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2014年12月25日14:58
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竹田秀也氏訃報
竹田秀也氏 (たけだ・ひでや=みつみ福祉会わかば保育園長) 20日午後8時2分、 肺がんのため丹波市内の病院で死去、 57歳。 自宅は丹波市春日町棚原2103。 葬儀は23日おこなわれた。 喪主は長男、 光一郎 (こういちろう) 氏。
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2014年12月25日14:57
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介護職員初任者に合格「早く働きたい」 ...
氷上特別支援学校高等部3年の東郷実奈さんが、 介護事業所などで働く上で有用な 「介護職員初任者研修」 (旧ホームヘルパー2級) の修了試験に合格した。 同校の生徒が、 同修了試験に合格したのは初めてという。 東郷さんは 「早く介護の現場で働きたい。 勉強をサポートしてくれた人に感謝している」 と喜んでいる。
東郷さんは、 みつみ福祉会 (婦木治理事長) が運営する施設 「春日学園」 で生活しながら、 同校に通っている。 昨年5月から週2回、 市社会福祉協議会本所で行われた同研修に参加。 約半年間、 1日も休まず研修を受けた。 ベッドからの移動といった介助の仕方を体験したり、 介護理論や介護保険法、 体の仕組みなどを学んだという。
研修中には、 市内の介護事業所などで実習も行った。 床ずれを防ぐために行う体位変換では、 コミュニケーションが取りづらい利用者もいて苦労したが、 「実習先の職員に丁寧に教えてもらった」 という。 入浴介助のときには、 腰を痛めにくい姿勢を考えるなど、 自分なりに工夫しながら実習に取り組んだ。 「実習先の利用者との会話がおもしろく、 資格を取る上で励みになった」 と話す。
「もともと、 高齢者と話すのが好きだった」 と東郷さん。 高齢者の世話をしたときに 「ありがとう」 と感謝してもらえたことが、 同研修を受けるきっかけになったという。 「介護の現場で働きたい」 という東郷さんの意志をくみ、 同学園の職員らが資格取得を提案。 職員らも、 研修会場の同協議会本所に送り迎えするなど、 資格取得をサポートした。
優しくて明るい性格で、 同学園で生活する子どもたちの面倒もよく見ているという。 東郷さんは 「学校を卒業したら介護事業所で働き、 利用者に好かれる人になりたい」 と話している。
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2014年12月25日14:56
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ありがたかった図書館
クリスマスも終わり、 いよいよ年越しが近づいてきた。 丹波新聞社内は、 カラー刷り48ページ立ての新年号が校了し、 忙しさがひと段落したところ。
今年の仕事を振り返ると、 月1回発行の 「丹波こども新聞」 を任されたことが大きかった。 「子どもに読まれる紙面」 をめざし、 毎月テーマを決めて特集したり、 おたよりコーナーを作ったりした。 が、 取材先で 「こども新聞知ってる?」 と聞いても 「知らない」 という答えが多いのが現状…。 来年はもっと工夫とチャレンジをしていきたい。
資料探しで、 図書館と職員のみなさまに大変お世話になった。 テーマを伝えると、 ぴったりの関連本をすぐに探してくださり、 高価な解説系の本も借りられてありがたかった。 職員さんと話をすると図書館が身近に感じられる。 丹波市立図書館 「こども司書」 認定者のおすすめ本コーナーを始めたところ、 紹介本を借りに来た子がいたと聞いたのはうれしかった。
来年も図書館を活用させてもらい、 本から学んで少しでも文章も人間も成長したいと思う。(古西 純)
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2014年12月25日14:56
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こどもが主役の天神講♪
楽しかったでしゅね♪ 「天神講」 とやらは毎日行きたいもんでしゅ。 昼ご飯も晩ご飯もみんなで食べて、 お姉ちゃんやお兄ちゃんたちにいっぱい遊んでもらえて♪―とチビタの催促が聞こえてきそうな行事が先日あった。
「天神講」 ―。 丹波で子育てをするようになって初めて聞いた言葉だったが、 昔は学問の神様、 菅原道真の命日を偲んでいた慣わしが、 今は子供会の行事として、 子どもたちの健やかな成長を願い、 その日一日何をするのか計画から実行まで6年生が中心になって取り決め、 小さな子どもたちも一緒に遊ぶものになったと聞いた。
娘は1年生で初めての参加。 一日ずっとみんなと一緒で、 特に高学年のお兄ちゃん方と接触するのは緊張とてれがあったようだが、 お姉ちゃん方にリードされてすぐに輪の中に。 大きな子が小さな子を見て、 また小さな子がそれなりに一生懸命付いていこうとする。
ゲームをしたり、 駆けっこしたり、 日暮れ時はみんなで 「火の用心」 の声をあげて地区内を行進。 日が暮れれば一大イベントの肝試し!お化け役の高学年がガオーと叫べば小さい子たちがキャーと叫ぶ。 澄み切った闇夜に子どもたちの叫び声と笑い声が吸い込まれてテンヤワンヤの大騒ぎ。
子どもたちの笑い声から大人は元気を貰える。 来年も再来年もいつまでも子どもたちの笑い声が絶えない地区であって欲しいと、 年の瀬に願わずにはいられない有意義な行事だった。 どうぞ笑いの耐えない新年をお迎え下さい♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2014年12月25日14:55
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地酒「三尾山」完成...
春日町中山の遊休農地を利用して作った酒米、 山田錦を使った純米吟醸酒 「三尾山」 が完成した。 同地区の有志でつくる 「のんびり楽農クラブ」 (伊藤重美代表) が企画したもので、 今年で6年目の取り組み。
同地区の遊休農地で育てた酒米を使って酒を造ることで、 地域のPRになればと始めたもの。 まろやかな口当たりで、 女性からも好評だという。
5月末に田植えをし、 6月に雹 (ひょう) の被害にあったものの、 10月に無事1600㌔以上の山田錦が取れたという。 山名酒造 (市島町上田) で仕込んでもらった。 伊藤代表は 「今年は災害などもあったが、 良い酒ができた。 自然の恵みに感謝したい」 と話している。
同社 (0795・85・0015) で販売中。 一升瓶3780円 (税込)、 4合瓶1890円 (同)。
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2014年12月25日14:55
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社会人バドミントン3団体 1月11日に初...
篠山市で活動しているバドミントンの社会人サークル3団体が、 1月11日午前9時から篠山総合スポーツセンター (郡家) で 「篠山新春バドミントン大会」 を開く。 3団体は、 来年4月にバドミントン協会を立ち上げたい意向で、 そのためのステップとして大会を企画した。 15年前に篠山市が誕生して以降、 バドミントンの本格的な大会としては初の開催になるという。 メンバーは、 「バドミントンは篠山ではまだまだマイナースポーツ。 認知度を上げるためにも、 まずは楽しさを知ってもらいたい。 初心者大歓迎。 気軽にエントリーして」 と呼び掛けている。
今月末まで出場者を募集している。 試合方式はまだ決まっていないが、 レベル別か、 初心者・経験者混合で抽選をしペアを決める方式のいずれかになるという。 高校生以上が対象で、 参加費は一人1000円 (競技用シャトルや景品、 スポーツ保険代など)。 見学歓迎。 参加申し込みや問い合わせなどは、 余田 (よだ) 昌毅さん (090・8279・0148) もしくは中山文夫さん (Eメール fumio.nakayama0820@maia.eonet.ne.jp) へ。 住所、 氏名、 年齢、 経験の有無を伝える。
協会立ち上げに関わっている社会人バドミントンサークルは、 ▽篠山中学校を拠点とする 「ワイルドボアーズ」 (余田昌毅代表) ▽西紀体育館を拠点とする 「西紀バドミントンクラブ」 (中山京子代表) ▽川代体育館を拠点とする 「ポパイ」 (河野一朗代表) ―の3団体。 20―70歳代の初心者からベテランまで計約40人が所属している。 水曜日を除く毎夜、 いずれかの拠点で練習が行われている。
協会発足後の活動として、 篠山で定期的に大会を催すほか、 初心者向けの体験教室の開催や、 市内の小・中学校にバドミントンクラブ創設の呼びかけなどを計画している。
また、 各サークルでは、 初心者、 上級者、 老若男女を問わず、 メンバーを募集している。
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2014年12月25日14:54
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恵比須祭に来てね 子供らちょうちん作り...
市島町市島自治会 (荻野美恵子自治会長) の住民らが21日、 同地区公民館で、 来年1月9、 10の両日に市島恵比須神社で行われる 「恵比須祭」 を彩るちょうちんやミニ灯篭づくりに励んだ。 ちょうちんは子どもたちが、 ミニ灯篭は大人たちが担当。 本番では住民の個性あふれる作品が、 参拝者を歓迎する。
恒例のもちつき大会の場を利用して祭り準備に取りかかった。 子どもたちは骨組みにまきつける和紙に、 好きな絵やアニメキャラクターなどを自由に描いた。 また、 大人たちは自分なりの 「今年の1字」 を柄の入った色紙に力強く書いた。 豪雨災害からの復興を連想させる 「絆」 「復」 のほか、 来年の幸運を願った 「喜」 「福」 などの文字が入ったミニ灯篭が出来上がった。
ちょうちんは昨年のものも含めて30個ほど、 ミニ灯篭はデイ施設 「一期一会」 に通うお年寄りの協力も得て50個ほど準備し、 地区内の市島防災センター近くに並べる。 荻野自治会長は、 「子どもたちやお年寄りの力も借りて伝統行事ができる。 夏の災害でも助け合いの心が当たり前にある地域だと実感できた」 と話している。
もちまきは、 9日午後7時半からと、 10日午前11時から。 甘酒無料サービスや福うどんの販売もある。
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2014年12月25日14:54
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年明け行事多彩に開催 今田町観光3施設
篠山市今田町内の3観光施設が、 それぞれの持ち味を生かした年明けイベントを企画している。 詳細は次の通り。
【兵庫陶芸美術館】 (今田町上立杭、 079・597・3961) =1月2―4日、 同館で開催中の特別展やテーマ展が割引料金 (100円引き) で観覧できる。 一般500円、 高校生200円、 中学生以下無料。 同期間中の入場者には各日先着100人に丹波焼小皿を進呈。
【立杭陶の郷】 (同町上立杭、 079・597・2034) =2日から、 丹波焼新春福袋を販売。 3000円、 5000円、 1万円の3種類がある。 2、 3日の入園は無料 (通常200円)。 また同日の陶芸教室参加者には粗品を進呈。
【こんだ薬師温泉】 (同町今田新田、 079・590・3377) =元旦から営業。 同町内とその周辺の特産品を詰め合わせたオリジナルギフトセットを販売。 コメ、 黒豆の煮豆、 ゆずポン酢などを組み合わせた4種類がある。 各2700円。
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2014年12月25日14:53
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理化学研究所放射光科学総合研究センター...
原発の関心広げたい
(まつい さくお)赤穂郡上郡町在住
1949年 (昭和24) 丹波市氷上町横田生まれ。 柏原高校、 大阪大学理学部物理学科卒。 民間会社に8年半勤務のあと、 広島大学大学院で博士号を取得。 理化学研究所と高輝度光科学研究センターで研究員を25年つとめた。
大型放射光施設 「スプリング―8」 (佐用町) で、 放射光を生み出す加速器の性能向上に取り組んでいる。
電子を光の速度近くまで加速し磁石で曲げた時に発生する放射光は、 生命科学など幅広く活用されている。 「多くの測定や計算から加速器の振動源を追求し、 より安定な光の供給を実現できた。 日本海の波の振動で加速器が歪み、 海の荒れ具合もわかった」 という。
広島大学院で核物理を専攻し、 原発にも関心を持つ。 在学時、 被爆者の話も聞いた。 核反応のエネルギーは、 燃焼のような化学反応とは全く違い、 透過力が強い。 絶えず細胞の新陳代謝を繰り返す人間にとって、 細胞が新しくなる時に、 多量に放射線を浴びると、 悪影響を及ぼすという。
「原発1基中のセシウム137 (放射性物質) を近畿全域にまくと人が全く住めなくなる。 核は医療や工業計測など熱エネルギーを取り出さない方法で利用すべき」 と語る。
さらに、 「福島第一原発事故で、 安全性に疑問符がついた。 原発の多いアメリカ東部、 フランス、 ドイツでは地震は数少ないが、 日本は地震大国。 原発の安全性は保てない」 と強調し、 自然エネルギーの方向性を探る。
「福井県の高浜原発と丹波市との距離は、 福島第一原発と福島市の距離に相当する。 常に危険性を認識しておきたい」。
小学生のころは、 天文少年。 天体望遠鏡を手づくりするなど、 宇宙の神秘に魅せられ、 高校では天文班に所属した。 最近、 小学生に科学の面白さを伝える講師も引き受けた。「科学の利便性だけでなく、 危険性も考える子供に」 と願う。 「住んでいる所は、岡山県境。同級生も少ない。 高校の阪神支部の同窓会に出席し、 ネットワークが広がった」 と笑顔。
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2014年12月25日14:52
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増築棟に普通教室配置 基本設計まとまる...
青垣地域の4小学校が統合し、 現在の佐治小用地に2017年4月に開校予定の丹波市立青垣小学校の基本設計がまとまった。 鉄筋コンクリート造り3階建ての校舎を増築し、 既存校舎と渡り廊下で結ぶH型の校舎になる。 今年度中に実施設計をまとめ、 来年度から工事にかかる。
写真・青垣小学校校舎増築のイメージ図
増築棟は、 既存棟 (鉄筋コンクリート造、 4階建て) の東側 (運動場側) に建設する。 建築面積約961平方㍍、 延床面積約2671平方㍍。
増築棟の2階と3階に普通教室を集めるほか、 1階に保健室、 特別支援教室なども設ける。
既存棟は、 1階がランチルーム。 2階が集会室や少人数教室、 3階が図書室、 理科室、 パソコン教室、 外国語活動室、 音楽室など。 4階が家庭科室、 地域交流室、 児童会室などにする。
内装は、 地域産の木材を多く使い、 温もりのあるものとする。 外観は、 勾配屋根の校舎とし、 既存棟と増築棟を結ぶ渡り廊下は透明感のあるデザインとし、 できるだけ中庭に太陽光が注ぐようにする。
スクールバスの停留所は、 既存の神姫グリーンバスの 「佐治学校前」 を拡張して使うことを想定しており、 既存棟と増築棟の間に児童の昇降口を設ける。 昇降口ホールに隣接して展示ギャラリーを設け、 児童の活動を展示すると共に、 悪天候時のバスの待ちスペースとしても利用できるようにする。
既存棟北側の旧青垣幼稚園跡は、 駐車場に使うほか、 将来のアフタースクール用地としても検討できるようにする。
体育館も屋根やトイレの改修、 耐震補強などを行う。
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2014年12月25日14:52
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「黒塗り部分の開示を」聴取記録を市に請...
丹波市消防本部におけるボンベ購入時の不正事務などを調査している市議会百条委員会が22日に行われた。 同委が市に提出を求めた、 市法令遵守委員会 (委員長=鬼頭哲也副市長) の聴取記録の一部が黒塗りされていることを受け、 同委は 「(調査に) 正確性を期するため」 として黒塗り部分の開示を求めた。 市は、 諮問する第三者委員会には、 職員の氏名以外は全て開示した同じ資料を提出しており、 「議会軽視だ」 との声も上がっている。
不正が行われたとする公益通報を受けて、 法令遵守委が昨年12月29日から今年1月4日にかけて、 関与した恐れのある職員らを聴取した際の記録文書。 同委は今年7月に市に資料請求したが、 公益通報や捜査情報に関係する部分、 個人情報、 百条委の調査項目以外の部分は黒塗りされていた。
その後、 百条委の調査や捜査が進んだこともあり、 正副委員長を通じて再提出を求めたところ、 なお黒塗り部分が残っていた。 まとめに入る段階において、 第三者委との整合性がとれないとの声が噴出。 市当局の担当者を呼び、 説明を求めた。
市は 「公益通報者の保護が大前提にあった。 百条委は公開されるため、 ふせるべき内容があった」 などと答弁。 委員らは 「百条委は法に基づいた委員会。 第三者委と違う資料を出されたことは遺憾であり、 隠ぺいの意思があったのではないか」 「第三者委も原則公開されている」 などと指摘。 市は 「内部で検討し、 文書で回答する」 と答えた。
西本嘉宏委員長は、 「事情はあったにせよ、 法に基づいた百条委員会の立場からすれば当然の要求。 議会軽視ではないか」 と話している。
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2014年12月25日14:51
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大臣賞・プレゼン賞2冠 全国エコ活動コ...
全国高校生エコ活動コンテスト 「ECO―1 (エコワン) グランプリ」 (一般社団法人イオンワンパーセントクラブ主催) の最終審査が13日、 毎日ホール (東京都千代田区) で開かれた。 多くの学校で取り組むことができる 「普及・啓発部門」 と、 地域固有の問題に着目した 「研究・専門部門」 の2部門に、 全国7ブロックの代表校計14校が出場。 「普及・啓発部門」 の近畿代表校に選ばれていた篠山東雲高校は同部門2位の文部科学大臣賞と、 1校のみに授与される 「ベストプレゼンテーション賞」 の2冠を達成した。
全国から両部門、 計109校がエントリーしていた。
書類選考の1次審査では、 活動の内容や成果、 実績、 目標、 今後の計画などをまとめた 「活動報告シート」 を提出。 イオン、 毎日新聞社、 外部有識者が選考し、 篠山東雲高校は同部門の近畿6校に選ばれた。 京都市で行われた近畿ブロック2次審査では、 同校ふるさと特産類型3年生の中川義晶君 (篠山中出身) と藤本翔平君 (篠山東中出身) が10分間、 プレゼンテーションした後、 審査員からの質問に答え、 代表校に選ばれた。
最終審査は2次予選と同じ選考方法。 中川君と、 島端祐基 (3年、 篠山東中出身) 君が、 二酸化炭素削減につながる、 特産物 「山の芋」 を使ったグリーンカーテンを生産から消費までマニュアル化し、 それを地域や学校、 さらに東北にも広めていることなどを紹介。 最後に、 生徒たちが、 子どもたちに分かりやすく取り組みを紹介しようと考案した、 アナと雪の女王の主題歌 「ありのままで」 の曲に合わせた替え歌を披露した。
作家で探検家のC・W・ニコルさん、 国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎さん、 女優の南沢奈央さんら5人が審査した。 同校への講評では、 ▽幼稚園から中学生、 地域住民など広く普及されている▽生産から流通、 加工まで一連のプログラムにしている▽替え歌がユニーク―などと評価された。
ベストプレゼンテーション賞は、 出場校の教員により選出された。
島端君は 「プレゼンは分かりやすいよう、 抑揚をつけて発表した。 これまでで最も良い出来だった。 ぼくたちの取り組みが全国で評価されてうれしい。 今後もさらに、 活動を広めたい」、 中川君は 「2次審査では読み違えたので、 たくさん練習した成果が出た。 必死で練習してきたのでうれしい。 山の芋の素晴らしさを世界に広げるつもりでがんばりたい」、 指導する菊川裕幸教諭 (25) は 「プレゼンの練習を夜遅くまでやり、 努力が報われた。 地域のみなさんの協力のおかげ。 これからも地域の農業振興のためにがんばってほしい」 とエールを送った。
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2014年12月25日14:51
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「いこかfe'」...
氷上町中央地区自治振興会が21日、 拠点施設のひかみ成松交流館でコミュニティカフェ 「いこかfe'」 をオープンした。 当面は、 月、 火曜の週2回、 自家焙煎のコーヒーをはじめ、 紅茶、 しょうが湯、 ジュースなどの飲み物メニューのみでスタート。 利用の状況をみながら軽食の提供も検討していくという。
写真・ひかみ成松交流館でオープンした 「いこかfe'」 を運営するボランティアたち=氷上町成松で
館内にテーブル5席を用意し、 アットホームな雰囲気で地域住民を歓迎する。 飲み物は全て100円。 午前9時半―午後3時半まで。
拠点施設整備のために2008年に実施した住民アンケートで、 住民同士が楽しみを共有したり、 つながりがもてるコミュニティカフェを望む声が、 高齢者や子育て中の母親に多かったという。
住民からカフェを運営するボランティアを募り、 「カフェの会」 (拝野暁子代表、 15人) を組織。 神戸、 三田、 淡路などの先進地を視察するなどしてイメージを共有した。
カフェの日にあわせて男性でつくる 「親父の腕まくりの会」 がもちつきやしめ縄づくりをしたり、 有志でフラワーアレンジメント教室を開くなど、 人が集まりやすい雰囲気を作る。 かつてはたくさんの商店や飲食店で賑わった成松商店街。 当時の懐かしい味を復活させる話も出始めているという。
同振興会は、 「日中、 お家で一人で過ごしているお年寄り、 長期休暇中の小学生なんかがお茶を飲んだり、 ご飯を食べにきて、 そのままおしゃべりを楽しんだり、 宿題をしたりといった場になれば」 としている。
初日は、 いずれも氷上町常楽の足立末子さん (72)、 上野寿子さん (65)、 志賀和子さん (66)、 金子征子さん (75)、 内藤美代子さん (68) の5人娘が接待を担当。 「人とふれあったり、 お話ができて、 思っていたよりも楽しくて、 こちらがパワーをもらった。 編み物をしたり、 童謡を歌ったり、 『また行きたいわ』 と思ってもらえるカフェになれば」 と声をそろえていた。
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2014年12月21日09:14
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昔ながらの菓子作ろう 1月20日、柏原で
兵庫丹波生活研究グループ連絡協議会は、 1月20日午後1時半から柏原福祉センターで行う 「昔ながらの手づくりお菓子教室」 の参加者を募集している。
▽米粉のおやき▽フライパン1つでできる大学芋▽きなこあめ▽和風クレープ (べた焼き) ―を作る。 定員40人。 1月7日締め切り。 子ども連れ参加可だが、 託児はない。 参加費300円。
同グループは、 農産物加工や農業、 食育などに取り組んでおり、 会員のもつ技術や地域の食文化を伝えたいと企画した。
申し込みは、 丹波農業改良普及センター内、 同協議会事務局 (0795・73・3804)。
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2014年12月21日09:14
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庶民の暮らし
今年も押し迫ってきた。 そこで、 こんな小話―。 暮れの大掃除がやっと終わり、 「これで来年は良い年になる」 と安堵していると、 いつの間にか座敷の真ん中に無精ひげをはやした男がいた。 それは貧乏神。 あわてて貧乏神を追い出し、 ほっとしたのも束の間、 上の方から 「そんなに押すな。 また落ちる」 という声が聞こえてきた。 ▼貧乏神がまとわりつき、 どうにもこうにも貧しさから抜け出せない。 苦しい暮らしが続く。 なのに、 貧しさや苦しさをネタにして笑い飛ばす。 底抜けのたくましさと明るさ。 それは楽天主義と言い換えられる。 ▼苦悩していない人と、 苦悩を抱えている人。 どちらが長生きできるかを調べたデータがある。 言うまでもなく、 長生きするのは苦悩していない人。 ▼家計の経済力や病気など、 概して苦悩の種は誰も似たり寄ったりだ。 要は、 それにへこたれるか、 そうでないか。 対処によって、 苦悩する人か苦悩しない人かに分かれる。 その分岐点は楽天主義かどうかだろう。 ならば楽天的に生きるに限る。 ▼麻生財務相が選挙運動の街頭演説で、 「利益を出していない企業は運が悪いか、 経営能力がないかだ」 と述べた。 中小零細企業の実態を理解しての発言とはとても思えない。 庶民は楽天的に生きても、 政治家は、 庶民の暮らしに悲観的であるべきだ。(Y)
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2014年12月21日09:13
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さよなら健さん
えーっ、 誰もがそのニュースに耳を疑った。
「俳優高倉健さんが十一月十日、 悪性リンパ腫で亡くなりました。 享年八十三歳でした」。
映画 「あなたへ」 を観て涙したのは、 ついこの間のような気がするのに、 もう二年も前になるのだ。 この映画が健さんの最後の作品となった。 映画公開と同時期、 NHKで高倉健の生き方と映画への情熱を取材した 「プロフェッショナル 仕事の流儀」 が放映された。 不器用と言いつつ、 実はとても繊細な気づかい、 優しさ、 そして何より謙虚で真摯な生き方に感動した。 この時健さんは八十一歳、 役柄は六十歳くらいの設定なので、 少しギャップは感じた。 亡き妻の遺言である故郷の海への散骨を果たすために、 キャンピングカーで旅をする主人公。 途中、 和田山の竹田城址が登場。 亡き妻との思い出の場所でもある。 この映画で、 竹田城址は急に有名になったようだ。
さて、 二百を超える健さんの出演映画の中で、 私が一番好きなのは、 一九八一年の 「駅・STATION」 だ。 冒頭の雪の駅での妻子との別れの場面でまず涙。 北海道でもあまりメジャーでなかった増毛(ましけ)、 雄冬(おふゆ)、 銭函などという小さな町、 そしてそこで暮らす人々の姿。 犯人を追う警察官の苦悩が相まって、 独特の雰囲気のある映画だった。 中でもたまたま立ち寄った小さな飲み屋の女性と親しくなってゆくシーンは、 八代亜紀の歌う 「舟唄」 とともに、 何度見ても胸にしみる。 辛いことも嬉しいことも色々あるのが人生。 健さんの映画はたくさんの人々に生きる勇気を与えてくれた。 有難う健さん。
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2014年12月21日09:10
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関西六大学野球秋季リーグ MVPなど4...
京都産業大学硬式野球部の津田響さん (3年) =春日中出身=がこのほど、 関西の6大学で戦う 「関西六大学野球秋季リーグ」 で、 最優秀選手賞、 同投手賞、 ベストナイン、 担当記者クラブ賞の4冠に輝いた。 7試合に登板し、 3完封を含む5勝を挙げ、 チームを3季ぶり10回目の優勝に導いた。 津田さんは 「厳しい練習を積み重ねた成果が実った。 今までやってきたことが目に見える形で表れてうれしい」 と喜んでいる。
7試合のうち、 6試合に先発。 計53回を投げ、 防御率0・68、 被本塁打0、 負けはなかった。 サウスポーのスリークオーターから繰り出すキレのあるストレートのほかに、 スライダーやカーブ、 スプリットなどの変化球を巧みに投げ分け、 同リーグの投手に与えられる4つの賞を総なめにした。
圧巻は優勝が懸かった龍谷大学戦。 先発した津田さんは相手打線を手玉に取り、 スコアボードに 「0」 を並べた。 「龍谷大は春季リーグの優勝決定戦で、 自分が打たれて負けた因縁の相手。 自分が点を取られなければ勝つと思った」 と言い、 強い気持ちを胸に投げたという。 試合は延長戦までもつれたが、 13回表に味方が5点を取り、 裏の攻撃を1点に抑えて優勝を果たした。 13回を一人で投げ抜いた。
秋季リーグ戦の後に行われた関西地区大学野球選手権大会では、 津田さんの活躍もあって準優勝し、 京産大初の明治神宮大会の出場権を獲得。 大学野球の聖地、 明治神宮野球場 (東京都) のマウンドに立った。 1回戦の東農大北海道オホーツク戦に先発し、 6回を投げ1失点に抑えたものの、 惜しくも0―3で涙をのんだ。 「自分にとって、 初めての全国の舞台。 緊張したが良い経験になった」 と笑う。
野球は小学校3年生から始めた。 春日中学校2年の時には県新人大会で優勝を果たすなど活躍。 「プロに行きたい」 という思いを胸に、 福知山成美高校に進んだ。 エースとして臨んだ3年夏の府大会ではベスト4に入ったものの、 あこがれ続けた阪神甲子園球場での全国大会出場はかなわなかった。
プロへの階段を登るために、 硬式野球の強豪・京都産業大学に進学。 1年生の春季リーグから中継ぎで登板したが、 「投げては打たれた」 と苦笑い。 変化球の制球力を磨き、 徹底的に走り込むなど、 練習量を増やしたという。 成績が伴い出した2年生秋から、 先発を任されている。
サウスポーのエースナンバー 「21」 を背負い、 新チームでは副主将を任された。 「神宮大会で、 まだまだ上がいることを知った。 球速アップや、 変化球の質を磨きたい。 プロで活躍できる選手をめざす」 と意気込んでいる。
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2014年12月21日09:09
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国際書展で2人入選 鳳鳴高書道部・酒井...
篠山鳳鳴高校書道部の酒井里穂子さん (3年) と小畠陽紀君 (2年) が、 「国際高校生選抜書展」 (毎日新聞社・毎日書道会主催) で初の入選に選ばれた。 来年2月3日から8日まで大阪市立美術館で開かれる作品展で展示される。
写真・酒井さんの 「爨宝子碑」 臨書 (写真左) と、小畠君の創作 「郷」
26カ国約1万7000点の中から、 2115点が入賞、 入選に選ばれた。 同部指導者で書家の吉良恵子さんによると、 学校から2人同時の受賞は珍しいという。
酒井さんの作品は 「爨宝子 (さんぽうし) 碑」 の臨書。 5世紀初めに爨宝子の徳を讃えて建てられた碑文の中から、 30文字の一節を取り出した。 「原本の碑文の文字に近づけながら、 力強さを出して書いた」 と酒井さん。 「文字が多いので途中でうまくいかなくなることもあったが、 提出した作品は最後まで線、 質とも思いどおりに書けた」 という。 「高校生最後の3年生で入選でき、 とてもうれしい。 受験が終われば書を再開して昇段をめざしたい」 と話している。
小畠君は、 創作で 「郷」 を書いた。 別の創作大会の課題文字で練習していたため、 題材に選んだ。 「全体に柳をイメージし、 字が滑らかに流れる感じを出そうと書いた」 という。 提出作品に手ごたえはあったものの、 入選には 「びっくりした」 と驚き、 「今度は古典を見て書く臨書でも賞を取りたい」 と意欲を燃やしている。
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2014年12月21日09:06
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エースの“準備”
春日中学校出身で、 京都産業大学硬式野球部のエース、 津田響さんが 「関西六大学野球秋季リーグ」 で最優秀選手賞を含む4冠に輝き、 同大学まで取材に赴いた。
取材当日は雪が降り積もり、 屋外で写真撮影ができなかったので、 同校野球部の室内練習場に案内してもらった。 その出入り口に、「準備を疎かにすることは、 失敗する為の準備をしているようなものである」 と貼り紙があったのを見つけた。 きっと選手たちが大切にしている言葉なのだろう。
取材中、 津田さんは 「マウンドでは、 強い気持ちを持つことが大事。 気持ちで負けないように心がけている」 と繰り返していた。 4冠は、 並大抵の努力では果たせなかった偉業だったかと思う。 “打たれてしまうのではないか”という 「自分の弱い気持ち」 を消し去り、 試合に向けて 「強い気持ちを持った自分」 を日ごろから準備しているのだろう。 エースとしての自覚が、 彼を奮い立たせているのだろうと感じた。
「目標はプロ。 でも入るだけでは満足しない。 プロで活躍する選手になりたい。」 ―。 そう話す津田さんの目が輝いて見えた。(田畑知也)
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2014年12月21日09:05
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漬物グランプリで入賞 春日ナスでアイデ...
漬物の日本一を決める 「T―1グランプリ」 の関西ブロック大会が、 このほどイオンモールKYOTO (京都市) で行われ、 氷上高校の課題研究班 「丹波農作物班」 (19人) が考案した漬物2種類が入賞した。 ともに春日町の特産品 「春日ナス」 を漬けたアイデア一品。 同班を代表して出場した的場美奈さん (食品加工科3年) と籔下茜さん (同) は、 「特産品の春日ナスがPRできて良かった」 と喜んでいる。
同グランプリは、 漬物の味や彩り、 独創性などを約100人の審査員が評価。 同ブロック大会には、 予選を通過した10品目が出品された。
「春日ナスのはちみつレモン漬け」 は、 伝統部門賞を受賞。 切れ目を入れて塩をすり込んだ春日ナスを、 はちみつとレモン汁に漬け、 子どもも好んで食べられるようにフルーティーな味に仕上げた。 審査員からは 「ミョウガのようにきれいに色が付いていておいしい」 と評価を受けた。
優秀賞を受賞した 「ナスビのポン酢マヨネーズ漬け」 は、 塩もみした春日ナスをマヨネーズとポン酢を混ぜたタレに漬けた。 辛さを残しつつ、 まろやかな味わいの一品。 「上手にあく抜きをしている」 と評価された。
同班では、 春日ナスを普及させるため、 地元の生産組合を招いて栽培法を学んだほか、 おいしい食べ方などを検討した。
学習を進める中で同グランプリを知った同班は、 応募を決定。 学校で育てた春日ナスをそれぞれ家に持ち帰って実際に漬け、 試作品を学校に持ち寄った。 その中に 「割とおいしかった」 (的場さん) という 「はちみつレモン漬け」 があり、 的場さんがメーンで試作を担当することに。 「ポン酢マヨネーズ漬け」 は籔下さんが考案した。
的場さんは 「はちみつとレモン汁の最適な分量について、 大会前日まで試行錯誤した」 と苦労を語り、 籔下さんは 「何となくマヨネーズが合うかな、 というところからスタートした。 母親に試食してもらいながら完成させた」 と話している。