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2015年1月29日13:32
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優良運転者表彰 2月3日から受付け 交...
篠山交通安全協会 (頼金隆之会長) は優良運転者表彰 「金正賞」 の申請を受け付けている。
受付期間は、 2月3―5日午後2―5時、 篠山警察署内 (郡家) の同協会事務局 (079・552・1070) で受け付ける。
運転免許証、 同協会会員証、 印鑑を持参する。 無事故無違反証明代に630円が必要。
金正賞の表彰条件は次のとおり。
▽同協会会員▽2015年2月1日から過去5年間、 無事故無違反▽金賞受賞後、 営業ナンバーは3年以上、 自家用は5年以上、 原付は10年以上の経過と、 月20日以上運転に従事していること
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2015年1月29日13:31
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田舎暮らし相談業務 受託法人募る 丹波市
丹波市 (地域協働課0795・82・2272) は、 同市への移住希望者の住まいや仕事、 暮らしに関する相談にのる 「丹 (まごころ) の里田舎暮らしワンストップ相談業務」 を受託運営する法人などを募集している。 2月6日まで。
移住希望者への相談窓口の設置、サポート、情報発信、 移住や定住促進のための企画運営が主な業務内容。 不動産業者以外の法人などで市内に本店、 支所、 事務所などの拠点があることが条件。 期間は4月1日から1年間。
2月6日までに参加表明書を提出、 10日まで市が質問を受け付ける。 その上で18日までに企画提案書を提出し、 2月下旬に行われるプレゼンテーションと書類審査で受託業者を決める。
同業務は2009―12年度までは県が兵庫丹波の森協会に委託、 13―今年度は丹波市が同協会に委託して実施してきた。
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2015年1月29日13:31
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こども園わだ 職員を募集 保育士と調理員
社会福祉法人和田福祉会 (事務局=0795・76・0243) は、 4月採用の保育士 (非常勤) 2、 3人と給食調理員 (同) 2人を募集している。 2月16日まで。
採用希望者は履歴書を園へ提出する。 その後、 認定こども園わだで面接を行う。 保育士は、 保育士免許と幼稚園教諭免許 (2級以上) の両方の資格取得者が対象。 給食調理員は、 調理師免許取得者が対象。 いずれも月給は16万1000円と諸手当で、 年齢不問。
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2015年1月29日13:29
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写真や思い出寄せて 遠阪小の記念誌作成...
遠阪自治協議会 (足立計喜会長) は、 青垣地域4小学校の統合で遠阪小学校が2年後に143年の歴史に幕を下ろすのにあたり、 同小の記念誌を発行する。 同窓生らに記念誌用の写真や思い出を綴った文章などの資料提供を呼びかけている。
同自治協に、 同自治協の記念誌発行準備委員会を組織。 集まった資料をもとに、 具体的な内容を考えていく。 自身や家族、 子どもの小学校時代のなつかしい写真や思い出のエピソード (恩師や友達、 校舎、 学校行事、 勉強、 遊び、 少年野球や少女バレーなど) を募っている。 エピソードは原稿にまとめなくても、 準備委員が話を聞き取り、 記録もする。
足立自治協会長は、 「次年度に、 ある程度めどをつけられたら。 地元を離れている出身者にもぜひ協力してもらい、 いいものが残せたら」 と話している。
1次締め切りは2月20日。 問い合わせは、 「やまびこセンター萬歳山」 (0795・88・0420)。
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2015年1月29日13:28
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ボランティア
災害復旧の手助けだけでなく、 日常の暮らしの中で個人でもグループでも、 実に様々なボランティア活動があることを、 元日号の本紙で知った。 ウォーキングの傍らゴミ拾いをする人、 殺処分前の猫を保護し、 「猫を養うために働いている」 と笑う人、 公衆トイレの清掃を続ける仲間…。 ▼篠山の地域医療支援グループの松本さんが 「新たに入る人には 『誰かに認められるとか達成感を求めるのでなく、 心や感謝の気持ちをもとに活動してほしい』 と伝える」 と話しているのに感服した。 ▼新春のテレビ番組で吉永小百合さんが 「夢千代日記」 について話したことにも通じると思う。 「被爆のため身体を病む夢千代がどうして誰にでも観音様のように接しられるのか、 初めは不思議だったが、 『そうすることで自分が支えられているのよ』 というせりふで、 よくわかった」と。▼昨年交通事故で亡くなった貝原前知事が、 その3カ月前の県職員OB会報に、持論の「78歳定年制」 を踏まえて、 その歳を越えた高齢者は何をして日々を過ごせばいいかについて書いている。 ▼ 「旅行や美味しい物を食べに行く感覚的な楽しみ、 趣味の芸事や勉強に励む知的な喜びも良い。 しかし誰にでも出来て、 かつ生き甲斐を感じられるのは奉仕。 これこそ精神的な感動であり、 最高の幸せであろう」。 (E)
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2015年1月29日13:27
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寄り添う心であたたかく
ボランティアの研修会で、 初対面の人と接するきっかけとして、 今年にかける思いを漢字一字で書いて、 隣同士で発表し合うゲームを体験した。
「和」 と書いた人は、 「和はなごむと読み、 友だちと仲良くをモットーにし、 感謝の気持ちを大切にしている」という。「動」と書いた人は、「じっくりしているより、動くことが好き。スポーツで体を動かすことに心がけている」 と話した。 私は、「寄」と書いた。「よく学び、 よく遊べという言葉がある。 寄り道をしながら楽しく暮らしたい」 という気持ちを表現した。
講演した講師が、 「支援者は、 相手の気持ちを聞いてあげることが大事」 と話された。 そういう意味から、 「肩寄せ合う」 ということも大切かなと思った。 寄の字を考えた時、 あるお寺の晋山式で、 住職として丹波の地に初めて来た息子に、 実家の寺の住職である父親がおくった言葉を思い出した。 「檀家が麦飯を食べていれば、 同じようにし、 米のご飯を食べられるようになれば、 そのようにしてきた」 と話された。 今は、 ぜいたくな世の中になったが、 「華美を慎み、 檀家の喜びや悲しみに寄りそう。 檀家あってのお寺である」 ことを戒められたのだろう。 宗教者、 父親としての慈悲の深さに感銘した。
文章まで寄り道してしまったが、 研修会の会場は、 女性がほとんどで、 「笑いのヨガ」 に抵抗はなかった。 「人を怒らせることは簡単。 笑わせることは難しい」 という言葉もある。 寒い冬に暖かい日があるとほっとするように、 ユーモアの心でそっと人や自然に寄り添い、 硬くなった心身をほぐしましょう。 もうすぐ節分。 「春一番笑いで世の中温かく」。 (臼井 学)
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2015年1月29日13:27
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山鳥依子さん死去 地域医療支えた医師
90歳すぎまで医師として携わり、 篠山の地域医療を支えてきた山鳥依子 (やまどり・よりこ) さんが24日午前9時30分、 誤嚥による呼吸不全のため山鳥病院で死去した。 103歳だった。 葬儀は25日、 おこなわれた。 喪主は長男、 嘉彦 (よしひこ) 氏。
山鳥さんは篠山市黒田生まれ。 篠山高等女学校 (現・篠山鳳鳴高校)、 東京女子医学専門学校 (現・東京女子医科大学) 卒業後、 同校付属病院に勤務。 父の後を継ぎ、 1934年、 黒田で 「石井医院」 を開業。 結婚で福住に移住し、 夫とともに山鳥医院を開業するが、 55年に夫が死去。 長男の嘉彦氏 (現・山鳥病院長) が帰郷し、 76年、 山鳥病院に認可変更。 82年、 社会福祉法人 「福住山ゆりの里」 を設立し、 特別養護老人ホーム「山ゆりホーム」を開設した。 90歳すぎまで患者と向き合い、 その後も病院内で当直していた。
88年から4年間、 篠山町医師会長を務めるなど、 地域医療を支え、 98年に県知事表彰 (辺地診療等功労)、 2000年に叙勲 (勲五等宝冠章) を受章した。
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2015年1月29日13:27
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古倉伸夫氏訃報
古倉伸夫氏 (こくら・のぶお=元柏原町消防団長、 元丹波悠遊の森協会理事長) 25日午後9時37分、 膀胱がんのため丹波市内の病院で死去、 83歳。 自宅は丹波市柏原町小南4。 葬儀は27日おこなわれた。 喪主は長男、 一郎 (いちろう) 氏。
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2015年1月29日13:27
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県の優秀教員に 岸田さん(和田中)、足...
他の教職員の模範となる取り組みを行い、 特に顕著な成果をあげているとして、 丹波地域から和田中学校の岸田孝広教諭 (46) と氷上特別支援学校の足立昭吾教諭 (43) が、 県優秀教員として表彰される。 2月3日に県公館で表彰式が行われる。
岸田教諭は2009―13年度まで、 県教委の 「学力向上推進委員会」 の算数・数学委員を務めた。 「全国学力・学習状況調査中学校数学」 の結果を分析し、 授業改善や学力向上に向けた方策や課題をまとめる役割に尽力した。 11年度に行われた県のシンポジウムでは、 発表者となって実践例を紹介した。
同委員としての活動が、 数学と実際の暮らしとをいかに結びつけるかを考え、 生徒の関心を導く工夫が求められていることに気づくきっかけになった。 携帯電話の料金プランを関数を用いて考える授業中に、 生徒がもらした 「役に立つんやな」 という言葉が 「うれしかった」 と振り返る。
受彰に 「一緒に研究した同僚の先生、 委員のみなさん、 先輩、 恩師、 一緒に授業をつくった生徒たちを代表して受ける賞。 自分が身につけたことを、 若い先生方や、 将来、 先生になるかもしれない生徒たちに伝えられたら」 と話している。
足立教諭は大学卒業後、 保健体育教師などを経て、 氷上養護学校 (現氷上特別支援学校) に着任し、 今年で12年目。 現在は高等部部長を務めている。
校内で体験的な学習をと、 外部講師を招いた出前授業を多く企画。 「普段の授業では体験できない内容ばかり。 生徒たちの目が、 いつにも増して輝いている」 と話す。 積極的に授業に参加するようになった生徒に、 喜びを感じている。 主に地域住民を講師に呼び、 特別支援学校に親近感を抱いてもらう機会にしている。
「生きる力」 をはぐくむキャリア教育の研究にも力を入れ、 県立特別支援学校進路指導担当者会や、 他校の職員研修会で自身の研究や実践の成果を伝えるなど、 講演活動も頻繁に行っている。
受彰に 「身の引き締まる思い。 お世話になった多くの先輩教員に感謝するとともに、 今後も生徒の意思決定を大切にした教育に務めていきたい」 と話している。
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2015年1月29日13:26
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広がる“わ”
筋力が低下する難病 「遠位型ミオパチー」 を患っている竹川友恵さん (篠山市杉) の支援にと、 松田千栄子さん (同市味間新) が月謝を寄付に充てる手まり教室を立ち上げる。
竹川さんのことと、 支援を求める活動を報じ、 松田さんが動いてくれた。 教室結成の記事にも読者のみなさんから反応があり、 受講希望者やさらなる支援の動きもあるようで、 また取り上げさせてもらいたいと思う。
教室の名前は、 「手まりサークル“わ”」。 名の通り、 人と支援の輪が広がっていく。 それを間近で見させてもらっている。 記者として、 こんなにうれしいことはない。
「遠位型ミオパチー」 は、 いまだ有効な治療法が確立されていない。 薬の治験も、 以前は実費で東北や東京へ行かなければならなかった。 患者会への寄付は、 病への理解を広める活動や、 患者の交通費などに充てられる。
竹川さんは言った。 「自分が動かなければ」。 松田さんは言った。 「一人じゃないよ」。 支え合い。 ありふれた言葉の意味を噛みしめさせてもらった。(森田靖久)
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2015年1月29日13:25
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農家の母ちゃんたちってたくましいんです♪
チビタが産まれ、 行動範囲が狭まっていたこの数年、 そろそろ油売り虫?が体の中でウズウズ動き出していた矢先、 とても刺激的な研修会&交流会に参加させてもらった。 題して 「丹波地域若手農業者交流会・研修会:つながれ女性農業者~次世代を担う農業者の集いと学びの場づくり~」。 主催は篠山・丹波両地区の女性農業士さんをメ―ンに、 若手女性農業者や普及センターの方々。 「種苗会社から新品種の話も聞け、 また色んな人との繋がりも広がるから参加しない?イタリアンのランチも出るよ♪」 なんて言われたら、 そりゃ食いしん坊母ちゃんが行かない訳がなく、 これもまた社会勉強だと振替休日の娘も連れて行く始末。
行ってみてビックリ☆こんなに両市内に同世代や、 子育てもしながら頑張って農業している母ちゃんたちが一杯いたなんて!特に同じ新規就農者は、 抱える悩みや試行錯誤していることが多少似ており、 思わず 「そうそう!」 と会話も弾む。 反面、 隣の芝生は青いで、 自分たちがしていないことを工夫してされているのを聞くと 「うちも頑張らねば!」 と気合が入る。
先輩女性農業者の方の苦労話を聞けば、 本当パワーが桁外れ。 そりゃ農家の母ちゃん強いわと感服。 帰宅後も興奮冷めやらずで、 並んで水菜を収穫する父ちゃんに熱く語り、 ニコニコ顔で 「良かったな」 と聞いてくれた。
そうだわ、 世の父ちゃん方、 家庭円満で農業が出来る秘訣は多分、 母ちゃんたちをもっと外に出してあげましょう!ですね♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2015年1月29日13:25
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過酷体験に驚き デイ施設で講演 南極マ...
昨年11月の南極100㌔ 「アイスマラソン」 で3位に入賞した岡崎健一さん(39)=山南町谷川=が23日、 地元の 「デイサービスわくわく」 で講演した。 お年寄りと身近に接し、 一人ひとりと握手した岡崎さんの過酷な体験に、「すごい。良くがんばった」 という声が聞かれ、 驚きの表情や感激の涙を流す人もあった。
岡崎さんは、 スライドを使ってマラソンの様子を説明した。 スタート時の気温マイナス14度、 風速14㍍が、 レース途中には、 マイナス27度になったり、 風速30㍍にもなる厳しい気象条件のなかで、 17時間34分48秒という記録でゴール。 「表彰式は、 オリンピックのように、 優勝した中国の選手の国歌に合わせて、 2位、 3位の国の国旗がかけられた。 日の丸の重みをひしひし感じ、 次は優勝して 『君が代』 を歌ってみたいという気持ちが高まった」 と話した。
また、 「大阪駅や名古屋駅まで走るなどして訓練した。 南極アイスマラソンに出場が決まった時、 オリンピック女子マラソン金メダリストで国民栄誉賞を受けた高橋尚子さんと出会う機会があり、 高橋さんから 『私は南極マラソンを走れません。 頑張ってください』 という言葉とサインを頂き、 必ず完走したいという気持ちになった」 という。
岡崎さんによると、 現在マラソン (42・195㌔) 完走者の世界最高齢記録は、 100歳のイギリス人で、 89歳からマラソンを始めた男性。 「みなさんも、 どんな小さなことでもいいから目標を持って、 楽しみを見つけてほしい」 と激励した。
岡崎さんは3月にはヨルダンの砂漠を走る250㌔大会に挑む。
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2015年1月29日13:24
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「今朝搾り」直売・酒スイーツも 1月31...
西山酒造場 (丹波市市島町中竹田、 0795・86・0331) で31日と2月1日、 当日搾った純米生吟醸酒を販売する 「今朝搾り直売会」 が開かれる。 両日ともに午前10時―午後3時。 甘酒のふるまいや抽選会 (1000円) も催される。 「今朝搾り」 (720㍉㍑1800円、 1800㍉㍑3000円) を両日限定で販売。 このほか、 酒粕 (1㌔500円)、 同酒造場の酒を使ったスイーツなどの販売、 同社社員の案内による酒蔵見学会 (先着15人、 両日1回開催)、 酒蔵で眠っていた酒器などを販売する 「掘り出し市」 もある。
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2015年1月29日13:23
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介護保険料を試算 基準月額200円増「5030...
丹波市は、 第6期介護保険事業計画 (2015―17年度) で、 65歳以上の第1号被保険者の保険料基準額が現行より200円増え月額5030円になるとの現時点での推計値をこのほど市議会に報告した。 低所得者の負担割合を国の基準以上に軽減している=表参照。
3月定例会に介護保険料を改正する条例案を提案する。
市内の3年間の総給付費を183億9136万8219円と見込んだ。 これに、 第1号被保険者が負担する22%をかけ、 ここから調整交付金の見込み額と介護給付費準備基金を取り崩し、 保険料収納必要額を36億6030万1029円と試算。 これを負担割合で補正した3年間の第1号被保険者数6万642人で割ると、 年額6万360円、 月額5030円となる。
市独自の取り組みとして、 同準備基金を1億5000万円取り崩し、 保険料の負担軽減に務めた。
10ある所得段階のうち、 15、 16年度については、 「第1段階」 (生活保護受給者、 世帯非課税で年金収入と合計所得金額が80万円以下など) の本人負担を国の0・45からさらに10%下げ、 0・35とする。 「第2段階」 (世帯非課税で年金収入と合計所得金額が120万円以下) の同割合も国0・75のところを市は0・63にする。 「第4段階」 (世帯は課税、 本人非課税で年金収入と合計所得金額が80万円以下) も国0・9を市0・88とする。
15年度の対象者推計は第1段階が3064人、 第2段階が1596人、 第4段階が3482人。
17年度は、 「第1段階」 の本人負担を0・2、 「第2段階」 を0・5と国水準以下に引き下げる予定。
一方、 最高の 「第10段階」 (本人が課税で、 合計所得金額が400万円以上) は、 基準額に対する負担割合を15%引き上げ、 1・9とする。 対象者は385人。
また、 新たな介護保険サービスは、 ▽市内全域を対象に16年度に認知症対応通所介護、 介護予防認知症対応通所介護を1施設整備▽柏原、 氷上地域を対象に16年度に小規模多機能型居宅介護施設、 介護予防小規模多機能型居宅介護施設を1施設整備▽原則春日地域を対象に17年度に認知症対応共同生活介護、 介護予防認知症対応型共同生活介護 (グループホーム) を1施設整備▽市内全域を対象にリハビリに特化した地域密着型通所介護 (仮称) を17年度に1カ所整備―など。
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2015年1月29日13:21
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古民家再現し店舗に スイーツ、ピッツァ...
山南町美和に丹波工場をもつ菓子製造業 「中島大祥堂」 (本社・大阪府八尾市) が、 柏原町中心市街地にワラ葺き古民家を利用した店舗を建築している。 和洋菓子、 カフェ、 薪窯で焼くナポリピッツァの3つを柱に、 飲食、 物販事業を通して食材、 陶器、 家具など丹波の地域資源を全国に発信する。 4月のオープン予定。
写真・店舗内物販コーナーのイメージ図
柏原高校近く、 丹波市休日診療所の真向かい (柏原町柏原)。 すぐ近くの大手会館では、 文化財としての建物改修とあわせ、 レストランが入居する準備が進められており、 同じく4月オープン予定。
中島大祥堂の店舗は、 10年ほど前まで同市街地の別の場所にあった古民家を再現する。 所有者が処分する予定だったところを、 貴重な資源だと判断したまちづくり会社 「まちづくり柏原」 (荻野吉彦社長) が解体費用をもつかたちで譲り受け、 市内の倉庫で部材を保管していた。
店舗には厨房、 カフェ、 物販ゾーン、 料理教室などが開けるコミュニケーションゾーンを設ける。 提供する和洋菓子はもちろん、陶器、家具なども丹波の地域素材を生かしたものを使用。 里山に根付く技術、 文化も発信する。
同社小売事業部の藤本真一部長は、 「地元、 都市部に向けて発信することで地域活性化に寄与したい。 柏原をスタートに、 例えば都市部にも出店したり、 ピッツァの専門店を開くなど小売事業が展開していければ」 と期待している。
丹波栗や黒豆などを使用した地域に根ざした菓子作りを通して素材の良さに着目した同社が、 発信拠点とする店舗立地を探すなかで同市街地に行き着き、 まちづくり柏原が実施主体となる国の補助事業を活用することにした。
まちづくり柏原が直営するイタリアンレストラン 「オルモ」、 鹿肉専門店 「無鹿」 などと同様の、 古民家を活用した 「中心市街地空地活用テナントミックス事業」。 古民家を建築するところからの事業実施は初めて。 事業費1億4580万円のうち、 3分の2 (9000万円) を国が補助。 残る3分の1 (5580万円) の40% (1800万円) を市が補助する。
まちづくり柏原の荻野社長は、 「大祥堂の店舗と大手会館のレストランが開店すれば、 市街地に回遊性が出てくる。 街並みに、 落ち着いた風情とストーリーをもたせる施策展開も考えていく必要がある」 とし、 「これを機に柏原で出店したいという人が増えれば」 と期待している。
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2015年1月29日13:21
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荒木城跡へ案内板設置 文化遺産生かす ...
細工所自治会 (粟野章治会長、 34戸) は、 同集落の山城 「荒木城跡」 を広く知ってもらおうと、 国道から山の上の同城跡へと続くコース上の14カ所に案内板の設置を計画。 25日には、 同自治会住民約40人が集まって、 山の中のコース10カ所に案内板を立てた。 粟野自治会長は、 「荒木城跡は、 篠山市の戦国時代を物語る重要な遺跡。 この地域の文化遺産を生かして集落の活性化を図るとともに、 住民の皆さんが地域の魅力を再認識し、 ふるさとを誇りに思う気持ちにつなげていけたら」 と話している。
写真・荒木城跡の本丸跡に案内板を設置する住民ら=篠山市細工所で
案内板の大きさは、 縦30㌢、 横80㌢で、 白色のプラスチック板に 「荒木城跡 あと約30分」 などとプリント。 防腐処理を施した高さ1・4㍍、 12㌢角の支柱にボルトで留めている。
住民らは、 スコップやなた、 大きな木槌、 チェーンソーなどを案内板とともに携え、 山の上の荒木城跡を目指した。 自治会役員らが事前に計測して決めておいた案内板設置ポイントに深さ約40㌢の穴を掘り、 支柱を埋設して案内板を立てた。 また、 コース上の倒木や枯れ木などを片付けたり、 急な斜面には階段状に地面を削って足場をつくるなどした。
同日、 午前10時ごろまで濃い霧が発生していたため、 同城跡の本丸跡からは雲海が見られた。 その絶景に住民らはしばし作業の手を休め、 「荒木城も天空の城やで。 竹田城に負けへんほどの眺めや」 などと笑い合っていた。
荒木城跡の標高は約400㍍。 登山口からの高低差は約170㍍あり、 たどりつくには約35分間の登山を要する。 同集落の住民らは、 元日の初日の出を拝みに同城跡に登るのが慣例になっているという。 今後は同城跡からの眺望をさらに良くするため、 本丸跡周囲に生い茂る木々の伐採も計画している。
【荒木城】戦国時代に丹波地方で活躍した荒木氏綱 (うじつな) によって天文年間 (1532―55年) に築かれた山城。 細工所城、 井串城とも呼ばれている。 氏綱は八上城主・波多野秀治の家臣のひとりで、 「荒木鬼」 の異名を持つ猛将として恐れられていた。 織田信長の命による明智光秀の丹波攻めでは、 明智軍を何度も撃退したとされるが、天正5年(1577)に始まった2度目の丹波攻めで激戦の末に落城した。
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2015年1月29日13:20
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災害ごみ処理完了へ 仮置き場も今月中 ...
昨年8月16日の豪雨災害に伴い、 搬出された災害ごみの処理が今月中に終わる見通しとなった。 市島市民グラウンドに仮置きされていた災害ごみの処理もほぼ完了した。 丹波市によると、 災害ごみの発生量は市内全体で約2900㌧ (可燃ごみ約1700㌧、 不燃ごみ約1200㌧) と推計。 全体の92%を占める約2700㌧が市島地域から発生した。
災害発生後の18日から仮置き場となった市島市民グラウンドには、 直接搬入の受け付けを終了した9月7日までに約2500㌧が搬入された。 市島以外の発生量は、 氷上地域約177㌧、 春日地域約60㌧など。
市は民間業者に処理を委託。 災害発生後も通常の計画収集を継続しながら災害ごみの処理にあたり、 一部は市内の施設でも処理した。 処理費用 (人件費など除く) は約1億円。 新年度以降、 再びグラウンドとして使えるように整備を行う。
市生活部は、 「土砂と廃棄物の仮置き場を分けたこと、 大変な時に市民にも協力いただき、 できる限り分別をしたことがスムーズな処理につながった。 グラウンドを仮置き場にすると、 再整備にコストがかかる。 今後の災害に備え、 仮置き場の確保が課題」 としている。
写真・約2500㌧のごみが搬入された市島市民グラウンド(昨年9月・写真上)。搬入された災害ごみが片付き(写真下)、 新年度からグラウンドの再整備が行われる
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2015年1月29日13:11
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丹波市から災害対応を 技術者育成へ講習...
昨年8月の丹波市豪雨災害を機に立ち上がった、 チェーンソーや重機など専門技術を持つ人でつくる災害ボランティア団体 「日本テクニカルボランティア協会」 (端無徹也代表) が、 チェーンソーや重機などを扱えるテクニカルボランティアの育成や、 現場コーディネートできる人材を育てる講習会の企画を行っている。 1月25日には市島町徳尾で初のチェーンソー講習会を開いた。
写真・チェーンソーの操作方法を学ぶ参加者たち=市島町徳尾で
市島町谷上の東皐寺で復旧活動に当たった、 三重県を拠点に活動する災害テクニカルボランティア団体 「熊野レストレーション」 (端無代表) と、 現地でカフェを開いてボランティアに食事を提供した 「レストラン山の駅」 (柏原町柏原) 店長の奥畑和也さん (46) =同町下小倉=らが中心になって、 昨年11月に設立。 「丹波市豪雨災害を忘れないで」 との思いと、 被災山地で復旧作業を進めながら実践的な講習が開けることから同市に事務局を置いている。 事務局長は奥畑さんが務める。
メンバーは防災士や解体業、 建設業などに従事する7人。 東京や長野、 京都などに点在しているため、 災害発生時には現場近くに住むメンバーが、 いち早く被災地入りして復旧活動に当たる。
奥畑さんは 「全国から来たボランティアも、 作業にめどが付けば帰ってしまう。 つながりを生かして、 全国規模で災害に対応できるテクニカルチームを作りたいと考えた。 チェーンソー一本で、 救える命がある」 と話す。
25日の講習会は、 チェーンソーで木を切る技術はあっても、 災害現場での活動経験がないという人のために、 山崩れが発生した市島町徳尾の山で開いた。 25人がチェーンソーの基本的な操作方法や、 災害現場で必要な技術を学んだ。
今後も重機の講習会を市内で予定しているほか、 同協会の活動を知った市外の団体から講習会開催の依頼が届いているという。 端無代表は 「技術が未熟なまま災害現場に入るのは危険。 安心・安全な作業ができる人材を育てたい」 と話している。
同協会事務局 (http://www.jtva.jp、 090・5907・9410)。
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2015年1月29日13:10
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天満宮 (丹波市春日町朝日)
175号線を春日町黒井に向けて車を走らせる途中の左脇にこの神社はある。 特に目立たない神社だが、 境内に入ってみると、 昔の面影が彷彿として現れてくるようだ。 入り口右側に鐘楼がある。 その右奥には、 明治時代になるまでには、 お寺の庫裏があったものと思われる。 神仏習合の名残だ。 奥に進む。 向背になかなか立派な竜の彫り物が目に入る。 色彩も鮮やかである。 その竜の裏面には、 当柏原町の彫り物師、 中井権次橘正胤の銘板が張り付けられている。 近くの舟城神社の次に正胤が彫刻を施した最晩年のものらしい。
木鼻の左右には、 定番の唐獅子と獏がしつらえられている。 特に、 別の梁の上には、 飛龍の垢抜けした彫り物も見える。 彼の技量の高さを示すものだ。 脇障子には、 向かって左側には樹下に佇む仙人の姿、 右側の脇障子には、 この地でもよく出没していたであろう猪の親子の様子がユーモラスに描かれている。
元高校教諭 岸名経夫
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2015年1月29日13:09
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文保寺 (篠山市味間南)
創建は大化年間 (645年頃)、 法道仙人による古刹。 その後、 文保年間 (1317年頃) に文保寺と改められ、 天正年間に再建された。 市内でも最も古い寺院の一つである。
最盛期には21の宿坊があったが、 現在は塔頭寺院として、 3坊が残っている。 狭い道を登り、 石段を上った所が拝殿、 本殿である。 涼気あふれる寺域である。
すぐ目に入ったのは、 正面の拝殿の扉に多数の彫刻があることだ。 全部で12枚を数える。 よく見ると中国の神仙説話をもとにしての彫り物がされている。 こういうスタイルはほかには見たことがない。 牛を連れた仙人、 馬に乗ったり、 樹林の下で黙想する仙人、 唐獅子牡丹、 そして定番の竜等々。 向背には6代目正貞の宝珠を真ん中に抱えた立体感溢れる竜、 その上には獅子噛が唐獅子を従えて睨んでいる。 躍動感あふれる彫刻である。 何よりも、 保存状態が良い。
元高校教諭 岸名経夫