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2015年1月15日10:51
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岸田名人、3連覇
10日、 大津市の近江神宮で小倉百人一首競技かるたの日本一を決める 「名人位決定戦」 が開かれ、 篠山市乾新町出身の岸田諭さん (27) =京都市=が3連覇を果たした。
対戦相手は、 東京大学かるた会所属の35歳 (愛知県豊田市)。 スピード感のある攻めかるたが定評の猛者だ。
岸田さんは終始落ち着いて試合を運び、 1、 2回戦を圧勝。 3回戦は緊張が解け、 本来の力を取り戻した挑戦者に主導権を奪われ、 落としてしまった。 しかし迎えた4回戦、 名人の威厳が炸裂。 1音目からの反応の鋭さが高まったように感じた。 調子が上がってきた挑戦者の動きを電光石火のスピードと 「囲い手」 などの技を駆使して封殺。 集中力を切らすことなく3勝1敗で2度目の防衛に成功した。
岸田さんが所属する篠山かるた協会の子どもたちも応援に駆けつけていた。 岸田さんのかるたに取り組む姿勢をどのように見ていたのだろう。 コメントを求めると、 「僕のあこがれの存在」 「将来、 私も岸田さんのように」 と目を輝かせていた。 名人という大きな存在がそばにいることに大きな喜びを感じているようだった。(太治庄三)
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2015年1月15日10:50
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可愛い子たち、旅してきたようです♪
「ぐしゅん、 おばぁちゃん、 もう明日帰ってん。 ヒック、 おがぁしゃんもぉ、 いてほしいけどぉ、 おばぁちゃんもぉ、 いでぇぼじいぃ」 「大丈夫、 また来てくれはるから。 直ぐ会えるから」 「でもぉ~ヒック、 ヒック、 えぇ~ん」 ―。
3連休前、 仕事が溜まり、 申し訳ないが、 チビタと京都の爺&婆の所へ泊りに行くよう娘と交渉。 快諾してくれたのに、 行く直前になって急に寂しくなり、 ごねたものの 「お仕事頑張ってよ」 とチビタと行ってくれた。 行ったら行ったで楽しく過ごしてきたようで、 最後は京都から婆と3人で特急列車の中でお弁当も食べてニコニコで丹波に帰ってきた。
数日なのに長く離れていた気がして、 手を繋いで布団に入る。 チビタはあっと言う間に夢の中。 でも娘は暗い天井を見あげているうちに、 とうとう泣き出した。 そりゃそうだわね。 年末から京都へ行ったものの、 父ちゃんも母ちゃんもほぼトンボ帰りし、 チビタと2人で数日過ごした上に、 この3連休もまたチビタの面倒を見ながらお姉ちゃんとして頑張ってくれていたよう。
緊張の糸が切れたのと、 婆と暫く会えなくなる寂しさから、 きっと心がパンクしちゃったんだな。 子どもの繊細な心を垣間見て、 ぎゅっと繋いだ手に力が入る。 親の勝手な言い分だが、 きっとこれもまた彼女にとって良い経験だったと。 「 『可愛い子には旅させよ』 や」 と言おうとしたらスースー可愛い寝息が聞こえてきて、 繋いだ手をそっと離して布団を掛けなおした。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年1月15日10:50
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黒井少年野球...
黒井少年野球クラブ閉団式が1月10日、 丹波の森公苑であり、 現役団員と保護者、 OBらが40年の歴史のあるチームに別れを告げ、 船城と統合して発足する新チーム 「春日WEST」 に思いをつないだ。
メーンのユニフォームの返納では、 小野和之監督 (50) =春日町稲塚=が黒井のユニフォームを脱ぎ、 保護者会の由良克也会長に手渡した。 全部員が黒井のユニフォームに身を包み舞台上に整列。 6年生以下の選手は舞台上で春日WESTの新ユニフォームに着替え、 保護者に披露した。
新チームの主将になる前田壮一郎君 (黒井小5年) は、 「一丸になって県大会をめざす」 とあいさつ。 黒井最後の主将、 高槻裕太君 (同6年) は、 「伝統ある黒井の主将を務められて本当に良かった。 新チームで僕らができなかったことを達成できるように願っている」 と激励した。
春日WESTで引き続き指揮をとる小野監督は、 黒井の初代主将だった。 「閉団に立ち会えてうれしかった。 たくさんの人の支えでここまでこられた」 と謝辞を述べ、 「春日WESTで、 今後ともよろしく」 と元気に締めくくった。
全選手が保護者に感謝の手紙を渡すサプライズ演出もあり、 感激の涙を流す母親の姿も見られた。
初代監督の滝本栄治さんの子どもの直樹さん、 元コーチの倉橋幸男さんらも出席し、 花を添えた。
春日WESTは、 21人で発足する。
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2015年1月15日10:50
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「8月豪雨に効果」加古川改修・県がまと...
県は、 2004年の台風23号被害を受けて行った加古川の背割堤整備が、 昨年8月16日から17日の丹波市豪雨において柏原市街地の浸水被害を未然に防止したと発表した。 雨量比較をもとにした想定では、 約110㌶の浸水被害を未然に防止できたとしている。
2004年台風23号では、 高谷川、 柏原川と本川の加古川の合流地点で、 増水した加古川に高谷川、 柏原川の水が流れ込めずにあふれ、 床上・床下浸水家屋594戸の甚大な被害が発生した。
県は、 合流地点から下流約1㌔にわたる 「背割堤」 を設けて加古川を区切り、 合流地点をずらすとともに、 加古川の川幅も広げる大規模改修を実施。 一昨年5月に完成した。
昨年8月の豪雨では、 加古川の氷上雨量観測所 (氷上町上新庄) で2004年台風を超える24時間最大雨量 (255㍉) を、 柏原雨量観測所 (県総合庁舎内) で2004年台風とほぼ同程度の24時間最大雨量 (227㍉) を観測したが、 高谷川、 柏原川があふれることはなかった。 もとの合流地点で比較すると、 整備前は柏原川と加古川が同じ水位にあったが、 整備後は柏原川の水位は加古川より約80㌢低かった。 加古川の影響を受けずに水位上昇が抑えられたことが表れた。
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2015年1月15日10:49
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氷上高ロゴ作成 生徒考案、商品に添付
氷上高校が、 同校の商品などに付けるロゴを作成した。 同校のブランド力を高めるのがねらいで、 生徒と同校卒業のデザイナーが協力して作成にあたった。
ロゴは2種類。 石田優花さん (生活科3年) が考案したロゴ=写真上=は、 アルファベットで 「Hikami」 と表記したものに、 小さな新芽やつぼみ、 カラフルに咲いた花をあしらったもの。 石田さんは 「芽が成長して花を咲かすのと同じように、 氷上高生が多くのことを学んで社会に出て行くことも表現した」 と話す。 すでに同校産の商品などにステッカーとして添付している。
中村咲綺さん (同2年) が作成したロゴ=写真下=は、 「Hikami」 のアルファベットを、 大根やなすび、 ニワトリやスプーンなどのイラストで表現したもの。 中村さんは 「各学科をイメージするイラストを描いた。 採用されるとは思わなかった」 とびっくり。 販売実習などで使うレジ袋に印刷されるという。
ともに同校出身のデザイナー・吉竹惠里さんが協力して仕上げた。
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2015年1月15日10:48
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バレンタインコンサート
2月14日、 兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) でバレンタインコンサートが開かれる。 午前の部は11時、 午後の部は1時半開演。 来場者に丹波焼の小皿とチョコのセットなどをプレゼントする。
午前の部はシンセサイザーの松岡美穂さんとボーカルの板倉弘子さんが出演、 午後の部はハープ弾き語り奏者の大久保直美さんが出演。 先着80人 (要予約)。 入場無料。
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2015年1月15日10:46
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大型恐竜ジオラマづくりワークショップ
1月25日、 2月1日午後1時半―4時、 元気村かみくげ・ふれあい館 (山南町上滝) で、大型恐竜ジオラマづくりワークショップが開かれる。 小学4年生以上が対象。 先着20人。 参加無料。
1月20日までにたんば恐竜・哺乳類化石を活かしたまちづくり等推進協議会 (兵庫丹波の森協会内0795・73・0933)。
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2015年1月15日10:45
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丹波市卓球選手権大会の参加募集
丹波市卓球選手権大会が2月1日、 柏原住民センター体育館で開かれる。 午前8時45分から受付。 ジュニア (中学生以下)、 高校・一般の2部があり、 それぞれ男女シングルス、 ダブルス戦を行う。 市内在住、 在勤、 在学者、 市内クラブ員が対象。 参加費はジュニア400円、 高校生500円、 一般600円。 1月21日までに足立和広さん (市島中学校内=電・FAX0795・80・3022)。
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2015年1月15日10:44
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一般公開ハイキングの参加者を募集
1月31日午前8時に四季の森生涯学習センターか、 同8時半に丹波年輪の里に集合。 福知山市と大江町の境の鬼ヶ城と烏ヶ岳を登る。 持ち物は、 弁当、 水筒、 雨具、 登山用靴、 軽アイゼン、 ロングスパッツ、 防寒着、 毛手袋など。 参加費500円 (交通費は別途)。
申し込みは1月23日までに山の会ささやまの西嶋喜好さん (079・556・2074)。
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2015年1月15日10:41
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南海トラフ地震の被害想定〈1.17―震災か...
丹波地域は震度5強・物流ストップ、混乱予想
地震活動の長期評価を行っている地震調査研究推進本部 (文部科学省所管) は、 今後30年以内に南海トラフ巨大地震 (マグニチュード8以上) が発生する確率を 「70%程度」 としている。 想定される死者数は、 32万人。 兵庫県がまとめた県内の被害想定では、 丹波地域に甚大な被害を意味する数字は上がってこないが、 海沿いの都市部が壊滅的な被害を受ければ、 物流がストップすることが予想される。
県が昨年作成した南海トラフ巨大地震における県内の被害想定によると、 最大震度は洲本市、 南あわじ市の 「7」。 神戸市などに最高水位約4㍍の津波が押し寄せ6141㌶が浸水する。 全壊約3万8500棟、 半壊約17万7600棟。 死者約2万9100人、 負傷者約3万6690人。
丹波地域における同被害想定では、 最大震度は 「5強」。 揺れによる建物被害は、 丹波市では全壊 「3」、 半壊 「106」、 篠山市では全壊 「1」、 半壊 「72」。 死者は両市とも 「0」、 負傷者は21人 (丹波市10人、 篠山市11人)、 避難者は20人 (丹波市12人、 篠山市8人)。 断水人口は丹波市で1025人、 篠山市で985人。 「災害に強い (遭わない) 地域」 と言われてきたことを裏付けるデータの一つだ。
しかし、 沿岸の都市部は津波で壊滅的な打撃を受けている。 丹波地域のコンビニエンスストア、 スーパーなどからも商品が無くなるのに、 そう時間はかからない。 物流はストップ。 商品が再び店頭に並ぶめどはたたない。 工場の生産ラインにも部品が入ってこない。 電気、 水道、 ガスなどのライフラインも、 被害が広範囲に及ぶ災害時には、 すぐに復旧の手が回るかどうかも分からない。
丹波市防災対策室は、 「物が無くなっていく中で求められるのは、 近くの人が助け合う 『自助・共助』」 と話している。
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2015年1月15日10:39
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新県立病院26科6階建て PET―CT導...
県病院局は13日、 県立柏原、 柏原赤十字両病院の機能を統合し、 2018年度 (平成30) 中の開院をめざす新しい県立病院の統合再編基本計画案を公表した。 神経内科や救急科、 病理診断科などを新設する26科 (現行は県立17科、 赤十字11科) の新病院のほか、 丹波市が病院隣接地に整備する関連施設に、 柏原日赤で行っている総合診療外来や健診などに加え、 市の保健センター機能なども集約することなどが盛り込まれた計画案。 新病院と関連施設を合わせ、 「急性期から在宅支援を含む福祉、 保健分野まで切れ目のない医療、 介護サービスを提供することで、 市の地域包括ケアシステムの中核的役割を果たす」 としている。
整備場所は、 氷上工業団地 (氷上町石生) とし、 周辺の渋滞、 浸水、 通院アクセスなどは丹波市などと協議し、 対策を講じるとした。
病床規模は290―330床程度。 うち、 急性期病床は現行2病院の259床から190―210床に削減する一方で、 急性期治療が落ち着いた患者が入院する回復期病床は現行の26床から100―120床程度に増やす。 鉄筋コンクリート造地上6階建てで、 屋上にヘリポートを設ける=図参照。
新病院の診療科構成=表1=は、 両病院の診療科を持ち寄り、 神経内科、 血液内科、 リウマチ科、 腎臓内科、 救急科、 病理診断科を新設。 外科は、 消化器と乳腺の2つに分けた。 非常勤医師の外来対応のみとなっている脳神経外科も常勤医を招へいし、 入院再開をめざす。
血液浄化療法では以前のように、 人工透析の導入や透析患者の合併症に対応する。 医師教育の視点から慢性期の維持透析も実施する。 脳疾患、 心疾患では、 回復期リハビリテーション病床を設置する。 新たな医療機器として、 脳の血管などをみる 「頭部血管造影装置」 を導入する。 全身のがんを一度の検査で調べることができる 「PET (ペット) ―CT」 の導入を検討する。
地域医療にかかる医療人材の育成拠点として、 神戸大学と連携し、 指導体制、 施設を整備する。 医学教育の中心的役割を演じる臨床と教育能力に優れた医師を養成する。 関連施設との連携で、 総合診療医を養成する。 看護師、 薬剤師、 技師、 療法士などの受け入れ、 育成にも力を注ぐ。
基本理念は、 ▽急性期から回復期までの幅広い通院の提供▽地域包括ケアシステムを支える機能の提供▽救急拠点施設としての医療の提供▽地域医療にかかる人材の育成―。
【関連施設】丹波市の保健・福祉/業務の入居を検討
関連施設=表2=は、 「休日夜間応急診療」 「総合診療」 「福祉」 「保健」 の4つのセンター (いずれも仮称) を1つの建物に入居させる方向で検討中=表3。 柏原日赤が担ってきた、 総合診療科外来 (内科、 小児科、 外科などに対応)、 健診、 がん健診、 人間ドック、 在宅療養支援、 訪問看護、 訪問リハビリテーションを行う 「総合診療センター」 は、 県が市から業務を受け、 新病院と一体運用する方向で丹波市と協議する。
丹波市が氷上保健センター (氷上町常楽)、 地域包括支援センター (市春日庁舎)、 こども発達支援センター (春日町黒井) の3カ所で行っている健康啓発、 疾病予防、 母子保健、年金、国保、介護予防、 相談、 子どもの発達相談などの業務も、 関連施設に機能移転を検討する。 福祉センターで新たに通所リハビリを始める。
統合再編前から、 両病院で相互に職員の派遣や情報共有化の取り組み、 職員研修などを実施する。
来年度に基本設計と実施設計、 16年度に建設工事開始。 2年強かかる見込みで、 開院は18年度途中になる見通し。 事業費概算額は示さなかった。
*県民意見を募る*
県病院局 (企画課078・362・3299) は、 統合再編基本方針案への県民意見を募っている。 案は、 県のウェブサイト、 県立柏原病院、 柏原総合庁舎で閲覧できる。 取り寄せ (切手代250円) も可能。 2月2日まで。 詳細は問い合わせを。
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2015年1月15日10:37
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新県立病院26科6階建て PET―CT導...
県病院局は13日、 県立柏原、 柏原赤十字両病院の機能を統合し、 2018年度 (平成30) 中の開院をめざす新しい県立病院の統合再編基本計画案を公表した。 神経内科や救急科、 病理診断科などを新設する26科 (現行は県立17科、 赤十字11科) の新病院のほか、 丹波市が病院隣接地に整備する関連施設に、 柏原日赤で行っている総合診療外来や健診などに加え、 市の保健センター機能なども集約することなどが盛り込まれた計画案。 新病院と関連施設を合わせ、 「急性期から在宅支援を含む福祉、 保健分野まで切れ目のない医療、 介護サービスを提供することで、 市の地域包括ケアシステムの中核的役割を果たす」 としている。
整備場所は、 氷上工業団地 (氷上町石生) とし、 周辺の渋滞、 浸水、 通院アクセスなどは丹波市などと協議し、 対策を講じるとした。
病床規模は290―330床程度。 うち、 急性期病床は現行2病院の259床から190―210床に削減する一方で、 急性期治療が落ち着いた患者が入院する回復期病床は現行の26床から100―120床程度に増やす。 鉄筋コンクリート造地上6階建てで、 屋上にヘリポートを設ける=図参照。
新病院の診療科構成=表1=は、 両病院の診療科を持ち寄り、 神経内科、 血液内科、 リウマチ科、 腎臓内科、 救急科、 病理診断科を新設。 外科は、 消化器と乳腺の2つに分けた。 非常勤医師の外来対応のみとなっている脳神経外科も常勤医を招へいし、 入院再開をめざす。
血液浄化療法では以前のように、 人工透析の導入や透析患者の合併症に対応する。 医師教育の視点から慢性期の維持透析も実施する。 脳疾患、 心疾患では、 回復期リハビリテーション病床を設置する。 新たな医療機器として、 脳の血管などをみる 「頭部血管造影装置」 を導入する。 全身のがんを一度の検査で調べることができる 「PET (ペット) ―CT」 の導入を検討する。
地域医療にかかる医療人材の育成拠点として、 神戸大学と連携し、 指導体制、 施設を整備する。 医学教育の中心的役割を演じる臨床と教育能力に優れた医師を養成する。 関連施設との連携で、 総合診療医を養成する。 看護師、 薬剤師、 技師、 療法士などの受け入れ、 育成にも力を注ぐ。
基本理念は、 ▽急性期から回復期までの幅広い通院の提供▽地域包括ケアシステムを支える機能の提供▽救急拠点施設としての医療の提供▽地域医療にかかる人材の育成―。
【関連施設】丹波市の保健・福祉/業務の入居を検討
関連施設=表2=は、 「休日夜間応急診療」 「総合診療」 「福祉」 「保健」 の4つのセンター (いずれも仮称) を1つの建物に入居させる方向で検討中=表3。 柏原日赤が担ってきた、 総合診療科外来 (内科、 小児科、 外科などに対応)、 健診、 がん健診、 人間ドック、 在宅療養支援、 訪問看護、 訪問リハビリテーションを行う 「総合診療センター」 は、 県が市から業務を受け、 新病院と一体運用する方向で丹波市と協議する。
丹波市が氷上保健センター (氷上町常楽)、 地域包括支援センター (市春日庁舎)、 こども発達支援センター (春日町黒井) の3カ所で行っている健康啓発、 疾病予防、 母子保健、年金、国保、介護予防、 相談、 子どもの発達相談などの業務も、 関連施設に機能移転を検討する。 福祉センターで新たに通所リハビリを始める。
統合再編前から、 両病院で相互に職員の派遣や情報共有化の取り組み、 職員研修などを実施する。
来年度に基本設計と実施設計、 16年度に建設工事開始。 2年強かかる見込みで、 開院は18年度途中になる見通し。 事業費概算額は示さなかった。
*県民意見を募る*
県病院局 (企画課078・362・3299) は、 統合再編基本方針案への県民意見を募っている。 案は、 県のウェブサイト、 県立柏原病院、 柏原総合庁舎で閲覧できる。 取り寄せ (切手代250円) も可能。 2月2日まで。 詳細は問い合わせを。
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2015年1月15日10:27
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名人位3連覇 篠山出身の岸田諭さん 競...
小倉百人一首競技かるたの日本一を決める 「第61期名人位決定戦」 (全日本かるた協会主催) が1月10日、 滋賀県大津市の近江神宮で開かれ、 篠山市乾新町出身で、 篠山かるた協会所属の岸田諭名人 (27) =京都市=が、 挑戦者の東京大学かるた会所属の春野健太郎五段 (35) =愛知県=を退け、 昨年、 一昨年に続き、 名人戦3連覇、 2度目の防衛を果たした。 一時、 春野五段の猛攻に遭いながらも、 落ち着いた試合運びで勝利をものにした。
試合は5回戦まであり、 3戦先取したほうが勝利。
1、 2回戦は、 動きの硬い春野五段を圧倒。 読み札が読まれてからゼロコンマ秒の世界で、 聴く、 動く、 取る、 あるいは止めるの動作を披露し、 春野五段にまったくかるたを取らせず、 1回戦で13枚差、 2回戦で17枚差をつけて制した。
試合途中にはしきりに手で顔をあおいだり、 襟を治したりするなど、 極限の集中力で体温が上昇する様が見て取れるほどで、 応援者の誰もがストレート勝ちを期待した。
ところが、 3回戦になって、 春野五段が本領を発揮。 読み札が岸田名人陣内に集中し、 東大かるた会の流儀ともいえる 「攻めのかるた」 を展開し始め、 岸田名人はリードを許す展開になった。
岸田名人も自陣の札を取られることを防ぎ、 相手の攻撃をひたすらしのぎながら、 反撃の機会をうかがっていたものの、 終始、 調子の落ちない春野五段のペースに流されてか、 3枚差が付いてしまうお手つき 「準ダブル」 を出してしまうなどし、 6枚差で敗れた。 この試合が、 3度の名人戦で岸田名人が初めて落とした試合となった。
しかし、 4回戦では気持ちを切り替えて臨み、 1音目からの反応の鋭さとスローカメラでも動きが見えづらい速さ、 札を手で囲って相手に取らせないようにする見事な 「囲い手」 などで、 3回戦と打って変わって春野五段を圧倒。 さらに相手陣の札を取った際に、 自陣から相手陣に送る 「送り札」 でも、 春野五段の狙う札を送るなど、 戦術的な巧みさも組み込み、 名人の真骨頂を見せつけて9枚差で挑戦者を退け、 名人位を守った。
【競技かるた】
「五七五七七」 の和歌を 「五七五」 の 「上の句」 と、 「七七」 の 「下の句」 にわけ、 読手が詠む上の句から該当する札を判断し、 下の句だけが書かれた札をいかに早く取るかを競う。 競技には100首ある札のうち、 50枚だけを使用。 取り札を自陣、 敵陣に25枚ずつ並べる。 敵陣から札を取ると、 自陣の札を1枚相手に送る。 相手がお手つきをした場合も同様。 自陣の札が先になくなった方が勝利する。
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2015年1月15日10:26
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味耜高(あじすきたか)神社...
過去、 度々の風水害で神社が被害を受けた様子が覗 (うかが) われる。 平成16年と18年の被害の際に社殿全部を重厚な建物で覆い、 遠方から見れば、 全体が立派な社殿に見える景観を演出している。 ほかには例を見ないものだ。
創建時不詳。祭神は大国主命の第一子、味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)で、 由緒ある出雲系の神である。 大正4年(1915)の再建の際に中井一統の彫り物も同時にしつらえられたのだろう。 保存状態は極めて良く、 地域の人の信仰心の深さが偲ばれる。 彫刻は8代目、 中井権次橘正胤の61歳ごろの作。 向拝の竜、 木鼻の阿吽の呼吸の唐獅子と獏、 さらに周りに施された鶴、 鳳凰、 鷹、 そして唐獅子等々、 すべて垢抜けしたものだ。 中でも応神天皇の土蜘蛛退治は特筆もので、 正胤の注目すべきテーマの1つである。 墨書きされた原図が中井家の古文書の中に現存しているのを、 先だって発見したところである。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年1月15日10:25
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遍照寺 (香美町香住区小原)
創建天平年代、 行基、 高野山真言宗。 小原集落から奥まった所にある、 多彩な設 (しつら) えがそこここに見られる、 それでいて誠に癒される雰囲気の漂う寺院である。 特にここは但馬の7つの花の寺の1つとして、 6月から8月ごろまで、 千株を超える桔梗の花が咲き乱れ、 別名桔梗寺として有名である。
境内へ入って右手やや奥の太師堂に、 柏原の彫り物師、 中井一統の7代目、 中井権次橘正次の彫刻が目に入る。 この地は、 雪深く風雨に晒されるのか、 御堂、 彫刻ともに傷みがひどい。 彫刻の数は正面、 向拝の竜、 そして木鼻の定番と言っていい唐獅子と獏の彫り物が主として目に入る程度、 ほかに小さな彫り物が散見されるくらいである。 この竜の裏面の銘に面白い発見をした。 中井丈五郎橘正次とある。 5代目正忠の名を入れている。 5代目である祖父に対する追憶と尊敬の念を表したかったのだろうか。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年1月11日09:11
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装飾技法の「葉文」伝統工芸士に学ぶ 兵...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) は1月31日―3月21日までの間の8日間、 同美術館などで陶芸上級者を対象とした技術専門講座 「丹波立杭焼伝統工芸士に学ぶ―葉文と薪窯焼成」 を開く。 受講者を募集している。
電動ロクロで花瓶や皿などを制作し、 丹波焼の伝統装飾技法 「葉文」 を施す。 葉文は、 生地に葉を貼り付け、 上から白化粧を施す。 その後、 葉を外すことにより生地表面に葉の形が浮かび上がる。 講師は、 丹波立杭焼伝統工芸士の大西誠一さん (丹誠窯) が務める。
講座実施日は、 31日、 2月1、 7、 8、 14、 15日、 3月14、 21日。 時間は、 原則としていずれも午前10時―午後4時。
電動ロクロで作陶が行える上級者が対象。 定員20人 (事前申し込みが必要。 募集人数を超えた場合は抽選)。 受講料2万4000円 (材料費、 指導料、 焼成費など)。 20日までに同美術館に申し込む。
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2015年1月11日09:10
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正規職員を募集 1月20日まで受付 篠山...
篠山市社会福祉協議会 (網掛、 079・590・1112) は、 正規職員の事務員と保健師の各1人を募集している。 20日までに、 同協議会所定の受験申込書、 申込書付表、 受験票と、 最終学校の卒業証明書 (卒業見込証明書)、 有資格者は資格証明書の写し (資格取得見込証明書)、 82円切手を貼った郵送先明記の試験結果連絡用封筒を同協議会に直接提出する。
事務員の職務内容は、 福祉に関する事務や業務。 受験資格は、 高卒以上で、 4月1日時点で満年齢が30歳までの人。
保健師の職務内容は、 地域包括支援センターに関する事務や業務。 受験資格は、 保健師資格を有する人 (3月末までに同資格を取得見込みの人)、 もしくは正看護師資格を有し5年以上の経験者。 4月1日時点で満年齢が39歳までの人。
試験日時はいずれも2月8日。 午前9時半までに受付を済ませ、 10時から教養試験 (120分)、 午後1時から論述試験 (60分)。 丹南健康福祉センター (網掛) で行う。 第2次試験は2月22日、 第3次試験は3月7日。 個別面接を行う。
勤務条件は、 事務員、 保健師いずれも午前8時半―午後5時15分の週40時間。
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2015年1月11日09:10
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丹波市社協職員を募集 4月採用
丹波市社会福祉協議会は、 4月1日採用の職員を募集している。 事務局職員若干名と、 通所介護事業所看護師1人。 1月18日午前9時から氷上健康福祉センターで採用試験 (作文、 面接) を行う。
事務局職員は、 1986年4月2日以降に生まれた人。 看護師は、 年齢不問。 ともに普通自動車運転免許が必要。
16日申し込み締め切り。 同社協 (0795・82・4631)。
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2015年1月11日09:09
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登り窯の薪作る 参加者募集 1月31日、...
丹波焼最古の登り窯の修復事業を進めている 「最古の登窯復興と丹波焼の里活性化推進委員会」 は1月31日、 今田町上立杭の旧陶芸会館広場で行う薪 (まき) づくり (薪の結束) 作業の参加者を募集している。
同日午前10時から、 兵庫陶芸美術館で開催中の特別展 「兵庫の陶磁」 を鑑賞。 11時から最古の登り窯を見学し、 その後、 薪づくり作業を行う。 午後2時ごろから窯元の工房を見学。 3時からこんだ薬師温泉で入浴し、 作業の疲れをいやす。
対象は高校生以上。 定員40人 (先着順)。 参加無料 (ただし入湯税の100円は負担)。 昼食、 軍手、 タオルなど持参。 作業しやすい服装で。
丹波焼最古の登り窯は1895 (明治28) 年に築窯。 1973年には県の有形民俗文化財に指定され、 現在も現役の窯として使われている。 しかし、 経年劣化により傷みが激しくなってきたため、 昨年春から修復を開始。 今年秋の完成をめどに作業を進めている。 修復完了後は、 大規模な窯焚きが予定されている。
その際、 大量の薪が燃料として必要になり、 今後の窯焚きにも備えておかなくてはいけないことから、 同委員会が定期的に薪づくりのイベントを催している。
申し込みなどは同美術館 (079・597・3961)。
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2015年1月11日09:08
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恒例の「新春かるた」参加者募集 1月18...
篠山かるた協会 (水井廉雄会長) は1月18日、 篠山市民センターで開催する 「第54回新春かるた競技大会」 の参加者を募集している。 午前9時半受け付け、 10時開始。
A級 (教育長杯・有段者)、 B級 (会長杯・経験者)、 C級 (渡辺杯・初心者) の3階級別に実施。 参加費は、 A級が1000円、 B、 C級が500円。
参加資格は市内外を問わない。 大会当日に申し込む。
問い合わせは、 同協会事務局の竹見聖司さん (090・2353・9375)。