育委員会 (教育総務課079・552・5709) が12月15日から採用する非常勤嘱託員2職種2人を募集している。
募集職種は、 同市乗竹の 「なつぐりっ子はうす」 の預かり保育指導員と預かり保育指導補助員で、 いずれも1人。 12月9日に試験を行う。
申し込みは12月5日までに、 所定の申込書類を同課に提出する。
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2014年11月30日09:21
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丹波焼ですり鉢作る 完成品で食事も 12...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭) は、 丹波焼ですり鉢をつくるワークショップの参加者を募集している。 12月20日午前9時半―午後4時、 丹波焼の窯元を講師に迎え、 同美術館の工房ですり鉢を作陶。 来年1月10日午前11時半―午後1時半、 同館内のレストラン 「虚空蔵」 で、 出来上がったすり鉢を使って食事する。
講師は、 丹波焼窯元の市野雅利さん (忠作窯) が務める。 櫛づくりから行い、 作陶した器に櫛目をつけるなどして仕上げる。 会期中の特別展 「兵庫の陶磁」 の鑑賞会も行う。 1月10日には、 Myすり鉢を使って食事をする。
対象は高校生以上で、 2日間とも参加ができる人。 定員20人。 参加費は作陶や焼成代などで3000円、 食事代1620円。 12月9日までに同館 (電079・597・3961、 FAX・597・3967) へ申し込む。
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2014年11月30日09:21
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たくましく生きる
またも地震が起きた。 長野県北部で震度6弱の地震。 あと1カ月となった2014年だが、 今年も自然災害が多発した1年だった。 丹波地方でもこの夏、 豪雨災害があった。 ▼地震や津波は、 地球規模からみると 「変動」 の表出の一つに過ぎないと、 脚本家の倉本聰氏はいう。 「その変動をヒトは人類にとって 『災害』 という呼び方で表現した」 ( 『ヒトに問う』)。 今も変動を繰り返している地球。 温暖化などの人為的な要素はあるものの、 地球が変動している限り、 人は災害から免れ得ない。 ▼ 「地球上に生物として生まれてくることは残酷なこと」。 遺伝学者の柳澤桂子氏はそう書いた (『露の身ながら』)。 生物には当然、 人間も含まれる。 地球上に生まれ、 生きている人は宿命として残酷な場面に遭遇せざるを得ない。 災害もその一つと言える。 ▼残酷は、 人に 「悲しみ」 を呼び起こす。 しかし、 悲しみの淵に沈んでばかりいないのも、 人である。 日本では古く、「かなし」を「悲し」とも「愛し」とも書いた。 悲と愛は根本においてつながっていた。 悲しみの髄を味わい、 いとおしみ、 懐を深くして、 生きる力に転化させるたくましさがあった。 ▼ 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」。この一節が広く愛誦されてきたのも、 泣いてばかりいずに、 たくましく生きようと願う人の証左だろう。(Y)
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2014年11月30日09:20
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二人の栗ごはん
〈栗十個剥いて二人の栗ごはん〉、 ご主人と二人の食卓を詠んだこんな温かな句を遺して先日、 句友が逝かれた。 まだ六十七歳という若さだった。 学年では私より一つ下だが、 共に団塊の世代、 明るくたくましく、 そして優しく生きられた。 親しくなったのは丹波で二つ目の句会を始めたときからのこと。 色々な要職に付いておられ、 またとても仕事の出来る方でもあり、 欠席も多かったけれど、 投句は真面目にしてくださった。 背が高くてスラリとして、 例えるなら宝塚の男役のような容姿、 性格は竹を割ったようにさっぱりした、 本当に誰からも愛される人だった。
最後にお会いした十月の句会は、 ひまわり句会との合同吟行会だった。 その前、 少しお休みが続いたけれど元気に参加して下さり、 青垣にある細見綾子の生家では〈潜り戸を潜れば厨 (くりや) 秋の風〉〈秋澄むや綾子家守る丹波弁〉など、 心のこもった俳句を作られた。 青垣町民センターでの昼ごはんは、 彼女の兄嫁さん手作りの栗ご飯やぼた餅を持参、 賑やかに私もいただいた。 目をつぶると、 少しハスキーな彼女の声が活き活きとよみがえってきて目頭が熱くなる。 今年の春だったか、 亡くなられた伯母さんを偲んで、 〈初七日や伯母の遺せし木の芽漬〉という俳句を出された。 さらに、 〈山笑ふ大江の山の鬼笑ふ〉という豪快で明るい俳句も印象に残っている。 春先に山々が芽吹きの頃の季語 「山笑う」 がこんなにもおもしろく詠まれた句は他にない。
あまりにも早いお別れに、 戸惑うばかりだけれど、 心よりご冥福をお祈りいたします。
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2014年11月30日09:11
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争点は自身で決める
2日に衆院選が公示される。 前回2012年もこの慌ただしい師走の時期だった。 しかし今回、 大きく違うところは、 この解散総選挙の大義の有無だ―。
「国民に信を問う」 と首相はいうが、 何の信を問われているのか、 わからない。 景気悪化の状況が日々続いているなか、 700億円ともいわれる巨額の税金を投じてまで選挙をやる意味はあるのか。 それよりも、 もっと先にやることがあるのではないか。 解散権は首相の 「伝家の宝刀」 であるとしても、 政権維持と強化への思惑が見え隠れする 「ご都合解散」としか思えない。
解散の大義はわからなくとも、 争点は自身で決めることができる。 経済政策をはじめ、 年金や子育てなどの社会保障制度のあり方、 集団的自衛権の行使容認、 原発の再稼働、 TPPなど、 枚挙にいとまがない。
日本は今、 岐路に立たされていると思う。 だからこそ今の政治に有権者の意思をはっきりと伝えなくてはならない。 守られない政権公約にはむなしさを感じるが、 それでも強い思いを込めた一票を投じる労を惜しんではならない。(太治庄三)
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2014年11月30日09:11
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地域の神社調べ本に 祭神や由緒、例祭も...
山南町小野尻の大地一美さん (73) が、 山南地域の神社をすべて紹介した 「ふる里わが町山南町の各神社・社」 を出版した。 各神社の創建年代や祭神、 由緒のほか、 社、 鳥居、 灯ろう、 狛犬、 彫刻、 例祭の日程、 同じ境内に祀られている社などを説明。 写真はすべてカラーで、 親しみやすい編集になっている。 各神社を回って3年がかりで製作した労作。
大地さんは、 地元の大歳神社の氏子総代をしていた8年前、 山南地域の神社がどのように祭られ、 祭神が分かるようになっているかなどを調べた。 名前が分かりやすい神社がある一方、 全く名前の分からない神社もあった。 「このままでは、 若い世代からますます遠い存在になってしまうと思った。 神社に関心をもってもらうきっかけになれば」 と、 大地さんは本出版の動機を話している。
掲載したのは46の神社で、 同じ境内にまつられている93の社も紹介している。 創建年代などを調べるのに、 兵庫県神社誌、 鶴牧藩日記、 氷上郡誌などの文献を参考にしたほか、 宮司や神社総代などに話を聞いたり、 仏具店にも足を運んだという。
「同じ神社に何回も行った。 初めは神社の名札がなかったが、 次に行った時には名札が備わっていたり、 祭神が分かるようになるなど、 調査がきっかけで地域の人たちの関心が高まったようにも思う」 と話している。
A4判127ページ。 300部を印刷。 山南地域の各自治会、 丹波市内の観光案内所や図書館などに130部を無料配布した。 残りは、 2200円で一般に販売する。 また、 神社編に次ぐお寺編の発行準備も進めている。
大地さん (090・8797・1555)。
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2014年11月30日09:07
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「四季桜」見ごろに 山南町下滝・微妙寺で
山南町下滝の微妙寺 (細川慈眞住職) にあるサクラが見ごろを迎えている。 樹齢は100年以上と推定され、 毎年冬と春の2度、 花を咲かせる。 正式な学名ではないが、 同寺では 「四季桜」 という呼び名で語り継いでいる。
一昨年、 篠山市の桜守、 吉良勉さんに見てもらい、 古い枝を落としたり、 根元に肥料をやるなどしたところ、 昨年からたくさんの花をつけるようになった。10月下旬からポツポツと開花。12月中旬ごろにピークを迎え、 来年1月中旬まで楽しめる。
細川住職は、 「咲き始めには、 『梅ですか』 と聞かれることもある。 この時期、 サクラのピンクとイチョウの黄色のコントラストが楽しめるのも珍しいのでは」 と話している。
写真・気温がぐっと下がるこの季節に、 小ぶりな花をつけた四季桜=山南町下滝、 微妙寺で
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2014年11月30日09:06
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第405問
丹波で猟師をめざす女性の生き方を描いたテレビドラマ 「狩猟雪姫」。 主演の女優さんは?
1.綾瀬はるかさん
2.小島藤子さん
3.シャーロット・ケイト・フォックスさん
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2014年11月30日09:05
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「鳥の目」で丹波写す 前田さん初の空撮...
空撮アーティスト前田太陽さん (47) =柏原町柏原=が12月1―3日、 空撮写真を集めた初めての個展 「空へふわり」 を町家ギャラリーるり (同町柏原、 0795・72・1608) で開く。 「鳥の目線」 で撮影した作品を展示、 販売する。
写真・展示される前田さんの作品 「雲海」 (黒井城址)
産業用無人ヘリのインストラクターで、 20年来のラジコンヘリ愛好家。 今春、 ラジコンヘリの一種、 マルチコプターを使った空撮事業を事業化した。 今夏、 神戸市のホテルが新しい才能を発掘するコンテストで最優秀賞を獲得。 先月は民放テレビで30分の特集が組まれるなど注目を集めている。
展示作品は、 昨年から今年に撮りためたもの。 代表作の黒井城址の雲海や、 丹波の森公苑など地元の美しい景色のほか、 世界遺産・チェコのプラハ城、 日本海岸を飛ぶパラグライダー、 瀬田川 (滋賀県) に浮かぶボートなどを上空からとらえた作品を出展する。 A3判の作品は3000円 (フレーム付き) で、 ポストカードは100円で販売する。
動画の上映や、 おもちゃのマルチコプターの販売もある。 マルチコプターに興味がある人の相談にも乗る。 「鳥の目線で、 丹波のきれいな所を見て、 地元の良さを知ってもらいたい」 と来場を呼びかけている。 午前10―午後6時。 入場無料。
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2014年11月30日09:04
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来年の暦完成・原画展開催 篠山の風景繊...
篠山市の切り絵サークル 「のぎく会」 (西田悠紀子代表)が、 「きり絵・篠山」 と題した来年のカレンダーを制作した。 今年のテーマは 「橋のある風景」。 原画展を15日まで中兵庫信用金庫篠山支店 (黒岡) で開いている。 12月16―21日は篠山市立中央図書館 (西吹) で開く。
同会は毎年、 篠山の行事や風景を繊細な切り絵にしている。 数に限りはあるが販売もしている。 1200円。 購入希望者は西田代表 (079・556・3624) へ。
各月のタイトルと作者は次のとおり (敬称略)。
▽1月= 「雪の小枕橋」 (米谷ルリ子) ▽2月= 「泉橋を渡る」 (小山恵子) ▽3月= 「牢山橋」 (梶谷美穂子) ▽4月= 「八幡橋 (般若寺)」 (古谷美恵子) ▽5月=「大国寺」 (西田悠起子) ▽6月= 「ホタルのころ」 (土井栄子) ▽7月= 「西紀・堂ノ木橋」 (古林美津子) ▽8月= 「お菓子の里庭園」 (岸政則) ▽9月= 「京口橋」 (森田眞澄) ▽10月= 「今田・ほとけ橋」 (井上多津子) ▽11月= 「ささやまの森公園・たいこ橋」 (山取純子) ▽12月= 「黒岡川に架かる門前橋」 (西田悠起子)
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2014年11月30日09:04
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「戦国時代をテーマに」定期演奏会 篠山...
篠山吹奏楽団 (川﨑宏紀団長) が12月6日午後7時から、 たんば田園交響ホールで定期演奏会を開く。 NHK大河ドラマ 「軍師官兵衛」 のメーンテーマをはじめとする8曲を披露する。 企画委員長の橋本佳也子さん (25) =郡家=は、 「戦国時代をテーマにした曲を多く演奏するので、 勇猛な時代の雰囲気を音楽で楽しんでもらえたら」 と話し、 来場を呼び掛けている。
演奏会は2部構成。 第1部は、 「軍師官兵衛のメーンテーマ」 のほか、 夏の甲子園の行進曲編曲を手掛けた作曲家、 酒井格さん (大阪府出身) が作曲した 「デカンショ・ラプソディ」 などを演奏。 第2部では、 「乱世の神威 幸村」 や 「アナと雪の女王 シンフォニック・ハイライト」 などを披露する。 また曲間には、 寸劇やコントなども上演し、 笑いと感動のステージを繰り広げる。
同団は、 篠山産業高校吹奏楽部のOBを中心に35年前に結成。 結成当初は10数人だった団員も、 市内外から音楽好きが集まり、 今では20歳代から50歳代の約60人が所属している。 毎年、 夏と冬の2回演奏会を催している。
入場料は500円。 小学生以下は無料。
問い合わせは、 副団長の酒井隆馬さん (090・6909・9146)。
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2014年11月30日09:03
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“笑いあり涙あり”松竹新喜劇の名作上演...
篠山市を中心に活動する演劇サークル 「花いちもんめ」 が12月13、 14の両日、 篠山市民センター (黒岡) で特別公演 「一姫二太郎三かぼちゃ」 を上演する。 松竹新喜劇の名作中の名作を、 舞台を篠山に置き換えた作品。 「笑って、 笑って、 最後にホロリ」 という名作に臨む役者らは、 現役の新喜劇人の監修も受けながら、 2年9か月ぶりの本番に向けて、 熱のこもったけいこに取り組んでいる。
作品は、 人情喜劇の 「愛すべき阿保役」 として知られた名役者、 藤山寛美さんの十八番。 寛美さんを師と仰ぐ松竹新喜劇の曽我廼家 (そがのや) 寛太郎さんが、 座長の足立義則さん (55) =二階町=と大阪芸大時代の同級生だったことから、 上演がかなった。
舞台は篠山。 母親の古希を祝うため、 都会で暮らす兄妹が帰郷する。 迎えるのは都会に出ず、 両親の面倒を見ている三男。 兄妹たちは三男のことを馬鹿にするが―。
「篠山はええとこや!」 など、 台詞にも篠山らしさを取り入れ、 笑いを交えながら田舎で暮らす人間本来の幸せを訴える。
今月24日には、 曽我廼家さんがけいこ場を訪れ、 役者にけいこをつけた。 曽我廼家さんは、 「のびのびと名作中の名作に関わってくださり、 見ていてうれしい。 やるからにはお客様に楽しんでもらわないといけないし、 そのことにプロアマは関係ない。 芝居の気の入れ方、 感情の流れを伝えさせてもらっている」 と話した。
曽我廼家さんとは大学時代、 よきライバルだった足立座長は、 「プロの指導は奥深く、 みんな気合が入っています」 と言い、 「笑いあり、 涙ありの舞台と、 篠山で暮らす良さを表現したい。 ぜひご来場を」 と呼びかけている。
13日は午後2時と7時から、 14日は午後2時から。 大人1200円 (当日1500円)、 中学生以下500円 (同700円)。 チケットはたんば田園交響ホールやアダチクリーニング (079・552・0622) などで販売している。
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2014年11月30日09:02
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給与6カ月30%減額 不祥事受け辻市長 ...
丹波市の辻重五郎市長は、 度重なる不祥事に対し、 「総括責任者としての責任を明確にする」 として、 28日開会の市会臨時会に、 12月から来年5月までの6カ月間、 自身の給料月額の30%相当を減額する条例制定案を提案、 賛成多数で可決された。
これまでに水道部における2件の不正な支払い処理、 濁水流出事故と水質検査結果の隠ぺい、 消防本部における化学ポンプ車積載用ボンベ購入にかかわる不正な事務処理が明らかになり、 第三者委員会や市会百条委員会で調査が進められている。
辻市長は、 「第三者委員会や市会百条委員会の中間報告を真摯に受け止め、 再発防止について実行できるところからやっていく。 市民の信頼回復に向けた取り組みを着実に進める」 と提案理由を説明した。
日本共産党議員団などから、 「非常に甘い対応」 「辞職すべき」 と批判する声も出たが、 辻市長は、 「自分としては重い判断をした。 信頼回復に向けて先頭に立ち、 職員と一緒に全力をあげる」 と理解を求めた。
なお、 市長の月給は83万6000円で、 このうち25万1000円を減額する。
同臨時会ではこのほか、 衆議院選挙費用3050万円を追加する一般会計補正予算の専決処分に承認を求める案件など計4件が提案され、 原案どおり可決され、 閉会した。
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2014年11月30日09:01
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ユズで福島の級友支援 「丹波からできる...
東日本大震災後、 基準値を超える放射線量でユズ加工ができない福島の友人を助けようと、 柏原高校時代の級友が丹波産のユズを送る支援活動を始めた。 「収穫しない、 余分なユズがあれば提供を」 と同級生たちは支援への協力を呼びかけている。
写真・福島に住む元級友に送るユズを手にする柏原高校の同級生たち=春日町石才で
福島県いわき市で食事処と加工品製造を手がける 「くさの根」 を営む新谷尚美さん (青垣町出身) の柏原高校1971年卒の3年1組のクラスメート。
震災後、 店が津波で大破するなど被災した新谷さんが実家に一時身を寄せていることを丹波新聞で知った矢野陽子さん (春日町多利) が、 青垣に新谷さんをたずね、 高校卒業以来途絶えていた同級生との交流が再開。
同級生は、 震災から2年の昨年3月、 篠山市のグループ 「いのちのうた」 が新谷さんを篠山に招いた際に会いに行ったり、 いわき市に出向く人も出てきた。
昨年、 岡井恵子さん (西脇市黒田庄町) が夫の章延さんと新谷さんをたずねた際、 ユズが使えず、 有力商材の 「ユズドレッシング」 が作れず困っていることを知り、 「地元にいながらできる支援を」 と、 同級生と共にユズを集め約170㌔を送った。 これで1年まかなえた。
今年も、 宮垣逸郎さん (氷上町鴨内)、 岡林昌彦さん (柏原町上小倉)、 由良広之さん (春日町多利) ら仲間うちで集めようとしたが、 昨年よりなりが悪く、 広く提供を呼びかけることにした。 希望は完熟ユズで、 不要分を無償で譲ってもらいたいと考えている。
矢野さんは 「今の時期しかできない支援」 と言い、 岡井さんは 「大変な思いをしながら一生懸命がんばっている新谷さんの役に少しでも立ちたい」 と話している。
新谷さんは 「加工機はあるが、 材料が手に入らず困っている。 同級生の応援は本当にありがたい。 そのひとこと」 と感謝している。
ユズの提供の申し出は岡井さん (0795・28・3210) へ。
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2014年11月30日09:01
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西紀両サービスエリアが1、2位独占 「...
西日本のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)155店舗が参加しているご当地メニューコンテスト 「西イチグルメ決定戦」 の関西ブロック大会がこのほど、 辻学園調理・製菓専門学校 (大阪市北区) で行われた。 予選を通過した8点が出品され、 西紀両SAレストランが1、 2位を独占。 12月10日、 同校で行われる最終戦 「西イチ決定戦」 に出品される。
プレゼンと、 試食によって、 味覚、 視覚、 お値打ち感など総合的に審査された。
上り線レストラン 「しまぶん」 の 「丹波篠山御膳デカンショやぐら」 (1460円) が関西ブロック1位を獲得。 関西35点の頂点に立った。 今年8月の豪雨で2日目が中止になった「デカンショ祭り」の「来年こそは両日開催を」との思いを込めて作ったメニュー。
同店の中島信裕・ホールマネージャーは 「前回は西日本4位と悔しい思いをしたので、 ぜひ今度はグランプリを獲得し、 篠山とデカンショ祭りをPRしたい」 と話している。
下り線レストラン 「丹波路野菜食堂」 の 「情熱のひ・さ・ご弁当」 (1500円、 1日限定15食) は関西2位に。 篠山東雲高校産の黒枝豆 (収穫時期以降は黒豆) をトッピングした 「地元産豆腐・柚子味噌がけ」 や 「氷上高校ポークの角煮」 などを瓢箪(ひさご)型の漆器一椀ずつに盛った。
同店を運営する光明興業 (本社・大阪市) のサービスエリア事業部の尾谷卓史部長は 「篠山の地でお世話になり1年半。 より地元と連携したメニューで上位を狙いたい」 と話している。
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2014年11月29日18:19
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ダイニングカフェ 「彩食健美...
食から美容と健康
11月7日にオープンしたばかり。 料理に生ものや発酵食品を使う 「酵素栄養学」 を基本に、 安心・安全な調味料や地元野菜を使い、 野菜の旨味を最大限に引き出す料理法 「重ね煮」 を実践。 美容と健康を意識した食を提供している。
旬のものを提供するため、 ランチメニュー (1500円、 税別、 デザートとドリンク付きは300円プラス) は月替わり。 月の前半は和食、 後半は洋食。 農薬不使用で水耕栽培された、 丹波の里あかり農園 (篠山市高倉) のベビーリーフを使ったサラダや、 篠山産の山の芋を使ったとろろ汁、 最良の栄養素を取り込めるよう、 皮ごと使った果物などを使うほか、 カロリーを抑え、 栄養を摂取できるよう、 玄米や十素米などを白米に混ぜる。 カフェでは材料にこだわったパンケーキもおすすめ。
【メモ】営業は午前11時半―午後2時半 (ランチ)、 午後2時半―5時 (カフェ)。 月、 木曜定休。 年末は27日まで。 年始は6日から。 電079・594・5012。 篠山市味間南1007-1-1
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2014年11月29日18:00
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大原神社 (市島町徳尾)
市島町前山地区の一番奥、 徳尾からさらに奥の山中へ専用のゲートを開けて、 車でさらに奥へと登っていく。 まことに奥まった所にある神社で、 山全体が神域である。 風が吹けば、 少し不気味な様相を呈するような厳粛な雰囲気の神社である。 神仏習合の面影が残っている。 秋は、 紅葉が美しいそうだ。
創建は法道仙人。 当地の名刹、 白毫寺と同時期の8世紀の初めと考えられている。 余談だが、 この白毫寺には、 6代目中井権次正貞による欄間の鶴亀の彫り物があり、 また上竹田の賀茂神社にも数は少ないが、 動物の彫り物が見られる。
さて、 福知山市三和町の大原神社と時期的にもよく似たここにも、 立派な彫刻がある。 龍はもとより木鼻の唐獅子、 獏、 他に躍動感あふれる唐獅子も目に入る。 脇障子の珍しい角のある大きな鳥と牡丹の彫刻など、 6代目中井権次正貞の作である。
元高校教諭 岸名経夫
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2014年11月29日18:00
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但馬妙見日光院 (養父市八鹿町石原)
名草神社から少し下った所にある真言宗の名刹。 神仏習合の趣がそこそこに見られ、 訪れる人も多い。 境内に入って左後方に、 社殿が目に入ってくる。 少し石段を上がって近づく。 このあたりは山中ゆえ、 建物の損傷がやや進んでいる感じがする。
向背には、 立派な竜の彫り物があり、 さらに、 その上にも唐獅子の横たわった大きな姿が見える。 木鼻には定番の唐獅子と獏の重厚な彫り物が目に入る。 特徴的なのは、 そのうちの唐獅子が左右とも内側を向いて、 にらみを利かしていることである。 6代目中井権次正貞の技法のひとつである。
脇障子も分厚いもので、 造りはやや大まかとも思われるが、 翁が唐獅子に乗っている珍しいもので、 もう一方の脇障子には、 牡丹と鳥の図柄が彫り込まれている。 この妙見街道沿いの社寺の彫り物は、 正貞の作品がほとんどである。
元高校教諭 岸名経夫