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2018年2月26日09:37
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バーガー店を運営・施設のイベント企画 ...
地域を盛り上げたい
兵庫県丹波市柏原町大新屋にあるレジャー施設「丹波悠遊の森」の副施設長。施設内のレストランを改装し、3月1日からハンバーガーとバーベキューメニューを提供する店をオープンさせる。これを機に、社員2人を雇用し、株式会社フォレストレジャープランニングを立ち上げ、同店のメニュー開発や人的配置、イベント企画などソフト部分を担当するほか、これまで自宅で経営していたシェアハウス兼農家民宿「フラワーハウス」の運営、4月から丹波悠遊の森協会が指定管理者として管理運営するレジャー施設「京都大呂ガーデンテラス」(福知山市)のイベント企画などに携わる。
大阪府堺市出身。転職活動の中で丹波を知り、4年ほど前から春日に移住。大阪の友人を招いて狩猟者同行のマタギツアーやシイタケの原木をつくる体験、酒蔵巡り、黒豆の栽培体験などを企画。さまざまなイベント企画を実行する中、同協会の社員になった。悠遊の森では、森の中でハンモックを作ったり、ごはんやカフェをするイベント、日本バーベキュー協会認定の検定のほか、施設のネット予約や手軽なログハウス「ミニログ」を導入するなどし、集客力を高めた。
バーガー店では「月1回のライブイベントや夏にはビアガーデンもしたい。SNSで情報発信し、悠遊の森とともに地域を盛り上げていきたい」と話す。
趣味はお酒とバーベキュー。「シェアハウス、民宿でお客さんと一緒に食卓を囲むのが好き」。2反の黒豆農家でもあり、丹波バーベキュー協会の副代表、NPO法人「丹のたね」の理事も務める。36歳。
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2018年2月26日09:35
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10年前の板門店(パンムンジョム)
10年前、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の軍事境界線上にある「板門店(パンムンジョム)」に行った。
朝鮮戦争の停戦ライン上に設置され、両国の共同警備区域になっている場所。韓国軍を中心とした国連軍と、北朝鮮の軍人が対峙してにらみを利かせており、独特の緊張感がただよっていた。
韓国側からバスで訪れたが、現地では服装や行動に規制があり、大声を出したり走ることは許されず、北朝鮮の軍人を指さしてはいけないと注意があった。北朝鮮側から「挑発を受けた」と口実をつくられないためという。10年前と北朝鮮の最高指導者は代わったが、板門店の緊張感は今も変わっていないだろう。
さて、きょう閉会式を迎える平昌五輪。“平壌五輪”とも揶揄されているように、北朝鮮による五輪の政治利用ともとれる動きに注目が集まった。核・ミサイル問題に伴う国際的圧力の緩和にと、ここぞとばかりに外交戦略として打って出てきたように感じる印象だ。
2年後は東京五輪、4年後の冬は北京五輪と、東アジアでの開催が続く。丹波地域勢の出場と活躍を素直に喜べる情勢であれば。(田畑知也)
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2018年2月26日09:25
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第557問
兵庫県の新年度当初予算案が発表されました。県全体で25億円を計上しているのは県政何周年事業でしょう?
1.150周年
2.160周年
3.140周年
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2018年2月26日09:22
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振り込め詐欺警戒を 駅構内で啓発活動 ...
写真・駅利用者にチラシを配り、振り込め詐欺被害防止を啓発する署員ら=兵庫県篠山市大沢で
今月に入ってから篠山市内外で振り込め詐欺に関係した不審電話が多発していることから、篠山署(日高一行署長)、篠山防犯協会(数元康治会長)、篠山市が2月21日、JR篠山口駅構内で防犯キャンペーンを行った。行き交う駅利用客に振り込め詐欺の手口を記したチラシを手渡しながら注意を促した。
同署員や同協会員、市役所職員ら約10人がのぼり旗やチラシを手に改札口付近に並び、高齢者はもとより、学生たちにも「家に帰ったら両親や、おじいちゃんやおばあちゃんに伝えてね」などと呼び掛けた。
JR職員も急きょ啓発活動に参加。チラシを配布し、構内放送で詐欺が多発していることをアナウンスするなどして協力していた。
同署によると、今月13―21日までに、不審電話が18件あったことを認知。14日に詐欺未遂容疑で男1人を逮捕したものの、その後も不審電話が相次いでいることから、現金の受け渡し場所に設定されやすい駅で啓発活動を行うことにした。
高齢者宅に息子の実名を名乗り、「俺やけど」「風邪ひいた」などと電話をし、翌日、「株で失敗した」「お金を貸して」などと電話を掛けてくるのがパターンという。
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2018年2月23日09:00
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棚原相撲甚句保存会 丹波市外で初の甚句...
写真・大阪での披露を前に懸命に練習する棚原相撲甚句保存会=兵庫県丹波市春日町の棚原公民館で
兵庫県丹波市春日町の棚原相撲甚句保存会が3月25日午後2時からホテルグランヴィア大阪(大阪市)で行われる「大阪相撲甚句発表会」(大阪相撲甚句会主催)に初出演する。棚原相撲甚句保存会の山内一央会長(80)は「若い会員たちが意気込みを感じているので、大阪での出演でさらにやりがいを感じてもらい、後世に引き継がれていく保存会になれば」と話している。
大阪相撲甚句会は2010年に設立。毎年、総会後に1年の成果を披露する各甚句会の発表会を行っている。今年は、大阪相撲甚句会や丹波篠山相撲甚句健康教室ら3つの甚句会も出演する。
棚原相撲甚句保存会は、会員20人中16人が参加。山内会長があいさつし、山本勇副会長が棚原相撲甚句について解説した後、棚原に伝わる化粧まわしを付けた6人の「力士」が踊り、「立つ立つづくし」「春日町名所」「丹波市名所」の3甚句を披露。団野俊和さんが弓取り式を行う。
同保存会は、大正末期まで続いた大坂相撲の化粧まわしを活用しようと1993年に有志が立ち上げ、地元の秋祭りや市内のイベントなどで披露してきた。市外での披露は初めて。近年、消防団を卒団した世代を中心に若手の会員が増えつつあり、20代1人、30代2人、40代7人も在籍している。
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2018年2月22日09:46
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冬季五輪
五輪はさすがにすばらしい。一番印象に残ったのは、女子スピードスケート500メートルで金メダルを取った小平が、リンクの上で泣きじゃくる2位の韓国イ・サンファの肩をやさしく抱いていたシーン。
世界記録を持つ最強ライバルに「尊敬しているよ」と声をかけた。「私も前回ソチの不振で苦しんでいた時に、彼女に励まされたから」という。イはすぐに笑顔を取り戻し、大声援を送っていた韓国のファン達も心を揺さぶられたことだろう。
もう一つは、フィギュア金メダルの羽生が演技が終わったリンクで大歓声の中、痛めていた右足を両手でじっと抱え込んでいた場面。「痛かったんですか」と聞かれ、「いいえ、右足に感謝していたんですよ」と答えた。
世界のスケート史に輝く実力者は、質問にもそつなく淀みなく答える。外国人記者から「たくさん投げ込まれた子熊の縫いぐるみはどうしますか」と聞かれ、英語で即座に「森に返しましょうか」とジョークを飛ばしたのにはうなってしまった。
銀の宇野も銅のフェルナンデスも、共にジャンプ1回分の失敗がなければもっと羽生に迫っていたし、金を取る可能性だってあったろうが、宇野はさばさばと話し、フェルナンデスも心から満足したような表情がさわやかだった。若者達、なかなかやるではないか。(E)
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2018年2月22日09:45
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親しみのある相撲甚句
丹波市春日町の棚原相撲甚句保存会が2月25日に大阪で相撲甚句を披露する。1993年の保存会結成以来、初めての丹波市外での披露となる。メンバーたちは本番に向けて練習を重ねている。
棚原相撲甚句は、大正時代に相撲巡業で棚原に来た力士たちから、米などと引き換えに化粧まわし6本を譲り受け、その際に相撲甚句を一緒に教わったのが始まりと伝えられている。その化粧まわしの1本には「神力」という、しこ名の刺繍が残っていた。神力は現在の加東市の出身。東京相撲の十両になり、兄の陣幕嘉七は大坂相撲で大関にまで昇進した。本番はその立派な神力のまわしを付けて相撲甚句を披露する。
相撲甚句は七五調で歌詞がおもしろい。棚原保存会が披露する「春日町名所」では、「丹波栗やら松茸や 大納言やら春日茄子」、「丹波市名所」では、「桜の花なら鐘ヶ坂 丹波吉野の名もゆかし」など、親しみのある歌詞が多い。
4年ほど前から消防団卒団世代を中心に20―40歳代のメンバーが増えた。若い人なりの歌詞が入った甚句が聞ければおもしろいだろう。
(坂井謙介)
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2018年2月22日09:44
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「雛のころ」
雛の時期がやってきた。 もの心ついた頃から、寒さが緩んだぽかぽかと暖かい日和に、5段飾りのお雛様がいつの間にか飾られていたことを思い出す。母と祖母が選んでくれたお雛様は顔がおぼこくて何とも愛らしく大好きだった。この可愛いお顔と育った私は、結婚して家を出る時も一緒に連れてきた。だから娘たちもこのお雛様と共に大きくなった。
私と共に半世紀を生きてきたお雛様は、私が白髪になったように御髪が乱れるようになり、お内裏様などつるりと髪が取れてしまった。お互いに歳を重ねた。
娘たちが年頃になり、自分も働いて忙しくしているのを言い訳に、飾らず過ぎてしまう年も何度かあった。お雛様とお内裏様だけをぎりぎり間に合わせのように出す年もあって、最近はいい加減なものだった。でも娘たちの成長を私と同様に見守って来てくれたお雛様だから、きっと良い人と巡り合わせてくれるだろう。
大人になってから、お雛様に込められた祖父母や両親の気持ちがわかるようになった。その元気にすくすくと成長してほしいという想いと一緒に、私は育った。まだ寒いけど時々春の香りがするこの季節になると、昔のことをよく思いだす。 時代は変わっても、親の願いは変わらない。幸せになってほしい。ただそれだけなのだ。
篠山でも3月10日―18日まで8会場で「丹波篠山ひなまつり」が開催されます。皆さまもどうぞ可愛いお雛様に出会いにお越しください。
(土性里花・グループPEN代表)
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2018年2月22日09:41
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丹波篠山ひなまつり開幕へ 3月10―18日...
写真・新たに日帰りツアーやループバスなどを企画した実行委のメンバーら=兵庫県篠山市北新町で
地域の施設や民家などを会場にひな飾りを展示する「丹波篠山ひなまつり」が3月10―18日、篠山市内各地で開かれる。県や市の助成を受け、各会場を訪れる4つの日帰りツアーを開催するほか、篠山城跡周辺の城下町で無料のループバスを走らせるなど、市内外の人に地域ではぐくまれてきたひな人形や歴史、風土、人とのふれあいを楽しんでもらえる企画を用意している。
会場は、▽福住▽城下町▽日置▽今田▽丸山▽雲部▽市野々▽篠山チルドレンズミュージアム(同市小田中)。各地で地域や家に受け継がれてきたひな人形を展示するほか、会場ごとに異なるイベントやワークショップを開催する。また、今年のメーン会場を福住の住吉神社とし、10日午前10時からオープニングセレモニーを開く。
期間中、無料の日帰りツアー(昼食代や体験料など別途)を開催。各地の展示を鑑賞したり、名所の見学、ワークショップなどが楽しめる。
また、期間中の土、日曜には、城下町内を周遊する無料のループバスを運行。篠山城跡を出発地(午前10時、11時、午後1時、2時、3時発)に、城下町の各地に停留所を設け、好きな場所から乗車し、目当てのひなまつり会場や文化財などを巡ることができる。
また、11日には、城下町会場の陶々菴(同市西町)で午前10時半から、福住会場で午後1時半から、研究者の解説付きでひな飾りを愛でるイベントを開催。10、11の両日には、福住、市野々、雲部の各会場で、篠山で暮らす女性らが作品を出展する「篠山女子の雑貨あーと市」を開く。スタンプラリーも開催し、3つ集めると特製クリアファイルのプレゼントする。
以前は行政主導で行われていた行事を、まちづくり協議会を中心とする地域住民、団体らが主体となった実行委員会(委員長=藤本善一・篠山城下まち協会長)を組織して開催し始めて4回目。
詳細は市内各地などに置いているチラシかホームページ、事務局の市商工観光課(TEL079・552・1111)へ。
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2018年2月22日09:39
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市島地域の教育考える会 2月22日から校...
市島地域5小学校のよりよい教育環境を検討する会「市島地域のこれからの教育を考える会」(坂谷高義会長)が2月22日から各小学校区で、小学校適正配置などに関する協議経過を伝える住民説明会を開く。あわせて地域住民の意見を吸い上げる機会と位置づけ、説明会をふまえた上で同会としての結論を出し、今年度中に丹波市教育委員会に提言する。
「市島地域のこれからの教育を考える会」は2012年、市教委の「市立学校適正規模・適正配置基本方針」に基づき設置された。5校区の自治振興会長やPTA、こども園の保護者会や学校関係者など25人がメンバー。これまで19回の会合を開き、5小学校の統合を含めた今後の学校運営方法などについて議論を重ねてきた。各校区で教育懇談会も開いたほか、小中一貫教育を実践する学校を視察した。
一昨年夏には、地域住民と小学校児童保護者、こども園保護者を対象に、統合の賛否を問うアンケートを実施。地域住民(配布数2856通、回収率52%)は「統合」が48%、「現在のまま」が48%。小学校児童保護者(同318通、同71%)は「統合」が48%、「現在のまま」は41%、こども園保護者(同260通、同60%)は「統合」が53%、「現在のまま」が39%だった。
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2018年2月19日09:00
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青垣軟式野球協会 3月にソフトボール大...
兵庫県丹波市の青垣町軟式野球協会(蘆田圭介会長)は、3月18日午前9時からグリーンベル青垣でソフトボール大会を開くことにし、参加チームを募っている。現在、加盟チームは3チームにまで減った同協会。すそ野を広げるため、野球よりも比較的親しみやすいソフトボール大会を企画した。協会の登録チームを増やしたいとの思いはあるが、同大会の参加は協会加入が条件ではなく、「みんなで楽しく体を動かしましょう」と参加を呼びかけている。
蘆田会長によると、同協会がいつ発足したかは不明だが、「40年前にはすでにあったと思う。ピーク時には20から25チームはあったと聞いている」という。若者層の減少や野球離れなどで加盟チームが減少。市内全域に門戸を広げ、加入を受け入れているものの、同町東芦田が母体のクラブH、同遠阪が母体のピストルモンキー、春日町が母体のレッドコメッツの3チームになっている。
4月から10月の間、基本的に月1回、大会を開催。3チームで計3試合の総当たり戦を行うだけになっている。
ソフトボール大会には、以前、同協会に登録していたチームに参加を呼びかけているが、市内外を問わず、地域や職場、学校、少年野球などの親の会、サークルなど、広く参加を歓迎している。蘆田会長は「初の大会が成功すれば継続したい。年に3回できれば」と話している。
1チーム5000円。優勝チームには丹波市商品券を贈る。12チームで受付終了。申し込みは蘆田会長(TEL090・3624・9837)へ。
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2018年2月18日09:00
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免許更新
平成三十四年まで四年間の免許更新がめでたく完了。でも平成三十四年はない。どんな年号になるのか知らないけれど、あらゆる分野での混乱は必至のようだ。
さて、平日の昼間に免許更新のために訪れた運転者講習センター、ドアを開けると、「なんやこれは!老人クラブの会合か?」と、自分も七十代なのだが、思わずつぶやく。中には半身不随で杖をついた人もいる。もたもたする人に係員が、色々指示している。こんな運転者ばかりじゃ、そりゃあ事故も起きるわと、自分のことは棚に上げて思う。本来は岐阜市内の講習センターに行かないといけないのだが、中美濃の方がウチからは近く空いているのでいつも隣の関市へ。公共交通機関の不便な土地柄、スーパーや田んぼへ行くのに車が欠かせないという高齢者が多い。
簡単な視力検査だけで、何の講習もなく一時間足らずで終了。中には写真撮影を意識して、黒々と髪を染めた人、何故か真青に染めた人など、観察しているだけでなかなかおもしろい。私もそれなりにしっかり化粧して臨んだが、できあがりの免許証にがっかり。五年前の写真に比べると全体に垂れている。あっという間の五年だったが、顔にはその歳月が刻まれている。次の更新まで、少しでも老けないようにしたいけれど、やはり四年後同じことを思うのだろう。「今回の高齢者講習の証明書は、廃棄して下さい。次の時に同じものを持って来てもだめですよ」と声を嗄らす係員に「そういう人もいるかも」と納得。
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2018年2月18日09:00
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柏原・大路で「農泊」推進 丹波市定住促...
丹波市の官民でつくる「市定住促進会議」が、丹波市で農村での滞在型旅行「農泊」を推進しようと計画を練っている。パイロット地区として、柏原町の中心市街地と春日町大路地区で「古民家等を活用した滞在型施設整備プラン」の策定を進めている。柏原町では市が古民家を1つ取得し、ホテルらの施設に改修する検討をしているほか、観光拠点化する柏原支所の一部をホテルの客室として使えないか検討を始める。大路地区でも物件の目星をつけており、同地区住民を交え利活用策の話し合いを始めている。
地域の歴史的建造物や古民家等の空き家を活用した地域マネジメントを行い、空き家問題の解決を図りながら、地域課題の解消や観光振興、移住定住の促進、雇用創出につなげることをめざす。
いくつかある計画の柱の1つが、「古民家等を活用した滞在型施設整備プラン」。市全体の計画も作るが、パイロット事業をまちの柏原と農村の大路で実施すべく、柏原では「古民家ホテル」など、大路地区では自治協議会とタイアップし、ホテルを含め、カフェや農業体験の拠点など、空き家の活用策を模索している。
経営は、市や定住促進会議が直接行うのではなく、民間事業者を探す予定。大路地区では地元で運営会社を立ち上げられないかも含め検討する。
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2018年2月18日09:00
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成年後見人制度 理解深める研修 2月28...
丹波市は2月28日午後1時半から、柏原福祉センターで「権利擁護研修会」を開く。研修会やパネルディスカッションを通して、成年後見制度について理解を深める。
丹有法律事務所の馬場民生弁護士を講師に「知っておきたい!成年後見人の役割」と題して研修会、馬場弁護士と松尾信幸司法書士をパネリストに、パネルディスカッションを行う。
参加無料。申し込みは2月23日までに、市高齢者あんしんセンター(TEL0795・74・0368)。
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2018年2月18日09:00
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FM805たんば放送局長 荒木伸雄さん...
心地よい放送目指す
NPO法人が運営する地域FMラジオ放送を通じ、声の便りを届ける。
「2016年9月に開局して2年5カ月になった。スタッフは大半がボランティアで、みんなが楽しくかかわってもらえるように心がけている」と話す。
キーワードは「心地よい放送」。正確な読み方や音楽の時間に急にボリュームを上げたりすることがないように気を配る。「それでもきびしいご意見はある。その時は、普通なら『かなわん』と思うが、スタッフは『聞いてもらっている』と喜ぶ。不謹慎かもしれないが、前向きですよ」と苦笑する。
ラジオ放送に関心を持ったのは、中・高校時代。ラジオ深夜番組の影響が強い。高校生の時、ラジオ大阪の「ぬかるみの世界」という番組にはまり、パーソナリティだった笑福亭鶴瓶に会いに行ったこともあった。
FM局開局の話が出たとき、そんな思い出に火が付き、開局の準備段階からかかわった。「番組を通じ、様々な人と出会えるのが何よりもの幸せ。高校生、子育て中の母親、近隣市町長の出演するコーナーなど数えきれない」という。「特に現地取材を通し、三番叟や神楽などの伝統芸能を子供に教え、伝える若者の姿に感動を覚えた」と話す。
「スタッフ、聞いていただくリスナー、スポンサーの三方良しでないとうまくいかない」と気持ちを引き締める。「話題を伝えるパーソナリティだけでなく、イベント手伝い、技術スタッフなど放送には大勢の力が必要。現在は約100人がかかわる。市民制作のコーナーもあり、多くの人に加わってほしい。楽しい出会いがありますよ」と呼びかける。青蓮寺住職。54歳。
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2018年2月18日09:00
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ご当地グルメ集め「味覚市」 2月25日、...
兵庫のご当地グルメが大集合―。丹波並木道中央公園(篠山市西古佐、TEL079・594・0990)で2月25日午前10時―午後3時、「なみきみち冬の味覚市」が開かれる。カニやカキ、イノシシなど、兵庫の冬の味覚をふんだんに使った飲食ブースが軒を連ねるほか、手作り雑貨などが並ぶミニマルシェも開かれる。今年で4回目。少雨決行。
坂越(赤穂市)のカキのお好み焼きや香住のカニの蟹飯、猪汁(黒豆小餅入り)や猪丼、但馬牛コロッケ、三田牛の焼き肉、にくてん、丹波地鶏の焼き鳥、たこ焼き、から揚げ、クレープなどを販売する飲食ブースが13店舗並ぶ。また、手作り雑貨の販売などを行うミニマルシェも約10店舗軒を連ねる。
午前10時から大山上特産の「天内芋(里芋)」が入った豚汁(先着100人)を、午後1時から小学生までを対象にレインボー綿菓子(先着50人)をふるまう。
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2018年2月18日09:00
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福住と竹
放置竹林の竹を砕いて堆肥にしたり、農業用ハウスを建てるなどの篠山東雲高校の研究が、「日本学校農業クラブ全国大会」で2年連続入賞するなど成果を上げている。これが後押しにもなって、篠山市が竹の粉砕機を自治会などに無料で貸し出す制度を始めたところ、5月ごろまで予約が埋まる人気ぶりという。さらに京都大学の学生と地域おこし協力隊員らが、同高近くのバス停を竹で組み立てるプロジェクトも進行している。
篠山市福住の伝統的建造物群保存地区に立地する東雲高校の真ん前にある住吉神社には、庭園研究の権威で作庭家の重森三玲氏が手掛けた「住之江の庭」がある。傷みが激しいこの庭を住民らの手で再生する事業が動き始め、このほど重森氏に師事した日本庭園研究家の西桂さん(加古川市)の講演会があった。
西さんは、庭園にある竹垣「網干垣」について触れ、「漁師が網を干している様子をイメージしたもので、この庭園において重要な構成。他の庭では雷をイメージした竹垣も造っており、創作垣は重森の真骨頂」と強調した。
福住と竹のつながりがここにもあった。
(芦田安生)
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2018年2月18日09:00
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堀池みゆきさん訃報
堀池みゆきさん(ほりいけ・みゆき=堀池法俊・明願寺住職の妻)2月15日死去、67歳。自宅は丹波市柏原町南多田2069ノ1。葬儀は19日午前10時から、柏原町南多田2069ノ1の明願寺で。喪主は夫、法俊(ほうしゅん)氏。
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2018年2月18日09:00
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パワーアップ事業 4、5月分も助成対象...
こころ豊かな美しい丹波地域推進会議は、地域団体による地域活性化などの事業経費の一部を助成する「交流促進パワーアップ事業」(県議会提案中)の助成団体を募集している。今年度から公開審査日を早めることで、4、5月に完了する事業実施分も助成対象となった。
▽都市との交流▽子育て支援▽健康づくり▽介護予防―の4事業を対象にした特定テーマ枠と、それ以外の一般枠とがある。いずれも助成の上限は50万円。過去の助成回数や枠ごとに補助率が異なる。
これまで審査は6月の1回だったため、公開審査日までに完了する事業は対象外だった。3月に公開審査日(今年は3月21日)を加えることで6月の公開審査日(今年は6月2日)までに完了する事業も応募することができる。
対象事業の開始日はいずれの審査対象も4月1日以降。申し込み期日は、6月1日までに完了する事業の第1期募集は2月20日―3月10日、6月2日―来年3月までに完了する事業の第2期募集は3月11日―5月15日。所定の申請書(ホームページから入手可)を同会議事務局(丹波県民局県民課TEL0795・72・5168)に提出する。
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2018年2月18日09:00
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感動の涙
名優で知られた小沢昭一氏は舞台に上がる前、ひどくあがったらしい。どれほど場数を踏んでも変わらなかった。
人前に立つことに慣れているはずなのだが、舞台に立つたびにあがった。しかし小沢氏は、あがることをいとわず、むしろ好んだ。一目置く役者たちはすべてあがることを知っていたからだ。
「慣れ切ったアガラない仕事というものは、新鮮味なし、意外性なし、愛敬もなしで、魅力にとぼしいのですよ」と小沢氏。逆に言えば、あがるからこそ名演技ができる。
舞台というのは、通常の世界でない。通常ではない世界に身を置くのだから、心理状態も通常でいられるはずがない。神経が鋭敏になり、気持ちがたかぶる。その役者たちの緊張感が懸命でひたむきな演技となって舞台で発露されたとき、見ている側の心を打つ。
ささやま市民ミュージカルを見に行った。子どもを中心にした市民57人が舞台の上で演技をし、踊り、歌った。幕が上がる前はさぞや緊張をし、あがったことだろう。しかし、だからこそ一生懸命の演技がすがすがしく、みずみずしかった。
終演後、涙を流しているキャストの姿を見かけた。それは感動の涙だったろう。通常ではない心理状態の中で自分の力を精いっぱいに出し切った者だけが流せる涙だったに違いない。(Y)