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2015年1月11日09:08
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個の確立
作家で精神科医でもある加賀乙彦氏はフランスの精神病院で勤務していたとき、統合失調症の患者の訴えに驚いたという。 「他人と顔や心が同じになった」 「自分の独自性がなくなった」。 患者たちはそう訴えた。 ▼日本の患者は 「私はみんなと違ってしまった。 そのため嫌われ、 悪口を言われる」 と訴える。 フランスでは人との違いがなくなることに悩むが、 日本では人と違ってしまうことが苦悩の原因となる。 だから、 みんなと同じ行動をとりたがる。 成人の日に見られる光景もそのためか。 ▼同じような振袖を着て、 カメラを向けられるとピースサイン。 「人と同じような身なり、 人と同じような写真のうつり方」。 その様子にうんざりするという作家の曽野綾子氏は、 「仮にも一人前の大人の仲間入りをするという日に何も個性を発揮していない」 と嘆く。 ▼成人式は、 一個の自立した人間としての覚悟を求める 「通過儀礼」 としての意味合いは薄れ、 学校時代の友達との再会を楽しむ機会になっている。 それならば華やかな身なりをして、 無邪気にはしゃぐのもよく、 目くじらを立てなくてもいいのかもしれない。 ▼ただ、 これからは一人ひとりがそれぞれの道を自分の足で歩まねばならない。 個の確立が求められる。 その自覚は持っていてほしい。 老婆心ながら、 そう願う。 (Y)
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2015年1月11日09:08
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ひつじ年
明けましておめでとうございます。
今年は羊年。 年賀状にも、 羊の絵や字がいっぱい。 元旦に年賀状の束を炬燵で広げることをしてこそ、 お正月気分になる。 羊は象形文字で、 羊の頭部を表している。 かなり前だが、 本欄に 「生姜」 について書いたことがある、 その時羊の付いた漢字についても少し紹介した。
昔、 中国では羊がとても大切なものだった。 そこで、 様々な漢字に使われた。 わかりやすいのは、 羊が大きいと書いて 「美」。 さらに羊と食を合わせると 「養」。 羊は体も生計も養ってくれたからだろう。 生姜の姜は、 中国の春秋時代の斉の国の皇室の姓で、 ほかに美女の意味もあるという。 三千年前、 北中国には羌 (きょう) と呼ばれる遊牧民が羊を放牧して暮らしていた。 羌は羊と人との組み合わせで羊飼いを意味し、 今日のチベット人の元祖にあたる。 「着」 にも羊が付いている。 これもまた、 羊の毛や皮が衣類の材料として使われたからだろう。 「義」 にも羊がある。 この字は、 我の上に羊が載っていて、 元の意味は、 きちんとして恰好の良いということらしい。 「羨 (うらや) む」 は、 羊の下によだれを意味する字が付いている。 つまりよだれをたらして羊を羨ましがっているということだとか。
もう一つ、 未(ひつじ)という字がある。 十二支の子 (ね) 年の子は種を意味し、 最後の亥は核、 つまり結実して核ができるということを意味しているとか。 未は八番目にあたり、 まだ熟してなくて未熟であることをあらわす。 どれも古代中国から伝わった文化だが、 なかなか奥深い。
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2015年1月11日09:04
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近畿4位で全国へ 産高1年の森本太一君...
篠山産業高校少林寺拳法部の森本太一君 (1年機械科、 西紀中出身) が12月月20、 21日、 大阪・寝屋川市民体育館で行われた近畿高校少林寺拳法大会の規定単独演武の部で4位に入賞。 全国大会への出場を決めた。 拳士になって8カ月程度と日は浅いものの、 人一倍稽古に励み、 めきめきと実力をつけてきた。 全国大会は3月21、 22日、 香川県丸亀市で開かれる。
県大会で準優勝を飾り、 近畿大会に進んだ。 近畿大会の男子規定単独演武の部には24人が出場。 5人の審判員を前に、 一人ずつ 「形」 を披露し、 1分―1分15秒の制限時間で技のスピードと形の美しさ、 正確さなどを競い合った。
初日の予選に、 道着を電車内に置き忘れるという失態を犯した森本君。 他校の選手に道着を借りてなんとか試合に間に合わせた。 このハプニングに落ち込むこともなく 「先生や多くの人に迷惑を掛けてしまった。 ふがいない演武で予選落ちでもしたら申し訳が立たない」 と反対に奮起。 気合の入った演武で見事決勝戦へと駒を進めた。
2日目の決勝戦では、 「初日に気合を入れ過ぎたせいか、 筋肉痛になり、 普段通りにできなかったが、 突きの正確さと速さを意識した」 という演武で見事4位に。 大舞台の切符を手に入れた。
高校に入って少林寺拳法を始めた。 「気合が入っていて、 かっこいい」 と軽い気持ちで入部した。 中学時代は 「やりたかったサッカー部がない」 と帰宅部を選んだが、 高校で少林寺拳法と出会い、 体を動かすことの楽しさを味わった。 「練習すればするほど、 いろんな技ができるようになり、 努力した分だけ結果がついてくる」 とほほ笑む。 相手のいない単独演武は、 モチベーションを保つのが難しいとされるが、 鏡の前に立ち、 一突き一蹴りごとに大きな声を出して練習に励み、 大会に備えたという。
森本君は、 「県大会で負けた相生産業の2年生に近畿大会でも負けてしまった。 上位入賞のうれしさよりも悔しい気持ちの方が大きい」 といい、 「全国大会に向けて筋力アップをし、 今度こそライバルに勝ちたい」 と闘志を燃やしている。
顧問の福田尚人教諭 (31) は、 「全国大会では順位も大切かもしれないが、何より全力で、楽しみながら演武をしてほしい」 とエールを送っている。
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2015年1月11日09:03
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全国総体に初出場「“魅せる”演技を」 ...
柏原高校1年生の日原舞さん (山南町大河) が、 21日に名古屋市で開幕する 「全国高等学校総合体育大会」 のフィギュアスケート競技に出場する。 兵庫県の代表として大会に臨む日原さんは、 「自分の演技ができるよう、 がんばりたい」 と意気込んでいる。
日原さんは同競技の6級を取得しており、 県からは6、 7級を持つ4人が代表に選ばれた。 全国総体は、 級に関係なく競い合う。
真上から見たときに、 ドーナツのように丸く見えるスピン 「ドーナツスピン」 が得意。 振り付けでも、 指先の動きなど細かい部分にも魅せる演技を心掛けているという。 「ほかにも、 得意と言えるような技術を身に付けたい」 と意欲的。 昨年引退した高橋大輔さんのような表現力豊かな演技を目指している。
フィギュアスケートに出会ったのは幼稚園のとき。 父が単身赴任していた名古屋市を訪れた際、 近くのスケート場に足を運ぶと、 すでに有名だった浅田真央さんが練習していた。 華麗に滑る姿を見て、 「すごい。 自分もやってみたいと思った」 と振り返る。
小学2年生のときから、 ピュアスポーツ柏原を拠点に競技に取り組み始め、 小学5年生のときには 「全兵庫フィギュアスケート大会」 の少年少女の部で優勝したほか、 中学2年時には同大会のジュニア選手権女子の部で3位に輝くなど、 着実に力を付けた。
現在は、 西宮市などのスケートリンクで活動する 「フェニックススケートクラブ」 に所属。 土日は同クラブの練習に参加し、 平日は、 所属する同校陸上部の練習が終わると、 ピュアスポーツ柏原でトレーニングに明け暮れている。
日原さんは 「全国レベルの大会に出場するのは初めて。 笑って終われるような演技ができれば」 と話している。
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2015年1月11日09:00
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大西さん(青垣中)が部門大賞に たんば...
「第14回たんば青春俳句祭」 (実行委員会主催) の入賞作が決まった。 地元からは、 中学生の部大賞に青垣中学校3年の大西梨蘭さんの 「蝿叩き構える両親無表情」 が選ばれた。 「蝿叩きを手にしている両親のまじめくさった顔がおかしく、 思わずくすくすとわらってしまった。 まるで大がかりの狩猟をするよう」 などと評された。 小学生、 中学生、 高校生、 大学生・一般の各部門から、 大賞1句 (小学生の部は該当なし)、 優秀賞5句、 入選14句が選ばれた。 (入賞、 入選句は後日、 本紙文芸欄に掲載)。
大西さんは、 「賞を取れるとは思っておらず、 びっくり。 うれしかった。 たぶん、 おもしろかったんだろう」 と話した。
母親が蝿を叩こうとしている情景を 「そのまま」 句にしたという。
国語は得意で、 芦田小時代にも俳句コンクールで賞に入ったことがある。 「俳句はリズム感があり、 おもしろい。 機会があれば、 また応募してみたい」 と笑顔で話した。
審査員の俳人植山俊宏さんは 「蝿に気配を悟られぬようじっと蝿叩きを構えて忍び寄っていく両親。 その真剣さと不思議なテクニックの方に気を取られ、 私は声を立てずに心の鼻で吹き出してしまいます」 と講評した。
昨年11月に市島地域での開催を予定していたが、 8月の豪雨災害を受けて俳句ラリーと公開選句は中止し、 事前投句の選のみ行なった。
小学生の部には1634人から2717句、 中学生の部には389人から618句、 高校生の部には360人から475句、 大学生・一般の部には213人から422句の応募があり、 地元の俳句関係者による予備選句を経て俳人の坪内稔典さん、 宇多喜代子さん、 植山さんの3人が選句した。
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2015年1月11日08:59
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平和な正月
年末年始はお休みを頂戴し、 実家の京丹波町で過ごした。 よく晴れた元日かと思いきや、 ちらほらと降り始めた雪は見る間に辺りを埋め尽くし、 30㌢を超える積雪。 翌2日も同じ量が降った。
寝正月にもできず、 ひたすら雪かき。 腰を叩きながら作業をする横で、 小学2年の甥が雪を投げつけてくる。 挙句、 「かまくらつくるから」。
放っておくと何をしでかすかわからないので、 仕方がなく手伝うことにした。
除雪した雪を集めて積み上げる。 なるべく周りを固めてから、 スコップで掘り進んでいく。 嫌々だったが、 しばらくすると本気になった。
甥の行動を制限する。 「いらぬ場所に雪を積むな」 「壁を殴るな、 潰れるやないか」。 最後は、 「邪魔すんな、 あっち行けい」。 汗をかきかき、 子ども一人入れるかまくらが出来上がり、 こちらは悦に入っていると、 甥が 「表札や」 と木の板を持ってきた。
「アナ雪城」
どこがやねんと突っ込みながら、 きゃっきゃと笑った。
なかなかに良いお正月。 甥が大人になっても、 こんな“ありのままの”平和な正月であってほしい。(森田靖久)
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2015年1月11日08:59
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第409問
未 (ひつじ) 年になると、 多くの人が記念登山に訪れる 「羊ヶ嶽」 とよばれている山があります。 どこにある?
1.篠山市大芋地区
2.篠山市味間地区
3.篠山市雲部地区
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2015年1月11日08:58
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復興願いコンサート 珍しい楽器の演奏も...
豪雨災害からの復興を願い、 丹波市市島町上鴨阪の 「ひなたぼっこカフェ」 (今井頼子代表) で1月24日午後2時から、 「ふれあい室内楽コンサート」 が開かれる。 福知山市などを拠点に活動する音楽グループ 「にのくに座」 (田中秀樹代表) をゲストに迎え、 さまざまな楽器を使った演奏を楽しむ。
リコーダーアンサンブルで 「津軽海峡冬景色」、 パッヘルベルの 「カノン」 のほか、 オカリナアンサンブルで 「カントリーロード」 などを演奏する。 バロック音楽を中心としたクラシックの名曲披露も。 弦楽器のヴィオラ・ダ・ガンバなど、 珍しい楽器の演奏も行われる。 「にのくに座」 の伴奏に合わせて、 参加者全員で 「ふるさと」 を歌う趣向もある。
前山小学校の音楽専科・木寺和美さん (同町上牧) と、 同カフェで月1回、 童謡を楽しむ会を開いている吉見美佳さん (同町市島) が中心になり、 災害を受けた地元を元気づけようと企画した。 2人はともに 「にのくに座」 のメンバーで、 田中代表は 「親しみやすい曲で復興を応援したい」 と話している。
参加費1000円。 コーヒーやスイーツが付く。 参加費の一部は豪雨災害の義援金にする。 先着40人で要予約。 同カフェ (0795・78・9610)。
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2015年1月11日08:56
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新春社交ダンス 生バンドも出演 1月24...
丹波市内のボランティアグループ 「新世紀」 が、 1月24日午後1時半からポップアップホール (氷上町本郷) で開く社交ダンスイベント 「新春チャリティーダンスパーティー」 の参加者を募っている。
生バンド 「ファミリーバンド」 の演奏に合わせ、 ダンスを楽しむ。 ペアを替えて踊る 「ふれあいダンスタイム」 の時間もある。
参加費1500円で、 一部は市社会福祉協議会に寄贈する。 軽食付き。 同団体の藤原さん (090・2047・5736)。
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2015年1月11日08:55
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ノルディックウォーキング講習会
「たんばエヌウォーカー倶楽部」 主催。 各回、 参加費1000円、 ポールレンタル料500円。 問い合わせは同倶楽部の余田さん (090・2106・3988)。 日程と集合場所は次の通り。
▽15日=午前9時半、 丹波年輪の里▽17日=午前9時、 丹波年輪の里▽18日=午後1時半、 丹波並木道中央公園 (篠山市西古佐) ▽20日=午前9時半、 前山コミュニティセンター (市島町上竹田) ▽22日=午前9時半、 幸世交流施設 (氷上町賀茂)
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2015年1月11日08:54
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絵手紙講座
1月18日午後1時半から、 吉住工務店のこだま館 (丹波市春日町七日市) で、絵手紙講座が開かれる。 絵手紙工房 「たらば庵」 (氷上町井中) を開く田中重雄さんを講師に、 誰でもできる絵手紙作りを楽しむ。 参加費500円。 先着20人。 こだま館 (0795・74・2785)。
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2015年1月11日08:54
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介護報酬改定対策セミナー
1月22日午後1時半―4時半、 西脇コミュニティセンター (西脇市西脇312―3、 コープ西脇) 4階で、介護報酬改定対策セミナーが開かれる。
介護報酬改定の行方をいち早くキャッチし、 新年度の事業所の経営計画の一助になるよう専門家の解説を聞く。
講師は、 小濱道博・介護事業経営研究会最高顧問。 受講料は、 介護事業所1人あたり3000円 (2人目は1000円、 3人目からは無料)。 主催は、 介護事業経営研究会 (C―MAS) 兵庫中央支部事務局。
セミナーの詳細は、 http://cmas-hyogo-tyuou.jimdo.com/。 申し込みは、 事務局の蘆田総合会計事務所 (0795・25・2531)。
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2015年1月11日08:53
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島根・隠岐に「島留学」 3年間の経験を...
篠山市園田分出身の渡邊杉菜さん (17) が、 「島留学」 として全国から生徒を集めている島根県・隠岐島前 (おきどうぜん) 高校に通い、 最終学期を過ごしている。 これまでの学校生活や日常生活をまとめた本 「スギナの島留学日記」(岩波ジュニア新書) を出版。 渡邊さんは 「3年間の良い思い出作りになった。 お世話になった隠岐や高校のPRができてうれしい」 と話している。
隠岐諸島の海士 (あま) 町にある隠岐島前高校は統廃合の危機を背景に2010年度から、 島留学を受け入れている。 地域資源を生かした教育や公営塾の開設など、 地域と一体になった人材育成で全国から生徒を集め注目されている。
渡邊さんは丹南中学校2年生の時に、 隠岐島前高校を見学した父親から同校のことを聞き、 「島の人たちとの触れ合いで人見知りが直るかも。 海が好きな自分にぴったり」 との思いから関心を持つようになった。 3年夏に同高生が企画、 運営する4泊5日の島ふれあいのツアーに参加。 「ホームステイや島歩きでキラキラと光り輝いている自然や心優しい島の人々との出会い」 で同校への進学を決めた。
入学後は寮生活で、 「親と離れてさみしかったり、 自分で何でもしないといけないので、 つらいこともあったが、 さまざまな地域から来た同級生や先輩後輩と過ごし、 自分とは違う新たな視点に気づき、 異なる考えの人とうまくやっていくためのコツを身につけた」 という。
また、 公立塾では、 「社会人経験者がスタッフをしていて、 勉強だけでなく、 進路や将来についてアドバイスをくれる」 「学校と連携し、 もう一度復習でき、 力が付く」 「自分の興味があることや将来のことを調べたり、 プレゼンテーションの仕方などが学べる」 など、 特長ある学習システムを体験。 また、 島ふれあいのツアーを企画、 運営する同校の 「ヒトツナギ部」 に所属。 同書では、 ツア
ーの準備や運営、 ツアーの内容などを書いている。
このほか、 海に行ったり、 食べ歩きをした休日の過ごし方や、 島の四季や好きな場所と食べ物、 お世話になった町長や 「島親」 (里親) など、 多岐にわたって島の自然や文化、 人を紹介している。
同出版社の編集者が島おこしの取り組みを見ようと、 2013年夏に海士町を訪れた時、 遊覧船で渡邊さんと出会ったのが出版のきっかけ。 編集者は 「思い切って一歩を踏み出し、 そこで新鮮な経験を積む―若い時のその一歩がどんなに大きな意味をもつことなのかを少しでも感じ取っていただければ」 とあとがきに書いている。
渡邊さんは島で学んだことをきっかけに研究者を志し、 国立大合格を目指している。
800円 (税別)。 通販サイト 「アマゾン」 や大手書店で購入できる。
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2015年1月11日08:52
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ご近所さんのたまり場に 空き店舗にコミ...
丹波市青垣町佐治商店街の空き店舗にカフェが開店した。 空き家活用を通しまちに活気を呼び戻そうと活動する 「佐治倶楽部」 が管理する物件で、 週3日営業する。 近所の人がおしゃべりに集まる 「コミュニティ・カフェ」 になり、 商店街が少しでもにぎやかになればと考えている。
写真・佐治商店街に住む人のたまり場になればと話す 「いしやカフェ」 店主の柳原香織さん=青垣町佐治で
「いしやカフェ」。 店主は、 同店近くの実家に3年前にUターンした柳原香織さん。 祖父が石工で、 地元で 「石屋」 と呼ばれていたことから、 馴染みがあり、 誰が経営しているのかが分かるようにと命名した。 4歳の双子の子育て中で、 火、 水、 木曜日の午前10―午後3時が営業時間。
1人で切り盛りしているため料理まで手が回らず、 コーヒー、 紅茶、 ジュース (各300円) の飲みもののみの提供となる。
商店街に飲食店が少なく、 暑い日も寒い日も、 近所の年配者が立ち話をしているのを見て、 「座ってゆっくり話せるところがあれば」 と考えた。 佐治倶楽部の会員 (年会費3000円) になれば、 「一日いくら」 の格安で自由に物件を使えることを知り、 誰もやる人がいないなら空いた時間に自分が、 と出店を決めた。 佐治倶楽部で営業許可を取り、 柳原さんが、 衛生管理責任者になった。
客席には10人がけの大きなテーブルが1つ。 天板に囲炉裏が切ってあり、 囲炉裏を囲みながら話をするイメージ。
地元青垣の山口匡弘さん、 妹尾栄二さん、 佐治出身で岐阜県土岐市に工房を構える足立貴隆さんを始めとする丹波市の作家らのカップが棚に並んでおり、 好きな作品を選んで飲める。 コーヒー豆も、 市内で焙煎されたものを入れ替えながら使っている。
「料理やお菓子を提供したい人がいれば、 倶楽部に入会してもらい、 一緒に楽しみたい」 と柳原さん。 土間も広く、 野菜などを売る倶楽部会員が出てこないかと、 広がりに期待している。 同物件の利用など、 問い合わせは佐治倶楽部 (0795・86・7078)。
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2015年1月11日08:44
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黒塗り聴取記録・非公開で閲覧に 丹波市...
丹波市消防本部の不正事務などを調査している市議会百条委員会が8日に行われ、 調査報告書のまとめ作業を行った。 同委が請求していた、 市法令遵守委員会 (委員長=鬼頭哲也副市長) の全聴取記録が非公開による閲覧というかたちで提出された。 これまで市が同委に提出した同記録の一部は黒塗りされており、 同委が開示を求めていた。
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2015年1月10日17:07
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温熱療法・デトックス「ほっと・アルジェ...
天然鉱石の部屋で寛ぐ
天然素材の鉱石パウダーを壁や床に塗り込んだり、 埋め込んだりした 「ホルミシスルーム」 を設置。 ホルミシスとは、 低レベルの放射線量で免疫力の向上や抗酸化作用、 活性酸素の抑制など生物に良い影響が見られる作用のこと。 室温25度前後でマイナスイオンたっぷりの部屋で1時間、 寝転んだり、 読書したり、 音楽を聴くなどゆっくり過ごす。 常連客からは 「就寝時に足が温かくなった」 「お腹が温まり、 便通が良くなった」 などの声も聞かれるようになった。
同店を運営する株式会社 「美・クリエイト」 社長で、 20年エステの仕事に携わった福井美由紀さんが体外からの刺激による美や健康に限界を感じ、 体内からの体質改善の必要性を感じて、 昨年12月にオープンした。
1時間2000円。 2月末まではお試し価格で1000円。 お得な3、 5回券や、 ランチ付の1カ月フリーパスもある。
【メモ】営業は午前10時―午後6時。 要予約。 月曜と第1、 3日曜定休。 電079・594・5015。 篠山市味間南1007-1-1
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2015年1月10日16:58
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丹波焼「新春福袋」 立杭陶の郷で販売 ...
丹波立杭陶磁器協同組合(清水昌義理事長)が丹波伝統工芸公園 「立杭陶の郷」(篠山市今田町上立杭、 079・597・2034) 内の丹波焼展示直売所「窯元横丁」で、「新春福袋」 を販売している。 窯元が厳選した丹波焼の食器類を中心に、 花入れや干支の置物など、 価格以上の商品を詰め合わせたお得な一袋となっている。
価格は1万円、 5000円、 3000円の3種類を用意。 商品は価格ごとに色分けした 「丹波焼」 のロゴ入り特製風呂敷に包み、 窯元単位で販売している。 中身は見ることはできないが、 窯元名と詰め合わせ商品のおしながきや写真を添付。 同施設のペア入園券 (400円分) も同梱している。
同直売所内の特設ブースでの販売は12日までだが、 以後も同直売所内の各窯元のブースで販売を続ける (なくなり次第終了)。 営業時間は、 午前10時―午後5時。
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2015年1月10日16:58
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丹波市ゆかりの作家一堂に 22人の59点展...
丹波市立植野記念美術館開館20周年と丹波市発足10周年を記念した 「丹波市ゆかりの美術作家たち展」 が1月10日から同美術館 (氷上町西中、 0795・82・5945) で始まった。
22人の59点を展示。 過去に同館の企画展で展示した作家や全国公募の春日水彩画展、 青垣2001年日本画展、 丹波美術大賞展の各入賞・入選作家の作品に加え、 近年活躍ぶりの目立つ2人の若手作家の作品も展示している。 クレハ樹脂加工事業所 (柏原町北中) から寄贈を受けた故・山本茂斗萠氏の大作 「展望」 (タテ231・8㌢、 ヨコ172・5㌢) も、 お披露目を兼ねて特別展示した。 2月22日まで。
作家の住所も市内のほか、 宮崎、 東京、 埼玉、 三重、 京都、 西宮、 宝塚、 三田、 伊丹と広範囲に及ぶ。 作風や特色などの異なる作家の作品が一堂に会し、 見ごたえがある。
山口洋子館長は 「丹波市の芸術を支える作家がこんなにたくさんいることを市民の皆さんに知ってほしい。 小、 中学生には、 写真とは違う本物の力のある絵画に触れてほしい」 と話している。
出品作家は次のみなさん。
▽足立一彦▽足立慎治▽大槻和浩▽足立進▽足立▽荒木孝典▽臼井邦昭▽植村八郎▽木寺明▽黒田良市▽笹倉鉄平▽高橋重幸▽丹阿弥丹波子▽原ちとせ▽常岡幹彦▽中野健夫▽永井学▽広岡真彩彦▽本(旧姓池上)典衣▽籔内史子▽中尾英武▽山本茂斗萠
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2015年1月8日08:54
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地場野菜で新メニュー こんだ薬師温泉ぬ...
こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田、 079・590・3377) 内の軽食コーナー 「ぬくもり亭」 に、 地場産野菜と黒豆をふんだんに使用した新メニュー 「ぬくもり和膳」 がお目見えした。 可能な限り今田町内で採れた野菜を使った天ぷらと、 黒豆料理をメーンにしており、 旬の風味を堪能できる逸品。 1日20食限定。 1200円 (税込)。 営業時間は午前11時―午後9時。
写真・ぬくもりの郷内の軽食コーナー 「ぬくもり亭」 にお目見えした、 地場産野菜たっぷりの新メニュー 「ぬくもり和膳」 =篠山市今田町今田新田で
季節によって料理の中身は変わるが、 12月下旬のメニューは、 サツマイモやタマネギ、 レンコンなどの天ぷらと黒豆のかき揚げ、 筑前煮、 シイタケの炊き込みご飯、 黒豆みそ汁。 ほかにサバの竜田揚げや照り焼きチキン、 だし巻き、 サラダなどもつく。
カラッと揚がった野菜の天ぷらは、 衣のサクサクとした食感が楽しめ、 野菜の甘みと香りが口の中にやさしく広がる。 炊き込みご飯や黒豆みそ汁、 筑前煮もだしが効いて風味豊か。
同温泉施設には、 地元農産物の販売所が併設されており、 毎朝、 地域の農家が持ち寄る新鮮野菜に着目。 その農家の多くが有機栽培、 減 (無) 農薬栽培などと、 こだわっていることもあり、 優れた地元野菜を楽しめるメニューを作ろうと開発に乗り出した。
ぬくもり亭の調理担当、 小松靖生さん (37) は、 「地元の旬の野菜をたっぷり使い、 幅広い年齢層に楽しんでいただけるメニューになりました。 ぜひご賞味を」 と呼び掛けている。
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2015年1月8日08:53
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移動動物園「エデン牧場」の羊たち 丹波...
写真・たくさんのヒツジが仲良く暮らしているエデン牧場=市島町酒梨で
全国各地で移動動物園を開く 「エデン牧場」 (丹波市市島町酒梨、 岩澤紀夫場長) には、 愛情をいっぱいに受けたヒツジたちが元気に暮らしている。 岩澤場長は 「ヒツジのようにのんびり、 マイペースで過ごせる一年になれば」 とほほ笑む。
白い毛のコリデールのほか、 黒毛が特徴のブラックウエルシュマウンテンなど13頭。 「ヒツジは 『我が道を行く』 という性格。 じゃれ合うことはあっても、 けんかすることはない」 と岩澤場長。
岩澤場長と妻・泰代さんが移動動物園を始めたのは35年ほど前。 ポニー2頭からスタートし、 今ではヤギやミニブタなど15種類ほどが同牧場で共同生活。 ヒツジは30年ほど前に飼い始めた。
ニンジンやキャベツなどの野菜を与える 「エサやり体験」 で人気のヒツジたち。 汗をかかない動物で、 夏のイベントには連れて行けないという。
未年を控えた昨年末、 子ヒツジ2頭が同牧場に仲間入りした。 白毛の品種 「チェビオット」 と、 黒い毛の 「ジャコブ」 で、 どちらも生後半年ほど。 同牧場は2頭の名前を公募している。 同牧場まではがきで応募を (〒669―4337、 市島町酒梨354)。